Cisco Nexus 1000V インタークラウド システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 5.2(1)IC1(1.1)
SNMP の設定
SNMP の設定

目次

SNMP の設定

この章の内容は、次のとおりです。

SNMP について

簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)は、SNMP マネージャとエージェントの間の通信のメッセージ フォーマットを提供するアプリケーション層プロトコルです。 SNMP は、ネットワーク内のデバイスのモニタリングおよび管理に使用する標準フレームワークと共通言語を提供します。

SNMP 機能の概要

SNMP フレームワークは 3 つの部分で構成されます。

  • SNMP マネージャ:SNMP を使用してネットワーク デバイスのアクティビティを制御し、モニタリングするシステム。
  • SNMP エージェント:デバイスのデータを維持し、必要に応じてこれらのデータを管理システムに報告する、管理対象デバイス内のソフトウェア コンポーネント。 Cisco NX-OS はエージェントおよび MIB をサポートします。 SNMP エージェントをイネーブルにするには、マネージャとエージェントの関係を定義する必要があります。
  • 管理情報ベース(MIB):SNMP エージェント上の管理対象オブジェクトのコレクション。

SNMP は、RFC 3411 ~ 3418 で規定されています。


(注)  


SNMP Role Based Access Control(RBAC)はサポートされていません。


Cisco NX-OS は、SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 をサポートします。 SNMPv1 と SNMPv2c は、ともにコミュニティベース形式のセキュリティを使用します。

SNMP 通知

SNMP の重要な機能の 1 つは、SNMP エージェントから通知を生成できることです。 これらの通知では、要求を SNMP マネージャから送信する必要はありません。 通知によって、不正なユーザ認証、再起動、接続の終了、ネイバー ルータとの接続切断、またはその他の重要イベントを示すことができます。

Cisco NX-OS は、トラップまたはインフォームとして SNMP 通知を生成します。 トラップは、エージェントからホスト レシーバ テーブルで指定された SNMP マネージャに送信される、非同期の非確認応答メッセージです。 応答要求は、SNMP エージェントから SNMP マネージャに送信される非同期メッセージで、マネージャは受信したという確認応答が必要です。

トラップの信頼性はインフォームより低くなります。SNMP マネージャはトラップを受信しても Acknowledgment(ACK; 確認応答)を送信しないからです。 このため、トラップが受信されたかどうかを Cisco NX-OS が判断できません。 インフォーム要求を受信する SNMP マネージャは、SNMP 応答 Protocol Data Unit(PDU; プロトコル データ ユニット)でメッセージの受信を確認します。 Cisco NX-OS が応答を受信しない場合、インフォーム要求を再度送信できます。

複数のホスト レシーバーに通知を送信するように Cisco Nexus NX-OS を設定できます。

SNMPv3

SNMPv3 は、ネットワーク経由のフレームの認証と暗号化を組み合わせることによって、デバイスへのセキュア アクセスを実現します。 SNMPv3 が提供するセキュリティ機能は、次のとおりです。

  • メッセージの完全性:パケットが伝送中に改ざんされていないことを保証します。
  • 認証:メッセージのソースが有効かどうかを判別します。
  • 暗号化:許可されていないソースにより判読されないように、パケットの内容のスクランブルを行います。

SNMPv3 では、セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの両方が提供されています。 セキュリティ モデルは、ユーザおよびユーザが属するロールを設定する認証方式です。 セキュリティ レベルとは、セキュリティ モデル内で許可されるセキュリティのレベルです。 セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの組み合わせにより、SNMP パケット処理中に採用されるセキュリティ メカニズムが決まります。

SNMPv1、SNMPv2、SNMPv3 のセキュリティ モデルおよびセキュリティ レベル

セキュリティ レベルは、SNMP メッセージを開示から保護する必要があるかどうか、およびメッセージを認証するかどうか判断します。 セキュリティ モデル内のさまざまなセキュリティ レベルは、次のとおりです。

