Cisco MGX 8850 マルチサービス スイッチ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
キャビネットの設置とカードの取り付 け
キャビネットの設置とカードの取り付け
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

キャビネットの設置とカードの取り付け

ラック設置手順の概要

設置の準備

レイアウト計画

ラックの構成

モジュールの取り付け順序

MGX 8850 モジュールの取り付け

設置作業用ツール

キャビネット モジュール用の取り付けレール

シスコ製ラックの設置

開放型ラックの設置

フォークリフトによる MGX 8850 の設置(推奨)

フォークリフトを使用しない場合の MGX 8850 の設置(オプション)

フロント カードの取り外し

バック カードの取り外し

220 VAC 電源装置の取り外し

キャビネットの取り付け

フロント カードとバック カードの再取り付け

電源の接続

220 VAC 電源装置の取り付け(必要な場合)

MGX8250 への 220 VAC 電源の接続

MGX8250 への DC 電源の接続

電源投入状態でのプライマリまたは冗長 DC PEM の交換

電源投入状態での PEM の取り付け

110 VAC 電源装置の MGX 8850

110 VAC ノードへのカードの取り付けと取り外し

110 VAC 電源装置の取り外し

110 VAC 電源装置の再取り付け

110 VAC ノードでのファン電源ケーブルの取り付け

DC 電源の低背型 MGX 8850 システム

設定に関する制限

MGX 8850 低背型 DC システムへのカードの取り付けと取り外し

ケーブル管理パネルの設置

データ ケーブルの経路

システム電源ケーブルの取り付け

電源ケーブルの説明

システム電源ケーブルの取り付け手順

ファン電源ケーブルの取り付け

ファン ケーブルの説明

ファン ケーブルの取り付け手順

MGX 8850 の初期起動

シングルハイトからダブルハイトへのスロット変換

キャビネットの設置とカードの取り付け

この章では MGX 8850 用のハードウェアの取り付け方法を説明します。取り付けを問題なく完了するには、後述の手順に従ってください。

設置の準備

設置する前に、次の MGX 8850 の設置と配置に関する一般的な情報について確認してください。

「レイアウト計画」

「ラックの構成」

「モジュールの取り付け順序」

「MGX 8850 モジュールの取り付け」

「設置作業用ツール」

「キャビネット モジュール用の取り付けレール」

レイアウト計画

ネットワーク全体およびそれぞれのカードについてレイアウト計画を作成する必要があります。レイアウト計画はラックや装置の配置や特別な実装の指示など、現場の詳しい調査に基づいて作成します。次に示す調査を行います。

キャビネットの設置予定場所の床番号と配置番号

キャビネット レイアウト:設置する機器に関する情報

シスコ製キャビネットのレイアウト:シスコ製キャビネット内に格納する機器に関する情報

シャーシのカード レイアウト:個々のカードの配置に関する情報

この章の最初の項では、スイッチを設置する前に作成しておく必要がある計画の概要も説明しています。

このスイッチの物理的特性と電気的特性については、 付録A「システム仕様」 にあるリストを参照してください。

各機器の設置の詳細については、それぞれの機器に付属のマニュアルを参照してください。

ラックの構成

MGX 8850 ラックの構成には次の制約があります。

1 つのラックには、最高 2 台の MGX 8850 ノードを設置できます。

ラック内に BPX 8600 シリーズ スイッチが含まれる場合、BPX 8600 スイッチはラックの 1 番下に配置する必要があります。

取り付け順序は、最下部に BPX 8600 、次に 7204 タグ スイッチ コントローラ(設置する場合)、最上部に MGX 8850 という順序にすることをお勧めします。

交換が容易にできるように、各製品間には 1.5cm 以上の隙間ができるようにします。

BPX 8650 と MGX 8850 用の背面支持ブラケットを必ず取り付けてください。

モジュールの取り付け順序

モジュールは特定の順番で設置する必要があります。次に記載する順番に従って、下から上にモジュールを取り付けてください(図 4-1参照)。

1. オプションの AC 電源アセンブリ

2. 空気取り入れモジュール

3. 下部スペーサ ユニット、またはオプションの下部ファン トレイ

4. カード ケージ

5. 上部(必ず取り付けが必要です)冷却ユニット ファン トレイ

6. 排気モジュール

7. オプションとして 23 インチ ラック用スペーサ

図 4-1 220VAC MGX 8850 のコンポーネントの配置

 

MGX 8850 モジュールの取り付け

MGX 8850 モジュールを取り付ける際は、次の事項に従ってください。

プロセッサ スイッチング モジュール(PXM)は注意して取り扱い、ハード ドライブの調整が狂わないようにしてください。

AC 電源のノードをミッドマウントでラックに取り付けるときは、AC 電源装置を取り外してください。

カード ケージは空の場合でも、必ず二人以上で取り付ける必要があります。設置にはフォークリフトを使用することをお勧めします。

各モジュールをラックに配置する際、その下にあるモジュールの表面上で引きずらないようにします。モジュールは、ラックの奥まで完全に入り、その下のモジュールの真上にきたところで、下げて静止させてください。

すべてのモジュールの上下の間隔は、0.119 Cm~0.196 Cm すなわち 0.47 インチ~0.77 インチ(約1/16 インチ)の範囲にする必要があります。この間隔を空けることで、必要な場合に 1 つのモジュールを簡単に取り外すことができます。この間隔は、排気モジュールの下には必要ありません。

二人で取り付ける場合は、最初の 2 本のネジを締めている間にモジュールを少し動かして、上記の間隔を空けることができます。一人で取り付ける場合は、 表面がなめらかな 物をモジュール間に挟んでネジを締めれば、上記の間隔を空けることができます。モジュールのネジが 4 本または 8 本のときは、二人で底の 2 本のネジを締めます。

