Cisco MGX スイッチ (PXM1E) Cisco Frame Relay ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス
通信リンクのプロビジョニング
通信リンクのプロビジョニング
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

通信リンクのプロビジョニング

設定の準備

設定手順のクイックスタート

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線設定のクイックスタート

フレームリレー ポート設定のクイックスタート

FRSM 間 SPVC 設定のクイックスタート

FRSM/非 FRSM 間 SPVC 設定のクイックスタート

一般的な FRSM 設定手順

回線の始動

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線の設定

フレームリレー ポートの追加

FRSM カード上の SPVC の設定

SPVC のスレーブ側の設定

SPVC のマスター側の設定

通信リンクのプロビジョニング

この章では、コマンド行インターフェイス(CLI)を使って、FRSM カードの物理ポート上でフレームリレー通信を始動する方法を説明します。


) FRSMカード、回線、ポートは、CiscoView アプリケーションを使って設定できます。詳細については、CiscoView のマニュアルを参照してください。



) 接続を追加する一番簡単な方法は、Cisco WAN Manager アプリケーションを使用することです。Cisco WAN Manager の GUI を使った詳細な接続の設定については、『Cisco WAN Manager User's Guide』を参照してください。


この章では、表 2-1 に示すリンクと接続のタイプを設定する方法を説明します。

 

表 2-1 FRSM カードのリンクと接続タイプ

FRSM リンクと接続タイプ
説明

回線

回線は、FRSM ポートと他の装置上の同じタイプのポート(たとえば T1)間の物理層の接続を確立します。

フレームリレー ポート

フレームリレー ポートでは、回線を経由してフレームリレーの Customer Premises Equipment(CPE; 顧客宅内機器)間のフレームリレー通信を確立します。

FRSM 間の SPVC

ソフト相手先固定回線接続(SPVC)は、リンク障害の場合に再ルーティングできる固定的な接続です。FRSM 間の SPVC では、2 つの FRSM ポート間の接続を確立します。このようなポートとしては、同一カード上、同一スイッチ内の別カード上、あるいは、別スイッチの別カード上のポートが考えられます。

FRSM/非 FRSM 間の SPVC

FRSM/非 FRSM 間の SPVC では、FRSM ポートと、AUSM、RPM、AXSM カードのような FRSM 以外のカード上のポートとの接続を確立します。このようなポートとしては、同一スイッチの別カード上、別スイッチの別カード上のポートが考えられます。

経験あるユーザが設定作業を迅速かつ効率的にできるように、この章では、設定作業のクイックスタートを示します。

はじめて接続タイプを設定するときには、実行する作業の概略を把握するために、クイックスタートを使用してください。詳細な手順については、クイックスタートで示されているマニュアルの該当箇所を参考にしてください。FRSM カードの接続の設定手順を経験するにつれ、クイックスタートを参照するだけで、個々の設定作業を的確に行うことができるようになります。


ヒント 多くの CLI コマンドは、パラメータなしで入力すると、その情報を表示します。通常、経験あるユーザは、このクイックスタートとオンラインヘルプ機能を使って、FRSM カードの接続設定を行います。



) この章で使われるコマンドの詳細については、「FRSM コマンド リファレンス」を参照してください。


設定の準備

FRSM カードをはじめて搭載した場合は、設定を行う前に初期化する必要があります。FRSM カードはカードの冗長性を、FRSM-8T1、FRSM-8T1-C、FRSM-8E1、FRSM-8E1-C カードは SRM カードを介した回線の冗長性とバルク分散をサポートしています。接続を設定する前に、カードを初期設定し、カードや回線の冗長性のオプションを設定する必要があります。これを行わなかった場合、これらのオプションをサポートするために後で設定を変更する必要があります。

カードの初期設定とカードや回線の冗長性の設定については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830 Software Configuration Guide, Release 3』を参照してください。

設定手順のクイックスタート

ここでは、MGX 8850 と MGX 8830 Release 3 スイッチに搭載された FRSM カードの通信機能を設定する簡易手順を示します。この手順は、MGX スイッチの設定経験があるユーザが作業の流れを把握するのに役立ちます。

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線設定のクイックスタート

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線を、顧客宅内機器(CPE)と通信するように準備するには、次のステップを実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) このクイックスタート手順を実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

addln < line >
addln < line > < interface_type >

関連コマンド:
dsplns
dspln
< line >
delln < line >

回線を始動します。interface_type パラメータは FRSM-HS2/B 回線で必要です。

このステップでは、MGX スイッチとフレームリレー装置間の物理層の接続を確立します。

この章で後述する 「回線の始動」を参照してください。

ステップ 3

cnfln < options >

関連コマンド:
dsplns
dspln
< line >
delln < line >

このオプションのステップでは、回線のデフォルトや既存の設定を変更することができます。

この章で後述する 「FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線の設定」を参照してください。

フレームリレー ポート設定のクイックスタート

フレームリレー ポートは、MGX 8850 スイッチを CPE フレームリレー装置(多くの場合、ルータ)に接続します。


) フレームリレー回線の両端の装置は、リンクが論理的に完結するために同一の条件で設定する必要があります。


FRSM カード上のフレームリレー ポートを設定するには、次のステップを実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) クイックスタート手順をすべて実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

addln < line >

FRSM 回線の通信を準備します。

この章で前述した「FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線設定のクイックスタート」 を参照してください。

ステップ 3

addport < options >

関連コマンド:
dspport <port>

dspports

フレームリレー ポートを追加します。

ここで、2 つのフレームリレー装置間のフレームリレー通信が確立されます。

この章で後述する「フレームリレー ポートの追加」を参照してください。

FRSM 間 SPVC 設定のクイックスタート

ソフト相手先固定回線接続(SPVC)は、相手先固定接続(PVC)の一種で、プライベート ネットワーク間インターフェイス(PNNI) Version 1.0 プロトコルを使って再ルーティングが可能です。