  • noAuthNoPriv:認証または暗号化を実行しないセキュリティ レベル。
  • authNoPriv:認証は実行するが、暗号化を実行しないセキュリティ レベル。
  • authPriv:認証と暗号化両方を実行するセキュリティ レベル。

SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 の 3 つのセキュリティ モデルを使用できます。 セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの組み合わせにより、SNMP メッセージの処理中に適用されるセキュリティ メカニズムが決まります。

次の表に、セキュリティ モデルとレベルの組み合わせの意味を示します。

モデル

レベル

認証

暗号化

結果

v1

noAuthNoPriv

コミュニティ ストリング(Community string)

いいえ(No)

コミュニティ ストリングの照合を使用して認証します。

v2c

noAuthNoPriv

コミュニティ ストリング(Community string)

いいえ(No)

コミュニティ ストリングの照合を使用して認証します。

v3

noAuthNoPriv

ユーザ名(Username)

いいえ(No)

ユーザ名の照合を使用して認証します。

v3

authNoPriv

HMAC-MD5 または HMAC-SHA

いいえ(No)

Hash-Based Message Authentication Code(HMAC)メッセージ ダイジェスト 5(MD5)アルゴリズムまたは HMAC Secure Hash Algorithm(SHA)アルゴリズムに基づいて認証します。

v3

authPriv

HMAC-MD5 または HMAC-SHA

DES

HMAC-MD5 アルゴリズムまたは HMAC-SHA アルゴリズムに基づいて認証します。 データ暗号規格(DES)の 56 ビット暗号化、および暗号ブロック連鎖(CBC)DES(DES-56)標準に基づいた認証を提供します。

ユーザベースのセキュリティ モデル

SNMPv3 User-Based Security Model(USM)は SNMP メッセージレベル セキュリティを参照し、次のサービスを提供します。

  • メッセージの完全性:メッセージが不正な方法で変更または破壊されず、データ シーケンスが悪意なく起こり得る範囲を超えて変更されていないことを保証します。
  • メッセージ発信元の認証:受信データを発信したユーザのアイデンティティが確認されたことを保証します。
  • メッセージの機密性:情報が使用不可であること、または不正なユーザ、エンティティ、またはプロセスに開示されないことを保証します。

SNMPv3 は、設定済みユーザによる管理動作のみを許可し、SNMP メッセージを暗号化します

Cisco NX-OS は SNMPv3 に 2 種類の認証プロトコルを使用します。

  • HMAC-MD5-96 認証プロトコル
  • HMAC-SHA-96 認証プロトコル

Cisco NX-OS は、SNMPv3 メッセージ暗号化用のプライバシー プロトコルの 1 つとして高度暗号化規格(AES)を使用し、RFC 3826 に準拠しています。

priv オプションで、SNMP セキュリティ暗号化方式として、DES または 128 ビット AES を選択できます。 priv オプションを aes-128 トークンと併用すると、プライバシー パスワードは 128 ビット AES キーの生成に使用されます。AES のプライバシー パスワードは最小で 8 文字です。 パスフレーズをクリア テキストで指定する場合は、大文字と小文字を区別して、最大 64 文字の英数字を指定できます。 ローカライズド キーを使用する場合は、最大 130 文字を指定できます。


(注)  


外部 AAA(認証、許可、アカウンティング)サーバを使用する SNMPv3 動作の場合は、外部 AAA サーバ上のユーザ コンフィギュレーションで、プライバシー プロトコルとして AES を使用する必要があります。


コマンドライン インターフェイス(CLI)および SNMP ユーザの同期

SNMPv3 ユーザ管理は、Access Authentication and Accounting(AAA)サーバ レベルで集中化できます。 この中央集中型ユーザ管理により、Cisco NX-OS の SNMP エージェントは AAA サーバのユーザ認証サービスを利用できます。 ユーザ認証が検証されると、SNMP PDU の処理が進行します。 AAA サーバはユーザ グループ名の格納にも使用されます。 SNMP はグループ名を使用して、スイッチでローカルに使用できるアクセス ポリシーまたはロール ポリシーを適用します。

