Catalyst 6000 ファミリ コマンド リファレンス ソフトウェア リリース 6.3 および 6.4
コマンドライン インターフェイス
コマンドライン インターフェイス
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/06/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

コマンドライン インターフェイス

スイッチ CLI

スイッチ CLI へのアクセス

スイッチ CLI へのコンソール ポート(EIA/TIA-232)経由のアクセス

スイッチ CLI への Telnet 経由のアクセス

スイッチ CLI の操作

コマンド モードへのアクセス

コマンドライン処理の使用

コマンドライン編集機能の使用

コマンド エイリアスの使用

ヒストリ置換の使用

コマンド ヘルプの利用方法

モジュール、ポート、および VLAN の指定

MAC アドレス、IP および IPX アドレス、IP エイリアスの指定

コマンド補完機能の使用

ROM モニタ CLI

ROM モニタ CLI へのアクセス

ROM モニタ CLI の操作

コマンドライン インターフェイス

この章では、Catalyst 6000 ファミリ スイッチで使用できる Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)について説明します。次のセクションがあります。

「スイッチ CLI」

「ROM モニタ CLI」

ATM の CLI およびコマンドについては、『 ATM Software Configuration Guide and Command Reference - Catalyst 5000 Family and 6000 Family Switches 』を参照してください。

IDSM(Intrusion Detection System Module)の CLI およびコマンドについては、『 Catalyst 6000 Intrusion Detection System Module Installation and Configuration Note 』を参照してください。

このマニュアルで使用する略語および用語の定義については、 付録 A「略語」 を参照してください。

スイッチ CLI

Catalyst 6000 ファミリ スイッチはマルチモジュール システムです。CLI から入力したコマンドは、システム全体に適用することも、特定のモジュール、ポート、または VLAN に適用することもできます。

スイッチ CLI からコマンドを入力することによって、Catalyst 6000 ファミリ スイッチの設定とメンテナンスを行うことができます。この CLI は基本的なコマンドライン インタープリタで、UNIX の C シェルに似ています。CLI の session コマンドを使用して、ルータ コンフィギュレーション ソフトウェアにアクセスし、履歴置換やエイリアス作成などの作業を実行できます。


) Catalyst 6000 ファミリは、Catalyst 6000 および 6500 シリーズのスイッチで構成されます。Catalyst 6000 シリーズは Catalyst 6006 および 6009 スイッチで構成され、Catalyst 6500 シリーズは Catalyst 6506、6509、6509-NEB、および 6513 スイッチで構成されます。このマニュアルおよびすべての Catalyst 6000 ファミリ資料において、特に断りがない限り、Catalyst 6000 ファミリ スイッチはこれらのスイッチを表します。


スイッチ CLI へのアクセス

スイッチ CLI へは、EIA/TIA-232 ポートに接続したコンソール端末、または Telnet セッションからアクセスできます。CLI では固定ボー レートが可能です。Telnet セッションがアイドル状態のままユーザ定義の時間が経過すると、そのセッションは自動的に切断されます。


) EIA/TIA-232 は、米国電子工業会および米国電気通信工業会によって標準として認定されるまでは、RS-232 と呼ばれていました。


スイッチ CLI へのコンソール ポート(EIA/TIA-232)経由のアクセス

コンソール(EIA/TIA-232)ポートからスイッチにアクセスするには、次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

Cisco Systems Console プロンプトで、Return を押します。

ステップ 2

プロンプトで、システム パスワードを入力します。 Console> プロンプトが表示されます。これは CLI に通常モードでアクセスしたことを表します。

< password >

ステップ 3

必要なコマンドを入力して、作業を行います。

該当するコマンド

ステップ 4

作業が終わったら、セッションを終了します。

quit

コンソール ポートからの接続後の表示は次のようになります。

Cisco Systems Console
Enter password:
Console>
Console>

スイッチ CLI への Telnet 経由のアクセス

Telnet セッションでスイッチにアクセスするには、最初にスイッチの IP アドレスを設定する必要があります。Telnet 経由では、スイッチに複数のセッションを開くことができます。

