ネットワーク管理 コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1S
Embedded Resource Manager(ERM)- MIB の設定
Embedded Resource Manager(ERM)-MIB の設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Embedded Resource Manager(ERM)-MIB の設定

機能情報の入手

この章の構成

ERM-MIB の前提条件

ERM-MIB について

ERM Show MIB オブジェクト

リソース オーナーに関する情報の入手

サブタイプ固有の情報の入手

適用したシステム グローバルしきい値の詳細の入手

リソース ユーザ タイプに関する情報の入手

リソース ユーザ固有の情報の入手

リソース グループに関する情報の入手

特定のリソース グループ内のリソース ユーザに関する情報の入手

リソース オーナーとリソース ユーザの関係に関する情報の入手

各リソース オーナー サブタイプとリソース ユーザの関係に関するしきい値情報の入手

1 つのリソース ユーザ タイプとして存在するリソース オーナーに関する情報の入手

リソース モニタに関する情報の入手

監視対象のリソース オーナーとリソース ユーザの関係に関する情報の入手

リソース モニタの監視対象であるリソース ポリシーに関する情報の入手

ERM 設定 MIB オブジェクト

システム内でのグローバル リソース ポリシーの適用の有無の確認

リソース ポリシーの作成、変更、または削除

リソース ポリシー内のリソース オーナー サブタイプのしきい値および間隔の設定

リソース グループの作成または削除

リソース グループ内のユーザ インスタンスの作成または削除

リソース ユーザまたはリソース グループへの既存のリソース ポリシーの適用

ERM Notification MIB オブジェクト

ERM のポリシー違反通知のトラップ生成の制御

ポリシー違反時のグローバル通知の受信

ポリシー違反時のユーザ固有通知の受信

ERM-MIB の設定方法

ERM-MIB 通知トラップのイネーブル化

ERM の SNMP 通知トラップをホストに送信するためのルータの設定

前提条件

ERM-MIB の設定例

ERM の SNMP 通知をホストに送信するためのルータの設定:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

ERM-MIB の機能情報

Embedded Resource Manager(ERM)-MIB の設定

Embedded Resource Manager(ERM)-MIB 機能では、ERM 機能における MIB サポートが導入されています。ERM 機能は、登録済みのすべてのリソース オーナーおよびリソース ユーザにおける、リソースの使用状況に関する情報を追跡します。ERM-MIB 機能では、MIB オブジェクトを使用してリソースの使用状況に関する情報を収集することにより、リソースの使用状況を監視できます。ネットワーク管理者は、ERM-MIB オブジェクトによって収集された情報を使用して、リソースの最適な使用を確保できます。

機能情報の入手

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「ERM-MIB の機能情報」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

ERM-MIB の前提条件

通知(トラップ)の設定または SNMP GET 操作を行うには、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を事前にイネーブルにする必要があります。

ERM-MIB について

ERM-MIB 機能では、ERM のネットワーク管理サポートが導入されています。これには、CISCO-ERM-MIB.my に定義されている ERM-MIB テーブル エントリ、MIB オブジェクト、および MIB トラップ通知オブジェクトが使用されます。

ERM-MIB 機能を使用するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「ERM Show MIB オブジェクト」

「ERM 設定 MIB オブジェクト」

「ERM Notification MIB オブジェクト」

ERM Show MIB オブジェクト

ERM Show MIB オブジェクトは、読み取り専用のオブジェクトです。これらの MIB オブジェクトを使用することにより、システム内のリソース オーナー、リソース ユーザ タイプ、リソース ユーザまたはリソース グループ、リソース オーナーとリソース ユーザの関係、およびリソース モニタに関する情報を入手できます。

表 1 に、ERM Show MIB オブジェクトの説明を示します。

 

