Cisco MGX スイッチ Cisco ATM サービス (AUSM/MPSM) コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス
AUSM/MPSM カードの管理
AUSM/MPSM カードの管理
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

AUSM/MPSM カードの管理

CLI セッションの管理

カードの管理

カードの一般情報の表示

ソフトウェアのバージョン情報と状態情報の表示

AUSM カードの機能の表示

MPSM カードの機能の表示

MPSM 機能ライセンスの移動

回線の管理

回線リストの表示

単一回線の設定の表示

回線の停止

回線アラームの管理

ポートの管理

ポート リストの表示

単一ポートの状態の表示

ポートの削除

ポートの統計情報のモニタリング

IMA グループの追加

IMA グループ リストの表示

単一の IMA グループの設定の表示

IMA グループの設定

IMA グループへの IMA リンクの追加

IMA グループからの回線の削除

IMA グループの削除

リソース パーティションの管理

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのリソース パーティション

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの管理

PXM1 ベース スイッチのリソース パーティション

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの管理

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティションの管理

接続の管理

接続リストの表示

単一の接続の状態の表示

SPVC 接続の削除

PVC 接続の削除

接続のテスト

tstcon でのテスト

tstdelay でのテスト

接続の統計情報の監視

接続アラームの表示

ループバックの管理

AUSM カードのループバック

MPSM カードのループバック

ビット誤り率試験(BERT)の管理

SRM でサポートされる BERT

SRM でサポートされる BERT の概要

SRM の BERT 設定パラメータ

MPSM-8T1E1 オンボード BERT

MPSM-8T1E1 オンボード BERT 機能

MPSM-8T1E1 カードでの BERT セッションの管理

MPSM オンライン診断の管理

MPSM-8T1E1 オンライン診断機能

MPSM-8T1E1 でのオンライン診断の管理

AUSM/MPSM カードの管理

この章では、AUSM-8T1、AUSM-8E1、MSPM-8T1、および MSPM-8E1 カードの初期設定およびプロビジョニングが終了した後の、カードの管理手順について説明します。


) カードの初期設定については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』、『Release Notes for Cisco MGX 8230, Cisco MGX 8250, and Cisco MGX 8850 (PXM1) Switches, Release 1.3.00』および『Cisco MGX 8850 Edge Concentrator Installation and Configuration, Release 1.1.3』を参照してください。 AUSM/MPSM カードのプロビジョニングについては、第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」第3章「SPVC のプロビジョニングと管理(PXM1E)」および第4章「PVC のプロビジョニングと管理(PXM1)」を参照してください。


ここでは、次の AUSM/MPSM 管理手順について説明します。

CLI セッションの管理

カードの管理

回線の管理

ポートの管理

IMA グループの追加

リソース パーティションの管理

接続の管理

CLI セッションの管理

基本的なセッションの初期化と管理方法については、『 Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5 』、『 Release Notes for Cisco MGX 8230, Cisco MGX 8250, and Cisco MGX 8850 (PXM1) Switches, Release 1.3.00 』、および『 Cisco MGX 8850 Edge Concentrator Installation and Configuration, Release 1.1.3 』を参照してください。

表 5-1 に、AUSM/MPSM カードでサポートするセッション管理コマンドを示します。これらのコマンドの詳細については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-1 セッション管理コマンド

コマンド
説明

?
aimhelp
Help

使用可能なコマンドを表示します。

clear
clrscrn
cls

セッション画面をクリアします。

myid

現在のセッションの開始に使用されたユーザ ID を表示します。

setcmdc

コマンドの補完機能を有効または無効にします。補完機能とは、コマンドを完全に入力しないでも、入力したコマンド部分が、サポートされるコマンドを一意に識別する場合に、そのコマンドを完全にする機能です。

setpagemode

ページ区切り機能を有効または無効にします。ページ区切り機能とは、コマンドの出力をページ単位に分割して、見やすくする機能です。

カードの管理

基本的なカードの初期設定と設定については、『 Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5 』、『 Release Notes for Cisco MGX 8230, Cisco MGX 8250, and Cisco MGX 8850 (PXM1) Switches, Release 1.3.00 』、および『 Cisco MGX 8850 Edge Concentrator Installation and Configuration, Release 1.1.3 』を参照してください。

ここでは、次の操作の手順を説明します。

カードの一般情報の表示

ソフトウェアのバージョン情報と状態情報の表示

AUSM カードの機能の表示

MPSM カードの機能の表示

MPSM 機能ライセンスの移動


) ここで説明する手順は、最も一般的なカード管理コマンドの一部についてです。すべてのカード管理コマンドについては、第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」表 6-2 を参照してください。


カードの一般情報の表示

AUSM/MPSM カードの一般情報を表示するには、次に示すように dspcd コマンドを使用します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > dspcd
 
 
ModuleSlotNumber: 21
FunctionModuleState: Active
FunctionModuleType: AUSM-8T1/B
FunctionModuleSerialNum: 820581
FunctionModuleHWRev: ae
FunctionModuleFWRev: 020.000.001.000-D
FunctionModuleResetReason: Reset by PXM
LineModuleType: LM-RJ48-8T1
LineModuleState: Present
mibVersionNumber: 80
configChangeTypeBitMap: CardCnfChng, LineCnfChng
cardIntegratedAlarm: Major
cardMajorAlarmBitMap: Line Alarm
ATM PORT ALARM
cardMinorAlarmBitMap: Channel failure
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
Front Card Info
Hardware Revision : AE
Card Type : 52
Serial Number : 820581
Fab Number : 28-2160-01
 
Back Card Info
Hardware Revision : AA
Card Type : 22
Serial Number : 773224
Fab Number : 28-2011-01
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >
 

dspcd コマンドでは、カードのアラームに関する情報も表示されます。

ソフトウェアのバージョン情報と状態情報の表示

AUSM/MPSM カードで実行されているソフトウェアの情報を表示するには、chkflash コマンドと version コマンドを使用します。chkflash コマンドはブート ソフトウェアの状態を表示し、version コマンドはカードが実行されているソフトウェアのバージョンを表示します。

次の例では、AUSM カードのブート ソフトウェアの状態を表示します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > chkflash
Program length = 377836
Calculated checksum = 3818c59a stored checksum = 3818c59a
Flash checksum passed
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >
 

次の例では、MPSM カードのブート ソフトウェアの状態を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > chkflash
 
[chkflashfn]: Program length = 1427960
Calculated checksum = 0x381220db stored checksum = 0x381220db
 
Flash checksum passed
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

次の例では、AUSM カードで実行されているソフトウェアのバージョンを表示します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > version
 
***** Cisco Systems Inc. AXIS AUSM-8T1/E1 Card *****
Firmware Version = 020.000.001.000-D
Backup Boot version = AU8_BT_1.0.02
AUSM8p Xilinx file = ausm8pXilinx.h
VxWorks (for CISCO) version 5.1.1-R3000.
Kernel: WIND version 2.4.
Made on Mon Jul 1 23:25:34 PDT 2002.
Boot line:
 
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >
 

次の例では、MPSM カードで実行されているソフトウェアのバージョンを表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > version
***** Cisco System MPSM-8-T1E1 Card *****
Firmware Version = 030.000.003.034-A
Backup Boot Version = 030.000.003.034-A
VxWorks (for Broadcom BCM1125) version VxWorks5.4.2.
Kernel: WIND version 2.5.
Made on Apr 1 2004, 02:17:49.
Boot line:
lnPci(0,0)
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

AUSM カードの機能の表示

AUSM カードがサポートする機能を表示するには、dspfeature コマンドを使用します。AUSM-8T1/B と AUSM-8E1/B カードは、ABR レート制御機能および Inverse Multiplexing over ATM(IMA; ATM の逆多重化)機能をサポートします。これらの機能オプションの状態を表示するには、次のように dspfeature コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > dspfeature
 
 
Rate Control: On
IMA feature: On
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >

MPSM カードの機能の表示

ATM サービスを設定したときに有効になる MPSM-8T1E1 カードの機能は、ABR レート制御機能と IMA です。

MPSM-8T1E1 カードの機能は、機能ライセンスによって使用可能になります。これらの機能ライセンスは、MPSM カードで必要になるまで、PXM プロセッサのライセンス プール内に存在します。MPSM カードに機能ライセンスを割り当てるには、ライセンスされた機能を使用するようにカードを設定します。たとえば、ATM サービスを使用する MPSM カードに IMA ライセンスを割り当てるには、addimagrp コマンドを入力して IMA グループに行を追加します。PXM のライセンス プールに MPSM カードで IMA を使用するためのライセンスが存在する場合は、このライセンスがカードに自動的に割り当てられて機能が正しく設定されます。ライセンスが存在しない機能を使用するように MPSM カードを設定すると、その機能を使用するコマンドは失敗します。MPSM カードにライセンスを割り当てると、そのライセンスがライセンス プールに戻されるまでは、他の MPSM カードでそのライセンスを使用することはできません。

MPSM カードに割り当てられている、またはカードに必要な機能ライセンスを表示するには、dspliccd コマンドを使用します。

次の例では、MPSM-8T1-ATM カードで IMA グループがプロビジョニングされています。dspliccd コマンドは、IMA 機能ライセンスが必要になり、このライセンスが PXM のライセンス プールから MPSM カードに割り当てられたことを表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspliccd
Card License Alarm: None
Service Module Type: MPSM8T1E1
Service Module Serial Number: SAG07208RRA
Provisioning (addcon) Allowed: YES
=========================================================
Needed License Type Needed Licenses
------------------- ---------------
 
=========================================================
Allocated License Type Allocated licenses
---------------------- ------------------
 
=========================================================
Programmed License Type Programmed licenses
------------------------ -------------------
Channelize 1
 
=========================================================
Programmed License Registered: YES
License registration node: M8850_SF
License registration chassis: SCA062300GF
=========================================================
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >

) MPSM 機能ライセンスの管理については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。


MPSM 機能ライセンスの移動

MPSM カードの購入と同時に機能ライセンスを購入した場合、機能ライセンスは MPSM カードにインストールされています。MPSM カードに機能ライセンスがインストールされている状態では、その機能ライセンスは MPSM カードおよびスイッチ内の他のカードで使用することができません。機能ライセンスを使用可能にするには、機能ライセンスを MPSM カードからスイッチ ライセンス プールに移動する必要があります。ライセンス プールは、PXM プロセッサ カードのデータベースです。

movelic コマンドを使用して、MPSM カードにインストールされている機能ライセンスを PXM プロセッサ カードにあるスイッチ ライセンス プールに移動します。

ライセンス機能を移動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 dspliccd コマンドを入力して、MPSM カードにインストールされている機能ライセンスを表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspliccd
Card License Alarm: None
Service Module Type: MPSM8T1E1
Service Module Serial Number: SAG07208RRA
Provisioning (addcon) Allowed: YES
=========================================================
Needed License Type Needed Licenses
------------------- ---------------
 
=========================================================
Allocated License Type Allocated licenses
---------------------- ------------------
 
=========================================================
Programmed License Type Programmed licenses
------------------------ -------------------
Channelize 1
 
=========================================================
Programmed License Registered: No
License registration node: NONE
License registration chassis: NONE
=========================================================
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

この例では、dspliccd コマンドの出力で、MPSM カードにチャネル化機能ライセンスがインストールされていることが表示されます。

ステップ 2 movelic コマンドを入力して、MPSM カードにインストールされている機能ライセンスを PXM プロセッサ カードにあるスイッチ ライセンス プールに移動します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > movelic
------------------------------------------------
Programmed License Type #Programmed
----------------------- -----------
Channelize 1
Do you want to proceed (Yes/No)? y
 
Card Licenses have been moved to license pool.
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

PXM プロセッサ カードにあるスイッチ ライセンス プールに機能ライセンスを移動すると、スイッチに搭載されている MPSM カードでその機能ライセンスが使用可能になります。

ステップ 3 dspliccd コマンドを入力して、スイッチ ライセンス プールの機能ライセンスの登録を検証します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspliccd
Card License Alarm: None
Service Module Type: MPSM8T1E1
Service Module Serial Number: SAG07208RRA
Provisioning (addcon) Allowed: YES
=========================================================
Needed License Type Needed Licenses
------------------- ---------------
 
=========================================================
Allocated License Type Allocated licenses
---------------------- ------------------
 
=========================================================
Programmed License Type Programmed licenses
------------------------ -------------------
Channelize 1
 
=========================================================
Programmed License Registered: YES
License registration node: M8850_SF
License registration chassis: SCA062300GF
=========================================================
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

この例では、機能ライセンスが登録されていること、ライセンスが登録されているスイッチの名前、スイッチのシャーシ シリアル番号が表示されます。


 


) MPSM 機能ライセンスの管理については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。


回線の管理

AUSM および MPSM カードの回線の始動(追加)と変更方法については、 第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 で説明しています。ここでは、次の操作の手順を説明します。

回線リストの表示

単一回線の設定の表示

回線の停止

回線アラームの管理


) ここで説明する手順は、最も一般的な回線管理コマンドの一部についてです。すべての回線管理コマンドについては、第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」表 6-3 を参照してください。


回線リストの表示

現在の AUSM または MPSM カードの回線リストを表示するには、次のように dsplns コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > dsplns
 
Line Conn Type Status/Coding Length XmtClock Alarm Stats
Type Source Alarm
---- ----- ------------ ------ -------- ------------- -------- ----- -----
21.1 RJ-48 dsx1ESF Ena/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes Yes
21.2 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
21.3 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
21.4 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
21.5 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
21.6 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
21.7 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
21.8 RJ-48 dsx1ESF Mod/dsx1B8ZS 0-131 ft LoopTimi No No
 
