Cisco IGX 8400 シリーズ プロビジョニング ガイド (Release 9.3.3 以降)
Cisco IGX 8400 シリーズのトランク
Cisco IGX 8400 シリーズのトランク
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco IGX 8400 シリーズのトランク

機能の概要

IGX の仮想トランキング

VPI と VCI、およびセル ヘッダーの形式

IGX でサポートされる仮想トランク

IGX の IMA

IGX ネットワークの IMA フィーダ ノード

IGX トランクの設定

帯域幅の割り当ての計画

セルバス帯域割り当て計画

IMA トランクおよび回線の帯域幅

トランクの設定

仮想トランクの設定

IGX での仮想トランクの設定

IGX トランクの管理

イベント ロギング

トランクの再設定

トランクの削除

IGX トランクのトラブルシューティング

トランク アラーム

IGX トランクに関連するスイッチ ソフトウェア コマンド

関連情報

Cisco IGX 8400 シリーズのトランク

この章では、少なくとも 1 つのエンドポイントが IGX ノードに接続されているトランクを設定および管理する方法について説明します。トランクのエンドポイントが異なるタイプのノード(たとえば BPX など)に接続されている場合、これらのノードのトランク設定に特有の情報については、該当製品のマニュアルを参照してください(「関連マニュアル」を参照)。

BPX のトランクについては、マニュアル『 Cisco BPX 8600 Installation and Configuration 』の章「 Configuring Trunks and Adding Interface Shelves 」を参照してください。

機能の概要

トランクは、ネットワークの 2 つのノードを接続するためのノード間の通信リンクです。トランクは、IGX ノードと BPX ノードを任意の組み合わせで接続できます。

IGX は、NTM、UXM、および UXM-E サービス モジュールを使用してトランクをサポートします( 表 4-1 を参照)。

 

表 4-1 IGX でサポートされるトランク

エンドポイント
エンドポイント
トランク タイプ
通信方式

IGX NTM

IGX NTM

T1、E1、Y1、サブレート

FastPacket

IGX UXM、UXM-E

IGX UXM、UXM-E

T1、E1、T3、E3、OC3

ATM

IGX UXM、UXM-E

BPX BXM

T1、E1、E3、OC3

ATM

特定タイプのトランクの設定に必要なハードウェア構成を、 表 4-2 に示します。 表 4-2 内のカードの詳細については、「インターフェイス コネクタ」を参照してください。

 

表 4-2 IGX でサポートされるトランク タイプ

フロント カード
バック カード
トランク タイプ
通信方式

NTM

BC-T1

T1、フラクショナル T1

FastPacket

NTM

BC-E1

E1、フラクショナル E1

FastPacket

NTM

BC-Y1

Y1、フラクショナル Y1

FastPacket

NTM

BC-SR

サブレート

FastPacket

UXM-E

BC-UAI-4-155-MMF
BC-UAI-4-155-SMF
BC-UAI-2-155-SMF
BC-UAI-2-SMFXLR
BC-UAI-4-SMFXLR
BC-UAI-4-STM1E

OC-3 (STM)

ATM

UXM-E

BC-UAI-3-T3
BC-UAI-6-T3

T3

ATM

UXM-E

BC-UAI-3-E3
BC-UAI-6-E3

E3

ATM

UXM-E

BC-UAI-4T1-DB-15
BC-UAI-8T1-DB-15

T1
NxT1

ATM

UXM-E

BC-UAI-4-E1-DB-15
BC-UAI-8-E1-DB-15
BC-UAI-4-E1-BNC
BC-UAI-8-E1-BNC

E1
NxE1

ATM

設定するトランクのタイプを決定する際は、ユーザが利用可能なハードウェア、スイッチ ソフトウェア リリース、およびファームウェア イメージでサポートされている機能を考慮してください( 表 4-3 を参照)。

 

表 4-3 IGX でサポートされるトランク機能

機能
説明
サービス モジュール
参照先

仮想トランキング

公衆 ATM ネットワーク経由で 2 つの私設サブネットを接続するトランクを設定します。

UXM
UXM-E

「IGX の仮想トランキング」および「仮想トランクの設定」を参照

標準ベースのATM 逆多重化(IMA)

