Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Software Release 8.5
イーサネット、ファスト イーサネット、 ギガビット イーサネット、および 10 ギ ガビット イーサネット スイッチングの 設定
イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチングの設定
発行日;2012/06/27 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチングの設定

イーサネットの機能概要

セグメント間のフレーム スイッチング

アドレス テーブルの作成

ポート ネゴシエーションの概要

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定

ポート コンフィギュレーションの設定

Supervisor Engine 720 のポート設定

ポート名の設定

ポート速度の設定

ポートのデュプレックス モードの設定

自動 MDI/MDIX のイネーブル化/ディセーブル化

IEEE 802.3X フロー制御の設定

ポート ネゴシエーションのイネーブル化およびディセーブル化

デフォルトのポート イネーブル ステートの変更

ポート デバウンス タイマーの設定

ポート デバウンス タイマーの設定変更

ポートの errdisable ステートにおけるタイムアウト設定

自動モジュール シャットダウンの設定

ポート エラー検出の設定

冗長フレックス リンクの設定

冗長フレックス リンクの設定に関する注意事項および制限事項

フレックス リンクのアクティブ ポートおよびバックアップ ポートの指定

フレックス リンクのポート設定の表示

フレックス リンクのポート設定の消去

ジャンボ フレームの設定

スーパバイザ エンジン上でのジャンボ フレームの設定

MSFC2 上でのジャンボ フレームの設定

接続の確認

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチングの設定

この章では、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上でイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチングを設定する手順について説明します。この章で説明する設定手順は、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチング モジュールのほかに、スーパバイザ エンジン上のアップリンク ポートにも当てはまります。


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「イーサネットの機能概要」

「イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定」

「ポート コンフィギュレーションの設定」

イーサネットの機能概要

Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、イーサネット セグメント間での同時並列接続をサポートします。イーサネット セグメント間のスイッチの接続が維持されるのは、パケットの送信中だけです。次のパケットでは、別のセグメント間で新しい接続を行うことができます。

Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、装置(サーバなど)ごとに専用の 10、100、1000、または 10000 Mbps セグメントを割り当てることにより、広帯域幅装置および大量ユーザに起因する輻輳問題を解消します。スイッチのイーサネット ポートごとに、別々のイーサネット セグメントとなるので、適切に設定されたスイッチング環境のサーバは、帯域へのフルアクセスが可能です。

イーサネット ネットワークでは、コリジョンが障害の主な原因であるため、効果的な解決方法は全二重通信です。Catalyst 6500 シリーズ スイッチの 10 Mbps ポートまたは 100 Mbps ポートでは、全二重モードがオプションとして提供されています(ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートは常に全二重で動作します)。一般的に、イーサネットは半二重モードで動作しますが、これは各ステーションが送信または受信のどちらか一方しかできないことを意味します。全二重モードでは、2 つのステーション間で同時に送受信を行うことができます。同時に両方向にパケットを送れる場合、有効イーサネット帯域幅は 2 倍になり、10 Mbps ポートで 20 Mbps に、ファスト イーサネット ポートで 200 Mbps になります。Catalyst 6500 シリーズ スイッチのギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートは、全二重(それぞれ有効帯域幅は 2 Gbps と 20 Gbps)のみです。

ここでは、イーサネットについて説明します。

「セグメント間のフレーム スイッチング」

「アドレス テーブルの作成」

「ポート ネゴシエーションの概要」

セグメント間のフレーム スイッチング

Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上の各イーサネット ポートは、1 台のワークステーションまたはサーバに接続することも、ハブを介してそこからネットワークに接続する複数のワークステーションまたはサーバに接続することもできます。

一般的なイーサネット ハブのポートはすべて、ハブ内の共通バックプレーンに接続され、ハブに接続されたすべての装置間でネットワーク帯域が共有されます。2 つのステーション間で、相当量の帯域を使用するセッションを確立した場合には、そのハブに接続されたほかのすべてのステーションで、ネットワーク パフォーマンスが低下します。