LineNumOfValidEntries: 8
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >
 

単一回線の設定の表示

AUSM または MPSM カードの単一の回線の設定を表示するには、次のように dspln コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > dspln <line>
 

回線番号を指定してコマンドを入力します。使用可能な回線番号は、dsplns コマンドの表示で確認できます。次の例に、AUSM カードに対する dspln コマンドで表示できる情報を示します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > dspln 8
 
LineNum: 8
LineConnectorType: RJ-48
LineType: dsx1ESF
LineEnable: Modify
LineCoding: dsx1B8ZS
LineLength: 0-131 ft
LineXmtClockSource: LoopTiming
LineLoopbackCommand: NoLoop
LineSendCode: NoCode
LineUsedTimeslotsBitMap: 0xffffff
LineLoopbackCodeDetection: codeDetectEnabled
LineBERTEnable: Disable
 
LineNumOfValidEntries: 8
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >
 

回線の停止

回線が適切に動作していないと、回線アラームが発生します。障害の修正にすぐとりかかれない場合は、その回線を停止状態にすることでアラームを抑止できます。回線を停止すると、その回線はアウト オブ サービス状態になり、アラームは発生しなくなります。


ヒント addlnloop コマンドを使用して、障害が発生した回線をローカル ループバック モードにすると、その回線のアラームのレベルを major から minor に下げることができます。この方法では、アラームを完全になくすことはできませんが、アラームの重大度が下がるとともに、その回線に設定したリソースを保持しておくことができます。


回線を停止するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 停止する回線に関連する接続をすべて削除します(dspcons コマンドおよび delcon コマンド)。


ヒント 接続はポート(dspcons)に関連付けられており、ポートは回線(dspports)に関連付けられています。回線を使用する接続を調べるには、最初にその回線に設定されているポートがどれかを調べます。


ステップ 2 回線に関連するポートをすべて削除します(delport コマンド)。

ステップ 3 次のように delln コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > delln <line>
 

回線番号を指定してコマンドを入力します。使用可能な回線番号は、dsplns コマンドの表示で確認できます。次に、delln コマンドの使用例を示します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > delln 8
 
PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a >
 


 

回線アラームの管理

ANSI T1.231 に従って、エラーが発生すると、AUSM および MPSM カードにより回線アラームが生成されます。表 5-2 にアラームの種類を示します。

 

表 5-2 AUSM および MPSM の回線エラーとアラーム

エラー
アラームの種類
送信ダウン
ストリーム
送信アップ
ストリーム
コメント

Loss of Signal(LOS; 信号損失)

赤色

AIS OAM セル

RAI

回線アラーム
トラップの送信

Loss of Frame(LOF; フレーム同期損失)

赤色

AIS OAM セル

RAI

回線アラーム
トラップの送信

Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)

回線で AIS を
受信する場合は AIS(青色)

AIS OAM セル

RAI

回線アラーム
トラップの送信

MFAIS(E1 CAS のみ)

回線で AIS を
受信する場合は AIS(青色)

AIS OAM セル

RAI

回線アラーム
トラップの送信

Remote Alarm Indication (RAI; リモート アラーム表示)

黄色

回線アラーム
トラップの送信

MFRAI(E1 CAS のみ)

黄色

回線アラーム
トラップの送信

マルチフレーム同期損失(E1 CAS のみ)

Red

AIS OAM セル

RAI

回線アラーム
トラップの送信

CRC MF アライメント損失(E1 CRC のみ)

赤色

AIS OAM セル

RAI

回線アラーム
トラップの送信


) 回線がアラーム状態の場合は、回線アラーム トラップが送信されます。回線アラームによってアラーム状態になるポートまたは接続には、その他のトラップは送信されません。同様に、ポートがアラーム状態の場合にはポート アラーム トラップが送信され、ポート アラームによってアラーム状態になる接続には、その他のトラップは送信されません。


AUSM および MPSM の回線アラームを表示、クリア、または設定するには、表 5-3 のコマンドを使用します。

 

表 5-3 AUSM および MPSM の回線アラームのコマンド

コマンド
目的

dspalm

特定の回線に関連付けられたアクティブになっているアラームを表示します

dspalms

アクティブになっている回線アラームの要約を表示します

dspalmcnf

特定の回線のアラーム設定としきい値を表示します

dspalmcnt

特定の回線のアラーム カウンタを表示します

clralm

特定の回線でアクティブになっているアラームをすべてクリアします(アラームの原因が存在している場合、アラームはクリアされません)

clralms

全回線でアクティブになっているアラームをすべてクリアします(アラームの原因が存在している場合、アラームはクリアされません)

clralmcnt

特定の回線のアラーム カウンタをクリアします

clralmcnts

全回線のアラーム カウンタをクリアします

xcnfalm

特定の回線のアラーム カウンタ、しきい値、統計情報を表示します

ポートの管理

AUSM/MPSM カードの回線への論理ポートの追加方法については、 第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 で説明しています。ここでは、次の操作の手順を説明します。

ポート リストの表示

単一ポートの状態の表示

ポートの削除

ポート リストの表示

現在の AUSM/MPSM カードのポート リストを表示するには、次のように dspports コマンドを入力します。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a > dspports
 
List of ATM ports:
==================
 
Port PortType Line# Portenable Speed PortState
---- -------- ----- ---------- ----- ---------
13.2 NNI 1 UP 3622 Line alarm
 
List of IMA groups:
===================
 
ImaGrp PortType Conf Avail Lines configured Lines present Tol Diff Port State
rate rate Delay(ms)
------ -------- ----- ----- --------------- --------------- --------- ----------
13.1 UNI 10773 0 2.3.4 275 Sig. Failure
 
NextPortNumAvailable: 7
 
 
M8830_CH.1.13.AUSMB8.a >
 

ポート リストは、ATM ポートのリストと、IMA グループ(複数回線を使用する ATM ポート)のリストの 2 つに分割されています。ポート番号は、Port カラムに slot.port の形式で表示されます。 ポートがアラーム状態にあるかどうかを確認する場合は、Port State カラムを調べます。単一ポートの詳細については、dspport コマンドを使用します。

単一ポートの状態の表示

単一のポートの設定と状態を表示するには、次のように dspport コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspport <port>
 

ポート番号を指定してコマンドを入力します。使用可能なポート番号は、dspports コマンドの表示で確認できます。次は、dspport で ATM ポート 8 を表示した例です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspport 8
 
 
LogicalPortNumber: 8
Port Enable: UP
Port State: Line alarm
PortType: UNI
PhysicalPortNumber: 8
CellFraming: ATM
CellScramble: No Scramble
Plpp Loopback: No Loopback
Single-bit error correction: Disabled
 
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

次は、IMA グループに割り当てられた ATM ポート番号の表示例です。この出力は、dspimagrp コマンドを入力したときに表示される出力と同じです。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspport 1
 
IMA Group number : 1
Port type : NNI
Lines configured : 1.2.3.4
Enable : Modify
IMA Port state : Active
IMA Group Ne state : operational
PortSpeed (cells/sec) : 14364
GroupTxAvailCellRate (cells/sec) : 14364
ImaGroupTxFrameLength(cells) : 128
LcpDelayTolerance (IMA frames) : 1
ReadPtrWrPtrDiff (cells) : 4
Minimum number of links : 2
MaxTolerableDiffDelay (msec) : 275
Lines Present : 1.2.3.4
Observed Diff delay (msec) : 0
Clock Mode : CTC
GroupAlpha : 2
GroupBeta : 2
GroupGamma : 1
GroupConfiguration : 1
IMAGrp Failure status : No Failure
Timing reference link : 1
ImaGroupTxImaId : 0x0
ExpectedGroupRxImaId : 0x1
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

ポートの削除

AUSM/MPSM ポートを削除するには、次の手順を実行します。


) IMA グループが使用しているポート番号は、delport コマンドで削除できません。IMA グループを削除するには、delimagrp コマンドを使用します。



ステップ 1 削除するポートに関連する接続をすべて削除します(dspcons コマンドおよび delcon コマンド)。

ステップ 2 次のように delport コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > delport <port>
 

port パラメータに、削除するポート番号を指定します。ポート番号は、dspports コマンドで表示できます。


ヒント ポートを削除すると、そのポートに割り当てられたリソース パーティションも同時に削除されます。このため、ポートを削除する前にそのポートのリソース パーティションを削除する必要はありません。


次に、delport コマンドの使用例を示します。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a > delport 1
 
M8830_CH.1.13.AUSMB8.a >
 


 

ポートの統計情報のモニタリング

AUSM および MPSM のポートの統計情報を表示、またはクリアするには、表 5-4 のコマンドを使用します。 これらのコマンドを使用して、ネットワークに接続されているエンド ユーザの装置で送受信されるトラフィックを監視できます。

 

表 5-4 AUSM および MPSM のポート統計情報のコマンド

コマンド
目的

dspportcnt

特定のポートのポート統計情報を表示します

clrportcnt

特定のポートのポート カウンタ値をクリアします

xclrportcnt

特定のポートのポート カウンタ値をクリアします

clrportcnts

AUSM または MPSM カードのすべてのポート カウンタをクリアします

次の例では、AUSM カードに対する dspportcnt コマンドの出力を表示します。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a > dspportcnt 1
 
PortNum: 1
PortState: Active
IngressRcvCells: 47
IngressRcvCellRate (cells/sec): 1
IngressRcvUtilization (percentage): 0
IngressXmtCells: 0
IngressGFCErrorCells: 0
IngressVpiVciErrCells: 0
IngressUnknownVpiVci: 0x0
IngressRcvClpSetCells: 0
EgressRcvCells: 0
EgressRcvCellRate (cells/sec): 0
EgressRcvUtilization (percentage): 0
EgressXmtCells: 47
EgressXmtCellRate (cells/sec): 1
EgressXmtUtilization (percentage): 0
EgressPortAlarmDiscardCells: 0
EgressXmtClpSetCells: 0
EgressXmtEfciSetCells: 0
PortXmtAisCells: 47
PortXmtSgmtLpbkCells: 0
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
PortRcvAisCells: 46
PortRcvFerfCells: 0
PortRcvSgmtLpbkCells: 0
PortRcvCrcErrOAMCells: 0
TotalIngressQFullDiscardCells: 0
TotalIngressClpSetDiscardCells: 0
TransmitFIFOFullCount (per card): 0
ReceivedHECErrorCells: 0
HECErroredSeconds: 0
SeverelyHECErroredSeconds: 0
 
M8830_CH.1.13.AUSMB8.a >

IMA グループの追加

IMA グループの作成と設定方法については、 第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 で説明しています。ここでは、次の操作の手順を説明します。

IMA グループ リストの表示

単一の IMA グループの設定の表示

IMA グループからの回線の削除

IMA グループからの回線の削除

IMA グループの削除


) ここで説明する手順は、最も一般的な回線管理コマンドの一部についてです。すべての回線管理コマンドについては、第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」表 6-5 を参照してください。


IMA グループ リストの表示

現在の AUSM/MPSM カードの IMA グループ リストを表示するには、次のように dspimagrps コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspimagrps
 
List of IMA groups:
===================
 
ImaGrp PortType Conf Avail Lines configured Lines present Tol Diff Port State
rate rate Delay(ms)
------ -------- ----- ----- --------------- --------------- --------- ----------
1.1 NNI 14364 14364 1.2.3.4 1.2.3.4 275 Active
1.2 NNI 14364 0 5.6.7.8 275 Sig. Failure
 
NextPortNumAvailable: 5
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

単一の IMA グループの設定の表示

単一の IMA グループの設定を表示するには、次のように dspimagrp コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > dspimagrp <group_num>
 

グループ番号を指定してコマンドを入力します。使用可能なグループ番号は、dspimagrps コマンドの表示で確認できます。次の例に、dspimagrp コマンドで表示できる情報を示します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspimagrp 1
 
IMA Group number : 1
Port type : NNI
Lines configured : 1.2.3.4
Enable : Enabled
IMA Port state : Active
IMA Group Ne state : operational
PortSpeed (cells/sec) : 14364
GroupTxAvailCellRate (cells/sec) : 14364
ImaGroupTxFrameLength(cells) : 128
LcpDelayTolerance (IMA frames) : 1
ReadPtrWrPtrDiff (cells) : 4
Minimum number of links : 3
MaxTolerableDiffDelay (msec) : 275
Lines Present : 1.2.3.4
Observed Diff delay (msec) : 0
Clock Mode : CTC
GroupAlpha : 2
GroupBeta : 2
GroupGamma : 1
GroupConfiguration : 1
IMAGrp Failure status : No Failure
Timing reference link : 1
ImaGroupTxImaId : 0x0
ExpectedGroupRxImaId : 0x0
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

IMA グループの設定

IMA グループを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する IMA グループの番号がわからない場合は、 dspimagrps コマンドを入力して、現在のカードに設定されている IMA グループを表示します。

ステップ 3 設定する特定の IMA グループの設定情報を表示するには、次の形式でグループ番号を指定して dspimagrp コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspimagrp 1
 
IMA Group number : 1
Port type : NNI
Lines configured : 1.2.3.4
Enable : Enabled
IMA Port state : Active
IMA Group Ne state : operational
PortSpeed (cells/sec) : 14364
GroupTxAvailCellRate (cells/sec) : 14364
ImaGroupTxFrameLength(cells) : 128
LcpDelayTolerance (IMA frames) : 1
ReadPtrWrPtrDiff (cells) : 4
Minimum number of links : 3
MaxTolerableDiffDelay (msec) : 275
Lines Present : 1.2.3.4
Observed Diff delay (msec) : 0
Clock Mode : CTC
GroupAlpha : 2
GroupBeta : 2
GroupGamma : 1
GroupConfiguration : 1
IMAGrp Failure status : No Failure
Timing reference link : 1
ImaGroupTxImaId : 0x0
ExpectedGroupRxImaId : 0x0
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

