Catalyst 6000 ファミリ コマンド リファレンス ソフトウェア リリース 6.3 および 6.4
Catalyst 6000 ファミリ スイッチおよび ROM モニタ コマンド-6
format
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/06/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

format

frame

history:ROM モニタ

history:スイッチ

l2trace

meminfo

ping

pwd

format

ブートフラッシュまたはフラッシュ PC カードをフォーマットするには(フラッシュ デバイスは使用前にフォーマットする必要があります)、 format コマンドを使用します。

format [spare spare-num ] [ m/ ] device1 : [[ device2 : ][ monlib-filename ]]

 
構文の説明

spare spare_num

(任意)他のセクタで障害が発生した場合に備えて確保する予備セクタの数。

m/

(任意)フラッシュ デバイスが含まれるスーパーバイザ エンジンのモジュール番号。

device1 :

フォーマットするフラッシュ デバイス。

device2 :

(任意) device1 : のフォーマットに使用される monlib ファイルが含まれるフラッシュ デバイス。

monlib-filename

(任意)monlib ファイルの名前。

 
デフォルト

予備セクタのデフォルトの数は 0 です。

コマンドの種類

スイッチ コマンド。

 
コマンド モード

特権。

 
使用上のガイドライン

デバイスを指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。

他のセクタに障害が発生した場合に使用する予備セクタは、最大 16 を確保できます。予備セクタを確保していないと、一部のセクタで問題が生じた場合、フラッシュ メモリ全体を再フォーマットする必要があり、既存のすべてのデータが消去されます。

monlib ファイルは、ROM モニタによってフラッシュ ファイル システム内のファイルにアクセスするために使用される ROM モニタ ライブラリです。システム イメージ内にもコンパイルされています。コマンド構文で、 device1 : はフォーマットするデバイスで、 device2 : には使用する monlib ファイルが含まれます。

[[ device2 : ][ monlib-filename ]] 引数を省略すると、システム ソフトウェアにバンドルされる monlib を使用して、 device1 : がフォーマットされます。

[[ device2 : ][ monlib-filename ]] 引数から device2 : を省略した場合は、 cd コマンドによって指定されたデバイスから monlib という名前のファイルを使用して、 device1 : がフォーマットされます。

[[ device2 : ][ monlib-filename ]] 引数から monlib-filename を省略すると、 device2 : から monlib ファイルを使用して device1 : がフォーマットされます。 [[ device2 : ][ monlib-filename ]] 引数全体を指定すると、指定されたデバイスから monlib ファイルを使用して、 device1 : がフォーマットされます。

また、次のように、使用するデバイスおよびファイル名として device1 : monlib-filename を指定することもできます。

format device1: [ device1 : [ monlib-filename ]]

monlib-filename を省略した場合、デバイス上の組み込みの monlib ファイルを使用して device1 : がフォーマットされます。


) monlib ファイルが見つからない場合、フォーマット プロセスが終了します。



) フラッシュ デバイスにボリューム ID がある場合は、ボリューム ID を指定してデバイスをフォーマットする必要があります。ボリューム ID は、show flash m/device: filesys コマンドを使用して表示します。


この例は、フラッシュ PC カードをフォーマットする方法を示しています。

Console> (enable) format slot0:
All sectors will be erased, proceed (y/n) [n]?y
Enter volume id (up to 31 characters):
Formatting sector 1
Format device slot0 completed.
Console> (enable)
 

frame

スタック フレームを個別に表示するには、 frame コマンドを使用します。

frame [ -d | -p ] [ num ]

 
構文の説明

-d

(任意)モニタ コンテキストを指定するキーワード。

-p

(任意)起動済みのイメージ プロセス レベルのコンテキストを指定するキーワード。

num

(任意)表示するフレーム番号。 0 は最初のフレームです。

 
デフォルト

デフォルトは起動済みのイメージ カーネル コンテキスト(最初のフレーム)です。

コマンドの種類

ROM モニタ コマンド。

コマンドの種類

通常。

 
使用上のガイドライン

-d オプションおよび - p オプションにはマイナス記号(-)が必要です。

次に、起動済みのイメージ プロセス レベル コンテキスト、フレーム 1 を指定するための frame コマンドの使用例を示します。

rommon 6 > frame -p 1
Stack Frame 1, SP = 0x80007ed8, Size = 32 bytes
[0x80007ed8 : sp + 0x000] = 0x6031de50
[0x80007edc : sp + 0x004] = 0x6031c000
[0x80007ee0 : sp + 0x008] = 0x00000000
[0x80007ee4 : sp + 0x00c] = 0x80007ec4
[0x80007ee8 : sp + 0x010] = 0x00000002
[0x80007eec : sp + 0x014] = 0x00000000
[0x80007ef0 : sp + 0x018] = 0x60008770
[0x80007ef4 : sp + 0x01c] = 0x600087f0
 

