Cisco MGX スイッチ Cisco ATM サービス (AUSM/MPSM) コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス
SPVC のプロビジョニングと管理 (PXM1E)
SPVC のプロビジョニングと管理(PXM1E)
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

SPVC のプロビジョニングと管理(PXM1E)

プロビジョニングの準備

プロビジョニング手順のクイックスタート

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM CBSM への SPVC 設定のクイックスタート

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC 設定のクイックスタート

AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定

SPVC のスレーブ側の設定

SPVC のマスター側の設定

SPVC のプロビジョニングと管理(PXM1E)

この章では、command-line interface(CLI; コマンド行インターフェイス)を使用して、AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上で SPVC をプロビジョニングして管理する方法について説明します。

次の項で、AUSM および MPSM カード上での ATM SPVC のプロビジョニング方法を説明します。

プロビジョニングの準備

プロビジョニング手順のクイックスタート

AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定


) 接続を追加する最も簡単な方法は、Cisco WAN Manager(CWM)アプリケーションを使用する方法です。CWM を使用して接続を設定する方法については、『Cisco WAN Manager User's Guide, Release 15』を参照してください。


ここでは、表 3-1 に示す SPVC 接続の種類をプロビジョニングする方法について説明します。

 

表 3-1 AUSM および MPSM カードで適用可能な SPVC 接続の種類

AUSM および MPSM の SPVC 接続の種類
説明

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM への SPVC

Soft Permanent Virtual Circuit(SPVC;ソフト相手先固定回線接続)は、リンク障害時に再ルーティングできる固定接続です。AUSM/MPSM から AUSM/MPSM への SPVC は、2 つの AUSM/MPSM ポート間で接続を確立します。このようなポートとしては、同一カード上にあるポート、同一スイッチ内の別カード上にあるポート、または別スイッチ内の別カード上にあるポートなどがあります。

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC は、AUSM ポートまたは MPSM ポートと、FRSM、RPM、または AXSM カードなどの AUSM/MPSM 以外のカード上のポート間で接続を確立します。接続するポートの場所は、同じスイッチ内の別のカード上、別のスイッチの別のカード上が考えられます。

設定を行ったことがあるユーザが最小限の手順で設定作業を完了できるように、この章では、設定のクイックスタート手順を示します。

初めて SPVC を設定する場合は、該当するクイックスタート手順を参照して、実行する作業の概要を理解してください。その後、クイックスタート手順で示されているそれぞれの項を参照して、詳細を理解してください。AUSM や MPSM カード接続の経験を重ねると、クイックスタート手順だけで設定作業が行えるようになります。


ヒント 大部分の CLI コマンドは、パラメータなしの入力で、コマンドに関する情報を調べることができます。通常、経験豊富なユーザであれば、クイックスタート手順とオンライン ヘルプだけで AUSM や MPSM カードの接続を設定できるようになります。



) この章で使用されているコマンドの詳細については、第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」を参照してください。


プロビジョニングの準備

AUSM および MPSM カード上で ATM SPVC をプロビジョニングする前に、物理回線を始動し、サービス モジュールに論理ポートを追加する必要があります。物理回線を始動し、論理ポートを追加する方法については、 第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 を参照してください。

プロビジョニング手順のクイックスタート

以降では、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)および Cisco MGX 8830 Release 5.0.10 スイッチに取り付けられている AUSM および MPSM カード上で SPVC のプロビジョニングを行う手順の概要を説明します。

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM CBSM への SPVC 設定のクイックスタート

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC 設定のクイックスタート

これらの手順は概要であり、MGX スイッチの設定に経験のあるユーザに対しては、手順の覚え書きとなるものです。

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM CBSM への SPVC 設定のクイックスタート

ソフト PVC(SPVC)は、permanent virtual circuit(PVC; 相手先固定接続)の一種であり、Private Network-to-Network Interface(PNNI; プライベート ネットワーク間インターフェイス)Version 1.0 プロトコルを使って再ルーティングすることができます。

PVC と SPVC は、ともに常時接続です。ただし、PVC では、使用している回線のパス(事前定義)が何らかの理由で使えなくなると、その PVC 自体も使えなくなります。逆に SPVC では、そのパスに使っているリンクが障害になったり接続に必要な帯域幅が足らなくなったりした場合でも、PNNI プロトコルを使ってリンクの経路を再設定して帯域幅を確保し、その接続を維持します。

