ネットワーク管理 コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1S
RMON サポートの設定
RMON サポートの設定
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2011/09/20 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

RMON サポートの設定

機能情報の入手

この章の構成

RMON サポートの設定に関する前提条件

RMON サポートの設定に関する制約事項

RMON サポートの設定について

RMON の概要

RMON グループ

RMON イベントとアラーム通知

RMON MIB

高容量(HC)アラーム MIB

RMON サポートの設定方法

RMON の設定

RMON イベントとアラーム通知の設定

RMON グループの設定

RMON サポート の設定例

RMON の設定:例

RMON イベントとアラーム通知の設定:例

RMON テーブルの設定:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

RMON サポートの設定に関する機能情報

RMON サポートの設定

この章では、Remote Monitoring(RMON; リモート モニタリング)Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)エージェントの仕様、およびこのエージェントを Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)とともに使用してアラームとイベントを使用するトラフィックを管理する方法について説明します。

機能情報の入手

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「RMON サポートの設定に関する機能情報」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

RMON サポートの設定に関する前提条件

RMON を使用するには、SNMP を設定する必要があります(RMON MIB が格納されているサーバ上で SNMP のバージョンを実行している必要があります)。

RMON は、データおよびプロセッサを集中的に使用する可能性があります。使用効果を測定して RMON によってルータのパフォーマンスが低下していないことを確認し、過度の管理トラフィック オーバーヘッドを最小限に抑えてください。RMON のネイティブ モードでは、無差別モードに比べ、この集中が軽減されます。

RMON サポートの設定に関する制約事項

(Request For Comments(RFC)1757 に記載されている)完全な RMON パケット分析は、Cisco 2500 シリーズ ルータおよび Cisco AS5200 シリーズ ユニバーサル アクセス サーバ上でのみサポートされます。

RMON のネットワーク管理機能を利用する場合は、一般的な RMON コンソール アプリケーションを使用することをお勧めします。

RMON サポートの設定について

RMON を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「RMON の概要」

「RMON グループ」

「RMON イベントとアラーム通知」

「RMON MIB」

「高容量(HC)アラーム MIB」

RMON の概要

RMON は、さまざまなネットワーク モニタおよびコンソール システムがネットワーク モニタリング データを交換できるようにする標準モニタリング仕様です。RMON により、ネットワーク管理者は、特定のネットワーキング ニーズを満たす機能を備えたネットワーク モニタリング プローブおよびコンソールをより柔軟に選択できるようになります。

RMON 仕様には、RMON に準拠したコンソール マネージャとネットワーク プローブの間で交換可能な一連の統計情報および機能が定義されています。RMON は、総合的なネットワーク障害診断、プランニング、およびパフォーマンスチューニング情報をネットワーク管理者に提供します。

RMON 機能は、個々のノードのアクティビティを識別し、LAN セグメント上のすべてのノードおよびその相互作用を監視できるようにします。RMON をルータの SNMP エージェントとともに使用すると、ルータを通過するトラフィックと、必ずしもルータを宛先としないセグメント トラフィックの両方を表示できます。また、RMON アラームとイベント(ネットワーク上でのトラフィック違反およびさまざまな異常の発生を示すメッセージのクラス)を既存の MIB と組み合わせると、予防的モニタリングの発生場所を選択できます。

RMON グループ

RMON は、それぞれが共通のネットワーク モニタリング要件を満たすための特定のデータ セットを提供する、モニタリング エレメントの RMON グループ内で情報を配信します。各グループは任意であるため、管理情報ベース(MIB)内のすべてのグループをサポートする必要はありません。一部の RMON グループは、正常に機能するために、他の RMON グループのサポートを必要とします。

表 1 は、RFC 1757 のイーサネット RMON MIB に指定されている 9 つのモニタリング グループをまとめたものです。これらのデータ タイプの RMON 統計情報の収集の詳細については、「RMON グループの設定」を参照してください。


) 明示的に RMON オプションを指定せずに発注したすべての Cisco IOS ソフトウェア イメージには、制限付きの RMON サポート(RMON アラームおよびイベント グループのみ)が含まれます。RMON オプションを指定して発注したイメージには、9 つの管理グループ(統計情報、履歴、アラーム、ホスト、hostTopN、マトリクス、フィルタ、キャプチャ、およびイベント)のサポートがすべて含まれます。セキュリティ上の注意事項として、キャプチャ グループのサポートではパケット ヘッダー情報だけをキャプチャできます。データ ペイロードはキャプチャされません。


