Cisco ME 4924-10GE イーサネット スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
製品概要
製品概要
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

製品概要

機能

ハードウェア機能

ソフトウェア機能

光サポート

前面パネル

コンソール ポート

管理ポート

SFP モジュール ポート

LED

背面パネル

電源装置

電源装置の環境モニタ

Cisco ME 4924-10GE スイッチの電源管理

電源管理モード

管理オプション

ネットワーク構成

製品概要

Cisco ME 4924-10GE イーサネット スイッチ(以後、 スイッチ と記述する場合もある)は、サービス プロバイダーのカスタマー ルータ、スイッチ、またはその他の装置に接続する、ユーザ側のプロバイダー エッジ アグリゲーション装置として使用可能なメトロ イーサネット スイッチです。この章では、スイッチの機能について簡単に説明します。

「機能」

「前面パネル」

「背面パネル」

「管理オプション」

機能

このスイッチをブロードバンド アグリゲーション スイッチとして配置すると、他のネットワーク装置からの 100BASE-X SFP イーサネット トラフィックを 10 ギガビット アップリンクに集約できます。Cisco ME 4924-10GE スイッチは 48 Gbps、ノンブロッキング全二重スイッチング ファブリックを備えており、高速アプリケーションに適した 1 億 200 万パケット/秒のスイッチング容量が得られます。

室温での低騒音運転が可能な着脱式自動可変速ファン トレーおよび着脱式で冗長構成の 300 W AC または 300 W DC の電源装置によって、スイッチのフォールトトレランスが実現します。スイッチを稼働させたまま、故障したファン トレイを取り外し、新しいファン トレイに交換できます。冗長電源装置がスイッチに無停電電力を供給している間に、故障した電源装置を交換することもできます。

以下、スイッチの機能について説明します。

ハードウェア機能

Cisco ME 4924-10GE のハードウェアの装備

ダウンリンクとして使用できる Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール ポート× 24

アップリンクまたはダウンリンクとして使用できる SFP ポート× 4

ポート番号については、「前面パネル」を参照してください。

AC または DC の入力および電源冗長性をサポートする電源装置ベイ× 2

電源装置の取り付け手順については、「電源装置の接続」を参照してください。

レイヤ 2、レイヤ 3、レイヤ 4 のスイッチング サービス

X2 インターフェイスを使用する 10 ギガビット イーサネット アップリンク× 2

RJ-45 インターフェイスを使用するシリアル コンソール管理ポート

室温での低騒音運転を実現する着脱式自動可変速ファン トレイ

256 MB SDRAM(固定)

64 MB 組み込みフラッシュ メモリ

ポートで 48 Gbps のスイッチング容量、1 億 200 万パケット/秒の実転送速度

1 Gbps および 10 Gbps の EtherChannel

ハードウェアベースのアクセス リスト

ハードウェアでのストーム制御

ソフトウェア機能

このスイッチでは、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ用のソフトウェアを使用します。Cisco ME 4924-10GE のソフトウェアの機能

レイヤ 2 スイッチングで 55,000 の MAC アドレスをサポート

4,096 の VLAN および 4,096 の VLAN ID をサポート

すべてのポートで IEEE 802.1Q VLAN タギング

すべてのポートで ISL(スイッチ間リンク)

マルチキャスト転送エントリ× 64,000 およびユニキャスト転送エントリ× 16,000

入力ポリサー× 1022 および出力ポリサー× 1022

入力 Security Access Control Entry(ACE; アクセス制御エントリ)× 32,000 および出力 Security ACE × 32,000

ギガビット EtherChanel に関して PAgP(ポート集約プロトコル)によるポート アグリゲーションをサポート

次の機能を含めた Catalyst 4500 シリーズ管理ソフトウェア機能

Catalyst 4500 シリーズ スイッチと整合性のある CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイス

Catalyst 4500 シリーズ スイッチと互換性のある新機能開発

コンソール インターフェイスに接続した端末からのシリアル回線を介した帯域外管理をサポート

任意のスイッチ ポートからの SNMP、Telnet クライアント、および TFTP(簡易ファイル転送プロトコル)を使用した帯域内管理をサポート

Remote Monitoring(RMON)

