Catalyst 3750 Metro スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEG
システム メッセージ ロギングの設定
システム メッセージ ロギングの設定
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

システム メッセージ ロギングの設定

システム メッセージ ロギングの概要

システム メッセージ ロギングの設定

システム ログ メッセージ形式

システム メッセージ ロギングのデフォルト設定

メッセージ ロギングのディセーブル化

メッセージ出力先デバイスの設定

ログ メッセージの同期化

ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化

ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化

メッセージの重大度の定義

履歴テーブルおよび SNMP に送信される Syslog メッセージの制限

UNIX Syslog サーバの設定

UNIX Syslog デーモンへのメッセージのロギング

UNIX システム ロギング ファシリティの設定

ロギング設定の表示

システム メッセージ ロギングの設定

この章では、Catalyst 3750 Metro スイッチにシステム メッセージ ロギングを設定する方法について説明します。


) この章で使用されるコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』 Release 12.2 を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「システム メッセージ ロギングの概要」

「システム メッセージ ロギングの設定」

「ロギング設定の表示」

システム メッセージ ロギングの概要

デフォルトでは、システム メッセージおよび debug イネーブル EXEC コマンドの出力はロギング プロセスに送信されます。ロギング プロセスは、ロギング バッファ、端末回線、UNIX Syslog サーバといったさまざまな宛先へのロギング メッセージの配信を、設定に応じて制御します。ロギング プロセスはコンソールにもメッセージを送信します。


) Syslog フォーマットは、4.3 BSD UNIX と互換性があります。


ロギング プロセスがディセーブルになっている場合、メッセージはコンソールにのみ送信されます。メッセージは生成された時点で送信されるので、メッセージとデバッグ出力には、プロンプトまたは他のコマンドからの出力が各所に挿入されます。メッセージがコンソールに表示されるのは、メッセージを生成したプロセスが終了してからです。

メッセージの重大度を設定し、コンソールに表示されるメッセージのタイプとそれぞれの宛先を制御できます。ログ メッセージにタイムスタンプを設定したり、Syslog 送信元アドレスを設定したりして、リアルタイムでのデバッグおよび管理を強化することができます。表示されるメッセージについては、このリリースに対応するシステム メッセージ ガイドを参照してください。

ロギングされたシステム メッセージにアクセスするには、スイッチの CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用するか、または適切に設定された Syslog サーバにシステム メッセージを保存します。スイッチ ソフトウェアは Syslog メッセージをスイッチの内部バッファに保存します。スイッチに障害が発生すると、フラッシュ メモリに保存されていないログは失われます。

システム メッセージををリモートでモニタするには、Syslog サーバ上でログを表示するか、または Telnet あるいはコンソール ポートを通じてスイッチにアクセスします。

システム メッセージ ロギングの設定

ここでは、システム メッセージ ロギングの設定方法について説明します。

「システム ログ メッセージ形式」

「システム メッセージ ロギングのデフォルト設定」

「メッセージ ロギングのディセーブル化」(任意)

「メッセージ出力先デバイスの設定」(任意)

「ログ メッセージの同期化」(任意)

「ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化」(任意)

「ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化」(任意)

「メッセージの重大度の定義」(任意)

「履歴テーブルおよび SNMP に送信される Syslog メッセージの制限」(任意)

「UNIX Syslog サーバの設定」(任意)

システム ログ メッセージ形式

システム ログ メッセージには、最大 80 文字とパーセント記号(%)が使用され、そのあとにオプションのシーケンス番号またはタイムスタンプ情報(設定されている場合)が続きます。メッセージは次のフォーマットで表示されます。

seq no:timestamp:%facility-severity-MNEMONIC:description

メッセージのパーセント記号より前の部分は、 service sequence-numbers , service timestamps log datetime service timestamps log datetime [ localtime ] [ msec ] [ show-timezone ] 、または service timestamps log uptime グローバル コンフィギュレーション コマンドの設定に応じて異なります。