いくつかの T1 または E1 リンクを組み合わせて、広帯域幅のトランクを形成します。

UXM
UXM-E

「IGX の IMA」を参照

Virtual Switch Interface(VSI; 仮想スイッチ インターフェイス)のサポート

IGX を、スイッチのリソースを外部コントローラに割り当て、MPLS などの他のプロトコルで呼の管理や接続ができるように設定します。

UXM
UXM-E

第 8 章 Cisco IGX 8400 シリーズの ATM サービスを参照

各カードでサポートされる機能の詳細は、第2 章「 IGX 8400 シリーズのカード 」で説明しています。 スイッチ ソフトウェアとファームウェアの互換性、および機能サポートについては、ご使用のスイッチ ソフトウェアまたはファームウェアのリリース ノートを参照してください。

IGX の仮想トランキング

仮想トランクは、公衆 ATM サービスを経由するトランクです。仮想トランクを使用すると、公衆 ATM ネットワーク経由で私設ネットワークを構築するという、費用効率の高いネットワークを構築できます。このハイブリッド ネットワーク構成を使用すると、専用仮想トランクは公衆網のメッシュ性を使用して、私設ネットワーク内のノードを相互接続することができます。

公衆 ATM ネットワーク経由で接続を確立するには、公衆 ATM ネットワークのエッジにあるノード間に仮想トランクを割り当てます。公衆 ATM ネットワーク内の 1 つの ATM ポートに接続された、私設ネットワークの 1 つのトランク ポートで、ノードは仮想トランクを使用して、公衆 ATM ネットワークの向こうにある複数の着信ノードに接続します。機能的には、仮想トランクは、公衆 ATM ネットワークで提供される Virtual Path Connection (VPC;仮想パス接続)と同じです。仮想トランク番号を使用すると、1 つの物理ポート内の複数の仮想トランクを識別できます。

公衆 ATM ネットワーク内の ATM 装置は、仮想パス スイッチングをサポートしている必要があります。また、着信セルをそのヘッダー内の Virtual Path ID (VPI; 仮想パス ID)に基づいて転送できなければいけません。公衆 ATM ネットワーク内では、仮想トランクは VPC であり、CBR、VBR、および ABR トラフィックをサポートできます。仮想トランクは VPI 値を使用して交換されるので、ATM セル ヘッダー内の 16 ビットの Virtual Connection ID (VCI; 仮想接続 ID)は、着信ノードへ透過的に送信されます。VPI は、公衆 ATM ネットワークの管理者か、または ATM サービス プロバイダーから入手する必要があります。

輻輳管理(リソース管理)セルも、ネットワークを透過的に通過します。拡張 CoS 管理や最適化帯域幅管理などのシスコ独自の機能は、公衆 ATM ネットワークでサポートされない場合がありますが、情報は公衆 ATM ネットワークから私設ネットワークの着信ノードへ伝送されます。

公衆 ATM ネットワークへのノードの物理トランク インターフェイスは、標準 ATM UNI インターフェイスまたは NNI インターフェイスのいずれかで、公衆 ATM ネットワークの管理者または ATM サービス プロバイダがどちらかに指定します。物理トランク インターフェイスに NNI が指定されている場合は、VPI アドレス空間に使用できるビット数が 4 ビット増えます。


) 公衆 ATM ネットワークを経由して仮想トランクから、伝送のためのクロックを取得することはできません。


VPI と VCI、およびセル ヘッダーの形式

仮想トランク上のすべてのセルでVPI 値は同一です。しかし、VCI 値は、セルの送信先によって異なります。仮想トランク上のセルは、公衆 ATM ネットワークに入る前に、そのヘッダーが、ユーザがそのトランクに定義した VPI 値に変換され、スイッチ ソフトウェアにより一意の VCI 値が割り当てられます。セルが公衆 ATM ネットワークから BPX または IGX に到着すると、これらの VPI 値と VCI 値はノードが使用する適切な VPI アドレスおよび VCI アドレスに戻され、さらに先へと転送されます。

IGX は、ATM-NNI および ATM-UNI のセル ヘッダー形式だけをサポートします。ATM-NNI セル ヘッダーには、ATM-UNI セル ヘッダーにある GFCI フィールドがないので、ATM-NNI 仮想トランクでは、これらの 4 ビットが VPI に追加され、12 ビットになります。

