Catalyst 3750 Metro スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
Express Setupの使用方法
Express Setupの使用方法
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Express Setupの使用方法

必要なものの準備

電源の接続およびスイッチの電源投入

AC電源への接続

DC電源への接続

Express Setupの起動方法

スイッチの設定

スイッチのIPアドレスの確認(任意)

Express Setupの再実行

次の作業

スイッチのホームページのその他の機能

スイッチの設置または装置の接続

Express Setupの使用方法

この章では、スタンドアロンのスイッチの簡単なセットアップ手順を説明します。


) Express Setupは、Cisco IOS Release 12.1(14)EA1以降が稼働しているスイッチで利用できます。新しいスイッチを設置する場合は、スイッチの背面パネルに貼付されたCisco IOS リリースのラベルを見てリリース番号を確認してください。

Cisco IOS Release 12.1(14)EA1より前のリリースが稼働しているスイッチのセットアップ手順については、付録D「CLIベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定」を参照してください。


セットアップ作業では、次の手順を実行します。

「必要なものの準備」

「電源の接続およびスイッチの電源投入」

「Express Setupの起動方法」

「スイッチの設定」

「次の作業」


注意 スイッチに装置を接続した状態でExpress Setupを起動したり、設定に使用するPCまたはワークステーション以外の装置にExpress Setupモードになっているスイッチを接続したりしないでください。Express Setupの実行中、スイッチはDHCPサーバとして機能します。Express Startupの起動後にスイッチに接続されたPCまたはワークステーションだけが、スイッチからDHCPアドレスを受信する必要があります。

必要なものの準備

図 1-1 に示されているものを梱包箱から取り出します。

図 1-1 Catalyst 3750 Metroスイッチ、アダプタ ケーブル、およびAC電源コード

 

 

1

スイッチ

3

AC電源コード

2

RJ-45/DB-9アダプタ ケーブル

スイッチをPCまたはワークステーションに接続するには、図 1-8に示すイーサネット(カテゴリ5)ストレート ケーブルが別途必要です。

図 1-2 イーサネット ケーブル

 

電源の接続およびスイッチの電源投入

ここでは、スイッチに取り付ける電源の種類に応じて、AC電源またはDC電源への接続方法について説明します。

AC電源への接続

次の手順で、スイッチの電源を投入します。


ステップ 1 AC電源コードの一方の端をスイッチの背面パネル上の電源コネクタに接続します(図 1-3を参照)。

図 1-3 電源の接続

 

 

1

スイッチ

2

AC電源コード

ステップ 2 電源コードのもう一方の端をアース付きのAC電源コンセントに接続します。


 

スイッチの電源が入ると、Power-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)という一連のテストが自動的に実行され、スイッチが正常に機能しているかどうかが確認されます。

POSTの実行時間は約1分です。POSTが完了すると、SYSTEM LEDとSTATUS LEDはグリーンに点灯したままになります。機能上のステータスによっては、POWER LEDとMASTER LEDもグリーンに点灯する場合があります(詳しくは LEDを参照)。

POSTに失敗すると、SYSTEM LEDがオレンジに点灯します。POSTが失敗した場合は、 第4章「トラブルシューティング」 を参照して原因を特定してください。

DC電源への接続

DC電源装置を使用してスイッチに電源を供給する場合は、「DC電源への接続」を参照してください。

Express Setupの起動方法

Express Setupは、スイッチのセットアップと設定を行うためのブラウザ ベースのプログラムです。スイッチをローカル ルータとインターネットに接続できるように、IP情報を割り当てます。IPアドレスは、その後のスイッチの設定でも必要となります。

ユーザ名の作成はExpress Setupでは行いません。Express Setupは、スイッチを設定するための最低限のコンフィギュレーションを提供するものです。スイッチのユーザ名を作成する場合は、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用します。


) Express Setupを起動する前に、スイッチのPOSTが完了していて、SYST LEDとSTAT LEDがグリーンに点灯していることを確認してください。POSTが失敗した場合のトラブルシューティングについては、「POST結果の概要」を参照してください。POSTが完了するまでExpress Setupを起動することはできません。



注意 スイッチに装置を接続した状態でExpress Setupを起動しないでください。Express Setupの実行中、スイッチはDHCPサーバとして機能します。Express Startupの起動後にスイッチに接続されたPCまたはワークステーションだけが、スイッチからDHCPアドレスを受信する必要があります。