PVC と SPVC はともに常時接続です。しかし、PVC は、なんらかの原因でパスが中断すると一斉に障害になるような予め定義された回線パスを使っています。一方 SPVC では、パス上のリンクが中断したり接続に必要な帯域幅が提供されない場合、PNNI プロトコルによって、その接続を保持し必要な帯域幅を確保するために再ルーティングが行われます。

2 つの FRSM カードのポート(1 つのスイッチ内の同一カード上、同一スイッチの別カード上、別スイッチのカード上のポート)間で SPVC を設定するには、次のステップを実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) クイックスタート手順のすべてを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

接続する 2 つの FRSM カード間のスイッチに関するソフトウェア設定ガイドを参照してください。『Cisco MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830 Software Configuration Guide, Release 3』および『Cisco MGX 8850 (PXM45) and MGX 8950 Software Configuration Guide, Release 3』を参照してください。

FRSM カードのポートがあるスイッチをリンクするトランクを設定します。

SPVC エンドポイントとなるノード間の PNNI 接続を確認します。

ステップ 3

この章で前述した「フレームリレー ポート設定のクイックスタート」を参照してください。

作成する SPVC の両端のフレームリレー ポートを設定します。

ステップ 4

addcon < options >

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<port.DLCI>

SPVC のスレーブ側を設定します(両端で SPVC を設定する場合)。

この章で後述する「FRSM カード上の SPVC の設定」 を参照してください。

ステップ 5

addcon < options >

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<port.DLCI>

SPVC のマスター側を設定します。


) このリリースでは、FRSM カードは片終端 SPVC のマスター側になることはできません。


この章で後述する「FRSM カード上の SPVC の設定」を参照してください。

FRSM/非 FRSM 間 SPVC 設定のクイックスタート

FRSM カードと FRSM 以外のカード(AUSM、RPM、AXSM カード)間で SPVC を設定するには、FRSM 間接続の場合と同じように、接続の両端を定義しますが、その際、接続のエンドポイントの設定に関する情報について、その FRSM 製品のドキュメントを参照する必要があります。

FRSM と FRSM 以外のカード間で SPVC を設定するには、次のステップを実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

username

<password>

設定セッションを起動します。


) クイックスタート手順のすべてを実行するには、GROUP1 以上の特権を持つユーザでログインする必要があります。


ステップ 2

接続する 2 つの FRSM カード間のスイッチに関するソフトウェア設定ガイドを参照してください。『Cisco MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830 Software Configuration Guide, Release 3』および『Cisco MGX 8850 (PXM45) and MGX 8950 Software Configuration Guide, Release 3』を参照してください。

FRSM カードのポートがあるスイッチをリンクするトランクを設定します。

SPVC エンドポイントとなるノード間の PNNI 接続を確認します。

ステップ 3

この章で前述した「フレームリレー ポート設定のクイックスタート」を参照してください。

作成する SPVC の FRSM カード側のフレームリレー ポートを設定します。

ステップ 4

addcon < options >

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<port.DLCI>

SPVC のスレーブ側を設定します(両端で SPVC を設定する場合)。

接続のスレーブ側が FRSM カード上にある場合、この章で後述する「FRSM カード上の SPVC の設定」を参照してください。

接続のスレーブ側が FRSM 以外のカード上にある場合、そのカードのドキュメントを参照してください。

ステップ 5

addcon < options >

関連コマンド:
dspcons
dspcon
<port.DLCI>

SPVC のマスター側を設定します。


) このリリースでは、FRSM カードは片終端 SPVC のマスター側になることはできません。


マスター側が FRSM カード上にある場合、この章で後述する「FRSM カード上の SPVC の設定」を参照してください。

マスター側が FRSM 以外のカード上にある場合、そのカードのドキュメントを参照してください。

一般的な FRSM 設定手順

ここでは、FRSM カード通信の次の設定手順について説明します。

回線の始動

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線の設定

フレームリレー ポートの追加

FRSM カード上の SPVC の設定

回線の始動

FRSM カードを取り付けると、スイッチに最大 8 つの物理回線を追加できます。回線を設定したり回線上でのフレームリレー サービスを設定するには、まずその回線を始動する必要があります。

始動する前や停止した後は、スイッチは回線を監視しません。回線を始動する前は、FRSM ポートのその回線のステータス表示は点灯せず、すべての回線のアラームは解除されています。

FRSM カード上の回線を始動すると、スイッチはその回線の監視を開始します。リモートの装置との物理層の接続が確立すると、FRSM カード上のポートのステータス表示灯は緑に変わります。物理層の通信に問題が発生すると、表示灯は赤になりアラームが報告されます。


ヒント 報告されるアラームの回数や障害ポートのステータス表示灯(赤)の頻度を最小限にするために、実際に通信が必要となるまでは、回線を停止しておくことをお勧めします。


MGX スイッチ上の FRSM 回線を始動するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 回線を始動する FRSM カードを、次のように cc コマンドで選択します。

PXM1E_SJ.1.7.PXM.a > cc <slotnumber>
 

< slotnumber > パラメータ に、FRSM カードが搭載されているスロットの番号を指定します。

ステップ 3 FRSM カード上の回線を起動するために、 addln コマンドを次のように入力します。

PXM1E_SJ.1.1.FRSM.a > addln <line> <interface_type>
 

< line> パラメータには、その回線が接続されているバックカードのポートを示す番号を指定します。表 2-2に、FRSM カードの有効な回線番号を示します。

<interface_type> パラメータは、 12IN1-8S バック カードとともに FRSM-HS2/B カードを使う場合にのみ使用します。12IN1-8S バック カードには、X.21 をインターフェイス タイプに指定します。 SCSI2-2HSSI/B バック カードには、デフォルトとして V.35 が適用されます。

 

表 2-2 FRSM カード タイプ

フロント カード
有効な回線番号

FRSM-8T1

1 ~ 8

FRSM-8T1-C

1 ~ 8

FRSM-8E1

1 ~ 8

FRSM-8E1-C

1 ~ 8

FRSM-HS2/B

HSSI で 1 ~ 2
12IN1-8S で 1 ~ 8

ステップ 4 FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B カードの全回線の現在の設定を表示するために、dsplns コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.1.FRSM.a > dsplns
 