表29-1 に、Syslog メッセージの要素を示します。

 

表29-1 システム ログ メッセージ要素

要素
説明

seq no:

service sequence-numbers グローバル コンフィギュレーション コマンドが設定されている場合に限り、シーケンス番号を付けてログ メッセージにスタンプを押します。

詳細については、「ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化」を参照してください。

timestamp 形式 :

mm/dd h h:mm:ss

または

hh:mm:ss (稼働時間が短い場合)

または

d h (稼働時間が長い場合)

メッセージまたはイベントの日時。この情報が表示されるのは、 service timestamps log [ datetime | log ] グローバル コンフィギュレーション コマンドが設定されている場合に限られます。

詳細については、「ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化」を参照してください。

facility

メッセージが参照するファシリティ(SNMP[簡易ネットワーク管理プロトコル]、SYS など)を示します。サポートされているファシリティのリストについては、 表29-4 を参照してください。

severity

メッセージの重大度を示す 0 ~ 7 の 1 桁のコード。重大度については、 表29-3 を参照してください。

MNEMONIC

一意にメッセージを記述する文字列

description

報告対象のイベントに関する詳細情報を含む文字列

次に、スイッチ システム メッセージの一部を示します。

00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/2, changed state to up
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down 2
*Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
18:47:02: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
*Mar 1 18:48:50.483 UTC: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)

システム メッセージ ロギングのデフォルト設定

表29-2 に、システム メッセージ ロギングのデフォルト設定を示します。

 

表29-2 システム メッセージ ロギングのデフォルト設定

機能
デフォルト設定

コンソールへのシステム メッセージ ロギング

イネーブル

コンソール重大度

debugging(および数値的に下位のレベル。 表29-3 を参照)

ロギング ファイル設定

ファイル名の指定なし

ロギング バッファ サイズ

4096 バイト

ロギング履歴サイズ

1 メッセージ

タイムスタンプ

ディセーブル

同期ロギング

ディセーブル

ロギング サーバ

ディセーブル

Syslog サーバ IP アドレス

設定なし

サーバ ファシリティ

Local7( 表29-4 を参照)

サーバ重大度

informational(および数値的に下位のレベル。 表29-3 を参照)

メッセージ ロギングのディセーブル化

メッセージ ロギングは、デフォルトでイネーブルに設定されています。コンソール以外の宛先へメッセージを送信するには、メッセージ ロギングをイネーブルに設定する必要があります。イネーブルに設定されている場合、ログ メッセージはロギング プロセスに送信され、この結果、指定された場所に、メッセージを生成したプロセスとは非同期でメッセージがロギングされます。

メッセージ ロギングをディセーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no logging on

メッセージ ロギングをディセーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show running-config

または

show logging

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ロギング プロセスをディセーブルにすると、スイッチの処理速度が低下します。コンソールにメッセージが書き込まれるのを待ってからプロセスを続行するためです。ロギング プロセスがディセーブルの場合、メッセージは生成後ただちにコンソールに表示されます。コマンド出力の途中に表示されることもあります。

logging synchronous グローバル コンフィギュレーション コマンドも、コンソールへのメッセージの表示に影響を与えます。このコマンドがイネーブルの場合は、Return キーを押さないかぎりメッセージが表示されません。詳細については、「ログ メッセージの同期化」を参照してください。

ディセーブルにしたメッセージ ロギングを再度イネーブルにするには、 logging on グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

メッセージ出力先デバイスの設定

メッセージ ロギングがイネーブルになっている場合、コンソール以外の特定の場所へもメッセージを送信できます。メッセージを受信する場所を指定するには、イネーブル EXEC モードで、次のコマンドを 1 つまたは複数使用します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

logging buffered [ size ]

スイッチの内部バッファにメッセージを記録します。デフォルトのバッファ サイズは 4096 バイトです。指定できる範囲は 4096 ~ 2147483647 バイトです。

