Cisco MGX スイッチ Cisco ATM サービス (AUSM/MPSM) コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス
概要
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発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

概要

ATM セル バス サービス モジュール カードの種類

8 ポートの AUSM および MPSM カードの機能

MPSM カードの機能

MPSM-8T1-ATM

MPSM-8E1-ATM

ATM の逆多重化

T1/E1 クロッキング メカニズム

MPSM-8T1E1、AUSM-8T1/B、および AUSM-8E1/B カードの相違点

サービス リソース モジュール(SRM)のサポート

概要

ATM UNI Service Module(AUSM; ATM UNI サービス モジュール)および Multiprotocol Service Module(MPSM; マルチプロトコル サービス モジュール)の主な機能は、 T1 または E1 速度の ATM UNI/NNI インターフェイスを提供することにより、ATM UNI ユーザ装置が ATM BPX ネットワーク上のトラフィックを送受信できるようにすることです。

この章では、Cisco MGX 8230、Cisco MGX 8250、Cisco MGX 8850(PXM1)、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)、および Cisco MGX 8830 スイッチに取り付けられた PXM1 または PXM1E コントローラ カードがサポートする AUSM カードと MPSM カードについて概要を説明します。また、これらのカードの機能や AUSM カードおよび MPSM カードで使用できる Service Resource Module(SRM; サービス リソース モジュール) についても説明します。

ATM セル バス サービス モジュール カードの種類

Cisco MGX 8230、Cisco MGX 8250、Cisco MGX 8850(PXM1)、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)、および Cisco MGX 8830 スイッチを PXM1 または PXM1E プロセッサ カードの制御下で運用すると、表 1-1 に示す AUSM カードおよび MPSM カードがサポートされます。

 

表 1-1 PXM1E コントローラがサポートする ATM セル バス サービス モジュール カードの種類

フロント カード
バック カード
最大ポート数
最大接続数

AUSM-8T1/B

RJ48-8T1、R-RJ48-8T1

8

1000

AUSM-8E1/B

RJ48-8E1、SMB-8E1、R-RJ48-8E1、R-SMB-8E1

8

1000

MPSM-8-T1

RJ48-8T1、R-RJ48-8T1

8

1000

MPSM-8-E1

RJ48-8E1、SMB-8E1、R-RJ48-8E1、R-SMB-8E1

8

1000

R-RJ48-8T1、R-RJ48-8E1、および R-SMB-8E1-R バック カードは、オプションの MGX-SRM-3T3/C カード、SRME カード、または SRME/B カードを使用すると、1:N 冗長構成をサポートします。

PXM1、PXM1E、および PXM45 プロセッサ カードがサポートする AUSM や MPSM カードの種類を 表 1-2 に示します。

 

表 1-2 PXM1 および PXM1E コントローラがサポートする AUSM カードと MPSM カード

フロント カードの種類
PXM1
PXM1E

AUSM-8T1/B

AUSM-8E1/B

MPSM-8T1E1

サービス モジュールの設定、モニタリング、制御に最適なツールは、機器管理については CiscoView、接続管理については Cisco WAN Manager です。ただし、command line interface(CLI; コマンド行インターフェイス)からもサービス モジュールにアクセスでき、初めての設置、トラブルシューティング、および低レベルの制御が便利な場合には非常に有効です。

8 ポートの AUSM および MPSM カードの機能

表 1-3 に、AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、MPSM-8T1-ATM、および MPSM-8E1-ATM カードの主要な機能を示します。

 

表 1-3 8 ポートの AUSM および MPSM カードの機能

機能
AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B
MPSM-8T1-ATM、MPSM-8E1-ATM

オンボード BERT

不可

IMA

オンライン診断

不可

冗長化

1:N

1:N

AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、MPSM-8T1-ATM、および MPSM-8E1-ATM カードは次の機能をサポートします。

