Cisco MGX ルート プロセッサ モジュール (RPM-XF) インストレーション コンフィギュレーション ガイド Release 5.1
MGX-1OC12POS および MGX-2OC12POS バック カードの取り 付けと設定
MGX-1OC12POS および MGX-2OC12POS バック カードの取り付けと設定
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

MGX-1OC12POS および MGX-2OC12POS バック カードの取り付けと設定

MGX-1OC12POS-IR の概要と機能

MGX-2OC12POS の概要と機能

取り付けのガイドライン

新規取り付けのガイドライン

交換取り付けのガイドライン

ソフトウェアの設定

バック カードのデフォルト値

MGX-1OC12POS-IR バック カードのシンタックス

MGX-2 OC12POS バック カードのシンタックス

インターフェイスの設定

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS のカスタマイズ

クロック ソースの設定

フレーム同期の設定

SONET オーバーヘッドの指定

POS SPE スクランブリングの設定

ループバック テストの設定

設定例

システム ステータスのチェック

バック カードのトラブルシューティング

MGX-1OC12POS および MGX-2OC12POS バック カードの取り付けと設定

この章では、シングルポート MGX-1OC12 Packet Over SONET(MGX-1OC12POS)バック カードとデュアル ポート MGX-2OC12 Packet Over SONET(MGX-2OC12POS)バック カードを、Cisco RPM-XF に取り付けおよび設定する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

MGX-1OC12POS-IR の概要と機能

MGX-2OC12POS の概要と機能

取り付けのガイドライン

ソフトウェアの設定

バック カードのトラブルシューティング

MGX-1OC12POS-IR の概要と機能

MGX-1OC12POS-IR バック カード(図5-1)は、Cisco 7200、Cisco 7500、Cisco 10000 の各 Edge
Service Router(ESR; エッジ サービス ルータ)や Cisco 12000 シリーズ Gigabit Switch Router(GSR; ギガビット スイッチ ルータ)などのプラットフォームに実装されている標準的な POS と完全な互換性があります。

図5-1 MGX-1OC12POS-IR バック カード

 

 

表5-1 MGX-1OC12POS-IR の前面パネルの LED とポートの説明

LED
説明

1 LINK LED

緑:リンクが確立されています。
消灯:リンクが確立されていません。

2 TX と RX の LED

緑:バック カードがトラフィックを受信または送信しています。
消灯:バック カードはトラフィックを受信または送信していません。

3 FAIL LED

黄:バック カードで障害が発生しました。
消灯:バック カードは正常に動作しています。

4 TX と RX のポート

SC コネクタ

MGX-1OC12POS-IR バック カード(図5-1 を参照)は、シングルモード光ファイバ、中距離用 SC コネクタを使用して、標準的な SONET/SDH インターフェイスによりスループット 622MBps の
OC-12c/STM-4c 帯域幅をサポートするトランク アップリンクを提供します。

 

ファイバのタイプ
波長 (Nm)
コア サイズ(ミクロン)
ケーブル長

シングルモード光ファイバ

1300

8 ~ 10

15Km(49,213フィート)

MGX-1OC12POS-IR バック カードの主な機能は次のとおりです。

効率的かつ高性能な帯域利用率:OC-12 の 622MBps のパフォーマンスにより、Web ページへの高速アクセス、リアルタイム ビデオ、大容量のファイル転送など、データ集約的なアプリケーションでのユーザ要求を満たす帯域幅が提供されます。

シスコが採用している POS 機能は、現在 ATM ネットワーク上で実行しているマルチサービス IP トラフィックの効率を 25~30% 向上させます。この高い効率性は、ATM セル ヘッダー、IP over ATM のカプセル化、SAR など、ATM の実装に必要なオーバーヘッドを削減することによって実現しています。

IP ベースの差別化サービスに対して最適化:シスコの POS ソリューションは、IP によるインターネット ベースのマルチサービス ネットワークをサポートします。シスコが採用している POS 機能は、IP レイヤを SONET レイヤのすぐ上に配置し、IP over ATM を SONET 上で実行するために必要なオーバーヘッドを削減しています。

