Catalyst 6500 シリーズ スイッチ モジュール インストレーション ガイド
インストレーションの準備
インストレーションの準備
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

インストレーションの準備

接続距離の制限

ケーブル長の決定

ATM

イーサネットおよびファスト イーサネット

ギガビット イーサネット

10ギガビット イーサネット

パッチ コード

パッチ コードの構成例

パッチ コードの取り付け

DMD

コンソール ポート ケーブルの仕様--スーパバイザ エンジンのみ

ポート コネクタの要件--スイッチング モジュールのみ

ポート密度

GBIC

WS-G5483銅線GBIC

WS-G5484、WS-G5486、およびWS-G5487オプティカルGBIC

CWDM GBIC

ソフトウェア要件

インストレーションの準備

この章では、スイッチにモジュールを搭載するために必要な設置場所の準備について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「ケーブル長の決定」

「ポート密度」

「GBIC」

「ソフトウェア要件」

この章では、スイッチ シャーシの設置手順については説明していません。スイッチ シャーシの設置に関する詳細は、『 Catalyst 6000 Series Switch Installation Guide 』か『 Catalyst 6500 Series Switch Installation Guide 』を参照してください。

接続距離の制限

ネットワーク長および接続距離は、信号のタイプ、信号速度、および伝送メディア(信号伝送に使用するケーブルのタイプ)によって決まります。たとえば、光ファイバ ケーブルは、ツイストペア ケーブルよりはるかに大きなチャネル容量を提供します。ここに記載されている接続距離と速度の制限値は、各信号方式に対してIEEE(米国電気電子学会)が推奨する最大速度と距離です。ただし、発生する可能性がある電気的問題を把握し、ユーザの責任において対処できる場合は、推奨値より速度を上げたり距離を延ばしたりすることによって、良好な結果が得られる場合があります。

ケーブル長の決定

モジュールをネットワークに接続するために、設置場所の準備を行う際には、各インターフェイス タイプに応じて次の2つの事項を考慮する必要があります。

各インターフェイスに必要なケーブルのタイプ

各インターフェイスの距離制限


) モジュールのコネクタのピン割り当てについては、付録B「ケーブルおよびコネクタの仕様」を参照してください。


ここでは、次の内容について説明します。

「ATM」

「イーサネットおよびファスト イーサネット」

「ギガビット イーサネット」

「10ギガビット イーサネット」

「パッチ コード」

「DMD」

「コンソール ポート ケーブルの仕様--スーパバイザ エンジンのみ」

「ポート コネクタの要件--スイッチング モジュールのみ」

ATM

Asynchronous Transfer Mode(ATM;非同期転送モード)光ファイバ ネットワーク接続の最大距離は、トランスミッタ出力、レシーバーの感度、光源のタイプによって決まります。 表 2-1 に、MMF(マルチモード光ファイバ)の最大伝送距離を示します。 表 2-2 に、SMF(シングルモード光ファイバ)ケーブルの光仕様を示します。

 

表 2-1 ATM OC-12の光仕様(MMFケーブル)

特性
仕様

光源

LED

波長

1300 nm

トランスミッタ出力

-19~-14 dBm

レシーバー感度

-26~-14 dBm

最大ケーブル長

1640 フィート(500 m)

 

表 2-2 ATM OC-12の光仕様(SMFケーブル)

特性
仕様

光源

レーザー

波長

1300 nm

トランスミッタ出力

-15~-8 dBm

レシーバー感度

-28~-8 dBm

最大ケーブル長

9.3 マイル(15 km)

イーサネットおよびファスト イーサネット

表 2-3 に、イーサネットおよびファスト イーサネットに対するIEEEの最大伝送距離を示します。

 

表 2-3 イーサネットおよびファスト イーサネットの最大伝送距離

トランシーバ速度
ケーブル タイプ
デュプレックス モード
ステーション間の最大距離

10 Mbps

カテゴリ3 UTP

全二重および半二重

328フィート(100 m)

10 Mbps

マルチモード ファイバ

全二重および半二重

1.2マイル(2 km)