リモート ホストからスイッチに Telnet でアクセスするには、次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

リモート ホストから telnet コマンドと、アクセスするスイッチの名前または IP アドレスを入力します。

telnet hostname | ip_addr

ステップ 2

プロンプトで、CLI のパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合は、Return を押します。

< password >

ステップ 3

作業に必要なコマンドを入力します。

該当するコマンド

ステップ 4

Telnet セッションを終了します。

quit

Telnet セッションで接続後の表示は次のようになります。

host% telnet cat6000-1.cisco.com
Trying 172.16.44.30 ...
Connected to cat6000-1.

スイッチ CLI の操作

ここでは、スイッチ CLI を操作できるコマンド モードと機能について説明します。

コマンド モードへのアクセス

CLI には、通常モードと特権モードの 2 つの操作モードがあります。両方ともパスワード保護されます。通常モード コマンドは、日常的なシステム モニタリング作業に使用します。特権コマンドは、システム設定と基本的なトラブルシューティングに使用します。

ログイン後、システムは通常モードになり、通常モード コマンドだけが使用できます。特権モードにするには、 enable コマンドを入力してから、有効なパスワードを入力します。特権モードは、システム プロンプトに「enable」と表示されることでわかります。特権モードを終了して通常モードに戻るには、プロンプトに disable コマンドを入力します。

次の例は、特権モードを開始する方法を示しています。

Console> enable
Enter password: <password>
Console> (enable)

コマンドライン処理の使用

スイッチ コマンドでは、大文字と小文字が区別されません。また、コマンドおよびパラメータは、現在使用可能な他のコマンドおよびパラメータと区別できる長さの文字数までなら、省略することが可能です。直前に入力した 20 のコマンドは、履歴バッファに保存されます。これらのコマンドをスクロールして、プロンプトに対するコマンドを入力したり、編集したりできます( 表 1-1 を参照)。

 

表 1-1 コマンドライン処理のキーストローク

キーストローク
機能

Ctrl+A

コマンドラインの先頭文字に移動します。

Ctrl+B または←キー

カーソルを 1 文字分だけ後退させます。

Ctrl+C

エスケープしてプロンプトおよび作業を打ち切ります。

Ctrl+D

カーソル位置にある文字を削除します。

Ctrl+E

現在のコマンドラインの末尾に移動します。

Ctrl+F または→キー1

カーソルを 1 文字分だけ進めます。

Ctrl+K

カーソル位置からコマンドラインの末尾までを削除します。

Ctrl+L Ctrl+R

現在のコマンドラインを改行して繰り返します。

Ctrl+N または↓キー 1

ヒストリ バッファ内の次のコマンドラインを入力します。

Ctrl+P または↑キー 1

ヒストリ バッファ内の 1 つ前のコマンドラインを入力します。

Ctrl+U Ctrl+X

カーソル位置からコマンドラインの先頭までを削除します。

Ctrl+W

最後に入力した単語を削除します。

Esc B

1 文字分だけカーソルを後退させます。

Esc D

カーソルから単語の末尾までを削除します。

Esc F

1 文字分だけカーソルを進めます。

Delete キーまたは Backspace キー

コマンド入力時の誤りを消去し、このキーに続けてコマンドを再入力します。

1.矢印キーは、VT100 などの ANSI 互換端末に限り有効です。

コマンドライン編集機能の使用

Catalyst 6000 ファミリ スイッチ ソフトウェアには拡張編集モードがあり、Emacs エディタに似た編集キー機能セットが提供されます。コマンドは、大文字で入力しても小文字で入力しても、あるいはその両方を混ぜて入力してもかまいません。大文字と小文字の区別があるのはパスワードだけです。コマンドおよびキーワードは、一意の省略形として認識可能な文字数まで省略できます。