表 1 ERM Show MIB オブジェクト

ERM Show MIB オブジェクト
目的

cermResOwnerTable

システム内のすべてのリソース オーナーの詳細を入手します。

cermResOwnerSubTypeTable

システム内のリソース オーナー サブタイプの詳細を入手します。

cermResOwnerSubTypeThresholdTable

システム内のすべての各リソース オーナー サブタイプに対して定義されているしきい値の詳細を入手します。

cermResUserTypeTable

システム内のリソース ユーザ タイプの詳細を入手します。

cermResUserTable

システム内の各リソース ユーザの詳細を入手します。

cermResGroupTable

システム内の各リソース グループの詳細を入手します。

cermResGroupResUserTable

特定のリソース グループ内で使用可能なリソース ユーザの詳細を入手します。

cermResOwnerResUserOrGroupTable

システム内のすべてのリソース オーナー、リソース ユーザ、およびリソース グループの関係の詳細を入手します。

cermResOwnerResUserOrGroupThresholdTable

システム内のすべての各リソース オーナー サブタイプ、リソース ユーザまたはリソース グループの関係に対して定義されているしきい値の詳細を入手します。

cermResUserTypeResOwnerTable

特定のリソース ユーザ タイプとして存在するリソース オーナーの詳細を入手します。

cermResMonitorTable

システム内のリソース モニタの詳細を入手します。

cermResMonitorResOwnerResUserTable

リソース モニタによって監視されているリソース オーナー、リソース ユーザ、およびリソース オーナーとリソース ユーザの関係の詳細を入手します。

cermResMonitorPolicyTable

リソース モニタによって監視されているリソース ポリシーの詳細を入手します。

リソース オーナーに関する情報の入手

cermResOwnerTable を使用すると、システム内のすべてのリソース オーナーに関する情報を入手できます。cermResOwnerTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResOwnerSubEntityId、および cermResOwnerId です。

cermResOwnerTable は、次の MIB オブジェクトを定義します。

cermResOwnerSubEntityId

cermResOwnerId

cermResOwnerName

cermResOwnerMeasurementUnit

cermResOwnerThresholdIsConfigurable

cermResOwnerResUserCount

cermResOwnerResGroupCount

サブタイプ固有の情報の入手

cermResOwnerSubTypeTable を使用すると、サブタイプ固有の情報を入手できます。cermResOwnerSubTypeTable は、cermResOwnerTable を拡張したものです。cermResOwnerSubTypeTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResOwnerSubEntityId、cermResOwnerId、および cermResOwnerSubTypeId です。

各リソース オーナーは、このテーブル内の 1 つ以上のエントリを保持しています。たとえば、CPU リソース オーナーは、process、interrupt、および total の 3 つのサブタイプを保持しています。

一部のリソース オーナー(IPC リソース オーナーなど)にはサブタイプがありません。その場合、このテーブルには、cermResOwnerSubTypeId を 0 とし、cermResOwnerSubTypeName を空の文字列とする単一のエントリが含まれます。

対応するリソース オーナーを照会することにより、このテーブル内で指定したサブタイプ関連のすべての情報を入手できます。

cermResOwnerSubTypeTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResOwnerSubTypeId

cermResOwnerSubTypeName

cermResOwnerSubTypeUsagePct

cermResOwnerSubTypeUsage

cermResOwnerSubTypeMaxUsage

cermResOwnerSubTypeGlobNotifSeverity

適用したシステム グローバルしきい値の詳細の入手

cermResOwnerSubTypeThresholdTable を使用すると、各リソース オーナー サブタイプの適用しきい値を入手できます。このオブジェクトは、cermResOwnerSubTypeTable を拡張したものです。

cermResOwnerSubTypeThresholdTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResOwnerSubEntityId、cermResOwnerId、cermResOwnerSubTypeId、および cermResOwnerSubTypeThreshSeverity です。対応するリソース オーナーを照会することにより、リソース オーナー サブタイプに対応するすべてのしきい値の詳細を入手できます。

cermResOwnerSubTypeThresholdTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResOwnerSubTypeThreshSeverity

cermResOwnerSubTypeRisingThresh

cermResOwnerSubTypeRisingInterval

cermResOwnerSubTypeFallingThresh

cermResOwnerSubTypeFallingInterval

リソース ユーザ タイプに関する情報の入手

cermResUserTypeTable を使用すると、リソース ユーザ タイプに関する情報を入手できます。システム内の各リソース ユーザ タイプは、cermResUserTypeTable 内のエントリを保持しています。このオブジェクトのインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResUserTypeSubEntityId、および cermResUserTypeId です。

cermResUserTypeTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResUserTypeSubEntityId

cermResUserTypeId

cermResUserTypeName

cermResUserTypeResOwnerCount

cermResUserTypeResUserCount

cermResUserTypeResGroupCount

リソース ユーザ固有の情報の入手

cermResUserTable を使用すると、システム内の各リソース ユーザに関する情報を入手できます。このオブジェクトは、cermResUserTypeTable を拡張したものです。cermResUserTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResUserTypeSubEntityId、cermResUserTypeId、および ermResUserId です。

cermResUserTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResUserId

cermResUserName

cermResUserPriority

cermResUserResGroupId

リソース グループに関する情報の入手

cermResGroupTable を使用すると、システム内で使用可能なすべてのリソース グループに関する情報を入手できます。このオブジェクトは、cermResUserTypeTable を拡張したものです。cermResGroupTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResUserTypeSubEntityId、cermResUserTypeId、および cermResGroupId です。

cermResGroupTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResGroupId

cermResGroupName

cermResGroupUserInstanceCount

特定のリソース グループ内のリソース ユーザに関する情報の入手

cermResGroupResUserTable を使用すると、特定のリソース グループ内で使用可能なリソース ユーザのリストを入手できます。このオブジェクトは、cermResGroupTable を拡張したものです。cermResGroupResUserTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResUserTypeSubEntityId、cermResUserTypeId、cermResGroupId、および cermResGroupResUserId です。

cermResGroupResUserTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResGroupResUserId

リソース オーナーとリソース ユーザの関係に関する情報の入手

cermResOwnerResUserOrGroupTable を使用すると、システム内の各リソース オーナーとリソース ユーザの関係、またはリソース オーナーとリソース グループの関係に関する情報を入手できます。このオブジェクトは、cermResOwnerSubTypeTable を拡張したものです。

cermResOwnerResUserOrGroupTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResOwnerSubEntityId、cermResOwnerId、cermResOwnerSubTypeId、cermResOwnerResUserTypeId、および cermResOwnerResUserOrGroupId です。

このテーブルは、次の作業に使用します。

特定のリソース オーナーについて登録されているリソース ユーザのリストを入手する場合。

使用状況、最大使用状況、特定のリソース オーナー サブタイプとリソース ユーザの関係に対するユーザ ローカルおよびユーザ単位のグローバル通知の現在のレベルを入手する場合。

cermResOwnerResUserOrGroupTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResOwnerResUserTypeId

cermResOwnerResUserOrGroupId

cermResUserOrGroupFlag

cermResUserOrGroupUsagePct

cermResUserOrGroupUsage

cermResUserOrGroupMaxUsage

cermResUserOrGroupNotifSeverity

cermResUserOrGroupGlobNotifSeverity

各リソース オーナー サブタイプとリソース ユーザの関係に関するしきい値情報の入手

cermResOwnerResUserOrGroupThresholdTable を使用すると、各リソース オーナー サブタイプとリソース ユーザの関係に関するしきい値情報を入手できます。このオブジェクトは、cermResOwnerResUserOrGroupTable を拡張したものです。

cermResOwnerResUserOrGroupThresholdTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResOwnerSubEntityId、cermResOwnerId、cermResOwnerSubTypeId、cermResOwnerResUserTypeId、cermResOwnerResUserOrGroupId、cermResUserOrGroupThreshIsUserGlob、および cermResUserOrGroupThreshSeverity です。

cermResOwnerResUserOrGroupThresholdTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResUserOrGroupThreshIsUserGlob

cermResUserOrGroupThreshSeverity

cermResUserOrGroupThreshFlag

cermResUserOrGroupRisingThresh

cermResUserOrGroupRisingInterval

cermResUserOrGroupFallingThresh

cermResUserOrGroupFallingInterval

1 つのリソース ユーザ タイプとして存在するリソース オーナーに関する情報の入手

cermResUserTypeResOwnerTable を使用すると、1 つのリソース ユーザ タイプとして存在するリソース オーナーのリストを入手できます。このオブジェクトは、cermResUserTypeTable を拡張したものです。

cermResUserTypeResOwnerTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResUserTypeSubEntityId、cermResUserTypeId、および cermResUserTypeResOwnerId です。

cermResUserTypeResOwnerTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResUserTypeResOwnerId

リソース モニタに関する情報の入手

cermResMonitorTable を使用すると、システム内のリソース モニタのリストを入手できます。このオブジェクトのインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResMonitorSubEntityId、および cermResMonitorId です。

cermResMonitorTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResMonitorSubEntityId

cermResMonitorId

cermResMonitorName

監視対象のリソース オーナーとリソース ユーザの関係に関する情報の入手

cermResMonitorResOwnerResUserTable を使用すると、リソース モニタによって追跡されているリソース関連の情報を入手できます。このオブジェクトは、cermResMonitorTable を拡張したものです。

cermResMonitorResOwnerResUserTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResMonitorSubEntityId、cermResMonitorId、cermResMonitorResOwnerId、cermResMonitorResUserTypeId、および cermResMonitorResUserId です。

cermResMonitorResOwnerResUserTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResMonitorResOwnerId

cermResMonitorResUserTypeId

cermResMonitorResUserId

cermResMonitorResPolicyName

リソース モニタの監視対象であるリソース ポリシーに関する情報の入手

cermResMonitorPolicyTable を使用すると、リソース モニタによって追跡されているリソース ポリシーのリストを入手できます。このオブジェクトは、cermResMonitorTable を拡張したものです。cermResMonitorPolicyTable のインデックス エントリは、entPhysicalIndex、cermResMonitorSubEntityId、cermResMonitorId、および cermResMonitorPolicyName です。

cermResMonitorPolicyTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermResMonitorPolicyName

ERM 設定 MIB オブジェクト

ERM 設定 MIB オブジェクトを使用すると、次の作業を行えます。

「リソース ポリシーの作成、変更、または削除」

「リソース ポリシー内のリソース オーナー サブタイプのしきい値および間隔の設定」

「リソース グループの作成または削除」

「リソース グループ内のユーザ インスタンスの作成または削除」

「リソース ユーザまたはリソース グループへの既存のリソース ポリシーの適用」

表 2 に、ERM 設定 MIB オブジェクトの説明を示します。

 

表 2 ERM 設定 MIB オブジェクト

ERM 設定 MIB オブジェクト
目的

cermScalarsGlobalPolicyName(スカラ オブジェクト)

システム内で適用されているグローバル リソース ポリシーを識別し、示します。

cermConfigPolicyTable

リソース ポリシーを作成、変更、または削除します。

cermConfigPolicyResOwnerThreshTable

リソース オーナー サブタイプのしきい値および間隔を設定します。

cermConfigResGroupTable

リソース グループを作成または削除します。

cermConfigResGroupUserTable

リソース グループ内のユーザ インスタンスを作成または削除します。

cermConfigPolicyApplyTable

既存のリソース ポリシーをリソース ユーザまたはリソース グループに適用します。

システム内でのグローバル リソース ポリシーの適用の有無の確認

スカラ オブジェクト cermScalarsGlobalPolicyName を使用すると、システム内でグローバル リソース ポリシーが適用されている場合に、これを識別して示すことができます。システム内でグローバル リソース ポリシーが適用されていない場合、このオブジェクトに含まれるのは空の文字列になります。このオブジェクトには、読み取り/書き込みアクセス権限があります。このスカラ オブジェクトを既存のグローバル リソース ポリシーに設定すると、そのグローバル リソース ポリシーがシステムに適用されます。

リソース ポリシーの作成、変更、または削除

cermConfigPolicyTable を使用すると、リソース ポリシーを作成、変更、または削除できます。このオブジェクトのインデックス エントリは、cermPolicyName です。

cermConfigPolicyTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermPolicyName

cermPolicyIsGlobal

cermPolicyUserTypeName

cermPolicyLoggingEnabled

cermPolicySnmpNotifEnabled

cermPolicyStorageType

cermPolicyRowStatus

リソース ポリシー内のリソース オーナー サブタイプのしきい値および間隔の設定

cermConfigPolicyResOwnerThreshTable を使用すると、リソース ポリシー内のリソース オーナー サブタイプの上限/下限しきい値と上限/下限間隔を設定できます。このオブジェクトは、cermConfigPolicyTable を拡張したものです。

cermConfigPolicyResOwnerThreshTable のインデックス エントリは、cermPolicyName、cermPolicyPhysicalIndex、cermConfigPolicyResOwnerSubEntityId、cermConfigPolicyResOwnerId、cermConfigPolicyResOwnerSubTypeId、ermConfigPolicyIsUserGlobal、および cermConfigPolicyThresholdLevel です。

cermConfigPolicyResOwnerThreshTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermPolicyPhysicalIndex

cermConfigPolicyResOwnerSubEntityId

cermPolicyResOwnerId

cermPolicyResOwnerSubTypeId

cermPolicyIsUserGlobal

cermPolicyThresholdLevel

cermPolicyRisingThreshold

cermPolicyRisingInterval

cermPolicyFallingThreshold

cermPolicyFallingInterval

cermPolicyResOwnerThreshStorageType

cermPolicyResOwnerRowStatus

リソース グループの作成または削除

cermConfigResGroupTable を使用すると、システム内のリソース グループを作成または削除できます。このオブジェクトのインデックス エントリは、cermConfigResGroupName です。

cermConfigResGroupTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermConfigResGroupName

cermConfigResGroupUserTypeName

cermConfigResGroupStorageType

cermConfigResGroupRowStatus

リソース グループ内のユーザ インスタンスの作成または削除

cermConfigResGroupUserTable を使用すると、特定のリソース グループ内のユーザ インスタンスを作成または削除できます。このオブジェクトは、cermConfigResGroupTable を拡張したものです。

cermConfigResGroupUserTable のインデックス エントリは、cermConfigResGroupName および cermConfigResGroupUserName です。

cermConfigResGroupUserTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermConfigResGroupUserName

cermConfigResGroupUserStorageType

cermConfigResGroupUserRowStatus

リソース ユーザまたはリソース グループへの既存のリソース ポリシーの適用

cermConfigPolicyApplyTable を使用すると、既存のリソース ポリシーをリソース ユーザまたはリソース グループに適用できます。このオブジェクトのインデックス エントリは、cermPolicyApplyUserOrGroupName および cermPolicyApplyUserOrGroupFlag です。

cermConfigPolicyApplyTable は、次のオブジェクトを定義します。

cermPolicyApplyUserOrGroupName

cermPolicyApplyUserOrGroupFlag

cermPolicyApplyPolicyName

cermPolicyApplyStorageType

cermPolicyApplyRowStatus

ERM Notification MIB オブジェクト

ERM Notification MIB オブジェクトを設定すると、ポリシーの違反時に、グローバル通知またはユーザ固有通知を受信できます。ERM Notification MIB オブジェクトには 3 つのタイプがあります。

表 3 に、ERM Notification MIB オブジェクトの説明を示します。

 

表 3 ERM Notification MIB オブジェクト

ERM Notification MIB オブジェクト
目的

cermNotifsEnabled

ERM 通知をイネーブルにします。

ciscoErmGlobalPolicyViolation

グローバル ポリシーの違反時に受信する通知のタイプを指定します。

ciscoErmLocalPolicyViolation

ローカル ポリシーの違反時に受信するユーザ固有通知のタイプを指定します。

ERM のポリシー違反通知のトラップ生成の制御

cermNotifsEnabled を使用すると、ERM のポリシー違反通知のトラップ生成が可能であるかを判断できます。

このオブジェクトを true に設定すると、ERM のポリシー違反に関連する通知(ciscoErmGlobalPolicyViolation および ciscoErmLocalPolicyViolation.)のトラップ生成が可能になります。

ポリシー違反時のグローバル通知の受信

ciscoErmGlobPolicyViolation を使用すると、ポリシー違反時にグローバル通知を受信できます。

この通知オブジェクト ciscoErmGlobPolicyViolation は、次のオブジェクトを定義します。

cermResOwnerName

cermResOwnerSubTypeName

cermNotifsThresholdSeverity

cermNotifsThresholdValue

cermNotifsDirection

cermNotifsPolicyName

ポリシー違反時のユーザ固有通知の受信

ciscoErmUserPolicyViolation を使用すると、ポリシー違反時にユーザ固有通知を受信できます。

この通知オブジェクト ciscoErmUserPolicyViolation には、次のオブジェクトが含まれます。

cermResOwnerName

cermResOwnerSubTypeName

cermResUserTypeName

cermResUserName

cermResUserOrGroupThreshFlag

cermNotifsThresholdIsUserGlob

cermNotifsThresholdSeverity

cermNotifsThresholdValue

cermNotifsDirection

cermNotifsPolicyName

ERM-MIB の設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「ERM-MIB 通知トラップのイネーブル化」(必須)