標準のレイヤ 2 機能サポート:802.1D スパニングツリー、Cisco Discovery Protocol(CDP)、VTP バージョン 2(プルーニング拡張機能を含む)、および Cisco Group Management Protocol(CGMP)クライアント

次の機能を含めた組み込み管理機能

エンティティ MIB(管理情報ベース)、関連するすべての標準 MIB、および関連するすべての Cisco MIB を含めた SNMP の全面的な調整

オプションの RMON プロセッシング モジュールを必要としない、ポート単位での最初の 4 つの RMON グループ(Ethernet Statistics、Alarms、Events、および History)のサポート

パフォーマンス管理情報

組み込み CiscoView サポート

光サポート

このスイッチは、ギガビット イーサネット SFP モジュールをサポートします。次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_table09186a0080446625.html

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_table09186a0080385874.html

このスイッチは、X2 モジュールをサポートします。次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_table09186a00803857e7.html

前面パネル

1000Base-X イーサネット ポートは 1 ~ 24 の番号があり、ペアになっています。ペアの最初のメンバー(ポート 1)は、左端の 2 番めのメンバー(ポート 2)の上にあります(図1-1 を参照)。ポート 3 はポート 4 の上、というようになります。

図1-1 Cisco ME 4924-10GE スイッチの前面パネル

 

 

1

標準 SFP ポート× 24

3

拡張サービス SFP ポート× 4

2

コンソール ポートおよび管理ポート

4

X2 モジュール ポート× 2

標準 SFP ポートの番号は 1 ~ 24 です(左から右)。アップリンク SFP ポートの番号は 25 ~ 28 です(左から右)。X2 モジュール ポートの番号は 29 および 30 です(左から右)。

コンソール ポート

スイッチを PC に接続するには、スイッチのコンソール ポートに、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを取り付けます。スイッチのコンソール ポートを端末に接続する場合は、RJ-45/DB-25 メス DTE アダプタが必要です。このアダプタが入ったキット(部品番号 ACS-DSBUASYN=)をご注文ください。コンソール ポートおよびアダプタのピン割り当てについては、「コネクタおよびケーブルの仕様」を参照してください。

このポートを使用すると、初期設定を行えます。 付録 C「スイッチの初期設定」 を参照してください。

管理ポート

管理ポートは、ネットワーク障害が原因で破損したスイッチ ソフトウェア イメージを回復する場合に使用します(ROMMON モードのみ)。スイッチが正常に動作している間、このポートはアクティブではありません。

トラフィックの設定とモニタ用に、スイッチ上の正常なポートの 1 つを管理ポートとして指定する必要があります。このネットワークに管理ポートを接続しないでください。管理ポートは、直接コンソール接続の場合に限って使用します。

SFP モジュール ポート

このスイッチでは、ギガビット イーサネット SFP モジュールを使用して光ファイバ接続を確立します。これらのトランシーバ モジュールは、現場で交換可能であり、SFP モジュール ポートに搭載した場合にアップリンク インターフェイスを提供します。他のスイッチとのギガビット アップリンク接続に SFP モジュールを使用できます。光ファイバ SFP モジュールの接続には、LC コネクタ付きの光ファイバ ケーブルを使用します。銅線 SFP モジュールの接続には、RJ-45 コネクタ付きのカテゴリ 5 ケーブルを使用します。

これらの SFP モジュールの詳細については、使用する SFP モジュールのマニュアルを参照してください。

LED

スイッチの LED を使用すると、スイッチの動作とパフォーマンスをモニタできます。図1-2 および図1-3 にスイッチの LED を示します。

図1-2 Cisco ME 4924-10GE スイッチの LED

 

 

1

電源装置 1 の LED

4

ステータス LED

2

電源装置 2 の LED

5

ポート LED

3

ファン LED

図1-3 Cisco ME 4924-10GE スイッチのアップリンクおよび管理ポート

 

 

