ネットワーク管理 コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1S
DRP Server Agent の設定
DRP Server Agent の設定
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2011/04/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

DRP Server Agent の設定

目次

DRP Server Agent 設定の制約事項

DRP Server Agent の設定について

ディレクタ レスポンス プロトコル

DRP Server Agent

レーシング メッセージ

ブーメラン メトリック

DRP Server Agent の利点

DRP Server Agent の設定方法

DRP Server Agent のイネーブル化

DRP クエリー ソースの制限

DRP クエリーと応答の認証の設定

認証キーとキー チェーン

制約事項

DRP Server Agent のモニタリングとメンテナンス

新規ドメインの追加または既存ドメインの設定

ドメイン名のエイリアスの設定

ドメインのサーバ アドレスの設定

IP Time-to-Live 値の設定

DNS TTL 値の設定

DRP Server Agent のブーメラン情報の確認

トラブルシューティングのヒント

DRP Server Agent の設定例

DRP Server Agent のイネーブル化とクエリー ソースの制限:例

新規ドメインの追加または既存ドメインの設定:例

ドメイン名のエイリアスの設定:例

ドメインのサーバ アドレスの設定:例

IP TTL 値の設定:例

DNS TTL 値の設定:例

その他の参考資料

関連資料

シスコのテクニカル サポート

DRP Server Agent を設定するための機能情報

DRP Server Agent の設定

この章では、Director Response Protocol(DRP; ディレクタ レスポンス プロトコル)エージェントの設定方法および DRP Server Agent でのブーメラン メトリックのサポートの設定方法について説明します。

この章で紹介する機能情報の入手方法

お使いの Cisco IOS ソフトウェアが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。 この章に記載されている特定の機能に関する説明へのリンク、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「DRP Server Agent を設定するための機能情報」を参照してください。

プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報の入手

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

DRP Server Agent 設定の制約事項

ブーメラン機能を含めるように DistributedDirector をアップグレードする場合、DRP Server Agent がブーメランの存在を認識できるようにする必要があります。

DRP Server Agent の設定について

DRP Server Agent を設定するか、ブーメラン サポートを備えたエージェントを設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「ディレクタ レスポンス プロトコル」

「DRP Server Agent」

「レーシング メッセージ」

「ブーメラン メトリック」

「DRP Server Agent の利点」

ディレクタ レスポンス プロトコル

DRP は、Cisco Systems が開発した User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ベースのシンプルなアプリケーションです。DRP は、Cisco DistributedDirector 製品が分散するサーバとクライアント間の Border Gateway Protocol(BFP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)および Interior Gateway Protocol(OGP)ルーティング テーブル メトリック用のフィールドでルータ(DRP Server Agent)を照会できるようにします。個別のスタンドアロン ソフトウェアである DistributedDirector は、DRP を使用して、エンドユーザのサービス要求をトポロジ的に最も近い対応サーバにトランスペアレントにリダイレクトします。DRP により、DistributedDirector は地理的に分散する複数のサーバ間でダイナミック、スケーラブル、かつ「ネットワーク インテリジェント」なインターネット トラフィックの負荷分散を行えます。

DRP Server Agent

DRP Server Agent はボーダー ルータまたは DistributedDirector サービスを必要とする地理的に分散するサーバをサポートするボーダー ルータのピアです。DistributedDirector は、BGP および IGP 情報に基づいて決定します。つまり、すべての DRP Server Agent が BGP および IGP ルーティング テーブルにフルにアクセスできる必要があります。

レーシング メッセージ

レーシング メッセージは、DistributedDirector が Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)クライアントからブーメラン メトリックが設定されたホスト名の DNS クエリーを受信すると発生します。DistributedDirector は、異なる DRP Server Agent に DNS レーシング メッセージを発行します。メッセージでは、DistributedDirector は各 DRP Server Agent にクライアントに直接応答するよう指示します。指示は DistributedDirector の設定によって決まり、応答を特定の時間に送信するか、一定の遅延後に送信するかも指定します。

