Cisco MGX スイッチ Cisco ATM サービス (AUSM/MPSM) コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス
通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備
通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備

プロビジョニングの準備

プロビジョニング手順のクイックスタート

回線設定のクイックスタート

ATM ポート設定のクイックスタート

IMA グループ設定のクイックスタート

一般的な AUSM/MPSM のプロビジョニング手順

回線の始動

回線の設定

ATM ポートの追加

ATM の逆多重化の設定

IMA グループの追加

通信を行うための AUSM および MPSM の回線とポートの準備

この章では、command-line interface(CLI; コマンド行インターフェイス)を使用して、AUSM および MPSM カードの物理ポートで ATM 通信を始動させる方法について説明します。


) AUSM/MPSM カード、回線、ポートは、CiscoView アプリケーションを使用しても設定できます。詳細は、CiscoView のマニュアルを参照してください。



) 接続を追加する最も簡単な方法は、Cisco WAN Manager アプリケーションを使用する方法です。Cisco WAN Manager の GUI から接続を設定する方法については、『Cisco WAN Manager User's Guide』を参照してください。


ここでは、表 2-1 に示すリンクと接続の種類をプロビジョニングする方法について説明します。

 

表 2-1 AUSM および MPSM カードで適用可能なリンクおよび接続の種類

AUSM のリンクおよび接続の種類
説明

回線

回線は、AUSM/MPSM のポートと、他装置の同じ種類のポート(たとえば T1)との間に物理層の接続を確立します。

ポート

ポートは、回線を経由して ATM customer premises equipment(CPE; 顧客宅内機器)への ATM 通信を確立します。

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM への SPVC

soft permanent virtual circuits(SPVC; ソフト PVC)は、リンク障害の際に再ルーティングすることができる固定接続です。AUSM/MPSM から AUSM/MPSM への SPVC は、2 つの AUSM/MPSM ポート間で接続を確立します。接続するポートの場所は、同じカード上、同じスイッチ内の別のカード上、別のスイッチの別のカード上が考えられます。

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC

AUSM/MPSM から AUSM/MPSM 以外への SPVC は、AUSM/MPSM ポートと、FRSM、RPM、または AXSM カードなどの AUSM/MPSM 以外のカード上のポート間で接続を確立します。接続するポートの場所は、同じスイッチ内の別のカード上、別のスイッチの別のカード上が考えられます。

設定を行ったことがあるユーザが最小限の手順ですばやく設定作業を完了できるように、この章では、設定のクイックスタート手順を示します。

初めて接続の種類を設定する場合は、該当のクイックスタート手順を使用して、作業の概要を確認してください。次に、クイックスタート手順に記載されているマニュアルの該当項目を参照して、作業の詳細手順を確認してください。AUSM/MPSM カードの接続設定の経験を積むにつれて、クイックスタート手順を参照するだけで設定作業を行えるようになります。


ヒント ほとんどの CLI コマンドは、コマンドをパラメータなしで入力するとコマンドの情報を得ることができます。通常、設定に慣れている場合は、クイックスタート手順とこのオンライン ヘルプ機能を使用するだけで AUSM/MPSM カードの接続を設定できます。



) この章で使用するコマンドの詳細については、第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」を参照してください。


プロビジョニングの準備

初めて AUSM/MPSM カードを取り付ける場合は、カードを初期化してから設定を開始します。AUSM/MPSM カードは、カードの冗長化をサポートします。また、SRM カードの使用による、回線の冗長化とバルク分散もサポートします。接続のプロビジョニングを開始するには、まず対象のカードを初期化してから、カードと回線の冗長オプションを設定します。カードの初期化を行わないと、これらのオプションをサポートするために設定を後で変更しなければならないことがあります。

カードの初期化、およびカードと回線の冗長化の設定手順については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』または『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, and Cisco MGX 8830 Configuration Guide, Release 5』のどちらか該当するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