クロック ソースを設定可能: MGX-1OC12POS-IR バック カードは POS リンクに対してクロック ソースを提供します。また、ネットワークからクロック ソースを取得することも可能です。

トラブルシューティング用ループバックを設定可能: MGX-1OC12POS-IR バック カードでは、内部ループバック(フロント カードに向けた送信トラフィックのループバック)とネットワーク ループバック(ネットワークに向けた受信トラフィックのループバック)の両方を設定できます。

アラーム処理:MGX-1OC12POS-IR バック カードは、Bellcore GR-253 に完全に準拠した SONET アラームが実装されています。

MGX-2OC12POS の概要と機能

MGX-2OC12POS バック カード(図5-2)は、Cisco 7200、Cisco 7500、Cisco 10000 の各 ESR や Cisco 12000 シリーズ GSR などのプラットフォームに実装されている標準的な POS と完全な互換性があります。

図5-2 MGX-2OC12POS バック カード

 

 

1

ENBL LED

消灯:バック カードは動作しています。

黄:バック カードで障害が発生しました。

2

ポート 0 ステータス LED

緑:リンクがアップしています。

黄:リンクがダウンしています。

3

ポート 0 信号検出 LED

緑:信号があります。

緑(点滅):信号が消失しています。

4

ポート 1 ステータス LED

緑:リンクがアップしています。

黄:リンクがダウンしています。

5

ポート 1 信号検出 LED

緑:信号があります。

緑(点滅):信号が消失しています。

6

ポート 0 SFP レセプタクル

7

ポート 1 SFP レセプタクル

 

MGX-2OC12POS バック カード(図5-2 を参照)は、2 つのトランク アップリンクを提供します。それぞれのトランクは、スループット 622MBps の OC-12c/STM-4c 帯域幅をサポートします。各ポートには、標準の SONET/SDH SFP モジュール( 表5-2 を参照)が提供されます。

 

表5-2 SFP モジュールおよびケーブル

SFP モジュール
9/125 umシングルモード
1310 nm ケーブル

SMFIR-622-SFP

15Km

SMFLR-622-SFP

40Km

MGX-2OC12POS バック カードの主な機能は次のとおりです。

効率的かつ高性能な帯域利用率:OC-12 の 622MBps のパフォーマンスにより、Web ページへの高速アクセス、リアルタイム ビデオ、大容量のファイル転送など、データ集約的なアプリケーションでのユーザ要求を満たす帯域幅が提供されます。

シスコが採用している POS 機能は、現在 ATM ネットワーク上で実行しているマルチサービス IP トラフィックの効率を 25~30% 向上させます。この高い効率性は、ATM セル ヘッダー、IP over ATM のカプセル化、SAR など、ATM の実装に必要なオーバーヘッドを削減することによって実現しています。

IP ベースの差別化サービスに対して最適化:シスコの POS ソリューションは、IP によるインターネット ベースのマルチサービス ネットワークをサポートします。シスコが採用している POS 機能は、IP レイヤを SONET レイヤのすぐ上に配置し、IP over ATM を SONET 上で実行するために必要なオーバーヘッドを削減しています。

クロック ソースを設定可能:MGX-2OC12POS バック カードは POS リンクに対してクロック ソースを提供します。また、ネットワークからクロック ソースを取得することも可能です。

トラブルシューティング用ループバックを設定可能:MGX-2OC12POS バック カードでは、内部ループバック(フロント カードに向けた送信トラフィックのループバック)とネットワーク ループバック(ネットワークに向けた受信トラフィックのループバック)の両方を設定できます。

アラーム処理:MGX-2OC12POS バック カードは、Bellcore GR-253 に完全に準拠した SONET アラームが実装されています。

Small Form Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)ホットスワップおよびセキュリティ:MGX-2OC12POS バックカードは、ホットスワップ可能でインターフェイスがシャットダウンしていない場合でも取り外して交換可能です。

カード Online Insertion & Removal(OIR; 活線挿抜)のサポート:MGX-2OC12POS バック カードの取り付け取り外しのオンライン サポート