表 1 RMON モニタリング グループ

RMON グループ
機能
エレメント

statistics

デバイス上で監視された各インターフェイスについて、プローブによって測定された統計情報を含みます。

ドロップされたパケット数、送信されたパケット数、送信されたバイト(オクテット)数、ブロードキャスト パケット数、マルチキャスト パケット数、Cyclic Redundancy Check(CRC; 循環冗長検査)エラー数、ラント数、ジャイアント数、フラグメント数、ジャバー数、衝突数、およびカウンタ数(64 ~ 128 バイト、128 ~ 256 バイト、256 ~ 512 バイト、512 ~ 1024 バイト、および 1024 ~ 1518 バイトの範囲のパケットが対象)。

history

ネットワークからの定期的な統計情報サンプルを記録し、後で取得できるように格納します。

サンプル期間、サンプル数、サンプルされた項目数。

alarm

プローブ内の変数から統計情報サンプルを定期的に取り出し、事前に設定されたしきい値と比較します。監視対象の変数がしきい値を超えると、イベントが生成されます。

アラーム テーブルが含まれるため、イベント グループを実装する必要があります。アラームタイプ、間隔、開始しきい値、終了しきい値。

host

ネットワーク上で検出された各ホストに関連付けられた統計情報を含みます。

送受信されたホスト アドレス、パケット数、バイト数、およびブロードキャスト、マルチキャスト、エラー パケットの数。

hostTopN

管理ステーションによって指定された間隔にわたって、基本統計情報のいずれかで順序付けされたリストの上位にあるホストを記述したテーブルを作成します。したがって、これらの統計情報はレートベースです。

統計情報、ホスト(1 つ以上)、サンプルの開始期間と終了期間、レート ベース、持続期間。

matrix

2 つのアドレス セット間の会話に関する統計情報を格納します。デバイスが新しい会話を検出すると、テーブルに新しいエントリが作成されます。

送信元アドレスと宛先アドレスのペア、および各ペアのパケット数、バイト数、およびエラー数。

filters

フィルタ式によるパケットの照合をイネーブルにします。一致したパケットは、キャプチャされたり、イベントを生成したりするデータ ストリームを形成します。

ビット フィルタ タイプ(マスクまたは非マスク)、フィルタ式(ビット レベル)、他のフィルタに対する条件式(AND または NOT)。

packet capture

チャネルを通過したパケットのキャプチャをイネーブルにします。

キャプチャされたパケットのバッファ サイズ、フル状態(アラーム)、キャプチャされたパケットの数。

events

このデバイスからのイベントの生成と通知を制御します。

イベント タイプ、説明、前回送信されたイベント。

RMON イベントとアラーム通知

しきい値を使用すると、ネットワーク上で送信される通知の数を最小限に抑えることができます。RMON MIB には、上昇しきい値である risingAlarm トラップと下降しきい値である fallingAlarm トラップという 2 つのトラップが定義されています。問題が上昇しきい値を上回ると、アラームが発生します。アラーム通知は、定義された下降しきい値が回復されるまで送信されません。つまり、マイナー障害が発生するたびに通知は行われません。

RMON アラームは、アクセス サーバ内の任意の MIB オブジェクトに設定できます。設定したすべてのアラームは、一度にディセーブルにできません。デルタ値は MIB 変数間の変化をテストします。これは、RMON MIB の alarmTable にある alarmSampleType に影響します。絶対値は各 MIB 変数を直接テストします。これは、RMON MIB の alarmTable にある alarmSampleType に影響します。

アラームとイベントおよびそれらが相互作用するしくみについては、RFC 1757 を参照してください。

RMON MIB

RMON MIB は 64 ビット カウンタのポーリングをサポートし、次の機能を備えています。

usrHistory グループ。この MiB グループは、各間隔で収集される MIB オブジェクトをグループによって指定できることを除き、RMON etherHistory グループに似ています。

partial probeConfig グループ。この MIB グループは、読み取り専用モードで実装される probeConfig グループのサブセットです。これらのオブジェクトは、このグループから単純なスカラを実装します。 表 2 に、新しい部分 probeConfig グループ オブジェクトの詳細を示します。

