Catalyst 6500 シリーズ スイッチソフトウェア コン フィギュレーション ガイド リリース8.7
ステータスおよび接続の確認
ステータスおよび接続の確認
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2009/09/15 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 19MB) | フィードバック

目次

ステータスおよび接続の確認

モジュール ステータスの確認

ポート ステータスの確認

ポートの MAC アドレスの表示

CAM テーブルの重複 MAC エントリの表示

ポート機能の表示

MAC 利用率ロード インターバルの設定

MAC 利用率ロード インターバルの機能概要

MAC 利用率ロード インターバルの設定

MAC 利用率の統計情報の表示

MAC 利用率のカウンタの消去

10 ギガビット イーサネット リンクのステータスの確認

TDR によるケーブル ステータスの確認

Telnet の使用方法

Telnet セッションの SSH 暗号化の使用方法

ユーザ セッションのモニタ

ping の使用

ping の機能

ping の実行

レイヤ 2 traceroute の使用方法

レイヤ 2 traceroute 使用上の注意事項

レイヤ 2 パスの識別

IP traceroute の使用方法

IP traceroute の機能概要

IP traceroute の実行

ポート カウンタのシステム警告を使用する方法

ポート カウンタのシステム警告の実行

バックプレーン トラフィック

残りメモリの不足

メモリ破損の検出

NVRAM のログ

帯域幅内エラー

UDP エラー

ポート カウンタのハードウェア レベル警告の実行

ポート カウンタのスパニング ツリー警告の実行

ブロッキングからリスニングへの移行

BPDU スキューイング

SNMP

パケットバッファ エラー処理の設定

EtherChannel/リンク エラー処理の設定

IEEE 802.3ah イーサネット OAM の設定

OAM の機能概要

イーサネット OAM 設定時の注意事項および制限事項

イーサネット OAM の実行

イーサネット OAM のイネーブル化またはディセーブル化

イーサネット OAM ポート モードの指定

イーサネット OAM リモート ループバック テストの拒否または許可

イーサネット OAM リモート ループバック テストのイネーブル化またはディセーブル化

イーサネット OAM リモート ループバック テストのパケット数およびパケット サイズの指定とテストの実行

イーサネット OAM リンク モニタリングのイネーブル化またはディセーブル化

イーサネット OAM リンク モニタリング用のリンク イベントのウィンドウ サイズの指定

イーサネット OAM リンク モニタリングの下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションの指定

イーサネット OAM リンク モニタリングの上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションの指定

OAM クリティカル リンク イベントの関連アクションの指定

イーサネット OAM 統計情報およびイーサネット OAM 設定の消去

OAM リンク モニタリング用のユーザ設定パラメータの消去

OAM クリティカル リンク イベント用のユーザ設定アクションの消去

イーサネット OAM 関連情報の表示

イーサネット OAM ネイバー情報の表示

イーサネット OAM リモート ループバック テスト情報の表示

イーサネット OAM 統計情報の表示

メトロ イーサネットの CFM の設定

メトロ イーサネット CFM の機能概要

Connectivity Fault Management(CFM)プロトコル

メンテナンス ドメイン

メンテナンス アソシエーション

メンテナンス ポイント

CFM 設定時の注意事項および制限事項

接続性障害管理およびアラーム表示信号のスケーラビリティ データ

メトロ イーサネット CFM の設定

メトロ イーサネット CFM のイネーブル化またはディセーブル化

メトロ イーサネット CFM ドメインの設定

メトロ イーサネット CFM のメンテナンス アソシエーション

CFM をメンテナンス ポイントとしてポートに設定する

Continuity-Check プロトコル パラメータの設定

イーサネット CFM traceroute プロトコルのパラメータの設定

システム CAM エントリの設定

メトロ イーサネット CFM ドメインの表示

CFM メンテナンス アソシエーション情報の表示

メトロ イーサネット CFM のメンテナンス ポイント情報の表示

メトロ イーサネット CFM ステータスの表示

メトロ イーサネット CFM の統計情報の表示

メトロ イーサネット CFM エラーの表示

メトロ イーサネット CFM traceroute データベースの表示

メトロ イーサネット CFM の消去

メトロ イーサネット CFM メンテナンス アソシエーションの消去

メトロ イーサネット CFM メンテナンス ポイントの消去

メンテナンス エンドポイントの MAC 設定の消去

イーサネット CFM traceroute データベースの消去

アラーム表示信号の設定

AIS-RDI のための CFM および 802.3ah Link-OAM の機能概要

イーサネット アラーム表示信号

タイマー拡張デザイン ロジックおよびガイドライン

イーサネット リモート障害表示

AIS および RDI の設定上のガイドラインおよび制約事項

アラーム表示信号の設定

メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号のイネーブル化またはディセーブル化

AIS パラメータの Continuity-Check プロトコルの設定

メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号の転送レベルの設定

メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号の PDU 転送カウントの設定

個々のポートでの CFM の AIS 設定

CFM AIS/RDI エラーの表示

イーサネット ローカル管理インターフェイスの設定

ELMI の機能概要

イーサネット ローカル管理プロトコル

ELMI の設定

スイッチ上での ELMI の設定

ELMI のイネーブル化またはディセーブル化

EVC のイネーブル化またはディセーブル化

ポート単位の ELMI の設定

個々のポートでの UNI ID の設定

ポート単位の UNI-TYPE の設定

ポート単位の EVC の設定

EVC の表示

CE-VLAN/EVC 情報の表示

ELMI 統計情報および設定の表示

EVC の消去

UNI に対応付けられた個々のポートの EVC を消去する

ELMI 統計カウンタの消去

UNI 設定の消去

MAC アドレス移動カウンタの設定

MAC アドレス移動カウンタの機能概要

MAC アドレス移動カウンタ設定時の注意事項および制限事項

MAC アドレス移動カウンタの Syslog 生成

MAC アドレス移動の検出

特定 VLAN の MAC アドレス移動カウンタの上限の超過

MAC アドレス移動カウンタの実行

MAC アドレス移動カウンタのイネーブル化またはディセーブル化

MAC アドレス移動カウンタの統計情報の表示

MAC アドレス移動カウンタの統計情報の消去

Digital Optical Monitoring

トランシーバ情報の表示

一般的なポート トランシーバ情報の表示

トランシーバの詳細情報の表示

トランシーバのしきい値違反の表示

ポート トランシーバ情報の表示

ポート トランシーバの設定情報の表示

トランシーバ モニタリングおよびしきい値の設定

トランシーバ モニタリングのイネーブル化またはディセーブル化

トランシーバ モニタリング インターバルの設定

トランシーバ温度のしきい値の設定

ステータスおよび接続の確認

この章では、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上でステータスおよび接続を確認する方法について説明します。


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「モジュール ステータスの確認」

「ポート ステータスの確認」

「ポートの MAC アドレスの表示」

「CAM テーブルの重複 MAC エントリの表示」

「ポート機能の表示」

「MAC 利用率ロード インターバルの設定」

「10 ギガビット イーサネット リンクのステータスの確認」

「TDR によるケーブル ステータスの確認」

「Telnet の使用方法」

「Telnet セッションの SSH 暗号化の使用方法」

「ユーザ セッションのモニタ」

「ping の使用」

「レイヤ 2 traceroute の使用方法」

「IP traceroute の使用方法」

「ポート カウンタのシステム警告を使用する方法」

「パケットバッファ エラー処理の設定」

「EtherChannel/リンク エラー処理の設定」

「IEEE 802.3ah イーサネット OAM の設定」

「メトロ イーサネットの CFM の設定」

「アラーム表示信号の設定」

「イーサネット ローカル管理インターフェイスの設定」

「MAC アドレス移動カウンタの設定」

モジュール ステータスの確認

Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、マルチモジュール システムです。スイッチに搭載されているモジュール、MAC アドレス範囲、および各モジュールのバージョン番号を調べるには、 show module [ mod ] コマンドを使用します。各モジュールの詳細情報を表示するには、そのモジュールの番号を指定します。

モジュールのステータスを確認するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

モジュール ステータスを確認します。

show module [ mod ]

次に、モジュール ステータスを確認する例を示します。出力では、シャーシにはスーパーバイザ エンジンが 1 つ、他のモジュールが 4 つ搭載されていることを示しています。

Console> (enable) show module
Mod Slot Ports Module-Type Model Status
--- ---- ----- ------------------------- ------------------- --------
1 1 2 1000BaseX Supervisor WS-X6K-SUP1-2GE ok
2 2 24 100BaseFX MM Ethernet WS-X6224-100FX-MT ok
3 3 8 1000BaseX Ethernet WS-X6408-GBIC ok
4 4 48 10/100BaseTX (Telco) WS-X6248-TEL ok
5 5 48 10/100BaseTX (RJ-45) WS-X6248-RJ-45 ok
 
Mod Module-Name Serial-Num
--- ------------------- -----------
1 SAD03040546
2 SAD03110020
3 SAD03070194
4 SAD03140787
5 SAD03181291
 
Mod MAC-Address(es) Hw Fw Sw
--- -------------------------------------- ------ ---------- -----------------
1 00-50-f0-a8-26-b2 to 00-50-f0-a8-26-b3 1.4 5.1(1) 5.2(1)CSX
00-50-f0-a8-26-b0 to 00-50-f0-a8-26-b1
00-50-3e-8d-64-00 to 00-50-3e-8d-67-ff
2 00-50-54-6c-e9-a8 to 00-50-54-6c-e9-bf 1.3 4.2(0.24)V 5.2(1)CSX
3 00-50-54-6c-93-6c to 00-50-54-6c-93-73 1.4 4.2(0.24)V 5.2(1)CSX
4 00-50-54-bf-59-64 to 00-50-54-bf-59-93 0.103 4.2(0.24)V 5.2(1)CSX
5 00-50-f0-ac-30-54 to 00-50-f0-ac-30-83 1.0 4.2(0.24)V 5.2(1)CSX
 
Mod Sub-Type Sub-Model Sub-Serial Sub-Hw
--- ----------------------- ------------------- ----------- ------
1 L2 Switching Engine I WS-F6020 SAD03040312 1.0
Console> (enable)
 

次に、特定のモジュールのステータスを確認する例を示します。

Console> (enable) show module 4
Mod Slot Ports Module-Type Model Status
--- ---- ----- ------------------------- ------------------- --------
4 4 48 10/100BaseTX (Telco) WS-X6248-TEL ok
 
Mod Module-Name Serial-Num
--- ------------------- -----------
4 SAD03140787
 
Mod MAC-Address(es) Hw Fw Sw
--- -------------------------------------- ------ ---------- -----------------
4 00-50-54-bf-59-64 to 00-50-54-bf-59-93 0.103 4.2(0.24)V 5.2(1)CSX
Console> (enable)

ポート ステータスの確認

スイッチ ポート上のサマリーまたは詳細情報を表示するには、 show port [ mod [ / port ]] コマンドを使用します。引数を指定せずに show port コマンドを入力すると、スイッチ上のすべてのポートのサマリー情報が表示されます。特定のモジュール番号を指定すると、そのモジュールのポート情報だけが表示されます。モジュール番号およびポート番号の両方を指定すると、指定したポートの詳細情報が表示されます。

特定のポートにコンフィギュレーション コマンドを適用するには、対応する論理モジュールを指定する必要があります。詳細については、「モジュール ステータスの確認」を参照してください。

ポートのステータスを確認するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ポート ステータスを確認します。

show port [ mod [ / port ]]

次に、特定モジュールだけのポート情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port 1
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
----- ------------------ ---------- ---------- ------ ----- ------------
1/1 connected 1 full 1000 1000BaseSX
1/2 notconnect 1 full 1000 1000BaseSX
 
Port Security Secure-Src-Addr Last-Src-Addr Shutdown Trap IfIndex
----- -------- ----------------- ----------------- -------- -------- -------
1/1 disabled No disabled 3
1/2 disabled No disabled 4
 
Port Broadcast-Limit Broadcast-Drop
-------- --------------- --------------------
1/1 - 0
1/2 - 0
 
Port Send FlowControl Receive FlowControl RxPause TxPause
admin oper admin oper
----- -------- -------- -------- -------- ---------- ----------
1/1 desired off off off 0 0
1/2 desired off off off 0 0
 
Port Status Channel Admin Ch Neighbor Neighbor
Mode Group Id Device Port
----- ---------- --------- ----- ----- ----------------------------------- -----
1/1 connected auto 65 0
1/2 notconnect auto 65 0
 
Port Align-Err FCS-Err Xmit-Err Rcv-Err UnderSize
----- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------
1/1 0 0 0 0 0
1/2 0 0 0 0 0
 
Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sen Runts Giants
----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------- --------- ---------
1/1 0 0 0 0 0 0 0
1/2 0 0 0 0 0 0 0
 
Last-Time-Cleared
--------------------------
Tue Jun 8 1999, 10:01:35
Console> (enable)
 

次に、個々のポートの詳細情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port 1/1
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
----- ------------------ ---------- ---------- ------ ----- ------------
1/1 connected 1 full 1000 1000BaseSX
 
Port Security Secure-Src-Addr Last-Src-Addr Shutdown Trap IfIndex
----- -------- ----------------- ----------------- -------- -------- -------
1/1 disabled No disabled 3
 
Port Broadcast-Limit Broadcast-Drop
-------- --------------- --------------------
1/1 - 0
Port Send FlowControl Receive FlowControl RxPause TxPause
admin oper admin oper
----- -------- -------- -------- -------- ---------- ----------
1/1 desired off off off 0 0
 
Port Status Channel Admin Ch Neighbor Neighbor
Mode Group Id Device Port
----- ---------- --------- ----- ----- ----------------------------------- -----
1/1 connected auto 65 0
 
Port Align-Err FCS-Err Xmit-Err Rcv-Err UnderSize
----- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------
1/1 0 0 0 0 0
 
Port Single-Col Multi-Coll Late-Coll Excess-Col Carri-Sen Runts Giants
----- ---------- ---------- ---------- ---------- --------- --------- ---------
1/1 0 0 0 0 0 0 0
 
Last-Time-Cleared
--------------------------
Tue Jun 8 1999, 10:01:35
Console> (enable)

ポートの MAC アドレスの表示

show module コマンドを使用してモジュールの MAC アドレス範囲を表示する他に、 show port mac-address [ mod [ / port ]] コマンドで、特定のスイッチ ポートの MAC アドレスを表示することもできます。

特定のポートの MAC アドレスを表示するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

特定のポートの MAC アドレスを表示します。

show port mac-address [ mod [ / port ]]

次に、特定のポートの MAC アドレスを表示する例を示します。

Console> show port mac-address 4/1
Port Mac address
----- ----------------------
4/1 00-50-54-bf-59-64
 

次に、モジュール上のすべてのポートの MAC アドレスを表示する例を示します。

Console> show port mac-address 4
Port Mac address
----- ----------------------
4/1 00-50-54-bf-59-64
4/2 00-50-54-bf-59-65
4/3 00-50-54-bf-59-66
4/4 00-50-54-bf-59-67
4/47 00-50-54-bf-59-92
4/48 00-50-54-bf-59-93

CAM テーブルの重複 MAC エントリの表示

CAM テーブルに複数回表示される MAC エントリの横に表示される、MAC 重複インジケータ(&)を使用して、複数の E-LAN VLAN および VLAN のループを追跡できます。

CAM テーブルで重複している MAC エントリを表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

CAM テーブルで重複するすべての MAC アドレスを表示します。

show cam duplicate

重複インジケータ(&)が付いたダイナミック MAC アドレスだけを表示します。

show cam dynamic [ mod [ / port ]]

show cam static | permanent コマンドも重複インジケータ(&)が付いた MAC エントリを表示します。

次に、CAM テーブルで重複するすべての MAC エントリを表示する例を示します。

Console> (enable) show cam duplicate
* = Static Entry. + = Permanent Entry. # = System Entry. R = Router Entry. X = Port Security Entry $ = Dot1x Security Entry M = Mac-Auth-Bypass Entry & = Duplicate MAC entry
 
Destination Ports or
VLAN Dest MAC/Route Des [CoS] Age VCs / [Protocol Type]
---- ------------------ ----- ---------- ---------------------
42 00-d0-02-83-eb-89 & 3/3
142 00-d0-02-83-eb-89 & 5/3
42 d8-d9-02-83-ef-ff & 2/3
3 d8-d9-02-83-ef-ff & 3/4
 
Total Matching CAM Entries Displayed = 2
 
========================================================================

show cam duplicate コマンドで重複エントリの出力が遅れた場合、出力の操作が完了する前に一部のエントリがエージング アウトする場合があります。


次に、重複インジケータ(&)が付いたダイナミック MAC アドレスだけを表示する例を示します。

Console> (enable) show cam dynamic
* = Static Entry. + = Permanent Entry. # = System Entry. R = Router Entry. X = Port Security Entry $ = Dot1x Security Entry M = Mac-Auth-Bypass Entry & = Duplicate MAC entry
 
Destination Ports or
VLAN Dest MAC/Route Des [CoS] Age VCs / [Protocol Type]
---- ------------------ ----- ---------- ---------------------
142 00-d0-02-94-4f-ff 5/4
42 00-d0-02-83-eb-fc 2/1
142 00-d0-02-83-eb-ff & 5/3
Total Matching CAM Entries Displayed = 3
 
=========================================================================
 

ポート機能の表示

スイッチのポート機能を表示するには、 show port capabilities [[ mod ][ / port ]] コマンドを使用します。

特定のポートの機能を表示するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

特定のポートの機能を表示します。

show port capabilities [ mod [ / port ]]

次に、スイッチ ポートの機能を表示する例を示します。

Console> (enable) show port capabilities 1/1
Model WS-X6K-SUP1A-2GE
Port 1/1
Type No Connector
Speed 1000
Duplex full
Trunk encap type 802.1Q,ISL
Trunk mode on,off,desirable,auto,nonegotiate
Channel yes
Broadcast suppression percentage(0-100)
Flow control receive-(off,on,desired),send-(off,on,desired)
Security yes
Membership static,dynamic
Fast start yes
QOS scheduling rx-(1p1q4t),tx-(1p2q2t)
CoS rewrite yes
ToS rewrite DSCP
UDLD yes
Inline power no
AuxiliaryVlan no
SPAN source,destination
COPS port group 1/1-2
Console> (enable)

MAC 利用率ロード インターバルの設定

ここでは、MAC 利用率ロード インターバルの設定方法について説明します。

「MAC 利用率ロード インターバルの機能概要」

「MAC 利用率ロード インターバルの設定」

「MAC 利用率の統計情報の表示」

「MAC 利用率のカウンタの消去」

MAC 利用率ロード インターバルの機能概要

show mac utilization コマンドは、ポート、モジュール、VLAN ごとの各パケット レート、ビット レート、およびオクテット レートをロード インターバルに基づいて表示します。ロード インターバルは、30 秒または 300 秒に設定できます。また、MAC 利用率カウンタを、ポート単位、ポート範囲単位、またはモジュール内の全ポート単位で消去することもできます。

MAC 利用率ロード インターバルの設定

MAC 利用率ロード インターバルは、30 秒または 300 秒に設定できます。デフォルト値は 300 秒です。

MAC 利用率ロード インターバルを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

MAC 利用率ロード インターバルを設定します。

set mac utilization load-interval seconds

次の例では、MAC 利用率ロード インターバルを 30 秒に設定する方法を示します。

Console> (enable) set mac utilization load-interval 30
Load interval set to 30 seconds.

