Cisco MGX スイッチ (PXM1E) Cisco Frame Relay ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンス
概要
概要
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

概要

FRSM カード タイプ

FRSM カードの共通機能

FRSM-8T1 および FRSM-8T1-C

FRSM-8E1 および FRSM-8E1-C

FRSM-HS2/B

8 つの X.21 または V.35 インターフェイスを提供する FRSM-HS2/B

2 つの HSSI インターフェイスを提供する FRSM-HS2/B

概要

この章では、MGX 8850 スイッチおよび MGX 8830 スイッチの PXM1E カードでサポートされる FRSM カードの概要を説明します。また、FRSM カードの機能についても説明します。

FRSM カード タイプ

PXM1E カードの制御下で稼働している MGX 8850 スイッチと MGX 8830 スイッチは、表 1-1 にリストされている FRSM カードをサポートします。

 

表 1-1 PXM1E コントローラでサポートされる FRSM カード タイプ

フロント カード
バック カード
最大接続数

FRSM-8T1

RJ48-8T1、RJ48-8T1-R

1000

FRSM-8T1-C

RJ48-8T1、RJ48-8T1-R

1000

FRSM-8E1

RJ48-8E1、SMB-8E1、RJ48-8E1-R、SMB-8E1-R

1000

FRSM-8E1-C

RJ48-8E1、SMB-8E1、RJ48-8E1-R、SMB-8E1-R

1000

FRSM-HS2/B

MGX-12IN1-4S

4000

MGX-SCSI2-
2HSSI/B

2000

このマニュアルで説明する FRSM カードは、ATM ネットワークでのフレーム リレー通信を実現するシングルハイトのサービス モジュールです。通常、FRSM カードは、フレーム リレー ルータに接続します。そのフレーム リレー ルータからの通信は、Soft Permanent Virtual Circuit(SPVC; ソフト PVC)を使用して ATM ネットワークを介してリモート デバイスに接続されます。このリリースの FRSM カードは、 ATM ネットワークを経由する、次の宛先デバイスの通信ポートとの通信をサポートします。

FRSM-8T1、FRSM-8E1、FRSM-8T1-C、および FRSM-8E1-C(PXM1 および PXM1E でのフレーム リレー)

FRSM-HS1 および FRSM-HS2(PXM1 でのフレーム リレー)

FRSM-HS2/B(PXM1 および PXM1E でのフレーム リレー)

FRSM12(PXM45 でのフレーム リレー)

FRSM-2T3E3(Foresight を除く PXM1 でのフレーム リレー)

AXSM、AXSM/B、および AXSM-E(PXM45 での ATM)

AUSM8(PXM1 および PXM1E での ATM)

PXM1 および PXM1E(ATM)

RPM および RPM-PR(PXM1、PXM1E、および PXM45 スイッチのイーサネット)

上記にリストされているデバイスは、ATM ネットワーク上の宛先ポートとして機能できます。この場合、これらのデバイスは、実際の宛先にトラフィックを転送する別のデバイス(通常はルータ)に接続する必要があります。

宛先ポートが ATM インターフェイスである場合は、ATM インターフェイスのあるルータに接続する必要があります。このルータがデータの受信、ATM フレームの分解、別のインターフェイスへの元のデータの転送を行います。

宛先ポートが RPM または RPM-PR インターフェイスである場合は、RPM カードが、ATM フレームを分解し適切なイーサネット インターフェイスにデータを転送します。

FRSM カードでの通信はすべて双方向で行われるため、リモート デバイスから FRSM カードへという方向のデータ転送も行われます。この場合、FRSM カードは、フレーム リレー用フレームを組み立て、接続されているルータにこれを転送します。

FRSM カードの共通機能

個々の FRSM カードの主な違いは、使用している物理メディアが異なるという点です。すべての FRSM カードに共通な機能は次のとおりです。

5~4510 オクテットのフレーム サイズをサポート

2 オクテットのヘッダーを使用して ANSI T1.618 に準拠

フレーム端での CCITT-16 CRC 判定(エラーの場合はフレーム廃棄)

ITU-T Q.933 Annex A、ANSI T1.617 Annex D、および相手先半固定回線の LMI ローカル管理(UNI と NNI の両方の部分)のサポート

拡張 LMI により、接続されているシスコ製ルータでのトラフィック管理パラメータの自動設定が可能

次のいずれかを実行するように各論理ポートを個別に設定可能

フレーム リレー UNI

フレーム リレー NNI

ATM フォーラム FUNI モード 1A

フレーム転送(ヘッダー コンテンツの変換またはマッピングなし、CRC 判定あり)

次のいずれかを実行するように各接続を個別に設定可能

フレーム リレー/ATM ネットワーク インターワーキング(FRF.5)

フレーム リレー/ATM サービス インターワーキング(FRF.8)透過(プロトコル ID 変換なし)

フレーム リレー/ATM サービス インターワーキング(FRF.8)変換(プロトコル ID 変換なし)