最大 8 つの T1/E1 インターフェース

高ポート密度の CPE 用 ATM UNI:24 個のサービス モジュール スロットすべてに AUSM を実装すると、MGX 8850 スイッチ シェルフは最大 192 の T1 または E1 回線をサポートできます。各カード セットは、1000 のデータ接続と 16 の管理接続をサポートできます。

各カードの Inverse multiplexing for ATM(IMA; ATM の逆多重化)は、 N x T1 または N x E1 の論理ポートを、T1 で 12 MBps、E1 で 16 MBps の最大レートでサポートします。


) MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM は IMA version 1.1 をサポートし、IMA version 1.0 と相互運用可能です。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B は IMA Version 1.0 だけをサポートします。


Class of Service(COS; サービス クラス):CBR、ABR、非リアルタイム VBR、リアルタイム VBR および UBR に対応し、入力では VC ごとのキューイング、出力では複数の COS キューをサポートします。ABR は、ForeSight ABR と標準 ABR(TM 4.0準拠)の両方をサポートします。

統計情報収集

Virtual Path Connection(VPC; 仮想パス接続)

SPVC と PVC

回線からのネットワーク同期

bit error rate test(BERT; ビット誤り率試験)

BERT 機能。個々の回線または論理ポートで、ループバック パターンの生成と検証が可能です。BERT 機能については、『 Cisco MGX 8230, MGX 8250, and MGX 8850 (Release 1) Software Configuration Guide and Command Reference, Release 1.2.10 』を参照してください。

オプションの MGX-SRM-3T3/C カード、SRM-E カードによる 1:N 冗長構成

自動カード回復

SNMP と TFTP によりカード管理と接続管理をサポート

個別のネットワーク制御アプリケーションへのリソース配分

B8ZS または AMI ライン コーディング

ANSI T1.408 拡張スーパーフレーム形式のライン フレーミング

単一ポートとして構成可能な各インターフェイス

追加ポートおよびチャネル統計情報

以降の項では、AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、MPSM-8T1-ATM、および MPSM-8E1-ATM カードの機能についてさらに詳しく説明します。

MPSM カードの機能

既存のセル バス サービス モジュール(AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、CESM-8T1/B、CESM-8T1、CESM-8E1、FRSM-8T1、FRSM-8T1-C、FRSM-8E1、および FRSM-8E1-C)の後継機器として設計された MPSM-8T1E1 カードは、Any Service Any Card(ASAC)サービス モジュールで、複数のインターフェイス タイプ(T1 と E1)および複数のサービス タイプ(ATM、フレームリレー、回線エミュレーション)をサポートします。

MPSM-8T1E1 カードでは、サービスをプロビジョニングすることも、しないこともできます。サービスをプロビジョニングしない場合、MPSM-8T1E1 カードは冗長グループで使用し、物理カード タイプ名 MPSM-8T1E1 が保持されます。

特定のインターフェイスとサービス タイプをプロビジョニングすると、MPSM-8T1E1 カードはプロビジョニングしたインターフェイスとサービス タイプに従って論理カード タイプの名前を使用します。たとえば、PXM cnfcdmode コマンドを使用して、T1 インターフェイスを使用する ATM サービスに対して MPSM-8T1E1 をスタンバイ状態にプロビジョニングすると、カードの名前が MPSM-8T1-ATM 論理カード タイプの名前に変わります。

プロビジョニングするインターフェイスおよびサービス タイプに関係なく、MPSM-8T1E1 カードの一般的な機能には次のものがあります。

単一ファームウェア イメージですべてのサービスとプラットフォームをサポート

設定するサービス タイプとインターフェイス タイプはカード全体に有効

カード始動時間を短縮するために、ランタイム ファームウェアをフラッシュ メモリに格納

8 ポートのセル バス サービス モジュール(AUSM、CESM、および FRSM)の既存コマンド行インターフェイス(CLI)と CLI が一致

機能ライセンスを取得することによりオプションのソフトウェア機能(チャネル化、IMA、およびレート制御)が使用可能

PXM1E および PXM1 の基本システムで使用できる、VSI プロキシおよび Portable Auto Route(PAR; ポータブル自動ルート)を使用した接続のプロビジョニングをサポート