MAC 利用率の統計情報の表示

MAC 利用率の統計情報を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

MAC 利用率の統計情報を表示します。

show mac utilization [vlan number ] |[mod[/port]

次に、MAC 利用率の統計情報をグローバルに表示する例を示します。

Console> (enable) show mac utilization
 
30 seconds input/output port rates:
Port Xmit-Packet-Rate Xmit-Octet-Rate Xmit-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
2/1 555351 71088003 568704024
2/2 555351 71088110 568704880
2/3 555350 71088002 568704016
2/14 555351 71088050 568704400
2/15 555350 71088001 568704008
2/16 555351 71088042 568704336
3/1 0 12 96
3/2 0 0 0
3/3 0 0 0
3/43 0 7 56
3/44 0 4 32
3/45 0 46 368
3/46 0 46 368
3/47 0 40 320
3/48 0 40 320
4/1 0 0 0
4/2 0 18 144
4/3 0 18 144
4/4 0 18 144
12/1 369 23658 189264
12/2 0 12 96
12/3 614539 921816483 7374531864
12/4 0 0 0
13/1 33960 50941147 407529176
13/2 33960 50941151 407529208
13/3 33960 50941190 407529520
 
Port Rcv-Packet-Rate Rcv-Octet-Rate Rcv-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
2/1 845671 108247607 865980856
2/2 555384 71090299 568722392
2/3 555384 71090397 568723176
2/4 555384 71090295 568722360
2/5 555384 71090401 568723208
2/6 555384 71090296 568722368
2/16 845671 108247597 865980776
3/1 1 129 1032
3/2 0 0 0
3/3 0 0 0
3/4 0 0 0
3/29 0 73 584
3/43 0 73 584
3/44 0 73 584
3/45 0 14 112
3/46 0 9 72
3/47 0 12 96
3/48 0 12 96
4/1 0 0 0
4/2 0 18 144
4/3 0 18 144
4/25 0 18 144
4/26 0 18 144
4/27 0 18 144
4/28 0 18 144
4/29 0 18 144
8/1 0 0 0
8/2 0 0 0
12/1 614201 921296589 7370372712
12/2 614198 921301441 7370411528
12/3 0 12 96
12/4 0 0 0
13/1 82362 123544992 988359936
13/21 33960 50941535 407532280
13/22 33960 50940833 407526664
13/23 33960 50941552 407532416
Console> (enable)
 

次に、VLAN について MAC 利用率の統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show mac utilization vlan 100
 
300 seconds input/output port rates:
Port Xmit-Packet-Rate Xmit-Octet-Rate Xmit-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
13/1 33925 50886135 407089080
13/26 33924 50885801 407086408
 
Port Rcv-Packet-Rate Rcv-Octet-Rate Rcv-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
13/1 82278 123414184 987313472
13/26 33927 50887092 407096736
Console> (enable)
 

次に、モジュールについて MAC 利用率の統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show mac utilization 12
 
30 seconds input/output port rates:
Port Xmit-Packet-Rate Xmit-Octet-Rate Xmit-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
12/1 396702 594010991 4752087928
12/2 395978 593964837 4751718696
12/3 412889 619338738 4954709904
12/4 396693 418773370 3350186960
 
Port Rcv-Packet-Rate Rcv-Octet-Rate Rcv-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
12/1 412891 619344814 4954758512
12/2 412891 619340051 4954720408
12/3 395978 593964450 4751715600
12/4 405223 425521134 3404169072
Console> (enable)
 

次に、ポートについて MAC 利用率の統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show mac utilization 12/1
 
30 seconds input/output port rates:
Port Xmit-Packet-Rate Xmit-Octet-Rate Xmit-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
12/1 405825 607683712 4861469696
 
Port Rcv-Packet-Rate Rcv-Octet-Rate Rcv-Bit-Rate
----- -------------------- -------------------- --------------------
12/1 408276 612401845 4899214760
Console> (enable)
 

MAC 利用率のカウンタの消去

MAC 利用率のカウンタを消去するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

MAC 利用率のカウンタを消去します。

clear mac utilization [mod/port]1

1.このコマンドにはオプションはありません。

次に、ポートについて MAC 利用率のカウンタを消去する例を示します。

Console> (enable) clear mac utilization 1/1
Mac utilization counters are cleared for the port 1/1.
 

次に、モジュールについて MAC 利用率のカウンタを消去する例を示します。

Console> (enable) clear mac utilization 1
Module 1 mac utilization counters are cleared.
 

次に、MAC 利用率のカウンタをグローバルに消去する例を示します。

Console> (enable) clear mac utilization
Mac utilization counters are cleared.
 

10 ギガビット イーサネット リンクのステータスの確認

ケーブル診断機能で、10 ギガビット イーサネット リンクの Pseudo Random Binary Sequence(PRBS)テストをアクティブにできます。


) PRBS テストは、現在、1 ポート 10GBASE-E シリアル 10 ギガビット イーサネット モジュール(WS-X6502-10GE)で使用できます。


2 つの装置間で PRBS テストを実行するには、ケーブルの両端でテストを開始する必要があります。ケーブルがループ バックの場合、単一エンドでテスト シーケンスを生成し(Tx)、テスト シーケンスを確認し、エラーをカウントします(Rx)。

PRBS テストの開始前に、ポートは自動的に errdisable ステートになります。errdisable タイムアウトはポートでディセーブルのため、タイムアウト インターバルの経過後もポートは自動的に再びイネーブルになりません。errdisable タイムアウトは、PRBS テストの終了後、自動的にポート上で再びイネーブルになります。

PRBS テストを実行中、システムは set port enable および set port disable コマンドの入力を許可しません。

PRBS エラー カウンタは、ケーブルの信頼性を測定します。エラー カウンタの範囲は、0 ~ 255 です。値が 0 の場合はリンク接続が完全であることを示し、値が 255 の場合はポートが不良か、接続されていないか、またはリンクを介した通信がないことを示します。あらかじめ決められた時間カウンタが 0 のままでない場合、リンクは不良です。たとえば、Baud Error Rate(BER)が 10^-12 の場合、カウンタは 100 秒間 0 にならなければなりません。

show port prbs コマンドで PRBS カウンタにアクセスするたびに、PRBS エラー カウンタ値は 0 にリセットされ、再びエラーの累算を開始します。


) PRBS カウンタは「読み取りおよび消去」レジスタです。シーケンスにおける最初の読み取りは、通常信頼性が低くカウンタを消去するためのもので、次の読み取りが正確なものです。


PRBS テストを開始または停止するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

PRBS テストを開始または停止します。

test cable-diagnostics prbs { start | stop } mod/port

ステップ 2

PRBS テスト カウンタ情報を表示します。

show port prbs

次に、モジュール 5 のポート 1 上で、PRBS テストを開始する例を示します。

Console> (enable) test cable-diagnostics prbs start 5/1
PRBS cable-diagnostic test started on port 5/1.
Console> (enable)
 

次に、モジュール 5 のポート 1 上で、PRBS テストを停止する例を示します。

Console> (enable) test cable-diagnostics prbs stop 5/1
PRBS cable-diagnostic test stopped on port 5/1.
Console> (enable)
 

次に、PRBS テストがモジュール上でサポートされていない場合に表示されるメッセージの例を示します。

Console> (enable) test cable-diagnostics prbs start 6/1
Feature not supported on module 6.
Console> (enable)
 

次に、PRBS カウンタ値および PRBS テストを実行しているポートを表示する例を示します。

Console> (enable) show port prbs
Port PRBS state Error Counters
6/1 start 30
7/1 stop -

Console> (enable)

TDR によるケーブル ステータスの確認

銅ケーブルのステータスを確認するには、Time Domain Reflectometer(TDR; タイム ドメイン リフレクトメータ)を使用します。TDR をサポートするモジュールは、WS-X6148-GE-TX、WS-X6148V-GE-TX、WS-X6548-GE-TX、WS-X6548V-GE-TX、WS-X6548-GE-45AF、WS-X6748-GE-TX、WS-X6148A-GE-TX、WS-X6148-GE-45AF、WS-X6148A-GE-45AF、WS-X6148A-RJ-45、および WS-X6148A-45AF です。TDR は、まず信号をケーブルに送信し、反射して戻ってきた信号を読み取ることでケーブルの不良を検出します。信号の全部または一部が、ケーブルの不良箇所またはケーブルの終端から反射して戻ってきます。


) TDR は、ケーブルを 115 m の最大長までテストできます。


リンクを確立できない場合、TDR を使用してケーブルが不良であるかどうかを判定します。このテストは、既存スイッチの交換、ギガビット イーサネットへのアップグレード、または新しいケーブル プラントを導入する際に特に重要になります。

TDR テストを開始または停止するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

TDR テストを開始または停止します。

test cable-diagnostics tdr { start | stop } mod/port

ステップ 2

TDR テスト カウンタ情報を表示します。

show port tdr

次に、モジュール 2 のポート 1 上で、TDR テストを開始する例を示します。

Console> (enable) test cable-diagnostics tdr start 2/1
TDR test started on port 2/1. Use show port tdr <m/p> to see the results
Console> (enable)
 

次に、モジュール 2 のポート 1 上で、TDR テストを停止する例を示します。

Console> (enable) test cable-diagnostics tdr stop 2/1
tdr cable-diagnostic test stopped on port 2/1.
Console> (enable)
 

次に、TDR テストがモジュール上でサポートされていない場合に表示されるメッセージの例を示します。

Console> (enable) test cable-diagnostics tdr start 2/1
Feature not supported on module 2.
Console> (enable)
 

次に、ポートの TDR テスト結果を表示する例を示します。

Console> (enable) show port tdr 2/1
TDR test last run on Mon, March 10 2003 at 1:35:00 pm
Port Speed Local pair Pair length Remote pair Pair status
----- ------ ----------- ------------------- ------------ ------------
2/1 1000 Pair A 12 +/- 3 meters Pair A Terminated
Pair B 12 +/- 3 meters Pair B Terminated
Pair C 12 +/- 3 meters Pair C Terminated

Pair D 12 +/- 3 meters Pair D Terminated

Telnet の使用方法

Telnet を使用して、スイッチの Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)にアクセスできます。また、Telnet を使用して、スイッチからネットワーク上の他の装置にアクセスできます。同時に最大 8 つの Telnet セッションを実行できます。

スイッチからネットワーク上の他の装置に Telnet 接続するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

リモート ホストとの Telnet セッションを開始します。

telnet host [ port ]

次に、スイッチからリモート ホストに Telnet で接続する例を示します。

Console> (enable) telnet labsparc
Trying 172.16.10.3...
Connected to labsparc.
Escape character is '^]'.
 
UNIX(r) System V Release 4.0 (labsparc)
 
login:

Telnet セッションの SSH 暗号化の使用方法


) Secure Shell(SSH; セキュア シェル)暗号化コマンドを使用するには、暗号化イメージを実行している必要があります。暗号化イメージに使用されるソフトウェア イメージの命名規約については、第 27 章「システム ソフトウェア イメージの操作」を参照してください。



) SSH 暗号化機能には、Eric Young(eay@cryptsoft.com)が作成した暗号化ソフトウェアが含まれています。


SSH 暗号化は、スイッチへの Telnet セッションまたはその他のリモート接続に対してセキュリティを提供します。SSH 暗号化がサポートされるのは、スイッチにリモート ログインする場合だけです。スイッチから開始される Telnet セッションの場合は、暗号化はサポートされません。SSH 暗号化機能を使用するには、スイッチにアクセスするクライアント上にアプリケーションをインストールし、スイッチ上に SSH 暗号化を設定する必要があります。

現在実装されている SSH 暗号化は、SSH バージョン 1 およびバージョン 2 をサポートしています。SSH バージョン 1 は DES(データ暗号規格)および 3DES 暗号化方式を、SSH バージョン 2 は 3DES および AES 暗号化方式をサポートしています。SSH 暗号化は、Remote Access Dial-In User Service(RADIUS)および Terminal Access Controller Access Control System Plus(TACACS+)認証と組み合わせて使用できます。SSH 暗号化を使用する認証を設定するには、 set authentication コマンドに telnet キーワードを入力します。


) スイッチへのアクセス認証に Kerberos を使用する場合には、SSH 暗号化を使用できません。



) Catalyst 6500 シリーズ ソフトウェア リリース 8.7(1) は、S/KEY、ワンタイムパッド、数字または文字列を出力するハードウェア トークン、および RADIUS および TACACS サーバを使用する他のレガシー認証方式を使用した SSH キーボード インタラクティブ認証方式をサポートします。SSH キーボード インタラクティブ認証が機能するように、RADIUS/TACACS サーバの [Authentication Server Group Setup] ページで [Apply password change] チェックボックスをオンにしてください。キーボード インタラクティブ認証方式は SSH V2 だけで使用でき、ブランク パスワード メカニズムは TACACS 認証だけでサポートされます。


スイッチ上で SSH 暗号化をイネーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ステップ 1

RSA ホスト鍵を作成します。

set crypto key rsa nbits [ force ]

ステップ 2

SSH バージョンを設定します。

キーワードを設定しない場合、SSH は互換モードで動作します。

set ssh mode { v1 | v2 }

ステップ 3

SSH モード設定を消去します。

clear ssh mode

ステップ 4

SSH 設定情報を表示します。

show ssh

次に、RSA ホスト鍵を作成する例を示します。

Console> (enable) set crypto key rsa 1024
Generating RSA keys.... [OK]
Console> (enable) set ssh mode v2
SSH protocol mode set to SSHv2 Only.
Console> (enable) show ssh
Session Protocol Cipher State PID Userid Host
------- -------- ------ ----- --- -------- -----
0 V2 3DES SESSION_OPEN 146 dkoya 171.69.66.45
1 V1 3DES SESSION_OPEN 147 - dove.cisco.com
SSH server mode : V1 and V2
Console> (enable)
 

nbits 値により、RSA 鍵のサイズを指定します。有効な鍵のサイズは、512 ~ 2048 ビットです。SSH バージョン 2 の場合、最小推奨鍵サイズは 768 ビットです。鍵のサイズが大きいほど高いセキュリティが提供されますが、生成時間は長くなります。

オプションの force キーワードを入力して鍵を再生成すると、既存の鍵の上書きを警告するプロンプトは表示されなくなります。

ユーザ セッションのモニタ

show users コマンドを使用すると、スイッチ上で現在アクティブなユーザ セッションを表示できます。コマンド出力には、スイッチ上のすべてのアクティブ コンソール ポートおよび Telnet セッションが表示されます。

スイッチ上のアクティブ ユーザ セッションを表示するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

スイッチ上で現在アクティブなユーザ セッションを表示します。

show users [ noalias ]

次に、コンソール セッションおよび Telnet セッションに対して、ローカル認証がイネーブルに設定されているときの show users コマンドの出力例を示します(アスタリスク [*] は現在のセッションを示しています)。

Console> (enable) show users
Session User Location
-------- ---------------- -------------------------
console
telnet sam-pc.bigcorp.com
* telnet jake-mac.bigcorp.com
Console> (enable)
 

次に、コンソール セッションおよび Telnet セッションに対して、TACACS+ 認証がイネーブルに設定されているときの show users コマンドの出力例を示します。

Console> (enable) show users
Session User Location
-------- ---------------- -------------------------
console sam
telnet jake jake-mac.bigcorp.com
telnet tim tim-nt.bigcorp.com
* telnet suzy suzy-pc.bigcorp.com
Console> (enable)
 

次に、 noalias キーワードを使用して、接続ホストの IP アドレスを表示し、ユーザ セッションに関する情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show users noalias
Session User Location
-------- ---------------- -------------------------
console
telnet 10.10.10.12
* telnet 10.10.20.46
Console> (enable)
 

アクティブ ユーザ セッションを切断するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

スイッチ上のアクティブ ユーザ セッションを切断します。

disconnect { console | ip_addr }

次に、アクティブ コンソール ポート セッションおよびアクティブ Telnet セッションを切断する例を示します。

Console> (enable) show users
Session User Location
-------- ---------------- -------------------------
console sam
telnet jake jake-mac.bigcorp.com
telnet tim tim-nt.bigcorp.com
* telnet suzy suzy-pc.bigcorp.com
Console> (enable) disconnect console
Console session disconnected.
Console> (enable) disconnect tim-nt.bigcorp.com
Telnet session from tim-nt.bigcorp.com disconnected. (1)
Console> (enable) show users
Session User Location
-------- ---------------- -------------------------
telnet jake jake-mac.bigcorp.com
* telnet suzy suzy-pc.bigcorp.com
Console> (enable)

ping の使用

ここでは、IP ping の使用方法について説明します。

「ping の機能」

「ping の実行」

ping の機能

IP ping を使用すると、リモート ホストとの接続をテストできます。異なる IP サブネットワーク上のホストに ping を実行する場合は、そのネットワークへのスタティック ルートを定義するか、両サブネット間でルーティングが行われるようにルータを設定する必要があります。

ping コマンドは、ユーザ EXEC モードおよび特権 EXEC モードで設定することができます。ユーザ EXEC モードの ping コマンドは、パケット サイズおよびパケット カウントを指定できる -s パラメータをサポートしています。特権 EXEC モードの ping コマンドでは、パケット サイズ、パケット カウント、および待機時間を指定することができます。

表 20-1 に、 ping -s コマンドのデフォルト値を示します。

 

表 20-1 ping コマンドのデフォルト値

説明
ping
ping-s

パケット数

5

0 = 連続 ping

パケット サイズ

56

56

待機時間

2

2

送信元アドレス

ホスト IP アドレス

該当なし

実行中の ping を中止するには、 Ctrl-C キーを押します。

ping を実行すると、次のいずれかの応答が戻ります。

正常な応答:正常な応答( hostname is alive)は、ネットワーク トラフィックに応じて 1 ~ 10 秒で戻ります。

宛先からの応答なし:ホストが応答しない場合、応答メッセージは戻りません。

unknown ホスト:ホストが存在しない場合、unknown ホスト メッセージが戻ります。

宛先への到達不能:デフォルト ゲートウェイが指定されたネットワークに到達できない場合、destination unreachable メッセージが戻ります。

ネットワークまたはホストへの到達不能:ルート テーブルにホストまたはネットワークのエントリがない場合、network/host unreachable メッセージが戻ります。

ping の実行

スイッチからネットワーク上の他の装置に ping を実行するには、通常モードまたは特権モードで次のいずれかの作業を行います。

 

作業
コマンド

リモート ホストに ping を実行します。

ping host

ping オプションを使用してリモート ホストに ping を実行します。

ping -s host [ packet_size ] [ packet_count ]

次に、ユーザ EXEC モードで、リモート ホストに ping を実行する例を示します。

Console> ping labsparc
labsparc is alive
Console> ping 72.16.10.3
12.16.10.3 is alive
Console>
 

次に、ping の -s オプションを使用してリモート ホストに ping を実行する例を示します。

Console> ping -s 12.20.5.3 800 10
PING 12.20.2.3: 800 data bytes
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=0. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=1. time=3 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=2. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=3. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=4. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=5. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=6. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=7. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=8. time=2 ms
808 bytes from 12.20.2.3: icmp_seq=9. time=3 ms
 
----17.20.2.3 PING Statistics----
10 packets transmitted, 10 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 2/2/3
Console>
 

次に、特権モードで ping コマンドを入力し、パケット数、パケット サイズ、およびタイムアウトの秒数を指定する例を示します。

Console> (enable) ping
Target IP Address []: 12.20.5.19
Number of Packets [5]: 10
Datagram Size [56]: 100
Timeout in seconds [2]: 10
Source IP Address [12.20.2.18]: 12.20.2.18
!!!!!!!!!!
 
----12.20.2.19 PING Statistics----
10 packets transmitted, 10 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 1/1/1
Console> (enable)

レイヤ 2 traceroute の使用方法

レイヤ 2 traceroute ユーティリティにより、送信元から宛先に到達するまでのパケットの物理パスを識別できます。レイヤ 2 traceroute ユーティリティは、パス上のスイッチのフォワーディング エンジン テーブルを検索して、パスを判別します。

送信元から宛先までのパス上にあるすべての Catalyst 6500 シリーズ スイッチの情報が表示されます。

ここでは、レイヤ 2 traceroute の使用方法について説明します。

「レイヤ 2 traceroute 使用上の注意事項」

「レイヤ 2 パスの識別」

レイヤ 2 traceroute 使用上の注意事項

ここでは、レイヤ 2 traceroute ユーティリティを使用する場合の注意事項を示します。

レイヤ 2 traceroute ユーティリティを適用できるのは、ユニキャスト トラフィックだけです。

ネットワーク内のすべての Catalyst 5000 および Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上で、Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにする必要があります(CDP のイネーブル化の詳細については、 第 31 章「CDP の設定」 を参照してください)。パス上のいずれかの装置が CDP に対してトランスペアレントに設定されている場合、 l2trace コマンドで、これらの装置を追加するレイヤ 2 パスをトレースできません。

このユーティリティは、送信元から宛先までのレイヤ 2 パス上に置かれていないスイッチから実行することができます。ただし、送信元および宛先を含むパス上のすべてのスイッチが、ユーティリティ実行スイッチに到達できる必要があります。

パス上のすべてのスイッチは、相互に到達できる必要があります。

レイヤ 2 パスをトレースするには、送信元および宛先 IP アドレス(または IP エイリアス、または MAC アドレスを指定します。送信元と宛先が複数の VLAN(バーチャル LAN)に属していて、MAC アドレスを指定している場合、VLAN も指定することができます。

送信元および宛先スイッチは、同じ VLAN に属している必要があります。

l2trace クエリーを実行できる最大ホップ数は 10 です。これには、送信元トレースの関連ホップ数も含まれています。

レイヤ 2 traceroute ユーティリティは、トークンリング VLAN の場合、複数の装置がハブ経由で 1 つのポートに接続している場合、またはポート上の複数のネイバーが存在する場合には、機能しません。

レイヤ 2 パスの識別

レイヤ 2 パスを識別するには、特権モードで次のいずれかの作業を実行します。

 

作業
コマンド

(任意)MAC アドレスを使用してレイヤ 2 パスをトレースします。

l2trac e { src-mac-addr } { dest-mac-addr } [ vlan ] [ detail ]

(任意)IP アドレスまたは IP エイリアスを使用してレイヤ 2 パスをトレースします。

l2trac e { src-ip-addr } { dest-ip-addr } [ detail ]

次に、送信元と宛先の MAC アドレスを指定し、VLAN を指定せずに、detail オプションを指定する例を示します。パス上で検索された各 Catalyst 5000/6500 シリーズ スイッチについて、装置のタイプ、装置名、装置 IP アドレス、着信ポート名、着信ポート速度、着信ポートのデュプレックス モード、発信ポート名、発信ポート速度、および発信ポートのデュプレックス モードが表示されます。

Console> (enable) l2trace 00-01-22-33-44-55 10-22-33-44-55-66 detail
 
l2trace vlan number is 10.
 