以降の項では、FRSM カードの物理機能について説明します。

FRSM-8T1 および FRSM-8T1-C

FRSM-8T1 と FRSM-8T1-C には、それぞれ最大 1.544 MBps の全二重通信用の 8 個の T1 インターフェイスが用意されています。各回線の物理コネクタは、RJ48 コネクタです。

FRSM-8T1 では、T1 ごとに、フラクショナル T1 ポートか、非チャネル化 T1 ポートかを選択できます。

FRSM-8T1-C では、フル DS0 レートか、n × DS0 レートの T1 回線のチャネル化が可能で、カードにつき最大 192 ポートを使用できます。1 枚のカードで最大 192 の完全チャネル化 T1 回線(24 チャネルを 8 回線)を、同時に動作させることができます。

その他の物理層機能は次のとおりです。

B8ZS または AMI ライン コーディング

ANSI T1.408 拡張スーパーフレーム形式のライン フレーミング

各インターフェイスは、フル ライン レート、56 KBps、または n × 64 KBps で動作する、単一のポート(FRSM-8T1)または最大で 24 ポート(FRSM-8T1-C)として設定可能

LOS、OOF、AIS、RAI の各アラーム

クロック供給源としてライン(ループ)と内部(シェルフ)とを選択可能

FRSM-8E1 および FRSM-8E1-C

FRSM-8E1 と FRSM-8E1-C には、それぞれ最大 2.044 MBps の全二重通信用に 8 個の E1 インターフェイスが用意されています。各カードの物理コネクタは、RJ48 コネクタまたは SMB コネクタです。

FRSM-8E1 では、E1 ごとに、フラクショナル E1 ポートか、非チャネル化 E1 ポートかを選択できます。

FRSM-8E1-C では、フル DS0 レートか、n × DS0 レートの E1 のチャネル化が可能で、カードにつき最大 248 ポートを使用できます。1 枚のカードで最大 192 の完全チャネル化 E1 回線(31 チャネルを 8 回線)を、同時に動作させることができます。

その他の物理層機能は次のとおりです。

HDB3 または AMI ライン コーディング

ITU G.704 の 16 フレームのマルチフレーム ライン フレーミングおよび クリア チャネル E1

各インターフェイスは、フル ライン レート、56 KBps、または n × 64 KBps で動作する、単一のポート(FRSM-8E1)または最大で 31 ポート(FRSM-8E1-C)として設定可能

LOS、OOF、AIS、RAI の各アラーム

クロック供給源としてライン(ループ)と内部(シェルフ)とを選択可能

FRSM-HS2/B

FRSM-HS2/B は、2 つのバック カードのうちの 1 つとともに使用します。これらのバック カードはそれぞれ異なるインターフェイス タイプとポート数をサポートします。ここでは、それぞれのバック カードとともに使用する場合の、FRSM-HS2/B の物理層機能の概要を示します。

8 つの X.21 または V.35 インターフェイスを提供する FRSM-HS2/B

MGX-12IN1-4S バック カードとともに使用する場合、FRSM-HS2/B カードは 8 つの X.21 または V.35 インターフェイスを提供します。これらのインターフェイスは、それぞれ最大 8 MBps のスループットをサポートし、カード全体のスループットは最大 64 MBps になります。

その他の物理層機能は次のとおりです。

シリアル回線レートを 48 KBps~8.192 MBps の範囲(KBps 単位で)で選択可能

ポートごとに DCE か DTE かを選択可能

カードあたり 4000 の Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)をサポート

クローズドループ トラフィック管理により、入力側での VC ごとのキューイングをサポート

データ トラフィック用の出力ポート キューで、2 つのプライオリティ レベルをサポート

DCE および DTE ループバック

DTE インターフェイスの場合は、クロック周波数しきい値(割合)が設定可能(1~5 %、デフォルト値は 3 %)

2 つの HSSI インターフェイスを提供する FRSM-HS2/B

MGX-SCSI2-2HSSI/B バック カードとともに使用する場合、FRSM-HS2/B カードは 2 つの HSSI インターフェイスを提供します。これらのインターフェイスは、それぞれ最大 52 MBps のスループットをサポートし、カード全体のスループットは最大 104 MBps になります。

その他の物理層機能は次のとおりです。

シリアル回線レートを 48 KBps~52 MBps の範囲(KBps 単位)で選択可能

ポートごとに DCE か DTE かを選択可能

カードあたり 2000 の DLCI のサポート

クローズドループ トラフィック管理により、入力側で VC ごとのキューイングをサポート

データ トラフィック用に 5 つのサービス クラス(高優先度、rt-VBR、nrt-VBR、ABR、UBR)をサポート

DCE および DTE ループバック

DTE インターフェイスの場合は、クロック周波数しきい値(割合)が設定可能(1~5 %、デフォルト値は 3 %)

FRSM-HS2/B は、HSSI インターフェイスの場合は 48 KBps~51.84 MBps のライン レート、v.35/x.21 インターフェイスの場合は 48 KBps~8.192 MBps のライン レートで、DCE と DTE の両方のモードをサポートします。