表 4-4 に VPI 値と VCI 値の要約を示します。

 

表 4-4 VPI および VCI のアドレッシングに使用される値

アドレス タイプ
UNI の値範囲
NNI の値範囲

VPI

1~255

1~4095

VCI

1~65535

1~65535


) VPC は、仮想トランク上ではルーティングできません。この制約は、公衆 ATM ネットワークでの仮想トランクの表現の制約によるものです。


仮想トランクのサポートと互換性については、「IGX でサポートされる仮想トランク」を参照してください。仮想トランクの設定については、「IGX での仮想トランクの設定」を参照してください。


) UXM または UXM-E URM から発信された仮想トランクは、BPX の BNI カードでは終端できません。仮想トランクと BPX BNI カードについては、マニュアル『Cisco BPX 8600 Series Installation and Configuration』の第 1 章「The BPX Switch: Functional Overview」を参照してください。


図 4-1 仮想トランクを使用した標準的な ATM ハイブリッド ネットワーク

 


) 仮想トランクは、インターフェイス シェルフ(フィーダ)トランクとして使用できません。また、インターフェイス シェルフ トランクを、仮想トランクとして動作するように設定することもできません。同様に、インターフェイス シェルフ(フィーダ)接続を仮想トランクで終端させることもできません。


IGX でサポートされる仮想トランク

仮想トランクは、混合ネットワークではサポートされていません。また、リリース 9.2 以降のスイッチ ソフトウェアが必要です。 表 4-5 に、IGX でサポートされる仮想トランクの接続を示します。


) IGX では、カードごとに最大で 15 の仮想トランクをサポートします。また、ノードごとに合わせて最大 32 の論理トランク(物理トランクおよび仮想トランク)をサポートします。


 

表 4-5 IGX でサポートされる仮想トランク

シャーシ
トランクのエンドポイント
シャーシ
トランクのエンドポイント

IGX

UXM

IGX

UXM

IGX

UXM

IGX

UXM-E

IGX

UXM

BPX

BXM

IGX

UXM-E

BPX

BXM

各 IGX ノードは、各ノードにつき合わせて最大 32 の論理トランク(物理トランクと仮想トランクの両方を含める)をサポートします。

IGX の IMA

IMA では、物理 T1 リンクまたは E1 リンクをグループ化して論理トランクを形成し、単一の T1 または E1 トランクより高速のデータ レートを実現できます。IMA には次の特徴があります。

論理 IMA トランクを構成しているすべての物理ポートに対して同じ設定を使用

IMA トランクの維持リンクをメンテナンスすることで、物理ポートの 1 つに障害が起きた場合に IMA トランクがダウンするのを防止


) IMA トランクは、アクティブ ポートの数が、ユーザが指定した維持リンクのしきい値を下回らない限りダウンしません。


最初に使用可能な(最小の番号が付けられた)物理回線の使用による、安定したクロック ソースまたはクロック パス。回線に障害が発生すると、IMA トランク内の次に利用可能な回線がクロック ソースとクロック パスとして使用されます。

それぞれの物理回線アラームと統計情報をフルサポート

IGX ネットワークの IMA フィーダ ノード

IMA フィーダ ノード機能により、IMA トランクの物理回線のいずれかに障害が発生した場合の冗長性を実現できます。これにより、1 つのフィーダ トランクが使用不能になった場合に、1 地点での障害の可能性を軽減できます。さらに、この機能を使用すると、ルーティング ノードではなく、フィーダ ノードにサービスを設定できます。

図 4-2 に、IGX IMA フィーダ ノードのトポロジの例を示します。

図 4-2 IGX IMA フィーダ ノードのトポロジの例

 

IGX トランクの設定

ここでは、 IGX ノードに少なくとも 1 つのエンドポイントが接続されているトランクを設定する方法について説明します。BPX ノードに 1 つのエンドポイントが接続されているトランクの設定方法については、マニュアル『 Cisco BPX 8600 Installation and Configuration 』の「 Configuring Trunks and Adding Interface Shelves」も参照してください。