プロビジョニング手順のクイックスタート

以降の項では、MGX 8850(PXM1E)および 8830 Release 5 スイッチに取り付けられている AUSM/MPSM カードの通信機能をプロビジョニングするための簡略手順を説明します。これらの手順は概要であり、すでに MGX スイッチの設定を行ったことがあるユーザが手順を確認するのに役立ちます。

回線設定のクイックスタート

顧客宅内機器(CPE)との通信のために AUSM/MPSM 回線を準備するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) このクイックスタート手順の手順を実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

addln < line >

関連コマンド:
dsplns
dspln
< line >
delln < line >

回線を始動します。

このステップでは、 MGX スイッチと AMT 装置の間に物理層の接続を確立します。

この章で後述する「回線の始動」を参照してください。

ステップ 3

cnfln < options >

関連コマンド:
dsplns
dspln
< line >
delln < line >

このステップでは、デフォルトまたは既存の設定を変更する必要がある場合に、回線の設定を変更します(オプション)。

この章で後述する「回線の設定」を参照してください。

ATM ポート設定のクイックスタート

ATM ポートは、論理的なエンティティであり、MGX 8850 スイッチと CPE ATM 装置(たいていの場合はルータ)を接続する物理回線に ATM 層の通信を追加します。


) リンクを論理的に完結させるには、ATM 回線の両端の装置を互換性のある設定にする必要があります。


AUSM/MPSM カードの ATM ポートを設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) このクイックスタート手順のすべての手順を実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

addln < line >

通信を行う AUSM/MPSM 回線を準備します。

この章で前述した「 回線設定のクイックスタート 」を参照してください。

ステップ 3

addport < options >

関連コマンド:
dspport <port>

dspports

ATM ポートを追加します。

このステップでは、2 つの ATM 装置間に ATM 通信を確立します。

この章で後述する「ATM ポートの追加」を参照してください。

IMA グループ設定のクイックスタート

Inverse Multiplexing for ATM(IMA; ATM の逆多重化)グループは、論理的なエンティティ(ATM ポートのように)であり、MGX 8850 スイッチと CPE ATM 装置(たいていの場合はルータ)を接続する物理回線のグループに ATM 層の通信を追加します。IMA グループ内の物理回線は全体で、それぞれの回線のスループットの合計とほぼ等しいスループットをサポートします。たとえば、1 本の T1 回線で、約 3,591 cps(セル/秒)をサポートするとします。4 本の T1 回線で IMA グループを作成すると、この IMA グループは 14,364 cps までサポート可能です。IMA グループには 8 回線まで定義でき、最大 T1 スループットは 28,728 cps です。

IMA グループを作成するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) この簡易手順の各ステップを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

addln < line >

関連コマンド:
dsplns
dspln
< line >
delln < line >

IMA グループに追加する回線をすべて始動します。

この章で後述する「回線の始動」を参照してください。

ステップ 3

cnfln < options >

関連コマンド:
dsplns
dspln
< line >
delln < line >

このステップでは、デフォルトまたは既存の設定を変更する必要がある場合に、回線の設定を変更します(オプション)。

この章で後述する「回線の設定」を参照してください。

ステップ 4

addimagrp < options >

関連コマンド:
dsplns
dspimagrps
delimagrp

1 つの IMA グループに使用する回線を定義します。

この章で後述する「IMA グループの追加」を参照してください。

ステップ 5

cnfimagrp < options >

関連コマンド:
dspimagrps
dspimagrp

このステップでは、デフォルトまたは既存の設定を変更する必要がある場合に、IMA グループの設定を変更します(オプション)。

第5章「AUSM/MPSM カードの管理」 「IMA グループの設定」を参照してください。

一般的な AUSM/MPSM のプロビジョニング手順

ここでは、AUSM/MPSM カード通信を設定するための次のような手順について説明します。

回線の始動

回線の設定

ATM ポートの追加

IMA グループの追加

回線の始動

AUSM/MPSM カードを取り付けると、スイッチに最大 8 本の物理回線を追加できます。回線の設定、またはATM サービスのプロビジョニングを行うには、まず回線を始動する必要があります。