MGX-2OC12POS バック カードは MGX-2GE ドライバを使用します。このドライバは、次のタスクを実行します。

Cisco IOS のブート時に POS ドライバ サブシステムを初期化

GE バック カードの初期化と設定

POS バック カード ファームウェア イメージのダウンロード

CLI と SNMP の統計情報の収集

取り付け、取り外し、およびホットスワップ後のアラームとトラップ イベントの管理

インターフェイスのステータスと設定の変更の管理

イベントとアラームの処理

ハードウェア障害でのデータパスのモニタリング

フロント カードおよびバック カードのポートとカード ステータス LED の制御

取り付けのガイドライン

ここでは、次の手順のガイドラインを示します。

新規取り付け

交換取り付け

Cisco MGX-1OC12POS-IR バック カードは、コールド スワップ製品です。つまり、バック カード上のすべてのインターフェイスをシャットダウンした場合だけ、バック カードの着脱ができます。

Cisco MGX-2OC12PO バック カードは、ホット スワップ製品です。つまり、インターフェイスをシャットダウンしなくても、バック カードの着脱ができます。


注意 静電放電(ESD)による損傷を防ぐために、バック カードを取り扱う際は必ず前面プレート部分
またはカード キャリアの端部分を持ってください。バック カードのプリント基板、コンポーネント、またはコネクタ ピンに直接触れないでください。

新規取り付けのガイドライン

バック カード ハードウェアの取り付けについては、「MGX RPM-XF フロント カードとバック カードの取り付け」を参照してください。

初めて MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードを取り付けた場合は、 configure コマンドを入力してバック カードを設定する必要があります。MGX-1OC12POS-IR および
MGX-2OC12POS バック カードの設定については、後述の「ソフトウェアの設定」を参照してください。

交換取り付けのガイドライン

バック カード ハードウェアの取り付けおよび取り外しについては、「MGX RPM-XF フロント カードとバック カードの取り付け」を参照してください。

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードを交換すると、RPM-XF フロント カードから必要な設定情報が自動的にダウンロードされます。同じタイプのバック カードの取り外し後にフロント カードがリロードまたは交換されていない限り、新規のバック カードを設定する必要はありません。設定情報がダウンロードされると、以前の MGX-1OC12POS-IR および MGX-2OC12POS バック カードの設定に適合するインターフェイス(Up と設定済みのもの)だけが認識されます。

ソフトウェアの設定

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードを正しく取り付けたら、このカードをネットワークで使用できるように設定します。


) 交換取り付けの場合、MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードの設定は必要ありません。RPM-XF フロント カードから必要な設定情報が自動的にダウンロードされます。


ここでは、次の内容を説明します。

バック カードのデフォルト値

MGX-1OC12POS-IR バック カードのシンタックス

MGX-2 OC12POS バック カードのシンタックス

インターフェイスの設定

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS のカスタマイズ

設定例

システム ステータスのチェック

バック カードのデフォルト値

ここでは、MGX-1OC12POS-IR および MGX-2OC12POS バック カードのデフォルト値を示します。アスタリスク(*)のついたコマンドは、Cisco IOS コマンド リファレンスに説明があります。その他のコマンドについては、この章で説明しています。

次の表で、デフォルト値を変更する際に使用するコマンドを取り上げ、接続のリモート エンドで同一の値(または正反対の値)を設定する必要があるかどうかを示します。

 

コマンド名
デフォルト設定
コマンド構文
リモート側の設定

bandwidth *

622000

bandwidth kilobits

同一

clock source

line

clock source [ line | internal ]

少なくとも片側は internal に設定

crc *

32

crc [ 16 | 32 ]

同一

encapsulation *

HDLC

encapsulation [ hdlc | ppp ]

同一

keepalive *

10 second keepalive

[ no ] keepalive period

同一

mtu *1

4470

mtu size

同一

pos framing

SONET

pos framing [ sonet | sdh ]

