Cisco MGX 8800/8900 シリーズ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.1
PXM1E 通信リンクのプロビジョニング
PXM1E 通信リンクのプロビジョニング
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

PXM1E 通信リンクのプロビジョニング

プロビジョニング手順のクイックスタート

回線設定のクイックスタート

ATM トランク設定のクイックスタート

PNNI UNI ポート設定のクイックスタート

SVC 設定のクイックスタート

SPVC および SPVP 設定のクイックスタート

PNNI 仮想トランク設定のクイックスタート

BPX PNNI トランク設定のクイックスタート

AINI リンク設定のクイックスタート

IISP リンク設定のクイックスタート

XLMI リンク設定のクイックスタート

MGX 8830 または MGX 8850(PXM1E)への Cisco IGX フィーダ設定のクイックスタート

一般的な PXM1E の設定手順

カード モードの設定

回線の設定

回線の始動

回線の設定

回線の設定状況の確認

ATM 逆多重化の設定

IMA グループの作成

IMA グループの設定

IMA グループへのIMA リンクの追加

IMA リンクの設定

IMA ポートの追加

APS を備えた 2 つの回線の冗長性設定

カード内 APS 回線の設定

カード間 APS 回線の設定

ATM ポートの追加

ATM ポートの変更

コントローラ間でのポート リソース パーティション

ポートのシグナリング プロトコルの選択

スタティック リンクの宛先アドレスの定義

スタティック ATM アドレスの宛先ポートへの割り当て

ポートでの ILMI の設定

ILMI トラップとシグナリングの設定

ILMI 自動設定の設定

ILMI ダイナミック アドレッシングの設定

デフォルト値または既存値での ILMI の始動

PXM1E 回線クロック ソースの設定

PNNI 通信の確認

PNNI トランク通信の確認

エンドツーエンド PNNI 通信の確認

SPVC および SPVP のプロビジョニングと管理

ポイントツーポイント接続の設定

ポイントツーマルチポイント接続の設定

P2MP ルート接続へのパーティの追加

パーティの NSAP の取得

接続リストの表示

特定の接続のステータスの表示

P2P および P2MP 接続の変更

接続の停止

接続の始動

パーティの停止

パーティの始動

接続の再ルーティング

P2MP パーティの再ルーティング

接続の削除

P2MP パーティの削除

IGX フィーダへの接続の設定と管理

PXM1E カードの IGX フィーダ上の UXM カードへの接続

IGX フィーダの削除

PXM1E 通信リンクのプロビジョニング

この章では、他のスイッチと物理的に接続するために PXM1E 回線を準備する方法について説明します。また、PXM1E 回線により他の装置と ATM 通信を行うために、ポートと接続を追加する方法も説明しています。

この章は、PXM1E カードと回線を設定するためのクイックスタートになっており、表3-1に示すリンクと接続タイプのプロビジョニング方法を説明します。


) この章で説明する手順は、MGX 8850(PXM45) または MGX 8950 には適用できません。PXM45 カードには ATM 回線がありません。MGX 8850(PXM45) と MGX 8950 スイッチは、AXSM カード上で ATM 通信をサポートします。


 

表3-1 PXM1E のリンク タイプおよび接続タイプ

PXM1E のリンク タイプまたは接続タイプ
説明

PNNI トランク

PNNI トランクは MGX スイッチ間の接続を行います。

PNNI UNI ポート

PNNI UNI ポートは MGX スイッチを CPE に接続します。

SVC 1

SVC は、CPE からの要求に応じて始動および切断される一時的な接続です。

SPVC 2

SPVC は、リンクが失敗した場合に再ルーティングできる固定接続です。

PNNI 仮想トランク

PNNI 仮想トランクは、複数の公衆ネットワーク間を経由するために使用されます。仮想トランク エンドポイントは個別のネットワーク上に存在しますが、これらのネットワーク間のパスは 1 つのリンクのように扱われます。

Cisco MGX 8850(PXM1) フィーダ PNNI トランク

MGX 8230 や MGX 8250 などのフィーダ スイッチを Cisco MGX 8850 Release 5 スイッチにリンクするフィーダ トランク。フィーダ スイッチは比較的低速なトラフィックを連結し、より高速なインターフェイスを介して MGX 8850 スイッチに転送します。この処理によって、ATM ネットワーク コアへのリンクが形成されます。

BPX PNNI トランク

BPX PNNI トランクは、MGX 8850 スイッチと PNNI をサポートする BPX スイッチとの間の PNNI リンクを実現します。BPX スイッチは、 Cisco SES PNNI コントローラ に接続されると PNNI をサポートします。

AINI 3 リンク

AINI リンクは、2 つの独立した PNNI ネットワーク間の接続を有効にし、PNNI データベース交換をブロックするので、2 つのネットワークは独立した状態が保たれます。

IISP 4 リンク

IISP リンクは、2 つの独立した PNNI ネットワーク間の接続を有効にし、PNNI データベース交換をブロックするので、2 つのネットワークは独立した状態が保たれます。IISP は AINI の前身になった技術であり、ネットワーク リンクの一方または両方のエンドポイントで AINI がサポートされていない場合だけに使用します。

XLMI 5 リンク

XLMI リンクは PNNI ネットワークを AutoRoute ネットワークに接続します。XLMI リンクは、PNNI を使用した AutoRoute ネットワークの拡張を可能にし、AutoRoute ネットワーキングから PNNI への移行を容易にします。

 
1. SVC = 相手先選択接続

 
2. SPVC = ソフト相手先固定回線接続

 
3. AINI =ATM インターネットワーク インターフェイス

 
4 IISP = Interim Inter-Switch Protocol

 
5. XLMI = 拡張リンク管理インターフェイス

これらの接続は、設定方法が似ています。ほとんどの場合、コマンドの追加やコマンド オプションの組み合わせの違いがあるだけです。経験のあるユーザがすばやく設定を行えるように、この章では、設定のクイックスタートと作業手順の説明を使用して、これらの接続の設定方法を説明します。

初めて設定する接続タイプについては、クイックスタート手順を使用して、実行する作業の順序を確認してから、作業の詳細手順の説明を参照してください。


) この章で使用する全コマンドの詳細については、『Cisco MGX 8800/8900 Series Command Reference, Release 5.1 』を参照してください。



) ATM 接続の設定を開始する前に、まず第2章「一般的なスイッチ機能の設定」 の手順に従って一般的なスイッチ機能の設定を行ってください。この章で説明する一部の手順は、スイッチが正しく設定されていないと正しく実行できません。


プロビジョニング手順のクイックスタート

ここでは、回線を設定し接続をプロビジョニングするために利用することができる簡略化した手順を示します。

回線設定のクイックスタート

この節のクイックスタート手順では、PXM1E カードと回線を ATM トランクと ATM 回線として設定するために必要な準備作業の概要を説明します。このクイックスタート手順は、すでに MGX 8850(PXM1E) や MGX 8830 スイッチを設定したことのあるユーザが使用するための設定作業の概要およびクイック リファレンスです。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 1

cnfcdmode < mode >

T1、E1、T3、または E3 回線をサポートする PXM1E 上の全回線の動作モードを設定します。ここでは、カードのタイプに応じて、T1 か E1、あるいは T3 か E3 を選択します。


) PXM1E カード上の接続を準備する前に、カードのモードを設定する必要があります。


ステップ 2

upln < bay.line >

 

関連コマンド:

dsplns

dspln - type < bay . line >

回線を始動して設定します。これによって、2 つのスイッチ間に物理層の接続を確立します。

この章で後述する 「回線の設定」 を参照してください。

ステップ 3

cnfln < options >

 

関連コマンド:

dsplns

dspln - type < bay . line >

デフォルトの設定パラメータを変更する必要がある場合は、回線を設定します。

この章で後述する 「回線の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addapsln < workingIndex > < protectIndex > < archmode >

dspapslns

dspapsln working-slot . bay . line >

2 つの PXM1E 回線の冗長関係を設定します。

この章で後述する 「APS を備えた 2 つの回線の冗長性設定」 を参照してください。

ATM トランク設定のクイックスタート

ATM トランクは、スイッチをコア ATM ネットワーク内の他の ATM スイッチに接続します。このクイックスタート手順では、Cisco MGX スイッチの ATM トランクの設定に必要な作業の概要を説明します。この手順は、この種の接続の設定経験のあるユーザに対するクイック リファレンスです。


) 次の手順がトランクの両終端にあるそれぞれのスイッチで実行されるまで、トランクの設定は完了しません。


 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って PXM1E 回線を始動します。

ステップ 3

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

ATM ポートを追加して設定します。このステップでは、2 つの ATM 装置間の ATM 層で 2 つの通信を確立します。


) ATM トランク用にポートを追加するには、まず PNNI または MPLS コントローラを追加する必要があります。コントローラを追加する手順は、第2章「一般的なスイッチ機能の設定」で説明しています。


スイッチ間のトランクに NNI を指定します。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

cnfport < options >

関連コマンド:

dspport

dspports

前のステップで作成したポートを変更する必要がある場合は、このオプションのステップを使用します。

ポート変更の詳細については、 「ATM ポートの変更」 (後述)を参照してください。

ステップ 5

addpart < options >

 

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

トランクのリソースを PNNI コントローラに割り当てます。このステップでは、1 つのコントローラにすべてのトランクの帯域幅を割り当てることも、各コントローラにトランクの帯域幅を割り振ることもできます。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 6

dnpnport < portid >

cnfpnportsig < options >

uppnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

トランクで使用するシグナリング プロトコルを定義します。デフォルトのシグナリング プロトコルは UNI none です。PNNI トランクに pnni10 を指定します。

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 7

dsppnni-link

dsppnni-neighbo r

 

リンクの両終端を設定したら、2 つの終端間の PNNI 通信を確認します。 dsppnni-link コマンドのレポートに、確認する通信のポートのエントリが表示されます。Hello state には twoWayInside と表示され、Remote node ID には 2 番目のコロンの後にリモート ノードの ATM アドレスが表示されます。

この章で後述する 「PNNI トランク通信の確認」 を参照してください。

ステップ 8

upilmi < ifNum > < partId >

cnfilmi < options >

 

関連コマンド:

dspports

dspilmis

このオプションのステップでは、トランクに ILMI プロトコルを設定して起動し、Cisco WAN Manager のサポートや ILMI 機能の使用ができるようにします。

この章で後述する 「ポートでの ILMI の設定」 を参照してください。

PXM1E トランクを設定すると、トランクは SVC をサポートできるようになります。また、トランクの各終端で、CPE 間に SPVC および SPVP を作成できるようになります(この方法については、 「SPVC および SPVP のプロビジョニングと管理」 で説明しています)。

PNNI UNI ポート設定のクイックスタート

ATM UNI ポートはスイッチと ATM 終端装置とを接続します。ATM 終端装置は、ATM ネットワークと他の通信パスやネットワークとの間の境界として機能します。通常の終端装置には ATM ルータとマルチサービス コンセントレータがあります。UNI シグナリングは、エンド システム(CPE)と PNNI ネットワークの間の呼の要求に使用されます。

このクイックスタート手順では、MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチの UNI ポートを設定するために必要な作業の概要を示します。このクイックスタート手順は、UNI ポートの設定経験のあるユーザに対する設定作業の概要およびクイック リファレンスです。


) 回線の両終端装置を互換性があるように設定しないと、リンクの設定は完了しません。


 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って、ATM 終端装置に接続するために PXM1E 回線を始動します。

ステップ 3

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

ATM ポートを追加して設定します。このステップでは、2 つの ATM 装置間の ATM 層で 2 つの通信を確立します。


) UNI ポートを追加するには、まず PNNI または MPLS コントローラを追加する必要があります。コントローラを追加する手順は、第2章「一般的なスイッチ機能の設定」で説明しています。


ATM 回線に対して UNI を指定します。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addpart < options >

 

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

回線のリソースを PNNI コントローラに割り当てます。このステップでは、1 つのコントローラにすべての回線の帯域幅を割り当てることも、各コントローラそれぞれの間で回線の帯域幅を割り振ることもできます。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 5

dnpnport < portid >

設定を行うためにポートを停止します。次の 3 つのステップを行うには、このステップが必要です。

ステップ 6

cnfpnportsig < options >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

回線で使用するシグナリング プロトコルを定義します。UNI 回線のデフォルトのシグナリング プロトコルは UNI none です。

uni30 uni31 、または uni40 を指定します。

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 7

cnfaddrreg < portid > no

addaddr < options >

 

関連コマンド:

dsppnports

dspatmaddr < portid >

deladdr < options >

必要ならば、PXM1E UNI ポートにスタティック ATM アドレスを設定します。

この章で後述する 「スタティック ATM アドレスの宛先ポートへの割り当て」 を参照してください。

ステップ 8

addprfx < portid > atm-prefix

 

関連コマンド:

cnfaddrreg < portid > yes

dspprfx < portid >

ダイナミック アドレッシングをポートで使用する場合は、アドレスを割り当てる際に ILMI が使用できる ATM アドレス プレフィックスを定義します。

この章で後述する 「ILMI ダイナミック アドレッシングの設定」 を参照してください。

ステップ 9

uppnport < portid >

設定が完了した後、ポートを始動します。

ステップ 10

upilmi < ifNum > < partId >

cnfilmi < options >

 

関連コマンド:

dspports

dspilmis

ポートに ILMI を設定して始動します。このステップは、ダイナミック アドレッシングと ILMI 自動設定機能で必要になります。その他の場合には、オプションとなります。

この章で後述する 「ポートでの ILMI の設定」 を参照してください。

SVC 設定のクイックスタート

Switched Virtual Circuits (SVC; 相手先選択接続)はオンデマンド型の接続に対するソリューションです。これらは必要なときに接続され、必要なくなると切断されます。このダイナミックな動作を可能にするために、SVC はシグナリングを使用します。エンド システムが他のエンド システムへの接続を要求したときに、要求したサービスが利用可能な場合はその接続が確立されます。アイドルの場合には、ネットワークの帯域幅を節約するために SVC は停止されます。

MGX 8850(PXM1E) スイッチと MGX 8830 スイッチは、PNNI プロトコルを使用して、ネットワークを介して SVC を設定する方法を決めることができます。スイッチが SVC を自動的に設定するため、SVC ルートを設定する必要はありません。ただし、SVC を設定する前に、スイッチが事前に正しく設定されている必要があります。次のクイックスタート手順は、SVC 通信を有効にするために必要な作業を要約したものです。この章では、CPE 設定を除いたすべての作業を説明しています。


) 次の手順に示される作業の実行順序は、特に問題にはなりません。ただし、すべての作業は SVC を始動する前に完了する必要があります。


 

 
コマンド
目的

ステップ 1

この章で前述した 「ATM トランク設定のクイックスタート」 を参照してください。

ATM 端末が接続されるスイッチ同士をリンクするトランクを設定します。各スイッチで PNNI コントローラを追加し、トランクを配分するときにそのコントローラを選択します。

ステップ 2

dsppnni-reachable-addr network

SVC を確立するノード ペア間の接続を確認します。

この章で後述する 「エンドツーエンド PNNI 通信の確認」 を参照してください。

ステップ 3

この章で前述した 「PNNI UNI ポート設定のクイックスタート」 を参照してください。

SVC の両終端で、ATM 端末の UNI ポートを設定し、それぞれの回線にスタティックまたはダイナミック アドレッシングを割り当てます。各スイッチで PNNI コントローラを追加し、トランクを配分するときにそのコントローラを選択します。

ステップ 4

CPE のマニュアルを参照してください。

前のステップで設定した UNI ポートを使用してスイッチとの通信が行われるように、各 CPE 装置を設定します。

ステップ 5

dsppncons

このオプションのステップでは、稼動している SVC 接続を表示します。

第9章「スイッチの運用手順」 「SVC の表示」 を参照してください。

CPE の各モデルをスイッチと通信できるように設定する方法については、このマニュアルでは説明しません。この設定を完了するには、CPE とスイッチの機能について理解し、両方の装置でサポートされている通信パラメータを定義する必要があります。たとえば、Cisco MGX スイッチが UNI 3.1 通信をサポートしていて、CPE がその通信をサポートしていない場合は、両方の装置でサポートされているシグナリング プロトコル(UNI 3.0 など)を選択する必要があります。

SVC 接続に対する条件がすべて満たされると、CPE 装置は同じ交換回線ネットワークの他の CPE 装置との SVC 接続を確立することができます。

SPVC および SPVP 設定のクイックスタート

Soft Permanent Virtual Circuit (SPVC; ソフト相手先固定接続)は、Private Network-to-Network Interface(PNNI; プレイベート ネットワーク間インターフェイス)Version 1.0 プロトコルを使用して再ルーティングできる Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)です。PVC と同様に、SPVC は常時接続です。ただし、PVC は事前に定義された回線パスを使用し、そのパスが中断されると接続不可になります。PNNI プロトコルを使用することにより、SPVC は再ルーティングして接続不可の通信リンクを回避したり、より高い帯域幅を持つリンクを使用したりすることができます。

SPVP は、PNNI Version 1.0 プロトコルを使用して再ルーティングされる相手先固定のパスです。SPVC と SPVP の違いは、SPVP が複数の VCI をサポートするのに対して、SPVC は定義上では単一の仮想回線しかサポートしない点です。SPVC と同様に、ある SPVP で障害が発生すると、PNNI は代替ルートの存在を判断してその接続を再ルーティングします。

このクイックスタート手順では、MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチの SPVC および SPVP の設定に必要な作業の概要を説明します。このクイックスタート手順は、この種の接続の設定経験のあるユーザに対する設定作業の概要およびクイック リファレンスです。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「ATM トランク設定のクイックスタート」 を参照してください。

ATM 端末の接続先となるスイッチ同士をリンクさせるトランクを設定します。

ステップ 3

dsppnni-reachable-addr network

SPVC または SPVP のエンドポイントとなる 2 つのノード間の PNNI 接続を確認します。

「エンドツーエンド PNNI 通信の確認」 (後述)を参照してください。

ステップ 4

この章で前述した 「PNNI UNI ポート設定のクイックスタート」 を参照してください。

SPVC または SPVP の両終端の ATM 端末に対して回線を設定し、それぞれの回線に対してスタティック アドレッシングまたはダイナミック アドレッシングのいずれかを割り当てます。

ステップ 5

addcon < options >

 

関連コマンド:

dspcons

dspcon < ifNum > < vpi > < vci >

PVC のスレーブ側を設定します。

「SPVC と SPVP のスレーブ側の設定」 (後述)を参照してください。

ステップ 6

addcon < options >

 

関連コマンド:

dspcons

dspcon < ifNum > < vpi > < vci >

接続のマスター側を設定します。

「SPVC および SPVP のマスター側の設定」 (後述)を参照してください。

PNNI 仮想トランク設定のクイックスタート

仮想トランクについては、 第1章「設定の準備」 「マルチ サービス エッジ集束」で説明しています。図3-1 に、仮想トランクの設定を示します。

図3-1 仮想トランク トポロジー

 

図3-1 は、次のクイックスタート手順で使用できる設定データの一例を示しています。プライベート スイッチ A とエッジ スイッチ 1 の間の 1 本のトランクが、2 本の仮想トランクを収容していることに留意してください。これらの仮想トランクは、Virtual Network-to-Network Interface(VNNI; 仮想ネットワーク間インターフェイス)のポート 10:1.2:2 とポート 10:1.2:7 でそれぞれ終端します。スイッチはノード上で 32 個までの VNNI ポートをサポートします。

仮想トランクを設定するには、次の作業を実行する必要があります。

仮想トランクは、私設ネットワーク ノードとコア エッジ ノードとの間に定義する必要があります。

コア ネットワークのオペレータは、仮想トランク パスのコア エッジ ノードを接続する各仮想トランクに対して SPVP を定義する必要があります。

Cisco MGX スイッチは、次のものをサポートします。

1 つの ATM コア ネットワーク(または ATM クラウド)に対して最大 256 個の SPVP。範囲は 0~255 です。

1 つの物理インターフェイスに対して最大 60 個の仮想トランク。PXM1E カードごとに最大 60 ポート、スイッチごとに最大 100 ポートです。

EVNNI ポート タイプを選択し、VPI の範囲を設定した場合、1 本の仮想トランク上に複数の SPVP

次のクイックスタート手順では、Cisco MGX スイッチに仮想トランクを設定するために必要な作業の概要を示します。このクイックスタート手順は、この種の接続の設定経験のあるユーザに対する設定作業の概要およびクイック リファレンスです。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

MGX 8850(PXM1E) または MGX 8830 スイッチで設定セッションを開始します。これは、フィーダに接続されたローカル ルーティング スイッチとなります。


) クイックスタート手順をすべて実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って PXM1E 回線を始動します。

ステップ 3

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

プライベート スイッチで仮想トランク エンド ポートを設定します。有効な仮想トランクのポート タイプは、VNNI および EVNNI です。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addpart < options >

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

プライベート スイッチで仮想トランクのパーティションを設定します。

VNNI ポートでは、minVpi および maxVpi パラメータに同じ VPI 番号を入力します。仮想トランクでは、この番号が VPI 番号になります。

EVNNI ポートでは、ポートを作成したときに入力したのと同じ最小および最大 VPI 番号を入力します。この範囲が仮想トランクの VPI 番号の範囲になります。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 5

dnpnport < portid >

cnfpnportsig < options >

uppnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

プライベート スイッチで仮想トランク シグナリングを設定します。 -nniver オプションを pnni10 に設定することで、PNNI シグナリングを選択します。

pop20two.7.PXM.a > cnfpnportsig < portid > -nniver pnni10
 

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 6

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

各コア エッジ ノードで仮想トランク エンド ポートを設定します。UNI ではインターフェイス タイプ 1 を、NNI では 2 を指定します。

この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 7

addpart

関連コマンド:

dspparts

dspparts

cnfpart

各コア エッジ ノードで仮想トランクのパーティションを設定します。プライベート スイッチで、この回線の仮想トランクのすべての VPI 番号を含む VPI 範囲を使用します。

この章の 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。


) MPLS へ移行する場合には、VPI/VCI の範囲全体を設定しないでください。その代わりに、PNNI が動作するのに必要な分だけを設定します。ネットワークのサービスに影響しないように、VPI/VCI の範囲を縮小してください。


ステップ 8

dnpnport

cnfpnportsig

uppnport

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport

dsppnportsig

各コア エッジ ノードで仮想トランク シグナリングを設定します。 -univer オプションに none を設定することで、トランク シグナリングなしを選択します。

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 9

addcon < options >

関連コマンド:

dspcon

dspcons

各仮想トランクに、コア ネットワークの各エッジで仮想トランクのポート間に SPVP を設定します。この章の 「SPVC および SPVP のプロビジョニングと管理」 を参照してください。

ステップ 10

dsppnni-reachable-
addr network

仮想トランクのエンドポイントとなる 2 つのノード間の PNNI 接続性を確認します。

この章の 「エンドツーエンド PNNI 通信の確認」 を参照してください。

BPX PNNI トランク設定のクイックスタート

Cisco SES PNNI コントローラを Cisco BPX スイッチと接続すると、 Cisco MGX スイッチのある PNNI ネットワークに BPX スイッチが加えられます。MGX 8850(PXM1E) スイッチと BPX スイッチとの間に接続を確立すると、MGX スイッチの PXM1E カードと BPX の BXM カードとの間にトランクができます。トランクの BXM 側での設定手順については、Cisco SES 製品のマニュアルを参照してください。ここでは、トランクの PXM1E 側での設定方法を説明します。

トランクの PXM1E 側での設定手順は、PXM1E トランクの一般的な設定手順と似ています。次のクイックスタート手順は、この一般的な手順を、BPX PNNI トランクを設定するように修正したものです。


) トランクの設定は、トランクの BXM 側を設定してからでないと完了しません。



注意 BPX PNNI トランクを設定するには、PNNI リソースを割り当てる必要があります。PNNI リソースがトランクに割り当てられたことを確認するには、dsprsrc <slot.port> コマンドを入力します。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

 

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順をすべて実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って PXM1E 回線を始動します。

ステップ 3

addport < options >

 

関連コマンド:

dspports

ATM ポートを追加して設定します。このステップでは、2 つの ATM 装置間に ATM 通信を確立します。

スイッチ間トランクを示す NNI を指定します。

この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

ステップ 4

addpart < options >

 