Line Conn Type Status/Coding Length XmtClock Alarm Stats
Type Source Alarm
---- ----- ------------ ------ -------- ------------- -------- ----- -----
1.1 RJ-48 dsx1ESF Ena/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes No
1.2 RJ-48 dsx1ESF Ena/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes No
1.3 RJ-48 dsx1ESF Ena/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim Yes No
1.4 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
1.5 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
1.6 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
1.7 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
1.8 RJ-48 dsx1ESF Dis/dsx1B8ZS 0-131 ft LocalTim
 
LineNumOfValidEntries: 8
 

dsplns コマンドは、カードのタイプごとに異なるレポートを表示します。回線が正常に始動されると、status カラムに Enabled か Ena として回線状態が表示されます。

アラームの状態は、回線がリモートのスイッチと通信しているかどうかを表示します。アラームの状態が空白か No で表示されると、回線の両端の物理装置が物理層の通信を確立していることを示しています。上位層の接続は、後に FRSM カードの回線上でポートが設定されたときに確立されます。


 

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B 回線の設定

すべての回線タイプはデフォルトの設定で始動されますが、接続するフレームリレー装置と設定が一致するかどうか分かりません。FRSM カードの回線を設定する場合、接続の両端の装置が共有する回線上で同一の設定パラメータを使っているかどうかを確認する必要があります。

FRSM カードの回線を設定するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 FRSM カード上で設定する回線番号が分からなければ、 dsplns コマンドを入力して、そのカード上の現在の設定を表示します。

PXM1E_SJ.1.25.FRSM.a > dsplns
 

「回線の始動」で前述したように、回線を始動しない限りその回線を設定することはできません。

ステップ 3 設定する特定の回線の設定情報を表示するために、 dspln コマンドを次のように入力します。

PXM1E_SJ.1.25.FRSM.a > dspln 2
 
LineNum: 2
LineConnectorType: RJ-48
LineType: dsx1ESF
LineEnable: Enabled
LineCoding: dsx1B8ZS
LineLength: 0-131 ft
LineXmtClockSource: LocalTiming
LineLoopbackCommand: NoLoop
LineSendCode: NoCode
LineUsedTimeslotsBitMap: 0x400
LineLoopbackCodeDetection: codeDetectDisabled
LineBertEnable: Disable
 
LineNumOfValidEntries: 8
 

この例では、 dspln コマンドで、スロット 25 に搭載されている FRSM-8T1-C カードの設定パラメータを表示しています。

ステップ 4 FRSM-8T1 や FRSM-8E1 カード上の回線を設定するために、 cnfln コマンドを次のように入力します。

PXM1E_SJ.1.25.FRSM.a > cnfln <line_num> <line_code> <line_len> <clk_src> [E1-signalling]
 

表 2-3に、FRSM カード上の T1 や E1 回線を設定する場合のパラメータを示します。

ステップ 5 FRSM-HS2/B カード上の回線を設定するために、 cnfln コマンドを次のように入力します。

PXM1E_SJ.1.11.VHSHS2B.a > cnfln <line_num> <line_type> <serial_line_rate> [-intrtyp interface_type] [-freqth dte_clk_thresh]
 

表 2-3に、FRSM カード上の FRSM-HS2/B 回線を設定する場合のパラメータを示します。

 

表 2-3 cnfln コマンドの line パラメータ

パラメータ
説明

line_num

設定する回線の番号を入力します。dsplns コマンドを使って、使用可能な回線を表示します。

line_code

ライン コーディングを選択します。

B8ZS (T1) = 2

HDB3 (E1) = 3

AMI (T1/E1) = 4

line_len

回線の長さを入力します。

T1 範囲:

0~39.93 M = 10

39.93~79.86 M = 11

79.86~119.79 M = 12

119.79~159.72 M = 13

159.72~199.64 M = 14

> 199.64 M = 15

E1(SMB 回線モジュールがある場合) = 8

E1(RJ48 回線モジュールがある場合)= 9

clk_src

DSX1 クロック ソース

1 = ループ クロック

2 = ローカル クロック

E1-signalling

このオプションでは E1 シグナリング方式を選択します。次に示すシグナリングの組合せのキーワードを入力します。

CRC なしの CAS = CAS

CRC ありの CAS = CAS_CRC

CRC なしの CCS = CCS

CRC ありの CCS = CCS_CRC

クリア E1 = CLEAR

line_type

次の中から回線のタイプを選択します。

DTE = 1

DCE = 2

DTE_ST(V.35 のみ)= 3

serial_line_rate

次の範囲からシリアル回線の速度を指定します。

HSSI:48000~51840000 bps

V.35/X.21:48000~10240000 bps

-intrtyp

このオプションで、MGX-12IN1-4S バック カードを使う場合のインターフェイス タイプを選択します。次のいずれかのオプションを選択します。

X.21 = 2

V.35 = 3(デフォルト)

-freqth

このオプションで、DTE クロックのしきい値を選択します。範囲は、1 ~ 5 % です。デフォルトは 3 % です。

ステップ 6 上記の設定変更を確認するために、 dspln コマンドを入力します。


 

フレームリレー ポートの追加

この章で前述した「回線の始動」は、正しい回線ポート番号を指定して物理回線を始動する方法を示しています。回線のポートは、MGX 8850 スイッチのバック カード上の回線コネクタに対応します。

回線を始動すると、2 つのネットワーク装置間の物理層の接続が確立されます。回線にフレームリレー ポートを追加すると、その回線を使ってフレームリレー通信が可能になります。

回線にフレームリレー ポートを追加するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 フレームリレー ポートを追加する回線番号を決定するために、 dsplns コマンドを入力します。

ステップ 3 使用する回線が、既に使用中でないかを確認します。FRSM カード上の設定されているポートのリストを表示するために、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > dspports
 