ブーメラン メトリック

ブーメランは DistributedDirector の DRP メトリックです。ブーメラン メトリックがアクティブな場合、DistributedDirector は DNS 応答を照会元のクライアントに直接送信するよう DRP に指示します。DNS 応答には、特定の DRP Server Agent に関連付けられているサイトのアドレスが含まれます。関与するすべての DRP Server Agent がそれぞれの DNS 応答を同時に送信します。遅延の観点から、クライアントに最も近い DRP のパケットが最初に到着します。クライアントは、最初の応答を取り、残りを無視できます。これは、すべてのローカル DNS サーバ実装の標準動作です。DRP Server Agent でブーメランの完全サポートを設定できます。ブーメラン クライアントは DRP Server Agent です。

ブーメラン メトリックにより、DRP Server Agent 上のブーメラン クライアントはブーメランをサポートするサーバと通信できます。メトリックは、シスコ内の異なるコンテンツ ルータの相互運用性を高めます。DRP Server Agent 上のブーメラン クライアントは、DistributedDirector に実装されたサーバだけでなく、あらゆるブーメラン サーバと通信できます。

ブーメラン DRP Server Agent がブーメラン サーバから DNS レーシング メッセージを受信すると、DRP は DNS メッセージで指定されたドメイン名を抽出します。ブーメランをサポートする DRP Server Agent は、この指定されたドメインで設定できます。

DRP Server Agent の利点

DRP Server Agent は次の利点を備えています。

DistributedDirector サービスの使用を促進できます。

ブーメラン機能のサポートにより、応答が最も早いサイトを選択する手段が提供されます。

また、輻輳やリンク障害がダイナミックに認識され、回避できます。

DRP Server Agent の設定方法

DRP Server Agent を設定およびメンテナンスするには、次の作業を実行します。

「DRP Server Agent のイネーブル化」

「DRP クエリー ソースの制限」

「DRP クエリーと応答の認証の設定」

「DRP Server Agent のモニタリングとメンテナンス」

「新規ドメインの追加または既存ドメインの設定」

「ドメイン名のエイリアスの設定」

「ドメインのサーバ アドレスの設定」

「IP Time-to-Live 値の設定」

「DNS TTL 値の設定」

「DRP Server Agent のブーメラン情報の確認」

DRP Server Agent のイネーブル化

DRP Server Agent をイネーブルにするには、次の作業を実行します(デフォルトではディセーブルになっています)。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp server

4. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp server

 

Router(config)# ip drp server

DRP Server Agent をイネーブルにします。

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

DRP クエリー ソースの制限

セキュリティのために、有効な DRP クエリーのソースを制限できます。インターフェイスに標準の IP アクセス リストが適用されると、DRP Server Agent は、そのリストの IP アドレスから発信された DRP クエリーのみに応答します。アクセス リストを設定しない場合、DRP Server Agent はすべてのクエリーに応答します。

アクセス グループとキー チェーン(次の項で説明します)の両方が設定されている場合、要求を処理する前に両方のセキュリティ メカニズムがアクセスを許可する必要があります。

有効な DRP クエリーのソースを制限するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp access-group access-list-number

4. exit

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp access-group access-list-number

 

Router(config)# ip drp access-group 1

標準の IP アクセス リストを提供して、有効な DRP クエリーのソースを制御します。

この例では、アクセス リストは番号 1 です。

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を特権 EXEC モードに戻します。

DRP クエリーと応答の認証の設定

キー チェーンを定義し、キー チェーンに属するキーを識別し、オプションで各キーが有効な期間を指定するには、次の作業を実行します。

認証キーとキー チェーン

もう 1 つのセキュリティ策として、DRP クエリーと応答を認証するように DRP Server Agent を設定する方法があります。

キー チェーンとキーを設定する場合は、次のガイドラインに従います。

DRP 認証用に設定されたキー チェーンの名前は、設定済みのキー チェーンの名前と一致する必要があります。

応答を処理するには、リモート ルータのプライマリ エージェントで設定されたキーが DRP Server Agent で設定されたキーと一致する必要があります。

ライフタイム付きの複数のキーを設定できます。ソフトウェアによって、これらのキーが順番に使用されます。

認証が有効で、 send-lifetime 値に基づいてキー チェーンの複数のキーがアクティブな場合、ソフトウェアは、認証用に検出した最初のキーのみを使用します。

