Cisco MGX スイッチ Cisco ATM サービス (AXSM) コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス Release 5
通信のための AXSM 回線の準備
通信のための AXSM 回線の準備
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

通信のための AXSM 回線の準備

設定のクイックスタート

回線の始動

回線の設定

SONET(同期式光ファイバ網)回線の設定

T3 回線の設定

E3 回線の設定

T1 回線の設定

E1 回線の設定

回線の設定状況の確認

APS による 2 本の回線の冗長構成の設定

カード内 APS 回線の追加

カード間 APS 回線の追加

SONET/SDH 回線のパスへのチャネル化

回線のチャネル化

パスの始動

DS3 パスの設定

通信のための AXSM 回線の準備

この章では、AXSM 回線を他のスイッチと物理的に接続するために準備する方法について説明します。

この章は AXSM 回線を設定するためのクイックスタートです。内容は次のとおりです。

回線の始動

回線の始動

回線の設定

APS による 2 本の回線の冗長構成の設定

SONET/SDH 回線のパスへのチャネル化


) この章で説明する手順は、Cisco MGX 8850 (PXM1E) および Cisco MGX 8830 スイッチには適用できません。これらのスイッチは AXSM カードをサポートしていないからです。Cisco MGX 8850 (PXM1E) および Cisco MGX 8830 スイッチでは、PXM1E、AUSM、および MPSM カードで ATM 通信がサポートされます。



) このマニュアルでは、「AXSM」という共通の用語を使って、すべてのタイプの AXSM カードを表しています。またこのマニュアルでは、AXSM カードの最初のリリースを AXSM/B、AXSME、および AXSM-XG カードから区別する場合に、「AXSM/A」という用語を使っています。


設定のクイックスタート

この項のクイックスタート手順では、AXSM 回線を ATM トランクおよび ATM 回線として設定するために必要な準備作業の概要を説明します。このクイックスタートの手順は、Cisco MGX スイッチの設定経験があるユーザを対象とした、設定作業の概要およびクイック リファレンスになっています。

 

コマンド
用途

ステップ 1

username

<password>

コンフィギュレーション セッションを開始します。


) クイックスタート手順のすべてのステップを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

upln < bay.line >

関連コマンド:

dsplns

dspln - type < bay . line >

回線を始動します。これによって、2 つのスイッチ間に物理層の接続を確立します。

この章で後述する「 回線の始動 」を参照してください。

ステップ 3

cnfln < options >

関連コマンド:

dsplns

dspln - type < bay . line >

回線を設定します。

この章で後述する「 回線の設定 」を参照してください。

ステップ 4

addapsln < workingIndex > < protectIndex > < archmode >

2 本の AXSM 回線に冗長関係を設定します。

この章で後述する「 APS による 2 本の回線の冗長構成の設定 」を参照してください。

ステップ 5

AXSM-XG を設定する場合には、次のコマンドを実行します。

cnfpath < bay.line >

uppath

チャネル化したパスを追加して設定します。

この章で後述する「 SONET/SDH 回線のパスへのチャネル化 」を参照してください。

回線の始動

1 枚の AXSM カードを取り付けることで、スイッチに 1 ~ 32 本の回線を追加できます。回線を設定したり、回線のサービスを準備したりするには、まず回線を始動する必要があります。

始動する前や停止した後では、スイッチは回線を監視しません。AXSM ポートの回線ステータス表示灯は消えたままで、回線のアラームもすべて解除されています。

回線を始動すると、スイッチはその回線の監視を開始します。リモート スイッチとの間で物理層の通信が確立すると、AXSM ポートのステータス表示灯は緑色に点灯します。物理層通信で障害が発生すると、ポートのステータス表示灯は赤色になり、アラームが報告されます。リモート スイッチで物理層通信の障害が検出されると、ポートのステータス表示灯が黄色に点灯します。


) カード内の冗長設定のための APS 予備回線は停止状態にしておきます。APS は、適切なときに各回線を自動的に始動します。APS 回線の冗長性の概要については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の第 2 章を参照してください。APS 回線の設定については、この章で後述する「APS による 2 本の回線の冗長構成の設定」を参照してください。



ヒント アラームの数と障害を示すポートのステータス表示灯の点灯(赤色)を最小限にするには、回線を運用可能になるまで停止させます。


スイッチの回線を始動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 始動する回線のカードを cc コマンドで選択します。

mgx8850a.7.PXM.a > cc <slotnumber>
 

< slotnumber >には、AXSM カードが実装されているスロットの番号を指定します。有効なスロット番号については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の 表 3-9 を参照してください。スイッチ プロンプトに表示されるスロット番号と AXSM カード タイプを見て、選択したカードを確認します。