00-01-22-33-44-55 found in C5500 named wiring-1 on port 4/1 10Mb half duplex
C5500:wiring-1:192.168.242.10:4/1 10Mb half duplex -> 5/2 100MB full duplex
C5000:backup-wiring-1:192.168.242.20:1/1 100Mb full duplex -> 3/1 100MB full duplex
C5000:backup-core-1:192.168.242.30:4/1 100 MB full duplex -> 1/1 100MB full duplex
C6000:core-1:192.168.242.40:1/1 100MB full duplex -> 2/1 10MB half duplex.
10-22-33-44-55-66 found in C6000 named core-1 on port 2/1 10MB half duplex.

IP traceroute の使用方法

IP traceroute ユーティリティにより、ネットワークを通過するパケットのパスを、レイヤ 3 のホップバイホップで調べることができます。コマンド出力には、宛先までのトラフィック パスについて、ルータなどを含むネットワーク レイヤ(レイヤ 3)のすべての装置が表示されます。

ここでは、IP traceroute の使用方法について説明します。

「IP traceroute の機能概要」

「IP traceroute の実行」

IP traceroute の機能概要

traceroute コマンドを実行すると、IP ヘッダーの Time To Live(TTL; 存続可能時間)フィールドにより、ルータおよびサーバで特定の戻りメッセージが生成されます。traceroute コマンドは、まず、宛先ホストに対して、TTL フィールドを 1 に設定した User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)データグラムを送信します。ルータは 1 または 0 の TTL 値を検出すると、データグラムをドロップし、送信元に Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)の time-exceeded メッセージを戻します。traceroute 機能は、ICMP time-exceeded メッセージの送信元アドレス フィールドを調べ、最初のホップのアドレスを判別します。

続いて、次のホップを識別するために、TTL 値を 2 に設定した UDP パケットが送信されます。最初のルータは、TTL フィールドを 1 だけ減らし、2 番めのルータにデータグラムを送信します。2 番めのルータは、TTL 値が 1 の UDP パケットを受け取り、データグラムをドロップして、送信元に time-exceeded メッセージを戻します。このように、宛先ホストに到達するまで(または TTL の最大値に達するまで)、TTL の値が増分され、処理が続けられます。

データグラムが宛先に到達したことを確認するために、traceroute 機能は、データグラムの UDP 宛先ポートに、宛先ホストが使用する可能性のない非常に大きい値を設定します。ホストは、この未知のポート番号を持つデータグラムを受信すると、送信元に ICMP port unreachable error メッセージを戻します。このメッセージにより、宛先に到達したことを traceroute 機能に伝えます。

スイッチは、 traceroute コマンドの送信元または宛先として指定できますが、 traceroute コマンドの出力に 1 つのホップとして表示されることはありません。

IP traceroute の実行

パケットがネットワークを通過するパスを追跡するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

IP traceroute を実行して、ネットワークを通過するパケットのレイヤ 3 パスをトレースします。

traceroute [ -n ] [ -w wait_time ] [ -i initial_ttl ]
[
-m max_ttl ] [ -p dest_port ] [ -q nqueries ] [ -t tos ] host [ data_size ]

次に、 traceroute コマンドの使用例を示します。

Console> (enable) traceroute 10.1.1.100
traceroute to 10.1.1.100 (10.1.1.100), 30 hops max, 40 byte packets
1 10.1.1.1 (10.1.1.1) 1 ms 2 ms 1 ms
2 10.1.1.100 (10.1.1.100) 2 ms 2 ms 2 ms
Console> (enable)
 

次に、 traceroute コマンドを使用して、それぞれ 1400 バイトのパケットで、各ホップに 6 回のクエリーを送信する例を示します。

Console> (enable) traceroute -q 6 10.1.1.100 1400
traceroute to 10.1.1.100 (10.1.1.100), 30 hops max, 1440 byte packets
1 10.1.1.1 (10.1.1.1) 2 ms 2 ms 2 ms 1 ms 2 ms 2 ms
2 10.1.1.100 (10.1.1.100) 2 ms 4 ms 3 ms 3 ms 3 ms 3 ms
Console> (enable)

ポート カウンタのシステム警告を使用する方法

すべてのポート上で特定のエラー カウンタをポーリングし、システム エラー メッセージを記録することによって、Catalyst 6500 シリーズ スイッチをモニタし、トラブルシューティングを行うことができます。システム、ハードウェア、およびスパニング ツリー ポートについて、次の条件でメッセージが記録されます。

設定可能なしきい値を超過したバックプレーン トラフィック レベル

残りメモリの不足

メモリ破損の検出

Nonvolatile RAM(NVRAM; 不揮発性 RAM)のログ

着信エラー

ユーザ データグラム プロトコル(UDP)および TCP エラー

ハードウェア エラー情報は 30 分間隔で記録され、ポート カウンタのデバッグに必要な情報が得られます。カウンタ値が増えると、メッセージが記録されます。

次のスパニング ツリー エラー情報が得られます。

ブロッキング ステートからフォワーディング ステートに移行するポート

設定しきい値を超過した Bridge Protocol Data Unit(BPDU; ブリッジ プロトコル データ ユニット)スキュー

ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上でシステム警告機能を使用する手順について説明します。

「ポート カウンタのシステム警告の実行」

「ポート カウンタのハードウェア レベル警告の実行」

「ポート カウンタのスパニング ツリー警告の実行」

ポート カウンタのシステム警告の実行

ここでは、ポート カウンタのシステム警告を実行する方法について説明します。

「バックプレーン トラフィック」

「残りメモリの不足」

「メモリ破損の検出」

「NVRAM のログ」

「帯域幅内エラー」

「UDP エラー」

バックプレーン トラフィック

上限しきい値を割合で指定することによって、バックプレーンしきい値検知を設定できます。バックプレーン トラフィックが指定のしきい値を超えると、以前のトラフィック ポーリングと比較して、Syslog メッセージが生成されます。ただし、しきい値を 100%(デフォルト)に設定した場合、Syslog メッセージは生成されません。

スイッチング バスを 3 つ使用するスイッチの場合、3 つのスイッチング バス全体の平均トラフィックを設定する代わりに、バスごとにしきい値および(Syslog イベント ポーリングおよびメッセージの生成を制御する)Syslog スロットリングを設定できます。スロットルの間隔は 5 分です。

次に、しきい値を設定する例を示します。

Console> (enable) set traffic monitor help
Usage: set traffic monitor <threshold>
(threshold = 0..100 in percentage)
Console> (enable) set traffic monitor 60
Traffic monitoring threshold set to 60%.
Console> (enable) show traffic
Threshold: 60%
 
Backplane-Traffic Peak Peak-Time
----------------- ---- -------------------------
0% 0% Tue Apr 16 2002, 08:01:53
 
Fab Chan Input Output
-------- ----- ------
0 0% 0%
1 0% 0%
2 0% 0%
3 0% 0%
4 0% 0%
5 0% 0%
6 0% 0%
7 0% 0%
8 0% 0%
9 0% 0%
10 0% 0%
11 0% 0%
12 0% 0%
13 0% 0%
14 0% 0%
15 0% 0%
16 0% 0%
17 0% 0%
Console> (enable)
 

次に、Syslog メッセージの例を示します。

2000 Jan 11 06:00:27 PST -07:00 %SYS-4-SYS_HITRFC: 62% traffic detected on switching bus (A)
2000 Feb 21 12:00:27 PST -07:00 %SYS-4-SYS_HITRFC: 65% traffic detected on switching bus

残りメモリの不足

Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上のクラスタおよびバッファに対するメモリ割り当てが 90% の最高水準点を超えると、Syslog メッセージが生成されます。Syslog メッセージは次の状況で生成されます。

クラスタに割り当てられた利用率が最高水準点である 90% を超え、スロットル間隔が 1 時間のとき

mbufs に割り当てられた利用率が最高水準点である 90% を超え、スロットル間隔が 1 時間のとき

malloc に割り当てられた利用率が最高水準点である 90% を超え、スロットル間隔が 1 時間のとき

次に、Syslog メッセージの例を示します。

1999 Sep 9 00:00:00 PDT -07:00 %SYS-3-SYS_MEMLOW: Memory cluster usage exceeded 90%
1999 Sep 9 00:00:00 PDT -07:00 %SYS-3-SYS_MEMLOW: Mbuf usage exceeded 90%
1999 Sep 9 00:00:00 PDT -07:00 %SYS-3-SYS_MEMLOW: Malloc usage exceeded 90%

メモリ破損の検出

デフォルトでは、Memory Management Module(MMM)によるメモリ破損検出はイネーブルです。次に、メモリ破損検出をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set errordetection memory
Usage: set errordetection memory <enable|disable>
Console> (enable) set errordetection memory enable
Memory error detection enabled.
Console> (enable) show errordetection
Inband error detection: disabled
Memory error detection: enabled
Packet buffer error detection: errdisable
Port counter error detection: disabled
Port link-errors action: port-failover
Port link-errors interval: 30 seconds
Port link-errors high rx-threshold: 1000 packets
Port link-errors low rx-threshold: 1000 packets
Port link-errors high tx-threshold: 1000 packets
Port link-errors low tx-threshold: 1000 packets
Port link-errors sampling: 3
Console> (enable)
 

次に、Syslog メッセージの例を示します。

1999 Nov 23 16:32:21 PDT -07:00 %SYS-3-SYS_MEMERR: Out of range while freeing address 0xabcdefab

NVRAM のログ

コンフィギュレーション関連の NVRAM ログ イベントごとに、Syslog エラーが生成されます。このイベントは、設定またはハードウェアのエラーを意味する場合も、ユーザ側に通告なく行われた NVRAM 設定を意味する場合もあります。ハードウェア エラーの NVRAM ログは Syslog に記録されません。NVRAM ログのタイムスタンプは、メッセージに含まれません。

次に、Syslog メッセージの例を示します。

1999 Nov 23 16:37:21 PDT -07:00 %SYS-4-SYS_NVLOG: convert_post_SAC_CiscoMIB:Block 63 converted from version 0 to 1
 
1999 Nov 23 16:37:25 PDT -07:00 %SYS-4-SYS_NVLOG: StartupConfig:Auto config started

帯域幅内エラー

帯域幅内 Syslog メッセージは、送受信エラーが検出された場合に生成されます。デフォルトでは、帯域幅内 Syslog メッセージはイネーブルです。次に、帯域幅内エラー検出をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set errordetection inband
Usage: set errordetection inband <enable|disable>
Conosle> (enable) set errordetection inband enable
Inband errordetection enabled.
 

受信側のリソース エラーが 500 の倍数に達すると、次の Syslog エラーが生成されます。

2000 Jun 24 06:37:25 PDT -07:00 %SYS-3-INBAND_NORESOURCE: inband resource error warning (500)
2000 Jun 24 08:12:03 PDT -07:00 %SYS-3-INBAND_NORESOURCE: inband resource error warning (1000)
 

スプリアス割り込みのたびに、次のようなメッセージが記録されます。

1999 Dec 25 18:22:08 PDT -07:00 %SYS-3-INBAND_SPRINTR: inband spurious interrupt occurred (2)
 

着信ポートで送受信エラーが発生するたびに、次のようなメッセージが記録されます。


) カッコ内の数字は、送受信エラーの回数ではなく、着信ポートがリセットされた回数を示しています。


1999 Dec 25 18:22:08 PDT -07:00 %SYS-3-INBAND_TXRXFAIL: inband driver stuck/reset (2)

UDP エラー

show netstat upd コマンドを入力すると、ソケット オーバーフローのたびに、次のようなメッセージが生成されます。

1999 Oct 31 23:59:59 PDT -07:00 %IP-3-UDP_SOCKOVFL: UDP socket overflow
 

show netstat udp/tcp コマンドを入力すると、UDP/TCP チェックサム不良が発生するたびに、次のようなメッセージが生成されます。

1999 Oct 31 23:59:59 PDT -07:00 %IP-3-UDP_BADCKSUM: UDP bad checksum
1999 Oct 31 23:59:59 PDT -07:00 %IP-3-TCP_BADCKSUM: TCP bad checksum

ポート カウンタのハードウェア レベル警告の実行

各スイッチ ポートの特定のエラー カウンタを 30 分間隔でポーリングすることができます。同一ポート上での連続する 2 回のポーリングで、カウンタの値が増えていた場合は、イベントが記録されます。バックグラウンド ポーリングのイネーブルまたはディセーブルには、 set errordetection portcounters コマンドを使用します。デフォルトでは、ポーリングはイネーブルです。

次のように、 set errordetection portcounters コマンドを入力します。

Console> (enable) set errordetection portcounters
Usage: set errordetection portcounters <enable|disable>
Console> (enable) set errordetection portcounters disable
Port Counters error detection disabled.
 

次に、Syslog メッセージの例を示します。

1999 Jan 11 08:02:59 PDT -07:00 %SYS-3-PORT_ERR: Port 3/4 swBusResultEvent (12)
1999 Jan 11 09:03:03 PDT -07:00 %SYS-3-PORT_ERR: Port 3/4 swBusResultEvent (223)
1999 Jan 11 09:03:03 PDT -07:00 %SYS-4-PORT_WARN: Port 3/4 dmaTxFull (7) dmaRetry (33) dmaLevel2Request(21)

ポート カウンタのスパニング ツリー警告の実行

ここでは、ポート カウンタのスパニング ツリー警告を実行する方法について説明します。

「ブロッキングからリスニングへの移行」

「BPDU スキューイング」

「SNMP」

ブロッキングからリスニングへの移行

ポートがブロッキングからリスニングに移行するたびに、Syslog メッセージが生成されます。スパニング ツリー ステート変化には、既存の Syslog メッセージがあります。

次に、Syslog メッセージの例を示します。

1999 Jan 03 00:02:59 PDT -07:00 %SPANTREE-5-PORTLISTEN: Port 3/4 state in vlan 1 changed to listening
1999 Jan 03 00:02:59 PDT -07:00 %SPANTREE-5-TR_PORTLISTEN: Trcrf 101 in trbrf 102 state changed to listening

BPDU スキューイング

ポート上で連続して 2 回受信した BPDU の受信間隔が hello タイムを 10 秒超えていた場合に、Syslog メッセージが生成されます。スロットル間隔については、すべての VLAN 番号で、ポート別に毎分 1 つずつメッセージが生成されます。

次に、Syslog メッセージの例を示します。

1999 Jan 01 00:01:19 PDT -07:00 %SPANTREE-3-BPDUSKEW: Port 2/1 vlan 1 BPDU skewed
1999 Jan 01 00:05:19 PDT -07:00 %SPANTREE-3-BPDUSKEW: Port 2/5 vlan 1 BPDU skewed
1999 Jan 01 00:05:23 PDT -07:00 %SPANTREE-3-BPDUSKEW: Port 2/5 vlan 3 BPDU skewed

SNMP

Syslog 警告ごとに、既存の clogMessageGenerated トラップを使用して生成された、対応する SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップが、Syslog メッセージが生成されるたびに送信されます。

パケットバッファ エラー処理の設定

set errordetection packet-buffer { errdisable | powercycle | supervisor { errdisable | shutdown }} コマンドを使用すると、次のようにパケットバッファ エラー処理を指定できます(デフォルトは errdisable )。

errdisable errdisable キーワードを入力した場合、パケットバッファ エラーが発生したポートは errdisable ステートになります。

powercycle powercycle キーワードを入力した場合、このオプションをサポートするモジュールは、パケットバッファ エラーが発生すると電源が再投入されます。このオプションを選択した場合、モジュール上で ROMMON アップグレードが(必要に応じて)自動実行され、標準の起動シーケンスが省略されて、モジュールのダウンタイムが短縮されます(この 機能 は高速起動機能ともいいます)。

supervisor supervisor errdisable キーワードを入力した場合、パケットバッファ エラーが発生したスーパーバイザ エンジン ポートは errdisable ステートになります。 supervisor shutdown キーワードを入力した場合、パケットバッファ エラーが発生したスーパーバイザ エンジン ポートはシャット ダウンされます。


注意 ROMMON イメージのダウンロード中は、モジュールの電源を再投入しないでください。モジュールが破損することがあります。

高速起動機能は、次のモジュールで使用できます。

WS-X6248-RJ45

WS-X6248-TEL

WS-X6348-RJ45

WS-X6348-RJ21

WS-X6148-RJ45

WS-X6148-RJ21


) エラー検出設定に関する情報を表示するには、show errordetection コマンドを入力します。


EtherChannel/リンク エラー処理設定

この機能を使用すると、指定期間内に EtherChannel 内のポートの 1 つが設定可能なエラーしきい値を超過した場合に、EtherChannel 内のポート間でトラフィックが自動的にフェールオーバーされます。ポート フェールオーバーが発生するのは、EtherChannel に動作可能なポートが存在する場合だけです。障害の発生したポートが EtherChannel 内の最終ポートである場合、ポートは「ポート フェールオーバー」ステートにならず、受信中のエラー タイプに関係なくトラフィックを引き続き送受信します。単一の非チャネリング ポートはポート フェールオーバー ステートになりません。指定期間内にエラーしきい値を超過した場合、これらのポートは errdisable ステートになります。


) リンク エラーは、Inerrors、RXCRC(CRCAlignErrors)、および TXCRC の 3 つのカウンタに基づいてモニタされます。リンクの errdisable タイマーがイネーブルの場合(set errdisable-timeout enable コマンドを使用)、errdisable ステートのポートはタイムアウト インターバルの経過後に自動的に再イネーブルになります(タイムアウト インターバルは set errdisable-timeout interval {interval} コマンドを使用して指定します)。これらのコマンドの詳細については、「ポートの errdisable ステートにおけるタイムアウト設定」を参照してください。


set errordetection link-errors グローバル コマンドを使用すると、EtherChannel/リンク エラー処理を次のように指定できます。

set errordetection link-errors action { errordisable | port-failover }

ポートのエラー カウンタが設定可能なしきい値の上限値に到達すると(指定されたサンプリング カウント期間内)、 errordisable または port-failover のいずれかの アクション が実行されます。 errordisable を選択した場合、上限しきい値に到達したポートは errdisable ステートになります。 port-failover を選択した場合は、ポートのチャネル ステータスが考慮されます。ポートがチャネルに属していて、チャネル内の動作可能な最終ポートでない場合、ポートは errdisable ステートになります(ポートが単一ポートの場合も、errdisable ステートになります)。 action のデフォルト設定は port-failover です。

set errordetection link-errors interval { timer-value }

指定された interval timer-value は、ポートのエラー カウンタの読み取り頻度を決定します。指定されたデフォルト タイマー値は 30 秒で、有効範囲は 30 ~ 1800 秒です。


) EtherChannel/リンク エラー処理機能がディセーブルの場合も、インターバルを設定できます。この機能がイネーブルの場合に、インターバルを指定すると、タイマーは新しい値を使用して再起動します。


set errordetection link-errors { inerrors | rxcrc | txcrc } {[ high value ] | [ low value ]}

指定された rxcrc 値および txcrc 値は、 interval timer-value コマンドを入力して指定されたインターバル中に許可されるリンク エラー数を決定します。下限しきい値に到達すると(指定されたサンプリング カウント期間内)、Syslog メッセージが表示されます。上限しきい値に到達すると(指定されたサンプリング カウント期間内)、Syslog メッセージが表示されるとともに、ポートが errdisable ステートになるか、またはポート フェールオーバー メカニズムがトリガーされます。上限しきい値の範囲は 2 ~ 65535、下限しきい値の範囲は 1 ~ 65534 です。指定された inerrors 値は、inerrors しきい値を決定します。デフォルトのしきい値は、次のとおりです。

inerrors しきい値の上限値:1001 パケット

inerrors しきい値の下限値:1000 パケット

rxcrc しきい値の上限値:1001 パケット

rxcrc しきい値の下限値:1000 パケット

txcrc しきい値の上限値:1001 パケット

rxcrc しきい値の下限値:1000 パケット

set errordetection link-errors sampling { sampling_count }

実際のシステム エラー状態でないワンタイム イベントによってポートが偶然に errdisable ステートになる可能性を最小限にするには、 sampling_count を指定してください。 sampling_count は、ポートが errdisable ステートになるまでに上限/下限しきい値に到達しなければならない回数を決定します。たとえば、ポートの上限しきい値が 1000 で、サンプリング カウントが 3 の場合、ポートが errdisable ステートになるのは、ポートが 1000 のしきい値に 3 回到達した場合だけです。デフォルトのサンプリング カウント値は 3、有効範囲は 1 ~ 255 回です。