同一

pos scramble-atm

スクランブリング
なし

[ no ] pos scramble-atm

同一

pos flag 2

c2:0xcf
j0:0x01
s1s0:0x00

pos flag [ c2 | j0 | s1s0 ] value

同一

1.mtu = 最大伝送単位

2.SONET オーバーヘッド

MGX-1OC12POS-IR バック カードのシンタックス

設定コマンドでインターフェイス番号を指定するには、 表5-3 に示すシンタックスを使用して MGX-1OC12POS-IR バック カード上のインターフェイスを識別します。

 

表5-3 MGX-1OC12POS-IR インターフェイスのシンタックス

インターフェイス タイプ
ベイ/(常に 1)
ポート

POS インターフェイス

1/

0

MGX-1OC12POS-IR バック カードを設定するシンタックスの例を次に示します。

Router(config)# interface pos 1/0

MGX-2 OC12POS バック カードのシンタックス

設定コマンドでインターフェイス番号を指定するには、 表5-4 に示すシンタックスを使用して
MGX-2OC12POS バック カード上のインターフェイスを識別します。

 

表5-4 MGX-2OC12POS インターフェイスのシンタックス

インターフェイス タイプ
ベイ/(常に 1)
ポート

POS インターフェイス

1/

1 または 2

MGX-2OC12POS バック カードを設定するシンタックスの例を次に示します。

Router(config)# interface pos 1/0
Router(config)# interface pos 1/1

インターフェイスの設定

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12PO バック カードが正しく取り付けられていることを確認したら、次の手順に従って新しいインターフェイスを設定します。インターフェイスの IP アドレスなど、必要な情報を用意しておきます。

インターフェイスの有効化という基本設定を作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 グローバル設定プロンプトに対して、新しいインターフェイスを指定し、 interface pos < bay/port> コマンドとインターフェイスのアドレスを入力してこのインターフェイスを設定します。この例を次に示します。

Router(config)# interface pos 1/0
 

ステップ 2 ip address 設定サブコマンドを使用して、インターフェイスに IP アドレスとサブネット マスクを割り当てます。次の例のように入力します。

Router(config-if)# ip address 192.168.255.255 255.255.255.0
 

ステップ 3 HDLC カプセル化または PPP カプセル化のいずれかを指定します。この例を次に示します。

Router(config-if)# encapsulation hdlc
 

ステップ 4 必要に応じて、MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードの設定を変更し、リモート デバイスに同一の設定を必要とする場合はリモート デバイスの設定も変更します。詳細については、「バック カードのデフォルト値」 の「リモート側の設定」のカラムを参照してください。

ステップ 5 ルーティング プロトコルを有効にするために必要なその他の設定サブコマンドをここですべて入力して、インターフェイスの特性を調整します。

ステップ 6 no shutdown コマンドを入力して、インターフェイスを有効にします。

Router(config-if)# no shutdown
 

ステップ 7 設定サブコマンドをすべて実行して設定を完了したら、 Ctrl キーを押した状態で Z キーを押して、設定モードを終了します。

ステップ 8 新しい設定内容をメモリに書き込みます。

Router# copy running-config startup-config
 

設定内容が保存されると、OK メッセージが表示されます。


 

設定を完了したら、 show interface pos < bay/port> コマンドを入力して内容を確認します。

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS のカスタマイズ

以降では、MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードの設定のカスタマイズに使用できるコマンドをいくつか示します。

ここでは、次の内容を説明します。

クロック ソースの設定

フレーム同期の設定

SONET オーバーヘッドの指定

POS SPE スクランブリングの設定

ループバック テストの設定

クロック ソースの設定

プロンプトで clock source コマンドを入力して、内部または回線のクロック ソースを設定します。

clock source [internal | line]

 