1

管理ポート

5

拡張サービス ポートの ENABLED LED

2

アップリンク SFP

6

X2-1 ポートのステータス LED

3

X2 ポート

7

X2 ポートの ENABLED LED

4

管理ポート LED

8

X2-2 ポートのステータス LED

Cisco ME 4924-10GE スイッチ前面パネルの LED(図1-2 および図1-3 を参照)が提供するステータス情報は、次のとおりです。

STATUS LED は、Cisco ME 4924-10GE スイッチの動作状態を示します。

PS1 LED は、内蔵電源装置の状態を示します。

PS2 LED は、内蔵電源装置の状態を示します。

FAN LED は、ファン トレイの状態を示します。

リンク ステータス LEDは、10/100/1000 BASE-T 管理ポートの下にあります。

表1-1 に、LED の機能を示します。

 

表1-1 LED の機能

LED
色または状態
説明

ステータス



グリーン
レッド
オレンジに点滅
オレンジ
消灯

Cisco ME 4924-10GE は、起動時に一連の診断テストを実行します。
すべてのテストに合格
個別ポート テスト以外のテストが失敗
システムの起動中または診断テストの実行中
システムが ROMMON モードまたは電源装置が故障
スイッチが使用不可

MGT

グリーン

消灯

10/100/1000 BASE-T 管理ポートがリンクアップ状態

10/100/1000 BASE-T 管理ポートがリンクダウン状態または未接続

このポートに点滅、レッド、またはオレンジの状態はありません。

ポート 1 ~ 28

グリーン
オレンジ
オレンジに点滅

消灯

ポートは動作可能
ポートはユーザによって使用不可
Power-on Self-Test(POST; 電源投入時セルフテスト)で障害ポート検出
信号が検出されない、またはリンク設定エラー

FAN

消灯


グリーン
レッド

スイッチまたはファンに給電されていない(特に、1 つ以上の電源装置でステータス LED がグリーンの場合、トレイを挿入できない場合がある)
ファン トレイが動作可能
障害検出

PS1 および PS2

消灯
グリーン
レッド

PS に給電されていない
動作可能 1
障害検出または電源装置の接続時にオン/オフ スイッチがオフに設定されていた

ENABLED

消灯
グリーン

スイッチが起動
Cisco IOS の稼働中

1.一方の LED がグリーンに点灯し、他方が消灯している場合、電源装置が接続されていない可能性があります。レッドに点灯している場合は、接続されているがスイッチがオンになっていないか、故障です。CLI を使用してシステムの状態を詳しく調べる必要があります。

背面パネル

スイッチの背面パネルには、2 つの電源ベイおよび現場交換可能なファン トレイがあります(図1-4 を参照)。

図1-4 Cisco ME 4924-10GE スイッチの背面パネル

 

 

1

電源装置 PS1 のオン/オフ スイッチ

5

電源装置 PS2 の AC ケーブル コネクタ

2

電源装置 PS2 のオン/オフ スイッチ

6

電源装置 PS2

3

電源装置 PS1 の AC ケーブル コネクタ

7

ファン トレイ

4

電源装置 PS1

ホットスワップ可能なシステム ファン トレイは、シャーシの内蔵コンポーネントに冷気を供給します。ファンの排気は背面から送出され、シャーシの両側面から新鮮な空気が取り込まれます。


) 環境仕様については、付録 A「製品仕様」を参照してください。



注意 ファン トレイを取り外すと、内部の回路が露出しますが、工具や指で触れないように注意してください。故障したファン トレイを新しいファン トレイに交換するための所要時間を超えて、ファン トレイのない状態でシステムを稼働させないでください。

電源装置


) Cisco ME 4924-10GE スイッチの詳細な電源仕様については、付録 A「製品仕様」を参照してください。


Cisco 4924-10GE スイッチでは、冗長構成で 2 つの 300 W AC または 300 W DC 内蔵電源装置を使用します。

内蔵電源装置ごとに、電源コードおよびステータス LED(前面パネルの PS1 および PS2)が個別にあります。電源装置には、入力(Input OK)および出力(Output OK)電流の状態を示す LED もあります。電源コードを使用して、建物の AC 電源に電源装置を接続します。AC の Cisco ME 4924-10GE スイッチ電源装置には、電源スイッチがあり、電源装置に電源コードが接続されていて、なおかつスイッチがオンの位置のときに、AC 電力が流れます。DC 電源装置は電源装置コードを使用しないので、オン/オフ スイッチもありません。