) エラー検出設定に関する情報を表示するには、show errordetection コマンドを入力します。


IEEE 802.3ah イーサネット OAM の設定

イーサネット Operation, Administration, and Maintenance(OAM)機能は、IEEE 802.3ah の資料にある仕様に従います。このプロトコルによって扱われる主なイーサネット OAM 機能は、リンク モニタリング、リモート失敗指示、およびリモート ループバック テストです。


) シスコでは、リモート失敗指示をサポートしていません。


ここでは、IEEE 802.3ah イーサネット OAM の設定方法について説明します。

「OAM の機能概要」

「イーサネット OAM 設定時の注意事項および制限事項」

「イーサネット OAM の実行」

OAM の機能概要

Open Systems Interconnection(OSI; オープン システム インターコネクション)参照モデルでは、イーサネット OAM は、データ リンク レイヤの Logical Link Control(LLC; 論理リンク制御)サブレイヤと MAC サブレイヤ間に実装されるオプションのサブレイヤです(図 20-1 を参照)。

図 20-1 OSI 参照モデルのイーサネット OAM の位置

 


) OAM は、帯域幅をあまり必要としない(フレーム転送速度が最大 10 フレーム/秒に制限されている)比較的低速のプロトコルで、通常のリンク動作では必要ありません。OAM フレーム(別名 OAM Protocol Data Unit [OAMPDU])は、低速プロトコル宛先 MAC アドレス(0180.c200.0002)を使用して、MAC サブレイヤで代行受信され、イーサネット ネットワーク内の複数のホップに伝播されません。


任意の全二重ポイントツーポイント イーサネット リンクまたはエミュレート ポイントツーポイント イーサネット リンクで OAM を実装できます。OAM はポート単位で設定できます。OAM 設定はポートの他の設定とは無関係です。ポートは、トランク ポート、アクセス ポート、または EhterChannel の一部とすることができます。ポート上で OAM を設定する場合、このポートの OAM 機能は他のポートで設定された OAM 機能とは無関係です。

イーサネット OAM 設定時の注意事項および制限事項

イーサネット OAM を設定する場合、次の設定時の注意事項および制限事項に従ってください。

OAM 機能は、物理的な外部イーサネット ポート上だけでサポートされます。

OAM を実行するポートは、全二重モードにする必要があります。

リモート失敗指示は、サポートされません。

OAM リモート ループバック モードをサポートするには、ポートを次のように 明確 に設定する必要があります。

トランク モードは、 off に設定する必要があります。

チャネル モードは、 off に設定する必要があります。

ポートをプライベート VLAN ポートにすることはできません。

MIB(management information base; 管理情報ベース)変数要求および応答は、サポートされません。

イーサネット OAM の実行

ここでは、イーサネット OAM の実行方法について説明します。

「イーサネット OAM のイネーブル化またはディセーブル化」

「イーサネット OAM ポート モードの指定」

「イーサネット OAM リモート ループバック テストの拒否または許可」

「イーサネット OAM リモート ループバック テストのイネーブル化またはディセーブル化」

「イーサネット OAM リモート ループバック テストのパケット数およびパケット サイズの指定とテストの実行」

「イーサネット OAM リンク モニタリングのイネーブル化またはディセーブル化」

「イーサネット OAM リンク モニタリング用のリンク イベントのウィンドウ サイズの指定」

「イーサネット OAM リンク モニタリングの下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションの指定」

「イーサネット OAM リンク モニタリングの上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションの指定」

「OAM クリティカル リンク イベントの関連アクションの指定」

「イーサネット OAM 統計情報およびイーサネット OAM 設定の消去」

「OAM リンク モニタリング用のユーザ設定パラメータの消去」

「OAM クリティカル リンク イベント用のユーザ設定アクションの消去」

「イーサネット OAM 関連情報の表示」

「イーサネット OAM ネイバー情報の表示」

「イーサネット OAM リモート ループバック テスト情報の表示」

「イーサネット OAM 統計情報の表示」

イーサネット OAM のイネーブル化またはディセーブル化

次のコマンドを使用すると、特定のポート上で OAM をイネーブルまたはディセーブルにできます。デフォルトでは、OAM はすべてのポート上でディセーブルです。

指定のポート上で OAM をイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定のポート上で OAM をイネーブルまたはディセーブルにします。

set port ethernet-oam mod/port { disable | enable }

次に、指定のポート上で OAM をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 enable
Successfully enabled OAM on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM ポート モードの指定

次のコマンドを使用すると、指定のポート上での OAM ポート モードを指定できます。 表 20-2 に、アクティブおよびパッシブ モードで許可される OAM ポート機能を示します。デフォルトでは、OAM モードはすべてのポートでアクティブです。

表 20-2 イーサネット OAM ポート モード

機能
アクティブ
パッシブ

OAM 検出プロセスを開始します。

あり

なし

OAM 検出プロセスの開始に応答します。

あり

あり

情報 OAMPDU を送信する必要があります。

あり

あり

イベント通知 OAMPDU の送信が許可されます。

あり

あり

変数要求 OAMPDU の送信が許可されます。

あり

なし

変数応答 OAMPDU の送信が許可されます。

あり2

あり

ループバック制御 OAMPDU の送信が許可されます。

あり

なし

ループバック制御 OAMPDU に応答します。

あり 1

あり

構成に固有の OAMPDU の送信が許可されます。

あり

あり

2.ピア ポートをアクティブ モードにする必要があります。

指定ポート上で OAM ポート モードを指定するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポート上で OAM ポート モードを指定します。

set port ethernet-oam mod/port mode { active | passive }

次に、指定ポート上で OAM ポート モードをアクティブに指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 mode active
Successfully updated OAM mode to active on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM リモート ループバック テストの拒否または許可

次のコマンドを使用すると、指定ポート上で OAM リモート ループバック要求を拒否または許可できます。デフォルトの設定は許可です。

指定ポートで OAM リモート ループバック要求を拒否または許可するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポートで OAM リモート ループバック要求を拒否または許可します。

set port ethernet-oam mod/port remote-loopback { deny | permit }

次に、指定ポートで OAM リモート ループバック要求を拒否する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 remote-loopback deny
Successfully updated OAM remote-loopback capability to deny on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM リモート ループバック テストのイネーブル化またはディセーブル化

次のコマンドを使用すると、指定ポート上で OAM リモート ループバック テストをイネーブルまたはディセーブルにできます。このテストを実行するように指定したポートは、OAM リモート ループバック モードを開始できるピア OAM デバイスと接続している必要があります。


) 次のコマンドは、コンフィギュレーション ファイルまたは NVRAM に保存されません。



) リモート ループバック テストの動作中に、リモート ループバックがイネーブルになった場合、データ パケットを含むすべてのパケットがそのポートでドロップされます。この動作により、多くのプロトコル(Spanning Tree Protocol [STP; スパニング ツリー プロトコル]、Etherchannel プロトコルなど)でステート マシンがリセットされます。


指定ポートで OAM リモート ループバック テストをイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポートで OAM リモート ループバックテストをイネーブルまたはディセーブルにします。

set port ethernet-oam mod/port remote-loopback { disable | enable }

次に、指定ポートで OAM リモート ループバック テストをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 remote-loopback enable
Successfully initiated OAM remote-loopback on port(s) 1/1.
Port status set to inactive
Console> (enable)

イーサネット OAM リモート ループバック テストのパケット数およびパケット サイズの指定とテストの実行

次のコマンドを使用すると、OAM リモート ループバック テストのパケット数およびパケット サイズを指定し、指定のポート上でテストを実行できます。このコマンドは、OAM リモート ループバック テストがイネーブルのポートだけで使用できます。このコマンドの入力後、リモート ループバック テストが実行され、テスト終了後にテスト結果の要約が表示されます。デフォルトでは、64 バイトのパケット 10,000 個が送信されます。許容パケット数は、1 ~ 99999999 パケットです。許容パケットサイズは、64 ~ 1518 バイトです。


) 次のコマンドは、コンフィギュレーション ファイルまたは NVRAM に保存されません。


OAM リモート ループバック テストのパケット数およびパケット サイズを指定し、指定ポートでテストを実行するには、特権モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

OAM リモート ループバック テストのパケット数およびパケット サイズを指定して、指定ポート上でテストを実行します。

set port ethernet-oam mod/port remote-loopback test [ no of packets [ packet size ]]

次に、OAM リモート ループバック テストのパケット数を指定して、指定ポート上でテストを実行する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 1/1 remote-loopback test 999999
Transmitting packets ...
OAM Remote Loopback Test 1/1: 999999 transmitted, 999999 received
Console> (enable)

イーサネット OAM リンク モニタリングのイネーブル化またはディセーブル化

次のコマンドを使用すると、指定ポート上で OAM リンク モニタリングをイネーブルまたはディセーブルにできます。デフォルトはイネーブルです。

指定ポートで OAM リンク モニタリングをイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポートで OAM リンク モニタリングをイネーブルまたはディセーブルにします。

set port ethernet-oam mod/port link-monitor { disable | enable }

次に、指定ポート上で OAM リンク モニタリングをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-monitor enable
Successfully enabled OAM link-monitor on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM リンク モニタリング用のリンク イベントのウィンドウ サイズの指定

次のコマンドを使用すると、対応するリンク イベントの OAM リンク モニタリング ウィンドウ サイズを指定できます。ウィンドウ サイズのデフォルトおよび範囲は、次のとおりです。

symbol-period デフォルトでは 625,000,000 記号です。範囲は、1 ~ 1,000,000 で、100 万記号単位です。

frame デフォルトの設定は 30 秒です。範囲は、10 ~ 65535 ミリ秒(1 ~ 6553.5 秒)で、100 ミリ秒単位です。

frame-period デフォルトでは 10,000,000 フレームです。範囲は、200 ~ 2,000,000,000 フレームです。

指定のポート上で対応するリンク イベントの OAM リンク モニタリング ウィンドウ サイズを指定するには、特権モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

指定ポートで対応するリンク イベントの OAM リンク モニタリング ウィンドウ サイズを指定します。

set port ethernet-oam mod/port link-monitor { symbol-period | frame | frame-period } window size

次に、リンク モニタリングの symbol-period ウィンドウ サイズを 10000 に指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-monitor symbol-period window 10000
Successfully updated OAM symbol-period window on port(s) 3/1.
Console> (enable)
 

次に、リンク モニタリングの frame ウィンドウ サイズを 100 に指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-monitor frame window 100
Successfully updated OAM frame window on port(s) 3/1.
Console> (enable)
 

次に、リンク モニタリングの frame-period ウィンドウ サイズを 1000 に指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-monitor frame-period window 1000
Successfully updated OAM frame-period window on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM リンク モニタリングの下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションの指定

次のコマンドを使用すると、指定ポート上で OAM リンク モニタリングの下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定できます。デフォルトの 下限しきい値 エラー カウントは、1 エラーです。デフォルトの アクション は、 warning です。

下限しきい値エラー カウントは、OAM リンク モニタリングのモニタリングしきい値としても機能します。指定の下限しきい値エラー カウントに到達するかまたは超過すると、OAM リンク イベントの Type-Length-Value(TLV)が生成され、IEEE 802.3ah の資料に記載されているように送信されます。

指定ポートで OAM リンク モニタリング の下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定するには、特権モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

指定ポートで OAM リンク モニタリングの 下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定します。

set port ethernet-oam mod/port link-monitor { symbol-period | frame | frame-period } low-threshold count [ action { none | warning }]

次に、 指定ポートで OAM リンク モニタリングの 下限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-monitor frame low-threshold 2 action none
Successfully updated OAM frame low threshold on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM リンク モニタリングの上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションの指定

次のコマンドを使用すると、指定ポート上で OAM リンク モニタリングの上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定できます。デフォルトの 上限しきい値 エラー カウントは、65535 エラーです。デフォルトの アクション は、 warning です。

指定ポートでの OAM リンク モニタリング の上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定するには、特権モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

指定ポートで OAM リンク モニタリングの 上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定します。

set port ethernet-oam mod/port link-monitor { symbol-period | frame | frame-period } high-threshold count [ action { errordisable | none | warning }]

次に、 指定ポートで OAM リンク モニタリングの 上限しきい値エラー カウントおよび関連アクションを指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-monitor frame high-threshold 100 action none
Successfully updated OAM frame-period high threshold on port(s) 3/1.
Console> (enable)

OAM クリティカル リンク イベントの関連アクションの指定

次のコマンドを使用すると、指定ポートで OAM クリティカル リンク イベントの関連アクション( critical-event dying-gasp 、または link-fault )を指定できます。デフォルトでは 警告 です。 dying-gasp キーワードを指定すると、 errordisable オプションは使用できません。

error-block アクションは、リモート リンク障害フラグを受信するとポートをブロッキング ステートに設定し、リンク ステータス フラグのモニタリングを継続します。次に、error-block アクションは、リモート リンクが動作可能になると、このポートを自動的にフォワーディング ステートに変更します。

指定ポート上で OAM クリティカル リンク イベントの関連アクションを指定するには、特権モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

指定ポートで OAM クリティカル リンク イベントの関連アクションを指定します。

set port ethernet-oam mod/port { critical-event | dying-gasp 3 | link-fault } action { errordisable | none | warning | error-block }

3.errordisable および error-block はサポートしていません。

次に、指定ポートで OAM クリティカル リンク イベントの関連アクションを指定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/1 link-fault action errdisable
Successfully updated OAM link-fault action on port(s) 3/1.
Console> (enable)
 

次に、クリティカル リンク イベント アクションをポートの error-block に設定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-oam 3/2 critical-event action error-block
Successfully updated OAM critical-event action on port(s) 3/2.

イーサネット OAM 統計情報およびイーサネット OAM 設定の消去

すべてのポートまたは個々のポート上で OAM 統計情報および OAM 関連の設定を消去するには、特権モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

すべてのポートまたは個々のポート上で OAM 統計情報および OAM 関連の設定を消去します。

clear port ethernet-oam [ mod/port ] [ statistics ]

次に、すべてのポートの OAM 設定を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-oam
Successfully cleared OAM config on port(s) 2/1-2,3/1-48,8/1-8.
Console> (enable)
 

次に、特定のポートの OAM 設定を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-oam 3/1
Successfully cleared OAM config on port(s) 3/1.
Console> (enable)
 

次に、すべてのポートの OAM 統計情報を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-oam statistics
Successfully cleared OAM statistics on port(s) 2/1-2,3/1-48,8/1-8.
Console> (enable)
 

次に、特定のポートの OAM 統計情報を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-oam 3/1 statistics
Successfully cleared OAM statistics on port(s) 3/1.
Console> (enable)

OAM リンク モニタリング用のユーザ設定パラメータの消去

上限しきい値または下限しきい値のパラメータを消去すると、関連アクションも消去されます。

指定ポートで OAM リンク モニタリング用のユーザ設定パラメータを消去するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポート上で OAM リンク モニタリング用のユーザ設定パラメータを消去します。

clear port ethernet-oam mod/port link-monitor { symbol-period | frame | frame-period } { high-threshold | low-threshold | window }

次に、指定ポート上で OAM リンク モニタリング用のユーザ設定パラメータを消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-oam 3/1 link-monitor frame high-threshold
Successfully cleared OAM frame-period high-threshold on port(s) 3/1.
Console> (enable)
 
Console> (enable) clear port ethernet-oam 3/1 link-monitor frame-period window
Successfully cleared OAM frame-period window on port(s) 3/1.
Console> (enable)

OAM クリティカル リンク イベント用のユーザ設定アクションの消去

指定ポートで OAM クリティカル リンク イベント用のユーザ設定アクションを消去するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポート上で OAM クリティカル リンク イベント用のユーザ設定アクションを消去します。

clear port ethernet-oam mod/port { critical-event | dying-gasp | link-fault } action

次に、指定ポート上で OAM クリティカル リンク イベント用のユーザ設定アクションを消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-oam 3/1 link-fault action
Successfully cleared OAM link-fault action on port(s) 3/1.
Console> (enable)
 
Console> (enable) clear port ethernet-oam 3/1 critical-event action
Successfully cleared OAM critical-event action on port(s) 3/1.
Console> (enable)

イーサネット OAM 関連情報の表示

すべての OAM ポートまたは指定の OAM ポートの OAM 設定およびステータスを表示するには、通常モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

すべての OAM ポートまたは指定の OAM ポートの OAM 設定およびステータスを表示します。

show port ethernet-oam [ mod | mod/port ]

次に、指定ポートで OAM 設定およびステータスを表示する例を示します。

Console> (enable) show port ethernet-oam 1/1,3/5,4/6

Port State Mode Status LinkMonitor ConfigRev MaxPdu
----- -------- ------- ------------ ----------- --------- ------
1/1 enable active R-Loopback enable 11 1518
3/5 enable passive Connecting enable 38 1518
4/6 disable active Operational disable 0 1518
 
Port Remote Link UniDir Variable
Loopback Event retrieval
----- -------- ------- ------- ---------
1/1 Permit enable disable disable
3/5 Permit enable enable disable
4/6 Deny enable disable disable
 
Port ErrSymbol Period ErrSymbol Period ErrSymbol Period
Window LowThreshold HighThreshold
(millions) Count Action Count Action
----- ----------------- --------- --------- --------- ---------
1/1 625 1 None 10 Warning
3/5 65535 1 Warning 1000 ErrDisable
4/6 1 1 None 1 ErrDisable
 
Port Errored Frame Errored Frame Errored Frame
Window LowThreshold HighThreshold
(100 msec) Count Action Count Action
----- ----------------- --------- --------- --------- ---------
1/1 300 1 None 10 Warning
3/5 65535 1 Warning 1000 ErrDisable
4/6 1000 1 Warning 1 ErrDisable
 
Port ErrFrame Period ErrFrame Period ErrFrame Period
Window LowThreshold HighThreshold
Count Action Count Action
----- ----------------- --------- --------- --------- ---------
1/1 10000 1 None 10 Warning
3/5 1294967000 1 Warning 1000 ErrDisable
4/6 200 1 Warning 1 ErrDisable
 
Port LinkFaultAction DyingGaspAction CriticalEventAction
----- ----------------- --------------- -------------------
1/1 ErrDisable Warning Error-Block
3/5 None Warning None
4/6 ErrDisable None None
Console> (enable)

イーサネット OAM ネイバー情報の表示

次のコマンドを使用すると、OAM ネイバー情報を表示できます。 ネイバー は、接続している OAM ピアです。

指定のネイバーまたはすべてのネイバーの OAM 情報を表示するには、通常モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

指定のネイバーまたはすべてのネイバーの OAM 情報を表示します。

show port ethernet-oam [ mod | mod/port ] neighbor

次に、すべてのネイバーの OAM 情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port ethernet-oam neighbor
Port MAC Addr OUI VendorInfo Mode ConfigRev MaxPDU
----- ----------------- ------ ---------- ------- --------- ------
1/1 00-50-54-6c-b5-20 00000C 0000018C passive 3 1518
3/5 00-0b-fc-fb-4a-10 00000C 0000018D active 7 1518
 
Port Remote Link UniDir Variable
Loopback Event retrieval
----- -------- ------- ------- ---------
1/1 permit enable disable disable
3/5 deny enable enable disable
Console> (enable)

イーサネット OAM リモート ループバック テスト情報の表示

次のコマンドを使用すると、指定ポート上で OAM リモート ループバック テストの情報を表示できます。 current-session キーワードにより、現在の OAM リモート ループバック セッションの統計情報が表示されます。 detail キーワードおよび current-session キーワードを指定すると、MAC 統計情報が表示されます。 last-session キーワードにより、最後の OAM リモート ループバック セッションの統計情報が表示されます。 detail キーワードおよび last-session キーワードを指定すると、MAC 統計情報およびリモート ピア(サポートされる場合)により報告された統計情報が表示されます。ポートで新しいリモート ループバック セッションを開始すると、最後のセッション情報が使用不可能になります。

指定ポートの OAM リモート ループバック テストの情報を表示するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

指定ポートの OAM リモート ループバック テストを表示します。

show port ethernet-oam [ mod | mod/port ] { remote-loopback } { current-session | last-session } [ detail ]

次に、OAM リモート ループバック テストの現在のセッションの情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port ethernet-oam 1/2 remote-loopback current-session
 
Port Loopback at OAM Rx OAM Tx
---- ----------- ---------- ----------
1/2 Remote 33333 55555
 
Console> (enable) show port ethernet-oam 1/2 remote-loopback current-session detail
Port: 1/2
Loopback: Remote OAM in loopback mode
Start: Mon Aug 1 2005, 07:30:59
End: Still running
Test statistics:
OAM Rx: 10000
OAM Tx: 10000
MAC Rx: 13415
MAC Tx: 13403
OAMPDU Rx: 3415
OAMPDU Tx: 3403
MAC Rx Drop: 0
 
Console> (enable)
 

次に、OAM リモート ループバック テストの最後のセッションの情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port ethernet-oam 1/2 remote-loopback last-session
 
