Cisco ME 6500 シリーズ イーサネット スイッチ インストレーション ガイド
スイッチのインストレーション
スイッチのインストレーション
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

スイッチのインストレーション

インストレーションの準備

警告

パッケージ内容の確認

必要な工具

ラックへの設置

シャーシへの L 字金具の取り付け

ラックへのシャーシの取り付け

卓上への設置

システム アースの取り付け

コンソール ポートの接続

SFP トランシーバの取り付け

次の作業

スイッチのインストレーション

この章では、Cisco ME 6500 シリーズ イーサネット スイッチの設置方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「インストレーションの準備」

「ラックへの設置」

「卓上への設置」

「システム アースの取り付け」

「コンソール ポートの接続」

「SFP トランシーバの取り付け」

「次の作業」

インストレーションの準備

ここでは、次の内容について説明します。

「警告」

「パッケージ内容の確認」

警告

各国語で記述された警告については、スイッチに付属の『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ME 6500 Metro Ethernet Series Switches』を参照してください。


警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。



警告 クラス 1 レーザー製品です。



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。



警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。



警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。



警告 他の装置の上にシャーシを積み重ねないでください。シャーシが落下すると、大けがをしたり、装置が損傷したりすることがあります。



警告 この装置は、アースされていることが前提になっています。通常の使用時には必ず装置がアースされているようにしてください。



警告 装置を設置または交換するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。



警告 スイッチの過熱を防止するために、室温が 104°F(40°C)を超える環境では使用しないでください。また、エアーフローを妨げないように、通気口の周囲に 3 インチ(7.6 cm)以上のスペースを確保してください。



警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。



警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。



警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。

ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。

ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。

ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。


 


警告 この装置は、出入りが制限された場所に設置されることを想定しています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段によって、サービス担当者以外の入室ができない場所を意味します。出入りが制限された場所の管理は、その場所の責任者が行います。



警告 セントラル オフィス環境で使用する場合、イーサネット ケーブルをシールドする必要があります。



警告 レーザー光に直接当たることがないようにしてください。



警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。


パッケージ内容の確認

梱包箱から慎重に中身を取り出して、損傷しているものがないかどうか 1 つずつ調べます。不足しているものや損傷しているものがある場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。梱包材はすべて、捨てずに梱包箱に戻して保管してください。

スイッチには次の付属品が付いています。

『Cisco ME 6500 Series Ethernet Switch Getting Started Guide』

『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ME 6500 Series Ethernet Switch』

製品登録カード

RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブル× 1

システム アース キット

ラック マウント キット ― 内容は次のとおりです。

粘着シール付きのゴム製の脚× 1(卓上への設置用)

19 インチ ラックマウント ブラケット× 2

M4 x 8 mm フラットヘッド ネジ× 8(ブラケットをスイッチに取り付けるために使用)

12-24 x 3/4 インチ小ネジ× 6、および 10-32 x 3/4 インチ小ネジ× 6(ブラケットをラックに取り付けるために使用)

必要な工具

次の工具と部品を用意します。

No.1 プラス ドライバ

No.2 プラス ドライバ

銅製のシステム アース線(使用する地域または国の電気規則に従い、適切なサイズのワイヤ ゲージを使用してください)

DC 電源コード(使用する地域または国の電気規則に従い、適切なサイズのものを使用してください)

ワイヤ ストリッパ

圧着工具

ラックへの設置

スイッチを 19 インチ ラックに取り付ける場合は、次に記載されている手順に従います。

「シャーシへの L 字金具の取り付け」

「ラックへのシャーシの取り付け」

シャーシへの L 字金具の取り付け

ラック取り付け用 L 字金具はアクセサリ キットに含まれています。L 字金具は、シャーシ前方の側面またはシャーシ後方の側面のどちらにも取り付けることができます。

L 字金具をシャーシ前方の側面に取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 アクセサリ キットから L 字金具を 2 個、M4 x 8 mm フラットヘッド ネジを 8 本取り出します。