スイッチに障害が発生すると、フラッシュ メモリに保存されていないログ ファイルは失われます。ステップ 4 を参照してください。


) その他のタスク用メモリが不足する可能性があるので、バッファ サイズを大きく設定しないようにしてください。スイッチ上の空きプロセッサ メモリを表示するには、show memory イネーブル EXEC コマンドを使用します。ただし、表示される値は使用できる最大値です。バッファ サイズを最大値に設定しないでください。


ステップ 3

logging host

UNIX Syslog サーバ ホストにメッセージをロギングします。

host には、Syslog サーバとして使用するホストの名前または IP アドレスを指定します。

ロギング メッセージを受信する Syslog サーバのリストを作成するには、複数回このコマンドを実行します。

Syslog サーバの設定手順の詳細については、「UNIX Syslog サーバの設定」を参照してください。

ステップ 4

logging file flash: filename [ max-file-size [ min-file-size ]] [ severity-level-number | type ]

スイッチのフラッシュ メモリ内のファイルにログ メッセージを保存します。

filename には、ログ メッセージのファイル名を入力します。

(任意) max-file-size には、ロギング ファイルの最大サイズを指定します。指定できる範囲は 4096 ~ 2147483647 バイトです。デフォルトは 4096 バイトです。

(任意) min-file-size には、ロギング ファイルの最小サイズを指定します。指定できる範囲は 1024 ~ 2147483647 バイトです。デフォルトは 2048 バイトです。

(任意) severity-level-number | type には、ロギング重大度またはロギング タイプを指定します。指定できる重大度の範囲は 0 ~ 7 です。ロギング タイプのキーワードのリストについては、 表29-3 を参照してください。デフォルトでは、ログ ファイルは debugging メッセージおよび数値的に下位のレベルを受信します。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

terminal monitor

現在のセッション中に、メッセージをコンソール以外の端末にロギングします。

端末パラメータ設定コマンドはローカルに設定されていますが、セッションの終了後は無効になります。セッションごとにこのステップを実行し、デバッグ メッセージを表示する必要があります。

ステップ 7

show running-config

設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

logging buffered グローバル コンフィギュレーション コマンドは、内部バッファにロギング メッセージをコピーします。バッファは循環するので、バッファが一杯になると新しいメッセージで古いメッセージが上書きされます。バッファにロギングされているメッセージを表示するには、 show logging イネーブル EXEC コマンドを使用します。最初に表示されるのは、バッファ内で最も古いメッセージです。バッファの内容を消去するには、 clear logging イネーブル EXEC コマンドを使用します。

コンソールへのロギングをディセーブルにするには、 no logging console グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。ファイルへのロギングをディセーブルにするには、no logging file [ severity-level-number | type ] グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ログ メッセージの同期化

非送信請求メッセージおよび debug イネーブル EXEC コマンドの出力を、送信請求デバイス出力および特定のコンソール ポート回線または仮想端末回線のプロンプトと同期させることができます。重大度に基づいて、非同期に出力するメッセージのタイプを特定したり、端末の非同期メッセージを廃棄する前に、これらを保存するバッファの最大数を決定することもできます。

非送信請求メッセージと debug コマンド出力の同期ロギングをイネーブルにすると、送信請求デバイス出力の表示または印刷後に、非送信請求デバイス出力がコンソールに表示または印刷されます。非送信請求メッセージと debug コマンド出力は、ユーザに入力を求めるプロンプトが表示されたのち、コンソールに表示されます。非送信請求メッセージと debug コマンド出力が、送信請求デバイス出力およびプロンプトに挿入されることはありません。非送信請求メッセージが表示されたのち、コンソールにはユーザ プロンプトが再表示されます。

同期ロギングを設定するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

line [ console | vty ] line-number [ ending-line-number ]