 

表 2 部分 probeConfig グループ オブジェクト

オブジェクト
説明

probeCapabilities

実装された RMON ソフトウェア グループ。

probeSoftwareRev

デバイス上で実行されている Cisco IOS ソフトウェアの現行バージョン。

probeHardwareRev

シスコ デバイスの現行バージョン。

probeDateTime

現在の日付と時刻。

probeResetControl

リセットを開始します。

probeDownloadFile

デバイス上で実行されているイメージの発信元。

probeDownloadTFTPServer

デバイスが新しいバージョンの Cisco IOS ソフトウェアをダウンロードするために使用する Trivial File Transfer Protocol(TFTP)を格納するサーバのアドレス。

probeDownloadAction

デバイスを再起動するコマンドの処理を指定します。

probeDownloadStatus

再起動の状態。

netDefaultGateway

デフォルト ゲートウェイとしてデバイスにマッピングされているルータ。

hcRMONCapabilities

この RMON のバージョンにマッピングされている機能を指定します。

Cisco IOS Release 12.1 では、パフォーマンスを改善し、新機能を追加するために RMON エージェントが書き換えられています。 表 3 は、実装された主な機能強化をまとめたものです。

 

表 3 RMON MIB のアップデート

Cisco IOS Release 12.1 での RMON MIB のアップデートよりも前
Cisco IOS Release 12.1 での新機能

再起動後に RMON の設定が持続されません。RMON サーバで新しいセッションを開始すると、情報が失われます。

再起動後に RMON の設定が持続されます。RMON サーバで新しいセッションを開始すると、情報が保持されます。

パケット分析は、パケットの MAC ヘッダーだけに適用されます。

パケット内のすべてのフレームに適用される分析で、完全なパケット キャプチャが実行されます。

RMON I MIB オブジェクトだけがネットワーク プランニングに使用されます。

RMON I オブジェクトおよび選択中の RMON II オブジェクトがネットワーク モニタリングに使用されます。

高容量(HC)アラーム MIB

RMON アラーム グループ テーブル オブジェクトの拡張である High Capacity(HC; 高容量)アラーム MIB では、最大で 64 ビット値の RMON 変数のポーリングがサポートされます。HC-ALARM-MIB は、上昇しきい値を提供する hcRisingAlarm と下降しきい値を提供する hcFallingAlarm という 2 つのトラップを定義します。

HC アラームの詳細については、RFC 3434 を参照してください。

RMON サポートの設定方法

ここでは、RMON サポートを設定する方法について説明します。

「RMON の設定」(必須)

「RMON イベントとアラーム通知の設定」(必須)

「RMON グループの設定」(任意)

RMON の設定

次の作業では、RMON と RMON のキュー サイズを設定する方法について説明します。ネイティブ モードでは、RMON はインターフェイスによって受信されるパケットだけを監視します。無差別モードでは、RMON は LAN セグメント上のすべてのパケットを監視します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface type number

4. rmon { native | promiscuous }

5. exit

6. rmon queuesize size

7. exit

8. show rmon

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type number

 

Router(config)# interface FastEthernet 1/0

インターフェイス タイプと番号を指定し、ルータをインターフェイス コンフィギュレーション モードに設定します。

ステップ 4

rmon { native | promiscuous }

 

Router(config-if)# rmon native

イーサネット インターフェイス上の RMON をネイティブ モードまたは無差別モードに設定します。

この例では、RMON はネイティブ モードに設定されます。

ステップ 5

exit

 

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに設定します。

ステップ 6

rmon queuesize size

 

Router(config)# rmon queuesize 128

(任意)RMON プロセスによる分析用パケットを保持するキューのサイズを設定します。

ステップ 7

exit

 

Router(config)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 8

Router# show rmon
 

Router# show rmon

一般的な RMON 統計情報を表示します。

RMON イベントとアラーム通知の設定

ここでは、RMON イベントとアラーム通知を設定する方法について説明します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. rmon event number [ log ] [ trap community ] [ description string ] [ owner string ]

4. rmon alarm number variable interval { delta | absolute } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