既存の 8 ポートのセル バス サービス モジュール(CBSM)バック カードをすべてサポート

既存の CBSM から MPSM への運用状態でのアップグレード

V54/PN127 拡張ループバック パターンの生成と検証を含む、オンボード NxDS0、T1/E1 BERT

オンライン診断

SRM と SRME による T1/E1 バルク分散、1:N 冗長構成、ループバック、および BERT のサポート。冗長構成機能は次のとおりです。

既存の CBSM と MPSM の間の 1:N 冗長構成(CBSM がプライマリ、MPSM がセカンダリ)

複数のサービス間(ATM、フレームリレー、回線エミュレーション)の 1:N 冗長構成。たとえば、MPSM-8T1E1 をセカンダリとして、単一の冗長グループで AUSM-8T1/B と FRSM-8T1 を構成できます。

MPSM 間の 1:N 冗長構成

それぞれの回線で 1 つの Nx64K ATM ポートまたは完全な T1E1 ATM ポートをサポート

MPSM-8T1-ATM

MPSM-8T1E1 カードで T1 インターフェイス タイプと ATM サービスのサポートを設定すると、カードが MPSM-8T1-ATM カードとなります。MPSM-8T1-ATM カードは、すべての AUSM-8T1/B カードに共通の機能と、AUSM-8T1 カードに固有の機能をサポートします。

MPSM-8T1-ATM カードには、8 つ T1 インターフェイスがあり、各インターフェイスで最大 1.544 MBps のチャネル化全二重通信が可能です(カード全体で 12.352 MBps のスループット)。各回線の物理コネクタは RJ48 コネクタです。

MPSM-8T1-ATM では、T1 ごとに非チャネル化にするかどうかを選択できます。

MPSM-8E1-ATM

MPSM-8T1E1 カードで E1 インターフェイス タイプと ATM サービスのサポートを設定すると、カードが MPSM-8E1-ATM カードとなります。MPSM-8E1-ATM カードは、すべての AUSM-8E1/B カードに共通の機能と、AUSM-8E1 カードに固有の機能をサポートします。

MPSM-8E1-ATM カードには、8 つ E1 インターフェイスがあり、各インターフェイスで最大 2.048 MBps のチャネル化全二重通信が可能です(カード全体で 14 MBps のスループット)。各カードの物理コネクタは、RJ48 コネクタか SMB コネクタです。

ATM の逆多重化

ATM の逆多重化(IMA)は、AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、MPSM-8T1-ATM、および MPSM-8E1-ATM で使用されるプロトコルです。IMA によって、複数の T1 や E1 インターフェイスから 1 つの高速 IMA インターフェイスを形成することが可能になります。

複数のリンクの組み合わせは IMA グループと呼ばれます。IMA グループ は、いくつかの IMA リンクから構成されます。

AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、MPSM-8T1-ATM、および MPSM-8E1-ATM カードでは、カードごとに最大 8 つの IMA グループをサポートします。

IMA は次の Cisco MGX 8850 および Cisco MGX 8830 カードでもサポートされます。

PXM1E-16-T1E1(下部ベイだけで最大 16 の IMA グループをサポート)

AXSM-32-T1E1-E(最大 32 の IMA グループをサポート。上部ベイで 16 個のグループ、下部ベイで 16 個のグループ。IMA グループ内のすべての IMA リンクは同じベイにある必要があります)


) PXM1E の IMA の詳細は、『Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5』を参照してください。



) AXSM-32-T1E1-E の IMA の詳細は、『Cisco ATM Services (AXSM) Configuration Guide and Command Reference for MGX Switches, Release 5』を参照してください。


SCT 番号 54 と 55 は IMA グループをサポートします。ただし、最大で 4 回線の IMA グループだけをサポートします。5 回線以上の IMA グループをサポートする場合には、独自に SCT を作成する必要があります。

AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B は IMA Version 1.0 だけをサポートします。MPSM-8T1-ATM および MPSM-8E1-ATM では、IMA Versions 1.0 と IMA Versions 1.1 の両方をサポートします。