このようなパフォーマンスの低下を軽減するために、スイッチは各ポートをそれぞれ独立したセグメントとして扱います。別のポート上のステーションで通信が必要になった場合、スイッチはワイヤ スピードで、あるポートから別のポートへフレームを転送するので、各セッションに確実にフル帯域を与えることができます。

ポート間のフレーム スイッチングを効率的に行うために、スイッチはアドレス テーブルを維持します。フレームがスイッチに入ると、スイッチによって、送信側ステーションの MAC(メディア アクセス制御)アドレスとフレームを受信したポートが対応付けられます。

アドレス テーブルの作成

Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、受信したフレームの送信元アドレスを使用してアドレス テーブルを作成します。アドレス テーブルに宛先アドレスが登録されていないフレームをスイッチが受信した場合、そのフレームを受信したポート以外の同一 VLAN(仮想 LAN)のすべてのポートに、フレームがフラッディングされます。宛先ステーションから応答があると、スイッチが適切な送信元アドレスおよびポート ID をアドレス テーブルに追加します。スイッチは以後、1 つのポートだけに後続フレームを転送します。すべてのポートにフラッディングすることはありません。

アドレス テーブルには、エントリのフラッディングを伴わずに少なくとも 32,000 のアドレス エントリを保存できます。スイッチは設定可能なエージング タイマーによって定められたエージング メカニズムを使用するので、アドレスが指定された秒数だけ非アクティブ状態になると、アドレス テーブルから削除されます。

ポート ネゴシエーションの概要


set port negotiation コマンドをサポートしているのは、ギガビット イーサネット ポートだけです。WS-X6316-GE-TX モジュールおよび WS-X6516-GE-TX モジュールはこのコマンドをサポートしていません。ポートがこのコマンドをサポートしていない場合、[Feature not supported on Port N/N] というメッセージが表示されます。N/N はモジュールとポート番号を示しています。



) このリリースでは、1000BASE-TX(銅線)ギガビット イーサネット ポートにポート ネゴシエーションを設定することはできません。ネゴシエーションがディセーブルに設定されているポートに 1000BASE-TX GBIC を搭載すると、ディセーブルの設定は無視され、そのポートはネゴシエーション イネーブル モードで動作します。



) ポート ネゴシエーションには、ネゴシエーションを行うポートの速度は関係しません。set port speed コマンドを使用してポート ネゴシエーションをディセーブルに設定することはできません。


ポート ネゴシエーションでは、フロー制御パラメータ、リモート障害情報、およびデュプレックス情報が交換されます。ポート ネゴシエーションの設定は、 set port negotiation コマンドを使用して行います。ポート ネゴシエーションは、デフォルトではイネーブルに設定されています。


) 16 ポート 10/100/1000BASE-T イーサネット モジュールでポート ネゴシエーションをイネーブルにした場合、システムはフロー制御のみについて自動ネゴシエーションを実行します。


リンクの両端のポートは、同じ設定でなければなりません。リンクの両端でポートの設定が一致していないと(一方のポートでポート ネゴシエーションがイネーブルで、他方のポートでディセーブルに設定されている場合など)、リンクが確立されません。

表4-1 に、使用できる 4 種類のポート ネゴシエーション設定および各設定に対応するリンク ステータスを示します。

 

表4-1 ポート ネゴシエーションの設定およびリンク ステータス

ポート ネゴシエーション ステート
リンク ステータス
近端1
遠端2
近端
遠端

オフ

オフ

アクティブ

アクティブ

オン

オン

アクティブ

アクティブ

オフ

オン

アクティブ

ダウン

オン

オフ

ダウン

アクティブ

1.近端とは、ローカル ポートです。

2.遠端とは、リンクの他端にあるポートです。

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定

表4-2 に、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定を示します。

 