ステップ 3 スイッチのプロンプトに対して upln コマンドを入力します。

mgx8850a.10.AXSM.a > upln <bay.line>
 

< bay > については、回線が上部ベイのバック カードに接続されている場合は 1 を指定し、下部ベイのバック カードに接続されている場合は 2 を指定します。< line > には、設定対象回線に対応する番号を指定します。表 2-1に、各 AXSM カードの有効なベイ番号と回線番号を示します。図 2-1に、Cisco MGX 8850、MGX 8950、および MGX 8880 スイッチで使用するベイ番号と回線番号を示します。

 

表 2-1 AXSM カード タイプ

フロント カード
有効な回線番号
有効なベイ番号

AXSM-1-2488
AXSM-1-2488/B
AXSM-1-9953-XG

1

1

AXSM-2-622-E

1

1、2

AXSM-4-622
AXSM-4-622/B

1~2

1、2

AXSM-4-2488-XG

4

1

AXSM-8-155-E

1~4

1、2

AXSM-16-T3E3
AXSM-16-T3E3/B
AXSM-16-T3E3-E
AXSM-16-155
AXSM-16-155/B
AXSM-16-155-XG

1~8

1、2

AXSM-32-T1E1-E

1~16

1、2

ステップ 4 次のコマンドを入力します。

8850_NY.7.PXM.a > dsplns
 

次のように、回線状態(Line State)の列に、各回線が起動されているか、停止しているかが示されます。

8850_NY.7.PXM.a > dsplns
Medium Medium
Sonet Line Line Line Frame Line Line Alarm APS
Line State Type Lpbk Scramble Coding Type State Enabled
----- ----- ------------ ------ -------- ------ ------- ----- --------
1.1 Up sonetSts12c NoLoop Enable Other ShortSMF Clear Disable
1.2 Up sonetSts12c NoLoop Enable Other ShortSMF Clear Disable
2.1 Up sonetSts12c NoLoop Enable Other ShortSMF Clear Disable
2.2 Up sonetSts12c NoLoop Enable Other ShortSMF Clear Disable
 

「Up」または「Down」のどちらかである回線の状態は、回線の管理上の状態を表します。たとえば、管理者が回線を始動しない限り、その回線の状態は Down と表示されます。管理者が回線を始動すると、その回線が dnln コマンドによって停止されるまで、その回線の状態は Up のままです。

「Stats Alarm」欄は、回線がリモート スイッチと通信できているかどうかを表します。アラームの状態が Clear と表示された場合には、回線の両終端の物理装置が物理層通信を確立しています。ATM 接続は、回線にインターフェイスまたはポートが設定された後で確立されます。


 

図 2-1 ベイ番号と回線番号

 

回線の設定

AXSM 回線の設定手順は、回線タイプによって異なります。ここでは、SONET、T3、E3、T1、および E1 の各回線を設定する手順を説明します。

SONET(同期式光ファイバ網)回線の設定

すべての回線タイプがデフォルトの設定で始動されます。2台の Cisco MGX 8850 (PXM45)、MGX 8950、または MGX 8880 スイッチ間のトランクを設定する際は、各スイッチに対してデフォルトを使用することで、設定時間を最小にすることができます。設定する回線がタイプの違う装置へつながっている場合は、両方の装置で、その回線に同じ設定パラメータを使用していることを確認します。

SONET 回線では、物理通信レベルで次のオプションを設定できます。

回線タイプ

回線のクロック ソース

SONET 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

8850_NY.1.AXSM.a > dsplns
 

回線の始動 」(前述)で説明しているように、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 3 dspln コマンドを入力して、回線の設定状況を表示します。たとえば、次のように入力します。

8850_NY.1.AXSM.a > dspln -sonet 1.2
Line Number : 1.2
Admin Status : Up Alarm Status : Critical
Loopback : NoLoop APS enabled : Disable
Frame Scrambling : Enable Number of ports : 1
Xmt Clock source : localTiming Number of partitions: 1
Line Type : sonetSts12c Number of SPVC : 1
Medium Type(SONET/SDH) : SONET Number of SPVP : 0
Medium Time Elapsed : 528464 Number of SVC : 0
Medium Valid Intervals : 96
Medium Line Type : ShortSMF
 

詳細については、この章で後述する「 回線の設定状況の確認 」を参照してください。

ステップ 4 次のコマンドを入力して、SONET回線を設定します。

8850_NY.1.AXSM.a > cnfln -sonet <bay.line> -slt <LineType> -clk <clockSource>
 

表 2-2 に、AXSM 回線の設定パラメータを示します。SONET 回線に対するパラメータだけを使用してください。

 