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

トランクの PNNI パーティションを追加して設定します。このステップでは、PNNI コントローラのためにトランクのリソースを予約します。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 5

dnpnport < portid >

cnfpnportsig < options >

uppnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

トランクで使用するシグナリング プロトコルを定義します。デフォルトのシグナリング プロトコルは UNI Version 3.1 になっており、これを pnni10 に変更する必要があります。たとえば、次のように入力します。

pop20two.7.PXM.a > cnfpnportsig < portid> -nniver pnni10
 

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 6

upilmi < ifNum > < partId >

cnfilmi < options >

 

関連コマンド:

dspports

dspilmis

トランクに ILMI を設定して始動します。ILMI はトランクの BXM 側で必要なので、PXM1E 側でも有効にしておく必要があります。

この章で後述する 「ポートでの ILMI の設定」 を参照してください。

ステップ 7

dsppnni-link

dsppnni-neighbor

リンクの両終端を設定したら、2 つの終端間の PNNI 通信を確認します。 dsppnni-link コマンドのレポートに、確認する通信のポートのエントリが表示されます。Hello state には twoWayInside と表示され、Remote node ID には 2 番目のコロンの後にリモート ノードの ATM アドレスが表示されます。

この章で後述する 「PNNI トランク通信の確認」 を参照してください。

BPX PNNI トランクを設定すると、トランクは SVC をサポートできるようになります。また、トランク両端の CPE 間に SPVC および SPVP を作成できるようになります。この方法については、この章で後述する 「SPVC および SPVP のプロビジョニングと管理」 で説明しています。

AINI リンク設定のクイックスタート

このクイックスタート手順では、Cisco MGX スイッチの ATM Inter-Network Interface (AINI; ATM インターネットワーク インターフェイス)リンクの設定に必要な作業の概要を説明します。このクイックスタート手順は、この種の接続の設定経験のあるユーザに対する設定作業の概要およびクイック リファレンスです。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてのステップを実行するには、SUPER_GP 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って PXM1E 回線を始動します。この回線は AINI トランクとなります。

ステップ 3

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

AINI トランク用に ATM ポートを追加して設定します。このステップでは、2 つの ATM 装置間に ATM 通信を確立します。

スイッチ間トランクを示す NNI を指定します。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addpart < options >

 

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

トランクのリソースを PNNI コントローラに割り当てます。このステップでは、1 つのコントローラにすべてのトランクの帯域幅を割り当てることも、各コントローラにトランクの帯域幅を割り振ることもできます。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 5

dnpnport < portid >

cnfpnportsig < options >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

AINI リンクのローカル側で使用するシグナリング プロトコルを設定します。デフォルトのシグナリング プロトコルは none です。AINI トランクには aini を指定します。

たとえば、次のように入力します。

8850_LA.7.PXM.a > cnfpnportsig 1:1.1:1 -nniver aini
 

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 6

cnfpnportsig < options >

AINI トランクの片側では、VPI および VCI の割り当ては無効になっています。PXM1E トランクでは、VPI および VCI の割り当てはデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、次のコマンドを入力します。

8850_LA.7.PXM.a > cnfpnportsig 1:1.1:1 -vpivcialloc disable
 

ステップ 7

uppnport < portid >

シグナリングの設定が完了した後、ポートを始動します。

ステップ 8

addaddr < options >

トランクのローカル側に送信先アドレスを追加します。

この章で後述する 「スタティック リンクの宛先アドレスの定義」 を参照してください。

ステップ 9

addaddr < options >

宛先ポートにスタティック アドレスを追加します。このステップは、アドレスが宛先ポートの CPE に動的に割り当てられないときに必要になります。

この章で後述する 「スタティック ATM アドレスの宛先ポートへの割り当て」 を参照してください。

IISP リンク設定のクイックスタート

このクイックスタート手順では、Cisco MGX スイッチでの Interim Inter-switch Protocol (IISP)リンクの設定に必要な作業の概要を説明します。このクイックスタート手順は、この種の接続の設定経験のあるユーザに対する設定作業の概要およびクイック リファレンスです。


) AINI は、IISP の機能を引き継ぐ新しいプロトコルです。AINI をサポートしない別のスイッチにリンクを設定しない限り、IISP リンクではなく、AINI リンクを設定してください。IISP リンクの機能は、AINI リンクの機能よりも劣ります。たとえば、IISP リンクでは UNI 4.0 接続がサポートされません。


 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてのステップを実行するには、SUPER_GP 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

 

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って PXM1E 回線を始動します。この回線は AINI トランクとなります。

ステップ 3

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

ポートを IISP トランクに追加します。このステップでは、2 つの ATM 装置間に ATM 通信を確立します。

スイッチ間トランクを示す NNI を指定します。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addpart < options >

 

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

トランクのリソースを PNNI コントローラに割り当てます。このステップでは、1 つのコントローラにすべてのトランクの帯域幅を割り当てることも、各コントローラにトランクの帯域幅を割り振ることもできます。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 5

dnpnport < portid >

cnfpnportsig < options >

uppnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

IISP リンクのローカル側で使用するシグナリング プロトコルを設定します。デフォルトのシグナリング プロトコルは none です。IISP トランクに iisp30 または iisp31 のいずれかを指定します。

たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfpnportsig 1:1.1:1 -nniver iisp31 -side [network|user]
 

IISP トランクの片側はネットワーク側、もう一方の側はユーザ側として定義する必要があります。VPI と VCI を発行するのは、ネットワーク側です。

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 6

addaddr < options >

トランクのそれぞれの終端に宛先アドレスを追加します。

この章で後述する 「スタティック リンクの宛先アドレスの定義」 を参照してください。

ステップ 7

addaddr < options >

宛先ポートにスタティック アドレスを追加します。このステップは、アドレスが宛先ポートの CPE に動的に割り当てられないときに必要になります。

この章で後述する 「スタティック ATM アドレスの宛先ポートへの割り当て」 を参照してください。

XLMI リンク設定のクイックスタート

Extended Link Management Interface (XLMI; 拡張リンク管理インターフェイス)リンクは、PNNI ネットワークと AutoRoute ネットワークを結合します。XLMI リンクを確立すると、PNNI ネットワークの CPE を AutoRoute ネットワークの CPE にリンクする接続を設定できます。PNNI ネットワークと AutoRoute ネットワークとの間の相互接続により、AutoRoute の制限を超えてネットワークの拡張が可能になり、全 AutoRoute ネットワークから全 PNNI ネットワークへ段階的に容易に移行できるようになります。

XLMI リンクを確立するには、次の手順を実行する必要があります。

1. XLMI リンク用の PXM1E ポートを設定します。

2. XLMI リンク用の BXM ポートを設定します。

3. PNNI ネットワーク上の終点と AutoRoute ネットワーク上の終点との間の接続を作成します。

ここでは、XLMI リンクをサポートするように PXM1E ポートを設定する方法を説明し、PNNI ネットワークと AutoRoute ネットワークの間の接続を作成する手順を説明します。設定を始める前に、次のガイドラインと制限事項について注意してください。

XLMI は、すでに接続がプロビジョニングされているポートではプロビジョニングできません。ポートを XLMI に変更するには、まず、既存の接続をすべて削除する必要があります。

LMI の制御用 VC には VPI = 3 および VCI = 31 を使用します。これらの数値は、他のタイプの接続には使用できません。

各 PXM1E カードは、AutoRoute ネットワークとフィーダ ノードへのリンクを最大 16 個サポートします。

各 PXM1E ポートは、1 つの AutoRoute ネットワークに対して 1 つのリンクをサポートするので、AutoRoute ネットワークへのリンクの最大数は、物理 PXM1E ポートの最大数と等しくなります。

XLMI リンクは SPVC および SPVP をサポートします。SVC および LVC はサポートされません。

XLMI は仮想トランクではサポートされません。

PXM1E 上では、各種 XLMI タイマーを設定できません。タイマーの設定は、BPX 上で実行します。PXM1E 上の LMI タイマーの値は、次のとおりです。

LMI SPVC ステータス問い合わせタイマー(T393):10 秒

LMI SPVC アップデート ステータス タイマー(T394):10 秒

LMI リトライ タイマー(N394 および N395):5 秒

次のクイックスタート手順は、MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチに XLMI リンクを設定するために必要な作業の概要を示しています。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてのステップを実行するには、SUPER_GP 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 に従って PXM1E 回線を始動します。

ステップ 3

addport < options >

または

addimagrp < options >

addimalnk < options >

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

ATM ポートを追加して設定します。このステップでは、2 つの ATM 装置間に ATM 通信を確立します。

PXM1E カードは UNI ポートまたは NNI ポート上で XLMI をサポートします。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

IMA グループを使用して ATM 通信を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addpart < options >

 

関連コマンド:

dspparts

dsppart

cnfpart

ポートのリソースを PNNI コントローラに割り当てます。このステップでは、1 つのコントローラにすべてのポートの帯域幅を割り当てることも、各コントローラにポートの帯域幅を割り振ることもできます。

この章で後述する 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照してください。

ステップ 5

addlmi < interface > < type >

 

関連コマンド:

dsplmi < interface >

LMI をポートに追加します。たとえば、次のように入力します。

M8850_NY.6.PXM1E.a > addlmi 2 2
 

type 変数には、XLMI リンクを示す 2 を指定します (タイプ 1 はフィーダ操作を選択します)。

ステップ 6

dnpnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

設定を行うためにポートを停止します。

ステップ 7

cnfpnportsig < options >

 

関連コマンド:

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

ポートに使用するシグナリング プロトコルを定義します。デフォルトのシグナリング プロトコルは UNI Version 3.1 です。XLMI トランクには enni を指定します。

たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfpnportsig 1:1.1:1 -nniver enni
 

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 8

uppnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

設定したポートを始動します。

ステップ 9

CWM を使用してネットワークを管理している場合、XLMI リンクを使用する準備は整っています。CWM を使用して、AutoRoute ネットワークの終点から PNNI ネットワークの終点への接続を追加します。

ステップ 10

addcon < options >

CWM を使用してネットワークを管理していない場合は、PXM1E 上の XLMI リンク エンドポイントから PNNI ネットワークの終点への接続を追加します。


) 作成する PNNI 接続は、AutoRoute ネットワークで定義した接続と同じ VPI および VCI を使用する必要があります。


この章で後述する 「SPVC および SPVP のプロビジョニングと管理」 を参照してください。


) CLI コマンド(addcon)で追加した接続は、CWM では管理できません。CWM を使用する場合は、CWM を使用して接続を作成します。その後、CWM または CLI を使用して接続を変更できます。


ステップ 11

CWM を使用してネットワークを管理していない場合は、BXM 上の XLMI リンク エンドポイントから AutoRoute ネットワークの終点への接続を追加します。


) 作成する AutoRoute 接続は、PNNI ネットワークで定義した接続と同じ VPI および VCI を使用する必要があります。


詳細については、『 Cisco BPX 8600 Series Installation and Configuration guide』を参照してください。

MGX 8830 または MGX 8850(PXM1E)への Cisco IGX フィーダ設定のクイックスタート

このクイックスタートの手順では、MGX 8850(PXM1E) や MGX 8830 スイッチと Cisco IGX 8400 スイッチ間のフィーダの設定に必要な作業の概要を説明します。このクイックスタート手順は、この種の接続の設定経験のあるユーザに対する設定作業の概要およびクイック リファレンスです。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

MGX 8850(PXM1E) または MGX 8830 スイッチのアクティブ PXM1E カードで設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてのステップを実行するには、SUPER_GP 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

Cisco IGX 8400 上の UXM カードに接続する PXM1E 回線を始動します。この章で前述した 「回線設定のクイックスタート」 を参照してください。

ステップ 3

addport

または

addimagrp

addimalnk

addimaport < options >

関連コマンド:

dspports

dspimalnk

dspimalnks

dspimagrp

dspimagrps

ATM ポートを追加して設定します。このステップでは、回線の PXM1E 側で ATM 通信を確立します。

標準ポートの設定については、この章で後述する 「ATM ポートの追加」 を参照してください。

このポートに IMA を設定する場合は、この章で後述する 「ATM 逆多重化の設定」 を参照してください。

ステップ 4

addlmi

インターフェイスをフィーダとして指定します。

ステップ 5

dnpnport < portid >

cnfpnportsig < options >

uppnport < portid >

 

関連コマンド:

dsppnports

dsppnport < portid >

dsppnportsig < portid >

トランクの PXM1E 側で使用するシグナリング プロトコルを設定します。

たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfpnportsig 1:1.1:1 -ctlvc ip
 

この章で後述する 「ポートのシグナリング プロトコルの選択」 を参照してください。

ステップ 6

username

<password>

Cisco IGX 8400 スイッチ上の UXM カードで設定セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてのステップを実行するには、SUPER_GP 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 7

cnfswfunc

uptrk

cnftrk

IGX スイッチのトランクを設定します。トランクの UXM 終端の設定は、トランクの PXM1E 終端と一致する必要があります。

一般的な PXM1E の設定手順

ここでは、PXM1E カード通信の次のような一般的な設定手順について説明します。

「カード モードの設定」

「回線の設定」

「ATM 逆多重化の設定」

「APS を備えた 2 つの回線の冗長性設定」

「ATM ポートの追加」

「コントローラ間でのポート リソース パーティション」

「ポートのシグナリング プロトコルの選択」

「スタティック リンクの宛先アドレスの定義」

「スタティック ATM アドレスの宛先ポートへの割り当て」

「ポートでの ILMI の設定」

「PXM1E 回線クロック ソースの設定」

「PNNI 通信の確認」

「SPVC および SPVP のプロビジョニングと管理」

「IGX フィーダへの接続の設定と管理」

カード モードの設定

アクティブな PXM1E で cnfcdmode < mode > コマンドを実行し、PXM1E-16-T1E1 または PXM1E-COMBO カード上のすべての回線の運用モードを設定します。

PXM1E-16-T1E1 カードを設定する場合は、< mode > に、次のいずれかを入力します。

1 :すべての T1 回線を T1 回線として指定

2 :すべての E1回線を E1 回線として指定

PXM1E-COMBO カードを設定する場合は、< mode > に、次のいずれかを入力します。

3 :すべての T3/E3 回線を T3 回線として指定

4 :すべての T3/E3 回線を E3 回線として指定


) カードを設定した後は、カード モードを変更することはできません。cnfcdmode コマンドは OC3c/SDH やより高速の回線には適用されません。このコマンドは PXM1E-8-T3E3 カードには適用されません。このカードの場合、取り付けられているバック カードによってポートはすべて T3 または E3 に決まるからです。


次の例では、PXM1E-COMBO バック カード (MGX-T3E3-155) 上の全回線を E3 回線として動作するように設定します。

Unknown.7.PXM.a > cnfcdmode 4

カードの動作モードを確認するために、 dsplns コマンドを入力します。設定されたモードが、Line Type の欄に表示されます。たとえば、カードのモードが T3 回線をサポートするように設定されると、回線タイプは ds3cbitadm になります。カードのモードが T3 回線をサポートするように設定されると、回線タイプは e3g832adm になります。

回線の設定

PXM1E 回線の設定の最初のステップは、スイッチに接続されている物理回線を定義することです。以降の節では、次の内容を説明します。

回線の始動

回線の設定

回線設定の確認

回線の始動

1 枚の PXM1E カードを取り付けることで、スイッチに 1~16 の回線を追加できます。回線を設定したり、回線のサービスを設定したりするには、まず回線を始動する必要があります。


) 回線を始動する前に、ケーブルと必要な APS コネクタが適切に接続されているか確認します。カードと回線の冗長性計画、または、回線と APS コネクタを物理的に接続する方法については、『Cisco MGX 8800/8900 Hardware Installation Guide, Releases 2 - 5.1』を参照してください。


回線を始動する前や、または停止した後は、スイッチはその回線を監視していません。PXM1E ポートのステータス表示灯は、点灯せず、回線のアラームはすべて解除されています。

回線を始動すると、スイッチはその回線の監視を開始します。PXM1E ポートのステータス表示灯は、リモート スイッチとの物理層通信が確立されると緑色に点灯します。物理層通信で障害が発生すると、ポートのステータス表示灯は赤色になり、アラームが報告されます。


) イントラカード冗長構成の APS 予備回線は停止状態になります。APS は、適切なときに各回線を自動的に始動します。APS 回線の設定については、この章で後述する「APS を備えた 2 つの回線の冗長性設定」を参照してください。



ヒント 回線アラームは、回線が両端でアクティブになるまで残ります。アラームの回数や障害ポートの LED 表示 (赤で表示) を減らすには、回線を動作準備が整うまで停止状態にしておくことです。


スイッチの回線を始動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 始動する回線のカードを cc コマンドで選択します。

mgx8850a.6.CESM.a > cc <slotnumber>
 

< slotnumber> には、PXM1E カードがインストールされているスロットの番号を指定します。有効なスロット番号は、MGX 8850 では 7 または 8、MGX 8830 では 1 または 2 です。スイッチのプロンプトを見て、カードの選択を確認してください。プロンプトにスロット番号と PXM1E カード タイプが表示されます。

ステップ 3 スイッチのプロンプトで upln コマンドを入力します。

mgx8850a.8.PXM.a > upln <2.line>
 

番号 2 は、PXM1E 回線が使用できる唯一のベイであるベイ 2 を指定します。< line> には、始動する回線に対応する番号を入力します。


ヒント field replaceable unit(FRU; 現地交換可能装置)トランシーバを必要とする回線で upln コマンドが失敗した場合、dsplns コマンドを入力し、その回線の Line Type 欄に、実装されている FRU トランシーバのタイプを示すエントリーがあるかどうかを確認します。トランシーバが実装されていない場合、回線は始動されません。


ステップ 4 回線の始動を確認するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
 

次のように、回線状態(Line State)の欄に、各回線が起動されているか、停止しているかが示されます。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
Medium Medium
Sonet Line Line Line Frame Line Line Valid Alarm APS
Line State Type Lpbk Scramble Coding Type Intvls State Enabled
------------- ----- ------------ ------ -------- ------ -------- ------ ------- -------
2.1 Adj APS Up sonetSts3c NoLoop Enable NRZ ShortSMF 72 Clear Enable
2.2 Down sonetSts3c NoLoop Enable NRZ ShortSMF 0 Clear Disable
2.3 Up sonetSts3c NoLoop Enable NRZ ShortSMF 72 Clear Disable
2.4 Down sonetSts3c NoLoop Enable NRZ ShortSMF 0 Clear Disable
2.1 Up sonetSts3c NoLoop Enable NRZ ShortSMF 72 Clear Enable
 

回線状態は、その回線に対する管理上の意図を表したものです。たとえば、管理者が回線を始動しない限り、その回線の状態は Down と表示されます。管理者が回線を始動すると、その回線が dnln コマンドによって停止されるまで、その回線の状態は Up のままです。

アラームの状態は、回線がリモート スイッチと通信しているかどうかを表します。アラームの状態が Clear と表示された場合には、回線の両終端の物理装置で物理層通信が確立しています。


 

回線の設定

すべての回線タイプは、デフォルトの設定で始動されます。スイッチ間のトランクを設定する場合、各回線のデフォルト設定を受け入れて、設定時間を最小化できます。回線の特性を変更する場合、パラメータが回線の両端で同一かどうかを確認してください。

cnfln コマンドで、回線の設定を変更します。 表3-2 は、回線タイプを設定するパラメータを示しています。以降の節で、各回線タイプに対する cnfln コマンドの入力方法を説明します。

 

表3-2 cnfln コマンドのパラメータ

パラメータ
サポートされている回線タイプ
説明

AIScBitsCheck

T3

-cb オプションは C ビットのチェックを定義します。C ビットのチェックを有効にするには、
< AIScBitsCheck >に 1 を設定します。C ビットを無視するには、2 を設定します。

bay.line

T1
E1
T3
E3
SONET

回線がアップリンク ベイの PXM1E バック カードに接続されるように指定するには、 bay に 2 を入力します。

line には、設定する回線に対応する番号を入力します。

clockSource

T1
E1
T3
E3
SONET

-clk オプションは回線上で転送するメッセージのソース タイミングを選択します。< clockSource > には、リモート ノードからこの回線で受信したクロック信号を使用する場合は 1 を指定し、ローカル スイッチ用に定義したローカル タイミングを使用する場合は 2 を指定します。

LineLength

T1
T3

-len オプションは、ローカル ノードからリモート ノードへの T3 回線の長さをメートル単位で指定します。

LineType

SONET

SONET には -slt 1 を、SDH には -slt 2 を入力します。

LineType

T3

ds3cbitadm には -lt 1 を、ds3cbitplcp には -lt 2 を入力します。

OOFCriteria

T3

フレーム同期外れ(OOF)アラーム基準。
< OOFCriteria > には、「8 個のうち 3 個」を選択する場合は 1 を指定し、「16 個のうち 3 個」を選択する場合は 2 を指定します。

RcvFEACValidation

T3

< RcvFEACValidation > には、「5 個のうち 4 個」を選択する場合は 1 を指定し、「10 個のうち 8 個」を選択する場合は 2 を指定します。

T1 (DS1) 回線の設定

物理レベルで、T1 回線の長さとクロック ソースを設定できます。T1 回線の設定は、次の手順で行います。


) T1 回線は CLI では DS1 回線とも呼ばれます。



ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
 

「回線の始動」 (前述)で説明しているように、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 3 T1 回線に対する設定を表示するには、 dspln -ds1 < bay.line > コマンドを入力します。PXM1E インターフェイスのバック カードは常に下部ベイにあるので、 bay をベイ番号 2 にします。 line を、設定するインターフェイスの番号にします。次の例は、T1 回線に対して表示される設定を示しています。

pxm1e58.1.PXM.a > dspln -ds1 2.1
Line Number : 2.1
Admin Status : Down Alarm Status : Clear
Line Type : dsx1ESF Number of ports : 0
Line Coding : dsx1B8ZS Number of partitions: 0
Line Length(meters) : 40 Number of SPVC : 0
Loopback : NoLoop Number of SPVP : 0
Xmt. Clock source : localTiming Number of SVC : 0
Valid Intervals : 0
 

詳細については、この章で後述する 「回線の設定状況の確認」 を参照してください。

ステップ 4 T1 (DS1) 回線を設定するには、以下のコマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > cnfln -ds1 <bay.line> -len <LineLength> -clk <clockSource>
 

表3-2 は、回線設定のためのパラメータを示しています。T1 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 設定の変更を確認するには、 dspln コマンドを入力します。


 

E1 回線の設定

物理レベルで、E1 回線の長さとクロック ソースを設定できます。E1 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
 

「回線の始動」 で説明しているように、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 3 回線に対する設定を表示するには、 dspln -e1 < bay.line > コマンドを入力します。下部ベイにある PXM1E インターフェイスのバック カードを指定するには、 bay を番号 2 にします。 line を、設定するインターフェイスの番号にします。次の例は、E1 回線に対して表示される設定を示しています。

pxm1e58.1.PXM.a > dspln -e1 2.1
Line Number : 2.1
Admin Status : Down Alarm Status : Clear
Line Type : dsx1ESF Number of ports : 0
Line Coding : dsx1B8ZS Number of partitions: 0
Loopback : NoLoop Number of SPVC : 0
Xmt. Clock source : localTiming Number of SPVP : 0
Valid Intervals : 0 Number of SVC : 0
 

詳細については、この章で後述する 「回線の設定状況の確認」 を参照してください。

ステップ 4 E1 回線を設定するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > cnfln -e1 <bay.line> -clk <clockSource>
 

表3-2 は、回線設定のためのパラメータを示しています。E1 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 設定の変更を確認するには、 dspln コマンドを入力します。


 

SONET(同期式光ファイバ網)回線の設定

物理レベルで、SONET 回線の長さとクロック ソースを設定できます。SONET 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
 

「回線の始動」 (前述)で説明しているように、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 3 回線に対する設定を表示するには、 dspln コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > dspln -sonet 2.1
Line Number : 2.1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Loopback : NoLoop APS enabled : Enable
Frame Scrambling : Enable Number of ports : 1
Xmt Clock source : localTiming Number of partitions: 1
Line Type : sonetSts3c Number of SPVC : 0
Medium Type(SONET/SDH) : SONET Number of SPVP : 0
Medium Time Elapsed : 623 Number of SVC : 0
Medium Valid Intervals : 72
Medium Line Type : ShortSMF
 

詳細については、この章で後述する 「回線の設定状況の確認」 を参照してください。

ステップ 4 SONET 回線を設定するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > cnfln -sonet <bay.line> -slt <LineType> -clk <clockSource>
 

