Cisco Virtual Application Container Services "インストール/" "アップグレードガイド"、リリース 5.3STV2.0.1
概要
概要

概要

この章は、次の内容で構成されています。

Cisco Virtual Application Container Services について

Cisco Virtual Application Container ServicesCisco VACS)は、データセンター内の複数の仮想サービスのランセンス認証、インストール、および導入の調整を自動化して仮想アプリケーションの簡単で効率的なセットアップを可能にするソフトウェア ソリューションです。 Cisco VACS は、仮想サービスの導入とプロビジョニングを簡略化するための完全にカスタマイズ可能な拡張アプリケーション コンテナの抽象化を実現します。 Cisco VACS を使用すれば、拡張アプリケーション コンテナ テンプレートを定義して、それらを基礎となる仮想コンポーネントの自動セットアップとプロビジョニングを通じてインスタンス化することができます。 Cisco UCS Director は、Cisco VACS ソリューションを導入、プロビジョニング、およびモニタするための管理インターフェイスを提供します。

Cisco VACS は、ファイアウォールで保護されたプライベート ネットワークに仮想マシン(VM)の集合を導入するためのルールを定義した、すぐに使えるアプリケーション コンテナ テンプレートの選択肢をユーザに提供します。 アプリケーション コンテナは、さまざまなワークロードを導入するため、仮想スイッチ、ルータ、ファイアウォール、その他のネットワーク デバイスを一貫した方法で設定する仮想サービスのセットです。 アプリケーション コンテナ テンプレートを作成してインスタンス化すると、Cisco VACS が VM を導入して、ネットワーク、ファイアウォール、および仮想スイッチを設定し、仮想レイヤでのネットワークとセキュリティの迅速なプロビジョニングを可能にします。

Cisco Virtual Application Container Services のコンポーネント

Cisco VACS を使用すれば、セキュアなマルチテナント クラウドを構築できます。また、次の仮想コンポーネントの機能を利用することにより、すぐに使えるアプリケーション コンテナ テンプレートが提供されます。
  • Cisco Nexus 1000V

  • Cisco Cloud Services Router(CSR)1000V

  • Cisco Virtual Security Gateway(VSG)

  • Cisco Prime Network Services Controller(PNSC)

  • サーバ ロード バランサ(Server Load Balancer)

次の図に、これらのコンポーネントが Cisco VACS のアーキテクチャとどのように適合するかを示します。

図 1. Cisco VACS のアーキテクチャ

Cisco VACS のメリット

Cisco VACS には次のようなメリットがあります。
  • 仮想ネットワーク サービス向けの簡略化および一元管理されたプロビジョニング ソリューション。

  • 何回かのマウス クリックだけで作成とインスタンス化が可能な、すぐに使える法規制順守セキュア コンテナ。

  • セキュアなマルチテナント クラウドを構築して管理できるようにする、ハイパーバイザに依存しないアーキテクチャ。

  • 追加のコストがかからない仮想リソースと物理リソースの一貫した導入。

Cisco VACS 上でのアプリケーション コンテナ テンプレートの設定方法については、『Cisco Virtual Application Containers Configuration Guide』を参照してください。

Cisco VACS のウィザード

Cisco VACS には、Cisco PNSC と Cisco Nexus 1000V のインストール、およびホストとテンプレートの追加をガイドする一連のウィザードが付属しています。 使用可能なウィザードは、次のとおりです。

  • [CSR ライセンスの追加(Add CSR License)]

    このウィザードは、Cisco VACS を使用したアプリケーション コンテナ導入でスマート CSR ライセンスを設定するときに使用される CSR ライセンス トークン ID の追加に使用します。

  • [PNSC のインストール(Install PNSC)]

    このウィザードは、Cisco Prime Network Services Controller(PNSC)のインストールに使用します。

  • [Nexus 1000V のインストール(Install Nexus 1000V)]

    このウィザードは、Cisco Nexus 1000V 仮想スイッチのインストールに使用します。

  • ホストの追加

    このウィザードは、Cisco Nexus 1000V DVS へのホストの追加に使用します。

  • [Virtual Application Container Services テンプレートの追加(Add Virtual Application Container Services template)]

    このウィザードは、コンテナ テンプレートの作成に使用します。

Cisco UCS Director での Cisco VACS ソリューション

Cisco UCS Director - Cisco VACS ライセンスをインストールして、Cisco VACS パッチを Cisco UCS Director に適用したら、[ソリューション(Solutions)] > [VACSコンテナ(VACS Container)] タブで Cisco VACS ソリューションを表示できます。

Cisco Virtual Application Container Services のタブでは、次のアクション ボタンを使用できます。
導入済みの Cisco VACS アプリケーション コンテナを選択した場合は、次のコンテナ固有のアクション ボタンが [ポリシー(Policies)] > [アプリケーションコンテナ(Application Containers)] で使用できます。
  • [コンテナの電源のオン/オフ(Power on/off container)]