表 2-2 cnfln コマンドのパラメータ

パラメータ
サポートされている回線タイプ
説明

AIScBitsCheck

T3

-cb オプションは C ビットのチェックを定義します。C ビットのチェックを有効にするには、< AIScBitsCheck >に 1 を設定します。C ビットを無視するには、2 を設定します。

bay.line

T1
E1
T3
E3
SONET

bay には、回線が上部ベイのバック カードに接続されている場合は 1 を指定し、下部ベイのバック カードに接続されている場合は 2 を指定します。

line には、設定する回線に対応する番号を指定します。各 AXSM カードの有効な回線番号は、表 2-1に示してあります。

clockSource

T1
E1
T3
E3
SONET

-clk オプションで回線上の送信メッセージのソース タイミングを選択します。< clockSource > には、リモート ノードからこの回線で受信したクロック信号を使用する場合は 1 を指定し、ローカル スイッチに対して定義したローカル タイミングを使用する場合は 2 を指定します。ローカル スイッチに対するクロック ソースの定義については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の第 13 章「Switch Operating Procedures」を参照してください。

LineLength

T1
T3

-len オプションで、ローカル ノードからリモート ノードへの T1 または T3 回線の長さをメートル単位で指定します。0 ~ 64000 メートルの間の値を入力します。


) このオプションは、E1 および E3 回線には適用されません。


LineType

SONET

SONET には -slt 1 を、SDH には -slt 2 を入力します。

LineType

T3

ds3cbitadm には -lt 1 を、ds3cbitplcp には -lt 2 を入力します。

OOFCriteria

T3

Out-of-Frame(OoF; フレーム同期外れ)のアラーム基準< OOFCriteria > には、「8 個のうち 3 個」を選択する場合は 1 を指定し、「16 個のうち 3 個」を選択する場合は 2 を指定します。

RcvFEACValidation

T3

< RcvFEACValidation > には、「5 個のうち 4 個」を選択する場合は 1 を指定し、「10 個のうち 8 個」を選択する場合は 2 を指定します。

TraceString

E3

-txtrace オプションでは、送信トレース文字列を指定します。最大で 15 文字が指定できます。

ステップ 5 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。


 

T3 回線の設定

すべての回線タイプがデフォルトの設定で始動されます。2台の Cisco MGX 8850 (PXM45)、MGX 8950、または MGX 8880 スイッチ間のトランクを設定する際は、各スイッチに対してデフォルトを使用することで、設定時間を最小にすることができます。設定する回線がタイプの違う装置へつながっている場合は、両方の装置で、その回線に同じ設定パラメータを使用していることを確認します。

DS3 回線では、物理通信レベルで次のオプションを設定できます。

回線タイプ

回線の長さ(メートル単位)

C ビットのチェック

回線のクロック ソース

フレーム同期外れのアラーム基準

RcvFEACValidation

T3 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

8850_LA.3.AXSM.a > dsplns
 

回線を始動しない限りその回線を設定することはできません(「 回線の始動 」を参照)。

ステップ 3 dspln コマンドを入力して、回線の設定状況を表示します。たとえば、次のように入力します。

8850_LA.3.AXSM.a > dspln -ds3 1.1
Line Number : 1.1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Line Type : ds3cbitadm Number of ports : 1
Line Coding : ds3B3ZS Number of partitions: 0
Line Length(meters) : 0 Number of SPVC : 0
OOFCriteria : 3Of8Bits Number of SPVP : 0
AIS c-Bits Check : Check Number of SVC : 0
Loopback : NoLoop
Xmt. Clock source : localTiming
Rcv FEAC Validation : 4 out of 5 FEAC codes
 

詳細については、この章の「 回線の設定状況の確認 」を参照してください。

ステップ 4 次の例のように cnfln コマンドを入力して、T3 回線を設定します。

8850_LA.3.AXSM.a > cnfln -ds3 <bay.line> -len <LineLength> -clk <clockSource> -lt <LineType> -oof <OOFCriteria> -cb <AIScBitsCheck> -rfeac <RcvFEACValidation>
 

表 2-2 に、AXSM 回線の設定パラメータを示します。T3 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。


 

E3 回線の設定

すべての回線タイプがデフォルトの設定で始動されます。2台の Cisco MGX 8850 (PXM45)、MGX 8950、または MGX 8880 スイッチ間のトランクを設定する際は、各スイッチに対してデフォルトを使用することで、設定時間を最小にすることができます。設定する回線がタイプの違う装置へつながっている場合は、両方の装置で、その回線に同じ設定パラメータを使用していることを確認します。

E3 回線では、物理通信レベルでクロック ソースを設定できます。

E3 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

ステップ 3 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。

8850_LA.4.AXSM.a > dspln -e3 1.1
 

回線を始動しない限りその回線を設定することはできません(「 回線の始動 」を参照)。

ステップ 4 E3 回線を設定するには、次のコマンドを入力します。

8850_LA.4.AXSM.a > cnfln -e3 <bay.line> -clk <clockSource> -txtrace <TraceString>
 

表 2-2 に、AXSM 回線の設定パラメータを示します。E3 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。


 

T1 回線の設定

すべての回線タイプがデフォルトの設定で始動されます。2台の Cisco MGX 8850 (PXM45)、MGX 8950、または MGX 8880 スイッチ間のトランクを設定する際は、各スイッチに対してデフォルトを使用することで、設定時間を最小にすることができます。設定する回線がタイプの違う装置へつながっている場合は、両方の装置で、その回線に同じ設定パラメータを使用していることを確認します。