IGX ノードにエンドポイントが接続されているトランクを設定する場合は、次の作業を行います。

1. 帯域幅の割り当てを計画(「帯域幅の割り当ての計画」を参照)。

2. トランクの設定(「トランクの設定」を参照)。

3. (オプション)仮想トランクの設定(「仮想トランクの設定」を参照)。

4. (オプション)IMA の設定(「IGX の IMA」を参照)。

5. トランクへの接続の設定(「IGX の回線設定」を参照)。

帯域幅の割り当ての計画

ノードにトランクを設定する前に、IGX ノードにエンドポイントが接続される各トランクの帯域幅の用途を計画します。

ノードのネットワーク トラフィック処理能力を最適化するには、IGX ノードでのセルバス帯域の割り当てを計画する必要があります(「セルバス帯域割り当て計画」を参照)。

IMA トランクまたは回線での利用可能な帯域幅を最適化するには、IMA トランクまたは回線の最大送受信速度を計算する必要があります(「IMA トランクおよび回線の帯域幅」を参照)。

トランクで接続が失われるリスクを軽減するには、接続の負荷を予測して、トランクに設定する予約帯域幅を統計データに基づいて計算する必要があります。

セルバス帯域割り当て計画

NPM では、スイッチ ソフトウェアが、ノードの各カードについてセルバスに必要な帯域幅を監視して計算します。しかし、UXM-E では、ノードのネットワーク トラフィック処理能力が最適化されるように、カードのセルバス帯域割り当てを再設定できます。


) セルバスの ATM セルと FastPacket の帯域幅の計算単位は、Universal Bandwidth Unit (UBU; ユニバーサル帯域幅ユニット)です。


UXM-E がバック カード インターフェイスを NPM に通知すると、スイッチ ソフトウェアはそのカードに対してデフォルトの UBU 値を割り当てます( 表 4-6 を参照)。このデフォルト値は、次の手順で変更できます。


ステップ 1 スイッチ ソフトウェアの dspbusbw コマンドを使用して、ノードが使用する平均の帯域幅を調べます。


dspbusbw コマンドを入力すると、ファームウェアによって使用状況を再計算するかどうかを yes/no で尋ねられます。「y」を入力すると、UXM-E はレジスタの内容を読み取り(次にクリアし)、統計情報の収集を再開します。「n」を入力すると、NPM に保存された現在の値が表示されます。



ワンポイント・アドバイス Network Modeling Tool (NTM; ネットワーク モデリング ツール)を使用すると、ネットワーク内のすべての UXM-E で予測される負荷を用いて、セルバスの帯域の必要量を概算できます。


ステップ 2 スイッチ ソフトウェアの cnfbusbw コマンドを使用して、カードにセルバス帯域割り当てを設定します。

ステップ 3 帯域幅の割り当ての計画を続けます(「IMA トランクおよび回線の帯域幅」を参照)。

 

表 4-6 UXM-E インターフェイスのデフォルトのセルバス帯域割り当て

インターフェイス タイプ
ポート
デフォルト UBU
デフォルト セル トラフィック(cps)
デフォルト セルと FastPacket トラフィック(cps と fps)
最大 UBU
最大セル トラフィック(cps)
最大セルと FastPacket
トラフィック(cps と fps)

OC3

4 または 2

44

176,000

132,000
88,000

235

708,000

473,000
470,000

T3

6 または 3

24

96,000

72,000
48,000

235

708,000

473,000
470,000

E3

6 または 3

20

80,000

60,000
40,000

235

708,000

473,000
470,000

T1

8

8

32,000

24,000
16,000

32

128,000

96,000
64,000

T1

4

4

16,000

12,000
8,000

16

64,000

48,000
32,000

E1

8

10

40,000

30,000
20,000

40

160,000

120,000
80,000

E1

4

5

20,000

15,000
10,000

20

80,000

60,000
40,000


 

IMA トランクおよび回線の帯域幅

IMA トランクまたは IMA 回線の送受信速度は、すべての物理回線の合計から IMA プロトコルのオーバーヘッドを引いた速度になります。IMA プロトコルのオーバーヘッドは、次のように定義されます。

