Catalyst 3750 Metro スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
製品概要
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目次

製品概要

機能

前面パネル

コンソール ポート

10/100 ポートおよび 10/100/1000 ポート

SFP モジュール スロット

LED

SYST LED

PWR LED

MASTR LED

ポート LED およびモード

背面パネル

電源コネクタ

電源装置のコネクタ

管理オプション

ネットワーク構成

製品概要

Catalyst 3750 Metro スイッチ(以降、 スイッチ と表記)は、企業カスタマーのルータまたはスイッチと接続する Customer-Located Equipment(CLE)として使用できるスタッカブル メトロ イーサネット スイッチです。このスイッチには、Cisco IP phone、Cisco Wireless Access Point、ワークステーション、サーバ、および PC などの装置を接続できます。この章では、このスイッチの機能の概要について説明します。

具体的な内容は、次のとおりです。

「機能」

「前面パネル」

「背面パネル」

「管理オプション」

機能

このスイッチは、アグリゲーション スイッチとして配置できます。10BASE-T、100BASE-TX、および 1000BASE Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール(1000BASE-T、1000BASE-BX、1000BASE-SX、1000BASE-LX/LH、または 1000BASE-ZX SFP モジュール)を使用して他のネットワーク装置からのイーサネット トラフィックを集約できます。ネットワークで Catalyst 3750 Metro スイッチを使用する例については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

スイッチの機能は次のとおりです。

ハードウェア

10/100 イーサネット ポート× 24

Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール スロット× 4 ― このうち、2 つは標準 SFP モジュール ポートで、2 つは拡張サービス SFP モジュール ポートです。拡張サービス ポートは、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)、階層的な Quality of Service(QoS; サービス品質)、および拡張 802.1Q トンネリングをサポートします。

ポート番号の詳細については、「前面パネル」を参照してください。

電源装置スロット(AC または DC 入力対応)× 2

電源装置の取り付け手順については、「電源装置の接続」を参照してください。

このスイッチは、次の SFP モジュールをサポートします。

100BASE-FX(標準 SFP モジュール ポートでのみ)

1000BASE-SX

1000BASE-LX

1000BASE-SX

1000BASE-T

1000BASE-ZX

低密度波長分割多重(CWDM)


) 1000BASE-T SFP モジュールを標準ポートに取り付けた場合、このモジュールを全二重モードで 10、100、または 1000 MB/s で動作させることができます。1000BASE-T SFP モジュールを拡張サービス ポートに取り付けた場合、このモジュールは1000 MB/s でのみ動作します。


設定

10/100 ポートでは、速度とデュプレックスの設定値の自動ネゴシエーションを実行。

標準ポートでは、速度とデュプレックスの設定値の自動ネゴシエーションを実行。

電源の冗長性(オプションで電源装置をもう 1 つ使用)

前面パネル

スイッチの FastEthernet ポートには、1 ~ 24 の番号が付けられています(ソフトウェア内での番号は fastethernet1/0/1 ~ fastethernet1/0/24)。これらのポートは 2 つずつのペアにまとめられています。左端にあるペアの上のポートがポート 1、下のポートがポート 2 です(図1-1 を参照)。ポート 3 はポート 4 の上にあります。他のペアも同様です。

図1-1 Catalyst 3750 Metro スイッチの前面パネル

 

1

コンソール ポート

3

標準 SFP モジュール ポート

2

10/100 ポート

4

拡張サービス SFP モジュール ポート

標準 SFP モジュール ポートの番号は、1(左)および 2(右)です。ソフトウェアでは、これらのモジュール ポートに gigabitethernet1/0/1 および gigabitethernet1/0/2 の番号が付けられ、拡張サービス SPF モジュール ポートには、1 および 2 の番号(左から右に)が付けられています。ソフトウェアでは、これらに gigabitethernet 1/1/1 および gigabitethernet 1/1/2 の番号が付けられています。

コンソール ポート

スイッチと PC を接続するには、コンソール ポートと付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。スイッチのコンソール ポートに端末を接続する場合は、ユーザ側でメスの RJ-45/DB-25 DTE アダプタを用意する必要があります。このアダプタが入ったキット(部品番号:ACS-DSBUASYN=)をご注文ください。コンソール ポートおよびアダプタのピン割り当てについては、「コネクタおよびケーブル仕様」を参照してください。

10/100 ポートおよび 10/100/1000 ポート

スイッチの 10/100 のポートを半二重、全二重、10 MB/s または 100MB/s の任意の組み合わせで動作するように設定できます。また、標準の 1000BASE-T SFP モジュール ポートを 全二重で 10、100、または 1000 MB/s で動作するように設定できます。拡張サービス ポートでは、1000BASE-T SFP モジュールは 1000 MB/s でのみ動作します。この拡張サービス ポートの速度およびデュプレックスを、IEEE 802.3ab に準拠するように自動ネゴシエーションを設定することもできます(自動ネゴシエーションはデフォルトの設定です)。