表4-2 イーサネットのデフォルト設定

機能
デフォルト値

ポート イネーブル ステート

すべてのポートがイネーブル

ポート名

なし

デュプレックス モード

10 Mbps イーサネット ポートでは半二重

10/100 Mbps ファスト イーサネット ポートでは速度とデュプレックスを自動ネゴシエーション

100 Mbps ファスト イーサネット ポートではデュプレックスを自動ネゴシエーション

1000 Mbps ギガビット イーサネット ポートでは全二重

10000 Mbps ギガビット イーサネット ポートでは全二重

フロー制御(10 ギガビット イーサネット)

フロー制御は受信(Rx)で on、(Tx)送信で off

フロー制御(ギガビット イーサネット)

フロー制御は Rx で off、Tx で desired

フロー制御(そのほかのイーサネット)

フロー制御は Rx で off、Tx はサポートされていない

Spanning-Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)

VLAN 1 でイネーブル

ネイティブ VLAN

VLAN 1

ポート VLAN コスト

10 Mbps イーサネット ポートでは 100

10/100 Mbps ファスト イーサネット ポートでは 19

100 Mbps ファスト イーサネット ポートでは 19

1000 Mbps ギガビット イーサネット ポートでは 4

10000 Mbps ギガビット イーサネット ポートでは 1

EtherChannel

すべてのイーサネット ポート上でディセーブル

ジャンボ フレーム

すべてのイーサネット ポート上でディセーブル

ポート コンフィギュレーションの設定

ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上でイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチングを設定する手順について説明します。

「Supervisor Engine 720 のポート設定」

「ポート名の設定」

「ポート速度の設定」

「ポートのデュプレックス モードの設定」

「自動 MDI/MDIX のイネーブル化/ディセーブル化」

「IEEE 802.3X フロー制御の設定」

「ポート ネゴシエーションのイネーブル化およびディセーブル化」

「デフォルトのポート イネーブル ステートの変更」

「ポート デバウンス タイマーの設定」

「ポート デバウンス タイマーの設定変更」

「ポートの errdisable ステートにおけるタイムアウト設定」

「自動モジュール シャットダウンの設定」

「ポート エラー検出の設定」

「冗長フレックス リンクの設定」

「ジャンボ フレームの設定」

「接続の確認」

Supervisor Engine 720 のポート設定

Supervisor Engine 720 のポート 1 には Small Form-factor Pluggable(SFP)コネクタがあり、固有の設定オプションはありません。

Supervisor Engine 720 のポート 2 には、RJ-45 コネクタと SFP コネクタ(デフォルト)があります。RJ-45 コネクタを使用するには、設定を変更する必要があります。

Supervisor Engine 720 上のポート 2 を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

Supervisor Engine 720 上のポート 2 を設定します。

set port media-type mod/port { rj45 | sfp }

次に、RJ-45 コネクタを使用できるように Supervisor Engine 720 上のポート 2 を設定する例を示します。

Console> (enable) set port media-type 5/2 rj45
Port 5/2 media type set to RJ-45.
Console> (enable)

ポート名の設定

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネット スイッチング モジュール上のポート名を設定し、スイッチ管理を容易にすることができます。

ポート名を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート名を設定します。

set port name mod/port [ name_string ]

ステップ 2

ポート名の設定を確認します。

show port [ mod [ /port ]]

次に、ポート 1/1 および 1/2 に名前を設定し、それらのポート名が正しく設定されているかどうかを確認する例を示します。

Console> (enable) set port name 1/1 Router Connection
Port 1/1 name set.
Console> (enable) set port name 1/2 Server Link
Port 1/2 name set.
Console> (enable) show port 1
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
----- ------------------ ---------- ---------- ------ ----- ------------
1/1 Router Connection connected trunk full 1000 1000BaseSX
1/2 Server Link connected trunk full 1000 1000BaseSX
.
.
.
Last-Time-Cleared
--------------------------
Wed Jun 16 1999, 16:25:57
Console> (enable)