history:ROM モニタ

コマンド履歴(ROM モニタ環境で最後に実行された 16 個のコマンド)を表示するには、history コマンドを使用します。このコマンドは便宜上、ROM モニタによってエイリアスとして「h」が使用されます。

history

 
構文の説明

このコマンドには、引数またはキーワードはありません。

 
デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定はありません。

コマンドの種類

ROM モニタ コマンド。

 
コマンド モード

通常。

次に、 history コマンドを使用する例を示します。

rommon 13 > history
 
1 help
2 break -s 0x20090
3 break -s 10090
4 break -s 0xa0001000
5 cont
6 help
7 dev
8 dir
9 dir bootflash:
10 dis
11 dis 0xa0001000
12 dis 0xbe000000
13 history
=============================================================================

history:スイッチ

コマンド履歴バッファの内容を表示するには、 history コマンドを使用します。

history

 
構文の説明

このコマンドには、引数またはキーワードはありません。

 
デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定はありません。

コマンドの種類

スイッチ コマンド。

 
コマンド モード

通常。

 
使用上のガイドライン

履歴バッファのサイズはコマンド 20 個に固定されています。コマンド履歴機能の詳細については、 「コマンドライン インターフェイス」 の章を参照してください。

この例では、history コマンドによって、コマンド履歴バッファの内容が一覧表示されます。

Console> history
1 help
2 history
Console> !2
history
1 help
2 history
3 history
Console>

l2trace

指定された送信元アドレスで始まり、指定された宛先アドレスで終わるパケットによって使用されるレイヤ 2 のパスを表示するには、 l2trace コマンド セットを使用します。

l2trace src_mac_addr dest_mac_addr [ vlan ] [ detail ]

l2trace src_ip_addr dest_ip_addr [ detail ]

 
構文の説明

src_mac_addr

送信元 MAC アドレス。

dest_mac_addr

宛先 MAC アドレス。

vlan

(任意)VLAN の番号。

src_ip_addr

送信元 IP アドレスまたはエイリアス。

dest_ip_addr

宛先 IP アドレスまたはホスト名。

detail

(任意)詳細情報を指定するキーワード。

 
デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定はありません。

コマンドの種類

スイッチ コマンド。

コマンドの種類

特権。

 
使用上のガイドライン

すべての中間デバイスを、スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース 6.1 以降を実行する Catalyst 5000 または Catalyst 6000 ファミリ スイッチにする必要があります。Catalyst 4000 ファミリ スイッチでは、スーパーバイザ エンジン ソフトウェア リリース 6.2 以降を実行する必要があります。

指定した送信元および宛先の MAC アドレスが同じ VLAN にある場合、 l2trace コマンドはレイヤ 2 パスを表示します。異なる VLAN に属している送信元アドレスおよび宛先アドレスを指定する場合、 l2trace コマンドが中断され、エラー メッセージが表示されます。

ネットワーク内の Catalyst 4000、Catalyst 5000、または Catalyst 6000 ファミリのすべてのスイッチで CDP を有効にする必要があります。

スイッチで Catalyst 4000、Catalyst 5000、または Catalyst 6000 ファミリ スイッチに属していない(レイヤ 2 のパス内の)デバイスが検出された場合、スイッチはレイヤ 2 トレース クエリーの送信を継続し、タイム アウトします。

マルチキャストの送信元または宛先の MAC アドレスを入力すると、このコマンドは拒否されます。

送信元または宛先のアドレスが複数の VLAN に属している場合、レイヤ 2 のパスを決定するために使用される VLAN を指定する必要があります。

複数のデバイスがハブを通じて 1 つのポートに接続されている場合(たとえば、複数の CDP ネイバーが 1 つのポートで検知される場合)、レイヤ 2 trace の機能はサポートされません。複数の CDP ネイバーがポートで検出される場合、l2trace が中断されます。

MAC アドレスの代わりに、送信元システムと宛先システムの IP アドレスを指定する場合、スイッチは ARP テーブルを調べて、送信元システムと宛先システムの MAC アドレス マッピングへの IP アドレスを判断します。指定された IP アドレス用の ARP エントリが存在する場合、対応する MAC アドレスが使用されます。一致する ARP エントリが存在しない場合、システムは ARP クエリーを実行し、IP アドレスの解決を試行します。この場合、ARP クエリーを解決するには、送信元システムと宛先システムをスイッチと同じサブセット内に配置する必要があるという制限があります。

次の例では、指定された送信元および宛先 MAC アドレスのレイヤ 2 パケットのパスを表示する方法を示します。

Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66 detail
l2trace vlan number is 10.
 