表3-2 は、回線設定のためのパラメータを示しています。SONET 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 設定の変更を確認するには、 dspln コマンドを入力します。


 

T3 回線の設定

DS3 回線に対しては、物理的な通信レベルで次のオプションを設定できます。

回線のタイプ

回線の長さ(メートル単位)

C ビットのチェック

回線のクロック ソース

フレーム同期外れのアラーム基準

RcvFEACValidation

T3 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
 

この章の 「回線の始動」 で前述したように、 upln コマンドで回線を始動しない限り、その回線を設定することはできません。

ステップ 3 回線に対する設定を表示するには、 dspln コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > dspln -ds3 1.1
Line Number : 1.1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Line Type : ds3cbitadm Number of ports : 1
Line Coding : ds3B3ZS Number of partitions: 0
Line Length(meters) : 0 Number of SPVC : 0
OOFCriteria : 3Of8Bits Number of SPVP : 0
AIS c-Bits Check : Check Number of SVC : 0
Loopback : NoLoop
Xmt. Clock source : localTiming
Rcv FEAC Validation : 4 out of 5 FEAC codes
 

詳細については、この章で後述する 「回線の設定状況の確認」 を参照してください。

ステップ 4 T3 回線を設定するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > cnfln -ds3 <bay.line> -len <LineLength> -clk <clockSource> -lt <LineType> -oof <OOFCriteria> -cb <AIScBitsCheck> -rfeac <RcvFEACValidation>
 

表3-2 は、回線設定のためのパラメータを示しています。T3 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 設定の変更を確認するには、 dspln コマンドを入力します。


 

E3 回線の設定

物理的な通信レベルでは、E3 回線に対して転送クロック ソースを設定できます。E3 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

ステップ 3 回線に対する設定を表示するには、 dspln コマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > dspln -e3 1.1
 

この章の 「回線の始動」 で前述したように、 upln コマンドで回線を始動しない限り、その回線を設定することはできません。

ステップ 4 E3 回線を設定するには、次のコマンドを入力します。

8mgx8830b.2.PXM.a > cnfln -e3 <bay.line> -clk <clockSource>
 

表3-2 に、SONET、DS3 および E3 回線の設定パラメータを示します。E3 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 設定の変更を確認するには、 dspln コマンドを入力します。


 

回線の設定状況の確認

回線の設定を表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CLI 管理セッションをいずれかのユーザ アクセス レベルで確立します。

ステップ 2 表示する回線の番号がわからない場合は、次のコマンドを入力して回線のリストを表示します。

mgx8830b.2.PXM.a > dsplns
 

ステップ 3 1 つの回線設定を表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > dspln -type <bay.line>
 

表3-3 に、 dspln コマンドのパラメータを示します。回線の設定状況は次のように表示されます。

mgx8830b.2.PXM.a > dspln -sonet 2.1
Line Number : 2.1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Loopback : NoLoop APS enabled : Enable
Frame Scrambling : Enable Number of ports : 1
Xmt Clock source : localTiming Number of partitions: 1
Line Type : sonetSts3c Number of SPVC : 0
Medium Type(SONET/SDH) : SONET Number of SPVP : 0
Medium Time Elapsed : 80 Number of SVC : 0
Medium Valid Intervals : 73
Medium Line Type : ShortSMF
 

 

表3-3 dspln コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

type

スイッチに接続されている回線のタイプを指定します。< type > を -ds1 -e1 、-ds3、-e3、あるいは -sonet に指定します。 dsplns コマンドで、 Line Type の欄に設定された回線タイプが表示されます。

bay

回線が下部ベイの PXM1E バック カードに接続されるように指定するには、< bay> 2 に指定します。

line

< line> を、情報を表示したい回線の番号に指定します。


 

ATM 逆多重化の設定

Inverse Multiplexing for ATM(IMA; ATM 逆多重化)は複数の T1 回線または E1 回線をグループ化して、単一の高速論理 ATM ポートを形成します。IMA の利点は、スイッチに T3/E3 回線がなくても、広帯域をサポートできることです。

MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチでは、IMA は PXM1E-16-T1E1、AUSM-8-T1E1/B、および MPSM カードでサポートされています。MGX 8850(PXM45) スイッチでは、IMA は AXSM-32-T1-E、AXSM-32-E1-E、および MPSM カードでサポートされています。IMA は MGX 8950 スイッチではサポートされていません。


) この章の手順は、PXM1E カードだけに適用できます。 AUSM/B カードに IMA を設定する場合、『Cisco ATM Services (AUSM/MPSM) Configuration Guide and Command Reference for MGX Switches, Release 5.1』を参照してください。AXSM-32-T1E1-E カードに IMA を設定するには、『Cisco ATM Services (AXSM) Configuration Guide and Command Reference for MGX Switches, Release 5』を参照してください。


1 つの IMA グループは、最大 16 個の T1 または E1 リンクを次のようにサポートします。

各 T1 IMA リンクは 1.5 Mbps までをサポートし、バック カードあたり合計で 24 Mbps をサポートする。

各 E1 IMA リンクは 2 Mbps までをサポートし、バック カードあたり合計で 32 Mbps をサポートする。

PXM1E-16-T1E1 で IMA を無効にした場合、個々の T1 または E1 インターフェイスを、フル回線速度で動作するシングル ポートとして設定可能

複数リンクの組み合わせは、IMA グループと呼ばれます。IMA グループ は、いくつかの IMA リンクから構成されます。


) PXM1E-16-T1E1 切り替え中は、IMA グループ上のトラフィックの停止は約 3 秒続き、IMA グループ上の接続は再ルーティングされます。


PXM1E カード上の IMA 設定は、次の 3 段階で行います。

1. IMA グループの作成と設定

2. IMA リンクの IMA グループへの追加

3. IMA ポートの IMA グループへの追加と設定

以降では、PXM1E-16-T1E1 ポート上に IMA を設定する詳細な手順を説明します。

IMA グループの作成


) IMA 接続の両端は IMA をサポートし、IMA 設定が両端で一致する必要があります。


IMA グループを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 アクティブ PXM1E に設定セッションを確立します。

ステップ 2 dsplns コマンドで、現在のカードに設定されている全回線を表示します。

MGXswitch.7.PXM.a > dsplns
Line Line Line Line Length Valid Alarm
Num State Type Lpbk (meters) Intvls State
---- ----- --------- ----------- -------- ---------- -------
2.1 Up dsx1ESF NoLoop 40 89 Critical
2.2 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.3 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.4 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.5 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.6 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.7 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.8 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.9 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.10 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.11 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.12 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.13 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.14 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.15 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
2.16 Down dsx1ESF NoLoop 40 0 Clear
 

) IMA グループに追加する回線が使用中であれば、dnln <x.line> コマンドを入力して回線を停止します。回線は、IMA グループに追加する前に停止する必要があります。


ステップ 3 次の例のように、 addimagrp コマンドを入力して IMA グループを作成します。

MGXswitch.7.PXM.a > addimagrp <group> <version> <minLinks> <txImaId> <txFrameLen> <txclkMode> <diffDelayMax>
 

表3-4 に、 addimagrp コマンドのパラメータを説明します。

 

表3-4 addimagrp コマンドのパラメータ

group

IMA グループ番号を bay . line の形式で入力します。PXM1E1 の場合、ベイ番号は常に 2 です。回線の範囲は 1~16 です。

version

IMA バージョン。次のいずれかの値を入力します。

Version 1.0 = 1

Version 1.1 = 2

minLinks

グループ動作に必要なリンクの最小数。たとえば、4 回線の IMA グループを作成し、3 回線の最小数を指定する場合、指定された 4 回線の内の 3 回線は IMA グループの使用前に動作可能になっている必要があります。この値の範囲は 1~n で、n はグループに対応した回線数を表します。

txImaId

送信 IMA ID。IMA ID フィールドの送信 IMA ID 番号(範囲:0~255)。送信 IMA ID は、IMA リンクの両端で異なっている必要があります。送信 ID が両端で異なっていれば、スイッチはリンク ループバックを正しく検出します。同じ送信 ID が IMA リンクの両端で設定されていた場合は、スイッチはリンクがループバック状態にあると間違って検出します。

txFrameLen

送信フレーム長。各 IMA バージョンのオプションの値は、次のとおりです。

Version 1.0 = 128

Version 1.1 = 32、64、128、256

txclkMode

送信クロック モード(transmit clock mode)。モードとオプション番号は次のとおりです。

Common Transmit Clock (CTC) = 1

Independent Transmit Clock (ITC) = 2


) オプション 2 (ITC) は MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチの Release 5.1 ではサポートされていません。


diffDelayMax

最大受信リンク遅延差。各リンク タイプの範囲は次のとおりです。

T1 = 1~275 ミリ秒

E1 = 1~220 ミリ秒

次の例では、IMA バージョン 1.0 で動作する IMA グループ 2.1 を作成します。このグループの動作に必要な最小回線数は 3 です。送信 IMA ID は 255 で、送信フレーム長は 128、送信クロック モードは CTC、最大許容遅延差は 100 です。

MGXswitch.7.PXM.a > addimagrp 2.1 1 3 255 128 1 100
 

ステップ 4 dspimagrps コマンドを入力して、IMA グループが作成されたことを確認します。

MGXswitch.7.PXM.a > dspimagrps
 
Ima Min Tx Rx Tx Diff NE-IMA FE-IMA IMA
Grp Lnks Frm Frm Clk Delay state state Ver
Len Len Mode (ms)
--------------------------------------------------------------------------------
2.1 1 128 128 CTC 100 StartUp StartUp 1.0
2.2 3 128 128 CTC 100 StartUp StartUp 1.1
2.3 3 128 128 CTC 100 StartUp StartUp 1.1
 


 

IMA グループの設定

PXM1E に IMA グループを追加すると、IMA グループのパラメータを設定できます。次の手順でグループのパラメータを設定します。


ステップ 1 アクティブ PXM1E に設定セッションを確立します。

ステップ 2 dspimagrps コマンドを使用して、現在のカードに設定されている IMA グループを表示します。

M8830_CH.1.PXM.a > dspimagrps
Ima Min Tx Rx Tx Diff NE-IMA FE-IMA IMA
Grp Lnks Frm Frm Clk Delay State State Ver
Len Len Mode (ms)
--------------------------------------------------------------------------------
2.1 1 128 128 CTC 275 Operational Operational 1.0
 

ステップ 3 設定する特定の IMA グループの設定情報を表示するには、 dspimagrp < group > コマンドを入力します。IMA グループ番号は Ima Grp 欄に表示されます。次の例では、IMA グループ 2.1 を表示しています。

M8830_CH.1.PXM.a > dspimagrp 2.1
Group Number : 2.1
NE IMA Version : 1.0
Group Symmetry : Symm Operation
Tx Min Num Links : 1
Rx Min Num Links : 1
NE Tx Clk Mode : CTC
FE Tx Clk Mode : CTC
Tx Frame Len (bytes) : 128
Rx Frame Len (bytes) : 128
Group GTSM : Up
NE Group State : Operational
FE Group State : Operational
Group Failure Status : No Failure
Tx IMA ID : 255
Rx IMA ID : 255
Max Cell Rate (c/s) : 14367
Avail Cell Rate (c/s) : 14367
Diff Delay Max (msecs) : 275
Diff Delay Max Observed (msecs) : 0
Accumulated Delay (msecs) : 0
Clear Accumulated Delay Status : Not In Progress
GTSM Up Integ Time (msecs) : 0
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
GTSM Dn Integ Time (msecs) : 4000
Num Tx Cfg Links : 4
Num Rx Cfg Links : 4
Num Act Tx Links : 4
Num Act Rx Links : 4
Least Delay Link : 2.4
Tx Timing Ref Link : 2.4
Rx Timing Ref Link : 2.1
Group Running Secs : 3999077
Alpha Val : 2
Beta Val : 2
Gamma Val : 1
Tx OAM Label : 1
Rx OAM Label : 1
Test Pattern Procedure Status : Disabled
Test Link : Unknown
Test Pattern : 255
Stuff Cell Indication (frames) : 1
Version Fallback Enabled : true
Auto-Restart Mode : disable
Rx IMA ID Expected : -1
Auto-Restart Sync State : disable
 

ステップ 4 次の例で示すように、 cnfimagrp コマンドを入力して、IMA グループを設定します。

M8830_CH.1.PXM.a > cnfimagrp <-grp <group> [-ver <version>] [-txm <minLinks>] [-txid <txImaId>] [-txfl <txFrameLen>] [-dd <diffDelayMax>] [-uptim<groupUpTime>] [-dntim <groupDownTime>] [-vfb <verFallback>] [-mode <autoRestart>] [-rxid <rxImaIdExpected>]
 

表3-5 は、 cnfimagrp コマンドのパラメータを説明しています。

 

表3-5 cnfimagrp コマンドのパラメータ

-grp < group >

設定する IMA グループの番号を入力します。使用できる IMA グループ番号のリストを表示するには、 dspimagrps コマンドを入力します。

-ver < version >

IMA グループのプロトコルのバージョン

IMA バージョン 1.0 = 1

IMA バージョン 1.1 = 2

-txm < minLinks >

IMA グループが機能するために必要なリンク数の最小値(範囲:1~16)。

-txid < txImaId >

IMA ID フィールドで転送される IMA ID 数(範囲: 0~255)。送信 IMA ID は、IMA リンクの両端で異なっている必要があります。送信 ID が両端で異なっていれば、スイッチはリンク ループバックを正しく検出します。同じ送信 ID が IMA リンクの両端で設定されていた場合は、スイッチはリンクがループバック状態にあると間違って検出します。


) このフィールドは、IMA グループが稼働中は変更できません。


txFrameLen

送信された IMA フレームの長さ(セル 単位)。このフレーム長は、各 Tx フレームについて M 個の連続したバイトとして表されます。

txFrameLen の値を設定できるのは、IMA バージョン 1.1 の場合だけです。IMA バージョン 1.0 では、txImaFrameLength の値は常に 128 です。IMA バージョン 1.1 では、txImaFrameLength の値は 32、64、128、256 バイトです。

diffDelayMax

最大遅延差(ミリ秒)。リンク タイプに対応する範囲の番号を入力します。

T1 範囲 = 1~275 ミリ秒

E1 範囲 = 1~220 ミリ秒

デフォルト: T1 = 275、E1 = 220

groupUpTime

0~400000 ミリ秒

groupDownTime

0~100000 ミリ秒

-vfb < verFallback >

バージョン フォールバック有効無効。以下のオプションが使用可能です。

有効 = 1

無効 = 2

-mode < autoRestart >

-mode パラメータはオプションであり、IMA 自動リスタート機能を設定します。パラメータ オプションと値は次のとおりです。

1:この IMA グループの自動リスタートを無効にする。

2:このグループの自動リスタートを有効にし、自動リスタート中に受信 IMA ID を再取得する。

3:このグループの自動リスタートを有効にし、自動リスタート中には、前に取得された受信 IMA ID を再使用する。


) -mode オプションを設定する前に、cnfimaparms コマンドを使用して、カードに対して IMA 自動リスタートを有効にする必要があります。


この機能の使用法の詳細については、 第9章「スイッチの運用手順」 「IMA グループの再起動」 を参照してください。

-rxid < rxImaIdExpected >

このオプション パラメータでは、予測される受信 IMA ID を定義します。この番号は、IMA リンクの遠端で設定した送信 IMA ID (txid) と一致させるべきです。-1(マイナス 1)を設定すると、IMA グループはリスタート時に遠端 ID を取得します。範囲は -1~255 です。

この機能の使用法の詳細については、 第9章「スイッチの運用手順」 「IMA グループの再起動」 を参照してください。


) 属性を変更すると、対象の IMA グループは再起動されます。


次の例では、送信フレーム長、IMA グループ起動時間、IMA グループ停止時間を変更します。

M8830_CH.1.PXM.a > cnfimagrp -grp 2.1 -txfl 128 -uptim 100 -dntim 100
 

ステップ 5 該当の IMA グループに dspimagrp コマンドを入力し、IMA グループ設定の変更内容を確認します。

M8830_CH.1.PXM.a > dspimagrp 2.1
Group Number : 2.1
NE IMA Version : 1.0
Group Symmetry : Symm Operation
Tx Min Num Links : 1
Rx Min Num Links : 1
NE Tx Clk Mode : CTC
FE Tx Clk Mode : CTC
Tx Frame Len (bytes) : 128
Rx Frame Len (bytes) : 128
Group GTSM : Up
NE Group State : Operational
FE Group State : Operational
Group Failure Status : No Failure
Tx IMA ID : 255
Rx IMA ID : 255
Max Cell Rate (c/s) : 14367
Avail Cell Rate (c/s) : 14367
Diff Delay Max (msecs) : 275
Diff Delay Max Observed (msecs) : 0
Accumulated Delay (msecs) : 0
Clear Accumulated Delay Status : Not In Progress
GTSM Up Integ Time (msecs) : 0
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
GTSM Dn Integ Time (msecs) : 4000
Num Tx Cfg Links : 4
Num Rx Cfg Links : 4
Num Act Tx Links : 4
Num Act Rx Links : 4
Least Delay Link : 2.3
Tx Timing Ref Link : 2.4
Rx Timing Ref Link : 2.1
Group Running Secs : 3999594
Alpha Val : 2
Beta Val : 2
Gamma Val : 1
Tx OAM Label : 1
Rx OAM Label : 1
Test Pattern Procedure Status : Disabled
Test Link : Unknown
Test Pattern : 255
Stuff Cell Indication (frames) : 1
Version Fallback Enabled : true
Auto-Restart Mode : disable
Rx IMA ID Expected : -1
Auto-Restart Sync State : disable
 


 

IMA グループへのIMA リンクの追加

IMA グループを確立し設定すると、グループに IMA リンクを追加できるようになります。次の手順で、IMA グループに IMA リンクを追加します。


ステップ 1 次の例のように、 dspimagrps コマンドで使用可能な IMA グループを表示します。

MGXswitch.7.PXM.a > dspimagrps
 
Ima Min Tx Rx Tx Diff NE-IMA FE-IMA IMA
Grp Lnks Frm Frm Clk Delay state state Ver
Len Len Mode (ms)
--------------------------------------------------------------------------------
2.1 1 128 128 CTC 100 StartUp StartUp 1.0
2.2 3 128 128 CTC 100 StartUp StartUp 1.1
2.3 3 128 128 CTC 100 StartUp StartUp 1.1
 

ステップ 2 addimalnk < link > < group > コマンドを入力し、IMA リンクを IMA グループに追加します。< link > には、グループに追加する回線の番号を指定します。回線番号を bay.line の形式で入力します。 bay は PXM1E では常に 2、回線番号は dsplns コマンドで表示される番号です。

< group > には、グループの番号を指定します。グループ番号は、 dspimagrps コマンド出力の Ima Grp 欄に表示されます。

次の例では、IMA グループ 2.1 に回線 1 を追加します。

MGXswitch.7.PXM.a > addimalnk 2.1 2.1
 

ステップ 3 リンクが追加されたことを確認するために、 dspimalnks コマンドを入力します。


 

IMA リンクの設定

IMA リンクを追加していると、そのリンクを設定できます。次の手順で IMA リンクを設定します。


ステップ 1 設定できる IMA リンクのリストを表示するには、次のように dspimalnks コマンドを入力します。

M8830_CH.1.PXM.a > dspimalnks
Link Grp Rel NE NE NE Rx Tx Rx
Num Num Dly Tx Rx Fail LID LID
(ms) State State Status
------------------------------------------------------------------------------
2.1 2.1 0 Active Active No Failure 0 0
2.2 2.1 0 Active Active No Failure 1 1
2.3 2.1 0 Active Active No Failure 2 2
2.4 2.1 0 Active Active No Failure 3 3
 

ステップ 2 リンクの現在の設定を表示するには、 dspimalnk < link > コマンドを次のように入力します。

M8830_CH.1.PXM.a > dspimalnk 2.1
IMA Link Number : 2.1
IMA Link Group Number : 2.1
Link Rel Delay (msecs) : 0
Link NE Tx State : Active
Link NE Rx State : Active
Link FE Tx State : Active
Link FE Rx State : Active
Link NE Rx Failure Status : No Failure
Link FE Rx Failure Status : No Failure
IMA Link Tx LID : 0
IMA Link Rx LID : 0
Link Rx Test Pattern : 255
Link Test Procedure Status : Disabled
Link LIF Integ UpTime : 2500
Link LIF Integ DownTime : 10000
Link LODS Integ UpTime : 2500
Link LODS Integ DownTime : 10000
 

ステップ 3 リンクを設定するために、次のように cnfimalnk コマンドを入力します。

cnfimalnk -lnk < link > [-uplif < lifUpTime >] [-dnlif < lifDnTime >] [-uplods < lodsUpTime >] [-dnlods < lodsDnTime >]

表3-6 は、 cnfimagrp コマンドのパラメータを説明しています。

 

表3-6 cnfimalnk コマンドのパラメータ

-lnk < link >

dspimalnks コマンドの Link Num 欄に表示される、リンク番号を入力します。

-uplif < lifUpTime >

Loss of IMA Frame(LIF; IMA フレームの損失)積算アップ時間。LIF 異常とは、Out of IMA Frame(OIF; IMA フレームの同期外れ)が 2 個以上の IMA フレームの間継続して発生する状態です。

範囲は 0~25000 ミリ秒

-dnlif < lifDnTime >

LIF 積算ダウン時間

範囲は 0~25000 ミリ秒

-uplods < lodsUpTime >

Link Out of Delay Synchronization(LODS; リンク遅延同期外れ)積算アップ時間。LODS は、リンクが IMA グループ内の他のリンクと同期がとれていないことを示すリンク イベントです。

範囲は 0~25000 ミリ秒

-dnlods < lodsDnTime >

LODS 積算ダウン時間

範囲は 0~25000 ミリ秒

次の例ではリンク 2.5 を、LIF アップ時間 25000 ミリ秒、LIF ダウン時間 1000 ミリ秒、LODS 積算ダウン時間 25000 ミリ秒、LODS 積算ダウン時間 1000 ミリ秒に設定します。

MGXswitch.7.PXM.a > cnfimalnk -lnk 2.5 -uplif 25000 -dnlif 1000 -uplods 25000 -dnlods 1000
 

ステップ 4 dspimalink < link > コマンドで、新しい IMA リンクの設定を確認します。


 

IMA ポートの追加

IMA グループを設定した後、その IMA グループで ATM サービスを有効にするためには、IMA ポートをそのグループに追加する必要があります。次の手順で、IMA グループに IMA ポートを追加します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 ポートを追加するグループの番号を取得します。IMA グループ番号のリストを表示するために、 dspimagrps コマンドを入力します。

ステップ 3 使用するポート番号が、設定されていないことを確認します。PXM1E カードに設定されているポートのリストを表示するには、 dspports コマンドを入力します。

ポート番号は、ifNum(インターフェイス番号)欄に表示されます。表示されるインターフェイスには UNI ポートおよび NNI ポートが含まれます。未使用のポート番号を選択します。

ステップ 4 ATM ポートを IMA グループに追加するために、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > addimaport <ifNum> <group> <guaranteedRate> <maxRate> <sctID> <ifType> [vpi <vpi>] [-minvpi <minvpi>] [-maxvpi <maxvpi>]
 

表3-7 は、IMA ポート追加のパラメータを示しています。


) 論理インターフェイス番号と物理回線の関係については、この章で前述の 図3-4 を参照してください。


 

表3-7 addimaport コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

ifNum

新しい IMA ポートに使用するポート番号を入力します。ポート番号は、使用可能なもの(未設定のもの)でなければなりません。範囲は 1~31 です。設定されているポート番号を表示するには dspports コマンドを使用します。

group

既存の IMA グループのグループ番号を入力します。IMA グループ番号のリストを表示するには、 dspimagrps コマンドを入力します。

guaranteedRate

保証される最小レートを計算するには、次の式のいずれかを使用します。

T1 ベースの IMA グループでは、レートは次のように計算されます。

50~N * (3622 * (M-1)/M * 2048/2049)

E1 ベースの IMA グループでは、レートは次のように計算されます。

50~N * (4528 * (M-1)/M * 2048/2049)

ここで、 N は IMA グループの IMA リンク数、 M は IMA グループ フレーム長です。


) PXM1E では、保証される最小帯域幅レートは maxRate と同一の設定にはできません。


maxRate

最大レートを計算するには、次の式のいずれかを使用します。

T1 ベースの IMA グループでは、レートは次のように計算されます。

50~N * (3622 * (M-1)/M * 2048/2049)