上記の例の dspimagrp コマンドでは、スロット 1 に取り付けられている AUSM/MPSM カードの 4 回線 IMA グループの設定パラメータを表示しています。

ステップ 4 次の形式で cnfimagrp コマンドを入力して、IMA グループを設定します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > cnfimagrp <group_num> <max_diff_delay> <minNumLink>
 

表 5-5 に、AUSM/MPSM カードの T1 および E1 回線の設定に使用するパラメータの説明を示します。

 

表 5-5 cnfimagrp コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

group_num

設定する IMA グループの番号を入力します。設定されている IMA グループを表示するには、dspimagrps コマンドを使用します。

max_diff_delay

IMA グループ内のさまざまなリンク間の最大許容遅延差を、そのサービス モジュールで適切な範囲で指定します。

AUSM8-T1:0~275 ミリ秒

AUSM8-E1:0~200 ミリ秒

MPSM8-T1:0~275 ミリ秒

MPSM8-E1:0~200 ミリ秒

minNumLink

グループの動作に必要な最小回線数を入力します。たとえば、4 回線の IMA グループを作成して、最小数に 3 回線を指定すると、指定した 4 回線のうち 3 回線が動作していないとその IMA グループを使用できません。この値の範囲は 1~n です。n は、グループに割り当てた回線の数です。

ステップ 5 該当の IMA グループを指定して dspimagrp コマンドを入力し、IMA グループ設定の変更内容を確認します。


 

IMA グループへの IMA リンクの追加

IMA グループに回線を追加するには、次のように addlns2imagrp コマンドを使用します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addlns2imagrp <group_num> <list_of_lines>
 

表 5-6 に、このコマンドのパラメータを示します。

 

表 5-6 addlns2imagrp コマンドと dellnsfmimagrp コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

group_num

変更する IMA グループの番号を入力します。設定されている IMA グループを表示するには、dspimagrps コマンドを使用します。

list_of_lines

グループに含める回線を指定します。各回線番号は、ピリオドで区切ります。たとえば、1.2.3.4 と指定すると、回線 1~4 が IMA グループに追加されます。

次は、IMA グループに 1 本の回線を追加する例です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addlns2imagrp 1 8
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

次は、IMA グループに複数の回線を追加する例です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addlns2imagrp 1 7.8
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

IMA グループからの回線の削除

IMA グループから回線を削除するには、次のように dellnsfmimagrp コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dellnsfmimagrp <group_num> <list_of_lines>
 

表 5-6 に、このコマンドのパラメータを示します。


) IMA グループから回線を削除すると、グループで使用可能なスループットが減少し、そのグループを経由する ATM トラフィックに影響を与えることがあります。また、削除した後の回線数が、そのグループの動作に指定された最少回線数よりも少なくなる場合は、回線を削除することができません。IMA グループの最少回線数を変更するには、cnfimagrp コマンドを使用します。


次は、IMA グループから 1 本の回線を削除する例です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dellnsfmimagrp 1 8
 
Warning: If Connections exist under the ima group then the cell rates might require modification
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

次は、IMA グループから複数の回線を削除する例です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dellnsfmimagrp 1 7.8
 
Warning: If Connections exist under the ima group then the cell rates might require modification
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

IMA グループの削除

IMA グループを削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 削除する IMA グループに関連する接続をすべて削除します(dspcons コマンドおよび delcon コマンド)。


ヒント dspcons コマンドで表示されるポート番号が IMA グループ番号です。


ステップ 2 IMA グループに関連するリソース パーティションをすべて削除します(delrscprtn コマンド)。

ステップ 3 次のように delimagrp コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.21.AUSMB8.a > delimagrp <group_num>
 

グループ番号を指定してコマンドを入力します。使用可能なグループ番号は、dspimagrps コマンドの表示で確認できます。次に、delimagrp コマンドの使用例を示します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > delimagrp 1
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 


 

リソース パーティションの管理

リソース パーティションは、スイッチの限られたリソースを複数のスイッチ コントローラ間でどのように分割して使用するかを定義したものです。各コントローラで使用できるリソースを制限することで、これらのリソースに対して競合およびオーバーラップが回避されます。

AUSM および MPSM カードでのリソース パーティションの管理は、サービス モジュールがプロビジョニングされているプラットフォームによって異なります。PXM1 プラットフォームの場合、サービス モジュールのリソース パーティションはカード レベルとポート レベルの両方で管理されます。PXM45 および PXM1E プラットフォームの場合、サービス モジュールのリソース パーティションはポート レベルでだけ管理されます。

カードが初めて始動されるとき、カードのリソース パーティションは、そのサービス モジュールで使用可能な最大接続数を共有する各コントローラで構成されます。このカード レベル リソースの均等共有を変更して、リソースの競合を回避することができます。

ポートまたは IMA グループを追加すると、ポートのリソース パーティションが作成されます。このリソース パーティションは、複数の接続、接続識別子の範囲、各コントローラで使用可能な入力帯域幅と出力帯域幅で構成されます。デフォルトでは、ポート リソースはコントローラ間で完全に共有されます。接続値はカードのリソース パーティションから継承されます。また、ポート レベルのリソースはリソースの競合を回避するために変更できます。

次の項では、Cisco MGX スイッチ プラットフォームのリソース パーティションについて説明します。

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのリソース パーティション

PXM1 ベース スイッチのリソース パーティション

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのリソース パーティション

PXM45 および PXM1E プラットフォームの場合、AUSM および MPSM のリソース パーティションはポート レベルでだけ管理されます。Cisco MGX Release 5 では、サービス モジュールの PNNI コントローラだけがサポートされており、ポートを追加するときにすべてのポート リソースが PNNI コントローラに割り当てられます。このリソース割り当てはソフトウェアで自動的に行われ、そのポートに対するリソース パーティションが作成されます。

次の項「PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの管理」では、PXM45 および PXM1E ベース スイッチでポートのリソース パーティションを管理する方法を説明します。

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの管理

次の作業では、PXM45 および PXM1E スイッチでポートのリソース パーティションを管理する方法を説明します。

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティション設定の表示

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの追加

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの変更

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティション設定の削除

AUSM および MPSM カードの通常の運用時には、ポートのリソース パーティションを追加する必要はありません。ポートのリソース パーティションは、ポートを回線に追加すると自動的に作成されます。

ポートのリソース パーティション設定の表示、追加、削除が行えます。ポートのリソース パーティションを削除してしまった場合は、そのポートに接続を割り当てる前に、そのポートに対して新しいパーティションを追加する必要があります。

表 5-7 に、Cisco MGX Release 5 の PXM45 および PXM1E プラットフォームでサポートされている AUSM および MPSM のポートのリソース パーティション コマンドを示します。コマンドの詳細については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-7 AUSM/MPSM のポートのリソース パーティションのコマンド(PXM45/PXM1E プラットフォーム)

コマンド
説明

addrscprtn

ポートのリソース パーティションを削除した後に、リソース パーティションを追加します。

cnfrscprtn 1

ATM ポートまたは IMA グループを作成した後に、リソース パーティションを変更します。

delrscprtn 2

リソース パーティションの設定を削除します。

dsprscprtn 3

特定の ATM ポートまたは IMA グループに割り当てられたリソース パーティションの設定を表示します。

xcnfrscprtn

ポート レベルのリソース パーティションの設定を変更します。

cnfportrscprtn 4

ポート レベルのリソース パーティションの設定を変更します。

dspportrscprtn 5

特定の ATM ポートまたは IMA グループに割り当てられたリソース パーティションの設定を表示します。

1.このコマンドは、cnfportrscprtn コマンドと同様の機能を備えています。入力帯域幅と出力帯域幅は個別に設定されます。

2.このコマンドは CLI にありますが、動作しません。

3.このコマンドの出力は、dspportrscprtn コマンドの出力と同じです。

4.このコマンドは、cnfrscprtn コマンドと同様の機能を備えています。入力帯域幅と出力帯域幅は一緒に設定されます。

5.このコマンドの出力は、dsprscprtn コマンドの出力と同じです。

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティション設定の表示

AUSM または MPSM カードの特定ポートのリソース パーティション設定を表示するには、次のように dsprscprtn コマンドを入力します。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a > dsprscprtn <port_num>
 

port パラメータにはポート番号を指定します。たとえば、次のように入力します。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a > dsprscprtn 2
 
Port User NumOfLcn VPI VPID VCI IngrBW EgrBW CtrlrId
Low/High Low/High Low/High
---- ----- -------- -------- --------- ------------ ------ ----- -------
2 PNNI 1000 0 / 255 1 / 1000 0 / 65535 100 100 2
 
 
M8830_CH.1.13.AUSMB8.a >

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの追加

AUSM または MPSM カードの特定ポートにリソース パーティションを追加するには、次のように addrscprtn コマンドを入力します。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a addrscprtn <port_num> <cntrlr_type> <pct_bw_ingr> <pct_bw_egr> <low_vpi> <high_vpi> <low_vci> <high_vci> <low_vpid> <high_vpid> <max_lcn> <cntrlr_id>
 

表 5-8 に、Cisco MGX Release 5 の PXM45 および PXM1E プラットフォームでサポートされている addrscprtn コマンドのリストとその説明を示します。

 

表 5-8 addrscprtn コマンドと cnfrscprtn コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

port_num

追加または変更するリソース パーティションに関連付けられたポートの番号。ポートのパーティションを定義するには、まず回線にポートを割り当てる必要があります。使用可能なポートを表示するには、dspports コマンドを使用します。

cntrlr_type

このパーティションのコントローラ。MGX Release 5 でサポートされているコントローラの種類は、PNNI コントローラだけなので 2 を入力します。

1 = PAR (PVC)

2 = PNNI (SPVC)

3 = TAG (MPLS)

pct_bw_ingr

入力帯域幅の割合。このコントローラが入力側の通信に使用する、回線の帯域幅の割合を入力します。範囲は 0~100 % です。

pct_bw_egr

出力帯域幅の割合。このコントローラが出力側の通信に使用する、回線の帯域幅の割合を入力します。範囲は 0~100 % です。

low_vpi

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最小 VPI 番号。範囲は 0~255 です。

high_vpi

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最大 VPI 番号。範囲は 0~255 です。

low _ vci

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最小 VCI 番号。範囲は 0~65535 です。

high _ vci

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最大 VCI 番号。範囲は 0~65535 です。

low_vpid

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最小仮想パス識別番号。範囲は 1~1000 です。

high_vpid

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最大仮想パス識別番号。範囲は 1~1000 です。

max_lcn

このポートのリソース パーティションで使用できる最大 LCN(接続数)。範囲は 1~1000 です。

cntrlr_id

このパーティションが使用するコントローラに関連付ける番号を入力します。範囲は 1~255 です。

次は、デフォルトのパーティションを削除した後に、リソース パーティションを AUSM ポートに追加する例です。

M8830_CH.1.13.AUSMB8.a > addrscprtn 1 2 100 100 100 100 3000 3000 500 500 500
 
M8830_CH.1.13.AUSMB8.a >
 

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティションの変更

AUSM または MPSM カードの特定ポートのリソース パーティションを変更するには、次のように cnfrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > cnfrscprtn 1 2 100 100 255 255 65535 65535 1000 1000 1000
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

表 5-8 に、Cisco MGX Release 5 の PXM45 および PXM1E プラットフォームでサポートされている cnfrscprtn コマンドのリストとその説明を示します。

次の例では、ポート 1 の PNNI リソース パーティションを次のように変更しています。

入力帯域幅 = 100%

出力帯域幅 = 100%

最小 VPI = 255

最大 VPI = 255

最小 VCI = 65535

最大 VCI = 65535

最小仮想パス識別番号 = 1000

最大仮想パス識別番号 = 1000

使用可能な最大 LCN 数 = 1000

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > cnfrscprtn 1 2 100 100 255 255 65535 65535 1000 1000 1000
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

PXM45 および PXM1E ベース スイッチのポートのリソース パーティション設定の削除

AUSM/ MPSM カードのポートのリソース パーティション設定を削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 削除するポートのリソース パーティションに関連する接続をすべて削除します(dspcons コマンドおよび delcon コマンド)。

ステップ 2 次のように delrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > delrscprtn <port_num> <cntrlr_type> <cntrlr_id>
 

表 5-9 に、Cisco MGX Release 5 の PXM45 および PXM1E プラットフォームでサポートされている delrscprtn コマンドのリストとその説明を示します。

 

表 5-9 delrscprtn コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

port_num

削除するリソース パーティションに関連付けられたポート番号。使用可能なポートを表示するには、dspports コマンドを使用します。

cntrlr_type

リソース パーティションのコントローラ。次のように、コントローラを指定する番号を入力します。

1 = PAR (PVC)

2 = PNNI (SPVC)

3 = TAG (MPLS)

cntrlr_id

削除するパーティションに割り当てられているコントローラ ID を入力します。コントローラ ID を表示するには、dsprscprtn コマンドを使用します。

次に、delrscprtn コマンドの使用例を示します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > delrscprtn 6 2 2
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 


 


) MPSM/AUSM カードのポートのリソース パーティション設定は、xcnfrscprtn コマンドでも削除できます。


PXM1 ベース スイッチのリソース パーティション

PXM1 プラットフォームの場合、AUSM および MPSM のリソース パーティションはカード レベルとポート レベルの両方で管理されます。Cisco MGX Release 1.3 では、サービス モジュールの PAR コントローラだけがサポートされています。このため、カードおよびポートのパーティションを表示するコマンドで PNNI および TAG コントローラが表示される場合でも、カードを始動し、ポートを追加すると、カードとポートのリソースがすべて PAR コントローラに割り当てられます。このリソース割り当てはソフトウェアによって自動的に行われ、その結果、カードおよびポートに対してリソース パーティションが作成されます。