ユーザ グループ、ロール、またはパスワードの設定が変更されると、SNMP と AAA の両方のデータベースが同期化されます。

Cisco Nexus 1000V NX-OS は次のようにユーザ設定を同期します。

  • snmp-server user コマンドで指定された認証パスフレーズが CLI ユーザのパスワードになります
  • username コマンドで指定されたパスワードが SNMP ユーザの認証およびプライバシーパスフレーズになります。
  • SNMP または CLI を使用してユーザを削除すると、SNMP と CLI の両方でユーザが削除されます。
  • ユーザとロールの対応関係の変更は、SNMP と CLI で同期化されます。
  • CLI から行ったロール変更(削除または変更)は、SNMP と同期します。

(注)  


パスフレーズまたはパスワードをローカライズしたキーおよび暗号形式で設定した場合、Cisco NX-OS はユーザ情報(パスワードやロールなど)を同期させません。


Cisco NX-OS はデフォルトで、同期したユーザ設定を 60 分間維持します。 このデフォルト値の変更方法については、AAA 同期時間の変更を参照してください。

グループベースの SNMP アクセス


(注)  


グループは業界全体で使用されている標準的な SNMP 用語なので、SNMP に関する説明では、「ロール」ではなく「グループ」を使用します。


SNMP アクセス権は、グループ別に編成されます。 SNMP 内の各グループは、CLI を使用する場合のロールに似ています。 各グループは読み取りアクセス権または読み取りと書き込みアクセス権を指定して定義します。

ユーザ名が作成され、ユーザのロールが管理者によって設定され、ユーザがそのロールに追加されていれば、そのユーザはエージェントとの通信を開始できます。

ハイ アベイラビリティ

SNMP ではステートレス リスタートがサポートされています。 リブートまたはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションを適用します。

SNMP の注意事項および制約事項

  • 一部の SNMP MIB に対する読み取り専用アクセスがサポートされています。 詳細については次の URL にアクセスして、Cisco NX-OS の MIB サポート リストを参照してください。 http:/​/​www.cisco.com/​public/​sw-center/​netmgmt/​cmtk/​mibs.shtml
  • SNMP Role Based Access Control(RBAC)はサポートされていません。
  • SNMP 設定コマンドは、次の Cisco MIB でサポートされています。
    • CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB
    • CISCO-CONFIG-COPY-MIB
  • 推奨される SNMP ポーリングのインタビュー時間は 5 分です。

SNMP のデフォルト設定

パラメータ

デフォルト

ライセンス通知

enabled

SNMP の設定

この項では、次のトピックについて取り上げます。

  • SNMP の設定
  • SNMP メッセージ暗号化の適用ユーザ
  • SNMP コミュニティの作成
  • SNMP 通知レシーバーの設定
  • 通知対象ユーザの設定
  • SNMP 通知のイネーブル化
  • インターフェイスに関する linkUp/linkDown 通知のディセーブル化
  • TCP による SNMP のワンタイム認証のイネーブル化
  • SNMP スイッチのコンタクトおよびロケーション情報の指定
  • SNMP のディセーブル化
  • AAA 同期時間の変更

SNMP ユーザの設定

はじめる前に

この手順を開始する前に、EXEC モードで CLI にログインする必要があります。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1switch# configure terminal 

    グローバル コンフィギュレーション モードに切り替えます。

     
    ステップ 2switch(config)# snmp-server user name [auth {md5 | sha} passphrase [auto] [priv [aes-128] passphrase] [engineID id] [localizedkey]] 