Port Ena/Speed EQServ SignalType T391 T392 N391 N392 N393 Type Alarm ELMI
Ratio
-------- --- ----- ------ ------------ ---- ---- ---- ---- ---- -------- ----- ----
30.1.1 Add/1536k 1 NoSignalling 10 15 6 3 4 frameRel No Off
30.2.2 Add/1536k 1 NoSignalling 10 15 6 3 4 frameRel No Off
30.7.7 Add/1536k 1 NoSignalling 10 15 6 3 4 frameRel No Off
30.8.8 Add/1536k 1 NoSignalling 10 15 6 3 4 frameRel Yes Off
 
Number of ports: 4
 
PortDs0UsedLine1: 0x00ffffff
PortDs0UsedLine2: 0x00ffffff
PortDs0UsedLine3: 0x00000000
PortDs0UsedLine4: 0x00000000
PortDs0UsedLine5: 0x00000000
PortDs0UsedLine6: 0x00000000
PortDs0UsedLine7: 0x00ffffff
PortDs0UsedLine8: 0x00ffffff
PortNumNextAvailable: 3
 

この例では、FRSM-8T1-C カードに対してコマンドを実行しています。FRSM カードに設定されているすべてのポート番号が Port カラムに表示されています。Port カラムのポート番号は slot.line.port の形式で表示されます。最後のピリオドの後がポート番号です。ポートを追加する際は、一意のポート番号を指定する必要があります。たとえば、ポート番号 2 が回線 2 に割り当てられている場合、ポート 2 をその FRSM カード上の他の回線に使うことはできません。


) FRSM-8T1-C と FRSM-8E1-C は、同一回線上で複数のポートをサポートするカードです。FRSM-8T1、FRSM-8E1、およびFRSM-HS2/B の回線には、1 つのポートしか追加できません。


ステップ 4 FRSM-8T1 または FRSM-8E1 カードにフレームリレー ポートを追加するために、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > addport <port_num> <line_num> <ds0_speed> <begin_slot> <num_slot> <port_type>
 

表 2-4に、 addport コマンドのパラメータを示します。

ステップ 5 FRSM-HS2/B カードにフレームリレー ポートを追加するために、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > addport <port_num> <line_num> <port_type>
 

表 2-4に、 addport コマンドのパラメータを示します。

 

表 2-4 addport コマンドのパラメータ

パラメータまたはオプション
説明

port_num

フレームリレー サービスに使用するポート番号。ポート番号の範囲は、カードのタイプにより次のようになります。

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C の範囲: 1~192

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C の範囲: 1~248

FRSM-HS2/B の範囲: HSSI バック カードの場合 1~2

FRSM-HS2/B の範囲: 12IN1-8S バック カードの場合 1~8

ヒント チャネル化されていない FRSM-8T1 および FRSM-8E1 カードは、回線あたり 1 つのポートしかサポートしていないので、分かりやすいように、ポート番号に 1 から 8 だけを使用することもできます。

line_num

ポート定義が適用される回線番号。回線番号の範囲は、カードのタイプにより次のようになります。

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C の範囲: 1~8

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C の範囲: 1~8

FRSM-HS2/B の範囲: HSSI バック カードの場合で 1~2

FRSM-HS2/B の範囲: 12IN1-8S バック カードの場合で 1~8

ds0_speed

このオプションは、FRSM-8T1、FRSM-8T1-C、FRSM-8E1、FRSM-8E1-C ポートのみに適用され、DS0 に対して 56 KBps か 64 KBps の回線速度を設定します。

1 = 56 KBps

2 = 64 KBps

begin_slot

このオプションは、FRSM-8T1、FRSM-8T1-C、FRSM-8E1、FRSM-8E1-C ポートのみに適用され、T1 や E1 フレーム上のポート通信の開始タイムスロットを指定します。有効なスロット番号は、次のとおりです。

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C の範囲: 1~24

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C の範囲: 1~32

ヒント チャネル化されていない FRSM-8T1 および FRSM-8E1 カードは、回線あたり1つのポートしかサポートしていないので、開始スロットに1を入力することで、その回線の全帯域幅を使うことができます。

num_slot

このオプションは、FRSM-8T1、FRSM-8T1-C、FRSM-8E1、FRSM-8E1-C ポートのみに適用され、T1 や E1 フレーム内で連続したタイムスロット番号を決定します。有効なスロット番号は、次のとおりです。

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C の範囲: 1~24

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C の範囲: 1~32

ヒント チャネル化されていない FRSM-8T1 および FRSM-8E1 カードは、回線あたり1つのポートしかサポートしていないので、最大のスロット番号(24 か 32)を入力することで、その回線の全帯域幅を使うことができます。

port_type

サービス タイプ。フレームリレー、FUNI、フレーム転送

1 = フレームリレー UNI あるいは NNI

2 = ATM フォーラム FUNI モード 1A

3 = フレーム転送(ヘッダー コンテンツの変換やマッピングなし、CRC 評価あり)

次の addport コマンドは、スロット 11 の T1 回線 1 にフレームリレー ポート 1 を定義する例です。このカードはチャネル化されていないので、1 から 24 のスロットがこのポートに割り当てられます。

PXM1E_SF.1.11.FRSM.a > addport 1 1 1 1 24 1
 

次の addport コマンドは、スロット 30 のチャネル化された T1 回線 1 にフレームリレー ポート 1 を定義する例です。1 から 4 のスロットがポート 1 に割り当てられます。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > addport 1 1 1 1 4 1
 

ステップ 6 特定のポートの設定情報を表示するために、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.25.FRSM.a > dspport <port>
 