IMA トランクまたは IMA 回線のグループが 1 ~ 4 本の物理回線からなる場合、IMA プロトコルのオーバーヘッドは 1 DS0 です。

IMA トランクまたは IMA 回線のグループが 5 本以上の物理回線からなる場合、IMA プロトコルのオーバーヘッドは 2 DS0 です。

たとえば、8.1 - 4 と定義された T1 回線の IMA 回線グループを使用すると、次の合計帯域幅が可能です。

TX(送信)速度 = RX(受信)速度 = 24 x 4 DS0 - 1 DS0 = 95 DS0

8.1 - 5 と定義された T1 回線の IMA 回線グループを使用すると、次の合計帯域幅が可能です。

TX 速度 = RX 速度 = 24 x 5 DS0 - 2 DS0 = 118 DS0

物理回線に障害が発生した場合で、維持リンクしきい値に達していない場合、スイッチは帯域幅合計を下方に調節して、ダウンした物理回線を補います。

表 4-7 に、IMA トランクまたは IMA 回線グループを構成するさまざまな組み合わせの T1 または E1 インターフェイスで可能なポート速度を示します。

.

表 4-7 IMA トランクまたは IMA 回線グループで可能なトランク速度

インターフェイス
トランク速度(DS0)
トランク速度(cps)

8xT1

T1/190

28697

7xT1

T1/166

25056

7xT1

T1/142

21433

6xT1

T1/118

17811

5xT1

T1/95

14339

4xT1

T1/71

10716

3xT1

T1/47

7094

2xT1

T1/23

3471

T1

T1/24

3622

8xE1

E1/238

35924

7xE1

E1/208

31396

6xE1

E1/178

26867

5xE1

E1/148

22339

4xE1

E1/119

17962

3xE1

E1/89

13433

2xE1

E1/59

8905

1xE1

E1/29

4377

E1

E1/30

4528

トランクの設定

トランクを設定する前に、ノードの設定を行ってください(第3 章「 Cisco IGX 8400 シリーズのノード 」を参照)。ノードの設定後に、次の手順でノード間のトランクを設定します。


ステップ 1 トランクに使用する回線タイプと通信技術をサポートしているフロント カードとバック カードが、トランクに使用するつもりのスロットに装着されていることを確認します。

ステップ 2 トランクの両端でスイッチ ソフトウェアの uptrk コマンドを実行してトランクをアクティブにし、エンドツーエンドの通信を可能にするアイドル セルの生成を開始できるようにします。


ヒント トランクの片端だけで uptrk コマンドを実行すると、そのトランクはノードでアラーム状態として表示されます。アラームをクリアするには、トランクの両端で uptrk コマンドを実行してください。


ステップ 3 スイッチ ソフトウェアの dsptrkcnf コマンドを使用して、既存トランクのパラメータを表示し、デフォルト値から変更する必要のあるパラメータがどれかを判断します。

ステップ 4 トランクの両端でスイッチ ソフトウェアの cnftrk コマンドを実行して、トランクのデフォルト値を上書きします。

ステップ 5 スイッチ ソフトウェアの addtrk コマンドを使用して、ノードにトランクを追加します。トランクを追加すると、ノードはトランクを使用可能なリソースとして認識できるようになります。 addtrk コマンドは、トランクの両端で使用する必要はありません。


 

仮想トランクの設定


) 仮想トランキングは別売の機能です。詳細は、弊社販売代理店にお問い合わせください(「テクニカル サポートに関する問い合せ」を参照)。



ヒント CoS、仮想スイッチ インターフェイス、およびその他の ATM サービスについては、第8 章「Cisco IGX 8400 シリーズの ATM サービス」を参照してください。


IGX での仮想トランクの設定

仮想トランクを設定する前に、仮想トランクに接続するノードの設定を行ってください。次の手順で、IGX に仮想トランクを設定します。


ステップ 1 必要な場合は、ATM サービス プロバイダー、または公衆 ATM ネットワークの管理者から VPC を入手します。

ステップ 2 正しいフロント カードとバック カードが正しいスロットに装着されていること、また互換性に問題がないことを確認します。

ステップ 3 スイッチ ソフトウェアの uptrk slot.port.vtrk コマンドを使用してトランクをアクティブにします。

ステップ 4 スイッチ ソフトウェアの cnftrk コマンドを使用して、VPI を ATM サービス プロバイダーから入手した値に変更します。VPI の範囲は、UNI 仮想トランクでは 1 ~ 255、NNI 仮想トランクでは 1 ~ 4095 です。

