ネットワーク管理 コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1S
ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディス ク)へのロギング
ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング

機能情報の入手

この章の構成

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの前提条件

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの制約事項

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングについて

システム ロギング メッセージ

ATA フラッシュ ディスク

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの設定方法

ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み

外部ディスクへのロギング メッセージのコピー

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの設定例

ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み:例

外部ディスクへのロギング メッセージのコピー:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの機能情報

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング機能を使用すると、システム ロギング メッセージを Advanced Technology Attachment(ATA)フラッシュ ディスクに保存できます。ATA ドライブに保存されたメッセージは、ルータが再起動した後も残ります。

機能情報の入手

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの機能情報」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの前提条件

logging buffered コマンドをイネーブルにする必要があります。

logging persistent コマンドを使用して、ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング機能をイネーブルにする前に、 logging buffered コマンドを使用して、内部バッファへのメッセージのロギングをイネーブルにする必要があります。詳細については、「ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み」および「関連資料」を参照してください。

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの制約事項

使用できる ATA ディスク スペースは、保存されたログ ファイルのサイズと数を制限します。

システム ロギング メッセージに割り当てられる ATA ディスク スペースの量は、保存できるロギング ファイルの数を制限します。割り当てしきい値を超えると、ディレクトリ内の最も古いログ ファイルが削除され、新しいシステム ロギング メッセージのための余裕ができます。システム ロギング メッセージを永続的に保存するには、外部デバイスに保存する必要があります。詳細については、「外部ディスクへのロギング メッセージのコピー」を参照してください。


) ローカル不揮発性ストレージへのロギングは、最大 2 GB の記憶域を使用する場合があります。


ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングについて

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング機能では、ルータの ATA フラッシュ ディスクをロギング メッセージの保管宛先として追加します。この機能を使用する場合、次の概念を理解しておく必要があります。

「システム ロギング メッセージ」

「ATA フラッシュ ディスク」

システム ロギング メッセージ

システム ロギング メッセージには、ルータの Application Programming Interfaces(API; アプリケーション プログラミング インターフェイス)によって生成されたエラーおよびデバッグ メッセージが含まれます。一般的に、ロギング メッセージはルータのメモリ バッファに保存されます。バッファがいっぱいになると、古いメッセージは新しいメッセージによって上書きされます。ルータが再起動すると、すべてのロギング メッセージがメモリ バッファから消去されます。

ATA フラッシュ ディスク

ATA フラッシュ ディスクは、一部の Cisco ルータに同梱される PC カードで、不揮発性データ ストレージを提供するために使用されます。ATA フラッシュ ディスクの容量が大きければ大きいほど、多くのデータ(ロギング メッセージなど)を保管できます。ATA フラッシュ ディスクに書き込まれたロギング メッセージは、ルータが再起動した後も残ります。

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み」(必須)

「外部ディスクへのロギング メッセージのコピー」(任意)

ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング機能をイネーブルにし、ATA フラッシュ ディスクにロギング メッセージを書き込むには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. logging buffered [ buffer-size | severity-level ]

4. logging persistent [ url { disk0: /directory | disk1: /directory }] [ size filesystem-size ] [ filesize logging-file-size ] [ batch batch-size ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 3

logging buffered [ buffer-size | severity-level ]

 

Router(config)# logging buffered

ローカル バッファへのシステム メッセージ ロギングをイネーブルにし、重大度に基づいて、バッファにロギングされるメッセージを制限します。

オプションの buffer-size 引数は、4096 ~ 4294967295 バイトのバッファのサイズを指定します。デフォルトのサイズは、プラットフォームによって異なります。

オプションの severity-level 引数は、バッファへのメッセージのロギングを指定されたレベルよりも重大度の低くないメッセージに制限します。

ステップ 4

logging persistent [ url { disk0: / directory | disk1: / directory }] [ size filesystem-size ] [ filesize logging-file-size ] [ batch batch-size ]

 

Router(config)# logging persistent url disk0:/syslog size 134217728 filesize 16384 batch 5098

ロギング メッセージをメモリ バッファからルータの ATA ディスク上の指定されたディレクトリに書き込みます。

ロギング メッセージが ATA ディスク上のファイルに書き込まれる前に、Cisco IOS ソフトウェアは、十分なディスク スペースがあるかどうかチェックします。十分なディスク スペースがない場合、ロギング メッセージの最も古いファイル(タイムスタンプによる)が削除され、現在のファイルが保存されます。

ログ ファイルのファイル名の形式は、 log_MM:DD:YYYY::hh:mm:ss です(たとえば、log_06:10:2008::07:42:14)。

Release 12.4(20)T 以降のリリースでは、ファイル名の形式は、 log_YYYYMMDD-hhmmss に変更されます(たとえば、log_20080610-074214)。

この機能は、そのファイル名の形式(秒レベルまでのタイムスタンプ サフィックスが含まれている)により、1 秒あたり 1 つのログ ファイルだけをサポートします。

外部ディスクへのロギング メッセージのコピー

ロギング メッセージを ATA フラッシュ ディスクから外部ディスクにコピーするには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. copy source-url destination-url

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

copy source-url destination-url

 

Router# copy disk0:/syslog ftp://myuser/mypass@192.168.1.129/syslog

ATA フラッシュ ディスク上の指定されたファイルまたはディレクトリを FTP 経由で指定された URL にコピーします。

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み:例」

「外部ディスクへのロギング メッセージのコピー:例」

ATA ディスクへのロギング メッセージの書き込み:例

次に、最大 134217728 バイト(128 MB)のロギング メッセージをディスク 0 の syslog ディレクトリに書き込み、16384 バイトのファイル サイズを指定する例を示します。

Router(config)# logging buffered
Router(config)# logging persistent url disk0:/syslog size 134217728 filesize 16384

外部ディスクへのロギング メッセージのコピー:例

次に、ロギング メッセージをルータの ATA フラッシュ ディスクから外部ディスクにコピーする例を示します。

Router# copy disk0:/syslog ftp://myuser/mypass@192.168.1.129/syslog

その他の参考資料

ここでは、ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング機能に関連する関連資料について説明します。

関連資料

関連トピック
参照先

copy コマンド

『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』

ネットワーク管理コマンド( logging コマンドを含む):コマンド構文の詳細、デフォルト設定、コマンド モード、コマンド履歴、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Network Management Command Reference』

規格

規格
タイトル

この機能では、新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能では、新しい MIB または変更された MIB はサポートされていません。また、既存の MIB に対するサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS Release、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能では、新しい RFC または変更された RFC はサポートされていません。また、既存の RFC に対するサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/techsupport

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、この章に記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Network Management Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/netmgmt/command/reference/nm_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、Command Lookup Tool( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )を使用するか、または『 Cisco IOS Master Commands List 』にアクセスしてください。

logging buffered

logging persistent

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 1 ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギングの機能情報

機能名
リリース
機能情報

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング

12.0(26)S
12.2(25)S
12.2(28)SB
12.2(33)SRB
12.4(15)T
12.2(33)SB
12.4(20)T

ローカル不揮発性ストレージ(ATA ディスク)へのロギング機能を使用すると、システム ロギング メッセージを Advanced Technology Attachment(ATA)フラッシュ ディスクに保存できます。ATA ドライブに保存されたメッセージは、ルータが再起動した後も残ります。

次のコマンドが導入または変更されました。 logging persistent logging buffered