) L 字金具には、左右の区別がつくように異なる部品番号が刻印されています。左用 L 字金具(シャーシ正面から見た場合)には 700-20931-xx の部品番号が、右用 L 字金具(シャーシ正面から見た場合)には、700-20932-xx の部品番号が付いています。


ステップ 2 左用 L 字金具(部品番号 700-20931-xx)をシャーシ左側面にあて、円錐形のネジ穴を合わせます(図3-1 の上の図を参照)。

ステップ 3 4 本の M4 x 8 mm フラットヘッド ネジでこの L 字金具をシャーシに固定します。

ステップ 4 右用 L 字金具(部品番号 700-20932-xx)についてもステップ 2 と 3 を実行します。


 

図3-1 L 字金具の取り付け

 

L 字金具をシャーシの後方に取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 アクセサリ キットから L 字金具を 2 個、M4 フラットヘッド ネジを 8 本取り出します。


) L 字金具には、左右の区別がつくように異なる部品番号が刻印されています。左用 L 字金具(シャーシ正面から見た場合)には 700-20931-xx の部品番号が、右用 L 字金具(シャーシ正面から見た場合)には、700-20932-xx の部品番号が付いています。


ステップ 2 左用 L 字金具(部品番号 700-20931-xx)をシャーシ右側面にあて、円錐形のネジ穴を合わせます(図3-1 の下の図を参照)。

ステップ 3 4 本の M4 x 8 mm フラットヘッド ネジでこの L 字金具をシャーシに固定します。

ステップ 4 右用 L 字金具(部品番号 700-20932-xx)についてもステップ 2 と 3 を実行します。


 

ラックへのシャーシの取り付け

ラックにシャーシを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 1人がシャーシを慎重に持ち上げて、ラックの正面に持ってきます。

ステップ 2 L 字金具がラックに接触するまで、シャーシを滑らせるようにしてラックに入れます。


ヒント 巻き尺または水準器を使用して、シャーシがラック内で水平に取り付けられていることを確認します。


ステップ 3 シャーシをラック内で上下にずらして、各 L 字金具の 3 個のネジ穴と対応するラックの取り付け穴を合わせます。

ステップ 4 1人がシャーシを定位置に保持した状態で、アクセサリ キットの 6 本の 10-32 x 3/4 インチ小ネジまたは12-24 x 3/4 インチ小ネジ(片側 3 本使用)でシャーシをラックに固定します。図3-2(上の図)に、L 字金具を前方に付けたシャーシをラックに取り付ける方法を示します。図3-2(下の図)に、L 字金具を後方に付けたシャーシをラックに取り付ける方法を示します。

図3-2 ラックへのシャーシの取り付け

 


 

卓上への設置

システム シャーシを卓上または棚に設置する場合は、アクセサリ キットに含まれているゴム製の脚パッドを取り付けてください。ゴム製の脚の取り付け手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スイッチを上下逆にして平らな面の上に置きます。

ステップ 2 シートから粘着性の脚パッドをはがし、シャーシの底の 4 隅にひとつずつ取り付けます(図3-3 を参照)。

ステップ 3 スイッチの上下を元に戻し、近くに DC 電源およびシステム アースがある卓上または棚に置きます。

図3-3 ゴム製の脚の取り付け

 


 

システム アースの取り付け

このシステム(NEBS)アースによって、EMI シールド要件を満たすアースが追加されます。またシステム アースによって、補助用のボンディングおよびアース接続が必要とされる Telcordia Technologies NEBS 要件も満たされます。

システム アースの接続には、次の工具および部品が必要です。


) アース ラグおよびアース ラグのネジはアクセサリ キットに含まれています。アース線と工具はアクセサリ キットに含まれていません。


アース ラグ ― 2 穴で 90 度の角度付き標準バレル ラグ端子。最大 6 AWG ワイヤを取り付けられるもの。

アース ネジ ― M4 x 8 mm なべネジ× 2。

アース線 ― アース線は、使用する地域および国の取り付け要件に適したサイズのものを使用します。電源モジュールおよびシステムに応じて、米国では取り付けに 12 ~ 6 AWG 銅製コンダクタが必要となります。市販されている 6 AWG ワイヤを推奨します。アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。