キャビネット モジュールにネジが 2 本以上必要な場合は、底の 2 本のネジを先に締めます。

ミッドマウントで取り付けるとき、周囲に手が入りにくい場合は、タッピン ネジを使用して、取り付け穴に事前にネジを切ります。ネジ切りした穴を使用することで、ネジの挿入がかなり楽になります。


注意 非脱落型ネジには、電動ドライバを使用しないでください。


注意 ラックはしっかりと支えておく必要があります。装置は荷重が均等にかかるようにし、危険な状態が生じないようにしてください。


注意 ラックは、ノードに出入りする空気の流れを妨げない位置に置く必要があります。


警告 カードを取り扱う前に静電気防止用リスト ストラップを着用して、身体をカード ケージに接地してください。


設置作業用ツール

設置作業に使用する工具は次のとおりです。

VT100 エミュレータ機能付き PC、10BaseT インターフェイス、FTP サーバ、TFTP クライアント、Svlite アプリケーションと lanbtld アプリケーション

コンソール ポート ケーブル DB9-RJ45/DB25

フォークリフト(使用できる場合)。「フォークリフトによる MGX 8850 の設置(推奨)」を参照してください。

スペーサ 2 枚。スペーサは、厚さ~0.15 Cm、~5.08 Cm ×~76.2 Cm(~0.60 インチ(1/16 インチ)、~2 インチ×~30 インチ)の大きさで、HDPE、アルミニウムまたはボール紙製のもの

イーサネット トランシーバおよび 10BaseT イーサネット ケーブル

1 番のプラス ドライバと 6 mm のマイナス ドライバを含む「標準ツールキット」

ケーブル結束、ケーブル ラベラー、およびケーブル ラベル ホルダ(キーフォブ型)

ディジタル電圧計

BPXスイッチ ソフトウェア9112b.imgおよび関連ファイル

BCC4V ブートコード H.C.M

IOS イメージrpm-js-mz.120-2.5.T

部品保管用のファスナー付きビニール バッグ

キャビネット モジュール用の取り付けレール

左右の取り付けレール間の最小間隔は、45.08 Cm(17.75 インチ)です。キャビネット モジュール(カード ケージ、ファン トレイなど)の幅は 45.03 Cm(17.73インチ)です。

標準の19 インチ ラック(幅 48.25 Cm)に十分なスペースがない場合には、23 インチ ラックが必要となります。

各モジュールには、19 インチ ラックで前面取り付け金具の役割を果たすフランジがあります。23 インチ ラック用には特殊ブラケットが用意されています。19 インチ ラックの例を図 4-2に示します。

前面のフランジを使用してキャビネット モジュールを取り付けレールに取り付けます(図 4-2参照)。

ノードの中間部分でブラケットをモジュールに取り付けてから、このモジュールをレールに取り付けます。

23 インチ ラックに対しては特殊拡張ブラケットを使用します。

図 4-2 DC 電源タイプの MGX 8850 を 19 インチ ラックに取り付けた場合

 

取り付けレールの位置は、設置場所に合わせて正面、中間、側面に変えることができます(図 4-3)。

図 4-3 取り付けレールの間隔

 

シスコ製ラックの設置

シスコ製ラックにあらかじめ格納されている MGX 8850 を設置する前に、「レイアウト計画」を読んでください。次に「電源の接続」に進みます。


注意 シスコ提供のキャビネットを動かす場合は、側面を押さないでください。前面または背面の端を持つようにしてください。

開放型ラックの設置

開放型ラックに MGX 8850 を設置する場合、フォークリフトを使用することをお勧めします。

フォークリフトが使用できない場合は、シャーシを持ち上げてラックに取り付けることができるように、カードと電源装置をシャーシから取り外しておく必要があります。ただし、この方法はバックプレーン ピンが曲がったり、損傷したりする危険性があるため、お勧めしません。

次の項で、開放型ラックにスイッチを取り付ける手順を示します。

「設置の準備」
設置計画を検討して確認します。

「フォークリフトによる MGX 8850 の設置(推奨)」
フォークリフトを使用して、シャーシをラックに取り付けます。カードまたは電源装置を取り外す必要はありません。

「フォークリフトを使用しない場合の MGX 8850 の設置(オプション)」
フォークリフトが使用できない場合は、シャーシを持ち上げてラックに取り付けることができるように、カードと電源装置をシャーシから取り外しておく必要があります。シャーシを設置した後で、カードと電源装置を再度取り付けます。

「電源の接続」
内部ファン、システム ケーブル、外部電源およびケーブル管理パネルを接続します。


警告 カードと電源装置の取り外しおよび再取り付け時には、バックプレーンのピンの曲がりや損傷が生じる危険性があります。カードを取り外して再度取り付ける場合は、十分注意してください。開放型ラックへの取り付けには、フォークリフトを使用することをお勧めします。


フォークリフトによる MGX 8850 の設置(推奨)

MGX 8850 装置は重いため、ラックにシャーシを設置するには、フォークリフトを使用する必要があります。ここでは、フォークリフトの使用を前提に説明します。

フォークリフトを使用すると、カードと電源装置を取り外す必要がないため、設置の手順が非常に簡単になります。

136Kg(300ポンド)の取り扱いが可能なフォークリフトを使用します。

T & S Hefti-Lift、Model HYD-5 のリフトなどが使用できます。仕様については、http://www.tseq.com/products/ergosol/hefti-lift.htm を参照してください。