たとえば、 show コマンドは sh と省略できます。システム プロンプトでコマンドを入力後、Return を押してコマンドを実行します。

コマンドラインでの移動

訂正または変更を加えるためにコマンドラインでカーソルを移動するには、次のいずれかの作業を実行します。

 

作業
キーストローク

カーソルを 1 文字分だけ後退させます。

Ctrl+B または←キーを押します2

カーソルを 1 文字分だけ進めます。

Ctrl+F または→キーを押します 1

カーソルをコマンドラインの先頭に移動します。

Ctrl+A を押します。

カーソルをコマンドラインの末尾に移動します。

Ctrl+E を押します。

カーソルを 1 単語分だけ後退させます。

Esc B を押します。

カーソルを 1 単語分だけ進めます。

Esc F を押します。

2.矢印キーは、VT100 などの ANSI 互換端末に限り有効です。

部分的なコマンド名の補完

コマンド名を完全には覚えていない場合に、一部を入力してから Tab キーを押すと、システムが補完を行います。このためには、次の作業を行います。

 

作業
キーストローク

コマンド名を補完します。

最初の数文字を入力して、Tab キーを押します。

キーボードに Tab キーがない場合は、代わりに Ctrl+I キーを押します。

次に示すのは、 conf と入力して Tab キーを押し、システムによって完全なコマンドに補完する例です。

Console> (enable) conf<Tab>
 
Console> (enable) configure
 

入力した文字数では複数のコマンドが示される可能性がある場合には、システムからのビープ音によってエラーが示されます。その文字数で始まるコマンドのリストを取得するには、疑問符(?)を入力します。最後の文字と疑問符(?)の間にはスペースを入れません。たとえば、特権モードでは 3 つのコマンドが co で始まります。その内容を確認するには、特権プロンプトで co? と入力します。co で始まるすべてのコマンドが次のように表示されます。

Console> (enable) co?
configure connect copy

バッファ エントリの貼り付け

削除した最後の 10 項目を格納するバッファがシステムに用意されています。次の作業を行って、これらの項目を呼び出してコマンドラインにそれらを貼り付けることができます。

 

作業
キーストローク

バッファ内の最も新しいエントリを呼び出します。

Ctrl+Y を押します。

バッファの次のエントリを呼び出します。

Esc Y を押します。

バッファには最後に削除したか切り取った 10 項目だけが格納されます。11 回以上 Esc Y を押すと、バッファの最初のエントリに戻ります。

画面幅よりも長いコマンドラインの編集

画面上で 1 行を超えるコマンド セットには、ラップアラウンド機能を使用できます。カーソルが右端に達すると、コマンドラインは 10 文字分左に移動します。その行の最初の 10 文字は見えませんが、左にスクロールして、コマンドの先頭で構文を確認できます。スクロールで戻るには、次の作業を行います。

 

作業
キーストローク

コマンドラインの先頭に戻って、長いコマンドを正しく入力したことを確認します。

Ctrl+B または←キーを繰り返し押してコマンド エントリの先頭にスクロールで戻るか、Ctrl+A を押して直接行の先頭に戻ります3

3.矢印キーは、VT100 などの ANSI 互換端末に限り有効です。

ライン ラップ機能とコマンド履歴機能を併用すると、以前入力した複雑なコマンド エントリを呼び出して修正できます。以前のコマンド エントリの呼び出しについては、「ヒストリ置換の使用」を参照してください。

端末画面の幅は 80 カラムと見なされます。画面の幅が異なる場合は、terminal width コマンドを入力して、画面の正しい幅をルータに知らせてください。

エントリの削除

誤りがあるか、考えを変えた場合にコマンド エントリを削除するには、次のいずれかの作業を実行します。

 