ポート速度の設定

10/100 Mbps イーサネット スイッチング モジュール上でポート速度を設定できます。近接ポートとの間で、ポート速度とデュプレックス モードの自動ネゴシエーションが行われるようにするには、 auto キーワードを使用します。


) 10/100 Mbps イーサネット ポート上でポート速度を auto に設定すると、速度とデュプレックスの両方について、自動ネゴシエーションが行われます。


10/100/1000 Mbps の速度をサポートするポート上では、 auto-10-100 キーワードを使用します。 auto-10-100 キーワードを使用することで、そのポートを、速度が auto に設定されている 10/100 Mbps のポートと同様に動作させることができます。速度とデュプレックスはネゴシエートされます(1000 Mbps の速度はネゴシエートされません)。

イーサネット ポートのポート速度を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

イーサネット ポートのポート速度を設定します。

set port speed mod/port { 10 | 100 | 1000 | auto | auto-10-100 }

ステップ 2

ポートの速度が正しく設定されていることを確認します。

show port [ mod [ /port ]]

次に、ポート 2/2 のポート速度を 100 Mbps に設定する例を示します。

Console> (enable) set port speed 2/2 100
Port 2/2 speed set to 100 Mbps.
Console> (enable)
 

次に、ポート 2/1 と近接ポートとの間で速度およびデュプレックスの自動ネゴシエーションが行われるようにする例を示します。

Console> (enable) set port speed 2/1 auto
Port 2/1 speed set to auto-sensing mode.
Console> (enable)

ポートのデュプレックス モードの設定

イーサネットおよびファスト イーサネット ポートのデュプレックス モードを全二重または半二重に設定できます。


) ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットは全二重通信専用です。ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートのデュプレックス モードを変更することはできません。



) 10/100 Mbps イーサネット ポート上でポート速度を auto に設定すると、速度とデュプレックスの両方において、自動ネゴシエーションが行われます。自動ネゴシエーション ポートのデュプレックス モードは変更できません。


ポートのデュプレックス モードを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポートのデュプレックス モードを設定します。

set port duplex mod/port { full | half }

ステップ 2

ポートのデュプレックス モードが正しく設定されていることを確認します。

show port [ mod [ /port ]]

次に、ポート 2/1 のデュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。

Console> (enable) set port duplex 2/1 half
Port 2/1 set to half-duplex.
Console> (enable)

自動 MDI/MDIX のイネーブル化/ディセーブル化

自動 Media-Dependent Interface(MDI; メディア依存型インターフェイス)/Media-Dependent Interface crossover(MDIX; メディア依存型インターフェイス クロスオーバー)が有効な場合は、ストレート ケーブルまたはクロス ケーブルを使用できます。モジュールはケーブル タイプを自動的に検出し、それに合わせて調整します。自動 MDI/MDIX は速度が auto/1000 Mbps に設定されている場合に機能しますが、速度が 10 Mbps または 100 Mbps に設定されている場合は機能しません。つまり、 set port speed mod/port auto または set port speed mod/port 1000 コマンドを使用して速度が auto/1000 に設定されている場合には、ストレート ケーブルまたはクロス ケーブルによるリンクが起動します。 auto モードでは、速度が 10 Mbps または 100 Mbps で自動ネゴシエートされている場合でも、リンクは起動します。ただし、 set port speed mod/port 10 コマンドまたは set port speed mod/port 100 コマンドを入力した場合、正しいケーブルが使用されていなければ、リンクは起動しません。

次のモジュールでは、自動 MDI/MDIX が常にイネーブルです。

WS-X6548-RJ-45、WS-X6548-RJ-21、WS-X6148-GE-TX、WS-X6548-GE-TX

10、100、および 1000 Mbps モードの場合、自動 MDI/MDIX は自動ネゴシエートされた速度および固定速度で機能します。

WS-X6516-GE-TX

自動 MDI/MDIX は速度が auto/1000 Mbps に設定されている場合に機能しますが、速度が 10 Mbps または 100 Mbps に設定されている場合は機能しません。