< port> パラメータに、設定時にポートに割り当てた番号を指定します。

次の例は、ポート番号 2 について dspport コマンドを実行した出力結果を示しています。

PXM1E_SJ.1.25.FRSM.a > dspport 8
 
SlotNum: 25
PortLineNum: 8
PortNum: 8
PortRowStatus: Add
PortDs0Speed: 56k
PortDs0ConfigBitMap(1stDS0): 0xffffff(1)
PortEqueueServiceRatio: 1
PortFlagsBetweenFrames: 1
PortSpeed: 1344kbps
SignallingProtocolType: NoSignalling
AsynchronousMsgs: UPD_UFS disabled
T391LineIntegrityTimer: 10
T392PollingVerificationTimer: 15
N391FullStatusPollingCounter: 6
N392ErrorThreshold: 3
N393MonitoredEventCount: 4
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
EnhancedLmi: Off
PortState: FailedDuetoLineFailure
PortSignallingState: No Signalling Failure
CLLMEnableStatus: Disable
CLLMxmtStatusTimer: 0
portType: funi-mode-1a
PortIngrPercentUtil: 0
PortEgrPercentUtil: 0
PortOversubscribed: False
PortSvcStatus: Disable
PortSvcInUse: Not In-Use
PortSvcShareLcn: Card-based
PortSvcLcnLow: 0
PortSvcLcnHigh: 0
PortSvcDlciLow: 0
PortSvcDlciHigh: 0
 
PortDs0UsedLine1: 0x00000000
PortDs0UsedLine2: 0x00000000
PortDs0UsedLine3: 0x00000000
PortDs0UsedLine4: 0x00000000
PortDs0UsedLine5: 0x00000000
PortDs0UsedLine6: 0x00000000
PortDs0UsedLine7: 0x00000000
PortDs0UsedLine8: 0x00ffffff
PortNumNextAvailable: 1
 


 


ヒント ポート設定を変更するには、cnfport コマンドを使用します。ポート設定を削除するには、delport コマンドを使用します。これらのコマンドの詳細については、「FRSM コマンド リファレンス」を参照してください。


FRSM カード上の SPVC の設定

FRSM SPVC はフレームリレー ポート間に作成されます。各 SPVC には 2 つのエンドポイントがあります。マスター エンドポイントは、ルーティングと再ルーティングを行います。スレーブ エンドポイントは、接続設定と再ルーティングの際に、マスターからの要求に応答します。両方のエンドポイントをスイッチ上で設定しておく必要があります。また、フレームリレー CPE が接続されているスイッチ上で設定する必要があります。これらのエンドポイントは、同じスイッチ上にある場合も、異なるスイッチにある場合もあります。

マスター/スレーブの関係は各 SPVC に存在し、その SPVC 接続にのみ適用されます。たとえば、ノード A がマスターでノード B がスレーブの SPVC を作成し、ノード B がマスターでノード A がスレーブの別の SPVC を作成することができます。SPVC のマスター側をネットワーク ノード内に分散し、ルーティング処理を分散させると実用的です。

1 つの FRSM カード上に次の 2 つのタイプの SPVC を作成することができます。

片終端 SPVC

両終端 SPVC

片終端 SPVC は、マスター側で定義し、スレーブ側での設定は必要ありません。片終端 SPVC の主な利点は、設定が容易であるということです。その設定後、マスター側がスレーブ側を設定し始動させます。この機能が正常に動作するには、相手先のエンドポイントが片終端 SPVC をサポートしていることが必要です。


) このソフトウェア リリースでは、FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-HS2/B カードは、片終端 SPVC のスレーブ側しかサポートしていません。このため、この機能をサポートしている別の装置上にマスター側がある片終端 SPVC は設定できますが、FRSM カード上でマスター側を定義して片終端 SPVC を作成することはできません。SPVC の両端を FRSM カードで終端させたい場合は、両終端 SPVC を作成する必要があります。


両終端 SPVC では、マスターとスレーブのエンドポイントでそれぞれ設定が必要です。マスターのエンドポイントの設定時にスレーブのエンドポイントのアドレスを入力する必要が生じるので、スレーブ側を最初に設定する必要があります。

次に、SPVC 接続のスレーブとマスターを設定する方法について説明します。

SPVC のスレーブ側の設定

両終端 SPVC を設定する場合は、スレーブのエンドポイントを最初に設定します。片終端 SPVC を設定する場合は、スレーブ側の設定は必要ありません。

両終端 SPVC のスレーブ側を設定するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。

ステップ 2 次の addcon コマンドを入力して、SPVC のスレーブ側を定義します。

PXM1E_SJ.VHSHS2B.a > addcon <port_number> <DLCI> <CIR> [-cntp <ChanIntworkingType>] [-contp <ControllerType>] [-sertp <ServiceClassTtype>] [-master <MasterShip>] [-pcr <localPCR>] [-scr <localSCR>] [-abrpcr <ABRPCR>] [-abrmcr <ABRMCR>] [-ingut <IngrPercentUtil>] [-ovrid <OvrSubOvrRide>] [-egrat <EgrSrvRate>] [-egut <EgrPercentUtil>] [-bc <BurstCommit>] [-be <BurstExcess>] [-detag <DETaggingEnable>] [-demap <DEtoCLPmap>] [-clpmap <CLPtoDEmap>] [-iqdet <IngressDEThresh>] [-iqecn <IngressQECNthresh>] [-iqdep <IngressQDepth>] [-eqdet <EgressDEThresh>] [-eqdep <EgressQDepth>] [-eqecn <EgressQECNThresh>] [-cos <ATMConnServiceType>] [-maxcost <MaxCost>] [-type <restrictedType>] [-rtngprio <RoutingPriority>] [-rpcr <RemotePCR>] [-rscr <RemoteSCR>] [-rmcr <RemoteMCR>] [-rcbs <RemoteMaxBurstSize>] [-admin <ConnAdminStatus>]
 

) addcon コマンドが異常終了し Failed to update disk というメッセージが表示される場合、PNNI コントローラが PXM1E カードに追加されていない可能性があります。PNNI コントローラ追加の詳細については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830 Software Configuration Guide, Release 3』を参照してください。


表 2-5は、 addcon  コマンドのパラメータとオプションの定義です。この表で使用されている用語「ローカル」と「リモート」は、設定する側のポートをローカル、その接続の他端のポートをリモートとして用いています。オプションを省略すると、そのオプションのデフォルト値が SPVC 設定に使われます。


注意 SPVC 接続を作成すると、すべての SPVC 接続を削除しない限り SPVC プレフィックスは変更できません。SPVC プレフィックスの変更手順については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830 Software Configuration Guide, Release 3』を参照してください。