キー チェーン情報を表示するには、 show key chain コマンドを使用します。

制約事項

DRP 認証のライフタイムを設定するには、ルータにタイム サービスを設定する必要があります。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp authentication key-chain name-of-chain

4. key chain name-of-chain

5. key key-id

6. key-string text

7. accept-lifetime start-time { infinite | end-time | duration seconds }

8. send-lifetime start-time { infinite | end-time | duration seconds }

9. exit

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp authentication key-chain name-of-chain

 

Router(config)# ip drp authentication key-chain mktg

すべての DRP 要求および応答の認証に使用されるキー チェーンを識別します。

ステップ 4

key chain name-of-chain

 

Router(config)# key chain mktg

手順 3 で指定されたキー チェーンを識別し、CLI をキー チェーン コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 5

key key-id

 

Router(config-keychain)# key 1

キー番号 1 を識別します。

ステップ 6

key-string text

 

Router(config-keychain-key)# key-string internal

キー文字列を整数として識別します。

ステップ 7

accept-lifetime start-time { infinite | end-time | duration seconds }

 

Router(config-keychain-key)# accept-lifetime 15:00:00 Oct 12 2006 600

(任意)キーを受信できる期間を指定します。

この例では、期間は 600 秒です。

ステップ 8

send-lifetime start-time { infinite | end-time | duration seconds }

 

Router(config-keychain-key)# send-lifetime 14:30:00 Oct 12 2006 300

(任意)キーを送信できる期間を指定します。

この例では、期間は 300 秒です。

ステップ 9

exit

 

Router(config)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

DRP Server Agent のモニタリングとメンテナンス

DRP Server Agent を監視およびメンテナンスするには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. clear ip drp

3. show ip drp

4. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

clear ip drp

 

Router# clear ip drp

DRP 要求および応答に収集される統計情報をクリアします。

ステップ 3

show ip drp

 

Router# show ip drp

DRP Server Agent に関する情報を表示します。

ステップ 4

exit

 

Router# exit

CLI をユーザ EXEC モードに戻します。

新規ドメインの追加または既存ドメインの設定

DistributedDirector クライアントに新しいドメインを追加するか、既存のドメインを設定するには次の作業を実行します。この作業は DRP Server Agent 上で実行します。

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp domain domain-name

4. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp domain domain-name

 

Router(config)# ip drp domain www.boom1.com

追加または設定するドメインを指定し、CLI をブーメラン コンフィギュレーション モードにします。

この例のドメイン名は www.boom1.com です。

ステップ 4

exit

 

Router(config-boomerang)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

ドメイン名のエイリアスの設定

指定されたドメインのエイリアス名を設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp domain domain-name

4. alias alias - name

5. exit

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp domain domain-name
 
Router(config)# ip drp domain www.boom1.com

追加または設定するドメインを指定し、CLI をブーメラン コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 4

alias alias - name

 
Router(config-boomerang)# alias www.boom2.com

指定されたドメインのエイリアス名を設定します。

この例のエイリアス名は www.boom2.com です。

ステップ 5

exit

 

Router(config-boomerang)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

ドメインのサーバ アドレスの設定

指定されたブーメラン ドメインのサーバ アドレスを設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp domain domain-name

4. server server-ip-address

5. exit

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp domain domain-name

 

Router(config)# ip drp domain www.boom1.com

追加または設定するドメインを指定し、CLI をブーメラン コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 4

server server-ip-address

 
Router(config-boomerang)# server 172.16.101.101

指定されたドメインの IP アドレスを設定します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-boomerang)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

IP Time-to-Live 値の設定

ブーメラン クライアントから DNS クライアントに送信されるパケットの IP Time-To-Live(TTL)値をホップ数で設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp domain domain-name

4. ttl ip hops

5. exit

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp domain domain-name

 