T1/E1 クロッキング メカニズム

AUSM-8T1/B、AUSM-8E1/B、MPSM-8T1-ATM、および MPSM-8E1-ATM では、物理インターフェイス Tx クロックを図 1-1 に示すソースから選択できます。

1. Rx 回線クロックから取得するループ クロッキング

2. PXM から取得する MGX ローカル スイッチ クロック(同期)

図 1-1 T1/E1 クロッキング メカニズム

 

MPSM-8T1E1、AUSM-8T1/B、および AUSM-8E1/B カードの相違点

MPSM-8T1E1 カード、AUSM-8T1/B カード、および AUSM-8E1/B カードには次の違いがあります。

MPSM-8T1E1 カードでは、サービス リソース モジュール(SRM)とオンボード BERT 機能を使用して BERT をサポートします。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードでは、SRM だけで BERT をサポートします。

MPSM-8T1E1 カードは、アクティブなカードとスタンバイ カードの両方に対してオンライン診断をサポートします。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードはオンライン診断をサポートしません。

AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは 1 ビット HEC 訂正をサポートしますが、MPSM-8T1E1 カードはサポートしません。

AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは PLPP のローカルとリモート ループバックをサポートしますが、MPSM-8T1E1 カードはサポートしません。

AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは 5 つの出力キュー アルゴリズムをサポートします。 cnfportq コマンドを使用して、 MaxBwInc および MinBwInc パラメータを設定できます。MPSM-8T1E1 カードはデフォルトの出力キュー アルゴリズム 3(FIFO)だけをサポートします。 MaxBwInc および MinBwInc パラメータは cnfportq コマンドで設定できません。

MPSM-8T1E1 カードでは、IMA セル遅延は 2.5 ミリ秒です。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードでは、IMA セル遅延は 1.5 ミリ秒です。

MPSM-8T1E1 カードは IMA Version 1.1 をサポートします。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは IMA Version 1.0 だけをサポートします。

MPSM-8T1E1 カードでは、 addimagrp コマンドおよび cnfimagrp コマンドを使用して新規オプションの IMA version number TX IMA ID を設定できます。AUSM-8T1/B カードや AUSM-8E1/B カードでは、これらのオプションをサポートしません。

dspimagrp コマンドは、MPSM-8T1E1 カードの IMA version number TX IMA ID を表示します。AUSM-8T1/B や AUSM-8E1/B カードで dspimagrp コマンドを実行しても、これらの情報は表示されません。

MPSM-8T1E1 カードは、新しい cnfimaparms コマンドで設定可能な IMA TxID と Rx ID をサポートします。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは、IMA TxID や Rx ID、 cnfimaparms コマンドもサポートしません。

MPSM-8T1E1 カードで dspimainfo コマンドを入力すると、「Fault(障害)」、「Misconnected(接続ミス)」、「Blocked(ブロック)」、または「Failed(失敗)」のどれかの理由で使用不可能となったリンクが表示されます。AUSM-8T1/B または AUSM-8E1/B カードで dspimainfo コマンドを入力すると、リンクが「Unusable(使用不可能)」であることだけが表示されます。

MPSM-8T1E1 カードは、IMA ポートで設定可能なフレームの長さをサポートします。フレームの長さは 32、64、128、または 256 のどれかに設定できます。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは、フレームの長さとして 128 だけをサポートします。

MPSM-8T1E1 カードは、CTC クロッキングと ITC クロッキングをサポートします。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは、CTC クロッキングだけをサポートします。

MPSM-8T1E1 カードは、NxDS0 ATM UNI ポートと完全な T1E1 ATM UNI ポートをサポートします。AUSM-8T1/B および AUSM-8E1/B カードは完全な T1/E1 ATM UNI ポートだけをサポートします。