2 つの AUSM/MPSM ATM ポート間または IMA グループ間(スイッチ内の同じカード上、同じスイッチ内の別のカード上、または別のスイッチのカード上の)に SPVC を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) このクイックスタート手順のすべての手順を実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

AUSM または MPSM カードのポートがあるスイッチ間をリンクするトランクを設定する方法については、該当のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』および『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。

AUSM または MPSM カードのポートがあるスイッチをリンクするトランクを設定します。

SPVC エンドポイントとなるノード間の PNNI 接続を検証します。

ステップ 3

第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 「回線設定のクイックスタート」を参照してください。

作成する SPVC の両端で、物理回線を始動します。

ステップ 4

第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 「ATM ポート設定のクイックスタート」または「IMA グループ設定のクイックスタート」を参照してください。

作成する SPVC の両端で、ATM ポートまたは IMA グループを設定します。

ステップ 5

addcon <Port> <VPI> <VCI>

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<Port>

cnfcon <Port.VPI.VCI>

SPVC のスレーブ側を設定します(両終端 SPVC を作成する場合)。

この章で後述する「AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定」を参照してください。

ステップ 6

addcon <Port> <VPI> <VCI>

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<Port> <VPI> <VCI>

または

dspcon <Port.VPI.VCI>

cnfcon <Port.VPI.VCI>

SPVC のマスター側を設定します。


) Cisco MGX Release 5.0.10 では、AUSM および MPSM カードは片終端の SPVC のマスター側になることはできません。


この章で後述する「AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定」を参照してください。

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC 設定のクイックスタート

AUSM や MPSM カードと AUSM/MPSM 以外のカード(たとえば、FRSM、RPM や AXSM カード)との間で SPVC を設定するには、AUSM - AUSM 接続の場合と同じように、両端を定義する必要があります。異なる点は、接続エンドポイントの設定方法について、AUSM/MPSM 以外の製品のマニュアルを参照する必要があることです。

AUSM/MPSM カードと AUSM/MPSM 以外のカードの間に SPVC を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) このクイックスタート手順のすべての手順を実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

AUSM または MPSM カードのポートがあるスイッチをリンクするトランクを設定する方法については、該当のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』および『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。

ATM ポートまたは IMA グループがあるスイッチを接続するトランクを設定します。

SPVC エンドポイントとなるノード間の PNNI 接続を検証します。

ステップ 3

第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 「回線設定のクイックスタート」を参照してください。

作成する SPVC の AUSM/MPSM 終端の両端で、物理回線を始動します。

ステップ 4

第2章「通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備」 「ATM ポート設定のクイックスタート」または「IMA グループ設定のクイックスタート」を参照してください。

作成する SPVC の AUSM 側で、ATM ポートまたは IMA グループを設定します。

ステップ 5

addcon <Port> <VPI> <VCI>

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<port.VPI.VCI>

cnfcon <Port.VPI.VCI>

SPVC のスレーブ側を設定します(両終端 SPVC を作成する場合)。

接続のスレーブ側が AUSM カードにある場合は、この章で後述する「AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定」を参照してください。

接続のスレーブ側が AUSM 以外のカードにある場合は、そのカードのマニュアルを参照してください。

ステップ 6

addcon <Port> <VPI> <VCI>

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<port.VPI.VCI>

cnfcon <Port.VPI.VCI>

SPVC のマスター側を設定します。


) このリリースでは、AUSM カードは片終端の SPVC のマスター側になることはできません。


接続のマスター側が AUSM カードにある場合は、この章で後述する「AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定」を参照してください。

接続のマスター側が AUSM 以外のカードにある場合は、そのカードのマニュアルを参照してください。

AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カード上での SPVC の設定

SPVC の追加および修正は、Cisco WAN Manager または CLI を使用して行うことができます。Cisco WAN Manaer アプリケーションを使用する場合は、該当のマニュアルを参照してください。

