Cisco Small Business 200 1.1 シリーズ スマート スイッチ アドミニストレーション ガイド
デバイス診断の管理
デバイス診断の管理
発行日;2012/05/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

デバイス診断の管理

カッパー ポートのテスト

光モジュールのステータス表示

MSA 互換 SFP

ポートおよび VLAN のミラーリング設定

CPU 利用率の表示とセキュア コア テクノロジー

デバイス診断の管理

ここでは、ポート ミラーリングの設定、ケーブル テストの実行、およびデバイス動作情報の表示について説明します。

具体的な内容は、次のとおりです。

カッパー ポートのテスト

光モジュールのステータス表示

ポートおよび VLAN のミラーリング設定

CPU 利用率の表示とセキュア コア テクノロジー

カッパー ポートのテスト

[カッパーポート] ページには、カッパー ケーブルに対して Virtual Cable Tester(VCT)によって実行された統合ケーブル テストの結果が表示されます。

VCT によって、2 つのタイプのテストが実行されます。

Time Domain Reflectometry(TDR; タイム ドメイン反射率計)テクノロジーは、ポートに取り付けられているカッパー ケーブルの品質と特性をテストします。長さ 140 m までのケーブルをテストできます。テスト結果は、[カッパーテスト] ページの [テスト結果] ブロックに表示されます。

DSP ベース テストは、アクティブな GE リンクに対して実行され、ケーブルの長さを測定します。テスト結果は、[カッパーテスト] ページの [詳細情報] ブロックに表示されます。

カッパー ポート テスト実行時の前提条件

テストを実行する準備として、次の手順に従います。

(必須)ショート リーチ モードを無効にします([ポート管理] > [Green Ethernet] > [プロパティ] ページを参照)。

(任意)EEE を無効にします([ポート管理] > [Green Ethernet] > [プロパティ] ページを参照)。

ケーブル テスト(VCT)を実行する際には、必ず CAT5 データ ケーブルを使用してください。

テスト結果の精度は、詳細テストの場合に +/- 10 の範囲、基本テストの場合に +/- 2 の範囲で誤差が生じる可能性があります。


注意 ポートはテスト時、停止状態となり、通信は中断されます。テスト後、ポートは稼動状態に戻ります。カッパー ポート テストの実行により、デバイスと通信できなくなるため、Web ベースのスイッチ設定ユーティリティの実行に使用しているポートに対してカッパー ポート テストを実行することは推奨できません。

ポートに取り付けられているカッパー ケーブルをテストするには


ステップ 1 [各種管理] > [診断] > [カッパーテスト] の順にクリックします。[カッパーテスト] ページが開きます。

ステップ 2 テストを実行するポートを選択します。

ステップ 3 [カッパーテスト] をクリックします。

ステップ 4 メッセージが表示されたら、リンクが停止状態になることを了承する場合は [OK] をクリックし、テストを中止する場合は [キャンセル] をクリックします。

[テスト結果] ブロックに次のフィールドが表示されます。

[最終更新] :ポートに対して最後のテストが実行された時刻。

[テスト結果] :ケーブル テストの結果。選択項目は次のとおりです。

[OK] :ケーブルはテストに合格しました。

[ケーブルなし] :ケーブルがポートに接続されていません。

[開放ケーブル] :ケーブルが一方側にしか接続されていません。

[短絡ケーブル] :ケーブルにショートが発生しています。

[テスト結果不明] :エラーが発生しました。

[障害個所までの距離] :障害が検出されたケーブル位置からポートまでの距離。

[動作ポートステータス] :ポートの状態(アップまたはダウン)が表示されます。

テスト対象のポートがギガ ポートである場合、[詳細情報] ブロックに、次の情報が表示されます(ページを開くたびに情報が更新されます)。

[ペア] :テスト対象のケーブル ワイヤ ペア。

[ステータス] :ワイヤ ペアの状態。赤は障害が発生していることを示し、緑は 正常な状態を示します。

[チャネル] :ケーブル チャネル。ワイヤのタイプ(ストレート ケーブルまたはクロス ケーブル)を示します。

[極性] :自動極性検出と修正機能がワイヤ ペアに対して有効になっているかどうかを示します。

[ペアスキュー] :ワイヤ ペア間の遅延差。

(注) ポート速度が 10 Mbps の場合、TDR テストは実行できません。


 