WS-X6316-GE-TX

Release 8.2(1) 以降のソフトウェア リリースでは、次のモジュールでも自動 MDIX がイネーブルです。

WS-X6748-GE-TX、Supervisor Engine 720 ポート 2(RJ-45)

自動 MDI/MDIX は速度が auto/1000 に設定されている場合に機能しますが、速度が 10 Mbps または 100 Mbps に設定されている場合は機能しません。

WS-X6148X2-RJ-45、WS-X6148X2-45AF

自動 MDI/MDIX は速度が auto に設定されている場合に機能しますが、速度が 10 Mbps または 100 Mbps に設定されている場合は機能しません。


) 自動 MDI/MDIX は、そのほかの 10/100 Mbps イーサネット モジュールまたは GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)、SFP、および XENPAK ポートではサポートされません。


Release 8.3(1) 以降のソフトウェア リリースには、 set port auto-mdix mod/port { enable | disable }コマンドが導入されています。このコマンドを使用すると、自動 MDI/MDIX 機能がデフォルトでイネーブルであるすべてのモジュール上で、この機能をディセーブルにすることができます。自動 MDI/MDIX 設定を表示するには、 show port auto-mdix [ mod [/ port ]] コマンドを使用します。

IEEE 802.3X フロー制御の設定

Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上のギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートは、ポートへのパケット転送を一定時間禁止するために、フロー制御を使用します。そのほかのイーサネット ポートは、フロー制御を使用してフロー制御要求に応答します。

ギガビット イーサネットまたは 10 ギガビット イーサネット ポートの受信バッファがいっぱいになると、ポートは「休止(pause)」パケットを送信し、一定時間、そのポートへの後続パケットの送信を遅らせるようにリモート ポートに指示します。すべてのイーサネット ポート(10000 Mbps、1000 Mbps、100 Mbps、および 10 Mbps)は、他の装置から「休止」パケットを受信し、これに対応できます。

ポートにフロー制御を設定するには、 set port flow control コマンドを入力します。 表4-3 に、 set port flowcontrol コマンドのキーワードとその機能を示します。

 

表4-3 イーサネット フロー制御キーワードの機能

キーワード
機能

receive on 3

ポートは、近接ポートが指示したフロー制御を使用します。

receive desired

ポートは、近接ポートがフロー制御を使用しているときはフロー制御を使用し、近接ポートが使用していないときは使用しません。

receive off

ポートは、近接ポートがフロー制御を要求するかどうかに関係なく、フロー制御を使用しません。

send on 4

ポートは、近接ポートにフロー制御フレームを送信します。

send desired 2

ポートは、近接ポートからフロー制御の使用を要求された場合に、近接ポートにフロー制御フレームを送信します。

send off 2

ポートは、近接ポートにフロー制御フレームを送信しません。

3.10 ギガビット イーサネット ポート上では、受信側のフロー制御は常に on です。off に設定することはできません。

4.ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートに限りサポートされます。

フロー制御を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

フロー制御パラメータを設定します。

set port flowcontrol mod/port { receive | send } { off | on | desired }

ステップ 2

フロー制御の設定を確認します。

show port flowcontrol

次に、送受信のフロー制御をオンにし、フロー制御の設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port flowcontrol 3/1 send on
Port 3/1 will send flowcontrol to far end.
Console> (enable) set port flowcontrol 3/1 receive on
Port 3/1 will require far end to send flow control
Console> (enable) show port flowcontrol
Port Send-Flowcontrol Receive-Flowcntl RxPause TxPause
Admin Oper Admin Oper
----- ---------------- ---------------- ------- -------
3/1 on disagree on disagree 0 0
3/2 off off off off 0 0
3/3 desired on desired off 10 10
Console> (enable)