100 Mbps

カテゴリ5 UTP

全二重および半二重

328フィート(100 m)

100 Mbps

シングルモード ファイバ

全二重

6.2マイル(10 km)

100 Mbps

マルチモード ファイバ

シングルモード ファイバ

半二重

1312フィート(400 m)

表 2-4 に10BASE-FLの光特性を示します。 表 2-5 は100BASE-FXの光特性を示します。

 

表 2-4 10BASE-FLの光特性

特性
仕様

光源

LED

波長

850 nm

トランスミッタ出力

-20~-12 dBm

レシーバー感度

-32.5~-12 dBm

 

表 2-5 100BASE-FXの光特性

特性
仕様(マルチモード)
仕様(シングルモード)

光源

LED

レーザー

波長

1300 nm

1300 nm

トランスミッタ出力

-20~-14 dBm(62.5/125ミクロンMMF)
-23.5~-14 dBm(50/125ミクロンMMF)

-20~-14 dBm(8.3/9/10ミクロンSMF)

レシーバー感度

-31~-14 dBm

-31~-8 dBm

ギガビット イーサネット

表 2-6 に、ギガビット イーサネット スイッチング モジュールおよびスーパバイザ エンジン ギガビット イーサネット アップリンク ポートを含む1000BASE-Tおよび1000BASE-Xインターフェイスの最大伝送距離仕様を示します。 表 2-7 にGBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)チャネルの挿入損失を示します。オプティカルGBICのインターフェイスにはすべてSCコネクタが付いています。以下に記載されているオプティカルGBIC(MMFおよびSMF)に関して、最短ケーブル長は6.5フィート(2 m)です。

 

表 2-6 ギガビット イーサネットの最大伝送距離

GBICのタイプ
波長(nm)
銅線/ファイバのタイプ
コア サイズ1(ミクロン)
モーダル帯域幅(MHz km)
ケーブル長2

WS-G5483銅線

-

カテゴリ5、5e、6 UTP

-

-

328フィート(100 m)

WS-G5484
オプティカルSX3

850

MMF

62.5

62.5

50.0

50.0

160

200

400

500

722フィート(220 m)

902フィート(275 m)

1640 フィート(500 m)

1804フィート(550 m)

WS-G5486オプティカルLX/LH

1310

MMF4

SMF

62.5

50.0

50.0

8.3/9/10

500

400

500

-

1804フィート(550 m)

1804フィート(550 m)

1804フィート(550 m)

6.2マイル(10 km)

WS-G5487オプティカルZX

1550

SMF

SMF5

8.3/9/10

8.3/9/10

-

-

43.5 マイル(70 km)6

62.1マイル(100 km)

1.マルチモード光ファイバ ケーブルの数字はコアの直径を表します。シングルモード光ファイバ ケーブルの場合、8.3ミクロンはコアの直径を表します。9ミクロンおよび10ミクロンの値は、MFDを表します。MFDはファイバ内で光を搬送する部分の直径です。この部分は、ファイバ コアとその周囲の薄い被覆で構成されます。MFDはコア直径、レーザー波長、コアと被覆の屈折率の差によって決まる関数です。

2.ケーブル長はファイバ損失に基づいて決まります。

3.MMFのみを使用します。

4.LX/LH GBICに直径62.5ミクロンのMMFケーブルを使用する場合は、リンクの送信側と受信側の両方で、GBICとMMFケーブルとの間にモード調整パッチ コード(CAB-GELX-625または同等品)を取り付ける必要があります。リンク距離が328フィート(100 m)未満、または984フィート(300 m)を超える場合は、モード調整パッチ コードが必要です。モード調整パッチ コードを使用すると、MMFケーブル長が短い場合にレシーバーの過熱が防止され、MMFケーブル長が長い場合にDifferential Mode Delay(DMD;ディファレンシャル モード遅延)が発生しにくくなります。

5.ディスパージョン シフト型シングルモード光ファイバ ケーブル。

6.ZX GBICの最短リンク距離は、リンクの両側に8 dBの減衰器が取り付けられている場合、6.2マイル(10 km)です。減衰器を使用しない場合、最短リンク距離は24.9マイル(40 km)です。