メッセージの同期ロギング用に設定する回線を指定します。

スイッチのコンソール ポートを経由して行う設定には、 console キーワードを使用します。

同期ロギングをイネーブルにする vty 回線を指定するには、 line vty line-number コマンドを使用します。Telnet セッションを経由して行う設定には、vty 接続を使用します。指定できる回線番号の範囲は 0 ~ 15 です。

次のように入力すると、16 個の vty 回線すべての設定を同時に変更できます。

line vty 0 15

また、現在の接続に使用している 1 つの vty 回線の設定を変更することもできます。たとえば、vty 回線 2 の設定を変更するには、次のように入力します。

line vty 2

このコマンドを入力すると、ライン コンフィギュレーション モードに変わります。

ステップ 3

logging synchronous [ level [ severity-level | all ] | limit number-of-buffers ]

メッセージの同期ロギングをイネーブルにします。

(任意) level severity-level には、メッセージの重大度を指定します。設定値以上の重大度を持つメッセージは、非同期で出力されます。数値が低いほど重大度が高く、数値が高いほど重大度が低くなります。デフォルト値は 2 です。

(任意) level all を指定すると、重大度に関係なく、すべてのメッセージが非同期で出力されます。

(任意) limit number-of-buffers には、新しいメッセージを廃棄する前に、端末用のキューに入れられるバッファ数を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。デフォルトは 20 です。

ステップ 4

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

非送信請求メッセージおよびデバッグ出力の同期をディセーブルにするには、 no logging synchronous [ level severity-level | all ] [ limit number-of-buffers ] ライン コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化

デフォルトでは、ログ メッセージにタイムスタンプは付加されません。

ログ メッセージのタイムスタンプをイネーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

service timestamps log uptime

または

service timestamps log datetime [ msec ] [ localtime ] [ show-timezone ]

ログのタイムスタンプをイネーブルにします。

最初のコマンドはログ メッセージのタイムスタンプをイネーブルにし、システムが再起動してからの時間を示します。

2 番めのコマンドはログ メッセージのタイムスタンプをイネーブルにします。選択したオプションに応じて、現地のタイムゾーンに基づく日付と時刻(ミリ秒)、タイムゾーン名をタイムスタンプに入れることができます。

ステップ 3

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show running-config

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デバッグおよびログ メッセージの両方のタイムスタンプをディセーブルにするには、 no service timestamps グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、 service timestamps log datetime グローバル コンフィギュレーション コマンドをイネーブルにした場合のロギング出力の一部の例を示します。

*Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
 

次に、 service timestamps log uptime グローバル コンフィギュレーション コマンドをイネーブルにした場合のロギング出力の一部の例を示します。

00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up

ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化

複数のログ メッセージが同じタイムスタンプを持つ可能性があるので、シーケンス番号を表示すると確実に1つのメッセージを参照できます。デフォルトでは、ログ メッセージにシーケンス番号は表示されません。

ログ メッセージのシーケンス番号をイネーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

service sequence-numbers

シーケンス番号をイネーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show running-config

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

シーケンス番号をディセーブルにするには、 no service sequence-numbers グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、 シーケンス番号 をイネーブルにした場合のロギング出力の一部の例を示します。

000019: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)

メッセージの重大度の定義

メッセージの重大度( 表29-3 を参照)を指定すると、選択したデバイスに表示されるメッセージを限定することができます。

メッセージの重大度を定義するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

logging console level

コンソールにロギングされるメッセージを制限します。

デフォルトでは、コンソールは debugging メッセージおよび数値的に下位のレベルを受信します( 表29-3 を参照)。

ステップ 3

logging monitor level

端末回線にロギングされるメッセージを制限します。

デフォルトでは、端末は debugging メッセージおよび数値的に下位のレベルを受信します( 表29-3 を参照)。

ステップ 4

logging trap level

Syslog サーバにロギングされるメッセージを制限します。

デフォルトでは、Syslog サーバは informational メッセージおよび数値的に下位のレベルを受信します( 表29-3 を参照)。

Syslog サーバの設定手順の詳細については、「UNIX Syslog サーバの設定」を参照してください。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