作業
キーストローク

カーソルの左側の文字を消去します。

Del キーまたは Back Space キーを押します。

カーソル位置にある文字を削除します。

Ctrl+D を押します。

カーソル位置からコマンドラインの末尾までを削除します。

Ctrl+K を押します。

カーソル位置からコマンドラインの先頭までを削除します。

Ctrl+U または Ctrl+X を押します。

カーソルの左側の単語を削除します。

Ctrl+W を押します。

カーソル位置から単語の末尾までを削除します。

Esc D を押します。

行または画面のスクロール ダウン

ヘルプ機能を使用して特定のモードでコマンドを表示すると、端末画面の表示可能領域よりも長いリストが表示される場合があります。そのようなときは、---More--- プロンプトが画面下部に表示されます。次の行または画面を表示するには、次の作業を行います。

 

作業
キーストローク

1 行下にスクロールします。

Return キーを押します。

1 画面下にスクロールします。

Space キーを押します。


show コマンドの出力など、端末画面に一度に表示できない長い出力では、---More--- プロンプトが使用されます。


特定のテキストへのスクロール

/ text を入力して Return キーを --More-- プロンプトで押すと、 text 文字列を含む行の上 2 行から表示が始まります。テキスト文字列が見つからない場合は、「Pattern Not Found」と表示されます。--More-- プロンプトで「 n 」と入力すると、最後に入力した text 文字列を検索できます。この検索方法は、More バッファを使用するすべての show コマンドで使用して、画面単位の出力を表示できます。次の show コマンドは More バッファを使用しないため、この機能に対応していません。

show cam

show mls

show tech-support

現在のコマンドラインの再表示

コマンドを入力していて、突然システムから画面にメッセージが表示された場合、現在のコマンドライン エントリを呼び出すことができます。このためには、次の作業を行います。

 

作業
キーストローク

現在のコマンドラインを再表示します。

Ctrl+L または Ctrl+R を押します。

誤って入力した文字の置き換え

コマンド エントリを誤って入力した場合、次の作業を行って誤った文字を置き換えることができます。

 

作業
キーストローク

カーソルの左側の文字をカーソルの位置にある文字と置き換えます。

Ctrl+T を押します。

大文字と小文字の制御

簡単なキー ストローク シーケンスで、単語を大文字または小文字に変更したり、一連の文字を大文字にしたりできます。

 

作業
キーストローク

カーソル位置にある文字を大文字にします。

Esc C を押します。

カーソル位置にある単語を小文字にします。

Esc L を押します。

カーソル位置から単語の末尾までの文字を大文字にします。

Esc U を押します。

キーストロークをコマンド エントリとして指定

特定のキーストロークを実行可能コマンドとして使用できます。次の作業を行います。

 

作業
キーストローク

直後に続くキーストロークを、編集キー ではなく コマンド エントリとして扱うようにシステムに示すコードを挿入します。

Ctrl+V または Esc Q を押します。

コマンド エイリアスの使用

通常のコマンドと同様に、エイリアスでは大文字と小文字が区別されません。ただし、通常のコマンドとは異なり、一部のエイリアスは省略形式にできません。省略形式にできないスイッチ CLI エイリアスの一覧については、 表 1-2 を参照してください。

 

表 1-2 スイッチ CLI のコマンド エイリアス

エイリアス
コマンド

batch

configure

di

show

earl

cam

exit

quit

logout

quit

ヒストリ置換の使用

各端末セッション中に入力するコマンドは履歴バッファに保存され、そこには端末セッション中に入力した最後のコマンド 20 個が保存されます。ヒストリ置換により、特殊な省略形式のコマンドを使用して、再入力せずにこれらのコマンドにアクセスできます( 表 1-3 を参照)。

 

表 1-3 ヒストリ置換コマンド

コマンド
機能
最後のコマンドを反復する場合

!!