プラットフォームの最小面積は、幅 445 Cm(175 インチ)×奥行き 61 Cm(24 インチ)です。


ステップ 1 リフトを使って、シャーシを適切な高さまで持ち上げます。

ステップ 2 スペーサを 2 枚挿入します。1 枚はその下にあるシャーシの左端、もう1 枚は右端に挿入します。スペーサは、厚さ~0.15 Cm、~5.08 Cm×~76.2 Cm(~0.60 インチ(1/16 インチ)、~2 インチ×~30 インチ)の大きさで、HDPE、アルミニウムまたはボール紙製のものを使用します。

ステップ 3 MGX 8850 をスペーサ上で滑らせながら、シャーシを開放型ラックに取り付けます。

ステップ 4 ノードに 23 インチ ラック用のブラケットが必要である場合は、そのブラケットをキャビネット モジュールに取り付けます。

ステップ 5 必須コンポーネントであるファン トレイ(1 RU、図 4-4)を設置します。「This Side Up」というラベルの向きを確認してください。


) ファン トレイを所定の位置まで動かすとき、ファン トレイの後部の底部が、その下にあるカード ケージの上面の後部を完全に通り越していることを確認してください。


図 4-4 ファン トレイ

 

ステップ 6 排気モジュール(2 RU)を設置します。


 

フォークリフトを使用しない場合の MGX 8850 の設置(オプション)

MGX 8850 のシャーシは、モジュールが取り付けられた状態では重くて持ち上げられないため、スイッチをラックに設置するにはフォークリフトが必要になります。

フォークリフトが使用できない場合は、シャーシを設置する前に、カードと電源をシャーシから取り外しておく必要があります。

ここでは、カードを取り外してシャーシをラックに設置し、カードを再度取り付ける手順を示します。


警告 カードと電源装置の取り外しおよび再取り付け時には、バックプレーンのピンの曲がりや損傷が生じる危険性があります。カードと電源装置の配置および取り付けは、注意してください。ピンの曲がりや損傷の危険性を回避し、設置を簡単にするために、開放型ラックへの取り付けにはリフトを使用することをお勧めします。


フォークリフトを使用しないで、MGX 8850 を設置するには、次の手順に従います。

「フロント カードの取り外し」

「バック カードの取り外し」

「220 VAC 電源装置の取り外し」

「キャビネットの取り付け」
詳細は「モジュールの取り付け順序」を参照してください。

「フロント カードとバック カードの再取り付け」

フロント カードの取り外し

シングルハイト フロント カードにはすべて、バックプレーンに接続したときに固定するラッチが 1 つあります。

ダブルハイト カードは最上部と最下部にそれぞれラッチがあります(図 4-5参照)。

図 4-5 フロント カードの挿入/引き抜きラッチ

 

フロント カードの取り外し手順は次のとおりです。


ステップ 1 小型マイナス ドライバの先を挿入/引き抜きレバーのスロットに差し込み、ラッチが開くまで押します。ダブルハイト カードの場合には、この動作を最下部ラッチでも繰り返します。

ステップ 2 レバーを上げて、カードをコネクタから外します。

ステップ 3 カードを静かにカード ケージから引き抜きます。


 

バック カードの取り外し

各バック カード、回線モジュール、ポート アダプタは、その前面プレートの最上部と最下部にある 1 本のネジでバックプレーン コネクタに固定されています。バック カードの取り外し手順は次のとおりです。


ステップ 1 マイナス ドライバを使用して、前面プレートの止めネジ 2 本を緩めます。

ステップ 2 両方の引き抜きレバーを同時に手前に引き出して、カードをバックプレーンから引き抜きます。

ステップ 3 カードをゆっくりカード ケージから抜き取り、安全な場所に保管しておきます。


 

220 VAC 電源装置の取り外し

220 V 電源を取り外す際は、次の事項に従ってください。

220 VAC 電源装置を取り外すと、AC 電源トレイの設置が非常に簡単になります。

ミッドマウント取り付けの場合は、電源装置を取り外す必要があります。詳細は、「キャビネットの取り付け」を参照してください。

各電源装置を取り外す前に、その位置を記録しておいてください。

220 V 電源を取り外す手順は次のとおりです。


ステップ 1 空気取り入れグリルを取り外します。マイナス ドライバを一番上のアクセス ホールに挿入し、ネジを回転させてスプリング ラッチを外します。図 4-6の「リリース」を参照してください。

図 4-6 220 VAC 電源装置の取り外し

 

ステップ 2 空気取り入れグリルを手前に約 45 度傾け、持ち上げて外し、脇によけておきます。これによって、電源装置の止め金具の役割を果たしているちょうつがい式ドアが見えるようになります。

ステップ 3 マイナス ドライバを使用して、このドアの中央にある非脱落型保持ネジを外します。ドアを下に倒します。

ステップ 4 取り外す電源装置の前面底部にある非脱落型ネジをゆるめます(図 4-7参照)。

ステップ 5 ハンドルをつかんで、電源装置を取り出します。


 

図 4-7 AC 電源装置

 

キャビネットの取り付け

カードと電源装置を取り外したら、キャビネットを開放型ラックに設置できます。

ラックの構成 」と「 モジュールの取り付け順序 」のガイドラインを参考にして、各コンポーネントの配置を決定します。

ここでは、コンポーネントの種類別に示された手順に従ってください。


ステップ 1 必要であれば、23 インチ ラック用のブラケットをキャビネット モジュールに取り付けます。

ステップ 2 AC 電源モデル
オプションの AC 電源トレイの取り付け高さは、3 ラックマウント単位(13.24 Cm、5.25 インチ)です。図 4-8 を参照してください。

ミッドマウント取り付けの場合は、各取り付けネジを電源トレイの内部から挿入して、ナットがトレイの外側になるようにします。こうしておかないと、電源装置を最初または最後の電源装置挿入部に設置できなくなります。

図 4-8 オプションの 220 VAC 電源トレイ

 