E1 ベースの IMA グループでは、レートは次のように計算されます。

50~N * (4528 * (M-1)/M * 2048/2049)

ここで、 N は IMA グループの IMA リンク数、 M は IMA グループ フレーム長です。


) PXM1E では、maxRate は、保証される最小帯域幅レートと同一の設定にはできません。


sctID

登録されている PXM1E ポートの SCT 番号を入力します。SCT 選択の詳細については、 表7-1 を参照してください。新しい SCT の作成については、『 Cisco WAN Manager User's Guide, Release 15.1 』を参照してください。

ifType

次のように、インターフェイス タイプを示す番号を入力します。

1:UNI。物理回線につき 1 個の UNI ポートが使用可能

2:NNI。物理回線につき 1 個の NNI ポートが使用可能

3:VNNI。1 つの VPI で複数の仮想 NNI ポートをサポート

4 :VUNI。1 つの VPI で複数の仮想 UNI ポートをサポート

5 :EVUNI。ある範囲の VPI で複数の拡張仮想 UNI ポートをサポート

6 :EVNNI。ある範囲の VPI で複数の拡張仮想 NNI ポートをサポート

vpi

VUNI または VNNI タイプの仮想ポートの仮想パス識別子。値の範囲は次のとおりです。

VNNI 範囲:1~4095

VUNI 範囲:1~255

minvpi

EVUNI または EVNNI タイプの仮想ポートの最小の仮想パス識別子。値の範囲は次のとおりです。

EVUNI 範囲:0~255

EVNNI 範囲:0~4095

maxvpi

EVUNI または EVNNI タイプの仮想ポートの最大の仮想パス識別子。値の範囲は次のとおりです。

EVUNI 範囲:0~255

EVNNI 範囲:0~4095

ステップ 5 PXM1E カード上のすべての標準のポートおよび IMA ポートのリストを表示するには、次の例のように、 dspports コマンドを入力します。

M8830_CH.1.PXM.a > dspports

ifNum Line Admin Operational Guaranteed Maximum sctID ifType VPI MINVPI MAXVPI IMA

State State Rate Rate Conf./InUse (VNNI, (EVUNI, (EVUNI, GRP

VUNI) EVNNI) EVNNI)

----- ---- ----- -------------- ---------- ------- ------------ ------ ------ ------- ------- ---

1 N/A Up Up 14367 14367 6/ 6 NNI 0 0 0 2.1

5 2.5 Up LowerLayerDown 3622 3622 0/ 0 =Def NNI 0 0 0 N/A

 

IMA Grp 欄に IMA グループにどのポートが割り当てられているかが表示されます。 Line 欄には IMA グループについて N/A が表示されます。

ステップ 6 個々の IMA ポートについての情報を表示するには、次のように  dspport < ifnum > コマンドを入力します。

M8830_CH.1.PXM.a > dspport 1
Interface Number : 1
Line Number : N/A IMA Group Number : 2.1
Admin State : Up Operational State : Up
Guaranteed bandwidth(cells/sec): 14367 Number of partitions : 1
Maximum bandwidth(cells/sec) : 14367 Number of SPVC : 0
ifType : NNI Number of SPVP : 0
VPI number (VNNI, VUNI) : 0 Number of SVC : 4
MIN VPI (EVNNI, EVUNI) : 0 MAX VPI (EVNNI, EVUNI): 0
SCT Id (Conf./InUse) : 6/6
F4 to F5 Conversion : Disabled
 

IMA Group Number 行に、このポートが IMA ポートとして表示されています。


 

APS を備えた 2 つの回線の冗長性設定

Cisco MGX スイッチは、回線のフォールトトレランスを実現するために、Automatic Protection Switching (APS; 自動保護切り替え) を使用します。APS は SONET のコンポーネントであるため、光インターフェイスおよび STM-1 インターフェイス(SONET OC-3 と電気的に同等)でだけ使用することができます。『 Cisco MGX 8800/8900 Hardware Installation Guide, Releases 2 - 5.1 』に、すべてのカード タイプと、APS のサポートの有無を示しています。

APS を設定する場合、各冗長構成の回線ペアに対して、 現用回線 予備回線 を定義します。現用回線はプライマリ回線あるいは優先回線で、回線が動作可能である限り、その回線で通信が行われます。現用回線と予備回線が異なるカード上で、フロント カード間で切り替えが発生しても、現用回線は、それ自身に障害が発生しない限りアクティブであり続けます。

現用回線に障害が発生すると、APS は予備回線への切り替えを開始します。 リバーティブ オプション は、障害となった現用回線が復旧した時の制御を可能にするものです。リバーティブ オプションが有効になると、現用回線は設定時間後アクティブになります。リバーティブ オプションが無効の場合、現用回線が復旧した後で、予備回線から現用回線に手動で切り替える必要があります。

Cisco MGX スイッチは、2 つのタイプの APS、すなわち、カード内 APS とカード間 APS をサポートします。次に、この 2 つの APS オプションを説明し、APS 設定計画のガイドラインを示します。また、APS の設定方法も説明します。

カード内 APS 回線の設定

カード内 APS 設定は、同一のバック カード上または同一のバック カード セット内の現用回線と予備回線で作成します。図3-2 に示すように、カード内 APS により、スタンドアロンのカード設定に対して冗長構成の回線保護を行うことができるようになります。

図3-2 カード内 APS を持つスタンドアロン PXM1E

 

PXM1E カード上にカード内 APS 設定を計画する際には、次の条件を考慮してください。

APS は T1、E1、T3、および E3 インターフェイスではサポートされない。

現用回線と予備回線は、同一のバック カードの隣接ポートに接続しなければならない。

VXSM-4-155 を除くすべてのカードで、現用回線は奇数番号のポートに割り当てる必要がある。たとえば、現用回線は回線 1 で、予備回線は回線 2 になります。

現用回線は、予備回線より小さい番号のポートに割り当てる必要がある。たとえば、現用回線をポート 3 に、予備回線をポート 4 に割り当てることが可能です。予備回線がポート 2 にある場合には、現用回線をポート 3 に割り当てないでください。

APS 回線の両終端のスイッチは APS に設定しなければならない。各回線(現用または予備)の機能は回線の両終端で同じでなければなりません。

同じカード上の 2 つの回線で冗長構成を確立するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 現用回線をまだ始動していない場合は、先に述べた 「回線の始動」 の説明に従って始動します。

ステップ 3 次のように addapsln コマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > addapsln <workingIndex> <protectIndex> <archmode>
 

< workingIndex> には、 slot . bay . line の形式で現用回線の位置を指定します。たとえば、カード 2、ベイ 2、回線 1 の回線を指定するには、1.2.1 と入力します。


) 現用回線のスロット番号を指定する場合、必ず論理スロット番号を参照してください。これは、MGX 8830 スイッチの場合 1、MGX 8850 スイッチの場合 7 です。たとえば、前の段落で現用回線はスロット 2、ベイ 2、回線 1 に接続されていますが、この回線を指定するのに 1.2.1 と入力する必要があります。


< protectIndex> には、 slot . bay . line の形式で予備回線の位置を指定します。たとえば、カード 2、ベイ 2、回線 2 の回線を指定するには、2.2.2 と入力します。


) 予備回線のスロット番号を指定する場合は、必ず物理スロット番号を参照してください。たとえば、前の段落で現用回線はスロット 2、ベイ 2、回線 2 に接続されています。したがって、この回線を指定するには 2.2.2 と入力する必要があります。


< archmode> には、使用する自動保護切り替え(APS)のアーキテクチャ モードを選択するオプション番号を指定します。表3-8 に、オプション番号と選択されるアーキテクチャ モードを示します。

 

表3-8 APS 回線アーキテクチャ モード

オプション
説明

1

1+1 Bellcore GR-253 APS プロトコル シグナリング(現用回線と予備回線上の送信)を選択します。

2

カード内 APS に対して、1:1 Bellcore GR-253 APS プロトコル シグナリング(現用回線または予備回線のいずれかの送信)を選択します。

3

1+1 ITU-T G.7831 AnnexB APS プロトコル シグナリング(現用回線と予備回線上の転送)を選択します。

4

k1 と k2 を使用しない Y 字型ケーブル 1+1 シグナリングを選択します。このリリースでは、このオプションはカード間 APS とカード内 APS ではサポートされません。

5

k1 と k2 を使用しないストレート ケーブル 1+1 シグナリングを選択します。

1.G.841 は、G.783 から改訂されました。Cisco MGX スイッチは G.783 のときと同様に G.841 に完全に準拠します。

次の例は、同じカード上の 2 つの回線に対して 1+1 の APS 冗長構成を割り当てる方法を示しています。

mgx8830b.2.PXM.a > addapsln 1.2.1 2.2.2 1
 

ステップ 4 PXM1E カードの全 APS 回線のリストを表示するには、 dspapslns コマンドをアクティブ PXM1E カードに対して実行します。

ステップ 5 特定の APS 回線の情報を表示するには、 dspapsln < slot.bay.line > コマンドをアクティブ PXM1E カードに対して実行します。

APS 回線の管理については、 第9章「スイッチの運用手順」 「冗長 APS 回線の管理」 を参照してください。


 

カード間 APS 回線の設定

カード間 APS 設定は、現用回線と予備回線が異なるバック カードに対して作成されます。図3-3 に示すように、カード間 APS は冗長構成のフロント カードで提供されるフォールトトレランスをバック カードと回線に拡張するものです。

図3-3 カード間 APS を持つ冗長構成の PXM1E 設定

 

バック カードと回線のフォールトトレランスは、カード間 APS で提供されます。現用回線または現用回線が接続されたバック カードで障害が発生すると、通信トラフィックは予備回線と予備回線が接続されているバック カードによって再ルーティングされます。

PXM1E 上でカード間 APS を使用する冗長構成の回線の設定を計画する際には、次の条件を考慮してください。

APS は T1、E1、T3、および E3 インターフェイスではサポートされない。

冗長 PXM1E カードをスイッチに取り付ける必要がある。

PXM1E バック カードのタイプによっては、カード間 APS をサポートするために APS ミニバックプレーンを必要とする。PXM1E APS ミニバックプレーンの要件については、『 Cisco MGX 8800/8900 Hardware Installation Guide, Releases 2 - 5.1 』を参照してください。

現用回線はプライマリ カード上に、予備回線はセカンダリ カード上に定義する必要がある。プライマリとセカンダリ カードは、PXM1E で事前に定義されています。MGX 8830 スイッチではスロット 1 をプライマリ カード用に、スロット 2 をセカンダリ カード 用に使用します。MGX 8850 (PXM1E) スイッチではスロット 7 をプライマリ カード用に、スロット 8 をセカンダリ カード 用に使用します。

現用回線と予備回線の番号は、カード間 APS 設定では同一でなければならない。たとえば、プライマリ PXM1E-COMBO カードの回線 9 に現用回線を割り当て、セカンダリ カードの回線 9 に予備回線を割る当てることができます。一方のカードの回線 9 に現用回線を割り当て、他方のカードの回線 10 に予備回線を割り当てることはできません。

APS 回線の両終端のスイッチは APS に設定しなければならない。各回線(現用または予備)の機能は回線の両終端で同じでなければなりません。

異なるカード上の 2 つの回線に冗長性を設定するには、次の手順を実行します。


) カード間 APS が正しく動作するためには、2 つのカード間に APS コネクタを設ける必要がある場合があります。APS コネクタの要件とその取り付け方法については、『Cisco MGX 8800/8900 Hardware Installation Guide, Releases 2 - 5.1』を参照してください。



ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 現用回線と予備回線をまだ始動していない場合は、 「回線の始動」 の説明に従って両方の回線を始動します。

ステップ 3 稼働中のカードが冗長構成のペアとして機能していることを確認します。

ステップ 4 APS コネクタが設定に必要な場合は、 dspapsbkplane コマンドをスタンバイ カードとアクティブ カードの両方に対して実行して、APS コネクタが正しく装着されたことを確認します。


) このコマンドを実行すると、2 つのカードを個別に異なる値で表示できるので、APS コネクタが片方のカードには正しく装着されていて、もう一方のカードには正しく装着されていない場合なども確認できます。


ステップ 5 次のように addapsln コマンドを入力します。

mgx8830b.2.PXM.a > addapsln <workingIndex> <protectIndex> <archmode>
 

< workingIndex> には、 slot . bay . line の形式で現用回線の位置を指定します。たとえば、下部ベイのスロット 2 のカード上の回線 1 を指定するには、2.2.1 と入力します。

< protectIndex> には、現用回線の場合と同じ形式で予備回線の位置を指定します。


) インターカードの冗長性の場合は、異なるカードのどちらに対しても、現用回線のインデックスと予備回線のインデックスで同じ回線番号を指定する必要があります。また、現用回線のインデックスにはプライマリ カードの回線を指定する必要があります。


< archmode> には、使用する回線冗長のタイプを定義するオプション番号を指定します。表3-8に、オプション番号と選択される冗長性のタイプを示します。

次の例に、異なるカードの回線に対して 1+1 の APS 冗長構成を割り当てる方法を示します。

mgx8830b.2.PXM.a > addapsln 1.2.2 2.2.2 1
 

ステップ 6 PXM1E カードの全 APS 回線のリストを表示するには、 dspapslns コマンドを入力します。

ステップ 7 特定の APS 回線の情報を表示するには、 dspapsln < slot.bay.line > コマンドをアクティブ PXM1E カードに対して実行します。

APS 回線の管理については、 第9章「スイッチの運用手順」 「冗長 APS 回線の管理」 を参照してください。


 

ATM ポートの追加

前章では、正しい回線ポート番号を指定して物理回線を始動する方法を説明しました。回線ポートはスイッチのバック カードの回線コネクタに対応します。回線の始動により、2 つのノード間で最小限の接続が確立されます。ATM ポートを回線に追加すると、回線を ATM 通信で使用できます。

各回線は UNI または NNI ポートをサポートします。UNI ポートは PBX、ATM ルータ、およびスイッチ経由でコア ATM ネットワークに接続する他の ATM 装置に接続された回線で使用されます。NNI ポートは、MGX 8850(PXM1E/PXM45) スイッチなどの他のコア ATM ネットワーク装置に接続するトランクで使用されます。

各回線またはトランクに対して 1 つの ATM ポートを設定して、そのリンクの ATM 通信を有効にする必要があります。ATM ポートを回線またはトランクに追加するときに、ポート タイプを定義します。ポート タイプは、次のとおりです。

UNI

NNI

VUNI

VNNI

EVUNI

EVNNI

ATM ポートを回線に追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 ポートを追加する回線番号を取得します。回線と回線番号のリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsplns

ヒント 前述の 「回線の始動」の説明に従って回線を始動しない限り、その回線を設定することはできません。

ステップ 3 使用する回線とポート番号が設定されていないことを確認します。PXM1E カードに設定されているポートのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspports
 

このコマンドは ifNum(インターフェイス番号)欄に PXM1E カードの全ポートを表示します。表示されるインターフェイスには UNI、NNI、VUNI、VNNI、EVUNI、および EVNNI ポートが含まれます。すでに使用されているポート番号に注意してください。ポートを追加する場合は、PXM1E カード上で一意のポート番号を指定する必要があります。たとえば、ポート番号 2 を回線 2.1(ベイ 2、回線 1) に割り当てると、その PXM1E カードの他の回線にポート 2 は使用できません。

ステップ 4 ATM ポートを回線に追加するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > addport <ifNum> <bay.line> <guaranteedRate> <maxRate> <sctID> <ifType> [vpi <vpi>] [-minvpi <minvpi>] [-maxvpi <maxvpi>]
 

表3-9で、ポートを追加するためのパラメータを説明します。図3-4に、論理インターフェイス番号と物理回線の関係を示します。

 

表3-9 addport および cnfport コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

ifNum

ATM ポートはインターフェイスとも呼ばれます。ATM ポートは、スロット、ベイ、回線およびインターフェイス番号で定義されます。カードの選択時にスロット番号を指定するので、ポート設定時にスロット番号を入力する必要はありません。

1~31 の番号を入力して、このインターフェイスを識別します。UNI ポートと NNI ポートの場合は、1 つの回線ごとに 1 つの論理インターフェイスを割り当てることができます。

bay

< bay> 2 にして、下部ベイを指定します。

line

< line> には、回線が接続されているバック カード ポートを示す番号を指定します。

guaranteedRate

ポートの最小レートを cps(セル/秒)単位で入力します。


) このリリースでは、<guaranteedRate> 値は <maxRate> 値と同じである必要があります。


PXM1E のレートの範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207

T3:50~96000(PLCP)または 104268(ADM)

E3:50~80000

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

maxRate

ポートの最大レートを cps 単位で入力します。


) <maxRate> 値は <guaranteedRate> 値と同じである必要があります。


レートの範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207

T3:50~96000(PLCP)または 104268(ADM)

E3:50~80000

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

sctID

登録されている PXM1E ポートの SCT 番号を入力します。登録されている SCT のリストを表示するには、 dspscts コマンドを入力します。SCT 選択のガイドラインについては、 第7章「サービス クラス テンプレートの管理」 「シスコの SCT」 を参照してください。

ifType

次のように、インターフェイス タイプを示す番号を入力します。

1:UNI。物理回線につき1 個の UNI ポートが使用可能

2:NNI。物理回線につき1 個の NNI ポートが使用可能

3:VNNI。1つの VPI で複数の仮想 NNI ポートをサポート

4 :VUNI。1 つの VPI で複数の仮想 UNI ポートをサポート

5 :EVUNI。ある範囲の VPI で複数の拡張仮想 UNI ポートをサポート

6 :EVNNI。ある範囲の VPI で複数の拡張仮想 NNI ポートをサポート

vpi

VUNI または VNNI タイプの仮想ポートの仮想パス識別子。値の範囲は次のとおりです。

VNNI 範囲:1~4095

VUNI 範囲:1~255

minvpi

EVUNI または EVNNI タイプの仮想ポートの最小の仮想パス識別子。値の範囲は次のとおりです。

EVUNI 範囲:0~255

EVNNI 範囲:0~4095

maxvpi

EVUNI または EVNNI タイプの仮想ポートの最大の仮想パス識別子。値の範囲は次のとおりです。

EVUNI 範囲:0~255

EVNNI 範囲:0~4095

図3-4 カード、ベイ、回線、および論理インターフェイス番号の関係

 

次のコマンド例は、回線ポートを UNI 回線として定義します。

mgx8830a.1.PXM.a > addport 1 2.1 96000 96000 1 1
 

次のコマンド例は、回線ポートを NNI トランクとして定義します。

mgx8830a.1.PXM.a > addport 2 2.1 3622 3622 52 2
 

ステップ 5 PXM1E カードに設定されているポートのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspports
 

このコマンドでは、PXM1E カードに設定されているすべてのポートが表示されます。ポート番号は、ifNum(インターフェイス番号)欄に表示されます。特定のポートの情報を表示したい場合は、そのポートの番号を書き留めておきます。

ステップ 6 ポート設定を表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspport <ifNum>
 

< ifNum> には、設定時にポートに割り当てた番号を指定します。このコマンドのレポート例を次に示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspport 1
Interface Number : 1
Line Number : 2.3 IMA Grp Number : N/A
Admin State : Up Operational State : Up
Guaranteed bandwidth(cells/sec): 353207 Number of partitions : 1
Maximum bandwidth(cells/sec) : 353207 Number of SPVC : 0
ifType : NNI Number of SPVP : 0
VPI number (VNNI, VUNI) : 0 Number of SVC : 3
MIN VPI (EVNNI, EVUNI) : 0 MAX VPI (EVNNI, EVUNI): 0
SCT Id (Conf./InUse) : 0/0=Def
F4 to F5 Conversion : Disabled
 


 


ヒント ポート設定を変更するには、cnfport コマンドを使用するか、delport コマンドを使ってポート設定を削除します。upport コマンドと dnport コマンドを使用して、ポートをアクティブにしたり、非アクティブにしたりすることもできます。これらのコマンドの詳細については、『Cisco MGX 8800/8900 Series Command Reference, Release 5.1』を参照してください。


ATM ポートの変更

ポートを追加した後、 cnfport コマンドで次のパラメータを変更できます。

最小セル レート

最大セル レート

ポート SCT ID

EVUNI および EVNNI の最小 VPI

EVUNI および EVNNI の最大 VPI

ATM ポートを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 変更するポート番号を入力します。PXM1E カードに設定されているポートのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspports
 

ステップ 3 設定を変更するためには、次の例のように dnport コマンドを入力してポートを停止する必要があります。

M8830_CH.2.PXM.a > dnport 1
Traffic loss will result on all connections on this port.
Do you want to proceed (Yes/No) ? y
 

ステップ 4 ATM ポート設定を変更するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfport <ifNum> <-min guaranteedRate> <-max maxRate> <-sct sctID> <ifType> [vpi <vpi>] [-minvpi <minvpi>] [-maxvpi <maxvpi>]
 

表3-9 で、ポートを追加および変更するパラメータを説明しています。次の例ではポートの SCT を SCT 6 に変更しています。

M8830_CH.2.PXM.a > cnfport 1 -sct 6
 

ステップ 5 ポートをサービス状態に戻すために、次の例のように upport コマンドを入力します。

M8830_CH.2.PXM.a > upport 1
 

ステップ 6 ポートの変更を確認するために、 dspports コマンドと dspport コマンドを入力します。


 

コントローラ間でのポート リソース パーティション

リンクまたはトランク ポートを追加した後で、PNNI コントローラがポート リソースをどのように使用するかを定義する必要があります。コントローラに割り当てることができるリソースは次のとおりです。

VPI 値の範囲

VCI 値の範囲

入力と出力方向の帯域幅の保証割合

最大接続数と最小接続数


) パーティションの定義を使用して、利用可能な接続数をどのようにスイッチ内で配分するか定義できます。スイッチ、カード、およびポートは、それぞれ最大接続数をサポートします。すべてのポートで最大数までの接続を有効にできますが、使用頻度の高い 2、3 個のポートの間で利用可能な接続数をすべて使用し、他のすべてのポートの通信を無効にすることもできます。


ポート リソースはコントローラ パーティション内の 1 つのグループとして定義されます。このグループは 1 つのポート コントローラ専用です。サポートしたい各コントローラ タイプに 1 つのコントローラ パーティションを定義する必要があります。また、コントローラを使用する各ポートに対して 1 つのリソース パーティションを設定する必要があります。

図3-5 は、PXM1E コントローラを持つ MGX スイッチにおける、ポート コントローラ、コントローラ パーティション、およびリソース パーティションの関係をわかりやすく示したものです。PXM1E コントローラは、MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチ上の ATM 接続をサポートするので、PXM1E カード上で直接リソース パーティションを設定できます。

図3-5 ポート コントローラ、コントローラ パーティション、およびリソース パーティションの関係

 

図3-5 では、1 つのコントローラ パーティションがポート コントローラと複数のリソース パーティションに接続されています。ポート コントローラとコントローラ パーティションは、ともに PXM1E カードに常駐することに注意してください。

ポートを作成した場合は、そのポートに対してリソース パーティションを作成し、PNNI コントローラを選択して、ポートが使用する ATM リソースを定義する必要があります。コントローラ パーティションはリソース パーティションを最初に作成するときに自動的に作成されるので、コントローラ パーティションを作成する必要はありません。同じ PXM1E カード上の同じタイプのリソース パーティションには、すべて同じコントローラ パーティション、つまり同じパーティション ID を使用する必要があります。たとえば、コントローラはコントローラ ID で識別され、コントローラ パーティションは パーティション ID で識別されます。リソース パーティションはパーティション ID とポート ID(インターフェイス番号)の組合せによって識別されます。

ポートのリソース パーティションを作成するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。


) ポートのリソース パーティションを作成する前に、PNNI コントローラとポートを追加する必要があります。コントローラの追加手順については、第2章「一般的なスイッチ機能の設定」「PNNI コントローラの追加」を参照してください。ポートの追加手順については、前述の「ATM ポートの追加」を参照してください。


ステップ 2 リソース パーティションを割り当てるポート番号を調べます。ポートのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspports
 