ポート ネゴシエーションのイネーブル化およびディセーブル化

ポート ネゴシエーションをイネーブルに設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート ネゴシエーションをイネーブルにします。

set port negotiation mod / port enable

ステップ 2

ポート ネゴシエーションの設定を確認します。

show port negotiation [ mod / port ]

次に、ポート ネゴシエーションをイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port negotiation 2/1 enable
Port 2/1 negotiation enabled
Console> (enable) show port negotiation 2/1
Port Link Negotiation
----- ----------------
2/1 enabled
Console> (enable)
 

ポート ネゴシエーションをディセーブルに設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート ネゴシエーションをディセーブルにします。

set port negotiation mod / port disable

ステップ 2

ポート ネゴシエーションの設定を確認します。

show port negotiation [ mod / port ]

次に、ポート ネゴシエーションをディセーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port negotiation 2/1 disable
Port 2/1 negotiation disabled
Console> (enable) show port negotiation 2/1
Port Link Negotiation
----- ----------------
2/1 disabled
Console> (enable)

デフォルトのポート イネーブル ステートの変更


) デフォルトのポート イネーブル ステートを変更すると、イーサネットだけでなく、すべてのポート タイプに適用されます。


clear config all コマンドを入力したり、設定情報が消失したりすると、すべてのポートが VLAN 1 にまとめられます。これにより、セキュリティ上の問題やネットワークが不安定になる問題が生じることがあります。set default portstatus コマンドを入力すると、ポートがすべてディセーブル ステートになり、設定が消失している間のトラフィック フローがブロックされます。その場合は、手動で設定をイネーブル ステートに戻すことができます。

デフォルトのポート ステータス設定はシャーシに保存されています。この設定は、スーパバイザ エンジンではなく、シャーシに対応付けられています。clear config all コマンドは、この設定を使用して、デフォルト設定に戻るときにポートをイネーブルにするかディセーブルにするかを決定します。clear config all コマンドは、シャーシ上のデフォルトのポート ステータス設定を変更しません。show config コマンドの出力には、その時点でのデフォルト ポート ステータス設定が表示されます。

ポート イネーブル ステートを変更するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート イネーブル ステートを変更します。

set default portstatus { enable | disable }

ステップ 2

ポート イネーブル ステートを表示します。

show default

次に、デフォルトのポート イネーブル ステートをイネーブルからディセーブルに変更する例を示します。

Console> (enable) set default portstatus disable
Default port status set to disable.
Console> (enable)
 

次に、ポートのイネーブル ステートを表示する例を示します。

Console> (enable) show default
portstatus: disable
Console> (enable)

ポート デバウンス タイマーの設定

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および 10 ギガビット イーサネットの各ポートに対してポート単位でポート デバウンス タイマーを設定できます。ポート デバウンス タイマーが設定されると、スイッチはメイン プロセッサへのリンク変更の通知を遅延します。このリンク変更により、ネットワークの再設定によるトラフィック損失を軽減することができます。


注意 ポート デバウンス タイマーをイネーブルにすると、リンクのアップおよびダウンの検出が遅れ、デバウンス期間の間、データ トラフィックの損失が発生します。この状況により、レイヤ 2 およびレイヤ 3 の各種プロトコルのコンバージェンスおよび再コンバージェンスに影響が及ぶことがあります。

表4-4 に、デバウンス タイマーをイネーブルにする前とあとで、スイッチがメイン プロセッサにリンク変更を通知するまでに発生する遅延時間を表示します。

 

表4-4 ポート デバウンス タイマーの遅延時間

ポート タイプ
デバウンス タイマーをディセーブル化
デバウンス タイマーをイネーブル化

10BASE-FL ポート

300 ミリ秒

3100 ミリ秒

10/100BASE-TX ポート

300 ミリ秒

3100 ミリ秒

100BASE-FX ポート

300 ミリ秒

3100 ミリ秒

10/100/1000BASE-TX ポート

300 ミリ秒

3100 ミリ秒

1000BASE-TX ポート

300 ミリ秒

3100 ミリ秒

ファイバ ギガビット イーサネット ポート

10 ミリ秒

100 ミリ秒

10 ギガビット イーサネット ポート

10 ミリ秒

100 ミリ秒

ポート デバウンス タイマーを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート デバウンス タイマーをイネーブルにします。

set port debounce
mod num/port num { enable | disable }

ステップ 2

ポート デバウンス タイマーが正しく設定されていることを確認します。

show port debounce [ mod | mod_num/port_num ]