ステップ 5 (オプション)スイッチ ソフトウェアの cnfrsrc コマンドを使用して、仮想トランクの接続 ID 数と利用可能な帯域幅を設定します。

ステップ 6 スイッチ ソフトウェアの addtrk slot.port.vtrk コマンドを使用して、仮想トランクを追加します。 addtrk コマンドを実行する必要があるのは、トランクの片端だけです。


) 仮想トランクのそれぞれの端で、異なるポート インターフェイスを使用できます。ただし、トランク両端のトランク帯域幅、接続チャネル、セル形式、およびトラフィック クラスは同じでなければなりません。



 

IGX トランクの管理

IGX トランクの管理には、主にイベント ロギング、必要に応じて、ネットワーキング環境の変更によるトランクの再設定、およびアラームやエラー メッセージに応じたトランクのトラブルシューティングがあります。IGX のトランクのトラブルシューティングについては、「IGX トランクのトラブルシューティング」を参照してください。

イベント ロギング

すべてのトランク ログ イベントでは、トランク番号が表示されます。トランク イベント ログにアクセスするには、NMS を使用するか、または CLI でスイッチ ソフトウェアの dsplog コマンドを使用します。

表 4-8 に、IGX のイベント ログ メッセージの例を示します。

 

表 4-8 IGX のログ メッセージ(仮想トランクのアクティブ化、追加の場合)

クラス
説明

Info

TRK 1.2.1 の他端の NodeB

Clear

TRK 1.2 OK

Major

TRK 1.2 の信号消失 (RED)

Clear

TRK 1.2.1 A のアクティブ化

トランクの再設定


ヒント 一部のトランク パラメータは、先にトランクを削除しないと変更できません。トランクの削除が必要なパラメータの詳細については、『Cisco WAN Switching Command Reference』の、スイッチ ソフトウェア cnftrk コマンドの詳細説明を参照してください。



) MPLS の配分は、トランクまたは回線を再設定しても影響を受けません。


トランクを再設定する前に、スイッチ ソフトウェアの dsptrkcnf コマンドを使用して現在のトランク パラメータを確認します。現在のパラメータを確認したら、次の手順でトランクを再設定します。


ステップ 1 変更を行うのにトランクを削除する必要があるか確認します(『 Cisco WAN Switching Command Reference 』の「 Setting Up Trunks 」の章の「cnftrk」を参照)。

ステップ 2 (トランクを削除する必要があるパラメータの場合)スイッチ ソフトウェアの deltrk コマンドを使用して、ローカル ノードでトランクを削除します。

ステップ 3 スイッチ ソフトウェアの cnftrk コマンドを使用して、ローカル ノードでトランクを再設定します。

ステップ 4 スイッチ ソフトウェアの vt コマンドを使用して、リモート ノードとの仮想端末セッションを開始します。

ステップ 5 スイッチ ソフトウェアの cnftrk コマンドを使用して、リモート ノードのトランクを再設定します。

ステップ 6 スイッチ ソフトウェアの bye コマンドを入力して、仮想端末セッションを終了します。

ステップ 7 トランクを削除した場合は、ローカル ノードでスイッチ ソフトウェアの addtrk コマンドを使用してトランクを追加します。


 

トランクの削除

次の手順でトランクを削除します。


ステップ 1 スイッチ ソフトウェアの deltrk コマンドを使用してトランクを削除します。両方のノードにアクセスできない場合を除いて、両方のノードでこのコマンドを実行します。削除されたトランクを使用している接続は、再ルーティングされます。

ステップ 2 両方のノードでスイッチ ソフトウェアの dntrk コマンドを使用して、トランクを非アクティブ(ダウン)にします。


 

IGX トランクのトラブルシューティング

ここでは、トランクのアラーム、および IGX のトランクのトラブルシューティングに関連するスイッチ ソフトウェア コマンドについて説明します。これらのトランク アラームとエラー メッセージは、トランクのエンドポイントとして機能するノードに表示されます。

トランク アラームについては、「トランク アラーム」を参照してください。

トラブルシューティングの手順については、『 Cisco IGX 8400 Series Installation Guide 』の「 Troubleshooting an IGX Node 」を参照してください。

