CAD 6.6 トラブルシューティング ガイド、Cisco Unified Contact Center Express リリース 7.0向け
設定ファイル、ログ、およびデバッグ
はじめに
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

 

設定ファイル、ログ、およびデバッグ

はじめに

CAD のイベントとエラーはログ ファイルに記録されます。CAD サービスおよびデスクトップ アプリケーションは、該当する設定ファイルの変更によって設定できます。

この章の内容は、次のとおりです。

n イベントおよびエラー ログ

n 設定ファイル

n デバッグ ログ

 

イベントおよびエラー ログ

ログとは、CAD のイベントとエラーをリストにしたものです。エラー コードは、システム イベントを簡潔に説明したものです。イベントには、次の情報が記載される場合があります。

n デスクトップ アプリケーションが行う処理

n ユーザ定義によるコンフィギュレーションが設定される可能性

n ハードウェアの制約事項

エラーおよびイベントのロギングは、常に使用可能になっています。デフォルトでは、ログ ファイルのサイズは 3 MB までに制限され、ログ ファイルの数は 2 つまでに制限されています。該当する設定ファイルを修正することによって、これらのデフォルトの制限を変更できます。

たとえば、agent0001.log および agent0002.log という名前の Agent Desktop のログ ファイルがあるとします。agent0001.log がサイズの上限に達すると、このファイルは閉じ、agent0002.log が作成されます。agent0002.log がサイズ制限に達すると、agent001.log が上書きされます。

すべてのアプリケーションのログ ファイルは、C:¥Programs Files¥Cisco¥Desktop¥log にあります。次の例外があります。

n BIPPA サービス JSP クライアントおよび Desktop Administrator のログは、CAD サービス サーバ上の C:¥Program Files¥wfavvid¥tomcat_appamin¥log フォルダにあります。

n Linux ログの CAD-BE は、CAD-BE エージェントのホーム ディレクトリにあります。

n Windows ログの CAD-BE は、エージェントの Windows デスクトップ上にあります。

CAD は次のエラーとイベントのログを作成します。

表 10. CAD イベント/エラー ログ

ログ ファイル名

アプリケーション/サービス

administrator.log

Desktop Administrator:デスクトップ設定

agent.log

Agent Desktop

bars.log

バックアップおよび復元ユーティリティ

barsXSLT.log

バックアップおよび復元ユーティリティ

CadBE.log

CAD-BE

CTIStorageServer.log

エンタープライズ サービス

db.cra_repl_add.sql.log

録音と統計サービス

db.cra_repl_base.fcrassvr.sql.log

録音と統計サービス

db.cra_utils_base.fcrassvr.sql.log

録音と統計サービス

db.createdbadmin.sql.log

録音と統計サービス

db.instrasdb.fcrassvr.sql.log

録音と統計サービス

db.lockdown.sql.log

録音と統計サービス

db.memcap.sql.log

録音と統計サービス

db.splk_repl_base.sql.log

録音と統計サービス

DirAccessSynSvr.log

同期サービス

EemApp.log

Agent Desktop 上の エージェント電子メール機能

EEMServer.log

エージェント電子メール サービス

EEMServerJava.log

エージェント電子メール サービス(Java エンジン)

FCCServer.log

コール/チャット サービス

FCRasSvr.log

録音と統計サービス

fcuninstall.log

CAD アンインストール プロセス

FCVoIPMonSvr.log

VoIP モニタ サービス

IPPAClient.log

BIPPA サービスの JSP クライアント

IPPASvr.log

BIPPA サービス

LDAPMonSvr.log

LDAP モニタ サービス

LicensingAdmin.log

ライセンス管理者

LRMServer.log

LRM サービス

PostInstall.log

CAD Configuration Setup

RPServer.log

録音サービス

slapd.log

ディレクトリ サービス

slurpd.log

ディレクトリ サービスの複製

Splkview.log

Desktop Administrator:フレームワーク

supervisor.log

Supervisor Desktop、Supervisor Record Viewer

SWFAdmin.log

Supervisor Workflow Administrator

WebAdmin.log

Desktop Administrator

WorkflowEngine.log

エンタープライズ サービス

 

設定ファイル

CAD 設定ファイル に、CAD のサービスおよびアプリケーションで作成される設定ファイルの一覧を示します。デバッグを有効にするために、これらの設定ファイルのいずれかを変更する方法については、該当するセクションを参照してください。

表 11. CAD 設定ファイル

アプリケーション/サービス

設定ファイル

Agent Desktop

agent.cfg

Agent Desktop 上の エージェント電子メール機能

EemApp.properties

エージェント電子メール サービス

EEMServer.cfg

エージェント電子メール サービス Java エンジン

EEMServerJava.properties

バックアップおよび復元ユーティリティ

bars.properties

BIPPA サービス

IPPASvr.cfg

BIPPA サービスの JSP クライアント

IPPAClient.properties

CAD-BE

CadBE.properties

コール/チャット サービス

FCCServer.cfg

Desktop Administrator

• ブラウザ ベースのアプリケーション

• デスクトップ アプリケーション(アプリケーション)