回線を始動する前、または停止した後、スイッチはその回線を監視しません。回線の始動前は、AUSM/MPSM ポートのその回線用のステータス表示灯は消えた状態であり、回線の全アラームは解除されています。

AUSM/MPSM カードで回線を始動すると、スイッチはその回線の監視を開始します。AUSM/MPSM カード ポートのステータス表示灯は、リモート デバイスとの物理層通信が確立されると緑色に点灯します。物理層の通信で障害が発生すると、そのポートのステータス ランプが赤色になり、アラームが報告されます。


ヒント 報告されるアラームの数を最小限にし、障害を示すポートのステータス表示灯(赤色)の点灯頻度を減らすには、通信を行うために実際に回線が必要になるまで回線を停止しておきます。


MGX スイッチで AUSM/MPSM の回線を始動するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP 1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 次のように cc コマンドを入力して、回線を始動する AUSM/MPSM カードを選択します。

PXM1E_SJ.1.7.PXM.a > cc <slotnumber>
 

< slotnumber> パラメータには、AUSM/MPSM カードが取り付けられているスロットの番号を指定します。

ステップ 3 次のように addln コマンドを入力して、AUSM/MPSM カードの回線をアクティブにします。

PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a > addln <line>
 

< line> パラメータには、回線を接続するバック カードのポートを示す番号を指定します。表 2-2 に、AUSM/MPSM カードの有効な回線番号を示します。

 

表 2-2 AUSM/MPSM カードの種類

フロント カード
有効な回線番号

AUSM-8T1/B

1~8

AUSM-8E1/B

1~8

MPSM-8T1

1~8

MPSM-8E1

1~8

ステップ 4 dsplns コマンドを入力して、AUSM/MPSM カードの全回線の現在の設定を表示します。

PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a > dsplns
 
Line Conn Type Status/Coding Length XmtClock Alarm Stats
Type Source Alarm
---- ----- ------------ ------ -------- ------------- -------- ----- -----
5.1 RJ-48 dsx1ESF Ena/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim No No
5.2 RJ-48 dsx1ESF Mod/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes Yes
5.3 RJ-48 dsx1ESF Mod/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes Yes
5.4 RJ-48 dsx1ESF Mod/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes Yes
5.5 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
5.6 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
5.7 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
5.8 RJ-48 dsx1ESF Ena/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes Yes
 
LineNumOfValidEntries: 8
 
PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a >
 

回線が正常に始動されると、Status カラムにその回線の状態が Ena(Enabled の略)と表示されます。

アラームの状態は、回線がリモート スイッチと通信しているかどうかを表します。アラームの状態が空白の場合や、 No と表示されている場合は、回線の両端の物理装置が物理層通信を確立したことを表します。物理層よりも上位層の通信は、AUSM/MPSM カード回線でポートを設定してから確立します。


 

回線の設定

すべての回線タイプはデフォルトの設定で始動されますが、接続する ATM 装置と設定が一致するかどうかわかりません。AUSM/MPSM カードの回線を設定する場合、接続の両端の装置が共有する回線上で同一の設定パラメータを使っているかどうかを確認する必要があります。

AUSM/MPSM カードの回線を設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP 1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 設定する AUSM/MPSM カードの回線番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力してカードの全回線の現在の設定を表示します。

PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a > dsplns
 

前述の 「回線の始動」で説明しているように、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 3 設定する特定の回線の設定情報を表示するには、次の形式で dspln コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a > dspln 1
 