No.1 プラス ドライバ

ワイヤ ストリッパ(アース線から絶縁体を取り除くため)

圧着工具(アース ラグにアース線を圧着するため)

次の手順でアース ラグとアース線をアース パッドに接続します。


ステップ 1 絶縁導線を使用する場合は、ワイヤ ストリッパでアース線の端の被覆を約 0.75 インチ(19 mm)はぎとります。裸線を使用する場合は、ステップ 2 に進みます。

ステップ 2 アース線の被覆をはぎとった部分をアース ラグの開口端に挿入します。

ステップ 3 アース線をアース ラグのバレルに圧着します。アース線がアース ラグに確実に接続されていることを確認します。

ステップ 4 アース パッドの位置にアース ラグを合わせて、金属同士がしっかり接触するようにします。

ステップ 5 2 本の M4 ネジでシャーシにアース ラグを固定します(図3-4 を参照)。アース ラグおよびアース線が他のスイッチ ハードウェアまたはラック内の機器の妨げにならないようにしてください。

ステップ 6 アース線のもう一方の端を設置場所のアース設備に接続し、スイッチが適切にアースされるようにします。

図3-4 システム アースの取り付け

 


 

コンソール ポートの接続

ここでは、コンソール ポートに端末またはモデムを接続する手順を説明します。

コンソール ポートは次の用途に使用できます。

CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用してスイッチを設定する。

ネットワーク統計情報およびエラーをモニタする。

SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント パラメータを設定する。

ソフトウェア アップデートをスイッチにダウンロードする。またはフラッシュ メモリ内のソフトウェア イメージを接続デバイスに配布する。

図3-5 に示すように、コンソール ポートはシャーシの前面パネルにあります。

図3-5 コンソール ポートの接続

 


) Cisco ME 6524 イーサネット スイッチに付属しているアクセサリ キットには、端末またはモデムをコンソール ポートに接続できるケーブルが 1 本含まれています。


付属品のケーブルおよびアダプタを使用してコンソール ポートに端末を接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コンソール ポート ケーブルの一端を、RJ-45/RJ-45 ケーブルを使用してコンソール ポートに接続します。

ステップ 2 ケーブルに折れ曲がりが生じないように配線します。

ステップ 3 コンソール ポート ケーブルのもう一端を端末またはモデムに接続します。

ステップ 4 端末のマニュアルを調べて、ボーレートを確認します。端末のボーレートがコンソール ポートのデフォルトのボーレート(9,600 ボー)と一致していなければなりません。端末を次のように設定します。

9,600 ボー

8 データ ビット

パリティなし

2 ストップ ビット


 

SFP トランシーバの取り付け

ここでは、SFP トランシーバの取り付け方法について説明します。SFP トランシーバは、Cisco ME 6524 イーサネット スイッチの前面パネルにあるダウンリンクおよびアップリンク SFP ソケットに挿入します。この現場交換可能なトランシーバを使用することで、ダウンリンクおよびアップリンクの光インターフェイス機能が提供されます。

SFP トランシーバは任意の組み合わせで使用できます。唯一の制限事項は、各 SFP ポートがケーブルのもう一方の端の波長仕様に適合し、ケーブルが信頼できる通信を実現するために規定されたケーブル長を超えないことです。

Cisco ME 6524 イーサネット スイッチには、シスコ製 SFP トランシーバのみを使用してください。各 SFP トランシーバには、セキュリティ情報で符号化された内部シリアル EEPROM が組み込まれています。この符号化によって、シスコは SFP トランシーバがスイッチの要件を満たしていることを確認および検証できます。