AUSM の SPVC は、1 つの ATM ポートと、別の ATM ポートの間で作成します。各 SPVC に 2 つのエンドポイントがあります。マスター エンドポイントは、ルーティングと再ルーティングの機能を行います。スレーブ エンドポイントは、接続設定と再ルーティングの際に、マスターからの要求に応答します。両方のエンドポイントは、ATM CPE が接続されているスイッチ上で設定します。これらのエンドポイントは、同じスイッチにある場合も、異なるスイッチにある場合もあります。

それぞれの SPVC にマスターとスレーブの関係があり、これらの関係はその SPVC 接続だけに適用されます。たとえば、マスターがノード A にあり、スレーブがノード B にある SPVC を作成し、次に、マスターがノード B にあり、スレーブがノード A にある別の SPVC を作成することができます。SPVC のマスター側をネットワーク ノード内で分散して、ルーティング処理機能を分散させるのが良い方法です。

AUSM カードには、次の 2 種類の SPVC を作成できます。

片終端 SPVC

両終端 SPVC

片終端 SPVC はマスター エンドポイントで定義され、スレーブ エンドポイント側の設定は不要です。片終端 SPVC の最大の利点は、設定の容易さです。いったん設定すれば、スレーブ エンドポイントはマスター エンドポイントによって自動的に設定され、使用できる状態になります。この機能を使用するには、他方のエンドポイントが片終端 SPVC に対応していることが条件になります。


) このソフトウェア リリースでは、AUSM カードがサポートするのは片終端 SPVC のスレーブ側だけです。つまり、この機能をサポートする別の装置で片終端 SPVC のマスター エンドポイントを設定することはできますが、AUSM カードにマスター エンドポイントを定義して片終端 SPVC を作成することはできません。両方の SPVC エンドポイントが AUSM カードで終端する場合は、両終端 SPVC を作成します。


両終端 SPVC は、マスター側とスレーブ側のエンドポイントをそれぞれ個別に設定する必要があります。エンドポイントは、スレーブ側をマスター側より先に設定する必要があります。このときに生成されるスレーブ アドレスを、マスター エンドポイントの設定時に指定するからです。

以降では、SPVC 接続のマスターとスレーブの設定方法について説明します。

SPVC のスレーブ側の設定

両終端 SPVC 接続を設定する場合、スレーブ側を最初に設定します。片終端 SPVC の場合は、スレーブ側のエンドポイントの設定は不要です。

両終端 SPVC のスレーブ側を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 次の addcon コマンドを入力して、SPVC のスレーブ側を定義します。

PXM1E_SJ.VHSHS2B.a > addcon <port_number> <vpi> <vci> [-ct <ConnectionType>] [-contp <ControllerType>] [-st <ServiceClassTtype>] [-master <MasterShip>] [-abrtype <ABRType>] [-abrpcr <ABRPCR>] [-abrmcr <ABRMCR>] [-osub <OvrSubFlag>] [-ipcu <IngrPercentUtil>] [-epcu <EgrPercentUtil>] [-upce <UpcEnable>] [-scrp <SCRPolicing>] [-ccdv <CDVT[0+1]>] [-cte <CLPTagEnable>] [-dis <DiscardOption>] [-pcr01 <IngrUpcPCR[0+1]>] [-scr <IngrUpcSCR>] [-cbs <MaxBurstSize>] [-maxcost <MaxCost>] [-rtngpri <RoutingPriority>] [-type <restrictedType>] [-rpcr <RemotePCR>] [-rscr <RemoteSCR>] [-rmcr <RemoteMCR>] [-rcbs <RemoteMaxBurstSize>]
 

) addcon コマンドが失敗して、「Failed to update disk」というメッセージが表示された場合は、PNNI コントローラが PXM1E カードに追加されていない可能性があります。PNNI コントローラの追加方法については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。


表 3-2 に、 addcon コマンドのパラメータとその説明を示します。この表で使用されている用語「ローカル」と「リモート」はそれぞれ、設定している側のローカル ポートの設定、および接続の他端のリモート ポートの設定を示します。オプションを省略すると、そのオプションのデフォルト値が SPVC の設定に使用されます。


注意 SPVC 接続を作成すると、すべての SPVC 接続を削除しない限り SPVC プレフィックスを変更できません。SPVC プレフィックスの変更手順については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。

 