このコマンドは ifNum(インターフェイス番号)欄に PXM1E カードの全ポートを表示します。

ステップ 3 リソース パーティションを作成するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > addpart <ifNum> <partId> <ctrlrId> <egrminbw> <egrmaxbw> <ingminbw> <ingmaxbw> <minVpi> <maxVpi> <minVci> <maxVci> <minConns> <maxConns>
 

表3-10 に、このコマンドのパラメータを示します。

 

表3-10 addpart コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

ifNum

インターフェイス番号またはポート番号。この番号は、このリソース パーティションを設定するポートを識別します。ポートの設定時に割り当てられたインターフェイス番号を入力します(この章で前述した 「ATM ポートの追加」 を参照)。

partId

パーティション識別番号。1~20 の範囲の数字を入力します。1 枚の PXM1E カード上では、同じコントローラ タイプを使用するすべてのポートでこの番号が同じである必要があります。たとえば、いずれかのポートの PNNI コントローラに番号 2 を割り当てた場合、それ以外のすべてのポートの PNNI コントローラのパーティション ID は 2 に設定する必要があります。

ctrlrId

コントローラ識別番号。番号 2 を入力して PNNI コントローラを指定します。

詳細については、 第2章「一般的なスイッチ機能の設定」 「PNNI コントローラの追加」 を参照してください。

egrminbw

出力最小帯域幅。コントローラに割り当てる出力ポート帯域幅の最小割合を入力します。値 1 は 0.0001% を表します。たとえば、< egrminbw> に 250000 を指定した場合は 25 % になります。PNNI の最小出力帯域幅の設定値の合計は 100% 以下であり、egrmaxbw の設定値の合計より少なくする必要があります。

egrmaxbw

出力最大帯域幅。コントローラに割り当てる出力ポート帯域幅の最大割合を入力します。値 1 は 0.0001% を表します。たとえば、< egrmaxbw> に 1000000 を入力した場合は 100% になります。PNNI の出力帯域幅設定の最大値の合計は 100% を超えることができます。また、egrminbw の設定値の合計より大きくする必要があります。最小値の設定を超える利用可能な帯域幅は、設定された最大値になるか、または要求を満たす十分な帯域幅がなくなるまで、要求順に動作中のコントローラに割り当てられます。

ingminbw

入力最小帯域幅。コントローラに割り当てる入力ポート帯域幅の最小割合を入力します。値 1 は 0.0001% を表します。たとえば、< ingminbw> に 500000 を入力した場合は 50% になります。PNNI の入力帯域幅設定の合計の最小値は 100% 以下であり、ingmaxbw の設定値の合計より少なくする必要があります。

ingmaxbw

入力最大帯域幅。コントローラに割り当てる入力ポート帯域幅の最大割合を入力します。値 1 は 0.0001% を表します。たとえば、< ingmaxbw> に 750000 を入力した場合は 75% になります。PNNI の入力帯域幅設定の最大値の合計は 100% を超えることができます。また、ingminbw の設定値の合計より大きくする必要があります。最小値の設定を超える利用可能な帯域幅は、設定された最大値になるか、または要求を満たす十分な帯域幅がなくなるまで、要求順に動作中のコントローラに割り当てられます。

minVpi

VPI の最小値。値の範囲は 0~4095(NNI)、または 0~255(UNI)です。

maxVpi

最大 VPI の範囲は、NNI に対して 0~4095。UNI に対する範囲は 0~255 です。maxvpi は minvpi よりも小さくできません。

minVci

最小 VCI の範囲は 1~65535 です。

maxVci

最大 VPI の範囲は、NNI に対して 0~4095。UNI に対する範囲は 0~255 です。maxvpi は minvpi よりも小さくできません。

minConns

保証される接続数を指定します。PXM1E UNI/NNI では、回線タイプに応じて、その範囲は次のように変わります。

OC3、T3 および E3 回線の場合、範囲は 10~27000。

T1 および E1 回線の場合、範囲は 10~13500。

maxConns

保証される接続数を指定します。PXM1E UNI/NNI では、回線タイプに応じて、その範囲は次のように変わります。

OC3、T3 および E3 回線の場合、範囲は 10~27000。

T1 および E1 回線の場合、範囲は 10~13500。

ステップ 4 作成したリソース パーティションのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspparts
 

ステップ 5 特定のリソース パーティションの設定を表示するには、インターフェイス番号とパーティション番号を書き留めて次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppart <ifNum> <partId>
 

表3-10 に、このコマンドのパラメータを示します。

dsppart コマンドの出力例を次に示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppart 1 1
Interface Number : 1
Partition Id : 1 Number of SPVC: 0
Controller Id : 2 Number of SPVP: 0
egr Guaranteed bw(.0001percent): 1000000 Number of SVC : 0
egr Maximum bw(.0001percent) : 1000000
ing Guaranteed bw(.0001percent): 1000000
egr Maximum bw(.0001percent) : 1000000
min vpi : 0
max vpi : 4095
min vci : 1
max vci : 65535
guaranteed connections : 10000
maximum connections : 10000
 

) パーティション ID 1 は PNNI 用に予約されています。



 


) パーティションの詳細については、第9章「スイッチの運用手順」「PXM1E パーティションの管理」を参照してください。


ポートのシグナリング プロトコルの選択

新しいポートのデフォルトのシグナリング プロトコルはすべて UNI Version none です。回線でこのプロトコルを使用する場合は、このデフォルトを使用し、この手順を実行する必要はありません。しかし、回線で NNI または PNNI などの別のプロトコルを使用する場合、次の手順に従って適切なプロトコルを選択する必要があります。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 dsppnports コマンドを入力して、設定可能なポートのリストを表示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnports
 

ステップ 3 dnpnport コマンドを入力して、設定するポートを停止します。

mgx8830a.1.PXM.a > dnpnport <portid>
 

ポートはその追加時に自動的に始動されます。ポートのシグナリング プロトコルを変更する前に、ポートを停止する必要があります。< portid> slot [: bay ]. line [: ifNum ] の形式で指定します。表3-11に、このコマンドのパラメータを示します。

ステップ 4 ポートが停止していることを確認するために、dsppnports コマンドを入力します。次にコマンドの出力レポート例を示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnports
Summary of total connections
(p2p=point to point,p2mp=point to multipoint,SpvcD=DAX spvc,SpvcR=Routed spvc)
Type #Svcc: #Svpc: #SpvcD: #SpvpD: #SpvcR: #SpvpR: #Ctrl #Total:
p2p: 0 0 0 0 1 0 0 1
p2mp: 0 0 0 0 0 0 0 0
 
Total(User cons) = 1/27000, Total(Ctrl cons) = 0
Total=1
 
Summary of total SPVC endpoints
(P=Persistent, NP=Non-Persistent)
Type #SpvcR-P #SpvcR-NP #SpvpR-P #SpvpR-NP #SpvcD #SpvpD Total
p2p: 2 0 0 0 0 0 2
p2mp: 0 0 0 0 0 0 0
Total=2
 
Summary of total active SVC/SPVC intermediate endpoints
Type #Svcc #Svpc #SpvcR #SpvpR Total
p2p: 0 0 1 0 1
p2mp: 0 0 0 0 0
Total=1
 
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
DSPPNPORTS EndPoint Grand Total = 3/54000
Per-port status summary
 
PortId LogicalId IF status Admin status ILMI state #Conns
 
1.35 16845603 up up NotApplicable 0
 
1.36 16845604 up up NotApplicable 0
 
1.37 16845605 up up NotApplicable 0
 
1.38 16845606 up up NotApplicable 0
 
4.1 16851713 up up NotApplicable 1
 
1:2.1:3 16845571 up up NotApplicable 0
 
1:2.3:1 16845569 up up Disable 1
 

ステップ 5 ポート シグナリング プロトコルを選択するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfpnportsig <portid> [-univer {uni30|uni31|uni40|q2931|none|self}] [-nniver {iisp30|iisp31|pnni10|enni|aini}] [-unitype {public|private}] [-addrplan {both|aesa|e164}] [-side {user|network}] [-vpi <vpi>] [-sigvci <signalling-vci>] [-rccvci <routing-vci>] [-cntlvc <ip>][-passalongcap {enable|disable}] [-hopcntgen {enable|disable}] [-vpivcialloc {enable|disable}] [-svcroutingpri <svcroutingPriority>]
 

このコマンドの必須パラメータは < portid > だけですが、オプションを 1 つ以上指定しないと、このコマンドは意味がありません。コマンドでいくつかのオプションを指定し、残りのオプションを省略した場合には、省略されたオプションの値は最後に設定された値となります。

表3-11 に、< portid >パラメータの必須コンポーネントを示します。このパラメータは、多くのコマンドで使用します。表3-12 で、 cnfpnportsig コマンドのオプションとパラメータを説明します。


ヒント 一部のコマンドでは、インターフェイス番号だけでポートを示すことができます。その他のコマンドでは、スロット、ベイ、回線、およびインターフェイス番号を含む完全な形式で指定する必要があります。PXM1E スイッチ プロンプトで(PNNI シグナリング コマンドのような)コントローラ関連のコマンドを入力する際は、必ず完全なポート識別番号を指定する必要があります。PXM1E スイッチ プロンプトでインターフェイス関連のコマンドを入力する際は、インターフェイス番号だけを入力します。これは、インターフェイス番号が PXM1E カードにおいて一意であり、ポートのベイおよび回線を識別するためです。

 

表3-11 ポート識別パラメータ

パラメータ
説明

slot

設定するポートを収容するカードの論理スロット番号を入力します。

bay

回線が下部ベイのバック カードに接続されることを指定するには、< bay> を 2 に指定します。PXM1E の場合には、ベイ番号は常に 2 です。

line

< line> には、回線が接続されているバック カード ポートを示す番号を指定します。

ifNum

ATM ポートはインターフェイスとも呼ばれます。ポートまたはインターフェイス番号は、ポートを addport または addimaport コマンドで作成したときに定義されます。設定されている ATM ポートは、 dspports コマンドで表示できます。

 

表3-12 ポート シグナリングの設定パラメータ

パラメータ
説明

<portid>

slot : bay . line : ifnum 形式のポート識別子。これらのパラメータについては、表3-11を参照してください。

-univer

UNI ポートに対して PNNI シグナリングを設定する場合は、このオプションを使用してポートで使用する UNI シグナリングのバージョンを指定できます。UNI バージョン 3.0( uni30 )、UNI バージョン 3.1( uni31 )、UNI バージョン 4.0( uni40 )、ENNI( enni )、または UNI シグナリングなし( none )を選択できます。デフォルト値は none です。ABR SVC をサポートする回線の場合は、 uni40 を選択します。仮想トランクでは SPVP の各終端の UNI ポートは none に設定する必要があります。SPVC および SPVP では UNI 3.x または 4.0 シグナリングを使用できます。

-nniver

NNI ポートに対して PNNI シグナリングを設定する場合は、このオプションを使用してポートで使用するシグナリング プロトコルを指定できます。IISP バージョン 3.0( iisp30 )、IISP バージョン 3.1( iisp31 )、PNNI バージョン 1.0( pnni10 )、ENNI( enni )、または AINI( aini )を選択できます。

-unitype

UNI ポートに対して PNNI シグナリングを設定する場合は、このオプションを使用して UNI タイプを指定できます。ポートを、プライベート UNI ポート( private )またはパブリック UNI ポート( public )として定義できます。デフォルト値は private です。

-addrplan

UNI ポートに対して PNNI シグナリングを設定する場合は、ポートで使用する ATM アドレス計画をこのパラメータで指定します。AESA( aesa )、E.164( e164 )、またはその両方( both )を選択できます。デフォルト値は aesa です。

-side

ポートで使用するシグナリング サービスの役割を定義します。このパラメータは、スタティック アドレッシングが使用される場合(アドレス登録が無効)には IISP ポートに適用します。これがネットワーク内部の UNI 接続または NNI 接続の場合は、 network を選択します。他のネットワークへの接続の場合は、 user を選択する必要があります(これには、接続先のネットワーク管理者との合意が必要です)。デフォルト値は network です。

-vpi

このポートのシグナリング サービスの VPI を定義します。0~4095 の範囲で値を入力します。デフォルト値は 0 です。

-sigvci

このポートのシグナリング サービスの VCI を定義します。デフォルト値は 5 で、VPI 0 のシグナリング サービス用に予約されている VCI としてよく知られています。 シグナリングに対して別の VCI を選択する場合は、32~65535 の範囲で VCI 値を選択します。この範囲外を選択した場合、この VCI は、VPI 0 で 0~31 の範囲で予約された他の VCI と競合する可能性があります。

-rccvci

このポートの PNNI Routing Control Connection (RCC 2 )の VCI を定義します。デフォルト値は 18 で、VPI 0 のこのサービス用に予約されている VCI としてよく知られています。 シグナリングに対して別の VCI を選択する場合は、32~65535 の範囲で VCI 値を選択します。この範囲外を選択した場合は、この VCI は、VPI 0 で 0~31 の範囲で予約された他の VCI と競合する可能性があります。

-cntlvc

このオプションはフィーダ トランクを定義します。フィーダ トランク定義の構文は次のとおりです。

pop20two.7.PXM.a > cnfpnportsig < portid > -cntlvc ip
 

-passalongcap

転送機能。 enable または disable と入力します。この機能を使用すると、ポートは認識不能な Information Element(IE; 情報要素)またはメッセージを転送できます。転送機能の有効化または無効化は、AINI、IISP、およびパブリック UNI に適用されます。これ以外のタイプについては、転送が有効であるかのようにポートが動作します。その他のポート タイプでは、転送を無効にすることはできません。

デフォルト値は enable です。

-hopcntgen

このパラメータは AINI だけに適用されます。 enable または disable と入力します。AINI でホップ カウントを有効にすると、設定メッセージにホップ カウンタ情報 IE がまだ設定メッセージに存在しない場合に、インターフェイスを通過するすべての設定メッセージをコントローラが生成します。 cnfainihopcount コマンドを使用して、スイッチに対する AINI ホップ カウント IE も有効にする必要があります。

-vpivcialloc

このパラメータは AINI に適用されます。 enable または disable と入力します。有効にすると、インターフェイスがすべての接続に対する VPI および VCI の割り当てを行うようになります。AINI リンクの片側で VPI または VCI の割り当てを有効にした場合は、そのリンクの反対側では割り当てを無効にする必要があります。

-svcroutingpri

優先順位のない SVC、SPVC、または SPVP に対して、ポート レベルでルーティングの優先順位を割り当てます。ルーティング優先順位機能は SVC をサポートしません。ただし、ポート レベルの優先順位を付けることによって、SPVC または SPVP への再ルーティングを行う優先順位ルーティング機能がサポートされるため SVC のルーティング解除に役立ちます。

2.Routing Control Connection(ルーティング制御接続)


addport コマンドで UNI または NNI を選択することと、cnfpnportsig コマンドを使って、pnport に UNI または NNI が設定できるかどうかは関係ありません。


次に、NNI ポートを設定して PNNI Version 1.0 シグナリングを使用する例を示します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfpnportsig 1:2.1:1 -nniver pnni10
 

ステップ 6 次のコマンドを入力して、ローカルのルーティング スイッチ フィーダ ポートを、OAM 以外のセグメントのエンドポイントとして定義します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfoamsegep <portid> <enable_oam_diagnostics>
 

< portid> は、 slot : bay . line : ifNum の形式で指定します。< oam diagnostics > には、OAM 診断サポートを無効にする場合は no を指定します。表3-11 は、これらのパラメータを説明しています。


) このステップは、tstdelay コマンドを使ってテストを行う場合に必要です。


ステップ 7 次のコマンドを入力して、設定したポートを始動します。

mgx8830a.1.PXM.a > uppnport <portid>
 

< portid> は、 slot : bay . line : ifNum の形式で指定します。これらのパラメータについては 表3-11 を参照してください。

ステップ 8 ポートのステータスを確認するために、dsppnports コマンドを入力します。

ステップ 9 PNNI ポートの設定を表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnport <portid>
 

< portid> は、 slot : bay . line : ifNum の形式で指定します。表3-11に、このコマンドのパラメータを示します。このコマンドの出力例を次に示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnport 1.35
 
Port: 1.35 Logical ID: 16845603
IF status: up Admin Status: up
UCSM: enable SVC Routing Pri: 8
Auto-config: enable Addrs-reg: enable
IF-side: network IF-type: uni
UniType: private Version: none
PassAlongCapab: n/a
Input filter: 0 Output filter: 0
minSvccVpi: 0 maxSvccVpi: 0
minSvccVci: 35 maxSvccVci: 0
minSvpcVpi: 1 maxSvpcVpi: 0
 
(P=Configured Persistent Pep, NP=Non-Persistent Pep, Act=Active)
#Spvc-P: #Spvc-NP: #SpvcAct: #Spvp-P: #Spvp-NP: #SpvpAct:
p2p : 0 0 0 0 0 0
p2mp: 0 0 0 0 0 0
#Svcc: #Svpc: #Ctrl: Total:
p2p : 0 0 0 0
p2mp: 0 0 0 0
Total: 0
 


 

スタティック リンクの宛先アドレスの定義

一般に、AINI または IISP スタティック リンクは 2 つの独立したネットワークを結合します。PNNI ではなく、AINI または IISP リンクが使用されるため、2 つのネットワークのトポロジは互いに未知となります。

スタティック リンクを作成する場合は、そのリンクの宛先アドレスを指定する必要があります。宛先アドレスは、リンクのもう一方の側にアクセスできる ATM ノードを示します。これらのアドレスを定義すると、そのアドレスへの要求はすべてスタティック リンクを介して他のネットワークにルーティングされます。


) 双方向のコールの開始を有効にするには、リンクの各終端に適切な宛先アドレスを設定する必要があります。たとえば、ノード A および B がスタティック リンクに PNNI で接続している場合、ノード B の ATM アドレスをスタティック リンクのノード A の側に追加し、反対に、ノード A のアドレスをスタティック リンクのノード B の側に追加する必要があります。


宛先アドレスをスタティック リンクに追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 アドレスを追加するポートを検索するには、dsppnports コマンドを入力します。

ステップ 3 次のコマンドを入力して ATM アドレスを指定します。

mgx8830a.1.PXM.a > addaddr <portid> <atm-address> <length> -type ext -proto static [-plan {e164 | nsap}] [-scope scope] [-redistribute {yes | no}]
 

addaddr コマンドを使用して、スタティック リンクの送信先アドレスを定義したり、CPE へのリンクのスタティック アドレスを指定したりできます。上記のコマンド形式は、スタティック リンクの宛先アドレスを定義するときに適用されるオプションを示しています。


表3-13に、 addaddr コマンドのパラメータを説明します。

 

表3-13 ATM アドレス設定パラメータ

パラメータ
説明

portid

ポート ID を slot:bay.line:ifnum の形式で入力します。More PNNI Node Configuration テーブルのパラメータについては、表3-11を参照してください。

atm-address

最大 40 ニブルの ATM アドレスを入力します。ATM アドレスは最大 20 バイトまで指定できます。すなわち、40 ニブルつまり 160 ビットです。宛先アドレスのグループを要約するには、20 バイト未満の ATM アドレスを入力して、宛先アドレスのグループに共通バイトを含めます。

length

< atm-address > パラメータで指定したアドレスの長さをビット単位で入力します。1 ニブルは 4 ビットです。有効な値の範囲は 0~160 ビットです。20 バイトの ATM アドレスを入力した場合の長さは 160 です。宛先アドレスのグループを要約する場合、長さは入力したバイト数に 8 を乗じた数と同じになります。

-type

アドレスのタイプを入力します。スタティック リンクのもう一方の側の宛先アドレスを表す場合は ext (外部)です。値 int (内部)は CPE へのリンクのスタティック アドレスを作成する場合に使用します。

デフォルトは int です。

-proto

スタティック リンクの宛先アドレスの場合は、 -proto オプションで値 static を指定します。値 local は CPE リンクに適用されます。

デフォルト = local

-plan

e164 (E.164)または nsap (NSAP)のどちらかのアドレス計画を入力します。NSAP アドレスの場合は、アドレスの先頭バイトは、NSAP アドレスの 3 つの計画、つまり NSAP E.164、NSAP DCC、または NSAP ICD のいずれかを示します。

デフォルトは nsap です。

-scope

通知対象の PNNI 範囲。この範囲は、このアドレスが通知される PNNI 階層のレベルを定義します。宛先アドレスをノードのピア グループ内の全ノードに通知する場合には 0 を入力します。

範囲:0~104
デフォルトは 0 です。

-redistribute

ATM アドレスを PNNI の隣接ノードに配信、すなわち、通知するかどうかを指定します。配信を有効にする場合は yes を入力し、無効にする場合は no を入力します。このオプションを yes に設定した場合は、ノードはアドレスを scope オプションで定義した PNNI 隣接ノードに配信します。 no に設定した場合は、アドレスは他のノードには通知されません。

デフォルト = no

ステップ 4 新しいアドレスが割り当てられたことを確認するために、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspatmaddr <portid>
 

< portid> には、 slot : bay . line : ifnum の形式でポート アドレスを指定します。More PNNI Node Configuration テーブルのパラメータについては、表3-11を参照してください。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspaddr 2:1.2:2
47.0091.8100.0000.0003.6b5e.30cd.0003.6b5e.30cd.01
length: 160 type: exterior proto: static
scope: 0 plan: nsap_icd redistribute: false
 


 

スタティック ATM アドレスの宛先ポートへの割り当て

CPE が ILMI をサポートしない場合、スイッチは CPE アドレスを自動的には決定できません。CPE との通信を有効にするには、CPE に接続されたポートにスタティック ATM アドレスを割り当てる必要があります。スタティック アドレスは CPE で使用するアドレスに一致する必要があります。スタティック アドレスを割り当てる際は、コマンド オプションを使用してスタティック アドレスがスイッチ ネットワーク内で通知される範囲を定義できます。次の手順を使用して、UNI ポートに対してスタティック アドレスを定義します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 アドレスを追加するポートを検索するには、dsppnports コマンドを入力します。

ステップ 3 次のコマンドを入力して、スタティック アドレスを使用するポートの自動アドレス登録をオフにします(デフォルトではオンになっています)。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfaddrreg <portid> no
 

portid には、 slot : bay . line : ifNum の形式でポート ID を指定します。表3-11に、このコマンドのパラメータを示します。

ステップ 4 次のコマンドを使用して、ポートの ATM アドレスを指定します。

mgx8830a.1.PXM.a > addaddr <portid> <atm-address> <length> [-type int] [-proto local] [-plan {e164 | nsap}] [-scope scope] [-redistribute {yes | no}] [-tnid tnid]
 

addaddr コマンドを使用して、CPE への UNI リンクに対するスタティック アドレスを指定したり、AINI および IISP スタティック リンクの送信先アドレスを定義したりします。上記のコマンド形式は、CPE のスタティック アドレスを定義する際に適用されるオプションを示します。


< portid> には、前述の cnfaddreg コマンドで使用した ID を指定します。表3-14 に、 addaddr コマンドのその他のパラメータを示します。


) 選択するスタティック ATM アドレスは、使用しているネットワークのアドレス計画に適合している必要があります。アドレス計画の詳細については、『Cisco PNNI Network Planning Guide for MGX and SES Products』を参照してください。


 

表3-14 ATM アドレス設定パラメータ

パラメータ
説明

portid

slot : bay . line : ifnum 形式のポート識別子。More PNNI Node Configuration テーブルのパラメータについては、表3-11を参照してください。

atm-address

最大 40 ニブルの ATM アドレスを入力します。ATM アドレスは最大 20 バイトまで指定できます。すなわち、40 ニブルつまり 160 ビットです。

length

< atm-address > パラメータで指定したアドレスの長さをビット単位で入力します。1 ニブルは 4 ビットです。有効な値の範囲は 0~160 ビットです。

-type

CPE スタティック アドレスにアドレス タイプの値として int (内部)を入力します。値 ext (外部)は、AINI および IISP スタティック リンクの送信先アドレスを作成する場合に使用します。

デフォルト値が int のため、スタティック CPE アドレスを定義する場合にはこのオプションを指定する必要はありません。

デフォルトは int です。

-proto

CPE スタティック アドレスの場合は、-proto オプションで値 local を指定します。値 static は AINI および IISP スタティック リンクに適用されます。

デフォルト値が local なので、スタティック CPE アドレスを定義する場合は、このオプションを指定する必要はありません。

デフォルト = local

-plan

e164 (E.164)または nsap (NSAP)のどちらかのアドレス計画を入力します。NSAP アドレスの場合は、アドレスの先頭バイトは、NSAP アドレスの 3 つの計画、つまり NSAP E.164、NSAP DCC、または NSAP ICD のいずれかを示します。