 

表 2-7 GBICチャネルの挿入損失

GBICデバイス
トランスミッタ
出力(最小/最大 dBm)
レシーバーの最大入力(dBm)
レシーバーの最小感度(dBm)

1000BASE-SX

-9.5/-4

0

-17

1000BASE-LX/LH

-9.5/-3

-3

-19

1000BASE-ZX

0/5

-3

-237

7.1000BASE-ZX-GBICは、23 dBの最小光パワー バジェットを提供します。サポートされているリンクの距離を調べるには、光損失テスト セットでケーブル設備を測定して、ケーブル設備(コネクタおよび繋ぎ目を含む)の光損失がこの値以下であるかどうかを確認します。光損失の測定は、1550 nm光源を使用して行う必要があります。

10ギガビット イーサネット

表 2-8 に、10ギガビット イーサネット インターフェイスの光ファイバ伝送仕様を示します。 表 2-9 に、10ギガビット イーサネット インターフェイスの光パワー仕様を示します。


注意 光ファイバ ケーブルの長さが12.4マイル(20 km)未満の場合には、WS-G6483 Optical Interface Moduleレシーバーの重大な損傷を防ぐため、5 dB 1550 nm固定損失の減衰器を取り付ける必要があります。光ファイバ ケーブルの長さが6.2マイル(10 km)未満の場合には、WS-X6501-10GEX4レシーバーの重大な損傷を防ぐため、5 dB 1550 nm固定損失の減衰器を取り付ける必要があります。

 

表 2-8 10ギガビット イーサネットの光ファイバ伝送仕様

モデル
波長(nm)
ファイバ
タイプ
コア サイズ8(ミクロン)
モーダル帯域幅(MHz/km)
ケーブル長9

WS-X6501-10GEX4

1550

SMF

8.3/9/10

-

6.2~31 マイル
(10~50 km)

分散シフト型SMF

8.3/9/1010

-

6.2~31 マイル
(10~50 km)

WS-G6488 OIM11

1310

SMF

8.3/9/10

-

6.56フィート~6.2マイル12
(2 m~10 km)

分散シフト型SMF

8.3/9/103

-

6.56フィート~6.2マイル5
(2 m~10 km)

WS-G6483 OIM13

1550

SMF

8.3/9/10

-

6.56フィート~24.8マイル14
(2 m~40 km)

分散シフト型SMF

8.3/9/10

-

6.56フィート~24.8マイル7
(2 m~40 km)

8.シングルモード光ファイバ ケーブルの場合、8.3ミクロンはコアの直径を表します。9ミクロンおよび10ミクロンの値は、MFDを表します。MFDはファイバ内で光を搬送する部分の直径です。この部分は、ファイバ コアとその周囲の薄い被覆で構成されます。MFDはコア直径、レーザー波長、コアと被覆の屈折率の差によって決まる関数です。

9.モジュールを取り付ける前に、10ギガビット イーサネット光パワー仕様の表を参照して、モジュールがサポートする正確な距離を計算してください。このモジュールがサポートする正確な距離は、光ファイバ ケーブルのスプライスおよびコネクタ数によって異なります。

10.分散シフト型光ファイバ ケーブルによって信号の分散が抑えられますが、信号の減衰によって信号距離が31マイル(50 km)に制限されます。

11.Optical Interface Module(OIM)。WS-G6488 OIMはWS-X6502-10GE 10ギガビット イーサネット ベース モジュールに搭載します。

12.IEEE 802.ae規格によります。

13.Optical Interface Module(OIM)。WS-G6483 OIMはWS-X6502-10GE 10ギガビット イーサネット ベース モジュールに搭載します。

14.IEEE 802.ae規格によります。距離が20 km未満では、5 dB 1550 nm固定損失の減衰器が必要です。このモジュールがサポートする正確な距離は、OIMに付いた光ファイバ ケーブルのスプライスおよびコネクタ数によって異なります。

 