 

表 2-5 addcon コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

port_number

ポート番号の範囲:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C の範囲: 1~192

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C の範囲: 1~248

FRSM-HS2/B の範囲: HSSI バック カードの場合で 1~2

FRSM-HS2/B の範囲: 12IN1-8S バック カードの場合で 1~8

DLCI

データリンク接続識別子(DLCI)の値

範囲:16~1023

CIR

認定情報レート(CIR)bps 値:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C の範囲: 0~1536000

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C の範囲: 1~2048000

FRSM-HS2/B = 0~51840000(HSSI バック カードの場合)

FRSM-HS2/B = 0~8192000( 12IN1-8S バック カードの場合)

-cntp

チャネル インターワーキングのタイプ。このオプションに次のいずれかを設定します。

1 = フレームリレー/ATM ネットワーク インターワーキング(NIW、FRF.5:デフォルト)

2 = フレームリレー/ATM サービス インターワーキング(SIW)透過型(FRF.8、プロトコル ID 変換なし)

3 = フレームリレー/ATM サービス インターワーキング(SIW)変換型(FRF.8、プロトコル ID 変換あり)

4 = FUNI(フレームリレー UNI)

5 = フレーム転送

-contp

コントローラのタイプ。次のいずれかを入力します。

1 = PAR

2 = PNNI(デフォルト)

3 = MPLS

-sertp

サービス クラスのタイプ。次のサービスのタイプを入力します。

1 = 高優先度(CBR:デフォルト)

2 = rtVBR

3 = nrtVBR

5 = UBR

9 = stdABR

-master

接続の役割。次のいずれかを選択します。

1 = マスター

2 = スレーブ(デフォルト)

-rmc

リモートの接続 ID。このオプションは、接続のマスター側を定義するときに使用します。addcon コマンドを実行すると、スレーブの接続 ID が表示されるので、それを入力します。形式は、RemoteNsapAddress.VPI.VCI です。

-pcr

ローカルの最大セルレート(cps):

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-scr

平均セル レート:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-abrpcr

ABR 接続の最大セルレート:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-abrmcr

ABR 接続の最小セルレート:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-ingut

入側利用率(%)。範囲は 1 ~ 100 です。デフォルト設定は 100 % です。

-ovrid

登録の変更。CAC を適用するには、-ovrid 1 を入力します。CAC を無視するには、-ovrid 2 を入力します。デフォルト設定では CAC は適用されません。

-egrat

出側サービス レート:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 2400~1,536,000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 2400~2,048,000 cps

FRSM-HS2/B = 2400~52,000,000 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-egut

出側利用率(%)。範囲は 1 ~ 100 です。デフォルト設定は 100 % です。

-bc

認定バースト:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 0~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 0~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-be

超過バースト:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 0~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 0~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-detag

廃棄適性(DE)タギング。DE タギングを有効にするには、-detag 1 と入力します。無効にするには、-detag 2 と入力します。デフォルト設定では、DE タギングは無効です。

-demap

DE のセル廃棄優先度(CLP)マッピング。このオプションは、次のように設定します。

CLP=DE: -demap 1(デフォルト)

CLP=0: -demap 2

CLP=1: -demap 3

-clpmap

CLP から DE へのマッピング。このオプションは、次のように設定します。

DE=CLP: -clpmap 1(デフォルト)

DE=0: -clpmap 2

DE=1: -clpmap 3

CLP を無視: -clpmap 4

-iqdet

入力キュー DE しきい値

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

デフォルト設定は 32767 です。

-iqecn

出力キュー明示的輻輳通知(ECN)しきい値

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

範囲は 1 ~ 65535 です。デフォルト設定は 6553 です。

-iqdep

入力キュー項目数:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 4510~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 4510~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 4510~2,097,151 バイト

デフォルト設定は 65535 です。

-eqdet

出力キュー DE しきい値

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

デフォルト設定は 32767 です。

-eqdep

出力キュー項目数:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

デフォルト設定は 65535 です。

-eqecn

出力キュー ECN しきい値:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 1~65,535 バイト

FRSM-HS2/B = 0~2,097,151 バイト

デフォルト設定は 6553 です。

-cos

ATM 接続のサービス タイプ。次のいずれかを選択します。

CBR1 = 21(デフォルト)

CBR2 = 31

CBR3 = 32

rtVBR1 = 22

rtVBR2 = 23

rtVBR3 = 24

nrtVBR1 = 25

nrtVBR2 = 26

nrtVBR3 = 27

UBR1 = 28

UBR2 = 29

stdABR = 30

-maxcost

接続のエンドツーエンドの最大コスト。範囲は、1 から 2,147,483,647 です。デフォルト設定は 2147483647 です。

-type

トランク制限オプション。接続のルーティングを地上波トランクに制限するには、-type 2 と入力します。衛星トランクに制限するには、-type 3 と入力します。トランクに制限を設けないで有効にする場合は、-type 1 と入力します。デフォルトの設定は、制限なしです。

-rtngprio

この接続のルーティングの優先度。範囲は、1 から 15 です。デフォルト設定は 8 です。

-rpcr

リモートの最大セルレート(cps):

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-rscr

リモートの平均セル レート:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-rmcr

リモートの最小セル レート:

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C = 10~10000 cps

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C = 10~10000 cps

FRSM-HS2/B = 10~198412 cps

デフォルトの設定値は、入力された CIR 値に基づいて計算されます。

-rcbs

リモートの最大バースト サイズ。範囲は 1 ~ 5,000,000 です。

-admin

接続の管理ステータス。このオプションは、FRSM-HS2/B にのみ適用されます。

新しい接続を管理上始動として定義する場合は、-admin 1 を入力するか、このオプションを省略します。新しい接続を管理上停止として定義するには、-admin 2を入力します。