次の項では、PXM1 ベース スイッチでカードおよびポートのリソース パーティションを管理する方法を説明します。

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの管理

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティションの管理

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの管理

次の作業では、PXM1 スイッチでカードのリソース パーティションを管理する方法を説明します。

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの種類の表示

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティション設定の表示

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの追加

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース設定の削除

AUSM および MPSM カードの場合、カードのリソース パーティションの種類は設定できません。デフォルトの種類は、Port Controller Based カード リソース パーティションです。

AUSM および MPSM カードの通常の運用時には、カードのリソース パーティションを追加する必要はありません。カードのリソース パーティションは、カードを始動すると自動的に作成されます。

AUSM および MPSM カードの場合、カードのリソース パーティション設定を表示および削除できます。カードのリソース パーティションを削除してしまった場合は、そのカードにポートを割り当てる前に、そのカードに対して新しいパーティションを追加する必要があります。

表 5-10 に、Cisco MGX Release 1.3 の PXM1 プラットフォームでサポートされている AUSM および MPSM カードのリソース パーティション コマンドを示します。これらのコマンドの詳細については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-10 AUSM/MPSM カードのリソース パーティション コマンド(PXM1 プラットフォーム)

コマンド
説明

cnfcdprtntype 6

サービス モジュールの Global Logical Connection Number(GLCN; グローバル論理接続番号)リソースを共有する場合のベースとして動作する LCN パーティションの種類を設定します。

dspcdprtntype

現在の AUSM または MPSM カードに設定されている LCN パーティションの種類を表示します。

cnfcdrscprtn 7

現在の AUSM または MPSM カードに設定されているリソース パーティションに割り当てられたカード レベルのリソース(LCN)を変更します。

delcdrscprtn

AUSM または MPSM カードに設定されているカード レベルのリソース パーティションを削除します。

dspcdrscprtn

現在の AUSM または MPSM カードに設定されている各リソース パーティションに割り当てられたカード レベルのリソースを表示します。

oldcnfcdrscprtn

特定のコントローラの最大 LCN 数を変更します。

6.このコマンドは CLI にありますが、サポートされていません。

7.すべてのコントローラを変更します。すべてのコントローラが存在している必要はありません。カードのリソース パーティションに存在しないコントローラは追加しないでください。

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの種類の表示

AUSM または MPSM のカードのリソース パーティションの種類を表示するには、次のように dspcdprtntype コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > dspcdprtntype
 
 
cardLcnPartitionType: port controller based
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

AUSM または MPSM カードのデフォルトの種類は、Port Controller Based カード リソース パーティションです。デフォルト設定は変更できません。

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティション設定の表示

AUSM または MPSM のカードのリソース パーティション設定を表示するには、次のように dspcdrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > dspcdrscprtn
 
User NumOfLcnAvail
------ -------------
PAR 1000
PNNI 1000
TAG 1000
 
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

この例では、PXM1 プラットフォームの AUSM および MPSM カードでは PAR コントローラが唯一サポートされていますが、PNNI および TAG コントローラも表示されていることに注意してください。

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース パーティションの追加

削除されたカードのリソース パーティションを AUSM または MPSM カードに追加するには、次のように cnfcdrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > cnfcdrscprtn <#PARcon> <#PNNIcon> <#TAGcon>
 

表 5-11 に、Cisco MGX Release 1.3 の PXM1 プラットフォームでサポートされている cnfcdrscprtn コマンドのパラメータとその説明を示します。

 

表 5-11 cnfcdrscprtn コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

#PARcon
#PNNIcon
#TAGcon

PAR、PNNI、および TAG コントローラで使用できる最大 LCN 数。範囲は 1~1000 です。

次の例では、コントローラごとに最大 500 の接続をサポートするように MPSM カードを設定します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > cnfcdrscprtn 1000 1000 1000
 

PXM1 ベース スイッチのカードのリソース設定の削除

AUSM または MPSM のカードのリソース パーティションを削除するには、次のように delcdrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > delcdrscprtn <controller>
 

表 5-12 に、Cisco MGX Release 1.3 の PXM1 プラットフォームでサポートされている delcdrscprtn コマンドのパラメータとその説明を示します。

 

表 5-12 delcdrscprtn コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

controller

削除するリソース パーティションのコントローラ

1 = PAR (PVC)

2 = PNNI (SPVC)

3 = TAG (MPLS)

次の例では、MPSM カードから PNNI カードのリソース パーティションを削除します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > delcdrscprtn 2
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティションの管理

次の作業では、PXM1 スイッチでポートのリソース パーティションを管理する方法を説明します。

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティション設定の表示

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティションの変更

AUSM および MPSM カードの場合、ポートのリソース パーティション設定の表示と変更だけを行うことができます。ポートのリソース パーティションは、ポートを回線に追加すると自動的に作成されます。

表 5-13 に、Cisco MGX Release 1.3 の PXM1 プラットフォームでサポートされている AUSM および MPSM のポートのリソース パーティション コマンドを示します。これらのコマンドの詳細については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-13 AUSM/MPSM のポートのリソース パーティション コマンド(PXM1 プラットフォーム)

コマンド
説明

addrscprtn 8

ポートのリソース パーティションを削除した後に、リソース パーティションを追加します。

cnfrscprtn 9

ATM ポートまたは IMA グループを作成した後に、リソース パーティションを変更します。

delrscprtn 1

リソース パーティションの設定を削除します。

dsprscprtn 10

現在の AUSM または MPSM カードのポート レベルのリソース パーティションを表示します。

xcnfrscprtn 11

ポート レベルのリソース パーティションの設定を変更します。

cnfportrscprtn 12

ポート レベルのリソース パーティションの設定を変更します。

dspportrscprtn 13

現在の AUSM または MPSM カードのポート レベルのリソース パーティションを表示します。

8.このコマンドは CLI にありますが、サポートされていません。

9.このコマンドは、cnfportrscprtn コマンドと同様の機能を備えています。入力帯域幅と出力帯域幅は個別に設定されます。

10.このコマンドの出力は、dspportrscprtn コマンドの出力と同じです。

11.このコマンドでは追加や削除はできません。変更だけを行うことができます。

12.このコマンドは、cnfrscprtn コマンドと同様の機能を備えています。入力帯域幅と出力帯域幅は一緒に設定されます。

13.このコマンドの出力は、dsprscprtn コマンドの出力と同じです。

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティション設定の表示

AUSM または MPSM カードの特定ポートのリソース パーティション設定を表示するには、次のように dspportrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > dspportrscprtn
 
Port User NumOfLcn VPI VPID VCI IngrBW EgrBW
Low/High Low/High Low/High
---- ------ -------- -------- ---------- ------------ ------ -----
1 PAR 1000 0 / 255 0 / 1000 0 / 65535 100 100
1 PNNI 1000 255/ 255 1000/ 1000 65535/ 65535 100 100
1 TAG 1000 0 / 255 0 / 1000 0 / 65535 100 100
 
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

PXM1 ベース スイッチのポートのリソース パーティションの変更

AUSM または MPSM カードの特定ポートのリソース パーティションを変更するには、次のように cnfportrscprtn コマンドを入力します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > cnfportrscprtn <port_num> <controller-name> <pct_bw> <min_vpi> <max_vpi> <min_vci> <max_vci> <min_vpid> <max_vpid> <max_lcns>
 

表 5-14 に、Cisco MGX Release 1.3 の PXM1 プラットフォームでサポートされている cnfportrscprtn コマンドのパラメータとその説明を示します。

 

表 5-14 cnfportrscprtn コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

port_num

変更するリソース パーティションのポート番号。ポートのリソース パーティションを変更するには、まず回線にポートを追加する必要があります。使用可能なポートを表示するには、dspports コマンドを使用します。

controller-name

このポート レベルのリソース パーティションのコントローラ

PAR

PNNI

TAG

pct_bw

帯域幅の割合。このコントローラが入力側および出力側の通信に使用する、回線の帯域幅の割合を入力します。範囲は 0~100% です。

min_vpi

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最小 VPI 番号。範囲は 0~255 です。

max_vpi

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最大 VPI 番号。範囲は 0~255 です。

min _ vci

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最小 VCI 番号。範囲は 0~65535 です。

max _ vci

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最大 VCI 番号。範囲は 0~65535 です。

min_vpid

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最小仮想パス識別番号。範囲は 1~1000 です。

max_vpid

このポートに指定するコントローラの種類( cntrlr_type )を使用する接続で許可される最大仮想パス識別番号。範囲は 1~1000 です。

max_lcn

このポートのリソース パーティションで使用できる最大 LCN。1~1000 の範囲で、カードの種類別。

次の例では、MPSM カードのポートのリソース パーティションを変更します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > cnfportrscprtn 1 PNNI 100 0 255 16 65535 1 1000 1000
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

接続の管理

AUSM および MPSM カードへの接続の追加方法については、 第3章「SPVC のプロビジョニングと管理(PXM1E)」 および 第4章「PVC のプロビジョニングと管理(PXM1)」 で説明しています。ここでは、次の操作の手順を説明します。

接続リストの表示

単一の接続の状態の表示

SPVC 接続の削除

PVC 接続の削除

接続のテスト

接続の統計情報の監視

接続アラームの表示

接続リストの表示

現在の AUSM または MPSM カードにプロビジョニングされている接続のリストを表示するには、dspcons コマンドを入力します。

次の例では、PXM45 プラットフォームに搭載された MPSM-8T1-ATM カードにプロビジョニングされている接続を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspcons
 
LCN Port VPI VCI Class Type M/S EgrQ Admin Alarm
---- ---- --- ----- ------- ----- --- ---- ----- -----
0017 001 100 00100 CBR1 VCC S 1 Up CTRLR-ABIT
0018 002 200 00200 CBR1 VCC M 1 Up E-AIS/RDI
 
Number of channels: 2
 
ChanNumNextAvailable : 19
Local VpId NextAvailable : 1
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

次の例では、PXM1 プラットフォームに搭載された AUSM カードにプロビジョニングされている接続を表示します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > dspcons
 
ConnId Chan ConnType Service Type PCR[0+1] Q-Depth State
------------------------ ---- ------- ------------ --------- ------- -------
M8230_SJ.4.1.100.100 16 VCC CBR 3622 1000 Alarm
M8230_SJ.4.2.200.200 17 VCC CBR 3622 1000 Alarm
 
ChanNumNextAvailable : 18
Local VpId NextAvailable : 1
 

接続がアラームの状態にあるかどうかを判断するには、Alarm カラムの状態を確認します。単一のポートについて詳細を表示するには、dspcon コマンドを使用します。

単一の接続の状態の表示

1 つの接続の設定と状態を表示するには、次のように dspcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcon <port_num.vpi.vci>
 

接続のポート番号、VPI、および VCI を指定してコマンドを入力します。ポート番号、VPI 番号および VCI 番号は、dspcons コマンドの表示で確認できます。

次の例では、PXM1 プラットフォームに搭載された AUSM カードにプロビジョニングされている単一接続の設定と状態を表示します。

:PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcon 1.100.100
 
-------------------------------------------
ChanNum: 16 RowStatus: Add
AdmnState: Up ChanState: Failed
---------- ---------- ---------- ----------
PORT-ALARM CTRLR-ABIT E-AIS/RDI I-AIS/RDI
---------- ---------- ---------- ----------
YES YES NO NO
-------------------------------------------
ChanNum: 16
RowStatus: Add
ConnAdminStatus: Up
ConnectionType: VCC
ServiceType: CBR1
ChanSvcFlag: PNNI
PortNum: 1
VPI: 100
VCI (For VCC): 100
Local VPId(for VPC): 0
EgressQNum: 1
IngressQDepth(cells): 1000
IngressDiscardOption: CLP hysterisis
IngressFrameDiscardThreshold 1000
IngressQCLPHigh(cells): 900
IngressQCLPLow(cells): 800
QCLPState: LOW
IngressEfciThreshold(cells): 1000
 
UPCEnable: Enabled
PeakCellRate[0+1](cells/sec): 3591
CellDelayVariation[0+1]: 10000 (micro secs)
PeakCellRate[0](cells/sec): 3591
CellDelayVariation[0]: 250000 (micro secs)
SustainedCellRate(cells/sec): 10
MaximumBurstSize(cells): 1024
SCRPolicing: CLP[0]
CLPTagEnable: Enabled
FrameGCRAEnable: Disable
 
InitialBurstSize(cells): 0
LocalRemoteLpbkState: Disable
ChanTestType: No Test
ChanTestState: Not In Progress
ChanRTDresult: 65535 ms
 
Ingress percentage util: 100
Egress percentage util : 100
Egress Service Rate: 3591
LocalVpi: 100
LocalVci: 100
LocalNSAP: 4700918100000000016444445c00000101230100
RemoteVpi: 0
RemoteVci: 0
RemoteNSAP: 0000000000000000000000000000000000000000
Mastership: Slave
VpcFlag: Vcc
RoutingPriority: 8
MaxCost: 2147483647
RestrictTrunkType: No Restriction
LocalConnPCR: 3591
LocalConnSCR: 10
LocalConnMCR: 10
RemoteConnPCR: 3591
RemoteConnSCR: 10
RemoteConnMCR: 10
LocalConnMBS: 1024
RemoteConnMBS: 1024
Chan Reroute: False
ConnPercentUtil: 100
ChanOvrSubOvrRide: Enabled
 