5. rmon hc-alarms number variable interval { delta | absolute } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

6. exit

7. show rmon alarms

8. show rmon hc-alarms

9. show rmon events

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

rmon event number [ log ] [ trap community ] [ description string ] [ owner string ]

RMON イベント番号に関連付けられた(RMON イベント テーブル内の)イベントを追加または削除します。

ステップ 4

rmon alarm number variable interval { delta | absolute } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

 

Router(config)# rmon alarm 10 ifEntry.20.1 20 delta rising-threshold 15 1 falling-threshold 0 owner owner1

任意の MIB オブジェクトのアラームを設定します。

ステップ 5

rmon hc-alarms number variable interval { delta | absolute } rising-threshold value [ event-number ] falling-threshold value [ event-number ] [ owner string ]

 

Router(config)# rmon hc-alarms 2 ifInOctets.2 20 delta rising-threshold 2000 2 falling-threshold 1000 1 owner own

(任意)任意の MIB オブジェクトの HC アラームを設定します。

ステップ 6

exit

 

Router(config)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 7

show rmon alarms

 

Router# show rmon alarm

RMON アラーム テーブルを表示します。

ステップ 8

show rmon hc-alarms

 

Router# show rmon hc-alarms

RMON HC アラーム テーブルを表示します。

ステップ 9

show rmon events

 

Router# show rmon events

RMON イベント テーブルを表示します。

RMON グループの設定

ここでは、データ タイプの RMON 統計情報を収集して RMON グループを設定する方法について説明します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface type number

4. rmon collection history controlEntry integer [ owner ownername ] [ buckets bucket-number ] [ interval seconds ]

5. rmon collection host controlEntry integer [ owner ownername ]

6. rmon collection matrix controlEntry integer [ owner ownername ]

7. rmon collection rmon1 controlEntry integer [ owner ownername ]

8. exit

9. rmon capture-userdata

10. exit

11. show rmon history

12. show rmon hosts

13. show rmon matrix

14. show rmon statistics

15. show rmon capture

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type number

 

Router(config)# interface FastEthernet 1/0

インターフェイス タイプと番号を指定し、ルータをインターフェイス コンフィギュレーション モードに設定します。

ステップ 4

rmon collection history controlEntry integer [ owner ownername ] [ buckets bucket-number ] [ interval seconds ]

 

Router(config-if)# rmon collection history controlEntry 20 owner john

(任意)インターフェイス上で RMON 履歴の収集をイネーブルにします。

ステップ 5

rmon collection host controlEntry integer [ owner ownername ]

 

Router(config-if)# rmon collection host controlEntry 40 owner own1

(任意)インターフェイス上で統計情報の RMON MIB ホスト収集グループをイネーブルにします。

ステップ 6

rmon collection matrix controlEntry integer [ owner ownername ]

 

Router(config-if)# rmon collection matrix controlEntry 25 owner john

(任意)インターフェイス上で統計情報の RMON MIB マトリクス グループをイネーブルにします。

ステップ 7

rmon collection rmon1 controlEntry integer [ owner ownername ]

 

Router(config-if)# rmon collection rmon1 controlEntry 30 owner john

(任意)インターフェイス上で、考えられるすべての自動設定可能な RMON MIB 統計情報の収集をイネーブルにします。

ステップ 8

exit

 

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに設定します。

ステップ 9

rmon capture-userdata

 

Router(config)# rmon capture-userdata

各 RMON MIB パケットのユーザ ペイロード部分を初期化するパケットのゼロ化機能をディセーブルにします。

ステップ 10

exit

 

Router(config)# exit

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 11

show rmon history

 

Router# show rmon history

RMON 履歴テーブルを表示します。

ステップ 12

show rmon hosts

 

Router# show rmon hosts

RMON ホスト テーブルを表示します。

ステップ 13

show rmon matrix

 

Router# show rmon matrix

RMON 変数に関連付けられた RMON マトリクス テーブルおよび値を表示します。

ステップ 14

show rmon statistics

 

Router# show rmon statistics

RMON 統計情報テーブルを表示します。

ステップ 15

show rmon capture

 