Administrator.cfg

• WebAdminLib.cfg、WebAdmin.properties

• SplkUpdate.cfg

ディレクトリ サービス

slapd.cfg

ディレクトリ サービスの複製

slurpd.cfg

エンタープライズ サービス

CTIStorageServer.cfg

LDAP モニタ サービス

LDAPMonSvr.cfg

LRM サービス

LRMServer.cfg

録音と統計サービス

FCRasSvr.cfg

録音サービス

RPServer.cfg

Supervisor Desktop

Supervisor.cfg

Supervisor Record Viewer

SupervisorLogViewer.cfg

Supervisor Workflow Administrator

SWFAdmin.cfg

同期サービス

DirAccessSynSvr.cfg

VoIP モニタ サービス

FCVoIPMonSvr.cfg

録音と統計サービスの設定

エージェント コール ログおよび統計レポートに表示するコール総数にアウトバウンド コールを含めるか除外するかを選択できます。アウトバウンド コールを表示および処理されるコールの総数から除外するのがこのコールに対するデフォルトの動作です。この動作を変更して、表示および処理されるコールの総数にアウトバウンド コールを含めるように設定することもできます。アウトバウンド コールの統計処理 に、デフォルトの動作設定の要約を示します。

表 12. アウトバウンド コールの統計処理

総計対象

アウトバウンド コール

デフォルトの動作

設定した動作

表示するコール

カウントしない

カウントする

処理するコール

カウントしない

応答された場合にカウントする

アウトバウンド コールを総数に含ませるには、次の手順を実行します。

1. C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。

2. FCRasSvr.cfg を開きます。

3. 設定ファイルに次の行を追加します。

[ReportParameters]
CallReportIncludesOutbound=1

4. 新しい設定で設定ファイルを保存します。新しい設定は、次回の録音と統計サービスの再起動時に適用されます。

 

 

デバッグ ログ

CAD はデバッグ ログを作成できますが、この機能はデフォルトでは使用可能ではありません。デバッグを有効にするには、該当する設定ファイルを編集する必要があります。

(注)CAD 6.4 から CAD 6.6 にアップグレードすると、編集した設定ファイルはデフォルト設定に戻ります。

デバッグ情報は、さまざまなデバッグ ファイルに書き込まれ、これらのファイルにはすべて、サフィックス *.dbg が追加されています。すべてのアプリケーションおよびサービスのログ ファイルは、C:¥Programs Files¥Cisco¥Desktop¥log にあります。次の例外があります。

n BIPPA サービス JSP および Desktop Administrator のログは、CAD サービス サーバ上の C:¥Program Files¥wfavvid¥tomcat_appamin¥log にあります。

n Linux デバッグ ログの CAD-BE は、エージェントのホーム ディレクトリにあります。

n Windows デバッグ ログの CAD-BE は、エージェントの Windows デスクトップ上にあります。

デバッグ ファイルには、設定ファイルに指定されたファイル総数を上限とした番号が付けられています(デフォルトの数は 2)。次に例を示します。

n agent0001.dbg

n agent0002.dbg

agent0001.dbg がサイズの上限に達すると、このファイルは閉じ、agent0002.dbg が作成されます。作成されたデバッグ ファイル数が指定の総数になると、最初のデバッグ ファイルは上書きされます。

デバッグの有効化

CAD-BE のデバッグを使用可能にするには、CAD- BE を実行するコンピュータに CadBE.properties ファイルをダウンロードし、そのダウンロードしたプロパティ ファイルを編集して必要なしきい値を選択します。詳しい手順については、次の各セクションを参照してください。

n CadBE.properties ファイルのダウンロード

n Java アプリケーションのデバッグの有効化

他のすべての CAD サービスおよびアプリケーションでデバッグを有効にするには、CAD サービスをインストールするコンピュータで該当する設定ファイルを編集する必要があります。詳しい手順については、設定を行うサービスまたはアプリケーションに関する各セクションの説明を参照してください。

n IPPA については、Java アプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。

n Desktop Administrator の場合は、WebAdmin.properties および WebAdminLib.cfg の 2 つの設定ファイルを編集する必要があります。WebAdmin.properties については、Java アプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。WebAdminLib.cfg については、Java 以外のアプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。

n その他すべての CAD サービスおよびアプリケーションについては、Java 以外のアプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。