図3-6 に、ベールクラスプ ラッチ付きの光 SFP トランシーバを示します。


注意 ケーブル、コネクタ、または SFP トランシーバ内の光インターフェイスを損傷する恐れがあるため、光ファイバ ケーブルが接続されたまま SFP トランシーバの取り付けまたは取り外しを行わないことを強く推奨します。ケーブルをすべて取り外してから、SFP トランシーバの取り外しおよび取り付けを行ってください。

SFP トランシーバの取り外しおよび取り付けによって、トランシーバの耐用年数が短くなる可能性があります。絶対に必要な場合以外は SFP トランシーバの取り外しおよび取り付けを行わないでください。

図3-6 ベールクラスプ ラッチ付きの光 SFP トランシーバ

 

SFP ソケットに SFP トランシーバを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用アース ストラップを手首に巻き、もう一方をアースに接続します。静電気防止用アース ストラップの使い方を確認する場合は、「静電破壊の防止」を参照してください。

ステップ 2 SFP トランシーバを保護パッケージから取り出します。

ステップ 3 SFP トランシーバ本体のラベルを見て、使用するネットワークに適したモデルであることを確認します。SFP トランシーバは、送信側(Tx)および受信側(Rx)のマーキングがあるほうが上面です。


) 一部の SFP トランシーバでは Tx と Rx の代わりに、SFP トランシーバ コネクタから出る矢印(送信方向すなわち Tx)およびコネクタに向かう矢印(受信方向すなわち Rx)がマーキングされています。


ステップ 4 SFP トランシーバをソケットの半ばまで慎重に差し込みます(図3-7 を参照)。光ファイバ ケーブル用の穴からダスト プラグを取り外し、トランシーバのベールクラスプを上に回転させてトランシーバをソケットに滑り込ませ、SFP トランシーバ モジュール コネクタをソケット コネクタに装着します。

ステップ 5 SFP トランシーバのベールクラスプを完全に下まで回転させてトランシーバを固定し、すぐにダスト プラグを取り付けます。

図3-7 SFP トランシーバを SFP トランシーバ ソケットに取り付ける

 


注意 SFP トランシーバ ポートのダスト プラグ、または光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまで外さないでください。このプラグやキャップは、SFP トランシーバ ポートやケーブルを汚れや周囲光から保護する役割を果たしています。


注意 GR-1089 の建物内雷サージ耐性要件に適合するためには、シールド付きのカテゴリ 5 ツイストペア ケーブルを、シールドの両端をアースして使用する必要があります。


) 光 SFP トランシーバの場合は、ダスト プラグを取り外して光接続を行う前に、次のガイドラインに従ってください。

接続の準備ができるまで、未接続の光ファイバ ケーブル コネクタおよびトランシーバの光ファイバ ケーブル用の穴には常に保護用ダスト プラグを付けておきます。

接続する前に、LC コネクタの終端を必ず点検および清掃してください。詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_white_paper09186a0080254eba.shtml

光ファイバケーブルを抜き差しするときは、LC コネクタをしっかりつかんでください。


 

ステップ 6 ネットワーク インターフェイス ケーブルの LC コネクタからダスト プラグを外します。ダスト プラグは将来使うときのために保管しておいてください。

ステップ 7 LC コネクタの光ファイバ終端を点検および清掃します


ヒント 光ファイバ接続の点検と清掃の詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_white_paper09186a0080254eba.shtml


 

ステップ 8 SFP トランシーバの光ファイバ ケーブル用の穴からダスト プラグを取り外します。

ステップ 9 ネットワーク インターフェイス ケーブルの LC コネクタを SFP トランシーバにただちに接続します。


 

次の作業

デフォルト設定で十分な場合は、さらにスイッチを設定する必要はありません。ただし、スイッチをクラスターのメンバーまたは個別のスイッチとして設定するために、コンソールから CLI を使用する場合があります。Cisco ME 6524 イーサネット スイッチでの CLI の使用方法については、Cisco.com にある『 Cisco ME 6500 Series Ethernet Switch Software Configuration Guide 』および『 Cisco ME 6500 Series Ethernet Switch Cisco IOS Command Reference 』を参照してください。