LineNum: 1
LineConnectorType: RJ-48
LineType: dsx1ESF
LineEnable: Enabled
LineCoding: dsx1B8ZS
LineLength: 0-131 ft
LineXmtClockSource: LocalTiming
LineLoopbackCommand: NoLoop
LineSendCode: NoCode
LineUsedTimeslotsBitMap: 0xffffff
LineLoopbackCodeDetection: codeDetectDisabled
LineBERTEnable: Disable
 
LineNumOfValidEntries: 8
 
PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a >
 

上記の例の dspln コマンドでは、スロット 1 に取り付けられている AUSM/MPSM カードの T1 回線の設定パラメータを表示しています。

ステップ 4 次の形式で cnfln コマンドを入力して、AUSM/MPSM カードの回線を設定します。

PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a > cnfln <line_num> <line_code> <line_len> <clk_src> [E1-signalling]
 

表 2-3 に、AUSM/MPSM カードの T1 および E1 回線の設定に使用するパラメータを説明します。

 

表 2-3 cnfln コマンドの回線パラメータ

パラメータ
説明

line_num

設定する回線の番号を入力します。使用可能な回線を表示するには、dsplns コマンドを使用します。

line_code

次のライン コーディングを選択します。

B8ZS (T1) = 2

HDB3 (E1) = 3

line_len

次の回線の長さを入力します。

T1 での範囲

0~39.93 M(0~131 フィート)= 10

39.93~79.86 M(131~262 フィート)= 11

79.86~119.79 M(262~393 フィート)= 12

119.76~159.72 M(393~524 フィート)= 13

159.72~199.65 M(524~655 フィート)= 14

199.65 M(655 フィート)を超える場合 = 15

E1(SMB 回線モジュール使用)= 8

E1(RJ48 回線モジュール使用)= 9

clk_src

DSX1 クロック ソース

1 = ループ クロック

2 = ローカル クロック

E1-signalling

このオプションでは、E1 回線のシグナリング方式を選択します。次にリストされているシグナリングの組み合わせのキーワードを入力します。

CCS、CRC なし = CCS

CCS、CRC あり = CCS_CRC

クリア E1 = CLEAR

ステップ 5 該当の回線を指定して dspln コマンドを入力し、上記の手順で行った回線設定の変更内容を確認します。


 

ATM ポートの追加

前述の「回線の始動」では、正しい回線ポート番号を指定して物理回線を始動する方法について説明しました。回線ポートは、MGX 8850 スイッチのバック カードの回線コネクタに対応します。

回線を始動すると、2 つのネットワーク装置間に物理層の接続が確立されます。回線に ATM ポートを追加すると、その回線を使用して ATM 通信を行うことができます。

回線に ATM ポートを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用してコンフィギュレーション セッションを確立します。

ステップ 2 dsplns コマンドを入力して、ATM ポートを追加する回線の番号を確認します。

ステップ 3 使用する予定のポート番号が使用中でないことを確認します。AUSM/MPSM カードに設定されているポートのリストを表示するには、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspports
 
List of ATM ports:
==================
 
Port PortType Line# Portenable Speed PortState
---- -------- ----- ---------- ----- ---------
1.5 NNI 5 UP 3622 Line alarm
1.6 NNI 6 UP 3622 Line alarm
1.7 NNI 7 UP 3622 Line alarm
1.8 NNI 8 UP 3622 Line alarm
 
List of IMA groups:
===================
 
ImaGrp PortType Conf Avail Lines configured Lines present Tol Diff Port State
rate rate Delay(ms)
------ -------- ----- ----- --------------- --------------- --------- ----------
1.1 NNI 14364 14364 1.2.3.4 1.2.3.4 275 Active
 
NextPortNumAvailable: 3
 
ImaGrp Sync State
------ ----------
 
1.1 Far-End Permanent
 
Syntax : dspports
 
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

上記のポート リストでは、AUSM/MPSM カードに設定されているポート番号が Port カラムに表示されています。Port カラムのポート番号は、slot.port の形式で表されます。ピリオドの後ろの番号がポート番号です。ポートを追加する場合は、一意のポート番号を指定する必要があります。たとえば、ポート番号 2 が回線 2 に割り当てられている場合、ポート 2 を AUSM/MPSM カードのその他の回線に使用することはできません。