デフォルトは nsap です。

-scope

通知対象の PNNI 範囲。この範囲は、このアドレスが通知される PNNI 階層のレベルを定義します。宛先アドレスをノードのピア グループ内の全ノードに通知する場合には 0 を入力します。

範囲:0~104
デフォルトは 0 です。

-redistribute

ATM アドレスを PNNI の隣接ノードに配信、すなわち、通知するかどうかを指定します。配信を有効にする場合は yes を入力し、無効にする場合は no を入力します。このオプションを yes に設定した場合は、ノードはアドレスを scope オプションで定義した PNNI 隣接ノードに配信します。 no に設定した場合は、アドレスは他のノードには通知されません。

デフォルト = no

-tnid

中継ネットワーク ID は、現在のノードからの接続が終端していないネットワークを識別します。この番号はスタティック アドレスだけに適用されます。このオプションの適用は、ユーザの設計意図によって異なります。この ID には、最大 4 文字までの IA5 文字を使用できます(IA5 は ASCII 文字セットのスーパーセットです)。

次の例では、ATM アドレスをポート 2:2.2:1 に割り当てます。

mgx8830a.1.PXM.a > addaddr 1:2.1:3 47.1111.1111.1111.1111.1111.1111.1111.1111.1111.11 160
 

ステップ 5 新しいアドレスが割り当てられたことを確かめるために、次の例のように dspatmaddr コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspatmaddr 2:2.2:1
 
Port Id: 2:2.2:1
Configured Port Address(es) :
47.1111.1111.1111.1111.1111.1111.1111.1111.1111.11
length: 160 type: internal proto: local
scope: 0 plan: nsap_icd redistribute: false
 


 

ポートでの ILMI の設定

ILMI は、多くのポートではオプションです。次のことを行う場合には、ポートで ILMI を使用します。

ATM 通信パラメータのネゴシエートを行う ILMI 自動設定を使用する場合

ILMI アドレス登録を使用して、そのポートに割り当てられた ILMI プレフィックスを使用し、接続された CPE の ATM アドレスのネゴシエートを行う場合

リンクで CWM 自動検出を有効にし、CWM が管理できるシスコ社のスイッチを検索して検出する場合

BPX 上の BXM カードへの PNNI リンクを作成する場合

ILMI はすべてのポートで、デフォルトで有効になっており、始動されるまで停止状態です。ポートで ILMI を始動する方法は次の 2 通りです。1 つのコマンドで ILMI を設定して始動するには、 cnfilmi コマンドを使用します。デフォルト値で ILMI を始動するには、 upilmi コマンドを使用します。ここでは、次の内容について説明します。

ILMI トラップとシグナリングを設定して ILMI を始動する方法

ILMI 自動設定の設定方法

ILMI ダイナミック アドレッシングの設定方法

デフォルトのトラップ パラメータとシグナリング パラメータを使用した ILMI の始動方法


) その他のILMI管理手順については、第9章「スイッチの運用手順」「ILMI の管理」を参照してください。


ILMI トラップとシグナリングの設定

デフォルトの ILMI 設定では、標準の ILMI シグナリング VPI および VCI を使用して、3 つの ILMI シグナリング タイマーを設定し、CWM などの SNMP マネージャへの ILMI 管理メッセージ(トラップ)の配信を可能にします。このデフォルト設定を使用できる場合は、 upilmi コマンドを使用してポートの ILMI を始動できます。デフォルトを変更して ILMI を開始する場合は、次の手順を実行します。


) リンクの一方の終端で ILMI を設定して開始した場合は、リンクを正しく動作させるために、リンクのもう一方の終端にも ILMI を設定して開始する必要があります。



ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 ポートの現在の ILMI 設定を表示する場合は、 dspilmis コマンドを入力します。 dspilmis コマンドの出力例を次に示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspilmis
 
Sig. rsrc Ilmi Sig Sig Ilmi S:Keepalive T:conPoll K:conPoll
Port Part State Vpi Vci Trap Interval Interval InactiveFactor
---- ---- ---- ---- ---- --- ------------ ---------- ----------
1 1 On 0 16 On 1 5 4
2 1 Off 0 16 On 1 5 4
3 1 Off 0 16 On 1 5 4
 

上記の例では、ポート 1 で ILMI が有効(ILMI 状態 = On)、ポート 2 で無効(ILMI 状態 = Off)です。他のすべての ILMI パラメータは、デフォルト値に設定されています。


dspilmis コマンドで表示される ILMI 状態は設定状態であり、運用状態ではありません。運用状態は、dsppnports コマンドまたは dsppnilmi コマンドを実行した場合に表示されます。


ステップ 3 次のように cnfilmi コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfilmi -if <ifNum> -id <partitionID> [-ilmi <ilmiEnable>] [-vpi <vpi>] [-vci <vci>] [-trap <ilmiTrapEnable>] [-s <keepAliveInt>] [-t <pollingIntervalT491>] [-k <pollInctFact>]
 

表3-15 で、 cnfilmi コマンドのパラメータを説明します。

 

表3-15 cnfilmi コマンドの設定パラメータ

パラメータ
説明

ifNum

インターフェイス番号またはポート番号。この番号は ILMI を設定するポートを示します。 addport コマンドで割り当てられたインターフェイス番号を入力します( 「ATM ポートの追加」 を参照)。

partitionID

パーティション ID 番号。この番号はポートに割り当てられた PNNI パーティションを示します。 addpart コマンドでポートに割り当てられたパーティション番号を入力します( 「コントローラ間でのポート リソース パーティション」 を参照)。


) パーティション ID 1 は PNNI 用に予約されています。


ilmiEnable

ILMI を有効にするパラメータ。ILMI の現在の状態を変更するには、 1 を入力して ILMI を有効化または始動するか、 2 を入力して ILMI を無効にします。デフォルト値は 1 です。このパラメータに値 2 が指定されない限り、 cnfilmi コマンドが入力されると ILMI が始動します。

デフォルト = 1 (有効)

vpi

ILMI シグナリング VPI。デフォルトを変更する場合は、0~255 の範囲で VPI 番号を入力します。この値を変更すると、回線のリモート エンドの装置が同じ ILMI VPI に設定されるまで ILMI 通信は無効になることに注意してください。

デフォルト = 0

vci

ILMI シグナリング VCI。デフォルトを変更する場合は、0~65535 の範囲で VCI 番号を入力します。この値を変更すると、回線のリモート エンドの装置が同じ ILMI VCI に設定されるまで ILMI 通信は無効になることに注意してください。

デフォルト = 16

ilmiTrapEnable

ILMI トラップの配信。ポートで ILMI が始動されると、ILMI トラップが CWM などの SNMP マネージャに送信されます。

ILMI トラップの配信を有効または無効にするには、 1 を入力して ILMI トラップを有効にするか、 2 を入力して ILMI トラップを無効にします。

デフォルト = 1 (有効)

keepAliveInt

ILMI キープ アライブ タイマー

範囲:1~255
デフォルトは 1 です。

pollingIntervalT491

ILMI ポーリング インターバル T491 タイマー

範囲:0~255
デフォルトは 5 です。


) 0 = ポーリングなし


pollInctFact

ILMI ポーリング ファクタ K

範囲:0~65535
デフォルトは 4 です。

ステップ 4 設定の変更を確認するには、 dspilmis コマンドを入力します。


 

ILMI 自動設定の設定

MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチは、ILMI 4.0 の自動設定機能をサポートします。この機能は、リンクを共有する 2 つの装置が互いの設定を共有し、通信パラメータの共通セットを交渉することができます。たとえば、2 つのネットワーク装置がリンクを共有し、パーティションに対して異なる最大 VCI が設定されている場合、自動設定機能は、両ノードでサポートされている最大 VCI を調べて選択することができます。ILMI 自動設定を使用するには、リンクの両終端の装置がこの ILMI 4.0 機能をサポートしている必要があります。

ポートで自動設定を有効または無効にする場合は、次の手順に従って cnfautocnf コマンドを入力します。


) 2 つのノード間のリンクは、ILMI 自動設定機能が一方の終端で有効にされ、もう一方の終端で無効にされた場合には正しく動作しません。



ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 ポートの自動設定ステータスを表示するには、 dsppnport コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnport 1:2.3:1
Port: 1:2.3:1 Logical ID: 16845569
IF status: up Admin Status: up
UCSM: enable SVC Routing Pri: 8
Auto-config: enable Addrs-reg: enable
IF-side: network IF-type: nni
UniType: private Version: pnni10
PassAlongCapab: n/a
Input filter: 0 Output filter: 0
minSvccVpi: 0 maxSvccVpi: 4095
minSvccVci: 35 maxSvccVci: 65535
minSvpcVpi: 1 maxSvpcVpi: 4095
 
(P=Configured Persistent Pep, NP=Non-Persistent Pep, Act=Active)
#Spvc-P: #Spvc-NP: #SpvcAct: #Spvp-P: #Spvp-NP: #SpvpAct:
p2p : 0 0 0 0 0 0
p2mp: 0 0 0 0 0 0
#Svcc: #Svpc: #Ctrl: Total:
p2p : 1 0 0 1
p2mp: 0 0 0 0
Total: 1
 

Auto-config フィールドに、自動設定機能が有効か無効かが示されます。

ステップ 3 自動設定を有効または無効にする場合、まず dnpnport コマンドを使用して設定するポートを停止します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dnpnport 1:2.3:1
 

ステップ 4 自動設定を有効または無効にするために、次のように cnfautocnf コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfautocnf <portid> <yes | no>
 

portid には、 slot : bay . line : ifnum の形式でポート アドレスを指定します。More PNNI Node Configuration テーブルのパラメータについては、表3-11を参照してください。

自動設定を有効にする場合は yes を入力し、無効にする場合は no を入力します。デフォルトは yes です。

ステップ 5 設定したポートを uppnport コマンドで始動します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > uppnport 1:2.3:1
 

ステップ 6 変更を確認するには、 dsppnport コマンドを再度入力します。


 

ILMI ダイナミック アドレッシングの設定

デフォルトでは、ダイナミック ATM アドレッシングはすべての PXM1E ポートで有効です。ILMI が始動されると、ILMI はポートに接続されている CPE に対する ATM アドレスを交渉できます。CPE の ATM アドレスを決定するために、スイッチはポートに割り当てられた 13 バイトの ILMI プレフィックス、6 バイト のエンド システム ID、および 1 バイトのセレクタ バイトを使用します。エンド システム ID とセレクタ バイトはエンド システムで定義されます。エンド システムの設定によっては、エンド システム ID はインターフェイス MAC アドレスと同じになります。ダイナミック アドレッシングを使用するには、リモート装置がダイナミック アドレッシングをサポートしている必要があります。ILMI versions 3.x および 4.0 はダイナミック アドレス登録をサポートします。

デフォルトの ILMI プレフィックスは、『 Cisco PNNI Network Planning Guide for MGX and SES Products 』で説明している PNNI ノード プレフィックスと SPVC プレフィックスに一致します。PNNI ノード プレフィックスを変更する場合は、SPVC プレフィックスと ILMI プレフィックスは変更されません。SPVC プレフィックスを変更する場合は、ILMI プレフィックスがポートに直接割り当てられない限り、ILMI プレフィックスが変更されます。将来 SPVC プレフィックスが変更されたときに、ポートのダイナミック アドレッシングが影響を受ける可能性をなくすには、1 つ以上の ILMI プレフィックスをそのポートに割り当てます。

次の手順では、ダイナミック アドレッシングを有効または無効にする方法、および ILMI アドレス プレフィックスをポートに割り当てる方法について説明します。


) Cisco MGX スイッチは、1 つの PXM1E カードに対して最大 255 個の ILMI プレフィックスをサポートします。これらのプレフィックスは、1 つのポートに割り当てることも、複数のポートに配信することもできます。



ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 ポートのダイナミック アドレッシングのステータスを表示するために、 dsppnport コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnport 1:2.3:1
 
Port: 1:2.3:1 Logical ID: 16845569
IF status: up Admin Status: up
UCSM: enable SVC Routing Pri: 8
Auto-config: enable Addrs-reg: enable
IF-side: network IF-type: nni
UniType: private Version: pnni10
PassAlongCapab: n/a
Input filter: 0 Output filter: 0
minSvccVpi: 0 maxSvccVpi: 4095
minSvccVci: 35 maxSvccVci: 65535
minSvpcVpi: 1 maxSvpcVpi: 4095
 
(P=Configured Persistent Pep, NP=Non-Persistent Pep, Act=Active)
#Spvc-P: #Spvc-NP: #SpvcAct: #Spvp-P: #Spvp-NP: #SpvpAct:
p2p : 0 0 0 0 0 0
p2mp: 0 0 0 0 0 0
#Svcc: #Svpc: #Ctrl: Total:
p2p : 1 0 0 1
p2mp: 0 0 0 0
Total: 1

Auto-reg フィールドに、ダイナミック アドレッシング機能が有効であるか無効であるかが示されます。

ステップ 3 ポートに割り当てられた ILMI プレフィックスを表示するために、次のように dspprfx コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspprfx <portid>
 

portid には、 slot : bay . line : ifnum の形式でポート アドレスを指定します。More PNNI Node Configuration テーブルのパラメータについては、表3-11を参照してください。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspprfx 1:2.3:1
 
INFO: No Prefix registered
 

上記の例では、ポートに ILMI プレフィックスが割り当てられていません。このため、ポートでは SPVC プレフィックス用に設定されたプレフィックスが使用されます。

ステップ 4 ダイナミック アドレッシングの設定を変更する場合は、 dnpnport コマンドを使用して設定するポートを停止します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dnpnport 1:2.3:1
 

ステップ 5 ダイナミック アドレス登録を有効または無効にするには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfaddrreg <portid> <yes | no>
 

ダイナミック アドレス設定を有効にする場合は yes を入力し、無効にする場合は no を入力します。デフォルトは yes です。

ステップ 6 次のコマンドを入力して、ポートの ATM プレフィックスを定義します。

mgx8830a.1.PXM.a > addprfx <portid> <atm-prefix>
 

portid には、 slot : bay . line : ifNum の形式でポート ID を指定します。表3-11に、このコマンドのパラメータを示します。

atm-prefix には、動的に割り当てるアドレスで使用する 13 バイトの ATM アドレス プレフィックスを指定します。26 桁の 16 進数でアドレス プレフィックスを指定します。各桁の範囲は 0~F です(すなわち、0~9、A、B、C、D、E、および F)。


) 選択するアドレス プレフィックスは、使用しているネットワークのアドレス計画に適合している必要があります。アドレス計画の詳細については、『Cisco PNNI Network Planning Guide for MGX and SES Products』を参照してください。



ヒント 16 進数の各桁は 1 ニブル(4 ビット)を表し、16 進数の対は 1 バイトを表します。プレフィックスには 16 進数の対が 13 個あります。すなわち、合計は 26 桁です。

ステップ 7 設定したポートを uppnport コマンドで始動します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > uppnport 1:2.3:1
 

ステップ 8 ポートの ATM プレフィックスの設定が正しいことを確認するには、 dspprfx コマンドを再度入力します。

ステップ 9 プレフィックスを使用して動的に割り当てられたアドレスを表示するには、 dspilmiaddr < port > コマンドを入力します。


 

デフォルト値または既存値での ILMI の始動

upilmi コマンドは、既存の ILMI 設定を使用してポートで ILMI を始動します。そのポートで ILMI が設定されていない場合は、デフォルトの設定が使用されます。ILMI は、 cnfilmi コマンドで設定すると自動的に始動されますが、ILMI プレフィックスの追加など設定を変更する場合には、 dnilmi コマンドで停止する必要があります。 upilmi コマンドで ILMI を始動または再始動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 ILMI を始動するポートのインターフェイス番号とパーティション ID がわからない場合は、次のように dspparts コマンドを使用します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspparts
if part Ctlr egr egr ingr ingr min max min max min max
Num ID ID GuarBw MaxBw GuarBw MaxBw vpi vpi vci vci conn conn
(.0001%)(.0001%)(.0001%)(.0001%)
-----------------------------------------------------------------------------
1 1 2 1000000 1000000 1000000 1000000 0 4095 1 65535 10000 10000
3 1 2 1000000 1000000 1000000 1000000 0 255 1 65535 2000 2000
 

ヒント インターフェイス番号と回線の関係を表示するには、dspports コマンドを使用します。


) パーティション ID 1 は PNNI 用に予約されています。


ステップ 3 ポートで ILMI を始動するには、次のように upilmi コマンドを使用します。

mgx8830a.1.PXM.a > upilmi <ifNum> <partId>
 

ifNum には、ポートのインターフェイス番号を指定します。 partId には、ポートに割り当てられたパーティション番号を指定します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > upilmi 2 1
 

ステップ 4 PXM1E カード上のすべてのポートの ILMI ステータスを、 dspilmis コマンドを入力して表示します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspilmis
 
mgx8830a.1.PXM.a > dspilmis
 
Sig. rsrc Ilmi Sig Sig Ilmi S:Keepalive T:conPoll K:conPoll
Port Part State Vpi Vci Trap Interval Interval InactiveFactor
---- ---- ---- ---- ---- --- ------------ ---------- ----------
1 1 On 0 16 On 1 5 4
3 1 Off 0 16 On 1 5 4
 

Ilmi State 欄には、ILMI の設定状態が表示されます。これは、ILMI が有効の場合 On、無効の場合 Off です(運用状態を表示するには dsppnports または dsppnilmi コマンドを使用します)。他の欄には、表3-15で説明されているILMI設定パラメータが表示されます。


 

PXM1E 回線クロック ソースの設定

PXM1E 回線でクロック ソースを受信するようにスイッチを設定するには、次の手順を実行します。

PXM1E とクロック ソースのノードとの間で回線を接続します。

回線をアクティブにします。

クロック信号の論理ポート(subport)を作成します。

リソース パーティションを作成します。


) MGX スイッチのクロック パスを選択するために NCDP を使用している場合、PXM1E クロック ソースを設定する必要はありません。


この章にある前述の 「回線設定のクイックスタート」 で、回線をアクティブにする方法を説明しています。ポートとリソース パーティションの作成手順についても、この章で前述した説明を参照してください。次の手順は、回線とポートを設定した後の PXM1E クロック ソースの設定方法を説明しています。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 プライマリまたはセカンダリ PXM1E クロック ソースを設定するには、次のコマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfclksrc <priority> [shelf.]<slot:bay.line:ifnum>
 

表3-16 に、このコマンドのパラメータを示します。


ヒント 正しい slot:bay.line:ifnum 形式を取得するには、dsppnports コマンドで表示されたポート ID を使用します。

 

表3-16 PXM1E で使用する cnfclksrc コマンドのパラメータの説明

パラメータ
説明

priority

primary または secondary

priority には、クロック ソースのタイプとして primary または secondary を指定します。デフォルトは primary です。

shelf

1

shelf の値は常に 1 で、この指定はオプションです。

slot

MGX 8830 では 1 または 2

MGX 8850(PXM1E) では 7 または 8

slot は、クロック信号を受信する PXM1E カードのスロット番号を示します。

bay

MGX 8830 では 1 または 2

MGX 8850(PXM1E) では 7 または 8

bay はバック カードがインストールされているベイを示します。クロック ソース回線が上部カードに接続されている場合は、 1 を入力します。下部カードに接続されている場合は、 2 を入力します。デフォルトは 1 です。

PXM1E カードでは、クロック ソース回線は常に下部ベイのバック カードに接続されます( 2 )。

line

1~16

line 番号は、バック カードの回線番号です。回線は、アクティブにしておく必要があります( upln を使用して)。

ifnum

1~31

ifnum 番号はインターフェイス番号または論理ポート番号を示します。範囲は 1~31 です。インターフェイス番号は addport コマンドまたは addimaport コマンドで事前に定義されていなければなりません。


) IMA ポートがクロック ソースとして選択されている場合、実際のクロックは IMA グループ内の 1 つのリンクから取得されます。ソース リンクは Transmit Reference Link (TRL; 送信基準リンク) と呼ばれます。


ステップ 3 クロック ソースを追加設定するために、追加するソースごとに、適切なパラメータを指定して ステップ 2 を繰り返します。


 

次のコマンド例は、スロット 1 の PXM1E カードの回線 1 のサブポート(論理ポート)10 にセカンダリ クロック ソースを設定する方法を示しています。ピリオドとコロンの位置に注意してください。

mgx8830a.1.PXM.a > cnfclksrc secondary 1:2.1:10
 

PNNI 通信の確認

トランクを設定した後または問題が発生した場合は、ここで説明する手順を使用して PNNI が動作しているかどうかを調べます。この項では、単一トランクの PNNI 通信の確認方法を説明します。次の項では、2 つのノード間の PNNI 通信を確認する方法を説明します。これは、複数の PNNI リンクで分離されている場合も含みます。

PNNI トランク通信の確認

PNNI トランクの両終端を設定すると、設定された SVC および、SPVC または SPVP をサポートする準備が整います。トランクが動作しているかどうか確認するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CLI セッションをいずれかのアクセス レベルのユーザ名で確立します。トランクの両終端が MGX 8850(PXM1E/PXM45) スイッチに接続されている場合は、いずれかの終端で CLI セッションを始動できます。

ステップ 2 検証する回線番号がわからない場合は、 dsppnports コマンドを入力してポート番号と回線番号を表示することができます。最初の 3 つの番号はスロット、ベイ、回線を表します。たとえば、ポート 10:2.1:3 はスロット10、ベイ 2、回線 1 を表します。残りの番号は、 addport コマンドで割り当てたインターフェイス番号です。

ステップ 3 次のように dsppnni-link コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnni-link
 

dsppnni-link コマンドは、スイッチのすべての PNNI リンクのレポートを表示します。単一 PNNI リンクのスイッチのレポート例を次に示します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnni-link
node index : 1
Local port id: 16845569 Remote port id: 17176579
Local Phy Port Id: 1:2.3:1
Type. lowestLevelHorizontalLink Hello state....... twoWayInside
Derive agg........... 0 Intf index........... 16845569
SVC RCC index........ 0 Hello pkt RX......... 1505
Hello pkt TX......... 1498
Remote node name.......porche
Remote node id.........56:160:47.00918100000000036b5e2b1f.00036b5e2b1f.01
Upnode id..............0:0:00.000000000000000000000000.000000000000.00
Upnode ATM addr........00.000000000000000000000000.000000000000.00
Common peer group id...00:00.00.0000.0000.0000.0000.0000.00
 

dsppnni-link コマンドのレポートに、検証する通信のポートのエントリが表示されます。このエントリの Local Phy Port Id フィールドは、 dsppnports コマンドのレポートに表示されている形式と同じ形式でポート ID を表示します。ポートの Hello state は twoWayInside と表示され、Remote node id には 2 番目のコロンの後にリモート ノードの ATM アドレスが表示されます。

上記の例は、ポート 1:1.1:1 のレポートです。Hello state は twoWayInside で、リンクのもう一方の終端におけるノードの ATM アドレスは 47.00918100000000107b65f33c.00107b65f33c.01 です。このリンクは 2 つのスイッチ間の接続をサポートする準備が整っています。


 


ヒント リンクの Hello state が oneWayInside の場合は、その側が通信しようとしています。もう一方側の状態をチェックしてください。トランクの両終端の設定は互いに一致する必要があります。たとえば、一方の終端に ILMI 自動設定が設定され、もう一方の終端には設定されていない場合、Hello state は twoWayInside または twoWayOutside になりません。


エンドツーエンド PNNI 通信の確認

2 つのノード間の接続で複数のトランクを経由する場合は、次の手順を実行して PNNI 通信パスが動作可能であることを確認します。


ステップ 1 CLI セッションをいずれかのアクセス レベルのユーザ名で確立します。通信パスの両終端が MGX 8850(PXM1E/PXM45) スイッチに接続されている場合は、いずれかの終端で CLI セッションを始動できます。