最後に入力したコマンドを反復

!-nn

最後から nn 番めのコマンドを反復

!n

コマンド n を反復

!aaa

文字列 aaa から始まるコマンドを反復

!?aaa

文字列 aaa を含むコマンドを反復

最後に入力したコマンドを変更して反復する場合

^aaa^bbb

最後に入力したコマンドの文字列 aaa を文字列 bbb に置換

前に入力したコマンドの末尾に文字列を追加して反復する場合

!!aaa

最後に入力したコマンドの末尾に文字列 aaa を追加

!n aaa

コマンド n の末尾に文字列 aaa を追加

!aaa bbb

文字列 aaa から始まるコマンドの末尾に文字列 bbb を追加

!?aaa bbb

文字列 aaa が含まれるコマンドの末尾に文字列 bbb を追加

コマンド ヘルプの利用方法

最上位コマンドやコマンド カテゴリのリストを表示するには、通常モードまたは特権モードで help と入力します。いずれかの特定のコマンドに対して help を付加すると、個々のコマンドに関する状況依存ヘルプ(使用法および構文情報)を表示できます。コマンドを入力するときに、間違った個数の引数を使用した場合や、不適切な引数を使用した場合には、そのコマンドの使用法および構文情報が表示されます。また、コマンド カテゴリに help を付加すると、そのカテゴリのコマンドのリストが表示されます。

最上位コマンドとコマンド カテゴリ

通常モードにおいて help コマンドを使用すると、次のように最上位コマンドやコマンド カテゴリのリストが表示されます。

Console> help
Commands:
----------------------------------------------------------------------
cd Set default flash device
dir Show list of files on flash device
enable Enable privileged mode
help Show this help screen
history Show contents of history substitution buffer
l2trace Layer2 trace between hosts
ping Send echo packets to hosts
pwd Show default flash device
quit Exit from the Admin session
session Tunnel to ATM or Router module
set Set commands, use 'set help' for more info
show Show commands, use 'show help' for more info
traceroute Trace the route to a host
verify Verify checksum of file on flash device
wait Wait for x seconds
whichboot Which file booted
Console>
 

特権モードにおいて help コマンドを入力すると、次のように最上位コマンドやコマンド カテゴリのリストが表示されます。

Console> (enable) help
Commands:
----------------------------------------------------------------------
cd Set default flash device
clear Clear, use 'clear help' for more info
commit Commit ACL to hardware and NVRAM
configure Configure system from network
copy Copy files between TFTP/RCP/module/flash devices
delete Delete a file on flash device
dir Show list of files on flash device
disable Disable privileged mode
disconnect Disconnect user session
download Download code to a processor
enable Enable privileged mode
format Format a flash device
help Show this help screen
history Show contents of history substitution buffer
l2trace Layer2 trace between hosts
ping Send echo packets to hosts
pwd Show default flash device
quit Exit from the Admin session
reconfirm Reconfirm VMPS
reload Force software reload to linecard
reset Reset system or module
rollback Rollback changes made to ACL in editbuffer
session Tunnel to ATM or Router module
set Set commands, use 'set help' for more info
show Show commands, use 'show help' for more info
slip Attach/detach Serial Line IP interface
squeeze Reclaim space used by deleted files
switch Switch to standby <clock|supervisor>
telnet Telnet to a remote host
test Test command, use 'test help' for more info
undelete Undelete a file on flash device
upload Upload code from a processor
verify Verify checksum of file on flash device
wait Wait for x seconds
whichboot Which file booted
write Write system configuration to terminal/network
Console> (enable)

コマンド カテゴリ

一部のコマンド(たとえば、 clear set show )でそのコマンドの後に help と入力すると、そのカテゴリのコマンドのリストが表示されます。次に、 clear カテゴリのコマンド リストの一部の表示例を示します。

Console> (enable) clear help
 
Clear commands:
----------------------------------------------------------------------------
clear alias Clear aliases of commands
clear arp Clear ARP table entries
clear banner Clear Message Of The Day banner
clear boot Clear booting environment variable
clear cam Clear CAM table entries
clear channel Clear PAgP statistical information
.
.
.