表 3-2 addcon コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

port_num

接続を追加する ATM ポートまたは IMA グループの番号を入力します。設定されているポートのリストを表示するには、dspports コマンドを入力します。

vpi

0~255 の範囲で VPI 番号を入力します。

vci

35~65535 の範囲で VCI 番号を入力します。Virtual Path Connection(VPC; 仮想パス接続)の場合は、* を入力します。

-ct

接続の種類を入力します。

VCC = 0

VPC 範囲 = 1~1000

-contp

コントローラの種類。次のいずれかの種類を入力します。

1 = PAR

2 = PNNI(デフォルト)

3 = MPLS

-st

サービス クラスの種類。次のいずれかのサービスの種類を入力します。

CBR = 1(デフォルト)

CBR1 = 21

CBR2 = 31

CBR3 = 32

rtVBR = 5

rtVBR1 = 22

rtVBR2 = 23

rtVBR3 = 24

nrtVBR = 2

nrtVBR1 = 25

nrtVBR2 = 26

nrtVBR3 = 27

ABR = 3

UBR = 4

UBR1 = 28

UBR2 = 29

-master

接続の役割。次のいずれかのオプションを選択します。

1 = マスター

2 = スレーブ(デフォルト)

-rmc

リモート接続 ID。このオプションは、接続のマスター側を定義する場合にだけ使用します。addcon コマンドの出力で表示されるとおりに、スレーブ接続 ID を入力します。入力形式は RemoteNsapAddress.VPI.VCI です。

-abrtype

ABR 接続の動作の種類

スイッチ動作 = 1

送信元/送信先動作 = 2

-abrpcr

ABR 接続のピーク セルレート。範囲は、10~38328 cps です。

-abrmcr

ABR 接続の最小セルレート。範囲は、10~38328 cps です。

-osub

登録の変更。CAC を適用するには -osub 1 を入力します。CAC を無視するには -osub 2 を入力します。デフォルトは CAC 適用なしです。

-ipcu

入側回線使用率。範囲は 1~100 % です。デフォルト設定は 100 % です。

-epcu

出側回線使用率。範囲は 1~100 % です。デフォルト設定は 100 % です。

-upce

Usage Parameter Control(UPC; 使用パラメータ管理)機能。この機能を無効にする場合は 1 を入力し、有効にする場合は 2 を入力します。


) このオプションは、CBR (1)、nrtVBR (2)、ABR (3)、UBR (4)、および rtVBR (5) のサービス クラス タイプ(-st オプション)だけに適用されます。


-scrp

次の Sustainable Cell Rate(SCR; 平均セルレート)ポリシング方式

CLP[0] = 1

CLP[0+1] = 2

SCR ポリシングなし = 3


) このオプションは、サービス クラスの種類(-st オプション)が CBR (1)、nrtVBR (2)、ABR (3)、UBR (4)、および rtVBR (5) の場合にだけ適用されます。


-ccdv

Cell Delay Variation Tolerance(CDVT; セル遅延変動許容値)を入力します(CDVT[0+1])。範囲は、1~250000 ミリ秒です。

-cte

Cell Loss Priority(CLP; セル廃棄優先度)タギング機能。この機能を無効にする場合は 1 を入力し、有効にする場合は 2 を入力します。


) このオプションは、CBR (1)、nrtVBR (2)、ABR (3)、UBR (4)、および rtVBR (5) のサービス クラス タイプ(-st オプション)だけに適用されます。


-dis

セル廃棄方式を入力します。

CLP ヒステリシス = 1

フレーム ベース = 2

-pcr01

CLP = 0 および CLP = 1 のセルのピーク セルレート。範囲は、論理ポートの速度によって異なります。

T1 = 10~3622

E1 = 10~4528

クリア E1 = 10~4830

IMA T1 = 10~(3591×number_of_lines)

IMA E1 = 10~(4490×number_of_lines)

IMA クリア E1 = 10~(4789×number_of_lines)