パラメータ
説明

internal

内部のクロック ソースの使用を指定します。

line

ネットワークのクロック ソースの使用を指定します。

デフォルトは clock source line です。

次の例では、バック カードに回線のクロック ソースを使用するように指定しています。

Router(config)# interface pos 1/0
Router(config-if)# clock source line

フレーム同期の設定

pos framing コマンドを使用すると、フレーム同期を SONET STS-3c または SDH STM-1 のフレーム同期に設定できます。

pos framing [sdh | sonet]
[no] pos framing
 

デフォルトは SONET です。

このオプションを使用する前に、システムで SDH がサポートされていることを確認してください。

このコマンドに no を指定すると、デフォルトのフレーム同期モードが復元されます。

次の例では、フレーム同期タイプは SONET に設定されています。

Router(config)# interface pos 1/0
Router(config-if)# no pos framing

SONET オーバーヘッドの指定

pos flag コマンドを使用すると、フレーム パラメータの特定要素の値を割り当てることができます。このコマンドは、通常、標準的な要件を満たすために使用します。また、他のベンダー機器との相互運用性を確保するために使用することもあります。

pos flag [ c2 | j0 | s1s0 value]
[no] pos flag [ c2 | j0 | s1s0 value]

 

パラメータ
説明

c2

パス信号識別子を指定します。 value には次のいずれかを指定します。

スクランブリングなしの PPP または HDLC の場合は 0xCF

スクランブリングありの PPP または HDLC の場合は 0x16

j0

セクション トレース バイトを指定します。日本の一部の SDH デバイスとの相互運用性を確保するには、 value に 0x1 を指定します。

s1s0

ペイロード ポインタ バイトの一部を指定します。 value には次のいずれかを指定します。

OC-3c の場合は 0

AU-4 の場合は 2

デフォルト値は c2-0xCF、j0-0x01、s1s0-0 です。

このコマンドに no を指定すると、デフォルト値が復元されます。

次の例では、c2 ビットが 0xCF に設定されています。

Router(config)# interface pos 1/0
Router(config-if)# pos flag c2 0xCF

POS SPE スクランブリングの設定

pos scramble-atm コマンドを使用すると、POS synchronous payload envelope(SPE; 同期ペイロード エンベロープ)をスクランブルすることができます。SONET ペイロード スクランブリングでは、十分なビット移行密度を確保するためにインターフェイスの SPE に自動同期スクランブラが適用されます。

pos scramble-atm
[no] pos scramble-atm
 

デフォルトでは、POS SPE スクランブリングは設定されていません。

このコマンドに no を指定すると、スクランブリングが無効になります。

次の例では、スクランブリングが有効になります。

Router(config)# interface pos 1/0
Router(config-if)# pos scramble-atm

ループバック テストの設定

フロント カードから MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードに向けて送信したデータが戻ってくるループバック テストを有効にするには、インターフェイス設定モードで loopback コマンドを使用します。

loopback [line | internal]
[no] loopback [line | internal]

 

パラメータ
説明

line

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードのネットワーク インターフェイスで受信された受信トラフィックをネットワークに向けてループバックします。


) 受信トラフィックはネットワークに向けてループバックされますが、フロント カードにフローし続けます。送信トラフィック(フロント カードからの)は、バック カードのネットワーク インターフェイスによってわずかに廃棄されます。


 

internal

MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードのネットワーク インターフェイスで受信された送信トラフィックをフロント カードに向けてループバックします。


) 送信トラフィックはフロント カードに向けてループバックされても、ネットワークにフローし続けます。(ネットワークからの)受信トラフィックは、バック カードのネットワーク インターフェイスによってわずかに廃棄されます。


 

このコマンドに no を指定すると、ループバック テストが停止されます。

次の例では、ループバックが MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードに対して設定されます。

Router(config)# interface pos 1/0
Router(config-if)# loopback line

設定例

スロット 3 に OC-12c/STM-4c レイヤ 3 POS バック カードが装着された Cisco 12000 シリーズ ルータ(ルータ 2)とバックツーバックで接続された、MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードを装着した Cisco RPM-XF(ルータ 1)の設定ファイル コマンドの例を次に示します。

Router 1:
 
interface pos 1/0
ip address 10.1.2.4 255.0.0.0
clock source line
no shutdown
no keepalive
no cdp enable
crc 32
Router 2:
 
interface pos 3/0
ip address 10.1.2.3 255.0.0.0
clock source internal
no shutdown
no keepalive
no cdp enable
no ip mroute-cache
crc 32