ステップ 2 すべてのアクセス可能なノードの情報を表示するには、次の例のように dsppnni-node-list コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.7.PXM.a > dsppnni-node-list
 
node node
ind num node id node name level
--- --- -------------------------------------------------- --------- -----
1 1 56:160:47.00918100000000001a533377.00001a533377.01 PXM1E_SJ 56
1 2 56:160:47.00918100000000036b5e31b3.00036b5e31b3.01 M8850_NY 56
1 3 56:160:47.00918100000000001a538943.00001a538943.01 M8830_CH 56
1 4 56:160:47.00918100000000036b5e2bb2.00036b5e2bb2.01 M8850_LA 56
1 5 56:160:47.00918100000000016444459b.00016444459b.01 M8950_SF 56
1 6 56:160:47.009181000000000164444b61.000164444b61.01 M8850_SF 56
1 7 56:160:47.009181000000003094095df6.003094095df6.01 M8950_DC 56
1 8 56:160:47.009181000000003094095df6.003094095df5.01 M8830_SF 56
 

スイッチがこのリストに表示された場合、このスイッチとの通信が確認されたことになります。

ステップ 3 ローカル スイッチのその他の情報を表示するには、 dsppnni-node コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnni-node
 
node index: 1 node name: mgx8830a
Level............... 56 Lowest.............. true
Restricted transit.. off Complex node........ off
Branching restricted on
Admin status........ up Operational status.. up
Non-transit for PGL election.. off
Node id...............56:160:47.009181000000000164444494.000164444494.01
ATM address...........47.009181000000000164444494.000164444494.01
Peer group id.........56:47.00.9181.0000.0000.0000.0000.00
 

ステップ 4 リモート スイッチのその他の情報を表示するには、次のように dsppnni-reachable-addr コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dsppnni-reachable-addr network
 
scope............... 0 Advertising node number 2
Exterior............ false
ATM addr prefix.....47.0091.8100.0000.0003.6b5e.2b1f/104
Transit network id..
Advertising nodeid..56:160:47.00918100000000036b5e2b1f.00036b5e2b1f.01
Node name...........porche
 

リモート ノードの ATM アドレスは、Advertising nodeid 行に表示されています。最初のコロンより前の情報(56)は PNNI レベルで、最初のコロンと 2 番目のコロンの間の情報(160)は ATM アドレスの長さです。ノード ID の残りの情報は、リモート ノードの ATM アドレスです。


 


ヒント リモート ノードとの通信が確認できない場合は、「PNNI トランク通信の確認」(前述)の説明に従ってノード間の各リンクの通信を確認します。


ポイントツーポイント接続の設定

ポイントツーポイント SPVC および SPVP は 2 つの ATM CPE 間に作成し、各エンドポイントで設定する必要があります。マスター エンドポイントは、ルーティングと再ルーティングを行います。スレーブ エンドポイントは、接続設定と再ルーティングの際に、マスターからの要求に応答します。両方のエンドポイントは、ATM CPE が接続されているスイッチ上に設定する必要があります。これらのエンドポイントは、同じスイッチに設定することも異なるスイッチに設定することもできます。

それぞれの SPVC または SPVP にマスターとスレーブの関係があり、これらの関係は SPVC または SPVP 接続だけに適用されます。たとえば、ノード A をマスター、ノード B をスレーブとする SPVC を作成し、ノード B をマスター、ノード A をスレーブとする別の SPVC を作成することができます。SPVC および SPVP のマスター側をネットワーク ノード内で分散して配置し、ルーティング処理を分散させることをお勧めします。

Cisco MGX スイッチは、次の2 つのタイプの SPVC/SPVP をサポートします。

片終端 SPVC

両終端 SPVC

片終端 SPVC はマスター エンドポイントで定義され、スレーブ エンドポイント側の設定は不要です。片終端 SPVC の最大の利点は、設定が容易なことです。いったん設定すれば、スレーブ エンドポイントはマスター エンドポイントによって自動的に設定され、使用できる状態になります。この機能を正しく動作させるには、他方のエンドポイントが片終端 SPVC に対応していることが条件になります。

片終端 SPVC は、特定の接続パスに固定されません。

両終端の SPVC および SPVP では、マスター側とスレーブ側のエンドポイントをそれぞれ個別に設定します。この場合、マスター側のエンド ポイントを設定するときに入力する、スレーブ側のアドレスが生成されるので、スレーブ側のエンドポイントを最初に設定する必要があります。

ここでは、SPVC および SPVP 接続のマスターとスレーブの設定方法について説明します。


ヒント SPVC および SPVP の設定は非常に似ています。ただし、SPVP には VCI 0 が割り当てられ、ゼロ以外の VCI 番号は使用されません。SPVC では、ゼロ以外の VCI が必要になります。


SPVC と SPVP のスレーブ側の設定

SPVC または SPVP のスレーブ側を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 次のコマンドを入力して、SPVC のスレーブ側を定義します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon <ifNum> <vpi> <vci> <serviceType> <mastership>
[-slave atmAddr.vpi.vci] [-lpcr <cellrate>] [-rpcr <cellrate>] [-lscr <cellrate>] [-rscr <cellrate>] [-lmbs <cells>] [-rmbs <cells>] [-lcdv <time>] [-rcdv <time>] [-lctd <time>] [-rctd <time>] [-lmcr <cellrate>] [-rmcr <time>]
[-cdvt <time>] [-cc <1|0>] [-stat <1|0>] [-frame <1|0>] [-mc <maxCost>] [-lputil <percentage>] [-rputil <percentage>] [-slavepersflag <persistent|nonpersistent>] [-rtngprio <routingpriority>] [-prefrte <preferredRouteId>] [-intvsvd <internal vsvd config>] [-extvsvd <external vsvd config>][-directrte <directRoute>]
 

注意 SPVC 接続を作成すると、すべての SPVC 接続が削除されない限り SPVC プレフィックスは変更できません。SPVC プレフィックスの変更手順については、第2章「一般的なスイッチ機能の設定」「SPVC プレフィックスの設定と表示」で説明しています。

表3-17 に、 addcon コマンドのパラメータとオプションのリストおよび定義を示します。表3-17 で使用する用語ローカルとリモートは、設定する側のポートをローカル、その接続の他端のポートをリモートとして用いています。オプションを省略すると、SPVC はデフォルト値を使用します。

 

表3-17 addcon および cnfcon コマンドのパラメータ

パラメータ
コマンド
説明

ifNum

addcon、cnfcon

この SPVC が接続されるポートのインターフェイス番号( addport コマンドで定義する)を入力します。範囲は 1~31 です。

vpi

addcon、cnfcon

SPVC のスレーブ側の VPI を入力します。

UNI の範囲:0~255
NNI の範囲:0~4095

vci

addcon、cnfcon

SPVC または SPVP のスレーブ側の VCI を入力します。

SPVC の範囲:32~65535

SPVP の範囲:0


) 最小 VCI を 35 以上に設定することをお勧めします。今後の製品で、他のサービスに VCI 32~34 を使用する予定です。


serviceType

addcon

< serviceType> には、この SPVC に対して要求したサービス タイプを示す番号を指定します(この値はマスター側とスレーブ側で同じでなければなりません)。サービス タイプとその番号は、次のとおりです。

cbr1 = 1

vbr1rt = 2

vbr2rt = 3

vbr3rt = 4

vbr1nrt = 5

vbr2nrt = 6

vbr3nrt = 7

ubr1 = 8

ubr2 = 9

abrstd = 10

cbr2 = 11

cbr3 = 12

mastership

addcon

このポートが接続のスレーブ側として機能する場合は、 2 または s を入力します。このポートが接続のマスター側として機能する場合は、 1 または m を入力します。

-casttype

addcon

接続 タイプは、次のように、ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントです。

ポイント ツー ポイント = 0

ポイントツーマルチポイント = 1(マスター エンドポイントのみで有効)

デフォルト:ポイントツーポイント(0)

-slave

addcon

スレーブ エンドポイント ID のキーワードで、マスター エンドポイントで入力 します。このキーワードは、マスター エンドポイント(mastership=m または 1)を追加する場合に必須です。

-lpcr

addcon、cnfcon

ローカルのピーク セル レート(PCR)。ローカル エンドポイントからリモート エンドポイント方向への PCR を指定します。PCR は、任意の時点の接続での最大セル速度です。サポートする範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207 cps

T3:50~96000(PLCP)cps または 104268(ADM)cps

E3:50~80000 cps

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

-rpcr

addcon、cnfcon

リモートのピーク セル レート(PCR)。リモート エンドポイントからローカル エンドポイント方向への PCR を指定します。PCR は、任意の時点の接続での最大セル速度です。サポートする範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207 cps

T3:50~96000(PLCP)cps または 104268(ADM)cps

E3:50~80000 cps

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

-lscr

addcon、cnfcon

ローカルの平均セル レート(SCR)。ローカル エンドポイントからリモート エンドポイント方向への SCR を指定します。SCR は、接続が長時間にわたって維持できる最大セル速度です。サポートする範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207 cps

T3:50~96000(PLCP)cps または 104268(ADM)cps

E3:50~80000 cps

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

-rscr

addcon、cnfcon

リモートの平均セル レート(SCR)。リモート エンドポイントからローカル エンドポイント方向への SCR を指定します。SCR は、接続が長時間にわたって維持できる最大セル速度です。サポートする範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207 cps

T3:50~96000(PLCP)cps または 104268(ADM)cps

E3:50~80000 cps

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

-lmbs

addcon、cnfcon

ローカル エンドポイントからリモート エンドポイントへの MBS を 1~ 5000000 セルの範囲内で指定します。MBSは、PCR 時に正しくセルを受け取れる最大セル数です。GCRA(Generic Cell Rate Algorithm : 汎用セル レート アルゴリズム)では、MBS および SCR は、バースト許容値の生成に密接に関係しています。ATM チップセットのバッファリングと補正処理で、最大 MBS は、設定された SCR、SCR および PCR の相対値から導き出されます。最大 MBS は SCR が低下すると減少し、PCR と SCR の差は大きくなります。

-rmbs

addcon、cnfcon

リモート エンドポイントからローカル エンドポイントへの MBS を 1~ 5000000 セルの範囲で指定します。MBSは、PCR 時に正しくセルを受け取れる最大セル数です。GCRA(Generic Cell Rate Algorithm; 汎用セル レート アルゴリズム)では、MBS および SCR は、バースト許容値の生成に密接に関係しています。ATM チップセットのバッファリングと補正処理で、最大 MBS は、設定された SCR、SCR および PCR の相対値から導き出されます。最大 MBS は SCR が低下すると減少し、PCR と SCR の差は大きくなります。

-lcdv

addcon、cnfcon

ローカルの Cell Delay Variation(CDV; セル遅延変動)パラメータは、ローカル エンドポイントからリモート エンドポイントまでの最大許容ピーク ツー ピーク CDV を指定します。範囲は、0~16777215 ミリ秒です。

-rcdv

addcon、cnfcon

リモートの CDV パラメータは、リモート エンドポイントからローカル エンドポイントまでの最大ピーク ツー ピーク CDV を指定します。範囲は、0~16777215 ミリ秒です。

-lctd

addcon、cnfcon

ローカル CTD パラメータは、ローカル エンドポイントからリモート エンドポイントまでの許容最大累積 CTD を指定します。0~65535 ミリ秒の範囲内で指定します。

-rctd

addcon、cnfcon

リモート CTD パラメータは、リモート エンドポイントからローカル エンドポイントまでの許容最大累積 CTD を指定します。0~65535 ミリ秒の範囲内で指定します。

-lmcr

addcon、cnfcon

ローカル最小セルレート。サポートする範囲は次のとおりです。

OC3:50~353207 cps

T3:50~96000(PLCP)cps または 104268(ADM)cps

E3:50~80000 cps

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

-rmcr

addcon、cnfcon

リモートの最小セルレート

OC3:50~353207 cps

T3:50~96000(PLCP)cps または 104268(ADM)cps

E3:50~80000 cps

T1:50~3622 cps

E1:50~4528 cps

-cdvt

addcon、cnfcon

ローカルのセル遅延変動許容値(CDVT)。ローカル エンドポイントからリモート エンドポイントまでの CDVT を 1~5000000 マイクロ秒の範囲内で指定します。セル遅延変動許容値は、PCR を監視する時間を制御します。

リモート エンドポイントでは、CDVT の設定は不要です。

-cc

addcon、cnfcon

このオプションは接続上で、Operation, Administration, and Maintenance Continuity Check(OAMCC; 運用、管理およびメンテナンス導通チェック)トラフィックのフローを有効または無効にします。OAM トラフィック フローを有効にする場合は 1 を入力し、無効にする場合は 0 を入力します。

このオプションが接続の片側でのみ有効な場合は、このオプションが両側で同じ値に設定されるまで過渡的なアラームが報告されます。

デフォルト: 0 (無効)

-stat

addcon、cnfcon

このオプションは SPVC の統計情報の収集を有効または無効にします。OAM 統計情報の収集を有効にする場合は 1 を入力し、無効にする場合は 0 を入力します。

デフォルト: 0 (無効)

-frame

addcon、cnfcon

このオプションはフレーム廃棄を有効または無効にします。フレーム廃棄を有効にする場合は 1 を入力し、無効にする場合は 0 を入力します。

デフォルト: 0 (無効)

-mc

addcon、cnfcon

この最大コスト パラメータは、その接続で受け入れ可能な最大コスト値を定義します。最大コストを指定したときは、その接続の累積 AW を最大コスト未満にする必要があります。

範囲:0~4294967295

デフォルト:-1(ルートに最大コストを指定しない)

-segep

cnfcon

OAM セグメント エンドポイント。このオプションでは、接続エンドポイントの OAM セグメント エンドポイントとしての動作を有効 ( 1 ) または無効 ( 0 ) にします。

-lputil

addcon、cnfcon

ローカルの利用率オプション。接続のオーバーブッキングの有効/無効を切り替える利用率係数(オーバーブッキング係数とも呼ぶ)を指定します。これは Release 3.0 で導入されたシスコ独自の機能であり、他の Cisco MGX および SES 装置でのみ機能します。

接続が確立すると接続アドミッション制御 (CAC) によって、利用可能な帯域幅に対する要求が他の接続の要求と比較され、その接続の帯域幅要求を受け入れるかどうかが決定されます。接続のオーバーブッキング機能を使用すると、実際にその接続が予約する帯域幅よりも小さい値を CAC の要件として指定することができます。

このパラメータを 100 % に設定すると、オーバーブッキングは無効になり、CAC で使用する帯域幅は実際に予約された帯域幅と同じになります。このパラメータを 100 % 未満に設定すると、接続はオーバーブッキングを使用します。各サービス クラスについて、次のように CAC で使用する帯域幅が計算されます。

CBR:PCR * 利用率係数

rt-VBR:SCR * 利用率係数

nrt-VBR:SCR * 利用率係数

ABR:MCR * 利用率係数

UBR:0

範囲は 1~100% です。

-rputil

addcon、cnfcon

リモートの利用率オプション。接続のオーバーブッキングの有効/無効を切り替える利用率係数(オーバーブッキング係数とも呼ぶ)を指定します。このオプションは、リモート装置からローカル装置への通信に適用されることを除いて -lputil オプションと同じように機能します。

-slavepersflag

addcon

このオプションはエンドポイントの持続性を決定します。

0 = 持続する

1 = 持続しない

-rtngprio

addcon、cnfcon

このオプションは指定の接続のルーティング優先度を決定します。範囲は 1~15、1 は最高優先度、15 は最低優先度です。

デフォルト:8

- prefrte

addcon、cnfcon

このオプションでは接続の優先ルート ID を選択します。

ルートから接続との関連付けを解除するには、優先ルート ID=0 を指定します。


) SPVC は優先ルートに対応づけられます。XPVC には、優先ルートを XPVC の SPVC 部分にのみ割り当てます。


範囲:0~65535

デフォルト:0

-intvsvd

addcon

内部 VSVD 設定

オフ = 1

オン = 2

未指定 = 3

-extvsvd

addcon

外部 VSVD 設定

オフ = 1

オン = 2

未指定 = 3

- directrte

addcon、cnfcon

このパラメータは、接続で -prefrte パラメータで対応づけられた優先ルートをとるように指定します。このパラメータは、マスターのエンドポイントでのみ使用します。接続からこの条件を除くには、 cnfcon コマンドで、0 をパラメータに指定します。設定可能な値は次のとおりです。

1:可(優先ルートを必要にする)

0:不可(優先ルートを必要としない)

デフォルト:不可(0)


ヒント addcon および cnfcon コマンドの PCR、MBS、CDVT、CDV、MCR、および CTD パラメータの指定はオプションです。addcon コマンドを入力するときに、これらのオプションを省略すると、表3-17 に示したデフォルトの値が使用されます。オプションのデフォルト値を無効にするには、そのオプションに対して新しい値を入力します。


cnfabr コマンドと cnfabrtparmdft コマンドで追加の ABR パラメータを設定できます。詳細については、『Cisco MGX 8800/8900 Series Command Reference, Release 5.1』を参照してください。


次のコマンド例では、ポートを SPVC のスレーブ側として定義します。コマンドの出力表示でスレーブ ID に注意してください。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon 11 125 125 1 2
slave endpoint added successfully
slave endpoint id : 4700918100000000001A533377000001073B0B00.125.125
 

ステップ 3 addcon コマンドの終了時に表示されるスレーブ ID(NSAP アドレス、VPI、および VCI を含む)を書き留めておきます。SPVC のマスター側を設定する場合に、このアドレスが必要になります。


ヒント 接続のマスター側を設定する際には、addcon コマンドで報告されたスレーブ ID を入力する必要があります。現在のセッションを終了しないでおくか、またはこのセッションで Copy コマンドを使用して ATM アドレスをコピーする場合、そのセッションの Paste コマンドを使用することにより、接続のマスター側となるスイッチ上で addcon コマンドを完了することができます。

ステップ 4 次のコマンドを入力して、追加した SPVC のスレーブ側を確認します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcons
 

スイッチは次のようなレポートを表示します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcons
 
Local Port Vpi.Vci Remote Port Vpi.Vci State Owner Pri Persistency
----------------------+------------------------+---------+-------+---+-----------
4.1 4 35 Routed 26 35 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001072301.00
Remote Addr: 47.009181000000000164444b61.00000107d301.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
4.2 4 36 Routed 26 36 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001072302.00
Remote Addr: 47.009181000000000164444b61.00000107d302.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
11.1 11 119 11.5 11 120 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b01.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b05.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
11.5 11 120 11.1 11 119 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b05.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b01.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
7:2.11:11 100 100 Routed 0 0 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 00.000000000000000000000000.000000000000.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2MP
7:2.11:11 125 125 Routed 0 0 FAIL SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 00.000000000000000000000000.000000000000.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
 


 

SPVC および SPVP のマスター側の設定

SPVC のマスター側を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。


ヒント この手順で、接続のスレーブ側の ATM アドレスを入力する必要があります。スレーブ側の接続を作成したときに使用したのと同じワークステーションからこのセッションを確立する場合は、Copy コマンドと Paste コマンドを使ってデータ入力のミスを回避できます。

ステップ 2 次のコマンドを入力して、SPVC のマスター側を制御する PXM1E カードを選択します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > cc <slotnumber>
 

ステップ 3 addcon コマンドを入力して、SPVC のマスター側を定義します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon <ifNum> <vpi> <vci> <serviceType> <mastership>
[-casttype <casttype>] [-lpcr <cellrate>] [-rpcr <cellrate>] [-lscr <cellrate>]
[-rscr <cellrate>] [-lmbs <cells>] [-rmbs <cells>] [-cdvt <time>]
[-lcdv <time>] [-rcdv <time>] [-lctd <time>] [-rctd <time>]
[-cc <1|0>] [-stat <1|0>] [-frame <1|0>] [-mc <maxCost>] [-lputil <percentage>] [-rputil <percentage>] [-slavepersflag <persistent|nonpersistent>] [-routingprio <routingpriority>]

) オプションのパラメータを省略すると、SPVC/SPVP はデフォルト値を使用します。


表3-17 に、このコマンドのパラメータとオプションを定義しています。オプションを省略すると、SPVC はデフォルト値を使用します。


ヒント PCR、MBS、CDVT、CDV、MCR、およびCTD オプションの指定はオプションです。addcon コマンドを入力するときに、これらのオプションを省略すると、表3-17 に示したデフォルトの値が使用されます。オプションのデフォルト値を上書きするには、そのオプションに対して新しい値を入力します。

次のコマンド例では、ポートを SPVC のマスター側として定義します。コマンドの出力表示でマスター ID に注意してください。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon 12 135 135 1 1 -slave 4700918100000000001A533377000001073B0B00.125.125
master endpoint added successfully
master endpoint id : 4700918100000000001A533377000001073B0C00.135.135
 

) この SPVC のルーティングの優先順位を指定するには、このステップの addcon コマンドで -routingprio <routingpriority> オプションを指定する必要があります。


ステップ 4 次のコマンドを入力して、マスター側に SPVC が追加されていることを確認します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcons
 

スイッチは次の例のように、すべての接続についてのレポートを表示します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcons
 
Local Port Vpi.Vci Remote Port Vpi.Vci State Owner Pri Persistency
----------------------+------------------------+---------+-------+---+-----------
4.1 4 35 Routed 26 35 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001072301.00
Remote Addr: 47.009181000000000164444b61.00000107d301.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
4.2 4 36 Routed 26 36 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001072302.00
Remote Addr: 47.009181000000000164444b61.00000107d302.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
11.1 11 119 11.5 11 120 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b01.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b05.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
11.5 11 120 11.1 11 119 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b05.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b01.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
7:2.11:11 100 100 Routed 0 0 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 00.000000000000000000000000.000000000000.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2MP
7:2.11:11 125 125 7:2.12:12 135 135 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
7:2.12:12 135 135 7:2.11:11 125 125 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
 

ステップ 5 1 つの接続の設定を表示するには、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcon ifNum vpi vci
 

ifNum パラメータには、インターフェイス番号またはポート番号を指定します。 vpi パラメータと vci パラメータは表3-17に示してあります。dspcon コマンドの出力例を次に示します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcon 7:2.12:12 135 135
Port Vpi Vci Owner State Persistency
----------------------------------------------------------------------------
Local 7:2.12:12 135.135 MASTER OK Persistent
Address: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
Node name: PXM1E_SJ
Remote 7:2.11:11 125.125 SLAVE OK Persistent
Address: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Node name: PXM1E_SJ
 
-------------------- Provisioning Parameters --------------------
Connection Type: VCC Cast Type: Point-to-Point
Service Category: CBR Conformance: CBR.1
Bearer Class: BCOB-X
Last Fail Cause: No Fail Attempts: 0
Continuity Check: Disabled Frame Discard: Disabled
L-Utils: 100 R-Utils: 100 Max Cost: -1 Routing Cost: 0 (N/A)
OAM Segment Ep: Enabled
Pref Rte Id: 0 Directed Route: No
Priority: 8 Num Parties: -
 
---------- Traffic Parameters ----------
Values: Configured (Signalled)
Tx PCR: 50 (50 ) Rx PCR: 50 (50 )
Tx CDVT: 250000 (250000 )
Tx CDV: -1 (-1 ) Rx CDV: -1 (-1 )
Tx CTD: -1 (-1 ) Rx CTD: -1 (-1 )
 
-------------------- Preferred Route Parameters------------------
Currently on preferred route: N/A
 
-------------------- Others -------------------------------------
SM: Record Number: 2, ATM
 
-------------------- Soft Reroute Parameters------------------
Negotiated Slave Soft Reroute Capability: DISABLE
Soft Reroute Last Cause: N/A. Soft Reroute is not performed yet.
 