MPSM-8T1E1 カードは、 dspchancnt コマンドで次に示す新しい ATM 統計情報カウンタを表示します。

chanIngrCLPSetDiscard:PCR を超過したときに廃棄された、CLP が設定された入力セルの数

chanIngrUPCSCRExceedDiscard:第 2 バケット違反のために廃棄された、CLP が設定された入力セルの数

chanIngrUPCCLPHysterisisDiscard:CLP しきい値を超過したときに廃棄された、CLP が設定された入力セルの数

chanEpdDiscCells:EPD のために廃棄されたセル数

chanPpdDiscCells:PPD のために廃棄されたセル数

サービス リソース モジュール(SRM)のサポート

Cisco MGX スイッチは、サービス モジュールに対して 1:1 および 1:N 冗長構成をサポートしています。1:N 冗長構成機能では、MGX スイッチにサービス リソース モジュール(SRM)カードが搭載されている必要があります。このリリースの Cisco MGX スイッチでサポートされている SRM モジュールは、SRM-3T3/C、SRME、および SRME/B の 3 種類です。

SRM は、1:N 冗長性を備えたバルク モード分散機能、非バルク モード 1:N 冗長機能、および T1 や E1 サービス モジュール回線およびポートに対する BERT 機能を管理します。バック カードに T1 または E1 アクセス回線が物理的に接続されているカードは、非バルク モードです。スイッチのバックプレーンを通して SRM から T1 または E1 のアクセス回線が接続されているカードは、バルク モードで動作します。

非バルク モード カードの場合、1:N 冗長ではバックプレーンの冗長バスを使用して、故障したプライマリ カードからアクティブなセカンダリ フロント カードへユーザ トラフィックを渡します。非バルク モードでは、複数の 1:N 冗長グループが定義できます。ただし、アクティブなバックアップ動作は常にベイ内の 1 つのグループだけで許可されます。このモードでは、SRM のバック カードは必要ありません。

バルク モードのカードでは、分散バスを使用してセカンダリ カードにユーザ トラフィックを渡します。バルク分散モードでは、複数の 1:N 冗長グループを定義できます。分散バスは複数のトラフィック フローを処理できるので、複数のセカンダリ カードを同時にアクティブにできます。バルク モードでは、SRM の運用にバック カードが必要です。

CBSM の 1:N 冗長構成を計画するときは、次のことを考慮してください。

バルク モード 1:N 冗長構成には、サービス モジュール バック カードは必要ありません。

非バルク モード 1:N 冗長構成には、サービス モジュール バック カードが必要です。

非バルク モード 1:N 冗長構成のスタンバイ モジュールには、「R-」冗長バック カード タイプ(R-RJ48-8T1E1 または R-SMB-8E1)を使用する必要があります。

Y 字型ケーブルによる 1:1 冗長構成は、どの 8 ポート CBSM でもサポートされていません。

SRM-3T3/C は、Cisco MGX 8230、Cisco MGX 8250、Cisco MGX 8850(PXM1)、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)、または Cisco MGX 8830 スイッチでサポートされています。このモジュールは冗長構成サービスと BERT サービスを提供するとともに、BNC-3T3-M バック カードを使用してシェルフ上で行う T3 から T1 へのバルク分散を管理します。SRM-3T3/C T1 バルク分散機能には、次の機能と制約があります。

Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)では、ベイごとに 3 本の T3 回線を最大 80 本の T1 回線へ分散できます。ただし、スロット 9、10、25 および 26 ではバルク分散はサポートされません。

Cisco MGX 8830 では、3 本の T3 回線から最大 64 本の T1 回線へ分散できます。バルク分散は、8 個あるサービス モジュール スロットのすべてで可能です。

サービス モジュールには、SRM-3T3/C からの T1 回線をすべて接続するか、または、そのサービス モジュールのバック カードからの T1 回線をすべて接続する必要があります。サービス モジュールの T1 チャネルを 1 本でも SRM-3T3/C にリンクすると、そのサービス モジュールのバック カードが運用できなくなります。