    認証およびプライバシー パラメータのある SNMP ユーザを設定します。 passphrase には最大 64 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字を区別します。 localizedkey キーワードを使用する場合は、passphrase に大文字と小文字を区別した英数字を 130 文字まで使用できます。

    name 引数は、SNMP エンジンにアクセスできるユーザの名前です。

    auth キーワードは TCP セッションでの 1 回限りの SNMP 認証をイネーブルにします。 この選択は任意です。

    md5 キーワードは、認証に HMAC MD5 アルゴリズムを指定します。 この選択は任意です。

    sha キーワードは、認証に HMAC SHA アルゴリズムを指定します。 この選択は任意です。

    priv キーワードはユーザの暗号化パラメータを指定します。 この選択は任意です。

    aes-128 キーワードは、プライバシーに 128 バイト AES アルゴリズムを指定します。 この選択は任意です。

    engineID キーワードは、通知ターゲット ユーザを設定する engineID を指定します(V3 informs 用)。 この選択は任意です。

    id は、12 桁のコロンで区切った 10 進数字です。

     
    ステップ 3switch(config-callhome)# show snmp user  (任意)

    1 人または複数の SNMP ユーザに関する情報を表示します。

     
    ステップ 4switch(config-slot) # copy running-config startup-config  (任意)

    リブート後に永続的な実行コンフィギュレーションを保存し、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして再起動します。

     
    switch# configure terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    switch(config)# snmp-server user Admin auth sha abcd1234 priv abcdefgh
    

    すべてのユーザに対する SNMP メッセージ暗号化の適用

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1switch(config)# snmp-server globalEnforcePriv  

      すべてのユーザに対して SNMP メッセージ暗号化を適用します。 

      switch(config)# snmp-server globalEnforcePriv

      SNMP コミュニティの作成

      SNMPv1 または SNMPv2c の SNMP コミュニティを作成できます。

      はじめる前に

      グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 switch(config)# snmp-server community name {ro | rw} 

        SNMP コミュニティ ストリングを作成します。

         
        switch(config)# snmp-server community public ro 

        SNMP 通知レシーバーの設定

        通知対象ユーザの設定

        SNMPv3 インフォーム通知を通知ホスト レシーバに送信するには、デバイスに通知ターゲット ユーザを設定する必要があります

        Cisco Nexus 1000V は通知ターゲット ユーザのクレデンシャルを使用して、設定された通知ホスト レシーバへの SNMPv3 応答要求通知メッセージを暗号化します。


        (注)  


        受信した INFORM PDU を認証して解読する場合、Cisco Nexus 1000V で設定されているのと同じ、応答要求を認証して解読するユーザ クレデンシャルが通知ホスト レシーバに必要です。


        はじめる前に

        グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1switch(config)# snmp-server user name [auth {md5 | sha} passphrase [auto] [priv [aes-128] passphrase] [engineID id] 

          通知ホスト レシーバに対応した、指定した engineID を持つ通知ターゲット ユーザを設定します。 id は、12 桁のコロンで区切った 10 進数字です。

           
          switch(config)# snmp-server user NMS auth sha abcd1234 priv abcdefgh engineID 00:00:00:63:00:01:00:10:20:15:10:03

          SNMP 通知のイネーブル化

          通知をイネーブルまたはディセーブルにできます。 通知名を指定しないと、Cisco Nexus 1000V はすべての通知をイネーブルにします。

          次の表に、Cisco Nexus 1000V MIB の通知をイネーブルにするコマンドを示します。


          (注)  


          snmp-server enable traps コマンドを使用すると、設定されている通知ホスト レシーバに応じて、トラップおよび応答要求の両方がイネーブルになります。


          MIB

          関連コマンド

          すべての通知

          snmp-server enable traps

          CISCO-AAA-SERVER-MIB

          snmp-server enable traps aaa

          ENITY-MIB

          snmp-server enable traps entity

          CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB

          snmp-server enable traps entity fru

          CISCO-LICENSE-MGR-MIB

          snmp-server enable traps license

          IF-MIB

          snmp-server enable traps link

          CISCO-PSM-MIB

          snmp-server enable traps port-security

          SNMPv2-MIB

          snmp-server enable traps snmp

          snmp-server enable traps snmp authentication

          ライセンス通知は、デフォルトではイネーブルです。 他の通知はすべて、デフォルトではディセーブルです。

          はじめる前に

          指定した通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1switch(config)# snmp-server enable traps 