電源装置トレイの前面を前面ネジで固定している間、トレイに隣接する前面フランジを少し外側にずらすように保ち、ちょうつがい式ドアが自由に開閉できるようにします。図 4-8の「前面フランジ」を参照してください。フランジの直角の端とちょうつがい式ドアの端の隙間を、親指の爪の幅程度にします。

ステップ 3 DC 電源モデル
DC 電源システムでは、空気取り入れモジュールの背面に DC 電源入力モジュール(PEM)を装着します。DC-PEM を 1 つだけ設置する場合には、右側に設置してください(図 4-9および図 4-10を参照)。

図 4-9 DC-PEM

 

図 4-10 空気取り入れモジュールの背面に設置された DC-PEM

 

図 4-11 空気取り入れモジュール

 

ステップ 4 空気取り入れモジュール(3 RU)を設置します(図 4-11を参照)。

ステップ 5 オプションのブースタ ファン トレイを使用する場合はファン トレイを取り付け、使用しない場合はスペーサ ユニット(1 RU)を取り付けます。図 4-4を参照してください。ファン トレイを取り付ける場合には、Air Flow Direction というラベルを確認してください。

ステップ 6 カード ケージ(10 RU)を取り付けます。カード ケージを所定の位置まで動かすとき、カード ケージの底面の後部が、その下にあるスペーサ ユニットまたはファン トレイの上面の後部を完全に通り越していることを確認してください。

ステップ 7 必須コンポーネントであるファン トレイを取り付けます(1 RU)。図 4-4を参照してください。Air Flow Direction というラベルを確認してください。ファン トレイを定位置に移動させるときは、後部の底がその下のカード ケージの後部上端を完全に通り越していることを確認してください。

図 4-12 ファン トレイ

 

ステップ 8 排気モジュール(2 RU)を設置します。

ケーブル管理パネルを設置する場合は、次の「ケーブル管理パネルの設置」に進み、その後で「 電源投入状態でのプライマリまたは冗長 DC PEM の交換 」に記載されている作業を行ってください。


 

フロント カードとバック カードの再取り付け

ここでは、フロント カードとバック カードの取り付け方法を説明します。サービス モジュールは、予約済みスロットである 7、8、15、16、23、24、31、32 以外であればどのスロットにも装着できます。PXM とオプションの SRM コア カード は、予約済みスロットに装着します。さらに、上段のスロット 9 と 10 および下段のスロット 25 と 26 には、バルク分散機能用の特殊バスがありません。このため、スイッチが 1 つまたはそれ以上のルート プロセッサ モジュール(RPM/B)を含む場合は、最初の 2 台の RPM/B をスロット 9 とスロット 10 に取り付けることをお勧めします。


注意 静電気によってカードが損傷しないように、リスト ストラップを着用します。スイッチの適切な金属部分にリスト ストラップを接続してから、カードに触れてください。


注意 PXM1 フロント カードは、付属ディスク ドライブの調整が狂わないように慎重に取り扱ってください。PXM1 を落としたり、ぶつけたりしないでください。


注意 常にカードを正しいスロットに挿入することが重要です。特に、バック カードでは、電気的な損傷の危険性があります。サービス モジュールのバック カードを PXM1 のバック カード スロット(7、8、23 または 24)に装着すると、カードとバックプレーンが損傷を受ける可能性があります。

サービス モジュール用のバック カードを間違って PXM1 のスロット7、8、23、または 24 に挿入して、その後でスイッチ動作に異常が見られた場合は、バックプレーンとバック カードのピンに曲がりや損傷がないかどうか確認してください。

フロント カードの再取り付け

各カードのスロット位置を確認してから、カードの取り付けを始めてください。

フロント カードの再取り付け手順は次のとおりです。


ステップ 1 ケージの最上部と最下部で、該当するスロットの上に、背面カード ガイドを置きます。

ステップ 2 ゆっくりと滑らせながら、カードをスロットの奥まで入れます。

ステップ 3 挿入/抜き出しレバーを押して、垂直位置に入るようにします。


 


) カードの出し入れのときは、隣接するボードの EMI ガスケットとわずかに摩擦するだけで、スムーズにスライドするはずです。引っ掛かる場合は、よく確認してください。無理に力を入れないでください。


バック カードの再取り付け

装着を始める前に、各カードのスロットの位置を確認してください


注意 スイッチを使用する前に、PXM1 のドーター カードの種類が、アップリンク カードの種類に対応していることを確認してください。電源が入っている場合に、カードの種類が異なっていると重大な損傷が生じることがあります。

バック カードの取りつけ手順は次のとおりです。


ステップ 1 2 つの引き抜きレバーが、いずれも「in」の位置にあることを確認します。カードを動かすと、レバーはバック カードの垂直端と同じ面にきます。

ステップ 2 ゆっくりと滑らせながら、カードをスロットの奥まで入れます。

ステップ 3 カードをコネクタに押し込みます。

ステップ 4 カード前面プレートの非脱落型ネジ 2 本を、カードを固定するように締めます。締めすぎないように注意してください。


 

電源の接続

ここでは次の項目を説明します。

「220 VAC 電源装置の取り付け(必要な場合)」

「MGX8250 への 220 VAC 電源の接続」

「MGX8250 への DC 電源の接続」

220 VAC 電源装置の取り付け(必要な場合)

AC 電源モジュールを取り外さずに AC 電源トレイを取り付けた場合は、次の項「 MGX8250 への 220 VAC 電源の接続 」に進んでください。取り外した電源モジュールを再装着する手順は次のとおりです。


ステップ 1 各電源装置をトレイの中に押し込みます。トレイのスロットのほぼ奥まで到達すると、軽い抵抗が感じられます。電源装置をさらに少し押し込んで、最終位置に達し、コネクタが完全にはまるようにします。