Stdabr Parameters:
Minimum Cell Rate: 10 Cells per second
Peak Cell Rate: 10 Cells per second
Initial Cell rate: 10 Cells per second
Rate Increase Factor: 64
Rate Decrease Factor: 16
Nrm -- Inrate Cell Count: 64
Trm -- Time limit for Frm: 255 milliseconds
Transient Buffer Exposure: 16777215 Cells
Fixed Round Trip Time: 0 milliseconds
ACR Decrease Time Factor: 500 milliseconds
Cutoff Decrease Factor: 16
AbrType: Switch behavior without VS/VD
 
ChanNumNextAvailable : 18
Local VpId NextAvailable : 1
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >
 

次の例では、PXM1 プラットフォームに搭載された AUSM カードにプロビジョニングされている特定の接続の設定と状態を表示します。

M8230_SJ.1.4.AUSM8.a > dspcon 1 100 100
 
ChanNum: 16
RowStatus: Add
ConnectionType: VCC
ServiceType: CBR
ChanSvcFlag: PVC
PortNum: 1
VPI: 100
VCI (For VCC): 100
Local VPId(for VPC): 0
EgressQNum: 1
IngressQDepth(cells): 1000
IngressDiscardOption: CLP hysterisis
IngressFrameDiscardThreshold 1000
IngressQCLPHigh(cells): 900
IngressQCLPLow(cells): 800
QCLPState: LOW
IngressEfciThreshold(cells): 1000
 
UPCEnable: Enabled
PeakCellRate[0+1](cells/sec): 3622
CellDelayVariation[0+1]: 10000 (micro secs)
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
PeakCellRate[0](cells/sec): 3622
CellDelayVariation[0]: 250000 (micro secs)
SustainedCellRate(cells/sec): 3622
MaximumBurstSize(cells): 1000
SCRPolicing: CLP[0]
CLPTagEnable: Enabled
FrameGCRAEnable: Disable
 
InitialBurstSize(cells): 0
ForesightEnable: Disable
ForeSightPeakCellRate(cells/sec): 3622
MinimumCellRate(cells/sec): 3622
InitialCellRate(cells/sec): 3622
 
LocalRemoteLpbkState: Disable
ChanTestType: No Test
ChanTestState: Not In Progress
ChanRTDresult: 65535 ms
 
Ingress percentage util: 100
Egress percentage util : 100
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
Egress Service Rate: 3622
LocalVpi: 100
LocalVci: 100
LocalNSAP: 4d383233305f534a000000000000000004000100
RemoteVpi: 0
RemoteVci: 0
RemoteNSAP: NULL NSAP
Mastership: Slave
VpcFlag: Vcc
ConnServiceType: CBR
RoutingPriority: 1
MaxCost: 2147483647
RestrictTrunkType: No Restriction
ConnPCR: 3622
ConnMCR: 3622
ConnPercentUtil: 100
ChanOvrSubOvrRide: Enabled
Stdabr Parameters:
Minimum Cell Rate: 10 Cells per second
Peak Cell Rate: 10 Cells per second
Initial Cell rate: 10 Cells per second
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
Rate Increase Factor: 64
Rate Decrease Factor: 16
Nrm -- Inrate Cell Count: 64
Trm -- Time limit for Frm: 255 milliseconds
Transient Buffer Exposure: 16777215 Cells
Fixed Round Trip Time: 0 milliseconds
ACR Decrease Time Factor: 500 milliseconds
Cutoff Decrease Factor: 16
AbrType: Switch behavior without VS/VD
 
ChanNumNextAvailable : 18
Local VpId NextAvailable : 1
 
M8230_SJ.1.4.AUSM8.a >
 

SPVC 接続の削除

各 SPVC 接続には、2 つのエンドポイントがあります。接続を完全に削除するには、両方のエンドポイントを削除する必要があります。SPVC 接続のエンドポイントを削除するには、次のように delcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > delcon <port_num.vpi.vci>
 

接続のポート番号、VPI、および VCI を指定してコマンドを入力します。ポート番号、VPI 番号および VCI 番号は、dspcons コマンドの表示で確認できます。

delcon コマンドは、接続の片端を削除します。SPVC のもう一方の端は、このコマンドでは削除できないことに注意してください。SPVC のもう一方の端は、同じサービス モジュール、同じスイッチ上の異なるサービス モジュール、または別のスイッチ上のサービス モジュールにあります。もう一方の端で delcon コマンドを実行して、SPVC 接続を完全に削除します。

PVC 接続の削除

各 PVC 接続には 2 つのエンドポイントがあります。接続を完全に削除するには、両方のエンドポイントを削除する必要があります。PVC の削除は、PVC がフィーダ セグメント接続か、ローカル接続によって異なります。

フィーダ セグメント接続の削除は次の手順で行います。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 フィーダ セグメント接続があるローカル AUSM または MPSM カードで、次のように delcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > delcon <port.vpi.vci>
 

または

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > delcon <port_num> <vpi> <vci>

port、vpi、 および vci パラメータに、削除する接続のポート番号、VPI、および VCI をそれぞれ指定します。PXM1 プラットフォームの場合、ポート番号、VPI、および VCI は、dspcons コマンドの出力で ConnID カラムに Nodename.Slot.Port.VPI.VCI の形式で表示されます。

フィーダ セグメント接続はサービス モジュール ユーザ ポートから PXM1 フィーダ トランクへのマスター接続としてだけ追加されるため、delcon コマンドはフィーダ セグメント接続の両端を削除します。

ステップ 3 削除する PVC が 2 セグメント フィーダ接続の一部である場合は、ATM コア ネットワークのルート接続を削除します。接続を削除する方法については、ATM コア ネットワーク内のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。『 Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5 』または『 Cisco BPX 8600 Series Installation and Configuration, Release 9.3.30』を参照してください。

ステップ 4 削除する PVC が 3 セグメント フィーダ接続の一部である場合は、ATM コア ネットワークのルート接続を削除し、リモート フィーダ スイッチにログインしてリモート サービス モジュールのフィーダ接続を削除します。

リモート スイッチのフィーダ接続の発信元が AUSM または MPSM ユーザ ポートの場合は、手順 2 に従って delcon コマンドを使用してフィーダ セグメント接続を削除します。

リモート フィーダ スイッチのフィーダ接続の発信元が ATM サービス モジュール以外のカードのユーザ ポートの場合は、接続の削除方法についてそのカードのマニュアルを参照してください。


 

フィーダ スイッチまたはスタンドアロン スイッチのローカル接続を削除するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 ローカル接続の一端がある AUSM または MPSM カードで、次のように delcon コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > delcon <port.vpi.vci>
 

または

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > delcon <port_num> <vpi> <vci>
 

port、vpi、 および vci パラメータに、削除する接続のポート番号、VPI、および VCI をそれぞれ指定します。PXM1 プラットフォームの場合、ポート番号、VPI、および VCI は、dspcons コマンドの出力で ConnID カラムに Nodename.Slot.Port.VPI.VCI の形式で表示されます。

ローカル接続がスレーブ エンドポイントおよびマスター エンドポイントとして追加されるため、 delcon コマンドはローカル接続の一方のエンドポイントだけを削除します。ローカル接続のもう一方のエンドポイントは、同じサービス モジュール、同じスイッチ上の異なるサービス モジュール、または別のスイッチ上のサービス モジュールにあります。

ステップ 3 ローカル接続のもう一方の端が AUSM または MPSM ユーザ ポートの場合は、手順 2 に従って delcon コマンドを使用してエンドポイントを削除します。

ローカル接続のもう一方のエンドポイントが ATM サービス モジュール以外のカードのユーザ ポートの場合は、接続の削除方法についてそのカードのマニュアルを参照してください。


 

接続のテスト

次の作業では、AUSM および MPSM カードで ATM 接続をテストする方法を説明します。

tstcon でのテスト

tstdelay でのテスト

tstcon コマンドと tstdelay コマンドを使用して簡単なテストを実行することにより、スイッチが接続の両端の間で通信できることを検証できます。また、cnftrafficgen コマンドを使用して長時間の連続テストを行うことにより、断続的なエラーを検出することができます。

tstcon でのテスト

tstcon コマンドでは、スイッチが接続の両端と通信できるかどうかが検証されます。tstcon コマンドで AUSM または MPSM カードの AUSM の接続をテストするには、次のようにコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > tstcon <port_num.vpi.vci>
 

接続のポート番号、VPI、および VCI を指定してコマンドを入力します。PXM1E および PXM45 プラットフォームの場合、ポート番号、VPI、および VCI は、dspcons コマンドの出力で Port、VPI および VCI カラムに表示されます。PXM1 プラットフォームの場合、ポート番号、VPI、および VCI は、dspcons コマンドの出力で ConnID カラムに Nodename.Slot.Port.VPI.VCI の形式で表示されます。

tstcon コマンドによるテストの例を次に示します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > tstcon 1.100.100
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >
TestCon in progress.
 
TestCon Passed.

tstcon コマンドでは、接続のローカル エンドからリモート エンドへ一連の監視セルを送出し、テストにパスしたことを示すメッセージか失敗したことを示すメッセージを表示します。接続のセグメントに問題があったり、設定が誤っている場合には、tstcon コマンドは失敗します。tstcon コマンドは、サービスの品質や Cisco MGX ネットワーク外の接続のテストは行いません。tstcon コマンドには次の制限があります。

ローカル接続、または Cisco バックボーン ネットワークを構成する階層型ネットワーク内の接続でだけ使用できます。

接続性を完全に検証するために接続の両端で実行する必要があります。

テストのパッシング結果は接続のエンドツーエンドのパフォーマンスを保証しません。

tstdelay でのテスト

tstdelay コマンドでは、スイッチが接続の両端と通信できるかどうか検証し、接続の遅延の測定結果を出力します。tstdelay コマンドで ATM の接続をテストするには、次のようにコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > tstdelay <port_num.vpi.vci>
 

接続のポート番号、VPI、および VCI を指定してコマンドを入力します。PXM1E および PXM45 プラットフォームの場合、ポート番号、VPI、および VCI は、dspcons コマンドの出力で Port、VPI および VCI カラムに表示されます。PXM1 プラットフォームの場合、ポート番号、VPI、および VCI は、dspcons コマンドの出力で ConnID カラムに Nodename.Slot.Port.VPI.VCI の形式で表示されます。

tstdelay コマンドによるテストの例を次に示します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > tstdelay 1.100.100
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >
TestDelay in progress.
 
TestDelay Passed with 1 ms.
 
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >

) tstdelay コマンドの制限は、tstcon コマンドの制限と同じです。


接続の統計情報の監視

AUSM および MPSM の接続の統計情報を表示、またはクリアするには、表 5-15 のコマンドを使用します。チャネル カウントと統計情報のコマンドを使用して、ネットワークに接続されているエンド ユーザの装置で送受信されるトラフィックを監視できます。SAR カウンタ コマンドを使用すると、セル バス SAR 統計情報を監視できます。

 

表 5-15 AUSM および MPSM の接続統計情報のコマンド

コマンド
目的

dspchancnt

特定の接続の接続統計情報を表示します

xdspchancnt

特定の接続の接続統計情報を表示します

clrchancnt

特定の接続の接続カウンタ値をクリアします

xclrchancnt

特定の接続の接続カウンタ値をクリアします

clrchancnts

AUSM または MPSM カードのすべての接続の接続カウンタ値をクリアします

dspsarcnt

特定の接続の接続 SAR 統計情報を表示します

dspsarcnts

AUSM または MPSM カードのすべての接続の接続 SAR 統計情報を表示します

clrsarcnt

特定の接続の接続 SAR カウンタ値をクリアします

clrsarcnts

AUSM または MPSM カードのすべての接続の接続 SAR カウンタ値をクリアします

次の例では、AUSM カードに対する dspchancnt コマンドの出力を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspchancnt 1.100.100
 
ChanNum: 17
ChannelState: Alarm
ChannelEgressRcvState: Receiving OAM AIS
ChannelEgressXmitState: Sending OAM AIS
ChannelIngressRcvState: Receiving AIS
ChannelIngressXmtState: Sending OAM AIS
ChanInServiceSeconds: 0
ChanIngressPeakQDepth(cells): 0
ChanIngressCurrQDepth(cells): 0
ChanIngressReceiveCells: 0
ChanIngressClpSetCells: 0
ChanIngressEfciSetRcvCells: 0
ChanIngressEfciSetXmtCells: 0
ChanIngressUpcClpSetCells: 0
ChanIngressQfullDiscardCells: 0
ChanIngressClpSetDiscardCells: 0
ChanIngressTransmitCells: 0
ChanShelfAlarmDiscardCells: 0
ChanEarlyPacketDiscardCells: 0
ChanPartialPacketDiscardCells: 0
ChanIngressTransmitAAL5Frames: 0
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
ChanIngressReceiveCellRate(cells/sec): 0
ChanIngressReceiveUtilization(percentage): 0
ChanIngressTransmitCellRate(cells/sec): 0
ChanIngressTransmitUtilization(percentage): 0
ChanEgressReceiveCellRate(cells/sec): 0
ChanEgressReceiveUtilization(percentage): 0
EgressPortQFullDiscardCells: 0
EgressPortQClpThreshDiscardCells: 0
ChanTransmitFifoFullCount (per card): 0
ChanIngressUpcScrExceedCells: 0
ChanIngressClpHystersisDiscardCells: 0
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

コマンドの出力で、送信(Tx)方向は ATM ネットワークやサービス モジュールから CPE への方向です。受信(Rx)方向は、CPE からサービス モジュールや ATM ネットワークへの方向です。

次の例では、AUSM カードに対する dspsarcnt コマンドの出力を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspsarcnt 1.100.100
 