システム ステータスのチェック

各バック カードでは、設定内容、トラフィック、エラーなど、バック カードに関する情報が保持されます。show コマンドを入力すると、この情報にアクセスできます。バック カードの情報およびステータスを表示する show コマンドと、そのコマンド例を次に示します。

インターフェイスに関する一般的な情報を表示するには、次の例のように show interface pos
<bay/port> コマンドを入力します。

Router# show interface pos 1/0
POS1/0 is up, line protocol is up
Hardware is Skystone 4302 Sonet Framer
Internet address is 1.1.100.2/24
MTU 4470 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 32, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Scramble disabled
Last input 00:00:02, output 00:00:07, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:16
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue :0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions
 

インターフェイスに関するコントローラ固有の情報を表示するには、次の例のように show
controller pos <bay/port> コマンドを使用します。これには、現在アクティブな SONET アラーム、リモート エンドから受信された SONET 情報、SONET 設定パラメータなど、MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カードに関する情報が含まれます。

Router# show controller pos 1/0
 
POS1/0
SECTION
LOF = 0 LOS = 0 BIP(B1) = 0
LINE
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 0 BIP(B2) = 0
PATH
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 0 BIP(B3) = 0
LOP = 0 NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0
 
Active Defects: None
Active Alarms: None
Alarm reporting enabled for: SF SD SLOS SLOF B1-TCA LAIS LRDI B2-TCA PAIS PLOP PRDI PUNEQ B3-TCA
 
Framing: SONET
OVERHEAD BYTES
S1/S0 = 0, C2 = CF
CLOCK RECOVERY
RDOOL = 0
State: RDOOL_state = False
PATH TRACE BUFFER: STABLE
Remote hostname : Router
Remote interface: POS1/0
Remote IP addr : 0.0.0.0
Remote Rx(K1/K2): B1/32 Tx(K1/K2): 08/00
 
BER thresholds: SF = 10e-3 SD = 10e-6
TCA thresholds: B1 = 10e-6 B2 = 10e-6 B3 = 10e-6
 
Clock source: internal

バック カードのトラブルシューティング

次の表に、MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS バック カード上の LED についての説明を示します。取り付けの際のトラブルシューティングは、 表5-5 の指示に従ってください。

 

LED
ステータス
内容

LINK

キャリアが検出されました。

消灯

キャリアが検出されません。

TX(送信)

トラフィックを送信しています。

消灯

トラフィックを送信していません。

RX(受信)

トラフィックを受信しています。

消灯

トラフィックを受信していません。

FAIL

重大な障害が発生してバック カードが無効になっています。

消灯

バック カードは正常に動作しています。

 

表5-5 MGX-1OC12POS-IR または MGX-2OC12POS の取り付けのトラブルシューティング

症状
考えられる原因
対処方法

電源投入時自己診断テスト中にバック カードの Fail LED が点灯しない

バック カードが正しく装着されていない

イジェクト レバーが完全に閉じていることと、非脱落型ネジがしっかり締まっていることを確認してください。

バック カード スロットまたはミッドプレーン コネクタが機能していない

バック カード(上部スロットと下部スロット)とフロント カードを取り外し、これらを別のシャーシ スロットに取り付けます。

バック カードの初期化に失敗した

バック カード スロットまたはミッドプレーン コネクタが機能していない

バック カード(上部スロットと下部スロット)とフロント カードを取り外し、これらを別のシャーシ スロットに取り付けます。

バック カードが不良である

バック カードを交換します。

フロント カードが不良である

フロント カードを交換します。

インターフェイスが動作しない。または、しばらく動作した後にダウンする

設定の不一致

両側の設定をチェックします (詳細については、「ソフトウェアの設定」を参照してください)。

ケーブルが正しく接続されていない

両側のケーブルをチェックします。受信ポートがリモート エンドの送信ポートに接続されているかどうか、また送信ポートについても同様に確認します。

ケーブルが不良である

ケーブルを交換します。ケーブルが
「MGX-1OC12POS-IR の概要と機能」 または 「MGX-2OC12POS の概要と機能」 に示された仕様を満たしていることを確認してください。