ステップ 2 各電源装置の前面下部にある非脱落型ネジを締めて、電源装置をトレイに固定します。電源装置を取り付けないスロットに対しては、トレイ上のちょうつがい式ドアに、取り外し可能なブランク パネルを取り付けます。

ステップ 3 ちょうつがい式ドアを閉じて、ドアの上部中央でネジを使用して固定します。


 

MGX8250 への 220 VAC 電源の接続

AC 電源トレイを取り付ける前に AC 電源装置を取り外してある場合は、スイッチの納品時と同じ位置に取り付け直してください。必要に応じて「サービス モジュールの冗長化」の手順を実行してください。スイッチの AC 電源レセプタクルはクランプ付き IEC タイプです。


) AC 電圧範囲は、200~240 VAC です。


AC 電源コードの接続手順は次のとおりです。


ステップ 1 レセプタクルの周囲のケーブル クランプを緩めます。緩めないと、プラグが正しく合わない可能性があります。

ステップ 2 プラグをしっかりとはめ込みます。その際、片手でシャーシを持ち、もう一方の手でプラグを押し込みます。

ステップ 3 クランプを締めます。


 

弊社代理店より、次の種類の AC コンセント プラグの AC 電源コードを入手することができます。

20 A NEMA L620 3P プラグ(米国)

13A 250 VAC BS1363、3 芯ヒューズ付きプラグ(UK、アイルランド)

CEE 7/7(欧州)

AS3112(オーストラリア、ニュージーランド)

CEI23-16/VII(イタリア)

MGX8250 への DC 電源の接続

このスイッチには 6 AWG(10平方mm)銅線を使用します。DC 電源コードの長さ、ワイヤ ゲージ、および接地の詳細については、 第3章「設置場所の準備」 を参照してください。

各プライマリおよび冗長の DC 電源は、スイッチに 1 つまたは 2 つある DC PEM に接続します。各電源は、必ず専用の分岐回路から接続する必要があります。AS/NZ 3260およびEN60950のSELV(safety extra low voltage)要件に準拠する給電部に限り、DC 電源スイッチに接続してください。DC 電源モデル用のワイヤは、お客様によって用意していただく必要があります。ワイヤは、単線またはより線の銅線を使用した 3 導体ケーブル、絶縁体の温度定格が 60℃ のものを使用してください。

DC PEM の端子ブロックに使用する推奨の端子ラグは、Panduit LCAS6-10-L です。

現地の法律により、設置時の保護コンジットの使用が義務づけられていない場合は、図 4-13 下部のプラスチック カバーで十分です。このカバーは、2 本のプラス ネジで PEM に固定します。

DC 電源ケーブルを PEM に接続するときは、図 4-13図 4-14 を参考にしてください。

DC 電源ケーブルの取り付け手順は次のとおりです。


ステップ 1 ワイヤを適当な長さに切ります。

ステップ 2 絶縁被覆を 6 mm(0.25インチ)剥がします。

ステップ 3 スイッチと電源装置の電源を両方ともオフにし、それぞれのワイヤを 10~32 番ラグに取り付けます(図 4-13 を参照)。


 

図 4-13 DC-PEM

 

図 4-14 DC-PEM 上の DC 配線ラグの配置

 

電源投入状態でのプライマリまたは冗長 DC PEM の交換

必要であれば、電源がオンのままで、プライマリまたは冗長の PEM を交換することができます。交換中にシステムの回路ブレーカーを遮断させないためには、この項で説明する順序に従ってシステム電源ケーブルの取り外しおよび接続を行ってください。


注意 電源投入状態で PEM の挿入または引き出しを行うときには、バックプレーン側のケーブル コネクタを抜いてください。

PEMでケーブルを最初に外した場合は、システム電源ケーブルにはまだ電圧がかかっています。この電圧がかかっている部分が、不注意によってシャーシの表面またはシャーシの金属部分に接触する場合があります。接触した場合には -48 VDC がシャーシとショートし、アクティブな PEM 上の回路ブレーカーが動作します。

システムの電源がオンの状態で PEM を取り外す手順は次のとおりです。


ステップ 1 交換する PEM の回路ブレーカー だけ をオフにします。

ステップ 2 DC 給電部(配電ボックスなど)で分岐回路をオフにします。

ステップ 3 PEM の配線ブロックで DC 電源からの 3 本のワイヤを取り外します。

ステップ 4 交換するPEMのケーブルのバックプレーン側の位置を確認します。

ステップ 5 ケーブルのバックプレーン側で、ケーブル ブラケットの非脱落型ネジをゆるめます。

ステップ 6 ケーブル ブラケットを約 2.5 Cm(1 インチ)引き出して、ケーブルを外します。

ステップ 7 PEMに接続されているケーブル端で、ジャック ネジを緩めて PEM から電源ケーブルを外します。

ステップ 8 PEM を取り外します。


 

電源投入状態での PEM の取り付け

システムの電源がオンの状態で PEM を取り付ける手順は次のとおりです。


ステップ 1 回路ブレーカーがオフの位置にあることを確認します。

ステップ 2 PEM を挿入し、非脱落型ネジで固定します。

ステップ 3 まずPEMにシステム電源ケーブルを接続します。

システム電源ケーブルのバックプレーン側をバックプレーンに接続する作業は、注意深く行ってください。システム電源ケーブルの周囲がケーブル配線で混み合っている場合は特に注意が必要です。

ステップ 4 ケーブル ブラケットの非脱落型ネジを持ち、ゆっくりとブラケットをまっすぐ押し込んでください。さらに、

バックプレーンのピンおよびケーブル ピンをそろえるために、ケーブル コネクタを上下左右に少し移動させ、コネクタをそろえて噛み合わせます。

挿入時には、ブラケットをできるだけ水平に保ってください。

コネクタのシェル(囲い)がキャビネットの穴に抵抗なく挿入でき、シェルの外側の非脱落型ネジがキャビネットの表面と平らになった場合、コネクタが完全に挿入されたことになります。