上記の例には、IMA グループ リストも表示されています。IMA グループは、複数の物理回線を使用する単一の ATM ポートとして動作します。IMA グループにグループ番号を割り当てると、その番号が ATM ポート番号となります。したがって、ATM ポートと IMA グループの両方に同じ番号を使用することはできません。

ステップ 4 次のコマンドを入力して、AUSM/MPSM カードに ATM ポートを追加します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addport <port_num> <port_type> <line_num>
 

表 2-4 に、 addport コマンドのパラメータとその説明を示します。

 

表 2-4 addport コマンドのパラメータ

パラメータまたはオプション
説明

port_num

ATM サービスを行うポート番号。ポート番号の範囲は 1~8 です。


) 使用可能なポート番号は ATM ポートと IMA グループで共通です。ポート番号が ATM ポート番号、または IMAグループ番号のいずれかとして使用されていると、そのポート番号はその他の ATM ポートまたは IMA グループに使用できません。


port_type

ATM サービスの種類

UNI = 1

NNI = 2

line_num

ポート定義を適用する回線番号。回線番号の範囲は、1~8 です。


) 回線が IMA グループに割り当てられている場合は、IMA グループからその回線を削除しないと、ATM ポートにその回線を使用できません。


次の addport コマンドの例では、ATM ポート 7 を UNI ポートとして 回線 7 に定義します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addport 7 1 7
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 

ステップ 5 特定のポートの設定情報を表示するには、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspport <port>
 

< port> パラメータには、設定時にポートに割り当てた番号を指定します。

次は、 dspport コマンドでポート番号 7を指定した出力の例です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspport 7
 
 
LogicalPortNumber: 7
Port Enable: UP
Port State: Line alarm
PortType: UNI
PhysicalPortNumber: 7
CellFraming: ATM
CellScramble: No Scramble
Plpp Loopback: No Loopback
Single-bit error correction: Disabled
 
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >
 


 


ヒント ポート設定を変更するには、cnfport コマンドを入力します。ポート設定を削除するには、delport コマンドを入力します。これらのコマンドの詳細については、第6章「AUSM/MPSM コマンド リファレンス」を参照してください。


ATM の逆多重化の設定

ATM の逆多重化(IMA)は、AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カードで使用されるプロトコルの 1 つです。IMA によって、複数の T1 または E1 インターフェイスから 1 つの高速 IMA インターフェイスを形成することができます。複数のリンクの組み合わせは IMA グループと呼ばれます。IMA グループ は、いくつかの IMA リンクから構成されます。

AUSM-8-T1E1/B および MPSM-8-T1E1 カードは、最大で 8 つの IMA グループをサポートします。


) MPSM-T3E3-155 カードには、IMA 設定のライセンスが必要です。IMA ライセンスを取得していない場合、MPSM-T3E3-155 カードでは IMA を設定できません。MPSM-T3E3-155 カードに割り当てられている、またはこのカードに必要な機能ライセンスを表示するには、dspliccd コマンドを入力します。


IMA は次の Cisco MGX 8850 および Cisco MGX 8830 カードでもサポートされます。

PXM1E-16-T1E1(下部ベイだけで最大 16 の IMA グループをサポート)

MGX-AUSM-8-T1(最大 8 つの IMA グループをサポート)

MGX-AUSM-8-E1/B(最大 8 つの IMA グループをサポート)

MGX-AXSM-32-T1E1-E(上部ベイで最大 16 個の IMA グループ。下部ベイで 16 個のグループ)


) PXM1E の IMA の詳細は、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。



) AUSM の IMA の詳細は、『Cisco AUSM Software Configuration Guide and Command Reference for MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830, Release 3』を参照してください。