00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex
C5500: wiring-1: 192.168.242.10: 4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex
C5000: backup-wiring-1: 192.168.242.20: 1/1 100Mb full duplex -> 3/1-4 FEC attached
C5000: backup-core-1: 192.168.242.30: 4/1-4 FEC attached -> 1/1-2 GEC attached
C6000: core-1: 192.168.242.40: 1/1-2 GEC attached -> 2/1 10MB half duplex.
10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex.
Console> (enable)
 

次の例では、指定された送信元および宛先 IP エイリアスのレイヤ 2 パケットのパスを表示する方法を示します。

Console> (enable) l2trace user-1-pc user-2-pc detail
Mapping IP address to MAC Address
user-1-pc -> 00-01-22-33-44-55
user-2-pc -> 10-22-33-44-55-66
l2trace vlan number is 10
 
00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex
C5500: wiring-1: 192.168.242.10: 4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex
C5000: backup-wiring-1: 192.168.242.20: 1/1 100Mb full duplex -> 3/1-4 FEC attached
C5000: backup-core-1: 192.168.242.30: 4/1-4 FEC attached -> 1/1-2 GEC attached
C6000: core-1: 192.168.242.40: 1/1-2 GEC attached -> 2/1 10MB half duplex.
10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex.
Console> (enable)
 

次の例では、指定された送信元および宛先 IP アドレスのレイヤ 2 パケットのパス情報のサマリーを表示する方法を示します。

Console> (enable) l2trace 9.7.0.7 9.7.0.6
Starting L2 Trace
sc0 :9.7.0.7 : 3/7
4/16 :9.7.0.2 : 4/10
Console> (enable)
 

次の例では、指定された送信元および宛先 MAC アドレスのレイヤ 2 パケットのパス情報のサマリーを表示する方法を示します。

Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66
Starting L2 Trace
sc0 :9.7.0.7 : 3/7
4/16 :9.7.0.2 : 4/10
Console> (enable)

meminfo

メイン メモリ、パケット メモリ、NVRAM の情報を表示するには、meminfo コマンドを使用します。 -l オプションを指定すると、サポートされる DRAM 設定が表示されます。

meminfo [ -l ]

 
構文の説明

-l

(任意)長いリスト表示を指定するキーワード。DRAM 設定が表示されます。

 
デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定はありません。

コマンドの種類

ROM モニタ コマンド。

 
コマンド モード

通常。

 
使用上のガイドライン

-l オプションにはマイナス記号(-)が必要です。

次に、 meminfo コマンドを使用する例を示します。

rommon 9 > meminfo
 
Main memory size: 16 MB in 32 bit mode.
Available main memory starts at 0xa000e000, size 16328KB
IO (packet) memory size: 25 percent of main memory.
NVRAM size: 32KB
  •  
 

ping

ICMP echo-request パケットをネットワーク上の別のノードに送信するには、 ping コマンド セットを使用します。また、引数なしで ping コマンドを使用すると、ping を設定できます。

ping -s host

ping -s host [ packet_size ] [ packet_count ]

ping

 
構文の説明

-s

ping を実行して、1 秒あたり 1 つのデータグラムを送信するキーワード。受信したすべての応答の出力を 1 行で出力します。

host

ホストの IP アドレスまたは IP エイリアス。

packet_size

(任意)パケット内のバイト数。 56 1472 バイト。

packet_count

(任意)送信するバケット数。有効値は 0 2,147,483,647 です。

 
デフォルト

ping -s のデフォルト設定は次のとおりです。

packet_size は 56 バイト

packet_count 2,147,483,647

引数なしの ping のデフォルトは次のとおりです。

packet_size は 56 バイト

packet_count 5

待機時間は 2 秒間

ターゲット IP アドレスはなし(これは必須フィールド)