ステップ 5 コネクタのネジを締めます。

ステップ 6 3 本の DC 電源ワイヤを PEM の配線ブロックに取り付けます。

ステップ 7 分岐回路の起点の DC 電源をオンにします。

ステップ 8 PEM の回路ブレーカーをオンにします。


 

110 VAC 電源装置の MGX 8850

図 4-15図 4-15に単一または冗長の 110 VAC 電源装置を使用した MGX 8850 を示します。この例では、オプションのドアが付いています。

電源装置の電圧は、100 VAC~130 VAC の範囲です。

110 Vの電源装置では、電源装置モジュールあたり最大1200 Wの出力が可能です。ただし、電源コードの安全規格上、出力は 1000 W に制限されています。

110 VAC を使用する低背型 MGX 8850 には、空気取り入れモジュールと電源装置トレイの組み合わせが備えられています。


) このシステムには、リリース1.1 以前のカードしか使用できません。将来リリースされるカードは、このシステムではサポートされません。


図 4-15 110 VAC 電源装置の MGX 8850

 

110 VAC ノードへのカードの取り付けと取り外し

MGX 8850 低背型 AC システムへのカードの取り付けと取り外しについては、「フォークリフトを使用しない場合の MGX 8850 の設置(オプション)」を参照してください。


) AC 電源を使用する低背型MGX 8850 用のカード ケージは、標準の MGX 8850 のカード ケージと同一です。


110 VAC 電源装置の取り外し

110 VAC 電源装置には、ユニットの背面からアクセスします。このノードでは、前面グリルを取り外すことはできません。

110 VAC 電源を取り外すには、次の手順を行います。


ステップ 1 電源装置の電源スイッチをオフにします。

ステップ 2 AC 入力電源ケーブルを電源装置から抜きます。

ステップ 3 DC 電源ケーブルを電源装置側で抜きます図 4-16。マザーボードに接続されている側を残します。

ステップ 4 プラス ドライバを使用して、ユニットの背面のネジを外します(図 4-16図 4-16図 4-16

ステップ 5 電源装置を静かにケースから後ろ側に引き出します。


 

図 4-16 110 VAC 電源装置の取り外し

 

110 VAC 電源装置の再取り付け

110 VAC 電源を交換するには、次の手順を行います。


ステップ 1 電源装置を空の設置位置に滑りこませ、プラス ドライバを使用して固定します(図 4-16図 4-16図 4-16

ステップ 2 DC 電源ケーブルを電源装置に接続します。コネクタを必ずしっかりと挿し込んでください。

ステップ 3 プラス ドライバを使用して、2 つのコネクタ ネジでケーブル コネクタを固定します。

ステップ 4 AC 電源ケーブルを電源装置に接続します。

ステップ 5 電源装置の電源スイッチを「オン」にします。


 

110 VAC ノードでのファン電源ケーブルの取り付け

システムの設置が完了した後、ファン電源ケーブルをマザーボードとファン トレイのファン電源コネクタに接続します。電源ケーブルの経路は、図 4-17図 4-17図 4-17に示すとおりです。

図 4-17 ファン電源ケーブルの取り付け

 

DC 電源の低背型 MGX 8850 システム

図 4-18図 4-18に、DC 電源の低背型 MGX 8850 システムを示します。図 4-19ここでは次の内容を説明します。

システムのマザーボードと PEM 間の接続

ファン電源ケーブルの経路

標準の 7 フィートのラックには、このユニットが 3 つまで設置可能です。低背型システムの高さは、15 RU です。

設定に関する制限

低背型 MGX 8850 で使用できるファン トレイは 1 つだけのため、使用できるカードの数とタイプが限定されます。全体の消費電力は最大 1000 W です。

システム内の各種カードの消費電力については、 表 A-2 を参照してください。

システムのソフトウェアによってシステム カードとファン トレイの構成が認識され、温度制限を超えた場合はエラー メッセージが表示されます。

MGX 8850 低背型システムは、リリース 1.1以前のカードをサポートしていますが、将来のリリースのカードはサポートしません。

図 4-18 MGX 8850 低背型 DC システム(正面図)

 

MGX 8850 低背型 DC システムへのカードの取り付けと取り外し

MGX 8850 低背型 DC システム用カード ケージへのカードの取り付けおよび取り外しの手順は、「フォークリフトを使用しない場合の MGX 8850 の設置(オプション)」の手順と同一です。カードの取り付けと取り外しについては、次の項を参照してください。

ファン電源ケーブルの接続は、図 4-19「電源投入状態でのプライマリまたは冗長 DC PEM の交換」の説明に従って行ってください。

マザーボードおよび PEM への DC 電源ケーブルの取り付けは、「MGX8250 への DC 電源の接続」の説明に従って行ってください。

図 4-19 MGX 8850 低背型 DC システムの電源接続

 

ケーブル管理パネルの設置

ケーブル管理パネルは次の部品で構成されています。

同一のケーブル管理パネル 2 個

左右の取り付け金具

ネジ

ケーブル管理システムを図 4-20に示します。

次の手順に従ってブラケットを取り付けてください。


ステップ 1 ブラケットを片手で持ち、下のフランジがカード ケージ壁の内側に収まるような位置に置きます。
ブラケットのネジ穴がカード ケージのネジ穴に合っていることを確認してください。