Router(config)# ip drp domain www.boom1.com

追加または設定するドメインを指定し、CLI をブーメラン コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 4

ttl ip hops

 
Router(config-boomerang)# ttl ip 2

ブーメラン応答パケットが失敗する前に発生するブーメラン クライアントと DNS クライアント間の最大ホップ数を設定します。

この例のホップ数は 2 です。

ステップ 5

exit

 

Router(config-boomerang)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

DNS TTL 値の設定

DNS クライアントがブーメラン クライアントから受信する応答をキャッシュする秒数を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip drp domain domain-name

4. ttl dns seconds

5. exit

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip drp domain domain-name

 

Router(config)# ip drp domain www.boom1.com

追加または設定するドメインを指定し、CLI をブーメラン コンフィギュレーション モードにします。

ステップ 4

ttl dns seconds

 
Router(config-boomerang)# ttl dns 10

DNS クライアントが、ブーメラン クライアントからのブーメラン応答をキャッシュできる秒数を設定します。この例の秒数は 10 です。

ステップ 5

exit

 

Router(config-boomerang)# exit

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

DRP Server Agent のブーメラン情報の確認

ブーメラン サポートが DRP Server Agent で正常に設定されたことを確認するには、次の作業を実行します。


ステップ 1 DRP Server Agent のブーメラン情報を表示するには、 show ip drp boomerang コマンドを入力します。このコマンドの出力では、サーバがアップしているかダウンしているか、受信した DNS 要求数、サーバのダウンによってドロップされた要求数などの情報を確認します。

Router# show ip drp boomerang
 
DNS packets with unknown domain 0
 
Domain www.boom1.com
Content server 172.16.101.101 up
Origin server 0.0.0.0
DNS A record requests 0
Dropped (server down) 0
Dropped (no origin server) 0
Security failures 0
 
Alias www.boom2.com
DNS A record requests 0
 

ステップ 2 DistributedDirector から受信した要求数、ブーメラン要求の総数、DRP Server Agent が行ったブーメラン応答の数などの追加情報を表示するには、 show ip drp コマンドを入力します。

Router# show ip drp
 
Director Responder Protocol Agent is enabled
3 director requests:
0 successful route table lookups
0 successful measured lookups
0 no route in table
0 nortt
0 DRP packet failures returned
3 successful echos
6 Boomerang requests
0 Boomerang-raced DNS responses
Authentication is enabled, using "DD" key-chain
rttprobe source port is :53
rttprobe destination port is:53
 


 

トラブルシューティングのヒント

ip drp domain domain-name コマンドが DRP Server Agent 上で設定され、このドメイン名に対応するサーバ アドレスが指定されていない場合、content-server フィールドはデフォルトの 0.0.0.0 になります。 show ip drp boomerang コマンドでは、この情報が表示されます。この場合、DRP Server Agent はブーメラン設定から削除されます。もう一度含めるには、ブーメラン コンフィギュレーション モードを開始し、サーバ アドレスを指定します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# ip drp domain www.boom1.com
Router(config-boomerang)# server 172.16.101.101

DRP Server Agent の設定例

「DRP Server Agent のイネーブル化とクエリー ソースの制限:例」

「新規ドメインの追加または既存ドメインの設定:例」

「ドメイン名のエイリアスの設定:例」

「ドメインのサーバ アドレスの設定:例」

「IP TTL 値の設定:例」

「DNS TTL 値の設定:例」

DRP Server Agent のイネーブル化とクエリー ソースの制限:例

次の例では、DRP Server Agent をイネーブル化し、DRP 要求のソースをアクセス リスト 1 に含まれているソースに制限し、DRP クエリーおよび応答の認証を設定する例を示します。アクセス リストは、アドレス 192.168.5.5 のホストからのクエリーのみを許可します。

ip drp server
access-list 1 permit 192.168.5.5
ip drp access-group 1
ip drp authentication key-chain mktg
key chain mktg
key 1
key-string internal