次の手順で、Express Setupプログラムを起動します。


ステップ 1 スイッチに装置が接続されていないことを確認します。

ステップ 2 MODEボタンの上にある4つのLEDがグリーンに点灯するまで、図 1-4のMODEボタンを押し続けます。約3秒かかります。

図 1-4 Express Setupの起動方法

 

 

1

MODEボタン

ステップ 3 MODEボタンを離します。


) MODEボタンを押してすべてのLEDが点滅し始めたら、ボタンを離します。LEDが点滅するのはスイッチの設定が完了している場合で、Express Setupモードを開始することはできません。詳細については、「問題の診断」を参照してください。


ステップ 4 スイッチの前面パネルの10/100イーサネット ポートまたはSmall Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール ポートに、イーサネットケーブル(別売)を接続します。(図 1-5を参照)


注意 設定に使用するPCまたはワークステーション以外の装置にスイッチを接続しないでください。

図 1-5 スイッチとPCまたはワークステーションのイーサネット ポートの接続

 

 

1

スイッチ

3

カテゴリ5のストレート ケーブル

2

PC

ステップ 5 ケーブルのもう一方の端を、PCまたはワークステーションのイーサネット ポートに接続します。

接続した両方のイーサネット ポートで、ポート ステータスLEDがグリーンに点灯していることを確認してください。

ステップ 6 ポートLEDがグリーンに点灯して30秒ほど経過して、PCまたはワークステーションのWebブラウザを起動します。

ステップ 7 IPアドレス 10.0.0.1 を入力し(図 1-6を参照)、 Enter キーを押します。

図 1-6 IPアドレスの入力

 

Express Setupのホームページが表示されます(図 1-7を参照)。

図 1-7 Express Setupのホームページ

 


 

Express Setupが起動できない場合、またはExpress Setupのホームページがブラウザに表示されない場合、次のことを確認してください。

スイッチとPCまたはワークステーションを接続したあと、30秒経過してからブラウザにIPアドレスを入力したか。

30秒経過していない場合、30秒経過してから再度ブラウザで 10.0.0.1 と入力し、 Enter キーを押してください。

ブラウザで入力したアドレスが間違っていないか。またはブラウザのウィンドウにエラー メッセージが表示されていないか。

再度ブラウザで 10.0.0.1 と入力し、 Enter キーを押してください。

スイッチとPCまたはワークステーションのイーサネット ポートを、ストレートのイーサネット ケーブルではなくクロス ケーブルで接続していないか(図 1-5を参照)。


) クロス ケーブルの見分け方については、表 B-1を参照してください。



) Cisco IOS Release 12.1(14)EA1以降が稼働しているスイッチでは、CLIでmdix autoコマンドを使用して自動クロスオーバー機能をイネーブルにすることができます。自動クロスオーバー機能がイネーブルになっている場合、スイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。そのため、接続先の装置のタイプにかかわらず、スイッチの銅線10/100ポートまたは10/100/1000ポートへの接続には、クロス ケーブルまたはストレート ケーブルのどちらでも使用できます。

自動クロスオーバー機能はデフォルトではディセーブルになっています。この機能の設定情報については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。


クロス ケーブルが接続されていない場合、スイッチとPCまたはワークステーションの両方のイーサネット ポートにケーブルを接続し直してください。30秒経過してから、ブラウザで 10.0.0.1 と入力します。

Express Setupを起動する前にPOSTが正常に完了していることを確認したか。

確認していない場合、SYSTEM LEDとSTAT LEDだけがグリーンに点灯していることを確認してから、MODEボタンを押してExpress Setupを起動してください。


) 以降では、Express SetupのWebページを使用したスイッチの設定方法について説明します。CLIベースのセットアップ プログラムを使用したスイッチの設定方法については、付録D「CLIベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定」を参照してください。


スイッチの設定

Management Interfaceフィールドには、 VLAN1-Default が表示されます。これは、スイッチを管理し、IP情報を割り当てるための管理インターフェイスです。

次の手順で、Express Setupによるスイッチの設定を行います。


ステップ 1 システム管理者に問い合わせて、スイッチのIPアドレス、IPサブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイを取得します。

