ネットワーク管理 コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1S
メモリしきい値通知の定義
メモリしきい値通知の定義
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

メモリしきい値通知の定義

この章の構成

メモリしきい値通知について

メモリしきい値通知

メモリ予約

メモリしきい値通知の定義方法

空きメモリ不足しきい値の設定

重要な通知のためのメモリの予約

メモリしきい値通知の設定例

空きメモリ不足しきい値の設定:例

重要な通知のためのメモリの予約:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

メモリしきい値通知の定義

メモリしきい値通知機能を使用すると、重要な通知のためにメモリを予約し、使用可能なメモリが指定したしきい値を下回ると通知を行うようルータを設定できます。

メモリしきい値通知機能の履歴

リリース
変更点

12.2(18)S

この機能が導入されました。

12.0(26)S

この機能は、Cisco IOS Release 12.0(26)S に統合されました。

12.3(4)T

この機能は、Cisco IOS Release 12.3(4)T に統合されました。

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報の入手

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。 http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを持っていないか、ユーザ名またはパスワードが不明の場合は、ログイン ダイアログボックスの [Cancel] をクリックし、表示される指示に従ってください。

メモリしきい値通知について

メモリしきい値通知機能は、空きメモリが設定されたしきい値を下回っていることを示す通知を送信する方法と、重要な通知を行うために十分なメモリが使用できるようにメモリを予約する方法の 2 つの方法でルータ上のメモリ不足状態を軽減します。メモリしきい値通知機能を実装するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「メモリしきい値通知」

「メモリ予約」

メモリしきい値通知

通知とは、ルータによって発生するメッセージです。 memory free low-watermark コマンドを使用してメモリしきい値を指定すると、たとえば、使用可能な空きメモリが指定したしきい値を下回った場合と、使用可能な空きメモリが指定したしきい値を 5% 上回った場合に再度ルータが通知を行います。次に、メモリしきい値通知の例を示します。

使用可能な空きメモリが指定したしきい値を下回っている場合

000029: *Aug 12 22:31:19.559: %SYS-4-FREEMEMLOW: Free Memory has dropped below 2000k
Pool: Processor Free: 66814056 freemem_lwm: 204800000
 

使用可能な空きメモリが再度指定したしきい値を上回った場合

000032: *Aug 12 22:33:29.411: %SYS-5-FREEMEMRECOVER: Free Memory has recovered 2000k
Pool: Processor Free: 66813960 freemem_lwm: 0
 

メモリ予約

重要な動作のメモリ予約によって、イベント ロギングなどの管理プロセスがルータ メモリが少なくなっても機能を続行できるようにします。

メモリしきい値通知の定義方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「空きメモリ不足しきい値の設定」

「重要な通知のためのメモリの予約」

空きメモリ不足しきい値の設定

空きメモリ不足しきい値を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. memory free low-watermark { processor threshold | io threshold }

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

memory free low-watermark processor threshold

または

memory free low-watermark io threshold

 

Router(config)# memory free low-watermark processor 20000

または

 

Router(config)# memory free low-watermark io 20000

空きプロセッサまたは Input/Output(I/O; 入力/出力)メモリのしきい値をキロバイト単位で指定します。メモリしきい値に使用できる値を表示するには、次のコマンドを入力します。

memory free low-watermark processor ?

または

memory free low-watermark io ?

重要な通知のためのメモリの予約

ルータがプロセスによって過負荷になると、使用可能なメモリの量が重要な通知を行うのに十分でないレベルまで落ち込む場合があります。ルータが重要な通知を行うのに使用するメモリの領域を予約するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. memory reserve critical kilobytes

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

memory reserve critical kilobytes

 

Router(config)# memory reserve critical 1000

ルータが重要な通知を行えるよう、キロバイトで指定したメモリの量を予約します。

重要な通知のために予約できるメモリの量は、使用可能なメモリ合計の 25% 以上にはできません。

メモリしきい値通知の設定例

次の例では、使用可能なメモリが指定したしきい値を下回った場合に通知を行うようにルータを設定する方法と、重要な通知のためにメモリを予約する方法を示します。

「空きメモリ不足しきい値の設定:例」

「重要な通知のためのメモリの予約:例」

空きメモリ不足しきい値の設定:例

次の例では、ルータが通知を行うしきい値を 20000 KB の空きプロセッサメモリに指定します。

空きプロセッサメモリのしきい値

Router(config)# memory free low-watermark processor 20000
 

次の例では、ルータが通知を行うしきい値を 20000 KB の空き I/O メモリに指定します。

空き IO メモリのしきい値

Router(config)# memory free low-watermark io 20000
 

使用可能な空きメモリが指定したしきい値を下回ると、ルータが次のような通知メッセージを送信します。

000029: *Aug 12 22:31:19.559: %SYS-4-FREEMEMLOW: Free Memory has dropped below 20000k
Pool: Processor Free: 66814056 freemem_lwm: 204800000
 

使用可能な空きメモリがしきい値を 5% 上回ると、次のような別の通知メッセージが送信されます。

000032: *Aug 12 22:33:29.411: %SYS-5-FREEMEMRECOVER: Free Memory has recovered 20000k
Pool: Processor Free: 66813960 freemem_lwm: 0
 

重要な通知のためのメモリの予約:例

次に、重要な通知のために 1000 KB のメモリを予約する例を示します。

Router# memory reserved critical 1000
 

) 重要な通知のために予約できるメモリの量は、使用可能なメモリ合計の 25% 以上にはできません。


その他の参考資料

ここでは、メモリしきい値通知機能の関連資料について説明します。

関連資料

関連トピック
参照先

システム メッセージのロギング

Troubleshooting and Fault Management 」の章

規格

規格
タイトル

この機能では、新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能では、新しい MIB または変更された MIB はサポートされていません。また、既存の MIB に対するサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS Release、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能では、新しい RFC または変更された RFC はサポートされていません。また、既存の RFC に対するサポートに変更はありません。

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シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

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以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/techsupport

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、この章に記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Network Management Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/netmgmt/command/reference/nm_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、Command Lookup Tool( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )を使用するか、または『Cisco IOS Master Commands List』にアクセスしてください。

memory free low-watermark

memory reserve critical