バルク T1 バルク分散を使用する場合には、サービス モジュールのバック カードは不要です。

SRME は Cisco MGX 8230、Cisco MGX 8250、Cisco MGX 8850(PXM1)、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)、または Cisco MGX 8830 スイッチでサポートされています。このモジュールは冗長構成サービス、BERT サービスを提供するとともに、SMFIR-1-155 および STM1-EL-1 バック カードを使用してシェルフ上で行う OC-3/STM-1 から T1/E1 へのバルク分散を管理します。SRME の T1 および E1 のバルク分散機能には、次の機能と制限があります。

Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)では、1 本の OC-3/STM-1 回線を 84 本の T1 回線または 63 本の E1 回線へ分散できます。バルク分散は、12 個あるサービス モジュール スロットのすべてで可能です。

Cisco MGX 8830 の 1 本の OC-3/STM-1 回線で、最大 64 の T1 回線または 63 の E1 回線をサポートします。バルク分散は 8 つのサービス モジュール スロットのすべてでサポートされます。

Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)のベイでは、T1 と E1 を混在させたバルク分散はサポートされません。T1 回線分散と E1 バルク分散の両方を設定するには、すべての T1 サービス モジュールを 1 つのベイに、またすべての E1 サービス モジュールを別のベイに収容する必要があります。Cisco MGX 8830 では、T1 または E1 のバルク分散のいずれかを選択する必要があります。

Sonet(OC-3/STS-3)インターフェイス(北米)からの VT1.5 の抽出と T1 の分散。

SDH(STM-1)インターフェイス(日本)からの VC11 の抽出と T1 の分散。

SDH(STM-1)インターフェイス(その他の国)からの VC12 の抽出と E1 の分散。

サービス モジュールには、SRME からの T1 回線または E1 回線をすべて接続するか、または、そのサービス モジュールのバック カードからの T1 回線または E1 回線をすべて接続する必要があります。サービス モジュールの T1 または E1 チャネルを 1 本でも SRME にリンクすると、そのサービス モジュールのバック カードが運用できなくなります。

バルク分散を使用する場合には、サービス モジュールのバック カードは必要ありません。

SRME/B は Cisco MGX 8230、Cisco MGX 8250、Cisco MGX 8850(PXM1)、Cisco MGX 8850(PXM1E/PXM45)、または Cisco MGX 8830 スイッチでサポートされています。このモジュールは冗長構成サービス、BERT サービスを提供するとともに、SMFIR-1-155 および STM1-EL-1 バック カードを使用してシェルフ上で行う OC-3/STM-1 から T1/E1 へのバルク分散を管理します。また、SRME/B モジュールは BNC-3T3-M バック カードを使用してシェルフ上で行う T3 から T1 へのバルク分散も管理します。SRME/B の T1 および E1 のバルク分散機能には、次の機能と制限があります。

AUSM および MPSM カードのカード冗長構成、バルク分散、および BERT のサポートについては、 表 1-4 を参照してください。この表から分かるように、SRME は T1 回線と E1 回線の両方のバルク分散をサポートしており、SRM-3T3/C は T1 回線だけのバルク分散をサポートしています。

 

表 1-4 AUSM および MPSM カードに対するカード冗長構成、バルク分散、および BERT のサポート

フロント カード
SRM を使用した 1:N 冗長構成
Y 字型ケーブルを使用した 1:1 冗長構成
バルク分散のサポート
BERT のサポート

AUSM-8T1/B

不可

可(SRM 使用)

AUSM-8E1/B

不可

可(SRME および SRM-E/B 使用の場合のみ)

可(SRM 使用)

MPSM-8T1E1

不可

可(SRM およびオンボード BERT 使用)

BERT についての詳細は、 第5章「AUSM/MPSM カードの管理」 を参照してください。

Cisco MGX スイッチにカードの冗長構成、回線の冗長構成、バルク分散、BERT を設定する手順については、『 Cisco MGX 8850 (PXM1E/PXM45), Cisco MGX 8950, Cisco MGX 8830, and Cisco MGX 8880 Configuration Guide, Release 5 』および『 Cisco MGX 8850 Edge Concentrator Installation and Configuration, Release 1.1.3 』を参照してください。