状況依存ヘルプ

特定のコマンドに help を付けると、各コマンドに関する使用法および構文情報を表示できます。次に、 set length コマンドに関する使用法および構文情報の表示例を示します。

Console> set length help
Usage: set length <screenlength> [default]
(screenlength = 5..512, 0 to disable 'more' feature)
Console>

モジュール、ポート、および VLAN の指定

Catalyst 6000 ファミリのモジュール(モジュール スロット)、ポート、および VLAN には 1 から番号が付けられています。スーパーバイザ エンジン モジュールはモジュール 1 で、上端のスロットに搭載されます。各モジュール上で、ポート 1 は左端のポートです。特定モジュールの特定ポートを参照するには、 mod/port というコマンド構文を使用します。たとえば、 3/1 はモジュール 3 のポート 1 を表します。一部のコマンド(たとえば、 set trunk set cam set vlan )では、ポートおよび VLAN のリストを入力できます。

ポートの指定は、モジュール番号とポート番号のペアをカンマで区切って行います。ポートの範囲を指定するには、モジュール番号とポート番号のペアの間にダッシュ(-)を使用します。ダッシュの方がカンマよりも優先されます。次に、ポート指定の方法をいくつか示します。

例 1: 2/1,2/3 は、モジュール 2 のポート 1 とモジュール 2 のポート 3 を意味します。

例 2: 2/1-12 は、モジュール 2 のポート 1 ~ 12 を意味します。

例 3: 2/1-2/12 も、モジュール 2 のポート 1 ~ 12 を意味します。

各 VLAN は単一番号によって指定します。VLAN のリストはポートの場合と同じ方法で指定できます。個々の VLAN はカンマ(,)で区切り、範囲はダッシュ(-)で区切ります。次に、VLAN 1 ~ 10 および VLAN 1000 の指定例を示します。

1-10,1000

MAC アドレス、IP および IPX アドレス、IP エイリアスの指定

一部のコマンドには MAC アドレスが必要で、標準形式で指定する必要があります。MAC アドレスの形式は、次の例のように、6 つの 16 進数字をハイフンで区切って指定します。

00-00-0c-24-d2-fe
 

一部のコマンドには IP アドレスが必要です。IP アドレスの形式は、4 つのオクテットをピリオドで区切った 32 ビットです(ドット付き 10 進表記を使用します)。IP アドレスは、次の例に示すように、ネットワーク部、オプションのサブネット部、およびホスト部で構成されます。

126.2.54.1
 

スイッチ上で DNS を正しく設定している場合、IP アドレスの代わりに IP ホスト名を使用できます。DNS の設定については、『 Catalyst 6000 Family Software Configuration Guide 』を参照してください。

IP エイリアス テーブルを設定している場合は、ドット付き 10 進 IP アドレスの代わりに IP エイリアスを使用できます。IP エイリアスは、IP アドレスまたは IP エイリアスを定義するコマンドを除き、IP アドレスを使用するほとんどのコマンドに使用できます。

IPX アドレス構文を入力するときは、次のフォーマットを使用します。

IPX ネット アドレス:1..FFFFFFFE

IPX ノード アドレス:x.x.x(x は 0 ~ FFFF)

IPX アドレス:ipx_net.ipx_node(たとえば、3.0034.1245.AB45、A43.0000.0000.0001)

コマンド補完機能の使用

コマンド補完機能は次の機能で構成されます。

コマンド自動反復の使用

キーワード検索の使用

部分キーワード検索の使用

コマンド補完の使用

コマンド自動反復の使用

コマンド自動反復機能を使用すると、文字列が一意の一致を表す場合に考えられるすべてのキーワードが一致内容として表示されます。一意に一致するものが見つからなかった場合は、最も長い一致文字列が表示されます。一致内容を表示するには、最後のパラメータの後にスペースを入力し、 ? を入力します。一致が表示されると、システム プロンプトに戻り、? なしで最後のコマンドが表示されます。次の例では、入力したコマンドが ? なしで最後に反復されている点に注意してください。

Console> (enable) set mls nde
disable Disable multilayer switching data export filter
enable Enable multilayer switching data export filter
engineer Engineer setting of the export filter
flow Setting multilayer switching export filter
<collector_ip> IP address
Console> (enable) set mls nde