            すべての SNMP 通知をイネーブルにします。

             
            ステップ 2switch(config)# snmp-server enable traps aaa [server-state-change] 

            AAA SNMP 通知をイネーブルにします。

             
            ステップ 3switch(config)# snmp-server enable traps entity [fru] 

            ENTITY-MIB SNMP 通知をイネーブルにします。

             
            ステップ 4switch(config)# snmp-server enable traps license 

            ライセンス SNMP 通知をイネーブルにします。

             
            ステップ 5switch(config)# snmp-server enable traps link  

            リンク SNMP 通知をイネーブルにします。

             
            ステップ 6switch(config)# snmp-server enable traps port-security  

            ポート セキュリティ SNMP 通知をイネーブルにします

             
            ステップ 7switch(config)# snmp-server enable traps snmp [authentication]  

            SNMP エージェント通知をイネーブルにします。

             

            インターフェイスに関する linkUp/linkDown 通知のディセーブル化

            個別のインターフェイスで linkUp および linkDown 通知をディセーブルにできます。 フラッピング インターフェイス(Up と Down の間を頻繁に切り替わるインターフェイス)で、この制限通知を使用できます。

            はじめる前に

            インターフェイスに関する linkUp/linkDown 通知をディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードである必要があります。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1switch(config-if)# no snmp trap link-status  

              インターフェイスの SNMP リンクステート トラップをディセーブルにします。 このコマンドはデフォルトでイネーブルになっています。

               
              switch(config-if)# no snmp trap link-status

              TCP による SNMP のワンタイム認証のイネーブル化

              はじめる前に

              TCP による SNMP のワンタイム認証をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります

              手順
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1switch(config)# snmp-server tcp-session [auth] 

                TCP セッション上で SNMP に対するワンタイム認証をイネーブルにします。 デフォルトではディセーブルになっています。

                 
                switch(config)# snmp-server tcp-session

                SNMP スイッチのコンタクトおよびロケーション情報の指定

                32 文字までの長さで(スペースを含まない)のスイッチ コンタクト情報を指定できます。さらに、スイッチ ロケーションを指定できます。

                はじめる前に

                この手順を開始する前に、EXEC モードで CLI にログインする必要があります。

                手順
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1switch# configure terminal 

                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                   
                  ステップ 2switch(config)# snmp-server contact name 

                  SNMP コンタクト名として sysContact を設定します。

                   
                  ステップ 3switch(config)# snmp-server location name 

                  SNMP ロケーションとして sysLocation を設定します。

                   
                  ステップ 4switch(config)# show snmp  (任意)

                  1 つまたは複数の宛先プロファイルに関する情報を表示します。

                   
                  ステップ 5switch(config)# copy running-config startup-config  (任意)

                  リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。

                   
                  switch# configure terminal
                  Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
                  switch(config)# snmp contact Admin
                  switch(config)# snmp location Lab-7
                  switch(config)# show snmp
                  switch(config)# copy running-config startup-config

                  SNMPv1 トラップのホスト レシーバの設定

                  はじめる前に

                  グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります。

                  手順
                     コマンドまたはアクション目的
                    ステップ 1switch(config)# snmp-server host ip-address traps version 1 community [udp_port number] 

                    SNMPv1 トラップのホスト レシーバを設定します。 community には最大 255 の英数字を使用できます。 UDP ポート番号の範囲は 0 ~ 65535 です。

                     
                    switch(config)# snmp-server host 192.0.2.1 traps version 1 public

                    SNMP のディセーブル化

                    はじめる前に

                    デバイスの SNMP プロトコルをディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります。

                    手順
                       コマンドまたはアクション目的
                      ステップ 1 switch(config)# no snmp-server protocol enable 