光モジュールのステータス表示

[光モジュールステータス] ページには、Small Form-factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)トランシーバにより報告される動作状況が表示されます。いくつかの情報については、デジタル診断モニタリング規格 SFF-8472 をサポートしない SFP には対応していないものもあります。

MSA 互換 SFP

MSA 互換 SFP

サポートされている FE SFP(100 Mbps)トランシーバは次のとおりです。

MFEBX1: 100BASE-BX-20U SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 20 km までサポートします。

MFEFX1: 100BASE-FX SFP トランシーバ(マルチモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 2 km までサポートします。

MFELX1: 100BASE-LX SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 10 km までサポートします。

サポートされている GE SFP(1000 Mbps)トランシーバは次のとおりです。

MGBBX1: 1000BASE-BX-20U SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 40 km までサポートします。

MGBLH1: 1000BASE-LH SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 40 km までサポートします。

MGBLX1: 1000BASE-LX SFP トランシーバ(シングルモード ファイバ対応、波長 1310 nm)は最大 10 km までサポートします。

MGBSX1: 1000BASE-SX SFP トランシーバ(マルチモード ファイバ対応、波長 850 nm)は最大 550 m までサポートします。

MGBT1: 1000BASE-T SFP トランシーバ(カテゴリ 5 カッパー ワイヤ対応)は最大 100 m までサポートします。

光テスト結果を表示するには [各種管理] > [診断] > [光モジュールステータス] の順にクリックします。[光モジュールステータス] ページが開きます。

このページには次のフィールドが表示されます。

[ポート] :SFP が接続しているポート番号。

[温度] :SFP の動作温度(摂氏)。

[電圧] :SFP の動作電圧。

[電流] :SFP の消費電流。

[出力電力] :出力した光パワー。

[入力電力] :受け取った光パワー。

[トランスミッタ障害] :リモート SFP から報告される信号損失。値は [TRUE]、[FALSE]、および [N/S](信号なし)になります。

[信号消失] :ローカル SFP から報告される信号損失。値は [TRUE] か [FALSE] になります。

[データレディ] :SFP が稼動しているかどうか。値は [TRUE] か [FALSE] になります。

ポートおよび VLAN のミラーリング設定

ネットワーク スイッチでは、ポート ミラーリングにより、1 つのスイッチ ポート、複数のスイッチ ポート、または VLAN 全体で受信されるネットワーク パケットのコピーが、スイッチの別のポートのネットワーク モニタリング接続に送信されます。この機能は、通常、侵入検知システムなど、ネットワーク トラフィックのモニタリングを必要とするネットワーク アプライアンスのために使用されます。モニタリング ポートに接続しているネットワーク アナライザは、診断、デバッグ、およびパフォーマンス モニタリング用にデータ パケットを処理します。最大 8 つのソースをミラーリングできます。これは、8 つの個々のポートまたは VLAN のどのような組み合わせでも構いません。

ミラーリング対象の VLAN に割り当てられているネットワーク ポートが受信したパケットは、そのパケットが最終的にトラップされたり破棄される場合であっても、アナライザ ポートにミラーリングされます。スイッチから送信されるパケットは、送信(Tx)ミラーリング機能がアクティブな場合に、ミラーリングされます。

ミラーリングにより、送信元ポートからのトラフィックがすべてアナライザ(宛先)ポートで受信されるというわけではありません。アナライザ ポートがサポートできる以上のデータが送信された場合、一部のデータが失われる可能性があります。

