ネットワーク管理 コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1S
CPU しきい値通知の設定
CPU しきい値通知の設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2010/11/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

CPU しきい値通知の設定

この章の構成

CPU しきい値処理通知の制約事項

CPU しきい値処理通知について

上昇しきい値

下限しきい値

CPU しきい値処理通知の設定方法

CPU しきい値処理通知のイネーブル化

CPU しきい値処理通知の定義

CPU 使用率統計情報のエントリ制限とサイズの設定

CPU しきい値処理通知の設定例

上昇 CPU しきい値処理通知の設定:例

下限 CPU しきい値処理通知の設定:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

CPU しきい値通知の設定

CPU しきい値処理通知機能は、CPU 使用率の定義済みしきい値を超えた場合に、CPU のトップ ユーザのために Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップ メッセージを生成してユーザに通知します。

CPU しきい値処理通知機能の履歴

リリース
変更点

12.0(26)S

この機能が導入されました。

12.3(4)T

この機能は、Cisco IOS Release 12.3(4)T に統合されました。

12.2(25)S

この機能は、Cisco IOS Release 12.2(25)S に統合されました。

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報の入手

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。 http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを持っていないか、ユーザ名またはパスワードが不明の場合は、ログイン ダイアログボックスの [Cancel] をクリックし、表示される指示に従ってください。

CPU しきい値処理通知の制約事項

CPU の平均使用率は、4 ミリ秒の Network-to-Management Interface(NMI)ティックを使用して、Cisco IOS ソフトウェアによって計算されます。あまりないことですが、長い間、トラフィック レートがこのティック レートの何倍もある場合、CPU しきい値処理通知機能が、CPU 負荷を正確に測定できないことがあります。

CPU しきい値処理通知について

CPU しきい値処理通知機能では、値を超えた場合に通知を開始する CPU 使用率のしきい値を設定できます。2 種類の CPU 使用率のしきい値がサポートされています。

「上昇しきい値」

「下限しきい値」

上昇しきい値

CPU 使用率の上昇しきい値は、CPU リソースのパーセンテージを指定します。この値を設定した時間超過し続けると、CPU しきい値通知が開始されます。

下限しきい値

CPU 使用率の下限しきい値も、CPU リソースのパーセンテージを指定します。このレベルを CPU 使用率が下回り続けて、設定された時間が経過すると、CPU しきい値通知が開始されます。

CPU しきい値処理通知の設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「CPU しきい値処理通知のイネーブル化」

「CPU しきい値処理通知の定義」

「CPU 使用率統計情報のエントリ制限とサイズの設定」

CPU しきい値処理通知のイネーブル化

SNMP 通知操作の受信者を指定して、CPU しきい値処理通知をイネーブルにするには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. snmp-server enable traps cpu threshold

4. snmp-server host host-address [ traps | informs ] [ version { 1 | 2c | 3 [auth | noauth | priv] }] community-string [ udp-port port ] cpu [ notification-type ] [ vrf vrf-name ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 3

snmp-server enable traps cpu threshold

 

Router(config)# snmp-server enable traps cpu threshold

トラップ要求およびインフォーム要求として、CPU しきい値処理違反通知をイネーブルにします。

ステップ 4

snmp-server host host-address [ traps | informs ] [ version { 1 | 2c | 3 [ auth | noauth | priv ]}] community-string [ udp-port port ] cpu [ notification-type ] [ vrf vrf-name ]

 

Router(config)# snmp-server host 192.168.0.0 traps public cpu

CPU トラップを指定されたアドレスに送信します。

CPU しきい値処理通知の定義

上昇および下限 CPU しきい値通知を定義するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. process cpu threshold type { total | process | interrupt } rising percentage interval seconds [ falling percentage interval seconds ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

process cpu threshold type { total | process | interrupt } rising percentage interval seconds [ falling percentage interval seconds ]
 
Router(config)# process cpu threshold type total rising 80 interval 5 falling 20 interval 5

CPU しきい値処理通知の種類と値を設定します。

この例では、5 秒のポーリング間隔で、CPU 使用率のしきい値が、上昇しきい値通知の場合は 80%、下限しきい値通知の場合は 20% に設定されています。

CPU 使用率統計情報のエントリ制限とサイズの設定

CPU 使用率統計情報の履歴表のプロセス エントリ制限とサイズを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. process cpu statistics limit entry-percentage number [ size seconds ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

process cpu statistics limit entry-percentage number [ size seconds ]

 

Router(config)# process cpu statistics limit entry-percentage 40 size 300

CPU 使用率統計情報の履歴表のプロセス エントリ制限とサイズを設定します。

この例で、履歴表のエントリを生成するには、プロセスが CPU 使用率の 40% を超えている必要があります。

この例で、最新の履歴が履歴表に保存される時間は 300 秒です。

CPU しきい値処理通知の設定例

次の例は、上昇および下限 CPU しきい値処理通知を設定する方法を示しています。

「上昇 CPU しきい値処理通知の設定:例」

「下限 CPU しきい値処理通知の設定:例」

上昇 CPU しきい値処理通知の設定:例

次の例は、全体の CPU 使用率の上昇 CPU しきい値処理通知を設定する方法を示しています。全体の CPU 使用率が 5 秒以上 80% を超え続けると、上昇しきい値通知が送信されます。

Router(config)# process cpu threshold type total rising 80 interval 5
 

) オプションの falling 引数(パーセンテージ および )が指定されていない場合、rising 引数(パーセンテージ および )と同じ値が使用されます。


下限 CPU しきい値処理通知の設定:例

次の例は、全体の CPU 使用率の下限 CPU しきい値処理通知を設定する方法を示しています。一時は 80% を超え、上昇しきい値通知を起動させた全体の CPU 使用率が、5 秒以上 70% を下回り続けると、下限しきい値通知が送信されます。

Router(config)# process cpu threshold type total rising 80 interval 5 falling 70 interval 5
 

) オプションの falling 引数(パーセンテージ および )が指定されていない場合、rising 引数(パーセンテージ および )と同じ値が使用されます。


その他の参考資料

CPU しきい値処理通知機能の詳細情報については、次の関連資料を参照してください。

関連資料

関連トピック
参照先

SNMP トラップ

『Configuration Fundamentals Command Reference』

規格

規格
タイトル

この機能では、新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

CISCO-PROCESS-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS Release、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能では、新しい RFC または変更された RFC はサポートされていません。また、既存の RFC に対するサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

TAC のホームページには、3 万ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml

コマンド リファレンス

この機能に関連して、次のコマンドが新しく追加または変更されています。これらのコマンドおよびこの機能に使用されているその他のコマンドのコマンド ページを参照するには、 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mcl/124mainlinemcl/124_book.html にある『 Cisco IOS Master Commands List , Release 12.4』にアクセスしてください。

process cpu statistics limit entry-percentage

process cpu threshold type

snmp-server enable traps cpu

snmp-server host