  • VM の追加

  • ERSPAN

  • ファイアウォール ポリシー

  • スタティック NAT

  • [VMの削除(Delete VMs)]


(注)  


テンプレートの追加方法、仮想マシンの追加または削除方法、ファイアウォール ポリシーの編集方法、スタティック NAT の設定方法、またはコンテナ トラフィックのモニタ方法(ERSPAN 経由)については、『Cisco Virtual Application Container Configuration Guide』を参照してください。


テンプレートを選択すると、次の管理アクション ボタンが表示されます。
  • Edit Template

  • テンプレートの複製

  • Delete Template

  • [コンテナの作成(Create Container)]

先行する管理アクションの詳細については、『Cisco Virtual Application Container Services Configuration Guide』を参照してください。


(注)  


Cisco UCS Director への Cisco VACS パッチの適用方法については、Cisco UCS Director への Cisco VACS パッチの適用を参照してください。


Cisco UCS Director へのログイン


    ステップ 1   ブラウザの [アドレス(Address)] フィールドに、Cisco UCS Director の IP アドレスを入力して、Enter を押します。 Cisco UCS Director のログイン ページが表示されます。
    ステップ 2   [ユーザ名(Username)] フィールドと [パスワード(Password)] フィールドにユーザ名とパスワードを入力して、[ログイン(Login)] をクリックします。
    (注)     

    デフォルトのユーザ名とパスワードは admin です。

    Cisco UCS Director のホーム ページが表示されます。

    Cisco VACS インターフェイスの概要

    ここでは、Cisco VACS インターフェイスと、Cisco UCS Director と管理者権限を使用してアクセス可能な機能について説明します。
    図 2. Cisco VACS インターフェイス

    表 1 Cisco VACS ユーザ インターフェイスの要素
    番号 説明

    1

    メニュー バーには、Cisco UCS Director のタブと一緒に、Cisco VACS ソリューション インターフェイスを表示可能なタブが表示されます。

    2

    [VACSコンテナ(VACS Container)] タブには、Cisco VACS ソフトウェア ソリューションに対応するサブメニューが表示されます。

    3

    [仮想アプリケーションコンテナサービス(Virtual Application Container Services)] サブメニューには、テンプレート、ホスト、および CSR ライセンスの追加、エンド ユーザが編集可能なアプリケーション コンテナ構成の表示/非表示の設定、PNSC と Nexus 1000V のインストールの管理、および Cisco VACS バージョンの詳細とオンライン ヘルプの表示を行うためのタブが表示されます。

    4

    [仮想アプリケーションコンテナサービス(Virtual Application Container Services)] エリアには、コンテナ テンプレート、テンプレートの説明、コンテナ タイプなどの使用可能なテンプレートの詳細が表示されます。

    5

    このサブメニューには、次の操作が可能なボタンが表示されます。
    • 表のカスタマイズ

    • レポートのエクスポート

    • 高度なフィルタの追加

    • search

    6

    このサブメニューには、次の操作が可能なボタンが表示されます。
    • ユーザ情報の表示

    • Cisco UCS Director インターフェイスからのログアウト

    • シスコ Web ページの表示

    • Cisco UCS Director に関する情報の表示

    • Cisco UCS Director オンライン ヘルプの表示

    • オブジェクトの検索

    Cisco VACS バージョン情報の表示

    Cisco Virtual Application Container Services(Cisco VACS)のビルドとバージョンの詳細を表示するには、[ソリューション(Solutions)] > [VACSコンテナ(VACS Container)] > [VACSについて(About VACS)] の順に選択します。 [VACSについて(About VACS)] ダイアログボックスに、Cisco VACS のバージョンとビルドの詳細が表示されます。

    製品マニュアルを表示するには、[オンラインヘルプ(Online Help)] をクリックします。

    Cisco VACS のユーザ ロール

    次のロールのいずれかを使用して、Cisco VACS にアクセスして使用することができます。
    • サービス エンド ユーザ:Cisco VACS コンテナをそれに関連したカタログとサービスからインスタンス化することができます。

    • システム管理者:アカウントの追加、ポリシーの定義、アプリケーション テンプレートの作成、テンプレートからのアプリケーション コンテナのインスタンス化、および問題のトラブルシューティングを含む、Cisco UCS DirectorCisco VACS を管理するためのフル権限を取得できます。

    注目:

    ユーザ ロールに応じて、Cisco VACS ソリューションの表示と Cisco UCS Director でタスクにアクセスして実行するためのアクセス許可が異なります。 ユーザ ロールと権限の詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』と『Cisco UCS Director Self-Service Portal Guide』を参照してください。

    Cisco UCS Director について

    Cisco UCS Director は、VMware vSphere 標準テンプレートとしてオープン仮想化フォーマット(OVF)を使用する 64 ビット アプライアンスです。