) IMA グループの範囲は、グループ内のリンク数によって異なります。1 本の回線速度×回線数です。


-scr

入力 UPC の Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)を選択します。

完全 ATM ポート速度(T1 の場合 3622、E1 では 4528、clearE1 では 4830) = 10

IMA グループ速度 = ATM ポート速度×リンク数

-cbs

最大バースト サイズを入力します。範囲は、1~5000 セルです。

-maxcost

チャネルの最大エンドツーエンド コスト。範囲は 1~2,147,483,647 で、デフォルトは 2147483647 です。

-rtngpri

この接続のルーティング優先度。範囲は 1~15 で、デフォルトは 8 です。

-type

トランク制限オプション。接続ルーティングを地上トランクに制限する場合には、-type 2 を入力します。接続ルーティングを衛星トランクに制限する場合には、-type 3 を入力します。接続ルーティングを制限しない場合には、-type 1 を入力します。デフォルトは制限なしのルート接続です。

-rpcr

リモートのピーク セルレート(単位 cps(セル/秒))

完全 ATM ポート速度(T1 の場合 3622、E1 では 4528、clearE1 では 4830) = 10

IMA グループ速度 = ATM ポート速度×リンク数

-rscr

リモートの平均セルレート

完全 ATM ポート速度(T1 の場合 3622、E1 では 4528、clearE1 では 4830) = 10

IMA グループ速度 = ATM ポート速度×リンク数

-rmcr

リモートの最小セルレート

完全 ATM ポート速度(T1 の場合 3622、E1 では 4528、clearE1 では 4830) = 10

IMA グループ速度 = ATM ポート速度×リンク数

-rcbs

リモートの最大バースト サイズ。範囲は 1~5,000,000 です。


ヒント addcon コマンドを入力するときにこれらのオプションを省略すると、SPVC 接続では表 3-2 に示したデフォルト値が使用されます。オプションのデフォルト値を上書きするには、そのオプションに新しい値を入力します。

次の addcon コマンドでは、ポートを SPVC 接続のスレーブ側として定義します。表示の最後には、スレーブ側のローカル接続 ID が表示されます。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > addcon 1 100 100
 
Local Connection Id is : 4700918100000000016444445c00000101230100.100.100
 
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >
 

ステップ 3 addcon コマンドの完了時に表示される NSAP アドレスを書き留めます。SPVC 接続のマスター側を設定するときにこの NSAP アドレスが必要になります。


ヒント SPVC のマスター側を設定する場合、addcon コマンドで報告されたスレーブ側の ATM アドレスを入力する必要があります。現在のセッションを終了しないでおくか、このセッションで Copy コマンドを使用して ATM アドレスをコピーすれば、SPVC のマスター側となるスイッチ上で addcon コマンドを実行する際、そのセッションの Paste コマンドを使用できます。


ステップ 4 次のコマンドを入力して、SPVC の情報をすべて表示し、SPVC 接続のスレーブ側が追加されたことを確認します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcons
 
LCN Port VPI VCI Class Type M/S EgrQ Admin Alarm
---- ---- --- ----- ------- ----- --- ---- ----- -----
0016 001 100 00100 CBR1 VCC S 1 Up PORT-ALARM
 
Number of channels: 1
 
ChanNumNextAvailable : 17
Local VpId NextAvailable : 1
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >
 

ステップ 5 SPVC のマスター側を後日追加する場合は、次のように dspcon コマンドを入力してスレーブ接続 ID を表示することができます。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcon <port_num> <vpi> <vci>
 

マスター側エンドポイントで入力するスレーブ ID は、LocalNSAP.VPI.VCI の完全な形式で指定する必要があります。dspcon パラメータに対応する値が、この例で示されています。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcon 1 100 100
 
-------------------------------------------
ChanNum: 16 RowStatus: Add
AdmnState: Up ChanState: Failed
---------- ---------- ---------- ----------
PORT-ALARM CTRLR-ABIT E-AIS/RDI I-AIS/RDI
---------- ---------- ---------- ----------
YES YES NO NO
-------------------------------------------
ChanNum: 16
RowStatus: Add
ConnAdminStatus: Up
ConnectionType: VCC
ServiceType: CBR1
ChanSvcFlag: PNNI
PortNum: 1
VPI: 100
VCI (For VCC): 100
Local VPId(for VPC): 0
EgressQNum: 1
IngressQDepth(cells): 1000
IngressDiscardOption: CLP hysterisis
IngressFrameDiscardThreshold 1000
IngressQCLPHigh(cells): 900
IngressQCLPLow(cells): 800
QCLPState: LOW
IngressEfciThreshold(cells): 1000
 