Router# show rmon capture

ルータの RMON キャプチャ テーブルの内容を表示します。

RMON サポート の設定例

ここでは、次の例について説明します。

「RMON の設定:例」

「RMON イベントとアラーム通知の設定:例」

「RMON テーブルの設定:例」

RMON の設定:例

次に、無差別モードでキュー サイズが 100 パケットの RMON を設定する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# interface fastethernet 0/0
Router(config-if)# rmon promiscuous
Router(config-if)# exit
Router(config)# rmon queuesize 100
 

次に、 show rmon コマンドの出力例を示します。すべてのカウンタは、ルータが初期化されたときから開始されます。

Router# show rmon
 
145678 packets input (34562 promiscuous), 0 drops
145678 packets processed, 0 on queue, queue utilization 15/100

RMON イベントとアラーム通知の設定:例

次に、 rmon event グローバル コンフィギュレーション コマンドをイネーブルにする例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# rmon event 1 log trap eventtrap description “High ifOutErrors” owner owner_a
 

この例では、High ifOutErrors として定義された RMON イベント番号 1 が作成され、アラームによってイベントが発生するとログ エントリが生成されます。ユーザ owner_a は、このコマンドによってイベント テーブル内に作成された行を所有します。また、この例では、イベントが発生すると SNMP トラップが生成されます。

次に、 show rmon events コマンドの出力例を示します。

Router# show rmon events
 
Event 1 is active, owned by owner_a
Description is High ifOutErrors
Event firing causes log and trap to community rmonTrap, last fired 00:00:00

 

次に、 rmon alarm グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して RMON アラームを設定する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# rmon alarm 10 ifEntry.20.1 20 delta rising-threshold 15 1 falling-threshold 0 owner owner_a
 

この例では、RMON アラーム番号 10 が設定されます。このアラームは、アラームがディセーブルになるまで 20 秒ごとに MIB 変数 ifEntry.20.1 を監視し、変数の立ち上がり時または立ち下り時の変化をチェックします。ifEntry.20.1 の値が 15 以上の MIB カウンタの増加(100000 から 100015 など)を示すと、アラームが発生します。次に、このアラームによってイベント番号 1 が発生します。イベント番号は rmon event コマンドで設定します。考えられるイベントには、ログ エントリや SNMP トラップがあります。ifEntry.20.1 の値の変化量が 0 の場合、アラームはリセットされ、再び発生可能になります。

次に、 show alarms コマンドの出力例を示します。

Router# show rmon alarms
Alarm 2 is active, owned by owner_a
Monitors ifEntry.20.1.20 every 20 seconds
Taking delta samples, last value was 0
Rising threshold is 15, assigned to event 12
Falling threshold is 0, assigned to event 0
On startup enable rising or falling alarm

 

次に、 rmon hc-alarm グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して RMON HC アラームを設定する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# rmon hc-alarms 2 ifInOctets.2 20 delta rising-threshold 2000 2 falling-threshold 1000 1 owner own

 

この例では、RMON HC アラーム番号 2 が設定されます。このアラームは、アラームがディセーブルになるまで 20 秒ごとに MIB 変数 ifInOctets.2 を監視し、変数の立ち上がり時または立ち下り時の変化をチェックします。ifInOctets.2 の値が 2000 以上の MIB カウンタの増加(100000 から 100015 など)を示すと、アラームが発生します。次に、このアラームによってイベント番号 2 が発生します。イベント番号は rmon event コマンドで設定します。考えられるイベントには、ログ エントリや簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)トラップがあります。ifInOctets.2 の値の変化量が 1000(下降しきい値が 1000)の場合、アラームはリセットされ、再び発生可能になります。

 
 
ルータの RMON HC アラーム テーブルの内容を表示するには、特権 EXEC モードで show rmon hc-alarms コマンドを使用します。次に、出力例を示します。
 
Router# show rmon hc-alarms
 
Router#show rmon hc-alarms
Monitors ifInOctets.1 every 20 second(s)
Taking absolute samples, last value was 0
Rising threshold Low is 4096, Rising threshold Hi is 0,
assigned to event 0
Falling threshold Low is 1280, Falling threshold Hi is 0,
assigned to event 0
On startup enable rising or falling alarm