上記の例の -1 エントリーは、 addcon コマンドで値が指定されなかったことを示します。N/A は、値がこのサービス タイプの接続に適用できないことを示します。


 

ポイントツーマルチポイント接続の設定

ポイントツーマルチポイント (P2MP) 接続では、マスターの接続エンド ポイント、つまり ルート は、複数のスレーブのエンド ポイント、つまり パーティ をサポートするように設定できます。

P2MP SPVC および SPVP は、ルート エンドポイントと複数の ATM CPE 間に作成されます。P2MP 接続設定と再ルーティング中は、そのルートはルーティングと再ルーティングに必要であり、パーティはマスターからの要求への応答に必要です。ルートとパーティは、ATM CPE が接続されているスイッチ上で設定する必要があります。これらのエンドポイントは、同じスイッチに設定することも異なるスイッチに設定することもできます。

P2MP 機能は、次のアプリケーションに必要です。

データとビデオのブロードキャスト

LAN エミュレーション

ここでの手順は、PXM1E で P2MP 接続を設定する方法を示しています。PNNI ネットワークでの P2MP 接続の計画と設定についての詳細は、『 Cisco PNNI Network Planning Guide for MGX and SES Products 』を参照してください。

P2MP 接続を MGX 8850(PXM1E) および MGX 8830 スイッチで設定する場合は、次のことに注意してください。

CBSM は P2MP 接続を開始または終端できません。

ABR P2MP 接続はサポートされていません。

P2MP 接続は、ルートからリーフ方向のみの単方向トラフィックをサポートします。リーフからルート方向のトラフィックはサポートされません。

ユニキャスト(P2P)トラフィックは、マルチキャスト(P2MP)トラフィックよりも高い優先順位を持っています。P2MP は。デフォルトで 8 の優先順位を持ちます。

P2MP 接続は、CUG はサポートします。

P2MP 接続では、スロット マルチキャスティングをサポートするポートはルートになれます。接続のルートになるポートは、ポート マルチキャスティングをサポートする必要はありません。複数のパーティが割り当てられるポートは、ポート マルチキャスティングをサポートする必要があります。たとえば、ポート マルチキャスティングをサポートしないポートに 2 番目のパーティを追加すると、その接続はルーティングされません。

P2MP 接続の設定は、すべてルートで行われます。接続のリモート(スレーブ)側で設定はできません。リモートに対してパラメータを指定しようとしても、ブロックされます。

P2MP の概要、P2MP 接続に対する制約の仕様、および マルチキャスト サポート情報は、『 Cisco PNNI Network Planning Guide for MGX and SES Products 』を参照してください。

P2MP 接続は、次の 2 ステップで確立されます。

1. 接続のマスター エンドポイント、または ルート を設定します。

2. そのルートにパーティを追加します。


ヒント SPVC および SPVP の設定は非常に似ています。その相違は、SPVP には VCI 0 が割り当てられ、ゼロ以外の VCI 番号は使用しないことです。SPVC では、ゼロ以外の VCI が必要になります。


次の手順では、P2MP 接続のルートの設定方法を説明します。接続にパーティを追加する手順については、この章で後述します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 アクティブの PXM1E プロンプトで、次の例のように、 addcon コマンドを入力し P2MP 接続のマスターのエンドポイントまたはルートを確立します。 -casttype 1 オプションを使用して接続タイプが P2MP 接続であることを指定します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon <ifNum> <vpi> <vci> <serviceType> <mastership> -casttype 1
 

表3-17 に、 addcon コマンドのパラメータとオプションのリストと定義を示します。オプションを省略すると、SPVC はデフォルト値を使用します。

次の例では、P2MP 接続のルートが VPI 100 および VCI 101 上でインターフェイス 11 に設定されます。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon 11 100 100 1 1 -casttype 1
master endpoint added successfully
master endpoint id : 4700918100000000001A533377000001073B0B00.100.100
 

ステップ 3 dspcon < portid > < vpi > < vci > コマンドでルートが正しく確立されたことを確認します。< portid >、< vpi >、および < vci > パラメータはルート接続を識別します。これらは 表3-18 の説明と同じものです。


 

P2MP ルート接続へのパーティの追加

P2MP ルート接続にパーティを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 次の例のように、 addparty コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > addparty <port> <vpi> <vci> <epref> [-party <party_nsap.vpi.vci>]
 

表3-18 addparty コマンドのパラメータを示します。

 

表3-18 addparty コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

port

ルート エンドポイントのポート識別子。形式は、
[shelf.]slot[:subslot].port[:subport] です。正しい形式でポート番号を使用して利用可能なポートのリストを表示するには、 dsppnports コマンドを入力します。

vpi

ルート エンドポイント VPI。ルート エンドポイントを作成したときに指定した VPI を入力します。各接続の VPI と VCI を含む接続のリストを表示するには、 dspcons コマンドを入力します。

vci

ルート エンドポイント VCI。ルート エンドポイントを作成したときに指定した VPI を入力します。各接続の VPI と VCI を含む接続のリストを表示するには、 dspcons コマンドを入力します。

epref

エンドポイント参照値。範囲は 1~32767 です。

party

PartyNSAP.vpi.vci を指定します。スレーブ/パーティの NSAP については、後述の「パーティの NSAP の取得」を参照してください。

次の例では、VPI 100 と VCI 100 を使用するマスター エンドポイント 7:2.11:11 にパーティを 1 つ追加します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addparty 7:2.11:11 100 100 1 -party 4700918100000000001A533377000001073B0C00.101.101
 

ステップ 3 パーティが正しく追加されたことを確認するために、 dspparty コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > dspparty <port> <vpi> <vci> <epref>
 

delparty コマンドのパラメータでは、ルート エンドポイントを指定します。これは、 addparty コマンド( 表3-18 )で指定したパラメータと同じです。 dspilmis コマンドの表示例を次に示します。

XM1E_SJ.8.PXM.a > dspparty 7:2.11:11 100 100 1
Port Vpi Vci Owner State Persistency
----------------------------------------------------------------------------
Local 7:2.11:11 100.100 MASTER OK Persistent
Address: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Node name: PXM1E_SJ
Remote 7:2.12:12 101.101 PARTY OK Non-Persistent
Address: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
Node name: PXM1E_SJ
Endpoint Reference: 1
Last Fail Cause: No Fail Attempts: 0
 

ステップ 4 設定されているすべてのパーティを表示するには、 dspparties コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspparties
 
Local Port Vpi.Vci Epref Remote Port Vpi.Vci State Owner Persistency
-------------------------------+-----------------------+---------+------+-------
7:2.11:11 100 100 1 7:2.12:12 101 101 OK MASTER Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
 

ステップ 5 ステップ 4 および 5 を繰り返し、ステップ 2 で作成したルートを 1 つずつ追加します。


 

特定の接続に設定されたパーティを表示するには、 dsppartiespercon < portid > < vpi > < vci > コマンドを入力します。< portid > に、表示したいパーティのポート識別子を入力します。< vpi > に適切な接続の VPI 、< vci > に VCI を指定します。

pswpop6.1.PXM.a > dsppartiespercon 5.3 100 100
Port Vpi Vci Owner State Persistency
----------------------------------------------------------------------------
5.3 100 100 OK MASTER Persistent
Local Addr: 47.009181000000001029300121.000000050300.00
 
Remote Party 100 101 OK PARTY Persistent
Remote Addr: 47.00918100000000c043002de1.000000050300.00
Endpoint Reference: 101
Remote Party 100 102 OK PARTY Persistent
Remote Addr: 47.00918100000000c043002de1.000000050300.00
Endpoint Reference: 102
Port Vpi Vci Owner State Persistency
----------------------------------------------------------------------------
5.3 100 100 OK MASTER Persistent
Local Addr: 47.009181000000001029300121.000000050300.00
 
Remote Party 100 103 OK PARTY Persistent
Remote Addr: 47.00918100000000c043002de1.000000050300.00
Endpoint Reference: 103
Remote Party 100 104 OK PARTY Persistent
 

パーティの NSAP の取得

新しいパーティの NSAP を取得する最も簡単な方法は、そのパーティを設定する対象のポートでスレーブのエンドポイントを追加することです。これにより、宛先ポート、VPI、および VCI を表す NSAP が表示されます。NSAP を表示したら、そのポート、VPI、および VCI がその新しいパーティで使用できるように、そのスレーブ エンドポイントを削除する必要があります。


ステップ 1 GROUP1 かそれ以上の権限を持つユーザ名で、パーティを収容するスイッチの設定セッションを確立します。

ステップ 2 アクティブな PXM1E プロンプトで、この章で前述した 「SPVC と SPVP のスレーブ側の設定」 の説明に従って、 addcon コマンドを入力し、スレーブ エンドポイントを確立します。

mgx8830a.1.PXM.a > addcon <ifNum> <vpi> <vci> <serviceType> <mastership>
 

次の例では、論理ポート 12 上に VPI が 101、VCI が 101、サービス タイプが CBR のスレーブを作成します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > addcon 12 101 101 1 2
slave endpoint added successfully
slave endpoint id : 4700918100000000001A533377000001073B0C00.101.101
 

ステップ 3 addcon コマンドの完了時にスイッチが表示する NSAP アドレスを書き留めておきます。P2MP 接続のルートにパーティを追加する場合に、このアドレスが必要です。

ステップ 4 delcon コマンドを入力して、ステップ 2 で追加した接続を削除します。

ステップ 5 dspcon コマンドで、スレーブが正しく削除されたかどうかを確認します。


 

パーティの NSAP が分かると、ルートにそのパーティを追加できます。

接続リストの表示

現在の PXM1E カードの接続リストを表示するには、次のように dspcons コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcons [-port portid] [-vpi starting-vpi] [-vci starting-vci] [-state {fail|ok|down}] [-owner {master|slave}] [-sc {cbr | rtvbr | nrtvbr | abr | ubr}] [-persflag {nonpersistent | persistent}] [-rteid <pref-rte-id> ] [-type {p2p | p2mp}] [-smconinfo {notavail | avail}]
 

dspcons コマンドは、パラメータなしで入力するか、表3-19に示すいずれかのパラメータを使用することができます。

 

表3-19 dspcons コマンドのオプションのパラメータ

パラメータ
説明

-port

指定したポートの接続だけがすべて表示されます。ポートを、[shelf.]slot[:subslot].port[:subport] の形式で指定します。利用可能なポートのリストを表示するには、 dspcons コマンドをオプションなしで入力します。

-vpi

指定した番号以上の VPI を持つ接続だけがすべて表示されます。

-vci

指定した番号以上の VCI を持つ接続だけがすべて表示されます。

-state

指定した状態の接続だけがすべて表示されます。状態のオプションは、 down fail 、および ok です。

-owner

指定した所有権役割( slave または master のどちらか)を使用している接続だけがすべて表示されます。

-sc

サービス クラス。指定したサービス クラスを使用している接続だけがすべて表示されます。有効なサービス クラスは cbr rtvbr nrtvbr abr 、および ubr です。

persflag

持続性フラグ。指定した持続性状態( nonpersistent または persistent のいずれか)にマッチする接続だけがすべて表示されます。

rteid

優先ルート ID。指定したルートを使用する接続だけがすべて表示されます。

-type

指定した接続タイプ( p2p または p2mp のいずれか)にマッチする接続だけがすべて表示されます。

-smconinfo

指定した利用可能設定情報レベル(available ( avail) または not available ( notavail) のいずれか)にマッチする接続だけがすべて表示されます。

次の例は、 dspcons コマンドをパラメータなしで入力した結果を示しています。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcons
 
Local Port Vpi.Vci Remote Port Vpi.Vci State Owner Pri Persistency
----------------------+------------------------+---------+-------+---+-----------
4.1 4 35 Routed 26 35 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001072301.00
Remote Addr: 47.009181000000000164444b61.00000107d301.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
4.2 4 36 Routed 26 36 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001072302.00
Remote Addr: 47.009181000000000164444b61.00000107d302.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
11.1 11 119 11.5 11 120 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b01.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b05.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
11.5 11 120 11.1 11 119 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b05.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001075b01.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
7:2.11:11 100 100 Routed 0 0 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 00.000000000000000000000000.000000000000.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2MP
7:2.11:11 125 125 7:2.12:12 135 135 OK SLAVE - Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
7:2.12:12 135 135 7:2.11:11 125 125 OK MASTER 8 Persistent
Local Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0c.00
Remote Addr: 47.00918100000000001a533377.000001073b0b.00
Preferred Route ID:- Cast Type: P2P
 

特定の接続のステータスの表示

1 つの接続についての設定と状態を表示するには、次のように dspcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dspcon <portid> <vpi> <vci>
 

portid vpi 、および vci パラメータには、表示する接続を一意に識別する値を指定します。これらのパラメータは、すべての接続で dspcons コマンドの出力により確認することができます。次の例は、1 つの接続について表示されたデータを示しています。

M8850_NY.7.PXM.a > dspcon 6:1.8:18 100 100
Port Vpi Vci Owner State Persistency
----------------------------------------------------------------------------
Local 6:1.8:18 100.100 MASTER OK Persistent
Address: 47.00918100000000036b5e31b3.000001061812.00
Node name: M8850_NY
Remote Routed 100.100 SLAVE -- Persistent
Address: 47.00918100000000036b5e2bb2.00000106180d.00
Node name: M8850_LA
 
-------------------- Provisioning Parameters --------------------
Connection Type: VCC Cast Type: Point-to-Point
Service Category: nrt-VBR Conformance: nrt-VBR.1
Bearer Class: BCOB-X
Last Fail Cause: No Fail Attempts: 0
Continuity Check: Disabled Frame Discard: Disabled
L-Utils: 100 R-Utils: 100 Max Cost: -1 Routing Cost: 30240 (AW)
OAM Segment Ep: Enabled
Pref Rte Id: 0 Directed Route: No
Cur Rte Id: 6785
Priority: 8 Num Parties: -
 
---------- Traffic Parameters ----------
Values: Configured (Signalled)
 
Tx PCR: 50 (50 ) Rx PCR: 50 (50 )
Tx SCR: 50 (50 ) Rx SCR: 50 (50 )
Tx MBS: 1024 (1024 ) Rx MBS: 1024 (1024 )
Tx CDVT: 250000 (250000 )
Tx CDV: N/A Rx CDV: N/A
Tx CTD: N/A Rx CTD: N/A
 
-------------------- Preferred Route Parameters------------------
Currently on preferred route: N/A
 
-------------------- Others -------------------------------------
SM: Record Number: 0, ATM
 
-------------------- Soft Reroute Parameters------------------
Negotiated Slave Soft Reroute Capability: ENABLE
Soft Reroute Last Cause: N/A. Soft Reroute is not performed yet.
 
M8850_NY.7.PXM.a >
 

Max Cost、Tx CDV、Rx CDV、Tx CTD、および RxCTD パラメータはすべて -1 に設定されています。これは、この接続の設定では、これらのルーティング メトリックに特定の値を指定する必要がないことを意味します。

P2P および P2MP 接続の変更

P2P および P2MP 接続の設定を変更するには、次の形式で cnfcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > cnfcon ifNum vpi vci [-lpcr <cellrate>] [-rpcr <cellrate>] [-lscr <cellrate>] [-rscr <cellrate>] [-lmbs <cells>] [-rmbs <cells>] [-lcdv <time>] [-rcdv <time>] [-lctd <time>] [-rctd <time>] [-lmcr <cellrate>] [-rmcr <time>]
[-cdvt <time>] [-cc <1|0>] [-stat <1|0>] [-frame <1|0>] [-mc <maxCost>] [-segep <oam-segment-endpoint>]
[-lputil <percentage>] [-rputil <percentage>] [-routingprio <routingpriority>] [-prefrte <preferredRouteId>] [-directrte <directRoute>]
 

表3-17 に、 cnfcon コマンドのパラメータおよびオプションのリストと定義を示します。

接続の停止

接続を停止すると P2P 接続、または P2MP 接続のすべてのパーティがルーティング解除されます。接続を停止するするには、次の形式で dncon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dncon <portid> <vpi> <vci>
 

portid vpi 、および vci パラメータには、停止する接続を一意に識別する値を指定します。 dspcons コマンドを使用することで、これらのパラメータを特定できます。P2MP 接続を停止するには、 dncon パラメータでルート接続エンドポイントを指定する必要があります。

接続の始動

接続を始動すると P2P 接続、または P2MP 接続のすべてのパーティがルーティングされます。接続を始動するするには、次の形式で upcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > upcon <portid> <vpi> <vci>
 

portid vpi 、および vci パラメータには、始動する接続を一意に識別する値を指定します。 dspcons コマンドを使用することで、これらのパラメータを特定できます。P2MP 接続を始動するには、 upcon パラメータでルート接続エンドポイントを指定する必要があります。

パーティの停止

パーティを 1 つ停止すると、P2MP 接続上の 1 つのパーティがルーティング解除されます。パーティを停止するするには、次の形式で dnparty コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > dnparty <portid> <vpi> <vci> <epref>
 

dnparty コマンドのパラメータは、 addparty コマンド( 表3-18 )で設定したパラメータと同じです。

パーティの始動

パーティを始動することで、停止していたパーティを P2MP ルート接続に再接続できます。パーティを始動するするには、次の形式で upparty コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > upparty <portid> <vpi> <vci> <epref>
 

upparty コマンドのパラメータは、 addparty コマンド( 表3-18 )で設定したパラメータと同じです。

接続の再ルーティング

接続を再ルーティングすると P2MP 接続、または P2MP 接続のすべてのパーティが再ルーティングされます。接続を再ルーティングするには、次の形式で rrtcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > rrtcon <portid> <vpi> <vci>
 

portid vpi 、および vci パラメータには、再ルーティングする接続を一意に識別する値を指定します。 dspcons コマンドを使用することで、これらのパラメータを特定できます。P2MP 接続を再ルーティングするには、 rrtcon パラメータでルート接続エンドポイントを指定する必要があります。

P2MP パーティの再ルーティング

次の手順は、パーティの再ルーティングの詳細を示しています。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 アクティブ PXM1E のプロンプトで、 dspparties コマンドを入力して、ノード上の全パーティを表示します。

pswpop6.1.PXM.a > dspparties 5.3 100 100
Port Vpi Vci Owner State Persistency
----------------------------------------------------------------------------
5.3 100 100 OK MASTER Persistent
Local Addr: 47.009181000000001029300121.000000050300.00
 
Remote Party 100 101 OK PARTY Persistent
Remote Addr: 47.00918100000000c043002de1.000000050300.00
Endpoint Reference: 10
Remote Party 100 110 OK PARTY Persistent
Remote Addr: 47.00918100000000c043002de1.000000050300.00
Endpoint Reference: 11
 

変更したい特定のパーティの情報を表示するには、次の例のように、 dspparty コマンドを入力します。

pswpop6.1.PXM.a > dspparty <portid> <vpi> <vci> <epref>
 

dspparty コマンドのパラメータは、 addparty コマンド( 表3-18 )で設定したパラメータと同じです。

 

ステップ 3 rrtparty コマンドで、パーティを再ルーティングします。

mgx8830a.1.PXM.a > rrtparty <port> <vpi> <vci> <epref>
 

rrtparty コマンドのパラメータは、 addparty コマンド( 表3-18 )で設定したパラメータと同じです。

ステップ 4 次の例のように、 dspparty コマンドでパーティが正しく再ルーティングされたことを確認します。

pswpop6.1.PXM.a > dspparty <portid> <vpi> <vci> <epref>
 

dspparty コマンドのパラメータは、 addparty コマンド( 表3-18 )で設定したパラメータと同じです。


 

接続の削除

PXM1E カードで終端する P2P または P2MP 接続を削除するには、次の形式で delcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.8.PXM.a > delcon <portid> <vpi> <vci>
 

portid , vpi および vci パラメータには、削除する接続を一意に識別する値を指定します。 dspcons コマンドを使用することで、これらのパラメータを特定できます。このコマンドでは、ローカル スイッチ上で接続のローカル側が削除されます。接続のリモート側は削除されません。リモート側は、リモート スイッチ側で削除する必要があります。


) P2MP 接続を削除する前に、その接続を使用しているすべてのパーティを削除する必要があります。


P2MP パーティの削除

P2MP 接続を削除する前に、その接続に対応するすべてのパーティを削除する必要があります。P2MP 接続は、それに設定されたパーティがある限りは、サービス状態のままです。たとえば、100 パーティを持つ P2MP 接続が、99 パーティが停止しても、サービス状態のままで残ります。

P2MP 接続からパーティを削除するために、次のような delparty コマンドを入力します。

mgx8830a.1.PXM.a > delparty < port > < vpi > < vci > < epref >

delparty コマンドのパラメータは、 addparty コマンド( 表3-18 )で設定したパラメータと同じです。

P2MP 接続の全パーティを削除すると、前述の方法に従って接続のルート自体も削除できます。

IGX フィーダへの接続の設定と管理

UXM カードを持つ Cisco IGX ノードは、Cisco MGX 8850 スイッチ(IGX フィーダのルーティング ノードとして設定できる)のフィーダとして設定できます。UXM カードの Cisco IGX フィーダ トランクは、Cisco MGX 8850 の AXSM、AXSM-E または PXM1E に接続できます。


) 次の手順は、PXM1E のみに適用可能です。AXSM カードの IGX フィーダ接続を設定するには、『Cisco ATM Services (AXSM) Configuration Guide and Command Reference for MGX Switches, Release 5』を参照してください。


図3-6 は IGX フィーダのトポロジーを示しています。

図3-6 IGX フィーダのトポロジー

 

PXM1E カードの IGX フィーダ上の UXM カードへの接続

この手順は、MGX 8850 PXM1-E カードから IGX フィーダへの接続を設定する方法を示しています。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して、MGX 8850(PXM1E) または MGX 8830で設定セッションを確立します。

ステップ 2 upln コマンドを入力し、Cisco MGX 8850 または Cisco MGX 8830 スイッチ上の PXM1E カードと、IGX スイッチ上の UXM カード間のインターフェイスを作成します。

ステップ 3 非 IMA インターフェイスを作成する場合は、 addport コマンドを入力します。IMA インターフェイスを作成するには、この章の「ATM 逆多重化の設定」で前述したように、 addimagrp addimalink 、および addimaport コマンドを入力します。


ヒント 前述の 「回線の始動」での説明に従って、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 4 アクティブ PXM1E で、 addlmi < ifNum > < type > コマンドを入力し、フィーダとしてのインターフェイスを指定します。< ifNum > に論理インターフェイス番号 (1~60) を指定します。< type > に 1 を指定し、設定するインターフェイスがフィーダであることを指定します。

ステップ 5 dsppnport コマンドで、設定するポートが停止中かどうかを確認します。ポートが動作中であれば、 dnpnport コマンドで停止させます。


) 設定するポートは、ポートのシグナリングを指定する前に停止する必要があります。


ステップ 6 cnfpnportsig < portid > -cntlvc ip コマンドで、トランクで使用されるシグナリング プロトコルを定義します。< portid> slot [: bay ]. line [: ifNum ] の形式で指定します。

ステップ 7 uppnport < portid > コマンドを入力し、ポートを始動します。< portid> slot : bay . line : ifNum の形式で指定します。表3-11に、このコマンドのパラメータを示します。

ステップ 8 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して、MGX 8850(PXM1E) または MGX 8830で設定セッションを確立します。

ステップ 9 IGX スイッチ プロンプトで、 cnfswfunc コマンドにより IGX ノードをフィーダに設定します。

ステップ 10 uptrk コマンドを入力し、IGX 上の UXM と Cisco MGX スイッチ上の PXM1E 間に、標準トランクまたは IMA トランクを作成します。

ステップ 11 cnftrk コマンドを入力して、トランクを設定します。


) トランクの UXM 終端の設定は、トランクの PXM1E 終端の設定と一致する必要があります。


ステップ 12 dsptrk コマンドで、設定したトランクが正しく機能していることを確認します。


) IGX スイッチおよび IGX CLI については、『Cisco IGX 8400 Series Provisioning Guide, Release 9.3.30』を参照してください。



.

IGX フィーダの削除

この手順は、MGX 8850(PXM1E) または MGX 8830 スイッチ上の PXM1E カードから IGX フィーダ接続を削除する方法を説明しています。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して、MGX 8850(PXM1E) または MGX 8830で設定セッションを確立します。

ステップ 2 アクティブ PXM1E で、 delcon または delcons コマンドを入力し、IGX フィーダへのすべての接続を削除します。


delcon コマンドを使用する場合、IGX フィーダへの各接続ごとに、このコマンドを入力する必要があります。


ステップ 3 dellmi < ifNum > コマンドを入力して、フィーダのインターフェイスから LMI を削除します。< ifNum> には、ポートに割り当てた番号を指定します。


) インターフェイス上の LMI を削除する前に、すべての接続を削除してください。


ステップ 4 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して、Cisco IGX 8400 スイッチで設定セッションを確立します。

ステップ 5 IGX コンソールで、 cnftrk コマンドを入力し、UXM トランクが LMI/AAL5 メッセージを監視しないように設定します。

ステップ 6 dntrk コマンドを使用して UXM インターフェイスを停止します。

ステップ 7 cnfswfunc コマンドを入力して、IGX スイッチ上のフィーダ機能を解除します。IGX スイッチおよび IGX CLI については、『 Cisco IGX 8400 Series Provisioning Guide, Release 9.3.30 』を参照してください。


) IGX スイッチおよび IGX CLI については、『Cisco IGX 8400 Series Provisioning Guide, Release 9.3.30』を参照してください。