送信元アドレスはホスト IP アドレス

コマンドの種類

スイッチ コマンド。

 
コマンド モード

通常または特権。

 
使用上のガイドライン

一般的な ping コマンドのガイドラインは次のとおりです。

ping を停止するには、Ctrl+C を押します。

継続的な ping では、Ctrl+C を押して ping を停止しない限り、パケットが継続して生成され、ホストに送信され続けます。

スイッチがヘッダー情報を追加するため、実際のパケット サイズは、指定したサイズよりも 8 バイト大きくなります。

正常な応答:正常な応答は、ネットワーク トラフィックにもよりますが、1 ~ 10 秒以内で発生します。

ping -s コマンドのガイドラインは次のとおりです。

タイムアウトまでの最大待機時間は 2 秒です。

echo-reply が受信されたかどうかに関係なく、前のパケットの送信の 1 秒後に、新しい ping パケットが生成されます。

パケット数を入力しない場合、継続的な ping になります。

ネットワークまたはホストに到達不能:スイッチがルート テーブル内に対応するエントリを検出できませんでした。

宛先が応答しない:ホストが応答しない場合、「 no answer from host 」が 2 秒以内に表示されます。

宛先に到達不能:この宛先のゲートウェイが宛先に到達不能であることを示します。

引数なしの ping コマンドのガイドラインは次のとおりです。

ping host コマンドは、通常モードでのみ受け付けられます。パラメータは自動的にデフォルト値になります。

ターゲット IP アドレスは入力する必要のある必須フィールドです。

最大待機時間は設定可能です。

echo-reply が受信された場合のみ、新しい ping パケットが生成されます。

パケット数として 0 と入力すると、結果として継続的な ping になります。

応答が受信されたか、または Return を押した場合のみ出力が返されます。

特権モードでだけ使用できます。

ping を設定するときは、Return を押すか、または応答を入力する必要があります。次に、有効な応答または適切な値を示します。

Target IP address:ping の送信先となる宛先ノードの IP アドレスまたはホスト名。

Number of Packets:宛先アドレスに送信される ping パケット数。有効な値は 0 ~ 2,147,483,647(0 は継続的な ping を指定)。

Datagram size:ping パケットのサイズ。有効な値は 56 ~ 1472 バイト。

Timeout in seconds:タイムアウト インターバル。有効値は 0 ~ 3600 秒です。

Source IP Address [(デフォルト)]:送信元の IP アドレスまたは IP エイリアス。

次に、IP エイリアス elvis でホストに ping を 1 回実行する例を示します。

Console> ping elvis
!!!!!
 
-----172.20.52.19 PING Statistics------
5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1
Console>
 

次に、Ctrl+C を押して ping を停止するまで、1 秒に一度 IP エイリアス elvis でホストに ping を実行する例を示します。

Console> ping -s elvis
ping elvis: 56 data bytes
64 bytes from elvis: icmp_seq=0. time=11 ms
64 bytes from elvis: icmp_seq=1. time=8 ms
64 bytes from elvis: icmp_seq=2. time=8 ms
64 bytes from elvis: icmp_seq=3. time=7 ms
64 bytes from elvis: icmp_seq=4. time=11 ms
64 bytes from elvis: icmp_seq=5. time=7 ms
64 bytes from elvis: icmp_seq=6. time=7 ms
^C
 
----elvis PING Statistics----
7 packets transmitted, 7 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 7/8/11
Console>
 

次に、ping を設定する例を示します。

Console> (enable) ping
 
Target IP Address []: 172.20.52.19
Number of Packets [5]: 6
Datagram Size [56]: 75
Timeout in seconds [2]: 1
Source IP Address [172.20.52.18]:
!!!!!!
 
----172.20.52.19 PING Statistics----
6 packets transmitted, 6 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1
Console> (enable)

pwd

cd コマンドの現在の設定を表示するには、 pwd コマンドを使用します。

pwd [[ m/ ] device : ]

 
構文の説明

m/

(任意)フラッシュ デバイスが含まれるスーパーバイザ エンジンのモジュール番号。

device :

(任意)フラッシュが存在するデバイス。

 
デフォルト

モジュール番号またはデバイスを指定しない場合、 pwd のデフォルトはアクティブ デバイスの最初のモジュールです。

コマンドの種類

スイッチ コマンド。

 
コマンド モード

特権。

 
使用上のガイドライン

デバイスを指定したあとに、コロン(:)を入力する必要があります。

次に、 pwd コマンドを使用して、 cd コマンドの現在のリストを表示する例を示します。

Console> cd slot0:
Default flash device set to slot0.
Console> pwd
slot0

 
関連コマンド

cd