スイッチは電源装置を 1 つ接続しただけでも起動しますが、この構成の場合、冗長フェールオーバーおよびロード シェアリングは利用できません。最大限の電源信頼性を確保するために、両方の電源装置を常に、それぞれ異なる AC 回路または DC 回路に接続することを推奨します。

シャーシから AC 電源装置を取り外す、またはシャーシに搭載するときには、安全のため、先に AC 電源装置のスイッチをオフにしてプラグを外す必要があります。DC 電源装置は、取り外す前に電源を遮断する必要があります。

電源装置を 1 つだけ使用する場合は、付属のブランク前面プレートを使用して、空の電源ベイを被う必要があります。

電源装置の環境モニタ

環境モニタおよびレポート機能を使用すると、動作が停止しないうちに好ましくない環境条件を解消し、正常なシステム動作を維持できます。

電源装置は、それぞれの温度および出力電圧をモニタします。条件がクリティカル スレッシュホールドに達すると、過熱や過電流による損傷を避けるために、電源装置がシャットダウンする場合があります。Cisco ME 4924-10GE スイッチは、電源装置の動作条件を感知し、ソフトウェアを通じて状態を報告します。

Cisco ME 4924-10GE スイッチの電源管理

このスイッチでは、AC 電源装置または DC 電源装置を選択できます。Cisco ME 4924-10GE スイッチで使用できる電源装置は、次のとおりです。

300 W AC

300 W DC

入力状態に関係なく、システムを稼働させることによって、冗長電源装置を識別して診断できます。AC 電源装置および DC 電源装置は相互に交換可能です。

電源管理モード

Cisco ME 4924-10GE スイッチは、冗長電源管理モードをサポートします。このモードで両方の電源装置が正常に動作している場合、それぞれが常時、必要な総システム電力の 20/80 ~ 45/55% を供給します。一方の電源装置が故障すると、他方が必要な総電力の 100% まで出力を増やします。

管理オプション

このスイッチには、次の管理オプションがあります。

Cisco IOS CLI

CLI を使用してスイッチを全面的に設定およびモニタできます。CLI には、スイッチのコンソール ポートに直接管理ステーションを接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を使用してアクセスできます。CLI を使用してリモート セットアップできるように、部分的なコンフィギュレーションを作成する場合は、 付録 C「スイッチの初期設定」 を参照してください。CLI を使用して完全なコンフィギュレーションを作成する手順の詳細については、Cisco.com にアクセスし、『 Catalyst 4500 Command Reference 』を参照してください。

CiscoView アプリケーション

CiscoView 装置管理アプリケーションでは、コンフィギュレーション パラメータの設定やスイッチのステータスおよびパフォーマンスの情報の表示に使用するスイッチ イメージを表示できます。CiscoView アプリケーションは、独立したアプリケーションとして、または SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)プラットフォームの一部として、スイッチとは別にご購入ください。詳細については、CiscoView のマニュアルを参照してください。

SNMP ネットワーク管理

HP OpenView や SunNet Manager などのプラットフォームが稼働している SNMP 対応管理ステーションからスイッチを管理できます。スイッチは、MIB 拡張機能の包括的なセットと 4 つの Remote Monitoring(RMON)グループをサポートしています。詳細については、Cisco.com にあるスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよび SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。

Cisco Intelligence Engine 2100(IE2100)

Cisco IE200 Series Configuration Registrar は、スイッチ ソフトウェアの組み込み CNS エージェントと連動するネットワーク管理装置です。スイッチ固有の設定変更を行い、変更したコンフィギュレーションをスイッチに送信して実行し、結果を記録することによって、初期設定や設定の更新を自動的に行えます。

ネットワーク構成

ネットワーク構成の概念およびスイッチを使用して専用ネットワーク セグメントを作成し、ギガビット イーサネット接続によってそれらのセグメントを相互接続する例については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。