ポートを自動ネゴシエーションに設定した場合、ポートは接続先装置の速度とデュプレックスを識別し、処理能力をアドバタイズします。接続先装置も自動ネゴシエーションをサポートしている場合、スイッチ ポートは最適な接続(すなわち、両方の装置がサポートする最大の回線速度、および接続先装置が対応している場合は全二重伝送)のネゴシエーションを行い、それに応じて自身の設定を行います。いずれの場合も、接続先装置との距離が 328 フィート(100 m)以内でなければなりません。

100BASE-TX および 1000BASE-T トラフィックには、カテゴリ 5 以上のケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには、カテゴリ 3 または 4 のケーブルを使用できます。スイッチをワークステーション、サーバ、ルータ、および Cisco IP Phone に接続する場合は、必ずストレート ケーブルを使用してください。スイッチをスイッチまたはハブに接続する場合は、クロス ケーブルを使用します。1000BASE-T 接続にストレート ケーブルまたはクロス ケーブルを使用する場合、正常に動作させるために、必ずカテゴリ 5 以上の 4 ツイストペア ケーブルを使用してください。ケーブルのピン割り当てについては、 付録 B「コネクタおよびケーブル仕様」 を参照してください。

mdix auto インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、自動クロスオーバー機能をイネーブルにすることができます。自動クロスオーバー機能がイネーブルの場合、スイッチで必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。そのため、スイッチのイーサネット ポートには、クロス ケーブルまたはストレート ケーブルのどちらでも接続することができます。

自動クロスオーバー機能はデフォルトではディセーブルになっています。この機能の設定情報については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。

SFP モジュール スロット

このスイッチは、ギガビット イーサネット SFP モジュールを使用して、光ファイバ接続を確立します。このトランシーバ モジュールは現場交換可能で、SFP モジュール スロットに搭載するとアップリンク インターフェイスが利用できます。他のスイッチへのギガビット アップリンク接続にも SFP モジュールを使用できます。光ファイバ SFP モジュールの接続には、MT-RJ LC コネクタまたは MT-RJ コネクタ付きの光ファイバ ケーブルを使用します。銅線 SFP モジュールの接続には、RJ-45 コネクタ付きのカテゴリ 5 以上のケーブルを使用します。

1000BASE-T SFP モジュールを標準ポートに取り付けた場合、このモジュールを全二重モードで 10、100、または 1000 MB/s で動作させることができます。1000BASE-T SFP モジュールを拡張サービス ポートに取り付けた場合、このモジュールは 1000 MB/s でのみ動作します。スイッチは、標準ポートに取り付けられた 100BASE-FX SFP モジュールのみをサポートします。スイッチがサポートする SFP モジュールのリストについては、「機能」を参照してください。

スイッチがサポートしている最新の SFP モジュール オプションについては、『 Release Notes for the Catalyst 3750 Metro Switch 』を参照してください。これらの SFP モジュールの詳細は、ご使用の SFP モジュールのマニュアルを参照してください。

拡張サービス SFP モジュールは、これまで説明した機能のほかに自動ネゴシエーションをサポートしています。拡張サービス ポートの機能については、このスイッチのソフトウェア ガイドを参照してください。

LED

スイッチの LED を使用して、スイッチのアクティビティおよびパフォーマンスをモニタすることができます。図1-2 に、スイッチの LED とポートのモード選択に使用する MODE ボタンを示します。

図1-2 Catalyst 3750 Metro スイッチの LED

 

1

MODE ボタン

6

MASTR LED

2

STACK LED(使用しません)

7

PWR B LED

3

SPEED LED

8

PWR A LED

4

DUPLX LED

9

SYST LED

5

STAT LED

10

ポート LED

SYST LED

SYST LED は、システムに電力が供給されて正常に動作しているかどうかを示します。
表1-1 に、この LED の色と意味を示します。

 

表1-1 SYST LED

システムの状態

消灯

システムの電源が入っていません。

グリーン

システムは正常に動作しています。

オレンジ

システムに電力が供給されていますが、正常に動作していません。

PWR LED

このスイッチは、電源装置を 2 つまでサポートしています。PWR A LED および PWR B LED は、それぞれ電源スロット A および電源スロット B に搭載された電源装置の状態を表示します。 表1-2 に、この LED の色と意味を示します。

 

表1-2 PWR LED の状態表示

状態

消灯

電源装置が取り付けられていません。

グリーン

電源装置が接続され、正常に動作しています。

オレンジ

電源装置は取り付けられていますが、障害が発生しているか、または有効な入力電源に接続されていません。

スロット A およびスロット B の PWR LED は相互に独立して機能します。

MASTR LED

MASTR LED はスタッキングで使用されます。この製品ではスタッキングはサポートされていないため、MASTR LED はグリーンに点灯します。

ポート LED およびモード

各 RJ-45 ポートおよび SFP モジュール スロットには、ポート LED が付いています。これらのポート LED はグループとして、または個別に、スイッチ情報および個々のポート情報を示します。ポート LED に表示される情報のタイプは、ポート モードによって異なります。 表1-3 に、モード LED および対応するポート モードと意味を示します。

モードの選択または変更を行うには、目的のモードが点灯するまで MODE ボタンを押します。ポート モードを切り替えると、ポート LED の色の意味も変わります。 表1-4 に、各ポート モードでのポート LED の色と意味を示します。