ステップ 2 ネジを締めます。

ステップ 3 添付されている 10-32 サイズのネジを使用して、ケーブル管理パネルを取り付けます。
上部ケーブル管理パネルはケーブル通路が上になるように、下部ケーブル管理パネルはケーブル通路が下になるように取り付けます(図 4-20)。


 


光ファイバ ケーブルと銅ケーブルは、ケーブル管理パネル上で違う通路に通します。銅ケーブルはケーブル通路を使用しますが、光ファイバ ケーブルは板金部分の上を通します。


図 4-20 キャビネット背面のケーブル管理パネル

 

データ ケーブルの経路

バック カードから出た銅線のデータ ケーブルは、ケーブル管理パネルに対して上向きまたは下向きに延ばします。それから、通路を通してラックの左側または右側に延ばします。光ファイバ ケーブルは、板金部分の上を通します。その後、関連の機器(たとえば CPE)に向かいます。図 4-21は上側のケーブル管理パネルだけを示しています。

図 4-21 データ ケーブルの配線(上部ケーブル管理パネル)

 

システム電源ケーブルの取り付け

ここでは、システム電源ケーブルの取り付け方法について説明します。

電源ケーブルの説明

システム電源ケーブル(図 4-22)は、DC PEM または AC-DC 電源モジュールからバックプレーンに給電します。AC および DC のどちらの電源システムでも、使用するケーブルは同じです。

金属フレームが付いている方の D コネクタをバックプレーンのアクセス ホールのうち大きい方に差し込みます。

もう一方の端は、電源装置に接続します。こちらには、コネクタが外れたときに DC 電源装置がショートしないよう、保護用コネクタ カバーがついています。

PEM にケーブルを挿し込むときは、ケーブル側のコネクタ カバーを押して、D コネクタからカバーを持ち上げてください。

左から 1 番目と 3 番目のアクセス ホールがシステム電源用です。

AC 電源システムについては図 4-23を、DC 電源システムについては図 4-24を参照してください。

AC 電源システムと DC 電源システムには共に、フレームのないコネクタに合う D コネクタが備えられています。電源ケーブルをバックプレーンのどちらのシステム電源コネクタに接続する場合にも、特別な条件はありません。

図 4-22 システム電源ケーブルのアセンブリ

 

システム電源ケーブルの取り付け手順

システム電源ケーブルの取り付け手順は次のとおりです。


ステップ 1 D コネクタのピン数の少ない列の側を下にして、両手を使用して、大きい方のコネクタをカード ケージの底部のアクセス ホールに滑らせながら入れます。

ステップ 2 バックプレーンに向けてまっすぐにコネクタを動かすと、2 番目の内部ガイドを通るように導くことができます。

D コネクタが完全にバックプレーン コネクタに収まれば、フレーム上の非脱落型ネジは、シャーシのネジ穴に正しく合います。

ステップ 3 コネクタを固定するように非脱落型ネジを締めます。トルクをかけすぎないようにしてください。電動ドライバは使用しないでください。

ステップ 4 フレームなしの D コネクタを電源アセンブリ上の J1 に挿入します。

ステップ 5 コネクタを固定するように非脱落型ネジを締めます。電動ドライバは使用しないでください。

電源を投入した状態で冗長システムの DC PEM を交換する必要がある場合は「サービス モジュールの冗長化」を参照してください。


 

図 4-23 バックプレーンにおけるシステム電源の経路、220 VAC 電源ノード

 

図 4-24 バックプレーンとシステム電源の接続、DC電源ノード

 

ファン電源ケーブルの取り付け

ここでは、ファン電源ケーブルの取り付け方法について説明します。

ファン ケーブルの説明

ファンには、ファン電源ケーブルを通してバックプレーンから電源が供給されます。ファン電源ケーブル D コネクタは、カード ケージ底部の外側にある穴を通して、バックプレーン コネクタに接続されます。

このケーブルのファン トレイ側では、J1 に D コネクタを差し込みます。J1 は、ファン電源トレイの背面にある唯一のコネクタです。

図 4-25 ファン電源ケーブル

 

ファン ケーブルの取り付け手順

システム電源ケーブル用のアクセス ホールとファン電源用のそれより小さいアクセス ホールが交互に並んでいる様子を確認してください。アクセス ホールは左から右に次のように並んでいます。

1. システム電源

2. ファン電源

3. システム電源

4. ファン電源。上段のファン トレイには、一番右にあるファン電源アクセス ホールを使用します。

図 4-26図 4-27に AC 電源システムおよび DC 電源システム用のケーブル アクセス ホールのあるカード ケージ部分を示します。

ファン トレイ電源ケーブルの取り付け手順は次のとおりです。


ステップ 1 図 4-25D コネクタのピン数の少ない列の側を下にして、両手を使用して、コネクタのフレームをカード ケージ底部のアクセス ホールに滑らせながら入れます。バックプレーンに向けてまっすぐにコネクタを動かすと、2 番目の内部ガイドを通るように導くことができます。

D コネクタを完全にバックプレーン コネクタに挿入すると、フレーム上の非脱落型ネジは、シャーシのネジ穴に正しく合います。

ステップ 2 コネクタを固定するように非脱落型ネジを締めます。トルクをかけすぎないようにしてください。電動ドライバは使用しないでください。

ステップ 3 D コネクタをファン トレイ上の J1 に挿入し、コネクタを固定するように非脱落型ネジを締めます。電動ドライバは使用しないでください。

ステップ 4 必須コンポーネントであるファン トレイに対しては、その電源ケーブルが、右側の取り付け金具で形成される通路を通るように配置します。


 

図 4-26 バックプレーンにおけるファン電源の経路、220 VAC 電源ノード

 

図 4-27 バックプレーンにおけるファン電源の経路、DC 電源ノード

 