キーワード検索の使用

キーワード検索機能を使用すると、コマンドに有効なキーワードおよび引数のリストが表示されます。一致内容を表示するには、最後のパラメータの後にスペースを入力し、 ? を入力します。たとえば、5 つのパラメータが set mls コマンドでは使用されます。これらのパラメータを表示するには、特権プロンプトで set mls ? と入力します。次の例では、入力したコマンドが ? なしで反復されている点に注意してください。

Console> (enable) set mls ?
agingtime Set agingtime for MLS cache entry
exclude Set MLS excluded protocol ports
flow Set minimum flow mask
nde Configure Netflow Data Export
statistics Add protocols to protocol statistics list
Console> (enable) set mls

部分キーワード検索の使用

部分キーワード検索機能を使用すると、特定の文字で始まるコマンドのリストが表示されます。一致内容を表示するには、 ? を 最後のパラメータの直後に入力します。たとえば、特権プロンプトで co? と入力すると、 co で始まるコマンドのリストが表示されます。次のように、co で始まるすべてのコマンドが表示され、入力したコマンドが ? なしで反復されます。

Console> (enable) co?
commit Commit ACL to hardware and NVRAM
configure Configure system from network
copy Copy files between TFTP/RCP/module/flash devices
Console> (enable) co

コマンド補完の使用

コマンド補完機能を使用すると、コマンドまたはキーワードが補完されます。一意の部分文字列を入力して Tab を押すと、システムによってコマンドライン上のコマンドまたはキーワードが補完されます。たとえば、特権プロンプトで co を入力して Tab を押すと、基準に一致する唯一のコマンドであるためコマンドの補完によって configure となります。

補完できなかった場合はアクションが何も実行されず、システム プロンプトに戻って最後のコマンドが表示されます。カーソルがキーワードの直後に表示され、追加情報の入力ができます。

ROM モニタ CLI

ROM モニタは、プラットフォームの電源投入時、リセット時、または重大な例外が発生したときに実行される ROM ベースのプログラムです。

ROM モニタ CLI へのアクセス

ROM モニタ モードが開始されるのは、スイッチが有効なシステム イメージを見つけることができなかった場合、Nonvolatile RAM(NVRAM; 不揮発性 RAM)内の設定が壊れていた場合、またはコンフィギュレーション レジスタが ROM モニタ モードを開始するように設定されていた場合です。ROM モニタ モードで、フラッシュ メモリ、ネットワーク サーバ ファイル、またはブートフラッシュからシステム イメージを手動でロードできます。スイッチを再起動し、起動から 60 秒以内に Break キーを押して、ROM モニタ モードを開始することもできます。


) コンフィギュレーション レジスタの設定値で Break キーがオフに設定されているかどうかに関係なく、システムの再起動から 60 秒間は、Break キーが常に有効です。


端末サーバを介して接続するには、Telnet プロンプトにエスケープし、 send break コマンドを入力して ROM モニタ モードに戻ります。

ROM モニタ CLI の操作

ROM モニタ コマンドは、システム イメージ、マイクロコード イメージ、およびコンフィギュレーション ファイルのロードとコピーに使用されます。システム イメージにはシステム ソフトウェアが含まれます。マイクロコード イメージには各種ハードウェア デバイスにダウンロードされるマイクロコードが含まれます。コンフィギュレーション ファイルには Catalyst 6000 ファミリ ソフトウェアをカスタマイズするためのコマンドが含まれます。

手動の boot コマンドには次の構文を使用します。


) ネットワークからイメージを取得するには、copy file-id {tftp | flash | file-id} コマンドを入力します。


boot :ROM からブート

boot [ -xv ] [ device : ][ imagename ]:ローカル デバイスからブート。イメージ名を指定しなかった場合は、デバイスにある最初の有効なファイルがデフォルト使用されます。イメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ROM モニタ モードが開始されると、プロンプトが rommon 1> になります。ROM モニタ モードの間、毎回コマンドを入力するたびに、プロンプトの番号は 1 ずつ増えます。