UPCEnable: Enabled
PeakCellRate[0+1](cells/sec): 3591
CellDelayVariation[0+1]: 10000 (micro secs)
PeakCellRate[0](cells/sec): 3591
CellDelayVariation[0]: 250000 (micro secs)
SustainedCellRate(cells/sec): 10
MaximumBurstSize(cells): 1024
SCRPolicing: CLP[0]
CLPTagEnable: Enabled
FrameGCRAEnable: Disable
 
InitialBurstSize(cells): 0
LocalRemoteLpbkState: Disable
ChanTestType: No Test
ChanTestState: Not In Progress
ChanRTDresult: 65535 ms
 
Ingress percentage util: 100
Egress percentage util : 100
Egress Service Rate: 3591
LocalVpi: 100
LocalVci: 100
LocalNSAP: 4700918100000000016444445c00000101230100
RemoteVpi: 0
RemoteVci: 0
RemoteNSAP: 0000000000000000000000000000000000000000
Mastership: Slave
VpcFlag: Vcc
RoutingPriority: 8
MaxCost: 2147483647
RestrictTrunkType: No Restriction
LocalConnPCR: 3591
LocalConnSCR: 10
LocalConnMCR: 10
RemoteConnPCR: 3591
RemoteConnSCR: 10
RemoteConnMCR: 10
LocalConnMBS: 1024
RemoteConnMBS: 1024
Chan Reroute: False
ConnPercentUtil: 100
ChanOvrSubOvrRide: Enabled
 
Stdabr Parameters:
Minimum Cell Rate: 10 Cells per second
Peak Cell Rate: 10 Cells per second
Initial Cell rate: 10 Cells per second
Rate Increase Factor: 64
Rate Decrease Factor: 16
Nrm -- Inrate Cell Count: 64
Trm -- Time limit for Frm: 255 milliseconds
Transient Buffer Exposure: 16777215 Cells
Fixed Round Trip Time: 0 milliseconds
ACR Decrease Time Factor: 500 milliseconds
Cutoff Decrease Factor: 16
AbrType: Switch behavior without VS/VD
 
ChanNumNextAvailable : 17
Local VpId NextAvailable : 1
 
PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a >
 


 

SPVC のマスター側の設定

SPVC のマスター側を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。


ヒント この手順では、接続のスレーブ側の ATM アドレスを入力する必要があります。スレーブ側の接続を作成したときに使用したワークステーションからこのセッションを確立する場合は、Copy コマンドと Paste コマンドでデータ入力の誤りを回避できます。


ステップ 2 次のコマンドを入力して、SPVC のマスター側を定義します。

PXM1E_SJ.VHSHS2B.a > addcon <port_number> <vpi> <vci> [-ct <ConnectionType>] [-contp <ControllerType>] [-st <ServiceClassTtype>] [-master <MasterShip>] [-rmc <RemoteConnId>] [-abrtype <ABRType>] [-abrpcr <ABRPCR>] [-abrmcr <ABRMCR>] [-osub <OvrSubFlag>] [-ipcu <IngrPercentUtil>] [-epcu <EgrPercentUtil>] [-upce <UpcEnable>] [-scrp <SCRPolicing>] [-ccdv <CDVT[0+1]>] [-cte <CLPTagEnable>] [-dis <DiscardOption>] [-pcr01 <IngrUpcPCR[0+1]>] [-scr <IngrUpcSCR>] [-cbs <MaxBurstSize>] [-maxcost <MaxCost>] [-rtngpri <RoutingPriority>] [-type <restrictedType>] [-rpcr <RemotePCR>] [-rscr <RemoteSCR>] [-rmcr <RemoteMCR>] [-rcbs <RemoteMaxBurstSize>]
 

) addcon コマンドが失敗して、「Failed to update disk」というメッセージが表示された場合は、PNNI コントローラが PXM1E カードに追加されていない可能性があります。PNNI コントローラの追加方法については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。


表 3-2 に、 addcon コマンドのパラメータとその説明を示します。


ヒント addcon コマンドを入力するときにこれらのオプションを省略すると、表 3-2 に示したデフォルト値が使用されます。オプションのデフォルト値を上書きするには、そのオプションに新しい値を入力します。入力するパラメータはすべて、接続のスレーブ側に設定したパラメータと同一である必要があります。