                      SNMP プロトコルをディセーブルにします。 このコマンドはデフォルトでイネーブルになっています。

                       
                      switch(config)# no snmp-server protocol enable

                      AAA 同期時間の変更

                      同期したユーザ設定を Cisco NX-OS に維持させる時間の長さを変更できます。

                      はじめる前に

                      グローバル コンフィギュレーション モードである必要があります。

                      手順
                         コマンドまたはアクション目的
                        ステップ 1 switch(config)# snmp-server aaa-user cache-timeout seconds 

                        ローカル キャッシュで AAA 同期ユーザ設定を維持する時間を設定します。 値の範囲は 1 ~ 86400 秒です。 デフォルト値は 3600 です。

                         
                        switch(config)# snmp-server aaa-user cache-timeout 1200

                        SNMP の設定確認

                        次のいずれかのコマンドを使用して、設定を確認します。

                        コマンド

                        目的

                        show running-config snmp [all]

                        SNMP の実行コンフィギュレーションを表示します。

                        show snmp

                        SNMP ステータスを表示します。

                        show snmp community

                        SNMP コミュニティ ストリングを表示します。

                        show snmp context

                        SNMP コンテキスト マッピングを表示します。

                        show snmp engineID

                        SNMP engineID を表示します。

                        show snmp group

                        SNMP ロールを表示します。

                        show snmp session

                        SNMP セッションを表示します。

                        show snmp trap

                        イネーブルまたはディセーブルである SNMP 通知を表示します。

                        show snmp user

                        SNMPv3 ユーザを表示します。

                        SNMP の設定例

                        次に、Blue VRF を使用して、ある通知ホスト レシーバに Cisco linkUp/Down 通知を送信するよう設定し、Admin と NMS という 2 つの SNMP ユーザを定義する例を示します。

                        switch# configure terminal
                         switch(config)# snmp-server contact Admin@company.com 
                         switch(config)# snmp-server user Admin auth sha abcd1234 priv abcdefgh 
                         switch(config)# snmp-server user NMS auth sha abcd1234 priv abcdefgh engineID 00:00:00:63:00:01:00:22:32:15:10:03
                         switch(config)# snmp-server host 192.0.2.1 informs version 3 auth NMS
                         switch(config)# snmp-server host 192.0.2.1 use-vrf Blue
                         switch(config)# snmp-server enable traps link cisco

                        SNMP の関連資料

                        MIB

                        • CISCO-TC
                        • SNMPv2-MIB
                        • SNMP-COMMUNITY-MIB
                        • SNMP-FRAMEWORK-MIB
                        • SNMP-NOTIFICATION-MIB
                        • SNMP-TARGET-MIB
                        • ENTITY-MIB
                        • IF-MIB
                        • CISCO-ENTITY-EXT-MIB
                        • CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB
                        • CISCO-FLASH-MIB
                        • CISCO-IMAGE-MIB
                        • CISCO-VIRTUAL-NIC-MIB
                        • CISCO-ENTITY-VENDORTYPE-OID-MIB
                        • NOTIFICATION-LOG-MIB
                        • IANA-ADDRESS-FAMILY-NUMBERS-MIB
                        • IANAifType-MIB
                        • IANAiprouteprotocol-MIB
                        • HCNUM-TC

                        MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。

                        http:/​/​www.cisco.com/​public/​sw-center/​netmgmt/​cmtk/​mibs.shtml

                        • CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB
                        • CISCO-SYSTEM-MIB
                        • CISCO-SYSTEM-EXT-MIB
                        • CISCO-IMAGE-MIB
                        • CISCO-IMAGE-UPGRADE-MIB
                        • CISCO-BRIDGE-MIB
                        • CISCO-CONFIG-COPY-MIB
                        • CISCO-SYSLOG-EXT-MIB
                        • CISCO-PROCESS-MIB
                        • CISCO-AAA-SERVER-MIB
                        • CISCO-AAA-SERVER-EXT-MIB
                        • CISCO-COMMON-ROLES-MIB
                        • CISCO-COMMON-MGMT-MIB
                         

                        SNMP の機能履歴

                        機能名

                        リリース

                        機能情報

                        SNMP

                        Release 5.2(1)IC1(1.1)

                        この機能が導入されました。