新規ドメインの追加または既存ドメインの設定:例

次の例では、www.boom1.com という名前のドメインがブーメラン クライアントに追加されます。

ip drp domain www.boom1.com
 
show running-configuration
.
.
ip drp domain www.boom1.com

ドメイン名のエイリアスの設定:例

次の例では、www.boom1.com 用に設定されたドメイン名のエイリアスは www.boom2.com です。

ip drp domain www.boom1.com
alias www.boom2.com
 
show running-configuration
.
.
ip drp domain www.boom1.com
alias www.boom2.com

ドメインのサーバ アドレスの設定:例

次の例では、サーバ アドレスは www.boom1.com 用に設定されています。www.boom1.com のサーバ アドレスは 172.16.101.101 です。

ip drp domain www.boom1.com
server 172.16.101.101
 
show running-configuration
.
.
ip drp domain www.boom1.com
content-server 172.16.101.101

IP TTL 値の設定:例

次の例では、ブーメラン応答パケットが失敗する前に、ブーメラン クライアントと DNS クライアント間で発生するホップ数は 2 です。

ip drp domain www.boom1.com
ttl ip 2
 
show running-configuration
.
.
ip drp domain www.boom1.com
ip-ttl 2

DNS TTL 値の設定:例

次の例では、DNS クライアントがブーメラン クライアントからブーメラン応答をキャッシュできる秒数は 10 です。

ip drp domain www.boom1.com
ttl dns 10
 
show running-configuration
.
.
ip drp domain www.boom1.com

dns-ttl 10

その他の参考資料

ここでは、DRP Server Agent モジュールの設定に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連トピック
参照先

DRP Server Agent 関連のコマンド

Cisco IOS Network Management Command Reference , Release 12.4』

DistributedDirector の設定

Cisco IOS Network Management Configuration Guide , Release 12.4』の「DistributedDirector Configuration」の章

『Cisco DistributedDirector 4700-M Installation and Configuration Guide』

DistributedDirector のブーメラン サポート

Cisco IOS Network Management Configuration Guide , Release 12.4』の「DistributedDirector Boomerang Support」の章

ネットワーク タイム プロトコルおよびタイム サービスの設定

Cisco IOS Network Management Configuration Guide , Release 12.4』の「Performing Basic System Management」の章

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

シスコのテクニカル サポートおよびドキュメンテーション Web サイトには、数千ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、ツール、技術マニュアルへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

DRP Server Agent を設定するための機能情報

表 1 に、この章に記載されている機能および具体的な設定情報へのリンクを示します。このテーブルには、Cisco IOS Release 11.2(4)F または Cisco IOS Release 12.2(8)T またはそれ以降のリリースで導入または変更された新しい機能だけが記載されています。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 1 DRP Server Agent を設定するための機能情報

機能名
リリース
機能情報

DRP Agent:ブーメラン サポート

12.2(8)T

ブーメランは DistributedDirector の DRP メトリックです。ブーメラン メトリックがアクティブな場合、DistributedDirector は DNS 応答を照会元のクライアントに直接送信するよう DRP に指示します。DNS 応答には、特定の DRP Server Agent に関連付けられているサイトのアドレスが含まれます。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「ディレクタ レスポンス プロトコル」

「DRP Server Agent」

「レーシング メッセージ」

「ブーメラン メトリック」

「DRP Server Agent の利点」

「DRP Server Agent の設定方法」

「新規ドメインの追加または既存ドメインの設定」

「ドメイン名のエイリアスの設定」

「ドメインのサーバ アドレスの設定」

「IP Time-to-Live 値の設定」

「DNS TTL 値の設定」

「DRP Server Agent のブーメラン情報の確認」

DRP Server Agent

11.2(4)F

DRP Server Agent はボーダー ルータまたは DistributedDirector サービスを必要とする地理的に分散するサーバをサポートするボーダー ルータのピアです。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「ディレクタ レスポンス プロトコル」

「DRP Server Agent」

「DRP Server Agent のイネーブル化」

「DRP クエリー ソースの制限」

「DRP クエリーと応答の認証の設定」

「DRP Server Agent のモニタリングとメンテナンス」