または

show logging

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。


level を指定すると、そのレベルと数値的に下位レベルのメッセージが出力先に表示されます。


コンソールへのロギングをディセーブルにするには、 no logging console グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。コンソール以外の端末へのロギングをディセーブルにするには、 no logging monitor グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。Syslog サーバへのロギングをディセーブルにするには、 no logging trap グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

表29-3 に、 level キーワードについて説明します。また、対応する UNIX Syslog 定義も重大度の高い順に示します。

 

表29-3 メッセージ ロギングの level キーワード

level キーワード
レベル
説明
Syslog 定義

emergencies

0

システムが不安定

LOG_EMERG

alerts

1

ただちに対応が必要

LOG_ALERT

critical

2

クリティカル

LOG_CRIT

errors

3

エラー

LOG_ERR

warnings

4

警告

LOG_WARNING

notifications

5

正常だが、要注意

LOG_NOTICE

informational

6

単なる情報メッセージ

LOG_INFO

debugging

7

デバッグ メッセージ

LOG_DEBUG

ソフトウェアでは、これ以外に 4 つのカテゴリのメッセージを生成します。

ソフトウェアまたはハードウェアの誤動作に関するエラー メッセージ。 warnings から emergencies のレベルで表示されます。これらのメッセージは、スイッチの機能低下を示します。誤動作から回復する方法については、このリリースに対応するシステム メッセージ ガイドを参照してください。

debug コマンドからの出力。 debugging レベルで表示されます。デバッグ コマンドを使用するのは、通常 Technical Assistance Center のみです。

インターフェイスの起動または停止の移行およびシステムの再起動メッセージ。 notifications レベルで表示されます。このメッセージは単なる情報です。スイッチの機能に影響はありません。

リロード要求および下位プロセス スタックのメッセージ。 informational レベルで表示されます。このメッセージは単なる情報です。スイッチの機能に影響はありません。

履歴テーブルおよび SNMP に送信される Syslog メッセージの制限

snmp-server enable trap グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、SNMP ネットワーク管理ステーションに送信する Syslog メッセージのトラップをイネーブルにしている場合は、送信されるメッセージのレベルおよびスイッチの履歴テーブルに保存されるメッセージのレベルを変更することができます。履歴テーブルに保存されるメッセージ数を変更することもできます。

SNMP トラップが宛先に到達する保証がないため、メッセージは履歴テーブルに保存されます。デフォルトでは、Syslog トラップがイネーブルになっていない場合でも、 warning レベルと数値的に下位レベル( 表29-3 を参照)の 1 つのメッセージが、履歴テーブルに保存されます。

レベルと履歴テーブル サイズのデフォルト設定を変更するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

logging history level 1

履歴ファイルに保存され、SNMP サーバに送信される Syslog メッセージのデフォルト レベルを変更します。

level キーワードのリストについては、 表29-3 を参照してください。

デフォルトでは、 warnings errors critical alerts 、および emergencies メッセージが送信されます。

ステップ 3

logging history size number

履歴テーブルに保存できる Syslog メッセージの数を指定します。

デフォルトでは、1 つのメッセージが保存されます。指定できる範囲は 0 ~ 500 メッセージです。

ステップ 4

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

1.level キーワードおよび重大度については、表29-3を参照してください。SNMP 使用の場合は、重大度の値が 1 ずつ大きくなります。たとえば、emergencies は 0 ではなく 1、critical は 2 ではなく 3 になります。

履歴テーブルが一杯のとき( logging history size グローバル コンフィギュレーション コマンドで指定されたメッセージ エントリの最大数を格納しているとき)は、最も古いメッセージ エントリがテーブルから削除され、新しいメッセージ エントリが保存されます。

Syslog メッセージのロギングをデフォルト レベルに戻すには、 no logging history グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。履歴テーブルのメッセージ数をデフォルト値に戻すには、 no logging history size グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