「ERM の SNMP 通知トラップをホストに送信するためのルータの設定」(必須)

ERM-MIB 通知トラップのイネーブル化

リソース使用状況がしきい値を超えた場合に生成される ERM-MIB 通知トラップをイネーブルにできます。ERM-MIB 通知トラップは、トラップを受信するよう設定されているホストに送信されます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. snmp-server enable traps resource-policy

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

snmp-server enable traps resource-policy

 

Router(config)# snmp-server enable traps resource-policy

CISCO-ERM-MIB 通知をイネーブルにします。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

ルータを特権 EXEC モードに戻します。

ERM の SNMP 通知トラップをホストに送信するためのルータの設定

ルータを設定して、ERM-MIB に定義した SNMP 通知をホストに送信するには、次の作業を実行します。

前提条件

ネットワーク上で SNMP がイネーブルになっている必要があります。

snmp-server community コマンドを使用して、MIB オブジェクトおよび MIB トラップに関する情報を受信するための SNMP サーバ コミュニティを作成します。

手順の概要

1. enable

2. show running-config [ options ]

3. configure terminal

4. snmp-server host { hostname | ip-address } [ vrf vrf-name ] [ traps | informs ] [ version { 1 | 2c | 3 [ auth | noauth | priv ]}] community-string [ udp-port port ] [ notification-type ]

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show running-config [ options ]

 

Router# show running-config

実行コンフィギュレーションを表示して、SNMP エージェントがすでに動作しているかどうかを判断します。

SNMP の情報が表示されない場合は、次のステップに進みます。SNMP の情報が表示された場合は、情報を修正するか、または必要に応じて情報を変更できます。

ステップ 3

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

snmp-server host { hostname | ip-address } [ vrf vrf-name ] [ traps | informs ] [ version { 1 | 2c | 3 [ auth | noauth | priv ]}] community-string [ udp-port port ] [ notification-type ]
 

Router(config)# snmp-server host 209.165.201.30 traps version 2c priv mycommunitystring isis

ERM SNMP 通知操作の受信者(ターゲット ホスト)を指定します。

ステップ 5

end

 

Router(config)# end

ルータを特権 EXEC モードに戻します。

ERM-MIB の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「ERM の SNMP 通知をホストに送信するためのルータの設定:例」

ERM の SNMP 通知をホストに送信するためのルータの設定:例

次に、ERM の SNMP 通知がホストに送信されるようにルータを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# snmp-server community public rw
Router(config)# snmp-server enable traps resource-policy
Router(config)# snmp-server host 209.165.201.30 version 2c public
Router(config)# end

その他の参考資料

ここでは、ERM-MIB 機能に関する参考資料について説明します。

関連資料

関連トピック
参照先

Cisco IOS コマンド

『Cisco IOS Master Commands List, All Releases』

Embedded Resource Manager

『Embedded Resource Manager』

ネットワーク管理コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト設定、使用上の注意事項、および例

『Cisco IOS Network Management Command Reference』

規格

規格
タイトル

なし

--

MIB

MIB
MIB リンク

CISCO-ERM-MIB.my

選択したプラットフォーム、Cisco IOS Release、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1902

『Structure of Management Information for Version 2 of the Simple Network Management Protocol(SNMPv2)』

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

ERM-MIB の機能情報

表 4 に、この章に記載されている機能および具体的な設定情報へのリンクを示します。この表には、Cisco IOS Release 12.2(33)SRB および Cisco IOS Release 15.0(1)M 以降のリリースで導入または変更された機能だけを示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 4 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


表 4 ERM-MIB の機能情報

機能名
リリース
機能情報

Embedded Resource Manager(ERM)-MIB

12.2(33)SB
12.2(33)SRB
12.4(15)T

ERM-MIB 機能では、Embedded Resource Manager(ERM)機能における MIB サポートが導入されています。ERM-MIB 機能では、MIB オブジェクトを使用してリソースの使用状況に関する情報を収集することにより、リソースの使用状況を監視できます。ネットワーク管理者は、ERM-MIB オブジェクトによって収集された情報を使用して、リソースの最適な使用を確保できます。

この機能により、次のコマンドが導入または変更されました。 snmp-server enable traps resource-policy