) AXSM の IMA の詳細は、『Cisco ATM Services (AXSM) Configuration Guide and Command Reference for MGX Switches, Release 5』を参照してください。


SCT 番号 54 と 55 は、最大 4 回線の IMA グループをサポートします。5 回線以上の IMA グループをサポートする場合には、独自に SCT を作成する必要があります。

Cisco MGX 8850 および Cisco MGX 8830 スイッチは IMA Version 1.0 と 1.1 の両方をサポートします。

MPSM ポート上の IMA 設定は、次の 3 つの段階で構成されます。

1. IMA グループの作成と設定

2. IMA グループへの IMA リンクの追加

3. IMA グループへの IMA ポートの追加と設定

以降の項では、MPSM-T3E3155 ポートへの IMA 設定の詳細手順を説明します。

IMA グループの追加

IMA グループは、複数の物理回線をまとめた単一の ATM 論理ポートです。IMA グループを追加するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 GROUP 1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 グループ化する回線の番号がわからない場合は、 dsplns コマンドを入力して、カードの全回線の状態を表示します。

PXM1E_SJ.1.5.AUSMB8.a > dsplns
 

) 前述の「回線の始動」で説明しているように、回線を始動しない限り IMA グループにその回線を追加することはできません。回線の設定方法については、「回線の設定」を参照してください。


ステップ 3 addimagrp (または addaimgrp)コマンドを入力して、IMA グループを作成します。このコマンドのシンタックスは次のとおりです。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addimagrp <group_num> <port_type> <list_of_links> <minNumLink>
 

ヒント IMA グループの管理に使用するコマンドの多くには、2 つの形式があります。たとえば、addimagrp コマンドは、addaimgrp コマンドと同じパラメータを持ち、同じ機能を果たします。ATM Inverse Multiplexing(AIM; ATM 逆多重化)は、古い用語であり、ATM の逆多重化(IMA)でサポートされる機能と同じ機能を意味します。この機能を初めて利用する場合は、コマンド名に ima が入っているコマンドを使用してください。コマンド名に aim が入っているコマンドの使用に慣れている場合は、続けてそれらのコマンドを使用することができます。


 

表 2-5 addimagrp コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

group_num

IMA グループに使用する番号を入力します。

範囲:1~8


) AUSM/MPSM カードでは、IMA グループ番号を使用して、グループ接続の近端と遠端を識別します。IMA 接続の両端では、スイッチがループバック回線(近端の IMA グループ ID)と、リモート スイッチ接続を区別できるように、異なる IMA グループ ID を使用してください。


port_type

ポートのタイプを指定します。1 = UNI、2 = NNI

list_of_links

グループに含めるリンクを指定します。各リンク番号はピリオドで区切ります。たとえば、1.2.3.4 と指定すると、リンク 1~4 が IMA グループに追加されます。

minNumLink

グループの動作に必要な最小リンク数を入力します。たとえば、4 回線の IMA グループを作成して、最小数に 3 回線を指定すると、指定した 4 回線のうち 3 回線が動作していないとその IMA グループを使用できません。この値の範囲は 1~n です。n は、グループに割り当てた回線の数です。

次の例では、回線 1、2、3、および 4 を使用して NNI の IMA グループを作成します。最小回線数は 3 です。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > addimagrp 1 2 1.2.3.4 3
 

ステップ 4 dspimagrps コマンドを入力して、IMA グループが作成されたことを確認します。

PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a > dspimagrps
 
List of IMA groups:
===================
 
ImaGrp PortType Conf Avail Lines configured Lines present Tol Diff Port State
rate rate Delay(ms)
------ -------- ----- ----- --------------- --------------- --------- ----------
1.1 NNI 14364 14364 1.2.3.4 1.2.3.4 275 Active
1.2 NNI 14364 0 5.6.7.8 275 Sig. Failure
 
NextPortNumAvailable: 5
 
PXM1E_SJ.1.1.AUSMB8.a >