ステップ 2 IP AddressフィールドにスイッチのIPアドレスを入力します。

ステップ 3 IP Subnet Mask フィールドのドロップダウン矢印をクリックし、IPサブネット マスクを1つ選択します。

ステップ 4 Default Gatewayフィールドにデフォルト ゲートウェイのIPアドレスを入力します。

ゲートウェイ(ルータまたは専用ネットワーク装置)は、あるサブネット上のネットワークを、別のサブネット上の1つまたは複数のネットワークに接続するシステムです。


) 管理ワークステーションとスイッチが異なるIPセグメント上にある場合、デフォルト ゲートウェイを指定する必要があります。


ステップ 5 Switch Passwordフィールドにパスワードを入力します。

このパスワードは1~25文字の英数字で指定できます。先頭の文字を数字にしてもかまいません。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭と末尾の文字をスペースにすることはできません。

ステップ 6 Confirm Switch Passwordフィールドに再度パスワードを入力します。

ここではスイッチのユーザ名を入力しません。ユーザ名は、スイッチのIPアドレスを設定したあとにCLIを使用して設定します。

ステップ 7 (任意)Host Nameフィールドにスイッチのホスト名を入力します。ホスト名は31文字以内で、スペースは使用できません。

ステップ 8 (任意)System Contactフィールドにシステム連絡先を入力します。これにより、スイッチまたはネットワークのシステム管理者が識別されます。

ステップ 9 (任意)System Locationフィールドにシステムのロケーションを入力します。これにより、スイッチの物理的な設置場所が識別されます。

ステップ 10 (任意)CLIによるスイッチの管理にTelnetを使用する場合、Telnet AccessフィールドでEnableをクリックします。Telnetアクセスをイネーブルにするには、Telnetのパスワードを入力する必要があります。

a. Telnet Passwordフィールドにパスワードを入力します。Telnetのパスワードは1~25文字の英数字で指定できます。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭と末尾の文字をスペースにすることはできません。

b. Confirm Telnet Passwordフィールドに再度Telentのパスワードを入力します。

ステップ 11 (任意)SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を設定するには、Enableをクリックします。SNMPをイネーブルにするのは、スイッチの管理をCisco Worksまたはその他のSNMPベースのネットワーク管理システムで行う場合だけにしてください。

SNMPをイネーブルにするには、SNMP Read Communityフィールド、SNMP Write Communityフィールド、またはその両方にコミュニティ ストリングを入力する必要があります。SNMPコミュニティ ストリングによって、MIBオブジェクトへのアクセスの認証を行います。SNMPコミュニティ ストリングには、スペースは使用できません。SNMP Read Communityを設定した場合、ユーザはMIBオブジェクトへのアクセスはできますが、修正はできません。SNMP write
Communityを設定した場合、ユーザはMIBオブジェクトへのアクセスも修正もできます。

ステップ 12 Save をクリックしてスイッチの設定内容を保存するか、または Cancel をクリックして設定内容を消去します。


 

スイッチはExpress Setupモードを終了します。

スイッチのIPアドレスの設定が完了しました。スイッチをプロダクション ネットワークにインストールすることができます。

スイッチのIPアドレスの確認(任意)

ネットワークへのスイッチのインストールが完了したら、次の手順でスイッチに設定されているIPアドレスを確認してください。


ステップ 1 ネットワークに接続されているPCまたはワークステーションでブラウザを起動します。

ステップ 2 スイッチのIPアドレス(例:172.20.139.142)を入力します。スイッチのホームページが表示されます(図 1-8を参照)。

図 1-8 スイッチのホームページ

 


 

Express Setupの再実行

スイッチの設定 のセクションの最後でSaveをクリックしなかった場合、スイッチのホームページで Express Setup をクリックして、Express Setupを再実行することができます。

スイッチのIPアドレスの入力を間違えた場合やIPアドレスを変更する必要がある場合は、「問題の診断」に示す手順で、スイッチのIPアドレスを消去することができます。

次の作業

スイッチに設定を保存したら、スイッチをインストールすることができます。CLIを使用してさらに設定を行うこともできます。

スイッチのホームページのその他の機能

スイッチのホームページでは、機能も利用できます(スイッチのホームページの左側のメニュー バーを参照)。

Tools ― TelnetやExtended Pingなどの、診断ツールおよびモニタ ツールにアクセスします。

Help Resources ― Catalyst 3750のマニュアルにアクセスします。

スイッチの設置または装置の接続

机の上下や壁面にスイッチを設置する手順、またはスイッチに装置を接続する手順の詳細については、 第3章「スイッチのインストレーション」 を参照してください。