Port Last Loopback at OAM Rx OAM Tx
---- ---------------- ---------- ----------
1/2 Remote 33333 55555
 
Console> (enable) show port ethernet-oam 1/2 remote-loopback last-session detail
 
Port: 1/2
Last Loopback: Remote OAM in loopback mode
Start: Mon Aug 1 2005, 07:30:59
End: Mon Aug 1 2005, 08:29:07
Test statistics:
OAM Rx: 10000
OAM Tx: 10000
MAC Rx: 13459
MAC Tx: 13448
OAMPDU Rx: 3459
OAMPDU Tx: 3448
MAC Rx Drop: 0
Test statistics reported by remote peer:
OAM Rx: 10000
OAM Tx: 10000
MAC Rx: 13448
OAMPDU Rx: 3448
MAC Rx Drop: 0
Console> (enable)

イーサネット OAM 統計情報の表示

OAM 統計情報を表示するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

OAM 統計情報を表示します。

show port ethernet-oam [ mod | mod/port ] statistics

次に、ポート 1/2 の OAM 統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port ethernet-oam 1/2 statistics
Port InfoPduRx UniEventRx DupEventRx RLBCtrlRx VarReqRx VarResRx
----- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
1/2 2579 0 0 0 0 0
Port InfoPduTx UniEventTx DupEventTx RLBCtrlTx VarReqTx VarResTx
----- ---------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
1/2 2571 0 0 1 0 0
Port OrgSpecRx UnknownRx CiscoPduRx CiscoTLVRx
----- ---------- ---------- ---------- ----------
1/2 0 0 0 1
Port OrgSpecTx UnknownTx CiscoPduTx CiscoTLVTx
----- ---------- ---------- ---------- ----------
1/2 0 0 0 0
Console> (enable)

メトロ イーサネットの CFM の設定

ここでは、メトロ イーサネットの Connectivity Fault Management(CFM)を設定する方法について説明します。CFM は、メトロ イーサネット OAM 機能の一部です。

ここでは、メトロ イーサネット CFM の設定方法について説明します。

「メトロ イーサネット CFM の機能概要」

「Connectivity Fault Management(CFM)プロトコル」

「メンテナンス ドメイン」

「メンテナンス アソシエーション」

「メンテナンス ポイント」

「CFM 設定時の注意事項および制限事項」

「メトロ イーサネット CFM の設定」

「AIS-RDI のための CFM および 802.3ah Link-OAM の機能概要」

「イーサネット アラーム表示信号」

「イーサネット リモート障害表示」

「AIS および RDI の設定上のガイドラインおよび制約事項」

「アラーム表示信号の設定」

メトロ イーサネット CFM の機能概要

メトロ イーサネットでは、複数のカスタマー サイトと接続して 1 つの Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)を形成します。メトロ イーサネット ネットワークは、1 つのサービス プロバイダーによってサポートされている複数のオペレータのネットワークで構成されます。複数の独立サービス プロバイダーが提供し管理するネットワークでは、互いの装置へのアクセスに制限があります。これらの複数のオペレータのネットワークには多様性があるため、障害が発生した場合はただちに切り離す必要があります。イーサネットはレイヤ 2 ネットワークとして、レイヤ 2 でのネットワーク障害を報告する機能が必要です。IEEE 802.3ah は、ポイントツーポイントで物理接続単位の OAM プロトコルです。サービス対応のスイッチ プロトコルではありません。IEEE 802.1ag CFM はサービス レベルの OAM プロトコルで、ネットワークの接続障害を検出して分離するツールを提供します。

Connectivity Fault Management(CFM)プロトコル

IEEE 802.1ag ドラフト 8.0 メトロ イーサネット CFM には、メトロ イーサネット ネットワークを管理できる複数の OAM 機能が組み込まれています。具体的には、イーサネット接続性チェック、エンドツーエンドのイーサネット traceroute、Link Trace Message(LTM)、Loopback Message(LBM)、および Loopback Reply(LBR)です。これらのメトロ イーサネット CFM 要素を使用すると、ネットワーク内の問題をすみやかに特定できます。

次の 3 つのプロトコルが連動して、イーサネット ネットワークのデバックを支援します。

接続性チェック:これらのハートビート メッセージが管理エンドポイントからメッセージが定期的に発行されます。接続間で損失しているサービス接続をメンテナンスのエンドポイントで検出できます。また、メンテナンス エンドポイントでドメイン内の他のメンテナンス エンドポイントを検出したり、メンテナンス中間ポイントでメンテナンス エンドポイントを検出したりできます。

リンク トレース:これらのメッセージは、宛先メンテナンス エンドポイントまでのパス(ホップバイホップの)検出を追跡するために管理者が要求すると、メンテナンス エンドポイントから転送されます。このメッセージにより、転送ノードがパスに関する接続性のデータを検出できます。リンク トレース メッセージは、ユーザ データグラム プロトコル(UDP)の traceroute メッセージと同様に転送される非保証データグラム配信パケットです。

ループバック:このメッセージは、特定のメンテナンス ポイントとの接続性を確認するために管理者が要求すると、メンテナンス エンドポイントから転送されます。ループバックは、宛先が到達可能かどうかを示します。パスのホップバイホップの検出はできません。ループバック メッセージは、ICMP エコー(ping)と類似しています。

メンテナンス ドメイン

任意のサービス プロバイダー ネットワーク内でのイーサネット CFM は、階層型メンテナンス ドメインで構成されます。メンテナンス ドメインとは、ネットワークの管理を目的とする管理ドメインです。ドメインは、8 種類のうちのいずれか 1 種類のメンテナンス レベルに割り当てられます。これは、ドメイン間の階層型の関係を定義する際に便利です。複数のメンテナンス ドメインのネストまたは接触は許可されますが、交差はできません。2 つのドメインがネストする場合、外側のドメインは包含されるドメインより上位のメンテナンス レベルでなければなりません。メンテナンス ドメインは、いずれのブリッジ ポートをドメインに対して内側にするかを決定することにより定義されます。メンテナンス ドメインの例については、図 20 - 2 を参照してください。

図 20-2 イーサネット CFM メンテナンス ドメイン

メトロ イーサネット サービスには、カスタマー、サービス プロバイダー、オペレータという 3 つの異なる組織が関与する場合がよくあります。カスタマーはサービス プロバイダーからイーサネット サービスを購入します。サービス プロバイダーは自社製または他のオペレータのネットワークを使用して、要求されたサービスを提供するための接続性を提供する場合があります。カスタマーは自身がサービス プロバイダーになる場合があります。たとえば、カスタマーがインターネットの接続性を販売するインターネット サービス プロバイダーの場合があります。

ネストのメンテナンス ドメインでは、サービス プロバイダーが 1 人以上のオペレータと接続してイーサネット サービスをカスタマーに提供できます。ネストのドメインでは、各オペレータが自身のメンテナンス ドメインを持っています。サービス プロバイダーは、オペレータのドメインのスーパーセットである、自身のドメインを定義します。また、カスタマーは、サービス プロバイダーのドメインのスーパーセットである、自身のエンドツーエンドのドメインを持っています。このシナリオでは、関係する管理組織同士は、ネストのドメインのさまざまなメンテナンス レベル間で対話しています。たとえば、サービス プロバイダーがいくつかのメンテナンス レベルをオペレータに割り当てます。

メンテナンス アソシエーション

メンテナンス アソシエーションは、メンテナンス ドメイン内で固有に識別できるサービスを識別します。CFM プロトコルは、特定のメンテナンス アソシエーション内で動作します。MA とは、Maintenance End Point(MEP; メンテナンス エンドポイント)の 1 セットで、それぞれが、同一の Maintenance Association ID(MAID; メンテナンス アソシエーション ID)で設定され、単一のサービス インスタンスの整合性を確認するために確立されているメンテナンス ドメイン レベルを持ちます。それぞれのメンテナンス ドメイン内に、複数のメンテナンス アソシエーションが存在できます。

メンテナンス ポイント

ブリッジの任意のポートは、メンテナンス ポイントといいます。メンテナンス レベルのメンテナンス ポイントは、メンテナンス エンドポイント、メンテナンス中間ポイント、または、トランスペアレント ポイントに分類できます。 表 20-3 に、メンテナンス ポイントの分類を示します。

表 20-3 メンテナンス ポイントの分類

機能
メンテナンス エンドポイント
メンテナンス中間ポイント
トランスペアレント ポイント

CFM メッセージの開始

あり

なし

なし

ループバックおよびリンク トレース メッセージへの応答

あり

あり

なし

受信した連続性チェック情報のカタログ化

あり

あり

なし

CFM メッセージの転送

なし

あり

あり

メンテナンス エンドポイントはメンテナンス ドメインのエッジに常駐し、メンテナンス中間ポイントはドメイン内部にあります。中間ポイントは CFM パケットを転送しますが(ループバック、またはこの中間ポイントが宛先のリンク トレースの場合)、エンドポイントは CFM パケットをドメイン内部に保持する必要があるためこれを転送しません。唯一の例外は、エンドポイントがより上位のドメインの中間ポイントとしても動作している場合です。この場合、エンドポイントが上位ドメインの一部である限り、CFM パケットを転送します。

図 20 - 3 は、サービス プロバイダーが 2 人のオペレータからなるネットワークを使用してサービスを提供する例を示します。サービス プロバイダーのメンテナンス レベルは青で表示されます。Operator A および Operator B のメンテナンス レベルは、それぞれ、オレンジと紫で表示されます。2 種類の特殊なケースのメンテナンス レベルは、カスタマー レベル(緑で表示)および物理レイヤ レベル(黒で表示)です。カスタマー レベルは、カスタマーが接続性をテストし(接続性チェックを使用)、問題を切り離す(ループバックおよびリンク トレースを使用)ことができます。物理レイヤ レベルは、可能な限り最も小さいメンテナンス ドメインである単一のリンク ドメインを定義します。

メンテナンス ポイントを、オペレータ A(またはオペレータ B)レベルに対するメンテナンス エンドポイントまたはメンテナンス中間ポイントとして指定すると、そのレベルに対してだけ関連性を持ちます。これらのメンテナンス ポイントを、サービス プロバイダーのレベルに対して観察した場合は、オペレータ A レベルのメンテナンス エンドポイントは、サービス プロバイダー レベルのメンテナンス エンドポイントまたはメンテナンス中間ポイントのいずれかに変換されます。オペレータ A レベルのメンテナンス中間ポイントは、サービス プロバイダー レベルのトランスペアレント ポイントに変換されます。また、メンテナンス ポイントを 1 ドメイン内でメンテナンス エンドポイントまたはメンテナンス中間ポイントとして区別することは、管理者の裁量に任されています。これは、これらのポイントがネットワーク管理における特定の関係性ポイントを示しているためです。

図 20 - 3 は、ドメイン間での CFM メッセージの使用方法の例を示します。カスタマーは、CFM ループバックまたはリンク トレースを使用して、Customer Premises Equipment(CPE)にあるメンテナンス ポイント M と、ユーザ側のプロバイダー エッジ装置(U-PE)にある中間ポイント L 間で発生した障害を切り離すことができます。CPE と U-PE との間のリンクは単一ホップです。カスタマーは、いずれのリンクに障害が発生したかがわかります ただし、2 つの中間ポイント( L )間に障害がある場合は、カスタマーはメンテナンス ポイント( M )と中間ポイント( L )のいずれに障害が発生したのかを判別するにはサービス プロバイダーに頼らなければなりません。サービス プロバイダーが実行できるのは、特定の オペレータ のネットワークの障害を切り離すことだけであり、その障害を自身のネットワークの特定のリンクに隔離する作業は オペレータ に任されています。

各組織(カスタマー、サービス プロバイダー、およびオペレータ)はいずれも、サービス プロバイダーにカスタマーとネットワーク情報を共有させたり、オペレータにサービス プロバイダーとネットワーク情報を共有させたりしなくても、組織のメンテナンス レベルの内部に障害を隔離できます。

図 20-3 メンテナンス ポイントおよびメンテナンス ドメイン

CFM 設定時の注意事項および制限事項

CFM を設定する場合は、次の注意事項に従ってください。

CFM 設定は、テキスト コンフィギュレーション モードだけで許可されます。

スパニング ツリー モードは、Multiple Spanning Tree(MST; 多重スパニング ツリー)にする必要があります。

MEP を設定する場合は、次の手順を実行します。

5. メンテナンス ドメインを設定します。

6. メンテナンス アソシエーションを設定します。

7. MEP を設定します。

メンテナンス ドメインおよびメンテナンス アソシエーションの設定は、MIP が設定済みであれば必須ではありません。

EtherChannel は、EtherChannel のメンバー ポートで CFM をイネーブルにする前に設定する必要があります。

複数のメンテナンス アソシエーションが特定のドメイン内に同一 VLAN を持つことはできません。

設定ミスのエラーを回避するには、MEP の設定時、およびカスタマーが 1 つのポートから別のポートでローカル MEP を移動させたり(外向型 [ダウン] MEP)、1 つのブリッジのブレーン スイッチから別のブリッジのブレーン スイッチに移動させたりする(内向型 [アップ] MEP)場合に一意の MPID を使用します。

2 つのドメインにまたがるメンテナンス アソシエーションを設定するときは、メンテナンス アソシエーションが複数のレベルで設定されている場合にだけ共有 VLAN が許可されます。

パケット処理時間を最適化するには、送信側 ID の Type-Length-Value(TLV)が Continuity Check(CC; 連続性チェック)パケットから削除されます。リモート MEP の ELMI 特有の情報を含む組織固有の TLV は、ELMI がグローバルにイネーブルに設定されている場合にだけ入力されます。ただし、標準定義のすべての TLV は、ネットワークから CC を受信したときに処理されます。


) CFM ドメイン、メンテナンス アソシエーション、およびメンテナンス ポイントは、バイナリ モードまたは他の任意のスパニング ツリー モードを使用して設定できます。CFM プロトコルは、テキスト コンフィギュレーション モードでグローバルにイネーブルに設定されているときだけ動作します。


接続性障害管理およびアラーム表示信号のスケーラビリティ データ

Release 8.7(3) の Supervisor Engine 720 ソフトウェアが稼動する Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、CFM または MVRP と CFM がともに dot1q トランク ポートでイネーブルに設定され、CC 間隔が 10 秒の場合、次の機能がサポートされます。

最大 2000 のサービスまたは VLAN を提供する CCM トラフィック

Customer Edge(CE; カスタマー エッジ)スイッチは、2000 のカスタマー レベルの MIP および 2000 の上位レベルのトラフィック(スイッチに設定された最大メンテナンス レベルより上位から送信されるトラフィック)のフラッディングをサポートします。

最大 200 のアップ MEP の Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)スイッチ


注意 MIP やプロバイダー レベルの MEP の数が増えたり、より高いレベルでトラフィックをフラッディングしたりすると CPU 利用率が高くなり、システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。

Release 8.7(3) の Supervisor Engine 720 ソフトウェアが稼動する Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、CFM または CFM および MVRP が EtherChannel ポートでともに(4 ポートまとめて)イネーブルに設定され、CC 間隔が 10 秒の場合、次の機能がサポートされます。

最大 1000 のサービスまたは VLAN を提供する CCM トラフィック

1000 のカスタマー レベルの MIP と、1000 の上位レベルのトラフィック(スイッチに設定された最大メンテナンス レベルより上位から送信されるトラフィック)のフラッディング

200 のプロバイダー レベルのアップ MEP


注意 EtherChannel のポート数やバンドル ポート上の MIP 数が増えると CPU 利用率が高くなります。これがリモート MEP の CC のライフタイム満了を招き、ネットワーク障害を示す誤った指示がトリガーされる場合があります。

Release 8.7(3) の Supervisor Engine 720 ソフトウェアが稼動する Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、CFM-AIS または CFM-AIS および MVRP が dot1q トランク/EtherChannel ポートでともにイネーブルに設定され、CC 間隔が 10 秒の場合、次の機能がサポートされます。

リンク障害が発生した場合、スイッチは最大 2000 のサービスを提供する CCM トラフィックを通常ステートでサポートします。

スイッチは、2000 のカスタマー レベルの MIP と、2000 の上位レベルのトラフィック(設定された最大メンテナンス レベルより上位から送信されるトラフィック)のフラッディングをサポートします。

最大 200 のプロバイダー レベルのアップ MEP。


) リンク障害が発生すると、AIS タイマーの拡張ロジックのため、1 分間隔で CPU スパイクが起こります。



注意 MIP 数、プロバイダー レベル MEP 数、またはより高いレベルのトラフィックのフラッディングが増えると、CPU 利用率が高くなりシステムのパフォーマンスが低下する場合があります。


) Release 8.7(3) のソフトウェアが稼動する Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、AIS がリンク障害状態を検出すると、トランク上で障害の影響を受ける VLAN それぞれにつき、設定された数の AIS PDU が 1 秒間隔で送信されます(デフォルトでは 5 回)。その後、AIS の送信間隔はソフトウェアで自動的に 1 分に変更されます(タイマー拡張ロジック)。これにより、障害状態が消去されるまでの 1 分あたりの CPU 利用率が高くなることが予想されます。


メトロ イーサネット CFM の設定


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference Software Release 8.x』を参照してください。


ここでは、メトロ イーサネット CFM の設定方法について説明します。

「メトロ イーサネット CFM のイネーブル化またはディセーブル化」

「メトロ イーサネット CFM ドメインの設定」

「メトロ イーサネット CFM のメンテナンス アソシエーション」

「CFM をメンテナンス ポイントとしてポートに設定する」

「Continuity-Check プロトコル パラメータの設定」

「イーサネット CFM traceroute プロトコルのパラメータの設定」

「システム CAM エントリの設定」

「メトロ イーサネット CFM ドメインの表示」

「CFM メンテナンス アソシエーション情報の表示」

「メトロ イーサネット CFM のメンテナンス ポイント情報の表示」

「メトロ イーサネット CFM ステータスの表示」

「メトロ イーサネット CFM の統計情報の表示」

「メトロ イーサネット CFM エラーの表示」

「メトロ イーサネット CFM traceroute データベースの表示」

「メトロ イーサネット CFM の消去」

「メトロ イーサネット CFM メンテナンス アソシエーションの消去」

「メトロ イーサネット CFM メンテナンス ポイントの消去」

「メンテナンス エンドポイントの MAC 設定の消去」

「イーサネット CFM traceroute データベースの消去」

メトロ イーサネット CFM のイネーブル化またはディセーブル化

メトロ イーサネット CFM をスイッチでグローバルにイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

メトロ イーサネット CFM をスイッチでグローバルにイネーブルまたはディセーブルにします。

set ethernet-cfm { disable | enable }

次に、スイッチでメトロ イーサネット CFM をスイッチでグローバルにイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm enable
Ethernet CFM enabled.
Console> (enable)
 

メトロ イーサネット CFM ドメインの設定

メンテナンス ドメインを作成してメンテナンス レベルを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

メトロ イーサネット CFM ドメインを設定します。

set ethernet-cfm domain domain name level level

次に、レベル 6 に customerXYDomain という名前のメンテナンス ドメインを設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm domain customerXYDomain level 6
Created a Domain customerXYDomain at level 6.
Console> (enable)

メトロ イーサネット CFM のメンテナンス アソシエーション

メンテナンス ドメイン内にメンテナンス アソシエーションを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

メンテナンス ドメイン内にメトロ イーサネット CFM メンテナンス アソシエーションを設定します。

set ethernet-cfm maintenance-association ma-name-fmt fmt name | value domain domain-name vlan vlan_id [direction up | down]

次に、VLAN ID を指定したメンテナンス アソシエーションをドメインに設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm maintenance-association ma-name-fmt text customerXMA domain customerXYDomain vlan 1 direction up
Maintenance Association created successfully for vlan 1 in domain customerXYDomain
Console> (enable)
 

CFM をメンテナンス ポイントとしてポートに設定する

CFM をポート上でイネーブルまたはディセーブルにし、特定のメンテナンス レベルおよび VLAN に対するメンテナンス エンドポイント(MEP)およびメンテナンス中間ポイント(MIP)としてポートを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ステップ 1

イーサネット CFM を特定のモジュールおよびポートに設定するか、ポートをトランスペアレント モードに設定します。

set port ethernet-cfm mod/por t {enable | disable | transparent}

ステップ 2

ポートを MEP として設定し、特定のメンテナンス レベルに対する MPID を設定します。

set port ethernet-cfm mod/port mep mpid mpid domain domain-name vlan vlan-id

ステップ 3

特定のドメインまたは特定のメンテナンス レベルに対する MIP を設定します。

set port ethernet-cfm mod/port mip level level vlan vlan-id

次に、VLAN 10 について、モジュール 1、ポート 1 で MEP を初期化する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-cfm 1/1 mep mpid 1 domain XYZ vlan 10
MEP is configured for port 1/1 with MPID 1 in domain XYZ for vlan10.
Console> (enable)
 