 

表1-3 ポート モードの LED

モード LED
ポート モード
説明

STAT

ポートのステータス

ポートのステータスを示します。デフォルトのモードです。

DUPLX

ポートのデュプレックス モード

ポートのデュプレックス モードを示します(全二重または半二重)。

SPEED

ポート速度

ポートの動作速度を示します(10/100 Mbps、または 10/100/1000 MB/s)。

STACK

 

使用しません。

表1-4 スイッチの各モードにおける LED の色と意味

ポート モード
LED の色
意味

STAT
(ポート ステータス)

消灯

リンクが設定されていないか、ポートが管理上のシャットダウン状態です。

グリーン

リンクが確立されています。

グリーンに点滅

動作中。ポートがデータを送信または受信しています。

グリーンとオレンジに交互に点灯

リンク障害が発生しています。エラー フレームが接続に影響を与える可能性があります。大量のコリジョン、CRC 1 エラー、アライメント エラー、ジャバー エラーなどをリンク障害表示でモニタします。

オレンジ

ポートが Spanning Tree Protocol(STP; スパニングツリー プロトコル)によってブロックされており、データを転送していません。


) ポートの再設定後、STP がスイッチのループの有無を確認している間、ポート LED は最大30秒間、オレンジに点灯したままになることがあります。


オレンジに点滅

ポートが STP によりブロックされていますが、パケットを送信または受信しています。

DUPLX
(デュプレックス)

消灯

ポートは半二重で動作しています。

グリーン

ポートは全二重で動作しています。

SPEED

10/100 ポート

 

消灯

ポートは 10 MB/s で動作しています。

 

グリーン

ポートは 100 MB/s で動作しています。

 

SFP ポート

消灯

ポートは 10 MB/s で動作しています。

グリーン

ポートは 100 MB/s で動作しています。

 

グリーンに点滅

ポートは 1000 MB/s で動作しています。


) 1000BASE-T SFP モジュールは、標準 SFP ポートに取り付けられている場合にのみ、全二重モードの 10、100、または1000 MB/s で動作できます。


STACK
(スタック メンバー)

 

使用しません。

1.CRC = Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)

背面パネル

スイッチの背面パネルには、2 つの電源スロット、アース端子、および 2 つの StackWise ポート(使用しません)があります(図1-3 を参照)。

図1-3 Catalyst 3750 Metro スイッチの背面パネル

 

1

StackWise ポート(使用しません)

3

電源スロット A(AC 電源装置が搭載されている状態を示しています)

2

アース端子(DC 電源装置を搭載する場合に使用します)

4

電源スロット B

電源コネクタ

電源スロット A に搭載された電源装置がスイッチに電力を供給します。この電源装置は、
Field-Replaceable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)です。電源装置 A が故障した場合に備えて、スロット B にオプションの FRU 電源装置を接続してバックアップを供給することができます。スイッチへの電力供給方法は、AC 電源装置、DC 電源装置、または両方の組み合わせのいずれでも構いません。

電源装置のコネクタ

電源装置は、100 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジ ユニットです。AC 電源コネクタを AC 電源コンセントに接続するには、付属の AC 電源コードを使用します。DC 電源の接続手順については、「電源装置の接続」を参照してください。

管理オプション

スイッチには複数の管理オプションがあります。

Cisco IOS CLI(コマンドライン インターフェイス)

CLI を使用してスイッチの設定とモニタをすべて実施することができます。CLI を利用するには、管理ステーションをスイッチのコンソール ポートに直接接続するか、またはリモート管理ステーションから Telnet を使用します。CLI の詳細については、 付録 C「CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定」 および Cisco.com の『 Catalyst 3750 Metro Switch Command Reference 』を参照してください。

CiscoView アプリケーション

CiscoView デバイス管理アプリケーションでは、スイッチのイメージが表示されます。これを使用して、コンフィギュレーション パラメータを設定したり、スイッチの状態やパフォーマンス情報を表示することができます。CiscoView アプリケーション(別売)は、スタンドアロン アプリケーションとして利用することも、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)に組み込むこともできます。詳細は、CiscoView のマニュアルを参照してください。

SNMP ネットワーク管理

HP OpenView または SunNet Manager などのプラットフォームが稼働している SNMP 対応管理ステーションから、スイッチを管理することができます。スイッチは、総合的な MIB(管理情報ベース)拡張機能セットおよび 4 種類の Remote Monitoring(RMON)グループをサポートしています。詳細については、Cisco.com で提供されているスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびご使用の SNMP アプリケーションの付属マニュアルを参照してください。

Cisco Intelligence Engine 2100(IE2100)

Cisco IE200 Series Configuration Registrar は、スイッチ ソフトウェアに組み込まれた CNS エージェントで動作するネットワーク管理装置です。スイッチ固有の設定の変更、変更内容のスイッチへの送信、変更の実行、結果の記録により、初期設定や更新を自動化できます。

ネットワーク構成

ネットワーク構成の概念、スイッチを使用して専用ネットワーク セグメントを作成する例、およびギガビット イーサネット接続によりセグメントを相互接続する例については、Cisco.com で提供されているスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。