ヒント addcon コマンドを入力するときにいくつかの設定オプションを省略すると、SPVC 接続では、表 2-5 に示されているデフォルト値が適宜使用されます。オプションに値を入力すると、デフォルト値が上書きされます。


cnfchanabrparams、cnfchanabrrates、cnfchanstdabr コマンドを使って、ABR パラメータを設定できます。dspchanstdabr コマンドで ABR パラメータを表示することができます。これらのコマンドの詳細については、「FRSM コマンド リファレンス」を参照してください。


次の addcon コマンドでは、ポートを SPVC 接続のスレーブ側として定義します。スレーブ側のローカル接続 ID が出力結果の最後に示されています。

PXM1E_SJ.VHSHS2B.a > addcon 1 16 4000
 
Local Connection ID is : 47009181000000000052190a4e000001075b0100.11.35
 
 
PXM1E_SJ.VHSHS2B.a >

ステップ 3 addcon コマンドの完了時に表示される NSAP アドレスを書き留めます。SPVC のマスター側を設定する場合に、このアドレスが必要になります。


ヒント SPVC のマスター側を設定する場合、addcon コマンドで報告されたスレーブ側の ATM アドレスを入力する必要があります。現在のセッションを終了しないでおくか、このセッションで Copy コマンドを使って ATM アドレスをコピーすれば、SPVC のマスター側となるスイッチ上で addcon コマンドを実行する際、そのセッションの Paste コマンドを使用できます。


ステップ 4 次のコマンドで SPVC に関するすべての情報を表示して、SPVC 接続のスレーブ側に追加したデータを確認します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > dspcons
 
LCN Port.DLCI VPI.VCI Class Type M/S CIR DE EgrQ Admin Alarm
---- --------- ------- ------ ----- --- -------- --- ---- ----- -----
0016 001.0100 30.0119 CBR NIW S 4800 Dis Hi Up CTRLR-ABIT
0017 001.0103 30.0122 CBR NIW S 45000 Dis Hi Up CTRLR-ABIT
0018 001.1023 30.1042 CBR NIW S 45000 Dis Hi Up CTRLR-ABIT
0019 001.0032 30.0051 CBR NIW M 32000 Dis Hi Up OK
 
Number of channels: 4
 
ChanNumNextAvailable: 20
 
PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a >
 

ステップ 5 後日 SPVC のマスター側を追加する場合、次の例にあるように、dspcon コマンドでスレーブ側の接続を表示できます。接続番号は、ポート番号と DLCI 番号を port.DLCI の形式で指定します。マスター側では、ChanLocalNSAP.ChanLocalVpi.ChanLocalVci の形式の完全なスレーブ ID を入力する必要があります。この例では、これらの値を dspcon のパラメータとして指定しています。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > dspcon 1.100
 
------------------------------------------------------
ChanNum: 20 RowStatus: Mod
AdmnState: Up ChanState: Failed
---------- ---------- ---------- ---------- ----------
PORT-ALARM CTRLR-ABIT E-AIS/RDI LMI-ABIT RAS FAIL
---------- ---------- ---------- ---------- ----------
NO YES NO NO NO
------------------------------------------------------
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
ChanNum: 20
ChanRowStatus: Mod
ConnAdminStatus: Up
ChanPortNum: 1
ChanDLCI: 100
EgressQSelect: Hi
ChanServType: CBR
IngressQDepth: 65535
IngressQDEThresh: 32767
IngressQECNThresh: 6553
EgressQDepth: 65535
EgressQDEThresh: 32767
EgressQECNThresh: 6553
DETaggingEnable: Disabled
CIR: 48000
Bc: 5100
Be: 5100
IBS: 100
ICR: 0
MCR: 0
PCR: 0
RIF: 64
RDF: 16
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
Nrm: 64
Trm: 255 ms
TBE: 16777215 Cells
FRTT: 0 ms
ADTF: 500 ms
CDF: 16
ChanLocalRemoteLpbkState: Disabled
ChanTestType: TestOff
ChanTestState: NotInProgress
ChanRTDresult: 65535 ms
ChanType: NIW
ChanFECNmap: setEFCIzero
ChanDEtoCLPmap: mapCLP
ChanCLPtoDEmap: mapDE
ChanFrConnType: SPVC
ChanIngrPercentUtil: 100
ChanEgrPercentUtil: 100
ChanEgrSrvRate: 48000
ChanOvrSubOvrRide: Do not apply CAC
ChanLocalVpi: 30
ChanLocalVci: 119
ChanLocalNSAP: 47009181000000000052190a4e00000107f30100
ChanRemoteVpi: 0
ChanRemoteVci: 0
ChanRemoteNSAP: NULL NSAP
ChanMastership: Slave
ChanVpcFlag: Vcc
ChanConnServiceType: CBR1
ChanRoutingPriority: 8
ChanMaxCost: 2147483647
ChanRestrictTrunkType: No Restriction
ChanConnPCR: 180
ChanConnSCR: 180
ChanConnMCR: 10
ChanConnPercentUtil: 100
ChanConnRemotePCR: 180 cps
ChanConnRemoteSCR: 10 cps
ChanConnRemoteMCR: 10 cps
ChanConnRemotePercentUtil:100
ChanServiceTypeOverride: disabled
ChanServiceRate: 2000 xps
ChanZeroCirEir: 0 bps
ChanReRoute: False
RemoteConnMBS: 1024 cells
 
ChanNumNextAvailable: 22
 


 

SPVC のマスター側の設定

SPVC のマスター側を設定するには、次のステップを実行します。


ステップ 1 GROUP1 以上の特権を持つユーザ名を使用して設定セッションを確立します。


ヒント この手順では、接続のスレーブ側の ATM アドレスを入力する必要があります。スレーブ側の接続を作成したときに使用した同一のワークステーションからこのセッションを確立する場合は、コピーと貼り付けでデータ入力のミスを回避できます。