T1 回線では、物理通信レベルで次のオプションを設定できます。

回線の長さ(メートル単位)

回線のクロック ソース

T1 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

8850_LA.3.AXSM.a > dsplns
 

回線を始動しない限りその回線を設定することはできません(「 回線の始動 」を参照)。

ステップ 3 dspln コマンドを入力して、回線の設定状況を表示します。たとえば、次のように入力します。

M8850_LA.12.AXSME.a > dspln -ds1 1.1
Line Number : 1.1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Line Type : dsx1ESF Number of ports : 0
Line Coding : dsx1B8ZS Number of partitions: 0
Line Length(meters) : 40 Number of SPVC : 0
Loopback : NoLoop Number of SPVP : 0
Xmt. Clock source : localTiming Number of SVC : 2
Valid Intervals : 96
 

詳細については、この章の「 回線の設定状況の確認 」を参照してください。

ステップ 4 次の例のように cnfln コマンドを入力して、T1 回線を設定します。

8850_LA.3.AXSM.a > cnfln -ds1 <bay.line> -len <LineLength> -clk <clockSource>
 

表 2-2 に、AXSM 回線の設定パラメータを示します。T1 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。


 

E1 回線の設定

すべての回線タイプがデフォルトの設定で始動されます。2台の Cisco MGX 8850 (PXM45)、MGX 8950、または MGX 8880 スイッチ間のトランクを設定する際は、各スイッチに対してデフォルトを使用することで、設定時間を最小にすることができます。設定する回線がタイプの違う装置へつながっている場合は、両方の装置で、その回線に同じ設定パラメータを使用していることを確認します。

E1 回線では、物理通信レベルでクロック ソースを設定できます。

E1 回線の設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して回線のリストを表示します。

ステップ 3 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。

8850_LA.4.AXSM.a > dspln -e1 1.1
 

回線を始動しない限りその回線を設定することはできません(「 回線の始動 」を参照)。

ステップ 4 次のコマンドを入力して、E1 回線を設定します。

8850_LA.4.AXSM.a > cnfln -e1 <bay.line> -clk <clockSource>
 

表 2-2 に、AXSM 回線の設定パラメータを示します。E1 回線に対するパラメータだけを使用してください。

ステップ 5 dspln コマンドを入力して、設定の変更を確認します。


 

回線の設定状況の確認

回線の設定を表示するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 CLI 管理セッションを任意のユーザ アクセス レベルで確立します。

ステップ 2 表示する回線の番号がわからない場合は、次のコマンドを入力して回線のリストを表示します。

mgx8850a.10.AXSM.a > dsplns
 

ステップ 3 1 つの回線設定を表示するには、次のコマンドを入力します。

mgx8850a.10.AXSM.a > dspln -type <bay.line>
 

表 2-3 に、 dspln コマンドのパラメータを示します。回線の設定は次のように表示されます。

pop2one.10.AXSM.a > dspln -sonet 2.1
Line Number : 2.1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Loopback : NoLoop APS enabled : Disable
Frame Scrambling : Enable Number of ports : 1
Xmt Clock source : localTiming Number of partitions: 1
Line Type : sonetSts12c Number of SPVC : 0
Medium Type(SONET/SDH) : SONET Number of SVC : 4
Medium Time Elapsed : 248198
Medium Valid Intervals : 96
Medium Line Type : ShortSMF
 


 

 

表 2-3 dspln コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

type

スイッチに接続された回線のタイプを指定します。< type > には、 -sonet -ds3、 -e3 -ds1 、または -e1 を指定します。

bay

< bay > には、回線が上部ベイのバック カードに接続されている場合は 1 を指定し、下部ベイのバック カードに接続されている場合は 2 を指定します。

line

< line > には、表示する回線に対応する番号を指定します。表 2-1に、各 AXSM カードの有効な回線番号を示しています。

APS による 2 本の回線の冗長構成の設定

カード内やカード間の APS 回線の冗長構成については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の 第 2 章「Planning for Card Redundancy, Line Redundancy, and Bulk Distribution」 で紹介されています。以降の項では、これらのタイプの APS 回線を設定する方法を説明します。

カード内 APS 回線の追加

同じカード上の 2 本の回線で冗長構成を確立するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 現用回線をまだ始動していない場合は、「 回線の始動 」(前述)の説明に従って始動します。

ステップ 3 次のように addapsln コマンドを入力します。

pop20two.1.AXSM.a > addapsln <workingIndex> <protectIndex> <archmode>
 

< workingIndex> には、 slot . bay . line の形式で現用回線の位置を指定します。たとえば、カード 2、ベイ 1、回線 2 の回線を指定するには、2.1.2 を入力します。