RMON テーブルの設定:例

次に、ID 番号 25 を持つ統計情報の RMON 収集マトリクス グループをイネーブルにし、オーナーとして john を指定する例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# interface fastethernet 0/0
Router(config-if)# rmon collection matrix controlEntry 25 owner john

 

RMON 変数に関連付けられた値を表示するには、 show rmon matrix 特権 EXEC コマンドを入力します(Cisco 2500 シリーズ ルータおよび Cisco AS5200 アクセス サーバのみ)。次に、出力例を示します。

Router# show rmon matrix
 
Matrix 1 is active and owned by john
Monitors controlEntry
Table size is 25, last time an entry was deleted was at 11:18:09
Source addr is 0000.0c47.007b, dest addr is ffff.ffff.ffff
Transmitted 2 pkts, 128 octets, 0 errors
Source addr is 0000.92a8.319e, dest addr is 0060.5c86.5b82
Transmitted 2 pkts, 384 octets, 1 error

その他の参考資料

ここでは、RMON サポート機能に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連トピック
参照先

Cisco IOS コマンド

『Cisco IOS Master Commands List, All Releases』

Cisco Networking Services(CNS; シスコ ネットワーキング サービス)コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト設定、使用上の注意事項、および例

『Cisco IOS Network Management Command Reference 3.0』

規格

規格
タイトル

この機能では、新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

RMON MIB

HC アラーム MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS Release、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1757

『Remote Network Monitoring Management Information Base』

RFC 2021

『Remote Network Monitoring Management Information Base Version 2 using SMIv2』

RFC 3434

『Remote Monitoring MIB Extensions for High Capacity Alarms』

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

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・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

RMON サポートの設定に関する機能情報

表 4 に、この機能のリリース履歴および具体的な設定情報へのリンクを示します。

ここに記載されていないこのテクノロジーの機能情報については、「 Configuring RMON Features Roadmap 」を参照してください。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 4 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 4 RMON サポートの設定に関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

完全な RMON

11.2

完全な RMON 機能は、個々のノードのアクティビティを識別し、LAN セグメント上のすべてのノードおよびその相互作用を監視する際に役立ちます。RMON をルータの SNMP エージェントとともに使用すると、ルータを通過するトラフィックと、必ずしもルータを宛先としないセグメント トラフィックの両方を表示できます。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「RMON サポートの設定について」

「RMON サポート の設定例」

RMON イベントとアラーム

11.2
Cisco IOS XE Release 2.1

RMON イベントとアラーム機能では、RMON アラームとイベント(ネットワーク上で発生するトラフィック違反と異常を示すメッセージのクラス)を既存の MIB と組み合わせることで、予防的モニタリングの発生場所を選択できます。

この機能は、Cisco IOS XE Release 2.1 で、Cisco ASR 1000 シリーズ ルータに実装されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「RMON イベントとアラーム通知」

「RMON サポート の設定例」

この機能により、 rmon alarm rmon event rmon queuesize の各コマンドが導入されました。

リモート モニタリング MIB の更新

12.0(5)T

RMON 書き換え機能では、パフォーマンスと使用できる機能を改善するためにリモート モニタリング MIB が更新されています。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「RMON MIB」

「RMON グループの設定」

「RMON サポート の設定例」

この機能により、 rmon capture-userdata rmon collection history rmon collection host rmon collection matrix rmon collection rmon1 show rmon capture show rmon filter show rmon hosts show rmon matrix の各コマンドが導入されました。

高容量(HC)アラーム MIB

12.2(33)SXI
12.2(33)SRE

HC アラーム MIB 機能は、しきい値機能でカウンタ 32 オブジェクトをサポートするために使用されていた RMON-1 アラーム グループ テーブル オブジェクトを拡張します。HC アラーム MIB は、カウンタ 64 オブジェクトのためのサポートをしきい値機能に追加します。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「高容量(HC)アラーム MIB」

「RMON サポート の設定例」

この機能により、 rmon hc-alarms show rmon hc-alarms の各コマンドが導入されました。

64 ビット カウンタをサポートするための RMON MIB の拡張

12.2(33)SXI
12.2(33)SRE

64 ビット カウンタをサポートするための RMON MIB の拡張では、64 ビット カウンタのポーリングを実現するためのサポートが提供されます。

この機能に関する詳細については、次の項を参照してください。

「RMON MIB」