表 2-9 10ギガビット イーサネットの光パワー仕様

モデル
平均トランスミッタ出力
平均レシーバー
入力
リンクのパワー
バジェット

WS-X6501-10GEX4

-3.5 dBm(最小)
+2 dBm(最大)

-16 dBm(最小)
0 dBm(最大)

12.5 dB

WS-G6488 OIM15

-8.2 dBm(最小)
+0.5 dBm(最大)

-14.4 dBm(最小)
+0.5 dBm(最大)

6.2 dB

WS-G6483 OIM1

-4.7 dBm(最小)
+4 dBm(最大)

-15.8 dBm(最小)
-1 dBm(最大)

11.1 dB

15.Optical Interface Module(OIM)。WS-G6488 OIMとWS-G6483 OIMは、WS-X6502-10GE 10ギガビット イーサネット ベース モジュールに搭載します。

パッチ コード

LX/LH(長波/長距離)GBICに直径62.5ミクロンのMMF(マルチモード光ファイバ)ケーブルを使用する場合は、リンクの送信側と受信側の両方で、GBICとMMFケーブルとの間にモード調整パッチ コード(シスコ製品番号:
CAB-GELX-625または同等品)を取り付ける必要があります。このパッチ コードは、リンク距離が984フィート(300 m)を超える場合に必要になります。


) リンク距離が非常に短い(10~100 m)場合でも、パッチ コードを使用せずにLX/LH GBICにMMFを使用することは推奨できません。Bit Error Rate(BER;ビット エラー レート)が上昇する原因になります。



) IEEE規格に適合するためには、パッチ コードが必要です。IEEEは、光ファイバ ケーブル コアの中心の問題によって、特定タイプの光ファイバ ケーブルではリンク距離が適合しないことを確認しています。問題を解決するには、パッチ コードを使用して、正確なオフセットで中心からレーザー光を送出する必要があります。1000BASE-LXのIEEE 802.3z規格に対するLX/LH GBICの適合は、パッチ コードの出力を前提とします。この問題の詳細は、「DMD」を参照してください。



) シスコのギガビット イーサネット製品は、付録A「技術仕様」に記載されている規格に適合していることが確認済みです。同等製品のケーブルも、これらの規格に適合している必要があります。


パッチ コードの構成例

図 2-1に、パッチ コードを使用した一般的な構成方法を示します。

図 2-1 パッチ コードの構成

 

パッチ コードの取り付け


警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を凝視したり、光機器を使用して直視したりしないでください。


パッチ コードの[To Equipment]ラベルが付いている側を、GBICに差し込みます(図 2-2を参照)。パッチ コードの[To Cable Plant]ラベルが付いている側を、パッチ パネルに接続します。パッチ コードの長さは9.84フィート(3 m)で、両端にデュプレックスSCオス型コネクタが付いています。

図 2-2 パッチ コードの取り付け

 

DMD

SMFケーブル用の未調整レーザー光源をMMFケーブルに直接接続した場合、Differential Mode Delay(DMD;ディファレンシャル モード遅延)が発生することがあります。DMDが発生すると、光ファイバ ケーブルのモード帯域幅が減少し、信頼性のある伝送を保証できるリンク距離(トランスミッタとレシーバー間の距離)が短くなります。

ギガビット イーサネット仕様(IEEE 802.3z)には、イーサネット通信のパラメータ(GBPS)が規定されています。802.3zでは、レーザーベースの光コンポーネントを使用したMMFケーブルでのデータ伝送を定義することにより、敷設済みのMMFケーブルを利用したバックボーンとサーバ間の高速イーサネット接続を提示しています。

レーザーは、ギガビット イーサネットに必要なボーレートと長距離伝送を達成します。802.3zは、レーザーとMMFケーブルの特定の組み合わせでは、一定の条件下でDMDが発生することを確認しています。その結果、他にジッタの要因が発生し、MMFケーブルによるギガビット イーサネットの到達距離が制限されることがわかっています。