次の addcon コマンドでは、ポートを両終端 SPVC のマスター側として定義します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > addcon 2 100 100 -master 1 -rmc 4700918100000000016444445c00000101230100.100.100
 

ステップ 3 接続リストに新しい SPVC 接続のマスター側があるかを確認するために、dspcons コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcons
 
LCN Port VPI VCI Class Type M/S EgrQ Admin Alarm
---- ---- --- ----- ------- ----- --- ---- ----- -----
0016 001 100 00100 CBR1 VCC S 1 Up PORT-ALARM
0017 002 100 00100 CBR1 VCC M 1 Up PORT-ALARM
 
Number of channels: 2
 
ChanNumNextAvailable : 18
Local VpId NextAvailable : 1
 

このコマンドでは、AUSM カードのすべての接続が表示されます。

ステップ 4 特定の SPVC エンドポイントの設定情報を表示するには、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcon <port_num> <vpi> <vci>
 

ポート、VPI、および VCI 番号は、dspcons コマンドで表示されます。

次の例は、前の例で作成された接続に対して dspcon コマンドを実行した場合の出力例です。この出力には、接続の両端に対する NSAP ID が示されています。

PXM1E_SJ.1.4.AUSMB8.a > dspcon 2 100 100
 
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ChanNum: 17 RowStatus: Add
AdmnState: Up ChanState: Alarm
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PORT-ALARM CTRLR-ABIT E-AIS/RDI I-AIS/RDI
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YES NO NO NO
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ChanNum: 17
RowStatus: Add
ConnAdminStatus: Up
ConnectionType: VCC
ServiceType: CBR1
ChanSvcFlag: PNNI
PortNum: 2
VPI: 100
VCI (For VCC): 100
Local VPId(for VPC): 0
EgressQNum: 1
IngressQDepth(cells): 1000
IngressDiscardOption: CLP hysterisis
IngressFrameDiscardThreshold 1000
IngressQCLPHigh(cells): 900
IngressQCLPLow(cells): 800
QCLPState: LOW
IngressEfciThreshold(cells): 1000
 
UPCEnable: Enabled
PeakCellRate[0+1](cells/sec): 3591
CellDelayVariation[0+1]: 10000 (micro secs)
PeakCellRate[0](cells/sec): 3591
CellDelayVariation[0]: 250000 (micro secs)
SustainedCellRate(cells/sec): 10
MaximumBurstSize(cells): 1024
SCRPolicing: CLP[0]
CLPTagEnable: Enabled
FrameGCRAEnable: Disable
 
InitialBurstSize(cells): 0
LocalRemoteLpbkState: Disable
ChanTestType: No Test
ChanTestState: Not In Progress
ChanRTDresult: 65535 ms
 
Ingress percentage util: 100
Egress percentage util : 100
Egress Service Rate: 3591
LocalVpi: 100
LocalVci: 100
LocalNSAP: 4700918100000000016444445c00000101230200
RemoteVpi: 100
RemoteVci: 100
RemoteNSAP: 4700918100000000016444445c00000101230100
Mastership: Master
VpcFlag: Vcc
RoutingPriority: 8
MaxCost: 2147483647
RestrictTrunkType: No Restriction
LocalConnPCR: 3591
LocalConnSCR: 10
LocalConnMCR: 10
RemoteConnPCR: 3591
RemoteConnSCR: 10
RemoteConnMCR: 10
LocalConnMBS: 1024
RemoteConnMBS: 1024
Chan Reroute: False
ConnPercentUtil: 100
ChanOvrSubOvrRide: Enabled
 
Stdabr Parameters:
Minimum Cell Rate: 10 Cells per second
Peak Cell Rate: 10 Cells per second
Initial Cell rate: 10 Cells per second
Rate Increase Factor: 64
Rate Decrease Factor: 16
Nrm -- Inrate Cell Count: 64
Trm -- Time limit for Frm: 255 milliseconds
Transient Buffer Exposure: 16777215 Cells
Fixed Round Trip Time: 0 milliseconds
ACR Decrease Time Factor: 500 milliseconds
Cutoff Decrease Factor: 16
AbrType: Switch behavior without VS/VD
 
ChanNumNextAvailable : 18
Local VpId NextAvailable : 1