SarShelfNum: 1
SarSlotNum: 28
SarChanNum: 17
Tx Rx
--------------- ---------------
Total Cells: 0 0
Total CellsCLP: 0 0
Total CellsAIS: 65872 65771
Total CellsFERF: 0 0
Total CellsEnd2EndLpBk: 0 0
Total CellsSegmentLpBk: 0 0
RcvCellsDiscOAM: 0
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

接続アラームの表示

アラーム状態になっている接続のリストを表示するには、dspcons コマンドを使用します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspcons
 
LCN Port VPI VCI Class Type M/S EgrQ Admin Alarm
---- ---- --- ----- ------- ----- --- ---- ----- -----
0017 001 100 00100 CBR1 VCC S 1 Up E-AIS/RDI
0018 002 200 00200 CBR1 VCC M 1 Up E-AIS/RDI
 
Number of channels: 2
 
ChanNumNextAvailable : 19
Local VpId NextAvailable : 1
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

dspcons コマンドで表示される接続アラームの状態には、次の階層があります。

ADMIN_DOWN、PORT_ALARM、CTRLR-ABIT、E-AIS/RDI、CELL LOSS

接続に存在するアラームのステータスと種類を表示するには、次のように dspcon コマンドを入力します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspcon 1 100 100
 
----------------------------------------------
ChanNum: 17 RowStatus: Add
AdmnState: Up ChanState: Alarm
---------- ---------- ---------- ----------
PORT-ALARM CTRLR-ABIT E-AIS/RDI I-AIS/RDI
---------- ---------- ---------- ----------
NO NO YES YES
-------------------------------------------
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
ChanNum: 17
RowStatus: Add
ConnAdminStatus: Up
ConnectionType: VCC
ServiceType: CBR1
ChanSvcFlag: PNNI
PortNum: 1
VPI: 100
VCI (For VCC): 100
Local VPId(for VPC): 0
EgressQNum: 1
IngressQDepth(cells): 1000
IngressDiscardOption: CLP hysterisis
IngressFrameDiscardThreshold 1000
IngressQCLPHigh(cells): 900
IngressQCLPLow(cells): 800
QCLPState: LOW
IngressEfciThreshold(cells): 1000
 
UPCEnable: Enabled
PeakCellRate[0+1](cells/sec): 3622
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
CellDelayVariation[0+1]: 10000 (micro secs)
PeakCellRate[0](cells/sec): 3622
CellDelayVariation[0]: 250000 (micro secs)
SustainedCellRate(cells/sec): 10
MaximumBurstSize(cells): 1024
SCRPolicing: CLP[0]
CLPTagEnable: Enabled
FrameGCRAEnable: Disable
 
InitialBurstSize(cells): 0
LocalRemoteLpbkState: Disable
ChanTestType: No Test
ChanTestState: Not In Progress
ChanRTDresult: 65535 ms
 
Ingress percentage util: 100
Egress percentage util : 100
Egress Service Rate: 3622
LocalVpi: 100
LocalVci: 100
LocalNSAP: 47009181000000000164444b6100000107e30100
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
RemoteVpi: 0
RemoteVci: 0
RemoteNSAP: NULL NSAP
Mastership: Slave
VpcFlag: Vcc
RoutingPriority: 8
ChanPreferredRouteId: 0
ChanDirectedRoute: No
MaxCost: 2147483647
RestrictTrunkType: No Restriction
LocalConnPCR: 3622
LocalConnSCR: 10
LocalConnMCR: 10
RemoteConnPCR: 3622
RemoteConnSCR: 10
RemoteConnMCR: 10
LocalConnMBS: 1024
RemoteConnMBS: 1024
Chan Reroute: False
ConnPercentUtil: 100
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
ChanOvrSubOvrRide: Enabled
 
Stdabr Parameters:
Minimum Cell Rate: 10 Cells per second
Peak Cell Rate: 10 Cells per second
Initial Cell rate: 10 Cells per second
Rate Increase Factor: 64
Rate Decrease Factor: 16
Nrm -- Inrate Cell Count: 64
Trm -- Time limit for Frm: 255 milliseconds
Transient Buffer Exposure: 16777215 Cells
Fixed Round Trip Time: 0 milliseconds
ACR Decrease Time Factor: 500 milliseconds
Cutoff Decrease Factor: 16
AbrType: Switch behavior without VS/VD
 
ChanNumNextAvailable : 19
Local VpId NextAvailable : 1
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >

ループバックの管理

ループバックは、物理回線と論理接続に関する問題を解決するための、トラブルシューティング ツールとして使用されます。次の項で、AUSM および MPSM カードでのループバックについて説明します。

AUSM カードのループバック

MPSM カードのループバック

AUSM カードのループバック

AUSM カードでは、回線チャネルのループバックがサポートされています。

回線のループバックを使用可能にする方法は次のとおりです。

AUSM の CLI コマンドを使用して、手動で回線をループバック モードに設定する。

AUSM の CLI コマンドを使用して、ループバックコード検出を有効にする。

SRM で PXM BERT CLI コマンドを使用して、回線をループバック モードにする。

チャネルのループバックは、AUSM カードで CLI コマンドを使用して使用可能にします。

表 5-16 に、AUSM カードでサポートされるループバック コマンドを示します。これらのコマンドの詳細な使用法については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-16 AUSM カードでサポートされるループバック コマンド

コマンド
AUSM-8T1E1

addlnloop

ローカル ループバック

dellnloop

ローカル ループバックの削除

cnflnloop

ループバックのコード検出

xcnfln 14

ローカル ループバック(-lpb オプション)

ループバック コードの検出(-detect オプション)

addchanloop 15

チャネル ローカル リモート ループバック

delchanloop

チャネル ローカル リモート ループバック2の削除

14.このコマンドではリモート ループバックはオプションとして表示されますが、サポートされません。リモート ループバックは SRM を使用して有効にする必要があります。

15.チャネル ローカル リモート ループバックはローカル カードで使用可能にされ、接続のリモート エンドにループバックされるため、ローカル リモートと呼ばれます。

MPSM カードのループバック

MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードは、回線ループバックとチャネル ループバックをサポートします。

回線のループバックを使用可能にする方法は次のとおりです。

MPSM の CLI コマンドを使用して、手動で回線をループバック モードに設定する。

MPSM の CLI コマンドを使用して、ループバックコード検出を有効にする。

SRM で PXM BERT CLI コマンドを使用して、回線をループバック モードにする。

チャネルのループバックは、MPSM カードで CLI コマンドを使用して使用可能にします。

図 5-1 に、MPSM-8T1E1 カードのアーキテクチャ内で各種のループバックが発生する場所を示します。

図 5-1 MPSM-8T1E1 での回線とチャネルのループバック

 

表 5-17 に、MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードでサポートされるループバック コマンドを示します。これらのコマンドの詳細な使用法については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-17 MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードでサポートされるループバック コマンド

コマンド
目的

addlnloop

回線をローカル ループバック モードに設定します。回線がローカル ループバック モードになると、すべてのデータがループバックしてネットワークに戻されます。

dellnloop

回線からローカル回線ループバック機能を削除します。

cnflnloop

ループバック コード検出を有効および無効にします。ループバック起動コードを検出すると、回線はリモート ループバックに入ります。リモート ループバックの状態にある回線は、CPE から送信されてきたデータを CPE にループバックします。

xcnfln

-lpb オプションを使用して、回線のローカル回線ループバック機能またはリモート回線ループバックを有効または無効にします。

-detect オプションを使用して、ループバック コード検出を有効にします。ループバック起動コードを検出すると、回線はリモート ループバックに入ります。

addchanloop 16

接続をチャネル ローカル リモート ループバックに設定します。

delchanloop1

接続のチャネル ローカル リモート ループバックの設定を解除します。

16.チャネル ローカル リモート ループバックはローカル カードで使用可能にされ、接続のリモート エンドにループバックされるため、ローカル リモートと呼ばれます。

ビット誤り率試験(BERT)の管理

次の項では、AUSM および MPSM カードでの Bit Error Rate Testing(BERT; ビット誤り率試験)について説明します。

SRM でサポートされる BERT

MPSM-8T1E1 オンボード BERT

MPSM オンライン診断の管理

BERT は、フル T1、E1 回線の正常性を調べるために使用します。BERT は、フラクショナル T1 および E1 回線に対しても使用することができます(この場合、単一または複数の DS0 が対象となります)。テストの範囲は、BERT パターン テスト、ループバック、およびモニタリング機能の 3 つに分類されます。

BERT では、擬似ランダム、反復、またはユーザ指定パターンを物理回線で送信します。ローカル エンドで受信したループバック パターンは、送信した元のテスト パターンと比較されます。物理インターフェイスまたは物理回線の品質は、受信したパターン内で検出したビット エラーの数によって決まります。ビット誤り率は「受信したエラービット数 / 送信したビット数」の式で計算されます。

BERT の操作ではデータが破壊され、操作中は、テスト対象の回線/ポートで通常のユーザ トラフィックが流れません。また、BERT セッションでは、テストするパスがループバック モードになっている必要があります。テストを開始すると、回線やポートはアラーム状態となり、テストが終了したときに正常な状態に戻ります。

BERT はあくまで診断機能であるので、性能に影響が出るような使い方をしてはなりません。ただし、テストされる回線やポートがアウト オブ サービス状態になるという意味で、このテストは破壊的/介入的な機能です。そのため、BERT を実行するとテストされる回線やポート上のチャネルがすべてアラーム状態となり、 そのアラームを知らせるためにトラップなどのトラフィック(AIS、など)が大量に発生することがあります。そのような状況になると、他の機能の性能に悪影響が出る可能性があります。

BERT を実行する一般的な手順は次のとおりです。

1. 接続されているエンド ユーザの装置がループバック コード検出をサポートしない場合は、装置の遠端をループバック モードに設定します。

2. BERT を設定します。次のパラメータを設定できます。

ループバックの種類(設定したループバックは、BERT の開始時に有効となり、BERT の終了時に無効となります)

送信パターン

エラー挿入率

3. BERT を開始します。指定したインターフェイスに対して BERT を開始します。テスト パターンを生成し、着信パターンを検出します。テスト パターンと着信パターンを比較してカウンタを更新します。

4. BERT 結果の表示を表示します。ビット誤りカウントとビット誤り率を表示します。

5. BERT を終了します。テスト パターンの生成と BERT を終了します。

SRM でサポートされる BERT

次の項では、SRM による BERT の概要を説明します。

SRM でサポートされる BERT の概要

SRM の BERT 設定パラメータ

SRM でサポートされる BERT の概要

Cisco MGX 8230、Cisco MGX 8250、Cisco MGX 8850(PXM1)、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)、および Cisco MGX 8830 スイッチでは、SRM-3T3/C、SRME、または SRME/Bcan の機能を一部利用して、MPSM-8T1-ATM、MPSM-8E1-ATM、AUSM-8T1/B、および AUSM-8E1/B カード上のアクティブな T1/E1 回線またはポートに対してビット誤り率試験(BERT)を実行します。

Cisco MGX 8850 のシェルフには、2 本の BERT バスがあります。1 本は上位ベイにあり、もう 1 本は下部ベイにあります。シャルフでは、同時に最大 2 つのセッションを実行できます。ただし、Cisco MGX 8830 のシェルフには BERT バスが 1 本しかないため、同時に実行できる BERT セッションは 1 つだけです。

PXM1、PXM1E、PXM45 プロセッサ カードには、SRM がサポートする BERT の設定、表示、変更、終了を行うコマンドがあります。

SRM がサポートする BERT を PXM1、PXM1E、および PXM45 プラットフォームに設定する手順については、『 Cisco MGX 8850 Edge Concentrator Installation and Configuration, Release 1.1.3 』および『 Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5 』を参照してください。

SRM の BERT 設定パラメータ

PXM プロセッサ カードで BERT を設定する場合、パラメータまたはメニュー項目の選択は、最初はテストされるカードの種類に依存し、次にテスト メディアが物理回線か論理ポートのいずれかであるかに依存します。

表 5-18 に、MPSM-8T1-ATM および AUSM-8T1/B で使用できる SRM サポートの BERT 設定オプションを示します。

 

表 5-18 MPSM-8T1-ATM および AUSM-8T1/B カードで使用できる SRM サポートの BERT 設定オプション

テスト
メディア
メディアの種類
テストの種類
ループ装置
BERT
テスト パターン
ループバックの種類

 

複数のタイムスロットを持つポート(Nx56K、Nx64K)

BERT パターン

ループバック

v5417

 

 

 

64K タイムスロットが 1 つのポート

BERT パターン

DDS シーク18

ループバック

ラッチ19

v541

すべて

 

l

遠端ループバック

 

リモート ループバック

ポート

 

56K タイムスロットが 1 つのポート

BERT パターン

DDS シーク2

ラッチなし20

2^9

2^11

 

 

 

ループバック

ラッチ3

v541

すべて

 

回線

 

BERT パターン

ループバック

インバンド/ESF21

メタリック22

すべて

遠端ループバック

リモート ループバック

メタリック ループバック

17.ポリノミアル ループバックを行う場合に指定します。送ったタイムスロットだけをループバックさせます。V54 は選択したチャネルだけをテストできます。T1 上の他のユーザ データには影響しません。

18.Digital Dataphone Services(DDS; デジタル データフォン サービス)検索は、監視型のテスト機能であり、単一の DS0 でだけ実行可能です。このテストは破壊的ではなく、Abnormal Station Condition、Block、Channel Loopback、DSU Loopback、Far End Voice、Idle、Loopback Enable、MTU Alert、Mux Out of Sync、OCU Loopback、Release、Test、Test Alert、Transition in Progress、および Unassigned MUX Channel のようなネットワーク トラブル コードを検出し、表示します。