次に、MIP レベル 5 のモジュール 1、ポート 1 で MIP を初期化する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-cfm 1/1 mip level 5 vlan 10
MIP is configured for port 1/1 at level 5 for vlan(s)10.
Console> (enable)
 

Continuity-Check プロトコル パラメータの設定

ローカルのメンテナンス エンドポイント(MEP)の特定のレベルに対する continuity-check メッセージ アトリビュートを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

MEP の特定レベルの continuity-check メッセージ アトリビュートを設定します。

set ethernet-cfm continuity-check level level vlan vlans interval interval-value [loss-threshold threshold]

次に、レベル 5 の VLAN ID 11 で 1 分間隔、損失しきい値を 3 メッセージに指定して continuity-check メッセージ アトリビュートを設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm continuity-check level 5 vlan 11 interval 2
loss-threshold 3
CC Attributes set for level(s)5
Console> (enable)
 

次に、特定のメンテナンス アソシエーションまたは特定のレベルの VLAN について continuity-check プロトコルをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm continuity-check level 4 vlan 100
Succesfully enabled CC for level 4 for vlan(s) 100.
Console> (enable)
 

イーサネット CFM traceroute プロトコルのパラメータの設定

traceroute メッセージを使用して入力したイーサネット Connectivity Fault Management(CFM)データのキャッシングをイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ステップ 1

イーサネット CFM データのキャッシングをイネーブルまたはディセーブルにします。

set ethernet-cfm traceroute-database [ enable | disable]

ステップ 2

traceroute データベースのサイズを設定します。サイズの範囲は 1 ~ 4095 エントリです。

set ethernet-cfm traceroute-database size size

ステップ 3

traceroute データベースのエントリの保持時間を設定します。時間の範囲は 1 ~ 2880 分です。

set ethernet-cfm traceroute-database hold-time hold_time

次に、イーサネット CFM データのキャッシングをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm traceroute-database enable
Ethernet TRDB Cache enabled
Console> (enable)
 

次に、traceroute データベースでの保持時間を 300 に設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm traceroute-database hold-time 300
Ethernet TRDB hold-time is set to 300 minutes
Console> (enable)
 

次に、traceroute データベースのサイズを 300 に設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm traceroute-database size 300
Ethernet TRDB size is set to 300.
Console> (enable)

システム CAM エントリの設定

指定したモジュール、ポート番号、および特定の VLAN に対してシステム CAM エントリを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

指定のモジュール、ポート番号、および VLAN に対してシステム CAM エントリを設定します。

set ethernet-cfm port-mac-enable mNo/pNo vlan vlans

次に、モジュール 6、ポート 2、および VLAN 10 に対してシステム CAM エントリを設定する例を示します。

Console>(enable) set ethernet-cfm port-mac-enable 6/2 vlan 10
CAM table updated with entries for port(s) 6/2 vlan(s) 10
Console>(enable)

) DOWN MEP で LTM/LBM を正しく実行できるようにするには、DOWN MEP ポート上の該当する VLAN に対してシステム CAM エントリを設定する必要があります。


メトロ イーサネット CFM ドメインの表示

設定されているすべての CFM ドメインを表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

スイッチに設定されたドメインを表示します。

show ethernet-cfm domain [domain_name] detail

次に、スイッチ上のすべてのドメインに関する情報を表示する例を示します。

Console> (enable)
Console> (enable) show ethernet-cfm domain
----------------------------------------------------
Domain Name Index Level Services
-----------------------------------------------------
dom3 1 3 2000
dom6 2 6 0
dom7 3 7 0
Console> (enable)
 

次に、sjlabf1 ドメインに関する情報だけを表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm domain customerXYZ detail
* - indicates vlan does not exist
$ - indicates vlan is suspended
 
Domain ID : 2
Domain Name : customerXYZ
Level : 4
Total Services : 1
Services :
Vlan Direction CC-Enable shortMAName
100 Up Y CUST-MA-10
 
Console> (enable)

CFM メンテナンス アソシエーション情報の表示

すべてのメンテナンス アソシエーション情報を表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

すべてのメンテナンス アソシエーション情報を表示します。

show ethernet-cfm maintenance-association

Console> (enable) show ethernet-cfm maintenance-association
Maintenance Association Details :
 
* - indicates vlan does not exist
$ - indicates vlan is suspended
------------------------------------------------------------------------------------------
Vlan Dir Domain Lvl MA MA-Name CC- Loss CC- AIS
Name Format Intv Thres Enable state
------------------------------------------------------------------------------------------
2000 up dom3 3 text vlan2000 10 sec 3 TRUE TRUE
2001 up dom3 3 text vlan2001 10 sec 3 TRUE TRUE
2002 up dom3 3 text vlan2002 10 sec 3 TRUE TRUE
2003 up dom3 3 text vlan2003 10 sec 3 TRUE TRUE
2004 up dom3 3 text vlan2004 10 sec 3 TRUE TRUE
2005 up dom3 3 text vlan2005 10 sec 3 TRUE TRUE
2006 up dom3 3 text vlan2006 10 sec 3 TRUE TRUE
2007 up dom3 3 text vlan2007 10 sec 3 TRUE TRUE
2008 up dom3 3 text vlan2008 10 sec 3 TRUE TRUE
2009 up dom3 3 text vlan2009 10 sec 3 TRUE TRUE
2010 up dom3 3 text vlan2010 10 sec 3 TRUE TRUE
Console> (enable)

メトロ イーサネット CFM のメンテナンス ポイント情報の表示

ローカルまたはリモートのすべてのメンテナンス ポイントを表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ローカルまたはリモートのすべてのメンテナンス ポイントを表示します。

show ethernet-cfm maintenance-point { local | remote }

次に、スイッチ上でローカル MEP/MIP 設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm maintenance-point local
* - indicates vlan does not exist
$ - indicates vlan is suspended
@ - indicates vlan is not allowed on this port
LOCAL MEPS:
-------------------------------------------------
Port MPID Dir Level Domain CC Vlan MA-name
Name stat
--------------------------------------------------
3/20 200 DOWN 4 xyz 1 10 MA-10
Total Local MEP's = 1
LOCAL MIPS:
----------------------
Port Level Vlans
----------------------
3/20 5 10
Total Local MIP's = 1
Console> (enable)
 

次に、リモート メンテナンス ポイントを表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm maintenance-point remote
* - indicates port is a channel port
-----------------------------------------------------
MPID Port Vlan Level Mac-Addr Domain Name MA Name RDI
-----------------------------------------------------
200 3/14 10 4 00-30-19-c0-a0-a5 cust-1 MA-10 n
200 3/14 20 4 00-30-19-c0-a0-a5 cust-1 MA-20 n
200 3/14 30 4 00-30-19-c0-a0-a5 cust-1 MA-30 n
200 3/14 40 4 00-30-19-c0-a0-a5 cust-1 MA-40 n
200 3/14 50 4 00-30-19-c0-a0-a5 cust-1 MA-50 n
Console>
 

メトロ イーサネット CFM ステータスの表示

グローバル CFM および AIS ステータス、設定済みの最大メンテナンス レベル、CFM MAC アドレスを表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

グローバル CFM および AIS ステータス、設定済みの最大メンテナンス レベルを表示します。

show ethernet-cfm status

次の例では、CFM および AIS のステータスを表示する方法を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm status
Ethernet CFM is enabled on this switch.
Max configured level is 4.
Bridge Brain Mac Address is 00-13-5f-1f-67-3b.
CFM CC Multicast Address is 01-80-c2-00-00-30.
CFM LTM Multicast Address is 01-80-c2-00-00-38.
CFM AIS is enabled.
CFM AIS Default Transmission Interval is 1 sec.
CFM AIS configured level is 8.
CFM AIS PDUs to be transmitted at 1 sec Interval is 8.
Console> (enable)
 

メトロ イーサネット CFM の統計情報の表示

送信された Continuity Check Messages(CCM)、ランダムなトランザクション ID で受信した CCM、Loopback Replies(LBR)、Linktrace Replies(LTR)などの CFM パケットの統計情報を表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

連続性チェック パケットの統計情報を表示します。

show ethernet-cfm statistics [ mpid mpid]

次に、CFM 統計情報の表示例を示します。

SW8> (enable)
SW8> (enable)
SW8> (enable) show ethernet-cfm statistics
 
* - indicates vlan does not exist
$ - indicates vlan is suspended
@ - indicates vlan is not allowed on this port
 
--------------------------------------------------------------------------------
MPID Port Vlan CCM CCM Seq LTR LBR LBR LBR LBR
Sent Error unexpected sent seq-err recvd bad-msdu
--------------------------------------------------------------------------------
2001 3/1 2000 1407 20 0 5 0 0 0
2002 3/1 2001 1407 21 0 0 0 0 0
2003 3/1 2002 1407 15 0 0 0 0 0
2004 3/1 2003 1407 36 0 0 0 0 0
2005 3/1 2004 1406 32 0 0 0 0 0
2006 3/1 2005 1406 33 0 0 0 0 0
2007 3/1 2006 1406 23 0 0 0 0 0
2008 3/1 2007 1406 36 0 0 0 0 0
2009 3/1 2008 1406 18 0 0 0 0 0
2010 3/1 2009 1405 34 0 0 0 0 0
2011 3/1 2010 1407 22 0 0 0 0 0
2012 3/1 2011 1406 36 0 0 0 0 0
2013 3/1 2012 1407 20 0 0 0 0 0
2014 3/1 2013 1405 33 0 0 0 0 0
Console> (enable)
 

メトロ イーサネット CFM エラーの表示

前回のリロード以降に記録された CFM 連続性チェックと AIS エラー状態を表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

CFM および AIS エラー状態を表示します。

show ethernet-cfm errors {domain domain-name}

次に、イーサネット CFM エラーを表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm errors
------------------------------------------------------------------------------------------
Lvl Vlan MPID Remote-MAC Reason MA-Name Domain-Name
-----------------------------------------------------------------------------------------
6 2816 8190 00-0b-45-a8-c4-3b AIS-Error vlan2816 dom6
6 2816 817 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan2816 dom6
6 2560 8190 00-0b-45-a8-c4-3b AIS-Error vlan2560 dom6
6 2560 561 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan2560 dom6
6 2304 8190 00-0b-45-a8-c4-3b AIS-Error vlan2304 dom6
6 2304 305 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan2304 dom6
6 2048 8190 00-0b-45-a8-c4-3b AIS-Error vlan2048 dom6
6 2048 49 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan2048 dom6
6 3328 1329 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan3328 dom6
6 3072 1073 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan3072 dom6
6 3840 1841 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan3840 dom6
6 3584 1585 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan3584 dom6
6 2817 8190 00-0b-45-a8-c4-3b AIS-Error vlan2817 dom6
6 2817 818 00-11-bc-99-af-fb Lifetime-Expiry vlan2817 dom6
Console> (enable)

メトロ イーサネット CFM traceroute データベースの表示

traceroute データベースの内容を表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

traceroute データベースの内容を表示します。

show ethernet-cfm traceroute-database [status | size | hold time]

次に、traceroute データベースの内容を表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm traceroute-database
Traceroute to 00-50-3e-78-fb-fb on Domain dom3, Level 3,
Vlan 2000 issued at Wed Aug 12 2009, 03:12:17
 
B = Intermediary Bridge
! = Target Destination
* = Per hop Timeout
--------------------------------------------------------------------------------
MAC Ingress Ingr Action Relay Action
 
Hops Host Forwarded Egress Egr Action Prev Hop
 
--------------------------------------------------------------------------------
B 1 y69 00-12-da-66-76-3b 4/13 IngOK RlyMPDB
Forwarded 00-0f-f8-8d-cb-fb
B 2 y72 00-0f-f8-8a-d0-7b RlyMPDB
Forwarded 3/5 EgrOK 00-12-da-66-76-3b
! 3 y90 00-50-3e-78-fb-fb RlyHit
Not Forwarded 00-0f-f8-8a-d0-7b

メトロ イーサネット CFM の消去

CFM パラメータを消去するには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

メトロ イーサネット CFM ドメインを消去します。

clear ethernet-cfm domain domain_ name level level

メトロ イーサネット CFM CC 情報を消去します。

clear ethernet-cfm continuity-check level level vlan vlan

次に、VLAN のイーサネット CFM CC レベルを消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm continuity-check level 3 vlan 1
cc attributes are cleared for level(s) 3
Console> (enable)
 

次に、イーサネット CFM ドメインを消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm domain test level 1
Domain test is cleared from level 1.
Console> (enable)
 

メトロ イーサネット CFM メンテナンス アソシエーションの消去

メンテナンス ドメイン内に設定されているメンテナンス アソシエーションを消去するには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

メンテナンス ドメイン内に設定されている CFM を消去します。

clear ethernet-cfm maintenance-association domain domain-name

CFM フレームで使用する Maintenance Association ID(MAID; メンテナンス アソシエーション ID)を作成するためのメンテナンス アソシエーション名を消去します。

clear ethernet-cfm maintenance-association ma-name-fmt ma_fmt ma-name domain domain-name

次に、customerXYADomain 内のメンテナンス アソシエーション customerXYA を消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm maintenance-association ma-name-fmt text customerXYA
domain customerXYADomain
Maintenance Association customerXYA cleared from domain customerXYADomain.
Console> (enable)

メトロ イーサネット CFM メンテナンス ポイントの消去

特定のポートの Maintenance End Point(MEP; メンテナンス エンドポイント)または Maintenance Intermediate Point(MIP)を消去するには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

特定のモジュール/ポートに設定されている CFM を消去します。

clear port ethernet-cfm mod/port

あるメンテナンス レベルの MEP 設定を消去し、特定のポートの特定の VLAN を消去します。

(注) MEP レベル値の範囲は 0 ~ 7 です。

(注) VLAN 値の範囲は 1 ~ 4094 です。

clear port ethernet-cfm mod/port mep [domain domain-name | vlan vlan]

MIP 設定を消去します。

clear port ethernet-cfm mod/port mip [level level vlan vlans]

次に、特定のドメイン customerxyz、VLAN 10 のモジュール 2、ポート 1 の MEP 設定を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-cfm 2/1 mep domain customerxyz vlan 10.
MEP config on Port 2/1 is cleared.
Console> (enable)
 

次に、モジュール 2、ポート 1 の MIP 設定を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-cfm 2/1 mip
MIP config on Port 6/1 is cleared.
Console> (enable)

メンテナンス エンドポイントの MAC 設定の消去

特定のモジュールおよび VLAN のポート番号に対し、外向型(ダウン)のメンテナンス エンドポイント(MEP)のポート MAC 設定を消去するには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

MAC 設定を消去します。

clear ethernet-cfm port-mac-enable

VLAN の特定のモジュールおよびポート番号の MEP について MAC 設定を消去します。

clear ethernet-cfm port-mac-enable mNo/pNo vlan vlans

次に、モジュール 3、ポート 14、VLAN ID 10 を指定した外向型(ダウン)の MEP の MAC 設定を消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm port-mac-enable 3/14 vlan 10
Successfully deleted entries for port(s) 3/14 vlan(s) 10.
Console> (enable)

イーサネット CFM traceroute データベースの消去

traceroute データベースの内容を消去するには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

CFM traceroute データベース情報を消去します。

clear ethernet-cfm traceroute-database

traceroute データベースの保持時間とサイズを消去します。

clear ethernet-cfm traceroute-database {hold-time | size}

次に、traceroute データベースの内容を消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm traceroute-database
Traceroute database entries cleared.
Console> (enable)
 

次に、traceroute データベースの保持時間を消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm traceroute-database hold-time
Ethernet TRDB Hold time is cleared and set to default.
Console> (enable)
 

次に、traceroute データベースのサイズを消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-cfm traceroute-database size
Ethernet TRDB Size cleared and set to default.
Console> (enable)
 

アラーム表示信号の設定

ここでは、Connectivity Fault Management(CFM)プロトコルの障害管理機能である、Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)および Remote Defect Indication(RDI; リモート障害表示)の設定方法について説明します。CFM モジュールを 802.3ah Link-OAM と組み合わせることでこれらの新しい拡張機能をサポートします。


) AIS-RDI を使用するには、Release 8.7(3) 以降のソフトウェアが稼動する Catalyst 6500 シリーズ スイッチが必要です。


ここでは、AIS を設定する手順について説明します。

「AIS-RDI のための CFM および 802.3ah Link-OAM の機能概要」

「イーサネット アラーム表示信号」

「イーサネット リモート障害表示」

「AIS および RDI の設定上のガイドラインおよび制約事項」

「アラーム表示信号の設定」

「イーサネット リモート障害表示」

AIS-RDI のための CFM および 802.3ah Link-OAM の機能概要

Ethernet Alarm Indication function(ETH-AIS)および Ethernet Remote Defect Indication(ETH-RDI)は、メトロ イーサネットの Connectivity Fault Management(CFM)の新しい拡張機能です。ETH-AIS は ITU Y.1731 定義の標準規格で、ETH-RDI は IEEE 802.1ag の一部です。AIS と RDI を組み合わせて使用することで、大規模 SPAN ネットワークおよび個別の組織に属する複数の構成ネットワークを管理する複雑度を軽減します。

イーサネット アラーム表示信号

ETH-AIS は、イーサネット OAM の重要な構成要素です。ETH-AIS は、サーバ(サブ)レイヤで障害状態が検出された後にアラームを抑制するために使用します。


) サーバ(サブ)レイヤは仮想 MEP レイヤです。IEEE 802.3ah OAM で障害状態を検出できます。


AIS はカスタマー レベルの障害とプロバイダー レベルの障害とを区別できます。AIS は次の目的で使用します。

1. 上位のメンテナンス ドメイン レベルで連続性チェック間隔をより長時間潜在的に許可することで、下位から上位に障害を通知します。

2. 下位レベルを送信元とする障害検出を上位レベルに通知することにより、複数の冗長アラームが生成されるのを抑制します。

3. カスタマーがサービスのアベイラビリティを監視できるようにします。

AIS モジュールの主な機能は次のとおりです。

AIS の障害状態が原因で発生した信号障害状態に関する AIS Protocol Data Unit(PDU; プロトコル データ ユニット)を生成します。

処理のために AIS PDU を受信し、満了タイマーを維持します。

リモート MEP の接続性パス障害について連続性チェック モジュールに通知します。すると CCM モジュールは、エラー状態が解消されるまでの間、定期 CCM に RDI フラグが設定された Continuity Check Message(CCM)を生成します。

設定管理アプリケーションに信号を送信してアラームを抑制します。

CFM と 802.3ah Finite State Machine(FSM; 有限状態マシン)を組み合わせて使用する場合、次の 2 種類のステートがあります。

SEND_ANY:802.3ah OAM リンクが起動し、動作します。このステートでは、AIS PDU は転送されません。

AIS:802.3ah OAM リンクが障害状態を引き起こすトラフィックを検出しました。OAM リンクが明示的に動作可能トリガーを送信してスティッキ ステートを消去するまでは、AIS モジュールはスティッキ ステートを継続します。CFM は障害状態が解消されるまでの間、AIS PDU を定期的に送信します。

サーバの MEP は、MEP(またはサーバ MEP)上でイネーブルまたはディセーブルにできる ETH-AIS 情報とともに AIS フレームを送信します。これらのフレームは、障害状態が検出されると、クライアントのメンテナンス レベルで MEP(サーバ MEP を含む)から発行されます。次の場合が障害状態にあてはまります。

Ethernet Continuity Check(ETH-CC)がイネーブルのときの信号障害状態。

Ethernet Continuity Check(ETH-CC)がディセーブルのときの AIS 状態。


) サーバ MEP には、サーバのレイヤ終端機能とサーバ/イーサネットのアダプテーション機能の両方があります。Cisco IOS ソフトウェアでは、リンク OAM およびインターフェイス/回線プロトコルのステートは、サーバ MEP として機能します。


タイマー拡張デザイン ロジックおよびガイドライン

AIS の転送間隔は 1 秒にハードコードされており、設定されている AIS PDU の転送後(デフォルトは 5)は、この間隔を 1 分に動的変更できます。

AIS タイマー ロジックは、サーバ MEP によってリンク障害が検出されたときに、スイッチに設定されているグローバル AIS PDU の転送カウントに応じて、1 秒間隔で定期的に送信される AIS PDU の数を決定できるように設計されています。AIS パケット カウントはデフォルトでは 5 に設定されます。

障害状態が解消されると、サーバ MEP は、別の AIS PDU のセット(スイッチに設定されているグローバル AIS PDU tx_count configured)を 1 秒間隔で送信します。このため、その後のリモート MEP は、より迅速に AIS 障害状態から抜け出すことができます。

サーバ MEP およびローカル MEP は両者とも同一タイマー ロジックに従って、ネットワークでこれ以降発生する AIS を送信します。

イーサネット リモート障害表示

MEP は、障害状態が発生したことを ETH-RDI を使用して自身のピア MEP に通知します。MEP が ETH-RDI を使用するのは、イーサネットの Continuity-Check 転送がイネーブルになっている場合に限られます。