< protectIndex> には、予備回線の位置を現用回線の場合と同じ形式で指定します。


) カード内の冗長構成の場合は、現用回線と予備回線のインデックスで同じカード上のポートを指定して、現用回線と予備回線のインデックスのスロットとベイの番号が一致するようにします。


< archmode > には、使用する Automatic Protection Switching(APS; 自動保護切り替え)アーキテクチャ モードを選択するオプション番号を指定します。表 2-4 に、オプション番号と、その番号で選択されるアーキテクチャ モードを示します。

 

表 2-4 APS 回線アーキテクチャ モード

オプション
説明

1

次の APS プロトコル シグナリング規格(現用回線および予備回線上での送信)を選択します。

1+1 Bellcore GR-253 APS

ITU-T G783 Annex A

2

カード内 APS では 1:1 Bellcore GR-253 APS プロトコル シグナリング(現用回線および予備回線のいずれかでの送信)を選択します。

3

1+1 ITU-T G.783 AnnexB APS プロトコル シグナリング(現用回線および予備回線上での送信)を選択します。

4

K1 と K2 を使用しない 1+1 Y 字型ケーブル シグナリングを選択します。


) このオプションは、リリース 5 ではサポートされていません。


5

K1 と K2 なしの 1+1 ストレート ケーブル シグナリングを選択します。


) このオプションは、リリース 5 ではサポートされていません。


次の例に、同じカード上の 2 つの回線に対して 1+1 の APS 冗長性を割り当てる方法を示します。

pop20one.9.AXSM.a > addapsln 9.2.1 9.2.2 1
 

ステップ 4 次のように dspapsln コマンドをアクティブ AXSM カードに対して実行して、AXSM カードの全 APS 回線のリストを表示します。

ステップ 5 APS 回線の情報を個別に表示するには、 dspapsln < slot.bay.line > コマンドをアクティブ AXSM カードに対して実行します。

冗長 APS 回線の管理については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の 第 13 章「Switch Operating Procedures」 を参照してください。


 

カード間 APS 回線の追加

異なるカード上の 2 つの回線で冗長構成を設定するには、次の手順を実行します。


) カード間 APS が正しく動作するためには、冗長化する AXSM/A、AXSM/B、AXSM-E、および AXSM-16-155-XG カード間に APS コネクタを接続する必要があります。AXSM-4-2488CH-XG カードと AXSM-1-9953-XG カードには、APS の機能が直接組み込まれています。APS コネクタとその接続方法については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Hardware Installation Guide, Releases 2 Through 5』を参照してください。



) MGX 8850(PXM45)スイッチに適合する APS コネクタと MGX 8950 スイッチに適合する APS コネクタは異なります。取り付けた APS コネクタが正しいことを確認するには、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Hardware Installation Guide, Releases 2 Through 5』を参照してください。



ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 カードの冗長性をまだ追加していない場合は、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の説明に従って追加します。

ステップ 3 現用回線をまだ始動していない場合は、「 回線の始動 」(前述)の説明に従って現用回線を始動します。

ステップ 4 dspapsbkplane コマンドをスタンバイ カードとアクティブ カードの両方に対して実行して、APS コネクタが正しく接続されていることを確認します。


) このコマンドを実行すると、両方のカードで互いに異なる値が表示されることがあります。これは、コネクタが片方のカードには正しく装着されていて、もう一方のカードには正しく装着されていないことを意味します。


ステップ 5 次のように addapsln コマンドを入力します。

pop20one.7.PXM.a > addapsln <workingIndex> <protectIndex> <archmode>
 

< workingIndex> には、 slot . bay . line の形式で現用回線の位置を指定します。たとえば、カード 2、ベイ 1、回線 2 の回線を指定するには、2.1.2 を入力します。

< protectIndex> には、予備回線の位置を現用回線の場合と同じ形式で指定します。


) カード間の冗長構成の場合は、現用回線のインデックスと予備回線のインデックスで異なるカード上の同一回線番号を指定する必要があります。また、現用回線のインデックスはプライマリ カードの回線を識別しなければなりません。


< archmode > には、使用する回線冗長性のタイプを示すオプション番号を指定します。表 2-4 に、オプション番号と選択される冗長性のタイプを示します。

次の例に、2 つの異なるカードの回線に対して 1+1 の APS 冗長性を割り当てる方法を示します。

pop20one.1.AXSM.a > addapsln 1.1.2 2.1.2 1
 

ステップ 6 dspapsln コマンドを入力して、AXSM カードの全 APS 回線のリストを表示します。

ステップ 7 APS 回線の情報を個別に表示するには、 dspapsln < slot.bay.line > コマンドをアクティブ AXSM カードに対して実行します。

冗長 APS 回線の管理については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』の 第 13 章「Switch Operating Procedures」 を参照してください。


 