19.データをラッチする機器はテスト シグナルが終了すると自動的にループバック機能を解除します。

20.データをラッチしない機器は、送信されたテスト パターンを受信すると自動的にループバックが有効になるので、テストを終了させた後、手動でループバック モードを解除する必要があります。

21.遠端インバンド ループバックまたは遠端 ESF ループバック

22.サービス モジュール内でのローカル ループバック。外部装置を使用しません。

表 5-19 に、MPSM-8E1-ATM および AUSM-8E1/B カードで使用できる SRM サポートの BERT 設定オプションを示します。

 

表 5-19 MPSM-8E1-ATM および AUSM-8E1/B カードで使用できる SRM サポートの BERT 設定オプション

テスト メディア
テストの種類
ループ装置
BERT
テスト パターン
ループバックの
種類

ポート

BERT パターン

ループバック

 

すべて

リモート ループバック

回線

BERT パターン

ループバック

メタリック23

すべて

リモート ループバック

メタリック ループバック

23.サービス モジュール内でのローカル ループバック。外部装置を使用しません。

表 5-20 に、SRM がサポートする選択可能な T1 BERT および E1 BERT のパターンを示します。

 

表 5-20 SRM でサポートされる T1 および E1 の BERT パターン

サポートされている T1 BERT および E1 BERT パターン
 

1. オール 0

2. オール 1

3. 0 と 1 の交互パターン

4. 00 と 11 の交互パターン

5. 2^15 - 1(ITU 以外)

6. 2^20 - 1

7. 2^20 - 1 QRSS

8. 2^23 - 1(ITU 以外)

9. 1 in 8

10. 3 in 24

11. DDS-1

12. DDS-2

13. DDS-3

14. DDS-4

15. DDS-5

16. 2^9

17. 2^11

ループバック テストでは、データの完全性ではなく、パスの完全性を監視します。ループバックの種類はテスト データの送信方向を示します。表 5-21 に、SRM がサポートするループバックの種類を示します。

 

表 5-21 SRM がサポートする BERT ループバック オプション

ループバックの種類
説明

遠端ループバック

サービス モジュールはデータを CPE に送信し、戻ってくるデータを受信します。遠端ループバックには、インバンド、ESF、SmartJack インバンド ループ コード(SRME のみ)の 3 つのタイプがあります。

リモート ループバック

サービス モジュールは CPE からデータを受信し、そのデータをループバックして CPE に送信します。リモートのループバックを設定する別の方法として、サービス モジュール上でループバック コードの検出を有効にし、CPE からループバック コードを送信するという方法があります。

メタリック ループバック

サービス モジュールはネットワークからデータを受信し、受信したデータをループバックしてネットワークに送信します。メタリック ループバックは、ローカルのループバックとは異なります。メタリック ループバックでは、送られてくるデータをサービス モジュールのバック カードにある物理ポートでネットワークへループバックしますが、ローカル ループバックでは、送られてくるデータをサービス モジュールのフレーマーでネットワークへループバックします。

MPSM-8T1E1 オンボード BERT

次の項では、MPSM-8T1E1 オンボード BERT 機能を使用してビット誤り率試験を管理する方法を説明します。

MPSM-8T1E1 オンボード BERT 機能

MPSM-8T1E1 カードでの BERT セッションの管理

MPSM-8T1E1 オンボード BERT 機能

設定されているインターフェイスおよびサービス タイプに関係なく、MPSM-8T1E1 カードの一般的な MPSM オンボード BERT 機能と制限には次のものがあります。

MPSM オンボード BERT セッションは、MPSM カードから起動します。

同じカードで SRM BERT と MPSM オンボード BERT を同時に使用できません。

回線ごとにサポートされる BERT セッションは 1 つだけです。

MPSM の 8 本の回線すべてを BERT セッション用に同時に設定できます。

BERT CLI コマンドはサービスには依存しません。

Cisco BERT MIB がサポートされています。

回線インバンド ループバック コードがサポートされています。

ポートのリモート ループバックはサポートされていません。

ポートのループバック送信はサポートされていません。

56K ポートのポート BERT セッションはサポートされていません。

BERT セッションを実行できるのはアクティブな MPSM カードだけです。

BERT ジェネレータ/検出器がサポートするテスト パターンは、CCITT/ITU O.150、O.151、O.152、O.153、および O.161 標準に準拠します。

表 5-22 に、MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードでサポートされるオンボード BERT コマンドを示します。これらのコマンドの詳細な使用法については、 第5章「AUSM/MPSM カードの管理」 を参照してください。

 

表 5-22 MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードでサポートされるオンボード BERT コマンド

コマンド
目的

cnfbert

回線またはポートにビット誤り率試験を設定します。

startbert

特定の回線またはポートに設定されたビット誤り率試験を開始します。

dspbert

cnfbert コマンドで設定した BERT パラメータと、現在の BERT セッションの状態を表示します。

dspbertstats

特定の回線またはポートに設定されたビット誤り率試験の統計情報を表示します。このコマンドを使用してビット誤り率試験の実行中の統計情報の変化を表示したり、テストの終了後にテスト期間中の累積された統計情報を表示できます。

clrbertstats

特定の回線またはポートに指定したビット誤り率試験のテスト期間中に累積されたすべての統計情報をクリアします。このコマンドを使用してビット誤り率試験の実行中に統計情報カウンタをリセットしたり、テストの終了後に統計情報カウンタをリセットできます。

insbiterror

特定の回線またはポートに設定した送信 BERT パターンにシングル ビット エラーを挿入します。

stopbert

特定の回線またはポートで実行されているビット誤り率試験を終了します。

delbert

回線またはポートに設定したビット誤り率試験を解除します。このコマンドを使用して実行中の BERT セッションを終了することも、BERT セッションの終了後に使用することもできます。

MPSM-8T1E1 カードでの BERT セッションの管理

MPSM-8T1E1 オンボード BERT 機能を使用してビット誤り率試験を管理するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 接続されているエンド ユーザの装置の遠端インターフェイスがループバック コード検出をサポートしない場合は、その装置にログインして、テスト対象の回線をループバック モードに設定します。

ステップ 2 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して MPSM の設定セッションを確立します。

ステップ 3 次のように cnfbert コマンドを入力して BERT セッションを設定します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > cnfbert <ifNumber> [-tp <TestPattern>] [-lpbk <loopback>] [-eir <errorInsertRate>]
 

表 5-23 に、MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードで使用する cnfbert コマンドのパラメータのリストと説明を示します。

 

表 5-23 cnfbert コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

ifNumber

設定するインターフェース番号を line.port の形式で指定します。


) 回線 BERT セッションを指定する場合、ポート番号は 0 です。


インターフェイス番号だけを指定し、その他のオプションを選択せずに cnfbert コマンドを入力すると、ビット誤り率試験はデフォルトでテスト パターン 25、ループバックなし、エラー挿入率なしに設定されます。

-tp

テスト パターン。デフォルトのテスト パターンは 25 です。

1 = オール 0

2 = オール 1

3 = 0、1 の交互パターン

4 = 00、11 の交互パターン

5 = 1 in 4

6 = 1 in 8

7 = 1 in 16

8 = 3 in 24

9 = インバンド ループバックをアクティブ化する

10 = インバンド ループバックを非アクティブ化する

11 = 3 ビット (2^3-1)

12 = 4 ビット (2^4-1)

13 = 5 ビット (2^5-1)

14 = 6 ビット (2^6-1)

15 = 7 ビット (2^7-1)

16 = 7 ビット (2^7-1) フラクショナル T1 ループ アップ

 

17 = 7 ビット (2^7-1) フラクショナル T1 ループ ダウン

18 = 9 ビット (2^9-1)

19 = 10 ビット (2^10-1)

20 = 11 ビット (2^11-1)

21 = 15 ビット (2^15-1)

22 = 17 ビット (2^17-1)

23 = 18 ビット (2^18-1)

24 = 20 ビット (2^20-1)(Cisco MGX Releases 5 および 1.3 ではサポートされない)

25 = 20 ビット (2^20-1) QRSS

26 = 21 ビット (2^21-1)

27 = 22 ビット (2^22-1)

28 = 23 ビット (2^23-1)

29 = 25 ビット (2^25-1)

30 = 28 ビット (2^28-1)

31 = 29 ビット (2^29-1)

32 = 31 ビット (2^31-1)

-lpbk

ループバック コード

回線インバンド = 12

ループバックなし = 15(デフォルト)

-eir

エラー挿入率

1 = エラーなし(デフォルト)

2 = 1 in 10

3 = 1 in 100

4 = 1 in 1,000

5 = 1 in 10,000

6 = 1 in 100,000

7 = 1 in 1,000,000

8 = 1 in 10,000,000

次の例では、回線 1 の MPSM-8T1-ATM カードに対してビット誤り率試験をデフォルト パラメータを使用して設定します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > cnfbert 1
 
Use startbert to start BERT
Use delbert followed by cnfbert to re-configure BERT parameters
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

ステップ 4 次のように dspbert コマンドを使用して、cnfbert コマンドで設定された BERT パラメータを表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspbert <ifNumber>
 

ifNumber パラメータに、BERT セッションに設定した回線とポート番号を line.port の形式で指定します。回線のテストを指定するには、ポート値に 0 を入力します。

次の例では、前の手順で設定した BERT パラメータを表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspbert 1
 
Interface Number : 1.0
Loopback Code : No Loopback
Pattern : TwoE20MinusOneQRSS
ErrorInsertRate : NoError
Start Date/Time : Not Started
Operational Status : Out Of Sync
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

ステップ 5 次のように startbert コマンドを入力して、ビット誤り率試験を開始します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > startbert <ifNumber>

 

ifNumber パラメータに、BERT セッションに設定した回線とポート番号を line.port の形式で指定します。回線のテストを指定するには、ポート値に 0 を入力します。

次の例では、BERT セッションを開始します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > startbert 1.1
 
ERR: Port BERT not supported for ATM/IMA Port
 

ステップ 6 dspbert コマンドを入力して、ビット誤り率試験の開始を確認します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspbert 1
 
Interface Number : 1.0
Loopback Code : No Loopback
Pattern : TwoE20MinusOneQRSS
ErrorInsertRate : NoError
Start Date/Time : Not Started
Operational Status : Out Of Sync
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

この例では、In Sync の Operational Status に、テストが問題なく開始されたことが示されています。

ステップ 7 次のように dspbertstats コマンドを入力して、実行中のビット誤り率試験の統計情報を表示します。

8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspbertstats <ifNumber>
 

ifNumber パラメータに、BERT セッションに設定した回線とポート番号を line.port の形式で指定します。回線のテストを指定するには、ポート値に 0 を入力します。

次の例では、実行中の BERT セッションの統計情報を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspbert 1
 
Interface Number : 1.0
Loopback Code : No Loopback
Pattern : TwoE20MinusOneQRSS
ErrorInsertRate : NoError
Start Date/Time : Not Started
Operational Status : Out Of Sync
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

テストを終了した後に dspbertstats コマンドを使用して、BERT セッションで収集した統計情報を表示することもできます。

BERT セッションの実行中、または BERT セッションを終了した後の増分統計情報をクリアするには、clrbertstats コマンドを使用して統計情報カウンタをリセットします。

ステップ 8 次のように insbiterror コマンドを入力して、アクティブな BERT セッションにシングル ビット エラーを挿入します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > insbiterror <ifNumber>
 

ifNumber パラメータに、BERT セッションに設定した回線とポート番号を line.port の形式で指定します。回線のテストを指定するには、ポート値に 0 を入力します。

次の例では、実行中の BERT セッションにシングル ビット エラーを挿入します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > insbiterror 1.1
 

ステップ 9 次のように stopbert コマンドを入力して BERT セッションを終了します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > delbert <ifNumber>
 

ifNumber パラメータに、BERT セッションに設定した回線とポート番号を line.port の形式で指定します。回線のテストを指定するには、ポート値に 0 を入力します。

次の例では、現在の BERT セッションを終了します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > stopbert 1.1
 

BERT セッションを終了した後、BERT セッションを再度開始する場合は startbert コマンドを使用します。

ステップ 10 次のように delbert コマンドを入力して BERT セッションの設定を解除します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > delbert <ifNumber>
 

ifNumber パラメータに、BERT セッションに設定した回線とポート番号を line.port の形式で指定します。回線のテストを指定するには、ポート値に 0 を入力します。

次の例では、現在の BERT セッションの設定を解除します。

MM8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > delbert 1
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

BERT セッションの設定パラメータを変更するには、delbert コマンドで現在の BERT 設定を解除してから、cnfbert コマンドで新しいパラメータを再設定する必要があります。


 

MPSM オンライン診断の管理

次の項では、MPSM-8T1E1 オンライン診断について説明します。

MPSM-8T1E1 オンライン診断機能

MPSM-8T1E1 でのオンライン診断の管理

MPSM-8T1E1 オンライン診断機能

MPSM-8T1E1 オンライン診断を使用して、MPSM カードの始動後のコンポーネントおよびデータ パスの状態をテストおよび監視します。これらのテストでは、ハードウェア診断だけを行い、動作エラーは検出しません。

オンライン診断テストは、カードの運用状態が「アクティブ」または「スタンバイ」の場合にランタイム ファームウェアによって実行されます。テストによってユーザ トラフィックが破壊されたり、影響を受けたりしないようにするために、アクティブなカードではこれらのテストの実行が制限されます。スタンバイ カードでは、切り換えに影響することなく、複雑なテストが実行されます。CLI コマンドを使用して、スタンバイ カードにこれらのテストを設定することはできません。カードをスタンバイ モードで実行するには、カードがアクティブ状態のときにこれらのテストを事前に設定する必要があります。