障害状態にある MEP は、ETH-RDI 情報を含むフレームを転送します。ETH-RDI 情報を含むフレームを MEP が受信すると、ピア MEP が障害状態に入ったかをこの MEP が判別します。ただし、マルチポイントのイーサネット接続では、ETH-RDI 情報を含むフレームを MEP が受信したときに、いずれのピア MEP に障害状態が発生したかを特定できません。

イーサネット リモート障害表示には、次の 2 種類の管理用途があります。

1. 片端障害管理:受信側の MEP が RDI を検出した場合、これがリモート MEP の一部が故障したことを示します。RDI が受信されない場合は、ネットワークのすべての MEP で障害がないことを意味します。この RDI のメカニズムは、サービス単位で障害管理アクティビティを担当する管理者にとって便利です。

2. 遠端パフォーマンス モニタリングへの寄与:ETH-RDI は、ネットワークの遠端で障害状態があったことを示します。この情報はパフォーマンス モニタリング プロセスに対する 1 つの入力情報として使用されます。

AIS および RDI の設定上のガイドラインおよび制約事項

AIS および RDI の設定時は、次の設定ガイドラインと制約事項に従います。

スイッチで CFM および AIS をグローバルにイネーブルにする必要があります。

AIS をイネーブルにする前にポートで CFM をイネーブルにする必要があります。

サーバ MEP ポートで Link-OAM をイネーブルにする必要があります。これにより、Link OAM-CFM が動作可能になります。

CFM を明示的にディセーブルにしているが AIS が引き続きイネーブルの場合は、設定には AIS の設定が表示されます。ただし、この場合は AIS は動作しません。

すべての AIS アトリビュート(level、interval、enable/disable、alarm suppression)は MA に属します。MEP はこれらのアトリビュートを MA から継承します。任意の AIS パラメータを設定できるように MA を 1 つ作成する必要があります。

すべての VLAN ごとに、MA の AIS パラメータを設定するための MA を作成する必要があります。サーバ MEP およびローカル MEP のすべての CFM エンティティに対して AIS 設定が提供されます。

ソフトウェアは AIS の受信または転送を示す SNMP トラップ生成をサポートしません。イベントを管理者に通知する syslog メッセージが生成されます。Y.1731 は MIB を定義しないため、この場合、新しい MIB または 802.1ag で定義するための拡張機能のいずれかが必要になります。

CFM は、サーバ MEP の AIS 障害状態についての SNMP トラップを生成しません。管理者に通知するための syslog メッセージだけが生成されます。

ネットワーク障害のためにリモート MEP で CC ライフタイムが満了になった場合、および、アラーム抑制をイネーブルにしているローカル MEP がすでに AIS 状態にある場合(デフォルトはイネーブル)、そのリモート MEP でのトラップは抑制されます。ライフタイム満了トラップを生成するには、アラーム抑制を明示的にディセーブルにする必要があります。

EtherChannel およびサーバ MEP の設定で、EtherChannel の最後のポートがダウンするまでは、AIS の生成は抑制されます。EtherChannel の最後のポートが集約ポートを離れたときに限り AIS が生成されます。チャネル ポートのいずれかが動作可能になると、AIS の状態が解消されます。

アラーム表示信号の設定

ここでは、アラーム表示信号の設定方法について説明します。

「メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号のイネーブル化またはディセーブル化」

「AIS パラメータの Continuity-Check プロトコルの設定」

「メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号の転送レベルの設定」

「メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号の PDU 転送カウントの設定」

「個々のポートでの CFM の AIS 設定」

「CFM AIS/RDI エラーの表示」


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference Software Release 8.x』を参照してください。


メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号のイネーブル化またはディセーブル化

CFM AIS をスイッチでグローバルにイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

スイッチで CFM AIS をグローバルにイネーブルまたはディセーブルにします。

set ethernet-cfm ais { disable | enable }

次に 、スイッチでグローバルに CFM AIS をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm ais disable
Link-Status AIS feature is already disabled on the switch.

Console> (enable)

AIS パラメータの Continuity-Check プロトコルの設定

特定の MA またはサービスに属するすべての MEP に AIS アトリビュートを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ステップ 1

MA のすべての MEP で AIS レベルおよび VLAN を指定する AIS 生成をイネーブルまたはディセーブルにします。

set ethernet-cfm continuity-check level levels vlan vlans ais {enable | disable}

ステップ 2

MA のすべての MEP にメンテナンス レベルを設定します。有効な値の範囲は 0 ~ 7 です。

set ethernet-cfm continuity-check level levels vlan vlans ais level level

ステップ 3

MA のすべての MEP のアラーム抑制をイネーブルまたはディセーブルにします。

set ethernet-cfm continuity-check level levels vlan vlans ais alarm-suppress {enable | disable}

次に、レベル 0、VLAN ID 1000 の AIS 生成をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm continuity-check level 0 vlan 1000 ais enable
CC Attributes set for level(s) 0.
Console> (enable)
 

次に、レベル 0、VLAN ID 1000 の AIS 生成をディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm continuity-check level 0 vlan 1000 ais disable
CC Attributes set for level(s) 0.
Console> (enable)
 

次に、レベル 0、VLAN ID 1000 のアラーム抑制をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm continuity-check level 0 vlan 1000 ais alarm-suppress enable
CC Attributes set for level(s) 0.
Console> (enable)
 

次に、MEP の AIS レベルを設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm continuity-check level 5 vlan 5 ais level 6
CC Attributes set for vlan(s) 5 on level 5.

Console> (enable)

メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号の転送レベルの設定

CFM の AIS 転送レベルをスイッチでグローバルに設定するには、特権モードで次の作業を行います。この設定は障害の検出時にすべてのサーバ MEP が転送する AIS PDU に継承されます。

作業
コマンド

CFM の AIS 転送レベルをスイッチでグローバルに設定します。

set ethernet-cfm ais level { level | default}

次に、CFM の AIS レベルをスイッチでグローバルに設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm ais level 4
Link-Status AIS transmission level configured to 4 on the switch.

Console> (enable)

メトロ イーサネット CFM のアラーム表示信号の PDU 転送カウントの設定

スイッチで CFM のアラーム表示信号の PDU 転送カウントを設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

AIS の PDU 転送カウントをスイッチでグローバルに設定します。有効な値の範囲は 3 ~ 10 です。デフォルトは 5 分です。

set ethernet-cfm ais tx-count count

次に、AIS の PDU 転送カウントをスイッチでグローバルに設定する例を示します。

Console> (enable) set ethernet-cfm ais tx-count 10
AIS PDU transmission count set to 10 on the switch.
Console> (enable)
 

個々のポートでの CFM の AIS 設定

ポートで AIS をイネーブルまたはディセーブルにし、ポートに AIS のパラメータを設定するには、特権モードで次のタスクを行います。

作業
コマンド

サーバ MEP の設定に AIS を指定し、スイッチ ポートでの AIS 生成を指定するために、AIS をポートでイネーブルまたはディセーブルにします。

set port ethernet-cfm mod/port ais {enable | disable}

次に、CFM AIS をポートでイネーブルにする例を示します。

Console > (enable) set port ethernet-cfm 2/2 ais enable
Server MEP AIS generation is enabled on the port 2/2.
Console > (enable)
 

CFM AIS/RDI エラーの表示

前回のリロード以降に記録された CFM および AIS/RDI エラーを表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ステップ 1

特定のメンテナンス レベルを持つメンテナンス ポイントの CFM エラー状態を表示します。

show ethernet-cfm errors [ level level ]

ステップ 1

デバイス ドメインの名前を指定してメンテナンス ポイントの CFM エラー状態を表示します。

show ethernet-cfm errors [domain domain_name]

次に、ローカル メンテナンス ポイントの AIS および RDI のエラーを表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-cfm errors
------------------------------------------------------------------------------------------
Lvl Vlan MPID Remote-MAC Reason MA-Name Domain-Name
------------------------------------------------------------------------------------------
0 2010 8190 00-14-f2-31-c1-08 AIS-Errror vlan2010 dom0

6 2000 8190 00-0b-45-a9-2c-fb RDI-Error vlan2000 dom6

イーサネット ローカル管理インターフェイスの設定

ここでは、Ethernet Local Managagement Interface(ELMI; イーサネット ローカル管理インターフェイス)の設定方法について説明します。

「ELMI の機能概要」

「イーサネット ローカル管理プロトコル」

「ELMI の設定」

ELMI の機能概要

ELMI は、イーサネット レイヤの Operation, Administration, and Maintenance(OAM)を行うプロトコルです。このプロトコルでカスタマー エッジ(CE)デバイスの自動設定を可能にする情報が提供され、Metro Ethernet Network(MEN; メトロ イーサネット ネットワーク)の場合は Ethernet Virtual Connection(EVC; イーサネット仮想接続)のステータスが提供されます。ELMI は、インターフェイスに EVC が追加または削除されると、CE デバイスに EVC の動作ステートを通知します。また、ELMI は EVC のアトリビュートおよび User-Network Interface(UNI; ユーザネットワーク インターフェイス)も CE デバイスに送信します。

イーサネット ローカル管理プロトコル

ELMI プロトコルには次の機能があります。

イーサネット仮想接続(EVC):ポート レベルのポイントツーポイントまたはマルチポイントツーマルチポイントのレイヤ 2 回路を EVC にできます。CE デバイスは、EVC ステータスを使用してサービス プロバイダー ネットワークまでの代替パスを検索できます。あるいは、イーサネットまたはフレーム リレーや Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)などの別の代替サービスを経由してバックアップ パスまでフォール バックする場合もあります。

イーサネット ローカル管理インターフェイス(ELMI):ELMI は、イーサネット レイヤの OAM プロトコルで、MEN の Customer Edge(CE)デバイスとプロバイダー エッジ(PE)との間で動作します。このプロトコルは、サービス プロバイダーがサービス パラメータで CE デバイスを自動設定したり、User Provider Edge(UPE; ユーザのプロバイダー エッジ)デバイスからパラメータを変更したりできる情報を提供します。

MEN では、EVC のステータスは OAM プロトコルによって決定されます。Catalyst オペレーティング システムでは、ELMI が CFM に従って MEN 内の CFM ドメイン間の EVC のエンドツーエンドのステータスを提供し(PE デバイス)、ELMI を通じて CE デバイスを更新します。


) Catalyst オペレーティング システムは、PE モードだけで ELMI をサポートします。


ユーザネットワーク インターフェイス(UNI):UNI はサービス プロバイダーとカスタマー間の物理的な境界ポイントです。アトリビュートは UNI の ID および UNI タイプと類似し、CE デバイスに接続する PE ポート上で定義されます。ELMI プロトコルは UNI インターフェイス上で動作します。

ELMI には次の機能があります。

EVC が追加されると CE に通知します。

EVC が削除されると CE に通知します。

設定されている EVC のアベイラビリティ(Active、Not Active、または Partially Active)を CE に通知します。

UNI および EVC のアトリビュートを CE に通知します。

ELMI の設定

図 20 - 4 に、マルチポイント EVC ネットワークに設定された ELMI の例を示します。

図 20-4 マルチポイント EVC ネットワークに設定された ELMI

 

図 20 - 4 に適用されるガイドラインは次のとおりです。

PE1、PE2、および PE3 が MEN の PE スイッチです。


) • PE1 は、Release 8.7(2) の Catalyst ソフトウェアが稼動するスーパーバイザ エンジンとして WS-SUP720-3BXL を使用する WS-C6509 シャーシ スイッチです。

PE2 は、Release 8.7(2) の Catalyst ソフトウェアが稼動するスーパーバイザ エンジンとして WS-SUP32-10GE-3B を使用する WS-C6509 シャーシ スイッチです。

PE3 は、Release 8.7(2) の Catalyst ソフトウェアが稼動するスーパーバイザ エンジンとして WS-SUP720-3BXL を使用する WS-C6513 シャーシ スイッチです。


 

PE1、PE2、および PE3 のスイッチには、CFM VLAN として設定済みの VLAN 10 および 250(スイッチ VLAN)があります。

ELMI プロトコルは、PE1 スイッチと CE1(Cisco Internet Switch and Router (ISR) 3845)との間で動作します。

リモート MEP の Continuity Check Database(CCDB)のカタログ化が VLAN 10 および 250 の 3 つすべての PE スイッチで行われます。

すべての接続ポートは上記の VLAN を伝送する 802.1Q トランク ポートです。

PE1 Supervisor Engine 720 WS-C6509 と CE1-ISR 3845 との間で ELMI をイネーブル化して実行する前に、アップ CFM MEP がエッジ スイッチ PE1(ポート 4/4)に存在している必要があります。図 20-4 で示すように、アップ CFM MEP は、ポート 11/38 およびポート 4/5 でエッジ スイッチ PE2 および PE3 にそれぞれ存在しています。この図では、ELMI プロトコル用に PE スイッチをイネーブルにしたり、PE1 スイッチと CE1-ISR3845 との間で ELMI フレームを送受信したりできるようにするための設定手順が必要です。


) ELMI をスイッチでグローバルにイネーブル化する必要があります。


CE デバイスに接続するポート 4/4 の PE1 で ELMI をイネーブルにします。

マルチポイント EVC(UNI-A、UNI-B、および UNI-C の 3 つの Uni-count を持つ EVC 250 および EVC 10)を、CFM 内向型 MEP が存在する VLAN 10 および 250 にマッピングされる PE スイッチに設定します。EVC は CE VLAN 10 および 250 にもマッピングされます。

UNI ID および UNI タイプは PE エッジに設定します。ポート 4/4 は ISR CE スイッチに接続します。ポート 4/4 は、dot1q トランク ポートで、このポートに設定される UNI サービスのバンドリング タイプはマルチプレクスです。EVC は、CE1 ISR3845 に接続する PE ポート 4/4 にマッピングされます。

CE1-ISR3845 で ELMI をイネーブルにし、ELMI プロトコルが PE1 と CE1-ISR3845 との間で稼動すると、PE1 と CE1- ISR3845 との間で ELMI フレームが送受信されます。

ELMI プロトコルは、ELMI ステータス メッセージを使用して次の情報を PE から CE に ELMI フレームで伝送します。

EVC のステータスを CE に通知

UNI および EVC のアトリビュートを CE に通知

スイッチ上での ELMI の設定

ここでは、ELMI の設定方法について説明します。

「ELMI のイネーブル化またはディセーブル化」

「EVC のイネーブル化またはディセーブル化」

「ポート単位の ELMI の設定」

「個々のポートでの UNI ID の設定」

「ポート単位の UNI-TYPE の設定」

「ポート単位の EVC の設定」

「EVC の表示」

「CE-VLAN/EVC 情報の表示」

「ELMI 統計情報および設定の表示」

「EVC の消去」

「UNI に対応付けられた個々のポートの EVC を消去する」

「ELMI 統計カウンタの消去」

「UNI 設定の消去」


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference Software Release 8.x』を参照してください。


ELMI のイネーブル化またはディセーブル化

ELMI をスイッチでグローバルにイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ELMI をスイッチでグローバルにイネーブルまたはディセーブルにします。

set ethernet-lmi {enable | disable}

次に、スイッチで ELMI をグローバルにイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set ethernet-lmi enable
Ethernet-LMI is enabled.
Console> (enable)

EVC のイネーブル化またはディセーブル化

グローバル コンフィギュレーション モードでイーサネット仮想接続(EVC)を作成し、EVC に関するさまざまなパラメータをスイッチで設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

EVC をグローバルにイネーブルにし、エンドポイント(UNI)の数、マルチポイント サービス(uni-count が 3)、CFM メンテナンス ドメイン名、MA 名の形式、メンテナンス アソシエーション、関連の CE-VLAN などを指定して、EVC を識別するさまざまなパラメータを設定します。

set ethernet-evc evc-id uni-count count [multipoint] domain name ma-name-fmt fmt ma-name ce-vlan any | vlan


) デフォルトでは、uni-count が 2 の EVC はポイントツーポイントの EVC です。


次に、さまざまな EVC パラメータの設定例を示します。

Console>(enable) set ethernet-evc EVC1 uni-count 2
UNI count for EVC1 is configured as 2.
 
Console> (enable) set ethernet-evc EVC1 domain ELMI ma-name-fmt text CFM1
Successfully create EVC EVC1 and CFM service name CFM1.
 
Console>(enable) set ethernet-evc EVC1 ce-vlan 10
CE-Vlan 10 is successfully mapped to EVC1.
Console > (enable)

ポート単位の ELMI の設定

ELMI 処理をポートでイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

スイッチ ポートで ELMI をイネーブルまたはディセーブルにします。

set port ethernet-lmi {mod/port} {enable | disable}

ステータス クエリーを転送するためのタイマー値とポーリング タイマーを指定します。

(注) t391 は CE 設定の一部です。Catalyst オペレーティング システムがサポートするのは PE モードだけです。

(注) ポーリング タイマーの範囲は 5 ~ 30 秒です。

set port ethernet-lmi {mod/port} t391 {value | default | disable}

CE デバイスで送信され、PE がステータス メッセージで応答するステータス クエリーを確認するためのポーリング検証タイマーを指定します。

(注) t392 は、t391 より大きい値にする必要があります。

(注) ポーリング検証タイマーの範囲は 5 ~ 30 秒です。

set port ethernet-lmi {mod/port} t392 {value | default | disable}

ユーザネットワーク インターフェイス(UNI)のフル ステータスおよびすべての EVC カウントを示すポーリング カウンタを指定します。

(注) n391 は CE にだけ適用されます。

(注) EVC ポーリング カウントの範囲は 1 ~ 65000 です。

set port ethernet-lmi {mod/port} n391 {value | default}

監視対象のイベントのカウントを示すイベント カウンタを指定します。

(注) n393 は CE および PE に適用されます。

(注) イベント カウンタの範囲は 1 ~ 10 です。

set port ethernet-lmi {mod/port} n393 {value | default}

次に、ELMI ポートの設定例を示します。

Console>(enable) set port ethernet-lmi 3/1 enable
Ethernet LMI is enabled on port 3/1.
 
Console>(enable) set port ethernet-lmi 3/1 t392 30
Ethernet LMI polling verification timer is set to 30 seconds for port 3/1.
Console>(enable)

個々のポートでの UNI ID の設定

特定のポートに UNI ID を設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

特定のモジュールおよびポートに UNI ID を設定します。

set port ethernet-uni {mod/port} id {uni-id}

次に、モジュール 3、ポート 1 のイーサネット UNI ID を CUST_A_PORT1 に設定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-uni 3/1 id CUST_A_PORT1
UNI id CUST_A_PORT1 is configured on port 3/1
Console> (enable)
 

ポート単位の UNI-TYPE の設定

特定のポートに UNI-TYPE を設定するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

特定のモジュールおよびポートに UNI-TYPE を設定します。

set port ethernet-uni {mod/port} type {all-to-one | multiplex}

次に、モジュール 5、ポート 1 の UNI TYPE を all-to-one に設定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-uni 5/1 type all-to-one
Uni type on port 5/1 successfully set to all-to-one.
 

次に、モジュール 5、ポート 1 の UNI TYPE を multiplex に設定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-uni 5/1 type multiplex
Uni type on port 5/1 successfully set to multiplex.
 

ポート単位の EVC の設定

EVC をポートおよび対応する CE-VLAN に対応付けるには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

特定のモジュールおよびポートで EVC をイネーブルまたはディセーブルにし、EVC の ID を関連付けます。

set port ethernet-evc mod/port [evc_id]

次に、モジュール 7、ポート 1 のイーサネット EVC ID を EVC1 に設定する例を示します。

Console> (enable) set port ethernet-evc 7/1 EVC1
EVC1 is associated to port 7/1.