UNIX Syslog サーバの設定

次に、UNIX サーバの Syslog デーモンを設定し、UNIX システム ロギング ファシリティを定義する方法について説明します。

UNIX Syslog デーモンへのメッセージのロギング

UNIX Syslog サーバにシステム ログ メッセージを送信するには、事前に UNIX サーバで Syslog デーモンを設定する必要があります。この手順は任意です。

ルート(root)としてログインし、次の手順を実行します。


) UNIX Syslog デーモンの最近のバージョンには、デフォルトでネットワークからの Syslog パケットを受信しないものがあります。使用しているシステムが該当する場合は、UNIX の man syslogd コマンドを使用し、リモート Syslog メッセージのロギングをイネーブルにするために Syslog コマンド ラインに追加または削除する必要のあるオプションを判別してください。



ステップ 1 ファイル /etc/syslog.conf に次のような行を追加します。

local7.debug /usr/adm/logs/cisco.log
 

local7 キーワードは、使用するロギング ファシリティを指定します。ファシリティの詳細については、 表29-4 を参照してください。 debug キーワードは、Syslog レベルを指定します。重大度の詳細については、 表29-3 を参照してください。Syslog デーモンは、重大度がこのレベル以上であるメッセージを、次のフィールドで指定されているファイルに送信します。ファイルが先に作成されていて、Syslog デーモンが書き込み権限を持っていることが必要となります。

ステップ 2 UNIX のシェルプロンプトで次のコマンドを入力し、ログファイルを作成します。

$ touch /var/log/cisco.log
$ chmod 666 /var/log/cisco.log
 

ステップ 3 Syslog デーモンが新しい変更を読み取っていることを確認します。

$ kill -HUP `cat /etc/syslog.pid`
 

詳細については、使用している UNIX システムの man syslog.conf および man syslogd コマンドを参照してください。


 

UNIX システム ロギング ファシリティの設定

スイッチが外部のデバイスにシステム ログ メッセージを送信する際に、そのメッセージがどの UNIX Syslog ファシリティから発信されたかを示すようにすることができます。

UNIX システム ファシリティのメッセージ ロギングを設定するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
説明

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

logging host

IP アドレスを入力し、UNIX Syslog サーバ ホストにメッセージをロギングします。

ロギング メッセージを受信する Syslog サーバのリストを作成するには、複数回このコマンドを実行します。

ステップ 3

logging trap level

Syslog サーバにロギングされるメッセージを制限します。

デフォルトでは、Syslog サーバは informational メッセージより下位のメッセージを受信します。 level キーワードについては、 表29-3 を参照してください。

ステップ 4

logging facility facility-type

Syslog ファシリティを設定します。 facility-type キーワードについては、 表29-4 を参照してください。

デフォルトは local7 です。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

Syslog サーバを削除するには、 no logging host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、Syslog サーバの IP アドレスを指定します。Syslog サーバへのロギングをディセーブルにするには、 no logging trap グローバル コンフィギュレーション コマンドを実行します。

表29-4 に、ソフトウェアでサポートされている UNIX システム ファシリティを示します。このファシリティの詳細については、使用している UNIX オペレーティング システムのオペレータ向けマニュアルを参照してください。

 

表29-4 ロギング facility-type キーワード

facility-type キーワード
説明

auth

許可システム

cron

cron ファシリティ

daemon

システム デーモン

kern

カーネル

local0~7

ローカルに定義されたメッセージ

lpr

ライン プリンタ システム

mail

メール システム

news

USENET ニュース

sys9~14

システムが使用

syslog

システム ログ

user

ユーザ プロセス

uucp

UNIX 間コピー システム

ロギング設定の表示

ロギング設定およびログ バッファの内容を表示するには、 show logging イネーブル EXEC コマンドを使用します。この出力内のフィールドについては、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』 Release 12.2 を参照してください。