サービスまたはアプリケーションおよびそれぞれが対応する設定ファイルの全リストについては、CAD 設定ファイルを参照してください。

CadBE.properties ファイルのダウンロード

CadBE.properties ファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。

1. Web ブラウザを開き、次の URL を使用して Unified CCX Administration にアクセスします。[Unified CCX Administration Authentication] ページが表示されます。

http://<Unified CCX server IP address or hostname>/appadmin

2. プロンプトでユーザ名とパスワードを入力し、[Log On] をクリックします。Unified CCX Administration のホームページが表示されます。

3. [Tools] > [Plug-ins] を選択します。

4. [Plug-ins] ページで、[Cisco Unified CCX Desktop Suites link] をクリックします。

5. CAD-BE のログ ファイルおよびデバッグ ファイルのラベルが付いているハイパーリンクを右クリックし、これをコンピュータに保存します。プロパティ ファイルの場所および追加の処理 に、CadBE.properties ファイルの保存先となる場所と、使用するオペレーティング システムやブラウザの種類に応じて完了する必要がある追加の処理について示します。

表 13. プロパティ ファイルの場所および追加の処理

オペレーティング
システム

ブラウザ

プロパティ ファイルの場所および追加の処理

Windows Vista

Internet Explorer

プロパティ ファイルをデスクトップに保存します。さらに、CAD-BE サーバのホスト名または IP アドレスを Internet Explorer の信頼できるサイトとして一覧に追加します。

Windows Vista

Mozilla Firefox

プロパティ ファイルをデスクトップに保存します。また、Mozilla Firefox の「Start In」ディレクトリをデスクトップに変更します。

Windows XP

Internet Explorer

プロパティ ファイルをデスクトップに保存します。

Windows XP

Mozilla Firefox

Mozilla Firefox がインストールされているフォルダにプロパティ ファイルを保存します。デフォルトは、C:¥Program Files¥Mozilla Firefox です。

Linux

Mozilla Firefox

ホーム ディレクトリにプロパティ ファイルを保存します。

デバッグのしきい値

デバッグのしきい値を設定する場合、使用する PC のパフォーマンス低下やデバッグ ファイルのサイズ増大など、しきい値がもたらす影響を考慮する必要があります。デバッグのしきい値 に、使用可能なデバッグのしきい値を示します。

表 14. デバッグのしきい値

しきい値

記録するイベント

Debug

• 高い頻度で発生する小さい通常イベント。通常、問題のデバッグにはこのレベルで十分であり、コンピュータのパフォーマンスには影響しません。

Call

• 高い頻度で発生する小さいイベント。

• 機能の開始と終了。

Trace

• 高い頻度で発生する小さいイベント。

• 機能の開始と終了。

• 詳細なデバッグ(ループなど)。

Dump

• 高い頻度で発生する小さいイベント。

• 機能の開始と終了。

• 詳細なデバッグ(ループなど)。

• バイト ダンプ

Off

デバッグをオフにします。これはデフォルトの設定です。

Java アプリケーションのデバッグの有効化

Java アプリケーションのデバッグを有効にするには、次の手順を実行します。

1. 該当するフォルダに移動します。

n CAD-BE の場合、CadBE.properties ファイルのダウンロード で指定されているフォルダに移動します。

n エージェント電子メール サービス Java エンジンの場合、フォルダ C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。

n エージェント電子メール アプレットの場合、フォルダ
C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。

n 他のすべての Java アプリケーションの場合、フォルダ C:¥Program Files¥wfavvid¥tomcat_appadmin¥conf に移動します。

2. プロパティ ファイルを開きます。ファイルの先頭には、次の 1 つ以上のデバッグ文が記載されています。

#log4j.rootLogger=INFO,LOG,DBG
log4j.rootLogger=DEBUG,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=CALL#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=TRACE,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=DUMP#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG

3. 既存のデバッグしきい値文の冒頭に、文字「#」を追加します。次に、新しいデバッグしきい値文を追加するか、必要な文がすでにある場合は目的のデバッグしきい値文の冒頭から文字「#」を削除します。

たとえば、デバッグしきい値として Call を選択するには、既存のデバッグしきい値文に「#」を追加します。次に、3 番目の文を追加するか、これが既存の場合は行の冒頭から「#」を削除します。

#log4j.rootLogger=INFO,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=DEBUG,LOG,DBG
log4j.rootLogger=CALL#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=TRACE,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=DUMP#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG

4. 新しい設定で設定ファイルを保存します。新しい設定を適用にするには、アプリケーションを再起動する必要があります。

Java 以外のアプリケーションのデバッグの有効化

Java 以外のアプリケーションのデバッグを有効にするには、次の手順を実行します。

1. C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。

2. 該当する設定ファイルを開きます。

3. [Debug Log] で始まるセクションで、デバッグしきい値を適切な値に設定します。詳細は、デバッグのしきい値を参照してください。次に例を示します。

Threshold=DEBUG

4. 新しい設定で設定ファイルを保存します。新しい設定を有効にするには、サービスまたはアプリケーションを再起動する必要があります。