Console> (enable

EVC の表示

デバイスに設定された EVC を表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

デバイスに設定された EVC を表示します。

show ethernet-evc {[detail] | evc_id [detail]}

次に、デバイスに設定された EVC を表示する例を示します。

Console> (enable) show ethernet-evc
St EVC Id CE-Vlan
--- ---------- -------------------------------
A EVC1 10
A EVC2 20
 
Key: St=Status, A=Active, P=Partially Active, I=Inactive, ?=ELMI Link Down
 
Console> (enable) show ethernet-evc detail
EVC Id: EVC1
EVC Type: P-P
EVC Status: Active
EVC Uni Count: 2
Number of Remote UNIs up: 1
Number of Local UNIs up: 1
CFM Service Maintenance Domain: ELMI
CFM Service Maintenance Name: CFM1
EVC CE-Vlan Mapping: 10
Ports associated to this EVC: 7/1
Remote UNI Details:
UNI Id UNI Status Port
-------------- ------------ -----------
SANFRANCISCO Up 4/47
 
EVC Id: EVC2
EVC Type: P-P
EVC Status: Inactive
EVC Uni Count: 2
Number of Remote UNIs up: 0
Number of Local UNIs up: 1
CFM Service Maintenance Domain: SJC
CFM Service Maintenance Name: CFM2
EVC CE-Vlan Mapping: 20
Ports associated to this EVC: 7/1

CE-VLAN/EVC 情報の表示

ポートに設定された CE-VLAN/EVC マッピングを表示するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

CE-VLAN/EVC マッピングを表示します。

show port ethernet-evc mod/port {[detail] | evc-id [detail]}

次に、モジュール 7、ポート 1 に設定された CE-VLAN/EVC マッピングを表示する例を示します。

Console>(enable) show port ethernet-evc 7/1
UNI Id: PE-CUSTA-PORT1
St EVC Id CE-Vlan
------ -------------- ----------
?A EVC1 10
?A EVC2 20
Key: St=Status, A=Active, P=Partially Active, I=Inactive, ?=ELMI Link Down
 
Console> (enable) show port ethernet-evc 7/1 EVC1 detail
Port: 7/1
EVC Id: EVC1
Time since Last Full Report: Never
Ether LMI Link Status: Down
UNI Id: SANJOSE
UNI Status: Up
CE-VLAN/EVC Map Type: multiplex
CE-VLAN: 10
EVC Status: Inactive
EVC Type: Point-to-Point
Remote UNI Count: Configured = 1, Active = 0

ELMI 統計情報および設定の表示

ELMI 統計情報および ELMI パラメータを表示するには、特権モードで次のいずれかの作業を行います。

作業
コマンド

ELMI 統計情報を表示します。

show port ethernet-lmi mod/port statistics

ELMI 設定を表示します。

show port ethernet-lmi mod/port config

次に、モジュール 7、ポート 1 の ELMI 統計情報および設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show port ethernet-lmi 7/1 statistics
E-LMI statistics for port 7/1
Ethernet LMI Link Status: Up
UNI Status: Up
UNI Id: PE1-CustA-Port1
Reliability Errors:
Status Enq Timeouts 0 Invalid Sequence Number 0
Protocol Errors:
Invalid Protocol Version 0 Invalid EVC Reference Id 0
Invalid Message Type 0 Out of sequence IE 0
Duplicated IE 0 Mandatory IE missing 0
Invalid Mandatory IE 0 Invalid non-mandatory IE 0
Unrecognized IE 0 Unexpected IE 0
Last Full Status Enq Rcvd 00:00:10 Last Full Status Sent 00:00:10
Last Status Check Enq Rcvd 00:00:00 Last Status Check Sent 00:00:00
Last clearing of counters never
Console> (enable) show port ethernet-lmi 7/1 config
E-LMI parameters for port 7/1
Port Ethernet LMI: Enabled
Operational Status: Disabled
Mode: PE
T391: NA
T392: 15
N391: NA
N393: 4
Console <enable>

EVC の消去

スイッチの EVC を消去するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

スイッチに設定された EVC を消去します。

clear ethernet-evc [evc_id]

次に、EVC1 を消去する例を示します。

Console> (enable) clear ethernet-evc EVC1
EVC1 is successfully cleared.
Console> (enable)

UNI に対応付けられた個々のポートの EVC を消去する

UNI に対応付けられた任意の EVC または指定の EVC を消去するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

スイッチ ポートに設定された EVC を消去します。

clear port ethernet-lmi mod/portstatistics

次に、モジュール 7、ポート 1 に対応付けられた EVC を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-evc 7/1
EVCs associated with port 7/1 are cleared.
Console> (enable)

ELMI 統計カウンタの消去

すべてのポートまたは指定のポートの ELMI 統計カウンタを消去するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ELMI 統計カウンタを消去します。

clear port ethernet-evc mod/port [evc_id]

次に、モジュール 7、ポート 1 に対応付けられた ELMI 統計を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-lmi 7/1 statistics
Ethernet LMI statistics cleared on port 7/1.
Console> (enable)

UNI 設定の消去

ポートの UNI 設定を消去するには、特権モードで次の作業を行います。

作業
コマンド

ポートの UNI 設定を消去します。

clear port ethernet-evc mod/port [id | type]

次に、ポート 1 のモジュール 7 の UNI 設定を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port ethernet-uni 7/1
UNI configuration is cleared for port 7/1.
Console> (enable)
 

MAC アドレス移動カウンタの設定

ここでは、MAC アドレス移動カウンタについて説明します。

「MAC アドレス移動カウンタの機能概要」

「MAC アドレス移動カウンタ設定時の注意事項および制限事項」

「MAC アドレス移動カウンタの Syslog 生成」

「MAC アドレス移動カウンタの実行」

MAC アドレス移動カウンタの機能概要

MAC アドレス移動カウンタ機能では、既存の MAC アドレスが同じ VLAN 内の所定のポートから他のポートに移動するたびに加算されるカウンタを提供します。他のポート上で同じ MAC アドレスを確認した場合は、ネットワーク内に問題(スパニング ツリー ループ、HSRP フラッピング、またはサーバ リンク フラッピングなど)があることを意味する可能性があります。ただし、この状況が常に問題を意味するというわけではありません。次のイベントが発生した場合、他のポート上に同じ MAC アドレスを確認できますが、これは通常の動作であると見なされ、問題を示唆するものではありません。

ノート型 PC をあるポートから別のポートに移動するなど、VLAN ドメイン間でノート型 PC が移動した。

物理ポートまたはワイヤレス接続を通じて VLAN との接続が複数あるノート型 PC が移動した。

デュアル NIC を搭載した 1 つのサーバが 2 種類の VLAN に移動した。

MAC アドレス移動カウンタ機能が導入される前は、MAC アドレスが移動するたびに、既存の MAC 移動通知機能により Syslog が生成されていました。既存機能には、主に次の 2 つの欠点があります。

MAC 移動が多数ある場合、Syslog が大量に生成されてしまう可能性があります。

この機能には、移動した MAC アドレスを後で検証するために表示する簡便な手段がありません。

MAC アドレス移動カウンタ設定時の注意事項および制限事項

MAC アドレス移動カウンタを設定する場合は、次の設定時の注意事項と制限事項に従ってください。

レイヤ 2 AISC は、すべての新しい MAC アドレスを学習し、それらをポートに対応付けます。学習されるのは、ダイナミック CAM エントリだけです。

MAC アドレス移動は、MAC アドレスが同じ VLAN 内の所定のポートから他のポートに移動した場合に定義されます。

カウンタは、既存の MAC アドレスが同じ VLAN 内の所定のポートから他のポートに移動するたびに加算されます。

プライベート VLAN の場合、MAC アドレス移動は、同じプライマリ VLAN 内の異なるセカンダリ VLAN で所定のポートから他のポートに移動する MAC アドレスとして定義されます。

set cam notification move { enable | disable } コマンドを入力しすると、MAC アドレス移動カウンタ機能と既存の MAC アドレス移動機能が共存します。

この機能により、VLAN ごとに最大 1000 の MAC アドレス移動カウンタ タプルを保存できます。上限の 1000 タプルを超過した場合、その VLAN で新たに発生した移動は記録されません。

Syslog を適切に生成するため、 set logging level earl severity コマンドを入力して、EARL ファシリティのロギング レベルを 4 以上に設定する必要があります。

MAC アドレス移動カウンタの Syslog 生成

MAC アドレス移動カウンタでは、次に説明する Syslog を生成します。

「MAC アドレス移動の検出」

「特定 VLAN の MAC アドレス移動カウンタの上限の超過」

MAC アドレス移動の検出

表 20-4 で、「%EARL-4-MAC_MOVE_COUNTER:Mac move(s) detected」という Syslog が生成される原因となるシナリオについて説明します。

表 20-4 MAC アドレス移動カウンタの Syslog 生成

シナリオ
MAC アドレス移動カウンタの Syslog 生成の有無

MAC アドレス移動カウンタが初回イネーブルにされてから、1 つ以上の MAC アドレス移動が発生した。

あり

MAC アドレス移動カウンタがディセーブルにされた後でイネーブルにされ、それ以降に 1 つ以上の MAC アドレス移動が発生した。

あり

clear cam notification move counters all コマンドにより、すべての VLAN の MAC アドレス移動カウンタ エントリが消去され、その後 1 つ以上の MAC アドレス移動が発生した。

あり

clear cam notification move counters vlan コマンドにより、指定の VLAN の MAC アドレス移動カウンタ エントリが消去され、その後 1 つ以上の MAC アドレス移動が発生した。

なし

MAC アドレス移動カウンタがディセーブルで、MAC アドレス移動が発生している。

なし

特定 VLAN の MAC アドレス移動カウンタの上限の超過

次の Syslog は、VLAN 単位の MAC アドレス移動カウンタ タプルの上限である 1000 を超過した場合に生成されます。「%EARL-4-MAC_MOVE_COUNTER_COUNT_EXCEEDED: Maximum limit for MAC move counters exceeded for Vlan vlan」

MAC アドレス移動カウンタの実行

ここでは、MAC アドレス移動カウンタの実行方法について説明します。

「MAC アドレス移動カウンタのイネーブル化またはディセーブル化」

「MAC アドレス移動カウンタの統計情報の表示」

「MAC アドレス移動カウンタの統計情報の消去」

MAC アドレス移動カウンタのイネーブル化またはディセーブル化

MAC アドレス移動カウンタをイネーブルまたはディセーブルにするには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

MAC アドレス移動カウンタをイネーブルまたはディセーブルにします。

set cam notification move counters { disable | enable }

次に、MAC アドレス移動カウンタをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set cam notification move counters enable
MAC move counters are enabled
 
Please change the logging level for the Earl facility, as the current logging
level is set to 2 and Mac Move Counters requires a logging level of at least 4.
Console> (enable)
 

次に、EARL ファシリティのロギング レベルを次のように 4 以上に設定する必要がある例を示します。

Console> (enable) set logging level earl 4
System logging facility <earl> for this session set to severity 4(warnings)
Console> (enable)
 

次に、MAC アドレス移動カウンタをディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set cam notification move counters disable
MAC move counters are disabled
Console> (enable)

MAC アドレス移動カウンタの統計情報の表示

MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示するには、通常モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示します。

show cam notification move counters [ vlan ]

次に、すべての VLAN の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cam notification move counters
-----------------------------------------------------------------------------------
Vlan Mac Address From Mod/Port To Mod/Port Count
---- ----------------- ----------------------- ----------------------- ------------
1 00-01-02-04-04-01 2/3 3/1 10
200 00-01-05-03-02-01 5/3 5/1 20
Console> (enable)
 

次に、指定の VLAN の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cam notification move counters 1
-----------------------------------------------------------------------------------
Vlan Mac Address From Mod/Port To Mod/Port Count
---- ----------------- ----------------------- ----------------------- ------------
1 00-01-02-04-04-01 2/3 3/1 15
Console> (enable)
 

次に、To Mod/Port フィールドが EtherChannel に属している場合の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cam notification move counters
-----------------------------------------------------------------------------------
Vlan Mac Address From Mod/Port To Mod/Port Count
---- ----------------- ----------------------- ----------------------- ------------
1 00-01-02-07-08-01 3/1 2/1,2/3,2/5,2/7 10
Console> (enable)
 

次に、From Mod/Port フィールドが EtherChannel に属している場合の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cam notification move counters
-----------------------------------------------------------------------------------
Vlan Mac Address From Mod/Port To Mod/Port Count
---- ----------------- ----------------------- ----------------------- ------------
1 0-01-02-07-03-0A 2/1,2/3,2/5,2/7 3/1 20
Console> (enable)
 

次に、To Mod/Port フィールドおよび From Mod/Port フィールドが EtherChannel に属している場合の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cam notification move counters
-----------------------------------------------------------------------------------
Vlan Mac Address From Mod/Port To Mod/Port Count
---- ----------------- ----------------------- ----------------------- ------------
1 00-01-02-06-08-01 3/1,3/3,3/5,3/7 2/1,2/3,2/5,2/7 15
Console> (enable)

MAC アドレス移動カウンタの統計情報の消去

MAC アドレス移動カウンタの統計情報を消去するには、特権モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

MAC アドレス移動カウンタの統計情報を消去します。

set cam notification move counters { all | vlan }

次に、すべての VLAN の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を消去する例を示します。

Console> (enable) clear cam notification move counters all
This will clear the mac move counters for all Vlans.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
MAC move counters for all Vlans cleared
Console> (enable)
 

次に、指定の VLAN の MAC アドレス移動カウンタの統計情報を消去する例を示します。

Console> (enable) clear cam notification move counters 1
This will clear the mac move counters for Vlan 1.
Do you want to continue (y/n) [n]? y
MAC move counters for Vlan 1 cleared
Console> (enable)

Digital Optical Monitoring

Digital Optical Monitoring(DOM)機能により、光トランシーバが動作パラメータ(温度、電圧、レーザ バイアス電流、および送受信光パワーなど)にリアルタイムにアクセスできます。


) Xenpak トランシーバは、電圧パラメータをサポートしません。Xenpak トランシーバの場合、電圧は [n/a] と表示されます。


トランシーバに与えられるデフォルト値を表示するには、show transceivers threshold-table コマンドを使用します。per-port set コマンドを使用すると、しきい値を上書きできます。


) バイアス電流は、各トランシーバに固有のパラメータで、per-port set コマンドを使用しても変更できません。


一般的なポート トランシーバ情報の表示

一般的なポート トランシーバ情報を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

一般的なポート トランシーバ情報を表示します。

show port transceiver

次に、一般的なポート トランシーバ情報を表示する例を示します。

Console> show port transceiver
Transceiver monitoring is disabled for all ports.
Monitor interval is set to 10 minutes.
 
If device is externally calibrated, only calibrated values are printed.
++ : high alarm, + : high warning, - : low warning, -- : low alarm.
NA or N/A: not applicable, Tx: transmit, Rx: receive.
mA: milliamperes, dBm: decibels (milliwatts).
 
Optical Optical
Temperature Voltage Current Tx Power Rx Power
Port (Celsius) (Volts) (mA) (dBm) (dBm)
----- -------------- --------- -------- ------------ -----------
3/1 34.6 0.00 29.3 -1.7 -2.1
3/2 32.9 0.00 30.5 -1.8 -2.3

トランシーバの詳細情報の表示

トランシーバの詳細情報を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

トランシーバの詳細情報を表示します。

show port transceiver detail

次に、トランシーバの詳細情報を表示する例を示します。

Console> show port transceiver detail
Transceiver monitoring is disabled for all ports.
Monitor interval is set to 10 minutes.
 
mA: milliamperes, dBm: decibels (milliwatts), NA or N/A: not applicable.
## : high alarm, # : high warning, @ : low warning, @@ : low alarm.
A2D readouts (if they differ), are reported in parentheses.
The threshold values are calibrated.
 
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Temperature Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (Celsius) (Celsius) (Celsius) (Celsius) (Celsius)
----- ----------------- -------------- ------------- -------------- ---------
3/1 34.5 70.0 70.0 0.0 0.0
3/2 32.9 70.0 70.0 0.0 0.0
 
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Voltage Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (Volts) (Volts) (Volts) (Volts) (Volts)
----- --------------- --------------- ------------- ------------- ---------------
3/1 0.00 5.24 5.24 5.24 5.24
3/2 0.00 5.24 5.24 5.24 5.24
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Current Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (milliamperes) (mA) (mA) (mA) (mA)
----- ----------------- -------------- -------------- ------------- --------------
3/1 29.3 2.5 2.5 2.5 2.5
3/2 30.4 2.5 2.5 2.5 2.5
 
Optical High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Transmit Power Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (dBm) (dBm) (dBm) (dBm) (dBm)
----- ------------------- ------------- -------------- ------------- --------------
3/1 -1.7 1.0 0.0 -7.2 -8.2
3/2 -1.8 1.0 0.0 -7.2 -8.2
 
Optical High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Receive Power Threshold Threshold Threshold Threshold
Port (dBm) (dBm) (dBm) (dBm) (dBm)
----- ----------------- -------------- -------------- ------------- --------------
3/1 -2.1 1.0 0.0 -14.1 -16.4
3/2 -2.3 1.0 0.0 -14.1 -16.4

トランシーバのしきい値違反の表示

トランシーバのしきい値違反を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

トランシーバのしきい値違反を表示します。

show port transceiver slot number threshold-violations

次に、トランシーバのしきい値違反を表示する例を示します。

Console> show port transceiver 3 threshold-violations
Transceiver monitoring is enabled for all ports.
Monitor interval is set to 5 minutes.
 
Rx: Receive, Tx: Transmit.
DDDD: days, HH: hours, MM: minutes, SS: seconds
Time since Last Known
Time in slot Threshold Violation Type(s) of Last Known
Port (DDDD:HH:MM:SS) (DDDD:HH:MM:SS) Threshold Violation(s)
----- -------------------------- ----------------------------- ------------
3/1 0000:06:39:07 0000:00:03:57 Tx bias high alarm
5.8 mA > 0.5 mA
3/2 0000:06:39:07 0000:00:03:56 Tx bias high alarm
6.0 mA > 0.5 mA

ポート トランシーバ情報の表示

ポート トランシーバ情報を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ポート トランシーバ情報を表示します。

show port transceiver mod/port

次に、ポート トランシーバ情報を表示する例を示します。

Console> show port transceiver 2/1
sh port transceiver 5/1
Transceiver monitoring is enabled.
Monitor interval is set to 1 minute
 
ITU Channel not available (1550 nm)
## : high alarm, # : high warning, @ : low warning, @@ : low alarm.
NA or N/A: not applicable, Tx: transmit, Rx: receive.
mA: milliamperes, dBm: decibels (milliwatts).
 
Optical Optical
Temperature Voltage Current Tx Power Rx Power
Port (Celsius) (Volts) (mA) (dBm) (dBm)
----- ----------- --------- ------------ ------------ ------------
5/1 29.2 N/A 102.5 0.9 @@ -31.0

ポート トランシーバの設定情報の表示

ポート トランシーバの設定情報を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ポート トランシーバの設定情報を表示します。

show port transceiver mod/portconfig

次に、ポート トランシーバの設定情報を表示する例を示します。

Console> show port transceiver 3/1 config
Transceiver monitoring is disabled.
Monitor interval is set to 1 minute.
 
Transmit Power (dBm)
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Threshold Threshold Threshold Threshold
Port Value Severity Value Severity Value Severity Value Severity
----- ------- ---------- ------- ---------- ------- ---------- ------- -----
3/1 default critical default critical default critical default critical
 
Receiver Power (dBm)
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Threshold Threshold Threshold Threshold
Port Value Severity Value Severity Value Severity Value Severity
----- ------- ---------- ------- ---------- ------- ---------- ------- -----
3/1 default critical default critical default critical default critical
 
Temperature (Celsius)
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Threshold Threshold Threshold Threshold
Port Value Severity Value Severity Value Severity Value Severity
----- ------- ---------- ------- ---------- ------- ---------- ------- ------
3/1 default critical default critical default critical default critical
 
Voltage (volts)
High Alarm High Warn Low Warn Low Alarm
Threshold Threshold Threshold Threshold
Port Value Severity Value Severity Value Severity Value Severity
----- ------- ---------- ------- ---------- ------- ---------- ------- -----
3/1 default critical default critical default critical default critical
 

トランシーバ モニタリングおよびしきい値の設定

ここでは、トランシーバ モニタリングのパラメータおよびしきい値の設定方法について説明します。

「トランシーバ モニタリングのイネーブル化またはディセーブル化」

「トランシーバ モニタリング インターバルの設定」

「トランシーバ温度のしきい値の設定」

トランシーバ モニタリングのイネーブル化またはディセーブル化

トランシーバ モニタリングをイネーブルまたはディセーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

トランシーバ モニタリングをイネーブルにします。

set transceiver-monitoring [enable | disable]

次に、トランシーバ モニタリングをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set transceiver-monitoring enable
Transceiver monitoring is successfully enabled
 

次に、トランシーバ モニタリングをディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set transceiver-monitoring disable
Transceiver monitoring is successfully disabled

トランシーバ モニタリング インターバルの設定

トランシーバ モニタリング インターバルを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

トランシーバ モニタリング インターバルを設定します。

set transceiver-monitoring interval minutes

次に、トランシーバ モニタリング インターバルを設定する例を示します。

Console> (enable) set transceiver-monitoring interval 10
Transceiver monitoring interval is set to 10 minutes

トランシーバ温度のしきい値の設定

トランシーバ温度のしきい値を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

トランシーバ温度のしきい値を設定します。

set port transceiver mod/port [current | rx-power | temperature | tx-power | voltage] [high-alarm | high-warn | low-alarm | low-warn] severity severity value

次に、重大度を指定せずに、トランシーバ温度のしきい値を設定する例を示します。

Console> (enable) set port transceiver 3/1 temperature high-alarm threshold 750
Optical temperature high-alarm threshold is set to 75.0 celsius for port 3/1
 

次に、重大度を指定して、トランシーバ温度のしきい値を設定する例を示します。

Console> (enable) set port transceiver 3/1 temperature high-alarm threshold 75 severity critical
Optical temperature high-alarm threshold is set to 75.0 celsius for port 3/1 and severity is set to critical