MGX 8850 の初期起動

MGX 8850 に電源を投入する前に、次の各項目を確認してください。

1. スイッチが正しく接地されていること

2. AC 電源または DC 電源が正しく接続されていること

3. すべてのカードが、正しいスロットに固定されていること

4. すべてのケーブルが確実に接続されていること

5. 制御端末が接続されていること

上記項目の確認後に、電源を入れます。次の項目を確認します。

1. ユニットの前面で、PXM1 のステータス ランプが緑色に点灯すること

2. AC 電源システムの場合、各電源装置上の AC LED と DC LED が緑色に点灯すること

3. DC 電源システムの場合、DC OK LED が点灯すること

4. 各サービス モジュールの起動後、各モジュールのステータス LED が、カードがスタンバイ状態であることを示すこと

5. 電源投入後、すべてのファンが動作していることを目視確認すること

6. システムの起動後、 dsppwr コマンドを実行します


AC 電源装置およびその他のコンポーネントのいずれにも、電源電圧を確認するテスト ポイントはありません。AC OK LED と DC OK LED が点灯しているかどうかを目視確認してください。



) バック カードを外し、再び取り付けた場合、あるいは別のカードに変更した場合は、それに対応するフロント カードをリセットしてください。


シングルハイトからダブルハイトへのスロット変換

Cisco MGX 8850 バックプレーンで配線を行う場合は、シングルハイト スロットからダブルハイト スロットへの変換を行うときの変換手順やその他の注意事項を確認する必要があります。1 つのスロットを変換することは、4 つのシングルハイト スロットを 2 つのダブルハイト スロットへ変換することを意味します。

シャーシ正面に向かって左端のスロットを最初に切り替え、続いてその右側のスロットを順次切り替えます。スロット 1~2 または 9~10 から開始します。 例外として、スロット 15~16 は SRM のために予約されています。SRM スロットは、順番に関係なく変換できます。

スロットの変換は、次のペアで行われます。 1~2、3~4、5~6、9~10、11~12、および 13~14。

カード ケージの左側の壁またはスロットの左側のバルクヘッドを使用して変換を行う場合は、壁側に付いているレールのネジを外す必要があります。

変換が完了すると、新しいダブルハイトのスロットの番号は、上段スロットの番号になります。たとえば、スロット 1 と 2 を変更するとスロット番号 17 と 18 は無効になります。

スロット7、8、15、16、31、および 32 は予約済みスロットです。PXM1 カード(冗長設定の場合)によって、スロット 7 と 8 が予約されています。システムに 1 つ以上の SRM がある場合、プライマリ ペアはスロット 15 と 31 に取り付ける必要があります。冗長ペアは 16 と 32 に取り付けます。

工場で設定された Cisco MGX 8850 ノードを使用する場合、シングルハイト カードとダブルハイト カードは、あらかじめ決められた位置にあります。図 4-28 に、センター ガイド モジュールを装着した MGX 8250 キャビネットを示します。カードを留める小さな L 字型の支持ブラケットがついているスロットもあります。この支持ブラケットはすべて、格納装置の壁(またはバルクヘッド)の右側のカード スロットに付いています。システムには、この支持ブラケットが 3 個付いています。

図 4-28 Cisco MGX 8850(ACモデル)の前面図

 

各センター ガイド モジュールは、 垂直支持ブラケット または簡単な 支持ブラケット で固定されています。大部分のセンター ガイド モジュールが、垂直支持ブラケットで支えられています。小さい支持ブラケットは、カード ケージの左側の壁、スロット 8 またはスロット 14 の右側のバルクヘッドの 3 箇所に付いています。 支持ブラケットが付いているセンター ガイド モジュールの図は、図 4-30を参照してください。 垂直 支持ブラケットが付いているセンター ガイド モジュールの図は、警告を参照してください。


警告 次に示す手順は、システムに電源を投入した状態で実行するため、十分に注意して行ってください。


図 4-29 支持ブラケット付きのセンター ガイド モジュール

 

図 4-30 垂直支持ブラケット付きのセンター ガイド モジュール

 

稼働中のシステムで、4 つのシングルハイト スロットを 2 つのダブルハイト スロットに切り替える手順を次に示します。


ステップ 1 バック カードからケーブルを取り外します。ただし、切り替え後のダブルハイト スロットでも同じバック カードを使用する場合には、この手順は省略します。

ステップ 2 バック カードを外します。

ステップ 3 フロント カードを外します。

ステップ 4 取り外す他のすべてのシングルハイト モジュールに対し、ステップ 2 と 3 を繰り返します。

ステップ 5 センター ガイド モジュールを留めているネジを回します。

カード ケージの左壁に隣接するか、または左側にバルクヘッドが存在するスロットでは、簡単な L 字型ブラケットでセンター ガイド モジュールが固定されています。

ステップ 6 センター ガイド モジュールの左側にどちらかのタイプの壁がある場合、壁に付いているレールのネジを外します。ネジを緩めるときには、必要であればカードを取り外します。

ステップ 7 垂直支持ブラケットを、上下に動かして外します。センター ガイド モジュールにネジ回しを入れる穴が見えます。

ステップ 8 ネジ回しを入れて、センター ガイド モジュールを留めている長いねじをゆるめます。

ステップ 9 センター ガイド モジュールを外します。

ステップ 10 必要なダブルハイトのフロント カードとバック カードを取り付けます。

新しい MGX 8250 をサードパーティのラックやシスコ製の既存キャビネット内に設置する場合には、作業が簡単です。センター ガイド モジュールの止めネジを外して取り外すだけです。オプションの前面扉付きキャビネットを使用している場合は、ブランクの前面プレートは不要です。扉がない場合、2 つのダブルハイト スロットを作成してもカードを 1 枚しか取り付けない場合は、ブランクの前面プレートを取り付ける必要があります。