SONET/SDH 回線のパスへのチャネル化

Cisco MGX8950 スイッチに取り付けられた AXSM-XG カードでは、チャネル化が可能です。チャネル化されていない回線は、 クリア チャネル 回線と呼ばれ、その回線の全帯域幅が 1 つのチャネル、すなわち パス に割り当てられます。回線をチャネル化すると、パスと呼ばれる、帯域幅の狭い複数のチャネルに論理的に分割されます。すべてのパスの帯域幅の合計は、回線の帯域幅を越えることができません。

Cisco MGX スイッチの設定に精通している方であれば、回線にポートを割り当てるときに、大部分のカードにサービス(ATM あるいはフレームリレーなど)を設定する必要があることをご存知のはずです。Synchronous Optical Network(SONET; 同期光ファイバ ネットワーク)回線または Synchronous Digital Hierarchy(SDH; 同期ディジタルハイアラーキ)回線をチャネル化する場合は、パスにポートを割り当てる段階で、これらのサービスを設定します。チャネル化されたパスは、ポートと回線との間で論理層を形成します。

このリリースのチャネル化機能を使うと、Optical Carrier-48(OC-48; 光キャリア48)回線またはSynchronous Transport Module-16(STM-16; 同期転送モジュール16)回線を、次に示すパス サイズの任意の組み合わせでチャネル化できます。

STS-1/STM-0、51.84 MBps

STS-3/STM-1、155.52 MBps

STS-12/STM-4、622.08 MBps

STS-48/STM-16、2488.32 MBps

SONET Synchronous Transport Signal(STS; 同期転送信号)は電気信号であり、光回線上では他の電気信号と一緒にまとめられて転送されます。STS-3 のパスの帯域幅は OC-3 回線と同じですが、帯域幅のより広い回線を流れる単なる 1 本のパスである場合は、OC という名前は付けません。たとえば、1 本の OC-48 回線に帯域幅が STS-3 のパスを最大 16 本設定できます。

Synchronous Transport Module(STM; 同期転送モジュール)信号は SONET STS に相当する SDH の信号ですが、上のリストで示されているように、同じ帯域幅であっても番号が異なります。このマニュアルでは、STM という用語でパス幅と光回線速度の両方を表しています。

このリリースのチャネル化機能を使うと、STS-1/STM-0 パスで DS-3 トラフィックを転送するように設定することもできます。

回線のチャネル化は、次の 2 段階のプロセスで行います。

回線をパスへチャネル化する。

パスを始動し、必要に応じて設定する。

パスは ATM ペイロードと DS3 ペイロードの両方をサポートしているので、各パスでどのタイプのペイロードをサポートするのかを指定する必要があります。また、DS3 パスにはこれ以外のオプションの設定も可能です。回線をチャネル化し、パスを始動し、DS3 パスを設定する方法を、以降で説明します。

回線のチャネル化

回線のチャネル化機能では、簡単な組み合わせや、複雑な組み合わせなど、さまざまな組み合わせのパスを各回線に設定できます。最も簡単な方法は、同じ帯域幅を各パスに割り当てる方法です。1 枚の AXSM-XG カードで、最大 64 本のパスがサポートされます。回線 1.1 では最大 48 本のパスがサポートされ、残りの 3 回線ではそれぞれ最大 16 本のパスがサポートされます。

回線を初めて始動させると、48 の幅を持つパスが 1 つ作成されます。チャネル化するには、 cnfpath コマンドを使用してパスに必要な幅を設定します。幅が 48 の場合は、サポートされるパスは 1 つです(クリア チャネル)。 表 2-5 に、 cnfpath コマンドで設定できるパス幅を示します。

 

表 2-5 cnfpath コマンドを使用した OC-48 パス幅の設定

パス幅
説明

1

48 本の STS-1/STM0 パスを作成するためにパス幅を 1 に設定

sts1_stm0

3

16 本の STS-13/STM1 パスを作成するためにパス幅を 3 に設定

12

4 本の STS-12/STM4 パスを作成するためにパス幅を 12 に設定

48

1 本の STS-48/STM16 パスを作成するためにパス幅を 48 に設定


) AXSM-XG カードをクリア チャネル モードに設定した場合のデフォルトです。


192

STS-192/STM64 パスを作成するためにパス幅を 192 に設定

sts192c_stm64

OC-48/STM-16 回線の場合、単純な方法には、次のオプションがあります。

1 本の STS-48/STM-16 パス

4 本の STS-12/STM-4 パス

16 本の STS-3/STM-1 パス

48 本の STS-1/STM-0 パス

同じ 1 本の SONET/SDH 回線に異なるパス幅のパスを複数本設定することもできます。たとえば、OC-48/STM-16 回線に次のようなパスを設定できます。

2 本の STS-12/STM-4 パス

4 本の STS-3/STM-1 パス

12 本の STS-1/STM-0 パス


) DS3 ペイロードは STS-1/STM-0 パスにだけ割り当てることができます。


SONET/SDH 回線のチャネル化は、次の手順で行います。


) 回線をクリア チャネル モード(全帯域幅を使用するパスが 1 本のモード)で使う場合は、次の手順は不要です。どの回線でも、クリア チャネル モードがデフォルトの設定になっています。



ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 回線をまだ始動していない場合は、「 回線の始動 」(前述)の説明に従って始動します。

ステップ 3 cnfpath コマンドを入力して、パス幅を設定します。このコマンドには多くのオプションがありますが、個々のパスの始動と設定を行う前に、回線をチャネル化する必要があります。回線をチャネル化するためのコマンド形式は、次のとおりです。

mgx8850a.10.AXSM.a > cnfpath <path_num> -width <width_spec>

) パス幅を設定するには、あらかじめそのパスを「停止」状態にしておく必要があります。アクティブなパスに幅を設定することはできません。dsppaths -all コマンドを入力して、幅を設定するパスが「停止」状態であることを確認してください。


チャネル化を行う前の回線には、全帯域幅を処理する 1 本のパス以外にどのようなパスも設定されていてはなりません。また、どのようなペイロードも割り当てられていない必要があります。 表 2-6 に示すように、この回線の path_num 変数には完全なパス番号を指定する必要があります。完全なパス番号がわからない場合は、 dsppaths -all コマンドを入力して、現在のカードのすべてのパスを表示します。 width_spec パラメータについては、 表 2-6 を参照してください。

クリア チャネル回線をチャネル化する場合、 cnfpath コマンドを使うと、回線全体が指定したパス幅で均等にチャネル化されます。次の例では、回線 1.4.1 を OC-12/STM-4 パスにチャネル化し、その結果を dsppaths -all コマンドを使って表示しています。

M8950_SF.16.AXSMXG.a > cnfpath 1.4.1 -width 12
Change in path width may cause traffic loss.
Do you want to proceed (Yes/No) ? y
 
M8950_SF.16.AXSMXG.a > dsppaths -all
 
path Admin path path path Oper
path Type Status Payload Width Alarm State
-------- ------- -------- --------- -------- ------- ----------
1.1.1 sts Up atm 48 Critical Down
1.2.1 sts Up atm 12 Clear lowLayerDn
1.2.13 sts Down unequipped 12 Unknown Down
1.2.25 sts Down unequipped 12 Unknown Down
1.2.37 sts Down unequipped 12 Unknown Down
1.3.1 sts Down unequipped 48 Unknown Down
1.4.1 sts Down unequipped 12 Unknown Down
1.4.13 sts Down unequipped 12 Unknown Down
1.4.25 sts Down unequipped 12 Unknown Down
1.4.37 sts Down unequipped 12 Unknown Down
Shelf Database table empty.Ds3PathsTable
 

ステップ 4 以前に作成したパスをさらにチャネル化する場合は、 cnfpath コマンドを再度入力し、チャネル化するパスの番号と割り当てるパス幅を指定します。パスを結合して帯域幅のより広いチャネルを作成する場合にも、このコマンドを使用します。パスを結合する場合は、すべてのパスを停止させます。停止させないで cnfpath コマンドを実行するとエラーになります。


) このソフトウェアでは、表 2-6で説明するパス幅だけがサポートされています。太いパスを分割したり、細いパスを結合したりする場合は、パスが自動的に追加作成され、それらのパスに、使用可能な帯域幅がすべて割り当てられることがあります。たとえば、STS-12 のパスに STS-3 のパス幅を割り当てる場合を考えます。この場合、STS-12 のパスの全体は 4 本の STS-3 パスに分割されます。また、STS-1 回線に STS-12 パスを割り当てる場合は、使用可能な連続するパス幅(STS-1 と STS-3 の両方)が結合されて、STS-12 が作成されます。


ステップ 5 前の例と同じように dsppaths -all コマンドを入力して、現在の AXSM-XG に作成したすべてのパスを表示します。他のオプションで表示する場合は、 -all オプションを指定しないでこのコマンドを実行します。

ステップ 6 特定のパスの情報を表示するには、次のように dsppath < path_num > コマンドを入力します。< path_num > には、 表 2-6 で説明されている形式で、設定したパスを指定します。

ステップ 7 パス幅を設定すると、個々のパスを始動しプロビジョニングできます。チャネル化したパスをプロビジョニングするには、次の「 パスの始動 」の項で説明するとおり、 uppath コマンドを使用して、管理ステータスを up にします。1 より大きい幅を持つパスの場合は、ATM サービスをプロビジョニングすることになります。


 

 

表 2-6 cnfpath コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

path_num

設定するパスを指定します。


path_num がわからない場合は、dsppaths コマンドを入力して、現在のカードのすべてのパス番号を表示します。


sts_au_payload_type

ペイロードのタイプを指定します。指定できるオプションは、次のとおりです。

atm

ds3


) DS3 ペイロードは sts1_stm0 パスにだけ割り当てることができます。


width_spec

パスの幅を指定します。AXSM-4-2488-XG カードで指定できるオプションは次のとおりです。

STS-1/STM-0 = 1

STS-3/STM-1 = 3

STS-12/STM-4 = 12

STS-48/STM-16 = 48

trace-string

相手側の終端が正しいステーションに接続されていることを確認できるようにするため、パス上に E.164 形式で表した 64 バイトまたは 16 バイトの文字列を継続して送信するように設定できます。トレース文字列の長さを設定するには、SONET と SDH のオプションに応じて、次のように 0、16、または 64 を指定します。