) Cisco MGX Releases 5 および 1.3 の場合、診断テストはアクティブ カードでだけサポートされます。


テストの失敗によりアラーム、ログ、およびトラップが生成されても、テスト設定のための SNMP サポートはありません。すべてのテスト設定は、MPSM カードで CLI コマンドを使用して行う必要があります。テストは、オンライン診断テストの一部として実行する、または個別に実行するようにスケジュールすることができます。

テストは、MPSM-8T1E1 カードに設定されたすべてのサービスの種類に共通です。ただし、NP 利用率テストはフレームリレー モードの MPSM カードではサポートされません。

表 5-24 に、MPSM-8T1E1 カードで使用できるオンライン診断テストを示します。

 

表 5-24 MPSM-8T1E1 オンライン診断テスト

テスト ID
テスト名
説明

1

Boot Checksum(ブート チェックサム)

フラッシュ メモリ内のブート コードのチェックサムを調べます。

2

Front card NVRAM Checksum(フロント カード NVRAM チェックサム)

フロント カード NVRAM チェックサム テストを実行します。

3

CPU Performance Monitor(CPU パフォーマンス モニタ)

アイドル時間をもとに CPU パフォーマンスを監視します。

4

NP Performance Monitor(NP パフォーマンス モニタ)

アイドル時間をもとにネットワーク プロセッサのパフォーマンスを監視します (このテストはフレームリレー モードではサポートされません)。

5

SLFP Access(SLFP アクセス)

SLFP FPGA の診断レジスタにアクセスし、パターン テストを実行してデータバスの完全性を確認します。

6

MPCTL Access(MPCTL アクセス)

MPCTL FPGA の診断レジスタにアクセスし、パターン テストを実行してデータバスの完全性を確認します。

7

FRAMER Access(FRAMER アクセス)

FRAMER の診断レジスタにアクセスし、パターン テストを実行してデータバスの完全性を確認します。

8

LDRAM Memory Availability(LDRAM メモリのアベイラビリティ)

使用可能な DRAM メモリを監視します。

9

Host Memory Availability(ホスト メモリのアベイラビリティ)

使用可能なホスト メモリを監視します。

10

Packet Memory Availability(パケット メモリのアベイラビリティ)

使用可能なパケット メモリを監視します。

11

Internal Memory Availability(内部メモリのアベイラビリティ)

使用可能な内部メモリを監視します。

12

Parameter Memory Availability(パラメータ メモリのアベイラビリティ)

使用可能なパラメータメモリを監視します。

13

Host Memory Access(ホスト メモリ アクセス)

ホスト メモリにアクセスし、診断パターン テストを実行してデータバスの完全性を確認します。

14

Packet Memory Access(パケット メモリ アクセス)

パケット メモリにアクセスして診断を実行してデータバスの完全性を確認します。

15

Parameter Memory Access(パラメータ メモリ アクセス)

パラメータ メモリにアクセスし、診断パターン テストを実行してデータバスの完全性を確認します。

16

MPCTL Error Monitor(MPCTL エラー モニタ)

MPCTL FPGA のエラー カウンタを監視します。

17

NP Error Monitor(NP エラー モニタ)

ネットワーク プロセッサ入力パラメータのエラー カウンタを監視します。

18

NP Health Check(NP の状態チェック)

ネットワーク プロセッサの状態をチェックします。

19

MPCTL Loopback(MPCTL ループバック)

MPCTL がループバックする診断 LCN にセルを挿入して、CPU と MPCTL の間のデータ パスを調べます。

20

PXM Data Path Loopback Test(PXM データ パス ループバック テスト)

PXM がループバックする診断 LCN にセルを挿入して、MPSM と PXM の間のデータ パスを調べます。

21

NP TDM Loopback Test(NP TDM ループバック テスト)

NP がループバックする診断 LCN にセルを挿入して、CPU と NP TDM ポートの間のデータ パスを調べます (このテストはアクティブ モードの MPSM カードではサポートされません)。

22

SLFP TDM Loopback Test(SLFP TDM ループバック テスト)

SLFP がループバックする診断 LCN にセルを挿入して、CPU と SLFP の間のデータ パスを調べます (このテストはアクティブ モードの MPSM カードではサポートされません)。

23

Framer Loopback Test(フレーマー ループバック テスト)

フレーマーがループバックする診断 LCN にセルを挿入して、CPU とフレーマーの間のデータ パスを調べます (このテストはアクティブ モードの MPSM カードではサポートされません)。

表 5-25 に、MPSM-8T1E1 カードでオンライン診断を設定して管理するための CLI コマンドを示します。これらのコマンドの詳細な使用法については、 第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」 を参照してください。

 

表 5-25 MPSM-8T1E1 オンライン診断コマンド

コマンド
目的

dspdiagtests

現在の MPSM カードに設定された使用可能なオンライン診断テストの完全なリストを表示します。テスト ID 番号オプションを指定してこのコマンドを使用すると、特定のオンライン診断テストの詳細が表示されます。

cnfdiagtest

一連のオンライン診断テストのメンバーである 1 つの診断テストのパラメータを変更します。このコマンドを使用して、すべてのオンライン診断テストを同時に変更することもできます。

rundiagtest

個別のオンライン診断テストを実行します。

dspdiagresults

設定した診断テストの実行結果を表示します。

clrdiagresults

設定したすべてのオンライン診断テストの実行結果をクリアします。

pausediag

スケジュールされたオンライン診断テストを一時的に停止します。

resumediag

一時的に停止された診断テストの実行を再開します。

MPSM-8T1E1 でのオンライン診断の管理

MPSM-8T1E1 でのオンライン診断を管理するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して MPSM の設定セッションを確立します。

ステップ 2 次のように dspdiagtests コマンドを入力して、MPSM-8T1E1 カードで使用可能なオンライン診断テストを表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspdiagtests
 
ID Name Enable Role StartTOD Period Iteratns
-- ---------------------------- ------- ------ -------- ------ --------
1 Boot Checksum No Active NOW 1440 FOREVER
2 Front card NVRAM Checksum No Active NOW 1440 FOREVER
3 CPU Performance Monitor No Active NOW 5 FOREVER
4 NP Performance Monitor No Active NOW 5 FOREVER
5 SLFP Access No Active NOW 5 FOREVER
6 MPCTL Access No Active NOW 5 FOREVER
7 FRAMER Access No Active NOW 5 FOREVER
8 LDRAM Memory Availability No Active NOW 5 FOREVER
9 Host Memory Availability No Active NOW 30 FOREVER
10 Packet Memory Availability No Active NOW 30 FOREVER
11 Internal Memory Availability No Active NOW 30 FOREVER
12 Parameter Memory Availability No Active NOW 30 FOREVER
13 Host Memory Access No Active NOW 1 FOREVER
14 Packet Memory Access No Active NOW 5 FOREVER
15 Parameter Memory Access No Active NOW 5 FOREVER
16 MPCTL Error Monitor No Active NOW 5 FOREVER
17 NP Error Monitor No Active NOW 5 FOREVER
18 NP Health Check No Active NOW 5 FOREVER
19 MPCTL Loopback No Active NOW 1 FOREVER
20 PXM Data Path Loopback Test No Active NOW 1 FOREVER
21 NP TDM Loopback Test No Active NOW 30 FOREVER
22 SLFP TDM Loopback Test No Active NOW 30 FOREVER
23 Framer Loopback Test No Active NOW 30 FOREVER
 
Online Diagnostic tests RUNNING.
 

dspdiagtests コマンドの出力には、使用可能なすべてのテストの現在の設定と状態が表示されます。

ステップ 3 次のように dspdiagtests コマンドを入力して、特定のオンライン診断テストの詳細情報を表示します。

M8250_SJ.1.22.MPSM8T1.FRM.a > dspdiagtests <TestId>
 

TestId パラメータには、dspdiagtests コマンドの出力に表示された、テストの ID 番号を指定します。

次の例では、テスト番号 10 の状態と設定を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspdiagtests 2
Test Name: Front card NVRAM Checksum
Function: Performs Front card NVRAM Checksum test.
Input Parameters: None
Note: This test cannot be run more than once a day.
Alarm Raised on Failure: Major
Recovery Action: N.A
Role: Active
Enable: No
StartTOD: NOW
Period: 1440
Iterations: FOREVER
Configured Parameters: N/A, N/A
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a
 

ステップ 4 次のように cnfdiagtest コマンドを入力して、特定のテスト、またはすべてのオンライン診断テストのデフォルト設定を変更します。

M8250_SJ.1.22.MPSM8T1.FRM.a > cnfdiagtest <TestId> [<enable|disable>] [-role <role>] [-startTOD <time>] [-period <period>] [-iterns <iterns>] [-param1 <param>] [-param2 <param>]
 

表 5-26 に、MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードで使用する cnfdiagtest コマンドのパラメータのリストと説明を示します。

 

表 5-26 cnfdiagtest コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

TestId

変更する診断テストのテスト ID 番号。範囲は 1~23 で、すべてのテストの場合は all を指定します。使用可能な診断テストとそのテスト ID 番号を表示するには、 dspdiagtests コマンドを入力します。


) all オプションと一緒に指定できるのは、enable|disable および -role オプションだけです。他のすべてのオプションは、個別の診断テストで使用します。


enable | disable

現在のカードの診断テストを有効または無効にします。

-role

指定した診断テストを実行するカードの状態

アクティブ状態 = 1


) Cisco MGX Releases 5 および 1.3 の場合、オンライン診断テストはアクティブ カードでだけサポートされます。


-startTOD

24 時形式(HH:MM)で指定する、診断テストの開始時刻。すぐに実行する場合は Now を入力します。

-period

診断テストを反復して実行する時間間隔(秒)

-iterns

診断テストを反復して実行する回数。断続的にテストを実行する場合は、-1 を指定します。

-param1

テストのパラメータ 1。各オンライン診断テストに設定できるパラメータを表示するには、dspdiagtests <TestId> コマンドを入力します。

-param2

テストのパラメータ 2。各オンライン診断テストに設定できるパラメータを表示するには、dspdiagtests <TestId> コマンドを入力します。

次の例では、診断テスト番号 9 の設定を変更します。この変更により、アクティブ状態で有効となり、テストはすぐに実行され、1 分の時間間隔で合計 2 回のテストが実行されます。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > cnfdiagtest 9 enable -role 1 -startTOD now -period 1 -iterns 2
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

ステップ 5 次のように rundiagtest コマンドを入力して、MPSM-8T1E1 カードでオンライン診断テストを実行します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > rundiagtest <TestId> [param1] [param2]
 

表 5-27 に、MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードで使用する rundiagtest コマンドのパラメータのリストと説明を示します。

 

表 5-27 rundiagtest コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

TestId

実行する診断テストのテスト ID 番号で、範囲は 1~23 です。使用可能な診断テストとそのテスト ID 番号を表示するには、 dspdiagtests コマンドを入力します。

param1

テストのパラメータ 1。各オンライン診断テストに設定できるパラメータを表示するには、dspdiagtests <TestId> コマンドを入力します。

param2

テストのパラメータ 2。各オンライン診断テストに設定できるパラメータを表示するには、dspdiagtests <TestId> コマンドを入力します。

次の例では、現在の MPSM-8T1-ATM カードでテスト番号 9 のオンライン診断テストを実行します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > rundiagtest 9 15
 
Host Memory Availability PASSED
 
M8250_SJ.1.22.MPSM8T1.FRM.a >
 

現在実行中のオンライン診断テストを一時停止するには、pausediag コマンドを入力します。一時停止したオンライン診断テストを再開するには、resumediag コマンドを入力します。

ステップ 6 次のように dspdiagresults コマンドを入力して、オンライン診断テストの結果を表示します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > dspdiagresults
 
Online Diagnostic tests RUNNING.
 
ID Name Enable Attempts FailCnt Result
-- ------------------------------ ------- -------- ------- -------
1 Boot Checksum No 0 0 N/A
2 Front card NVRAM Checksum No 0 0 N/A
3 CPU Performance Monitor No 0 0 N/A
4 NP Performance Monitor No 0 0 N/A
5 SLFP Access No 0 0 N/A
6 MPCTL Access No 0 0 N/A
7 FRAMER Access No 0 0 N/A
8 LDRAM Memory Availability No 0 0 N/A
9 Host Memory Availability Yes 4 0 Pass
10 Packet Memory Availability No 0 0 N/A
11 Internal Memory Availability No 0 0 N/A
12 Parameter Memory Availability No 0 0 N/A
13 Host Memory Access No 0 0 N/A
14 Packet Memory Access No 0 0 N/A
15 Parameter Memory Access No 0 0 N/A
16 MPCTL Error Monitor No 0 0 N/A
17 NP Error Monitor No 0 0 N/A
18 NP Health Check No 0 0 N/A
19 MPCTL Loopback No 0 0 N/A
20 PXM Data Path Loopback Test No 0 0 N/A
21 NP TDM Loopback Test No 0 0 N/A
22 SLFP TDM Loopback Test No 0 0 N/A
23 Framer Loopback Test No 0 0 N/A
 
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >
 

オンライン診断テストの結果をクリアするには、clrdiagresults コマンドを入力します。

ステップ 7 cnfdiagtests コマンドを入力して断続的に実行されているテストを終了します。

MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM カードで使用する cnfdiagtest コマンドのパラメータのリストと説明については、表 5-26 を参照してください。

次の例では、テスト番号 9 のオンライン診断テストを終了します。

M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a > cnfdiagtest 9 disable
 
M8850_SF.1.28.MPSM8T1.ATM.a >