DMDが発生する状況では、単一のレーザー光パルスによって、MMFケーブル内でいくつかのモードが均等に励振されます。これらのモード、すなわち光路は、複数の異なる伝搬路をたどります。伝搬路の長さはそれぞれ異なる場合があるので、ケーブル内を光が進むにつれて、各伝搬路の遅延時間に差異が生じます。DMDが発生すると、ケーブルを通過する単一パルスの孤立性が損なわれ、極端な場合には、2つの独立したパルスが生じることがあります。連鎖パルスは相互に干渉しやすいので、信頼できる方法でデータを回復するのが困難になります。

DMDは、敷設されたすべての光ファイバ ケーブル上で発生するわけではありません。光ファイバとトランシーバの組み合わせが悪い場合に発生します。ギガビット イーサネットは、ボーレートが非常に高く、MMFケーブルの距離が長いため、DMDが問題になります。SMFケーブルおよび銅ケーブルでは、DMDの問題は起きません。

MMFケーブルのテストは、LED光源を使用した場合に限定して行われてきました。LEDは、光ファイバ ケーブル内に「 オーバーフィルド ラウンチ コンディション 」と呼ばれる状態を作ります。オーバーフィルド ラウンチ コンディションは、LEDトランスミッタが光ファイバ ケーブル内に、広範囲のモードに拡散した光を入射する状態を意味します。暗い室内で電球を照らしたときのように、光がさまざまな方向に拡散してケーブル内を満たし、多数のモードが発生します(図 2-3を参照)。

図 2-3 LEDとレーザー光による光路の違い

 

レーザーから入射される光は、LEDよりも集束された状態で発光します。レーザー トランスミッタからの光は、光ファイバ ケーブル内に存在するモード(すなわち光路)のうち、ごく少数のモードだけを通過します(図 2-3を参照)。

DMDの問題を解決するには、光源(トランスミッタ)から入射されたレーザー光が、LED光源からケーブル内に入射されたときのように、光ファイバ ケーブルの直径に対して均等に分散されるように調整する必要があります。光のモードをスクランブルすると、光パワーがすべてのモードに均等に分散され、光パワーが少数のモードだけに集中する状況を回避できます。

これに対して未調整の入射状態では、最悪の場合、光ファイバ ケーブルの中心にすべての光が集中し、均等に励振されるモードはごく少数になります。

DMDの発生する度合いは、MMFケーブルごとに大きく異なります。敷設されたケーブル設備では、DMDの影響を評価する有効なテスト方法はありません。したがって、リンク距離が984フィート(300 m)を超える場合には、MMFケーブルを使用するすべてのアップリンク モジュールに、モード調整パッチ コードを使用する必要があります。リンク距離が300 m未満の場合には、パッチ コードを使用しなくてもかまいません(ただし、短距離にパッチ コードを使用しても支障はありません)。


) リンク距離が328フィート(100 m)より長く、984フィート(300 m)未満である場合は、パッチ コードを使用しなくてもかまいません。ただしリンク距離が短く、328フィート(100 m)未満である場合は、パッチ コードを付けずにLX/LH GBICにMMFを使用することは推奨できません。BER(ビット エラー レート)が上昇する原因になります。


コンソール ポート ケーブルの仕様--スーパバイザ エンジンのみ

ここでは、スーパバイザ エンジンのコンソール ポート ケーブルの仕様について説明します。


) スイッチに付属のアクセサリ キットには、スーパバイザ エンジン前面パネルのコンソール ポートに端末またはモデムを接続するために必要なケーブルおよびアダプタが入っています。これらのケーブルおよびアダプタは、Cisco 2500シリーズ ルータおよびその他のシスコ製品に付属しているものと同じです。


スーパバイザ エンジン前面パネルのコンソール ポート モード スイッチを使用すると、付属のケーブルおよびアダプタでコンソール ポートに端末またはモデムを接続することも、Catalyst 5000ファミリーSupervisor Engine IIIのケーブル(付属外)で端末を接続することもできます。

表 2-10 に、コンソール ポート ケーブルの最大伝送距離を示します。

コンソール ポートとケーブルのピン割り当てについては、 「技術仕様」 を参照してください。

 

表 2-10 EIA/TIA-232の伝送速度と距離

速度(bps)
距離(フィート)
距離(m)