システム全体でサポートされるミラーリングは 1 つだけです。アナライザ ポート(VLAN ミラーリングまたはポート ミラーリングのターゲット ポート)は、すべてのミラー対象 VLAN またはポートについて同じになります。

ミラーリングを有効にするには


ステップ 1 [各種管理] > [診断] > [ポートおよびVLANミラーリング] の順にクリックします。[ポートおよびVLANミラーリング] ページが開きます。

このページには次のフィールドが表示されます。

[宛先ポート] :トラフィックのコピー先ポート。アナライザ ポート。

[送信元インターフェイス] :トラフィックがアナライザ ポートに送信されるインターフェイス、ポート、または VLAN。

[タイプ] :モニタリングのタイプ。ポートへの着信、ポートからの出力、またはその両方。

[ステータス] :次のいずれかの値が表示されます。

[アクティブ] :ソースと宛先の両方のインターフェイスが動作しており、トラフィックを転送している状態です。

[ノットレディ] :ソースと宛先のどちらか(または両方)が何らかの理由で停止しているか、トラフィックを転送していない状態です。

ステップ 2 [追加] をクリックして、ミラー対象のポートまたは VLAN を追加します。[ポートおよびVLANミラーリングの追加] ページが開きます。

ステップ 3 パラメータを入力します。

[宛先ポート] :パケットのコピー先であるアナライザ ポートを選択します。Wireshark を実行している PC など、ネットワーク アナライザがこのポートに接続されます。ポートがアナライザ宛先ポートとして識別された場合、すべてのエントリが削除されるまで、アナライザ宛先ポートであり続けます。

[送信元インターフェイス] :トラフィックを送信元ポートにミラーリングするか送信元 VLAN にミラーリングするかによりポートまたは VLAN を選択します。

[タイプ] :トラフィックをアナライザ ポートにミラーリングするタイプとして、着信、発信、または両方を選択します。[ポート] を選択している場合、次のオプションがあります。

[Rxのみ] :着信パケットのポート ミラーリング。

[Txのみ] :発信パケットのポート ミラーリング。

[TxおよびRx] :着信パケットと発信パケット両方のポート ミラーリング。

ステップ 4 [適用] をクリックします。ポート ミラーリングが追加され、実行コンフィギュレーション ファイルが更新されます。


 

CPU 利用率の表示とセキュア コア テクノロジー

この項では、Secure Core Technology(SCT; セキュア コア テクノロジー)と CPU 利用率の表示方法について説明します。

スイッチでは、エンドユーザ トラフィック以外に、次のタイプのトラフィックが処理されます。

管理トラフィック

プロトコル トラフィック

スヌーピング トラフィック

トラフィックが過剰に発生すると CPU に負荷がかかり、スイッチの通常の動作に支障をきたす場合があります。

Secure Core Technology(SCT; セキュア コア テクノロジー)機能を使用することで、スイッチでは、受信したトラフィックの合計量に関係なく、管理トラフィックとプロトコル トラフィックの受信および処理が行われます。

デバイスでは SCT はデフォルトで有効になっており、無効にできません。

他の機能との干渉は発生しません。

CPU 利用率を表示するには


ステップ 1 [各種管理] > [診断] > [CPU利用率] の順にクリックします。

または

ステップ 2 [セキュリティ] > [サービス拒否防御] > [セキュリティスイート設定] をクリックし、[詳細] をクリックします。

[CPU利用率] ページが開きます。

[CPU入力レート] フィールドには、CPU に対する 1 秒あたりの 入力フレーム レートが表示されます。

ステップ 3 [CPU利用率] を選択し、CPU リソース利用率情報の表示を有効にします。

ウィンドウに、CPU 利用率のグラフが表示されます。X 軸はサンプル番号、Y 軸は利用率になります。

ステップ 4 統計情報が更新されるまでの リフレッシュ レート (秒単位)を選択します。指定した間隔で新しいサンプルが作成されます。