ステップ 2 次のコマンドを入力して、SPVC のマスター側を定義します。

PXM1E_SJ.VHSHS2B.a > addcon <port_number> <DLCI> <CIR> [-cntp <ChanIntworkingType>] [-contp <ControllerType>] [-sertp <ServiceClassTtype>] [-master <MasterShip>] [-rmc <RemoteConnId>] [-pcr <localPCR>] [-scr <localSCR>] [-abrpcr <ABRPCR>] [-abrmcr <ABRMCR>] [-ingut <IngrPercentUtil>] [-ovrid <OvrSubOvrRide>] [-egrat <EgrSrvRate>] [-egut <EgrPercentUtil>] [-bc <BurstCommit>] [-be <BurstExcess>] [-detag <DETaggingEnable>] [-demap <DEtoCLPmap>] [-clpmap <CLPtoDEmap>] [-iqdet <IngressDEThresh>] [-iqecn <IngressQECNthresh>] [-iqdep <IngressQDepth>] [-eqdet <EgressDEThresh>] [-eqdep <EgressQDepth>] [-eqecn <EgressQECNThresh>] [-cos <ATMConnServiceType>] [-maxcost <MaxCost>] [-type <restrictedType>] [-rtngprio <RoutingPriority>] [-rpcr <RemotePCR>] [-rscr <RemoteSCR>] [-rmcr <RemoteMCR>] [-rcbs <RemoteMaxBurstSize>] [-admin <ConnAdminStatus>]
 

) addcon コマンドが異常終了し Failed to update disk というメッセージが表示される場合、PNNI コントローラが PXM1E カードに追加されていない可能性があります。PNNI コントローラ追加の詳細については、『Cisco MGX 8850 (PXM1E) and MGX 8830 Software Configuration Guide, Release 3』を参照してください。


表 2-5に、 addcon コマンドのパラメータを示します。


ヒント addcon コマンドを入力するときにいくつかのオプションを省略すると、表 2-5に示したデフォルトの値が接続に使用されます。オプションのデフォルト値を上書きするには、そのオプションに新しい値を入力します。


次の addcon コマンドでは、ポートを両終端 SPVC のマスター側として定義します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > addcon 7 111 32000 -master 1 -rmc 47009181000000000052190a4e00000107f30200.30.129
 

ステップ 3 接続リストに新しい SPVC 接続のマスター側があるかを確認するために、dspcons コマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > dspcons
 
LCN Port.DLCI VPI.VCI Class Type M/S CIR DE EgrQ Admin Alarm
---- --------- ------- ------ ----- --- -------- --- ---- ----- -----
0020 001.0100 30.0119 CBR NIW S 48000 Dis Hi Up CTRLR-ABIT
0021 001.0101 30.0120 CBR NIW M 48000 Dis Hi Down ADMIN-DOWN
0022 002.0110 30.0129 CBR NIW S 32000 Dis Hi Up OK
0023 007.0111 30.0130 CBR NIW M 32000 Dis Hi Up OK
 
Number of channels: 4
 
ChanNumNextAvailable: 24
 

このコマンドでは、FRSM カードのすべての接続が表示されます。

ステップ 4 特定の SPVC エンドポイントの設定情報を表示するには、次のコマンドを入力します。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > dspcon port.DLCI
 

port.DLCI パラメータに、表示したい接続のポート番号と DLCI 番号を入力します。この番号は dspcons コマンドの出力にリストされています。

次に、前の例で作成た接続に対して dspcon コマンドを実行した結果の例を示します。このレポートには、接続の両端の NSAP ID が示されています。

PXM1E_SJ.1.30.FRSM.a > dspcon 7.111
 
------------------------------------------------------
ChanNum: 23 RowStatus: Add
AdmnState: Up ChanState: Ok
---------- ---------- ---------- ---------- ----------
PORT-ALARM CTRLR-ABIT E-AIS/RDI LMI-ABIT RAS FAIL
---------- ---------- ---------- ---------- ----------
NO NO NO NO NO
------------------------------------------------------
ChanNum: 23
ChanRowStatus: Add
ConnAdminStatus: Up
ChanPortNum: 7
ChanDLCI: 111
EgressQSelect: Hi
ChanServType: CBR
IngressQDepth: 65535
IngressQDEThresh: 32767
IngressQECNThresh: 6553
EgressQDepth: 65535
EgressQDEThresh: 32767
EgressQECNThresh: 6553
DETaggingEnable: Disabled
CIR: 32000
Bc: 5100
Be: 5100
IBS: 100
ICR: 0
MCR: 0
PCR: 0
RIF: 64
RDF: 16
Nrm: 64
Trm: 255 ms
TBE: 16777215 Cells
FRTT: 0 ms
ADTF: 500 ms
CDF: 16
ChanLocalRemoteLpbkState: Disabled
ChanTestType: TestOff
ChanTestState: NotInProgress
ChanRTDresult: 65535 ms
ChanType: NIW
ChanFECNmap: setEFCIzero
ChanDEtoCLPmap: mapCLP
ChanCLPtoDEmap: mapDE
ChanFrConnType: SPVC
ChanIngrPercentUtil: 100
ChanEgrPercentUtil: 100
ChanEgrSrvRate: 32000
ChanOvrSubOvrRide: Do not apply CAC
ChanLocalVpi: 30
ChanLocalVci: 130
ChanLocalNSAP: 47009181000000000052190a4e00000107f30700
ChanRemoteVpi: 30
ChanRemoteVci: 129
ChanRemoteNSAP: 47009181000000000052190a4e00000107f30200
 
Type <CR> to continue, Q<CR> to stop:
 
ChanMastership: Master
ChanVpcFlag: Vcc
ChanConnServiceType: CBR1
ChanRoutingPriority: 8
ChanMaxCost: 2147483647
ChanRestrictTrunkType: No Restriction
ChanConnPCR: 120
ChanConnSCR: 120
ChanConnMCR: 10
ChanConnPercentUtil: 100
ChanConnRemotePCR: 120 cps
ChanConnRemoteSCR: 10 cps
ChanConnRemoteMCR: 10 cps
ChanConnRemotePercentUtil:100
ChanServiceTypeOverride: disabled
ChanServiceRate: 1334 xps
ChanZeroCirEir: 0 bps
ChanReRoute: False
RemoteConnMBS: 1024 cells
 
ChanNumNextAvailable: 24