トランク アラーム

トランク アラームは、トランクの動作に関する問題を示し、トランクのトラブルシューティングに利用できます。物理トランク アラームは、仮想トランクにも適用されます。また、ポート上のその他のトランクすべてに適用されます。 表 4-9 に、トランク アラームの詳細を示します。


) スイッチ ソフトウェアは、仮想トランクのそれぞれの拡張 CoS 管理キューからのセル ドロップについての、トランクごとの統計的アラームをサポートします。


 

表 4-9 物理および論理トランク アラーム

アラーム タイプ
物理
論理
統計
統合
T1
E1
T3
E3
SONET

LOS

X

X

X

X

X

X

X

OOF

X

X

X

X

X

X

X

AIS

X

X

X

X

X

X

X

YEL

X

X

X

X

X

X

PLCP OOF

X

X

LOC

X

X

X

LOP

X

X

PATH AIS

X

X

PATH YEL

X

X

PATH TRC

X

X

SEC TRC

X

X

ROOF

X

X

X

FER

X

X

X

AIS16

X

X

X

X

IMA

X

X

X

NTS セル ドロップ

X

X

TS セル ドロップ

X

X

音声セル ドロップ

X

X

BDATA セル ドロップ

X

X

BDATB セル ドロップ

X

X

HP セル ドロップ

X

X

CBR セル ドロップ

X

X

VBR セル ドロップ

X

X

ABR セル ドロップ

X

X

IGX トランクに関連するスイッチ ソフトウェア コマンド

表 4-10 のスイッチ ソフトウェア コマンドの詳細については、次のソースを参照してください。

addad cpytrkict コマンド:『 Cisco WAN Switching Command Reference 』の第 3 章「Alphabetical List of Commands addad through cpytrkict」

dchst window コマンド:『 Cisco WAN Switching Command Reference 』の第 4 章「Alphabetical List of Commands dchst through window」

 

表 4-10 トランクに関連するスイッチ ソフトウェア コマンド

スイッチ ソフトウェア コマンド
説明

addtrk

ノードにトランクを追加します。

cnfphyslnstats

物理回線の統計情報収集を設定します。

cnfrsrc

ノードで利用できるリソースを設定します。

cnftrk

指定したインターフェイスでトランクを設定します。

cnftrkalm

トランク アラームのパラメータを設定します。

cnftrkict

トランク インターフェイス制御テンプレートを設定します。

cpytrkict

トランク インターフェイス制御テンプレートをコピーします。

deltrk

トランクを削除します。

dntrk

ノードのサービスからトランクを削除(ダウン)します。

dspnw

ネットワーク内のトランクをすべて表示します。

dspphyslns

IMA トランク内の回線を表示します。

dspphyslnstatcnf

物理回線の統計情報設定を表示します。

dspphyslnstathist

IMA トランク内の各回線について、収集された統計情報を表示します。

dspportstats

各トランクポートについて、ポート、IMA および ILMI の各統計情報を表示します。

dsptrkbob

トランクのブレークアウト ボックスを表示します。

dsptrkcnf

トランクの設定を表示します( dsptrk と同じ)。

dsptrkcons

トランクの接続数を表示します。

dsptrkerrs

トランク エラーを表示します。

dsptrkict

トランク インターフェイス制御テンプレートを表示します。

dsptrkred

トランクの冗長構成を表示します。

dsptrks

指定したノードのトランクをすべて表示します。

dsptrkstatcnf

トランクの統計情報設定を表示します。

dsptrkstathist

トランクの統計情報履歴を表示します。

dsptrkstats

トランクの統計情報を表示します。

prtnw

ネットワーク内のトランクをすべて印刷します。

prttrkerrs

トランク エラーを印刷します。

prttrkict

トランク インターフェイス制御テンプレートを印刷します。

prttrks

ノードのトランクをすべて印刷します。

uptrk

トランクをアクティブ(アップ)にします。

関連情報

IGX の回線については、第 5 章「 Cisco IGX 8400 シリーズの回線 」を参照してください。

設置と基本的な設定方法については、『 Cisco IGX 8400 Series Installation Guide 』の第 1 章「 Cisco IGX 8400 Series Product Overview 」を参照してください。

スイッチ ソフトウェア コマンドの詳細については、『 Cisco WAN Switching Command Reference 』の第 1 章「 Command Line Fundamentals 」を参照してください。