2400

200

60

4800

100

30

9600

50

15

19,200

25

7.6

38,400

12

3.7

56,000

8.6

2.6

ポート コネクタの要件--スイッチング モジュールのみ

スイッチ ポートへのケーブル接続には、以下のタイプのコネクタが必要です。

SCコネクタ ― GBIC用(図 2-4図 2-4を参照)。


) SCコネクタをGBICに接続する際に、送信側と受信側の両方の光ファイバ ケーブルがSCコネクタに完全に装着されていることを確認してください。



) LX/LH GBICにMMFを接続して使用する場合、GBICとMMFケーブルの間にパッチ コードを取り付ける必要があります。詳細は、「パッチ コード」を参照してください。


RJ-45オス コネクタ ― 48ポート10/100BASE-T RJ-45モジュール用(図 2-5を参照)。

MT-RJ光ファイバ コネクタ ― 24ポート100BASE-FXモジュール用(図 2-6を参照)。

LCコネクタ ― Supervisor Engine 720搭載のSFP光トランシーバ用(図 2-7を参照)。

RJ-21 telcoコネクタ ― 48ポート10/100BASE-T RJ-21 telcoモジュール用(図 2-8を参照)。

図 2-4 SC光ファイバ ケーブル コネクタ

 

図 2-5 RJ-45インターフェイス ケーブル コネクタ

 

図 2-6 MT-RJ光ファイバ ケーブル コネクタ

 

図 2-7 LC光ファイバ ケーブル コネクタ

 

図 2-8 RJ-21 Telco インターフェイス ケーブル コネクタ

 

ポート密度

表 2-11 に、Catalyst 6000シリーズおよびCatalyst 6500シリーズ スイッチの帯域幅とポート密度を示します。

 

表 2-11 Catalyst 6000シリーズとCatalyst 6500シリーズの帯域幅およびポート密度

アーキテクチャ
Catalyst 6000シリーズ スイッチ
Catalyst 6500シリーズ スイッチ16

バックプレーン帯域幅

32 Gbps

32~256 Gbps17

ギガビット イーサネット ポートの個数

Catalyst 6006スイッチの場合、82(6スロット)

Catalyst 6009スイッチの場合、130(9スロット)

Catalyst 6503スイッチの場合、34(3スロット)

Catalyst 6506スイッチの場合、82(6スロット)

Catalyst 6509スイッチの場合、130(9スロット)

Catalyst 6513スイッチの場合、192(13スロット)

100BASE-FXイーサネット ポートの個数

Catalyst 6006スイッチの場合、120(6スロット)

Catalyst 6009スイッチの場合、192(9スロット)

Catalyst 6503スイッチの場合、48(3スロット)

Catalyst 6506スイッチの場合、120(6スロット)

Catalyst 6509スイッチの場合、192(9スロット)

Catalyst 6513スイッチの場合、288(13スロット)

10/100イーサネット ポートの個数

Catalyst 6006スイッチの場合、240(6スロット)

Catalyst 6009スイッチの場合、384(9スロット)

Catalyst 6503スイッチの場合、96(3スロット)

Catalyst 6506スイッチの場合、240(6スロット)

Catalyst 6509スイッチの場合、384(9スロット)

Catalyst 6513スイッチの場合、576(13スロット)

10BASE-FLイーサネット ポートの個数

Catalyst 6006スイッチの場合、120(6スロット)

Catalyst 6009スイッチの場合、192(9スロット)

Catalyst 6503スイッチの場合、48(3スロット)

Catalyst 6506スイッチの場合、120(6スロット)

Catalyst 6509スイッチの場合、192(9スロット)

Catalyst 6513スイッチの場合、288(13スロット)

ATM OC-12ポートの個数

Catalyst 6006スイッチの場合、5(6スロット)

Catalyst 6009スイッチの場合、8(9スロット)

Catalyst 6503スイッチの場合、2(3スロット)

Catalyst 6506スイッチの場合、5(6スロット)

Catalyst 6509スイッチの場合、8(9スロット)

Catalyst 6513スイッチの場合、12(13スロット)

FlexWANモジュールの個数

Catalyst 6006スイッチの場合、5(6スロット)