SONET の場合、0、16、または 64 バイトの文字列が指定できます。

SDH の場合、0、または 16 バイトの文字列が指定できます。

AIScBitsCheck

DS3 パスの場合、このオプションによって、AIS C ビットのチェックの有無を指定します。

1 = C ビットをチェック

2 = C ビットを無視

plcp_spec

DS3 パスの場合、このオプションによって、PLCP を有効または無効にします。

パスの始動

SONET/SDH 回線を複数のパスに分割したら、個々のパスを始動することができます。パスにペイロードやパスのサービスを設定するには、最初に回線を始動する必要があります。パスを始動し、パスに ATM ペイロードまたは DS3ペイロードを設定する手順を、次に説明します。


ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 回線のチャネル化が済んでいない場合は、必要に応じてチャネル化を行います。詳細については、この章で前述した「 回線のチャネル化 」を参照してください。

ステップ 3 始動するパスの番号がわからない場合は、 dsppaths -all コマンドを入力して始動可能なパスを表示します。

ステップ 4 次のように uppath コマンドを実行してパスを始動します。

mgx8850a.10.AXSM.a > uppath <path_num>
 

path_num パラメータには、完全なパス番号を指定します。完全なパス番号がわからない場合は、 dsppaths -all コマンドを入力して、現在のカードのすべてのパスを表示します。


) 1 より大きい幅を持つパスの場合は、ATM サービスをプロビジョニングすることになります。


ステップ 5 必要に応じて次のように cnfpath コマンドを入力して、パスに割り当てるペイロードを設定します。

mgx8850a.10.AXSM.a > cnfpath <path_num> -payload <atm|ds3>
 

path_num パラメータには、完全なパス番号を指定します。完全なパス番号がわからない場合は、 dsppaths -all コマンドを入力して、現在のカードのすべてのパスを表示します。 -payload オプションを使って、ペイロード タイプに ATM(atm)または DS3(ds3)のいずれかを指定します。次の例は、パスに DS3 ペイロードを割り当てる方法を示しています。

M8950_SF.16.AXSMXG.a > cnfpath 1.4.47 -payload ds3
 

ステップ 6 次のように dsppath コマンドを入力して、始動したパスのステータスを表示します。

M8950_SF.16.AXSMXG.a > dsppath 1.4.47
Path Number : 1.4.47 Path Type : sts
Payload : ds3 Width : 1
Admin Status : Up Alarm Status : Clear
Path Operational State : lowLayerDn
Number of ports : 0 Number of partitions: 0
Number of SPVC : 0 Number of SPVP : 0
Number of SVC : 0
Xmt.Trace :
 

パスが始動していれば、Admin Status の行には Up が表示されます。Payload の行には atm または ds3 のいずれかのペイロード タイプが表示されます。


 

DS3 パスの設定

パスに DS3 ペイロードを割り当てた後、DS3 パス パラメータを設定します。設定できるパラメータは DS3 回線に設定するパラメータの一部です。パラメータの設定は、次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1_GP 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 設定するパスの番号がわからない場合は、 dsppaths -all コマンドを入力して使用可能なパスを表示します。

ステップ 3 パスがまだ始動していない場合は始動し、DS3 にペイロード タイプを設定します。詳細については、この章で前述した「 パスの始動 」を参照してください。

ステップ 4 次の例に示すように DS3 パスに対して dsppath コマンドを入力して、現在の DS3 コンフィギュレーション設定を表示します。

M8950_SF.16.AXSMXG.a > dsppath 1.4.48.1
Path Number : 1.4.48.1 Path Type : ds3
Admin Status : Down Alarm Status : Unknown
Payload : atm Path Operational State: Down
AIS c-Bits Check : Check PLCP : disable
Loopback : ? Number of ports : 0
Number of partitions: 0 Number of SPVC : 0
Number of SPVP : 0 Number of SVC : 0
 

DS3 のパスを表す場合は、パス番号に数字を 1 つ付け加えます。このリリースでは、この数字は常に 1 です。 表 2-6 にパス番号パラメータを示します。

コンフィギュレーション オプションは、 AIS c-Bits Check PLCP の行に表示されます。

ステップ 5 次のように cnfpath コマンドを入力して、DS3 パスのオプションを設定します。

mgx8850a.10.AXSM.a > cnfpath <path_num> [-cb <AIScBitsCheck>] [-plcp <plcp_spec>]
 

このコマンドのパラメータについては、 表 2-6 を参照してください。