    Cisco UCS Director は、Cisco UCS プラットフォームと Cisco Nexus プラットフォームをベースにした、コンバージド インフラストラクチャ ソリューション向けの高度に安全な一元管理を可能にします。

    Cisco UCS Director は、Cisco UCS を介したコンピューティング層とネットワーク層の一体化を促進し、包括的な可視性と管理機能を提供します。 また、Cisco UCS プラットフォームと Cisco Nexus プラットフォームをベースにした、NetApp FlexPod と ExpressPod、EMC Isilon、EMC VSPEX、EMC VPLEX、および VCE Vblock システムをサポートします。

    Cisco UCS Director は物理的、仮想的、ベアメタル型の環境にわたって、リソース プールのプロビジョニングを自動化します。 この製品は、正常性、ステータス、リソース使用率に関して、ネイティブな自動化されたモニタリング機能を提供します。 Cisco UCS Director を使用して次の操作を実行できます。

    • すべてのサーバおよびアプリケーションを対象に、サービス プロファイルとテンプレートを作成、複製、および導入すること

    • 全データセンターを対象として、仮想マシン(VM)の使用率を示すヒート マップを表示するなど、統合インフラストラクチャで組織の使用率、傾向、容量を継続的にモニタすること

    • 作業者ごとにばらつきのない方法で ExpressPod および FlexPod インフラストラクチャの導入や容量の増設を行うこと

    • Cisco UCS ドメインとそのコンポーネントを対象として、管理、モニタリング、報告を行うこと

    • 物理的なインフラストラクチャ サービスを含むように、仮想サービス カタログを拡張すること

    • 仮想化された作業負荷と仮想化されていない作業負荷の両方に対応するために、セキュリティで保護されたマルチテナント環境を管理すること

    Cisco Nexus 1000V 仮想スーパーバイザ モジュールに関する情報

    仮想スーパーバイザ モジュール(VSM)は、Cisco Nexus 1000V のコントロール プレーンです。 仮想マシンとして導入されます。

    Cisco VACS は、自動化された Cisco VACS インストールを使用してハイ アベイラビリティ(HA)ペアでの VSM のインストールをサポートします。

    VSM は、制御先の VEM とともに、Cisco Nexus 1000V システムの次の機能を実行します。

    • 構成

    • 管理

    • 監視

    • 診断

    • VMware vCenter Server との統合

    VSM は外部ネットワーク ファブリックを使用して VEM と通信します。 VSM はコントロール プレーン プロトコルを実行し、各 VEM の状態を設定しますが、実際にパケットを転送することはありません。 VEM サーバ上の物理 NIC は外部ファブリックへのアップリンクです。 VEM は、VM vNIC に接続されたローカル仮想イーサネット ポート間でトラフィックを切り替えますが、ほかの VEM へのトラフィックは切り替えません。 代わりに、ソース VEM が、外部ファブリックがターゲット VEM に配信するアップリンクにパケットを切り替えます。

    デュアル冗長 VSM と管理 VEM を含む 1 つの Cisco Nexus 1000V インスタンスからスイッチ ドメインが形成されます。 VMware vCenter Server 内の各 Cisco Nexus 1000V ドメインは、ドメイン ID と呼ばれる一意の整数で識別する必要があります。

    1 つの VSM で最大 250 の VEM を制御できます。

    VSG の使用中は、最大 128 の VEM を制御できます。

    スケール リミットのについては、『Cisco Nexus 1000V Resource Availability Reference』を参照してください。

    次の図に Cisco Nexus 1000V のアーキテクチャを示します。

    図 3. Cisco Nexus 1000V のアーキテクチャ



    Cisco Virtual Application Container Services の関連資料

    ここでは、Cisco VACS コンポーネントとともに使用されるマニュアルの一覧を示します。これらのマニュアルは、Cisco.com の次の URL で入手できます。

    Cisco Virtual Application Container Services のマニュアル

    一般情報

    『Cisco Virtual Application Container Services Release Notes』

    インストール

    『Cisco Virtual Application Container Services Installation and Upgrade Guide』

    構成

    『Cisco Virtual Application Container Services Configuration Guide』

    ユーザ情報

    『Cisco Virtual Application Container Self-Service Portal User Guide』

    Nexus 1000V のマニュアル

    Cisco Nexus 1000V for VMware vSphere のマニュアルについて:

    Cisco Nexus 1000V for VMware vSphere のマニュアル

    Prime Network Services Controller のマニュアル

    Cisco Prime Network Services Controller のマニュアル

    Cloud Services Router 1000V のマニュアル

    Cisco Cloud Services Router 1000V のマニュアル

    Virtual Security Gateway マニュアル

    Cisco Virtual Security Gateway のマニュアル

    UCS Director のマニュアル

    Cisco UCS Director のマニュアル