Catalyst 6009スイッチの場合、8(9スロット)

Catalyst 6503スイッチの場合、2(3スロット)

Catalyst 6506スイッチの場合、5(6スロット)

Catalyst 6509スイッチの場合、8(9スロット)

Catalyst 6513スイッチの場合、12(13スロット)

16.スーパバイザ エンジンとモジュールの特殊な組み合わせは、ご使用のシャーシでサポートされない場合があります。サポートされていないモジュールとスーパバイザ エンジンに関する具体的な情報については、システムで稼働するソフトウェア バージョンのリリース ノートを参照してください。

17.バックプレーン帯域幅が32 Gbpsを超える場合は、Catalyst 6500シリーズ スイッチ シャーシに、スイッチ ファブリック モジュールまたはSupervisor Engine 720を取り付ける必要があります。

GBIC

GBICは、モジュールと光ファイバ ネットワークまたは銅線ネットワークを接続するために、スーパバイザ エンジンまたはギガビット イーサネット モジュールに装着するホットスワップ可能な入出力装置です。

ここでは、次の内容について説明します。

「WS-G5483銅線GBIC」

「WS-G5484、WS-G5486、およびWS-G5487オプティカルGBIC」

「CWDM GBIC」

WS-G5483銅線GBIC

ギガビット イーサネット モジュールまたはスーパバイザ エンジンとネットワークの間に最大328フィート(100 m)の1000BASE-T全二重接続を実現するには、WS-G5483 GBICにカテゴリ5、カテゴリ5e、またはカテゴリ6のUTP/FTPケーブルを使用します(図 2-9を参照)。このGBICをサポートするために必要なモジュールおよびソフトウェア リリースのリストについては、ご使用のリリース ノート、またはCisco.comのGBICマニュアルに記載されている『 1000BASE-T GBIC Switch Compatibility Matrix 』を参照してください。


注意 GR-1089建物間落雷に関するイミュニティ要件に適合させるためには、両端を正しくアースしたFoil Twisted-Pair(FTP;フォイル ツイストペア)ケーブルを使用する必要があります。

図 2-9 銅線GBIC(WS-G5483)

 

WS-G5484、WS-G5486、およびWS-G5487オプティカルGBIC

表 2-12 に、3種類のオプティカルGBICを示します。

 

表 2-12 オプティカルGBICモデル一覧

製品番号
GBIC

WS-G5484

短波長
(1000BASE-SX)

WS-G5486

長波長/長距離(1000BASE-LX/LH)

WS-G5487

超長距離(1000BASE-ZX)

3種類のオプティカルGBICは、図 2-10に示された2つの物理モデルで提供されます。物理モデルにより、それぞれ搭載手順が異なります。

図 2-10 オプティカルGBICの物理モデル(WS-G5484、WS-G5486、およびWS-G5487)

 

CWDM GBIC

CWDM Passive Optical Systemでは、8つのGBICを使用できます(図 2-11を参照)。 表 2-13 に使用できるGBICの一覧を示します。8つのGBICは、GBICをサポートするCatalyst 6500シリーズ モジュールに搭載して、CWDM Passive Optical Systemと共に使用します。CWDM Passive Optical Systemの詳細については、『 Installation Note for the Cisco CWDM Passive Optical System 』を参照してください。

図 2-11 CWDM GBIC

 

 

表 2-13 CWDM GBIC

モデル番号
CWDM GBICの波長

CWDM-GBIC-1470=

1470 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1490=

1490 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1510=

1510 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1530=

1530 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1550=

1550 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1570=

1570 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1590=

1590 nmレーザー シングル モード

CWDM-GBIC-1610=

1610 nmレーザー シングル モード

ソフトウェア要件

Catalyst 6000シリーズ スイッチ、Catalyst6500シリーズ スイッチ、スーパバイザ エンジン、およびモジュールに必要な最低限のソフトウェア バージョン、推奨バージョン、およびデフォルト ソフトウェア バージョンについては、使用しているソフトウェアの最新のメンテナンス リリースに対応したリリース ノートを参照してください。