次に、ポート 2/1 上でデバウンス タイマーをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port debounce 2/1 enable
Debounce is enabled on port 2/1
Warning: Enabling port debounce causes Link Up/Down detections to be delayed.
It results in loss of data traffic during debouncing period, which might
affect the convergence/reconvergence of various Layer 2 and Layer 3 protocols.
Use with caution.
Console> (enable)
 

次に、ポート単位でのデバウンス タイマーの設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show port debounce
Port Debounce link timer
----- ---------------
2/1 enable
2/2 disable
Console> (enable)

ポート デバウンス タイマーの設定変更


) ポート デバウンス タイマーの設定変更は、ファイバ ギガビット イーサネット ポート上でのみ可能です。


ポート デバウンス タイマーの値は、100 の倍数で最大 5000 ミリ秒まで増やすことができます。タイマー値を調整する前に、ポート デバウンス タイマーをイネーブルにする必要はありません。ディセーブル ステートのデフォルト値よりも大きいタイマー値を指定した場合、デバウンス タイマーはイネーブルになります。

ポート デバウンス タイマーの設定を変更するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート デバウンス タイマーの設定を変更します。

set port debounce mod num/port num delay time

ステップ 2

ポート デバウンス タイマーの設定が変更されていることを確認します。

show port debounce [ mod | mod_num/port_num ]

次に、ポート 2/1 上でデバウンス タイマーの設定を変更する例を示します。

Console> (enable) set port debounce 2/1 delay 500
Debounce time for port 2/1 set to 500 ms.
Warning:Enabling port debounce causes Link Up/Down detections to be delayed.
It results in loss of data traffic during debouncing period, which might
affect the convergence/reconvergence of various Layer 2 and Layer 3 protocols.
Use with caution.
Console> (enable)
 

次に、ポート 2/1 上でポート単位でのデバウンス タイマーの設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show port debounce 2/1
Port Debounce link timer
----- -------------------
2/1 enabled (500 ms)
Console> (enable)

ポートの errdisable ステートにおけるタイムアウト設定

ポートが NVRAM(不揮発性 RAM)ではイネーブルに設定されていても、実行時に何らかのプロセスによってディセーブルにされた場合、そのポートは errdisable ステートになります。たとえば、UniDirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)が単一方向リンクを検出すると、ポートは実行時にシャットダウンされます。ただし、そのポートの NVRAM 設定はイネーブルに設定されている(ユーザがポートをディセーブルにしていない)ので、ポートのステータスは errdisable として表示されます。

ポートが errdisable ステートになると、指定時間が経過したあと、そのポートは再びイネーブルになります。タイムアウト機能が強化され、errdisable タイムアウトの設定によってポートがイネーブルになるのを手動で防ぐことができます。このようにするには、set port errdisable-timeout mod/port disable コマンドを使用して、タイムアウトをディセーブルにします。

グローバル タイマーはすべてのポートに対して維持されます。プロセスは、 t 秒が経過するたびに( t はユーザが設定したタイムアウト時間)errdisable ステートになっているポートがないかどうかチェックします。errdisable ステートになっているポートのうち、errdisable タイムアウトが設定されている(イネーブル)ポートだけが SCP メッセージによってイネーブルに戻ります。

デフォルトでは、グローバル タイマーがタイムアウトになると、errdisable ステートになっているポートはすべてイネーブルに戻ります。

ポートが errdisable ステートになる理由には、次のものがあります(これらは、 set errdisable-timeout enable コマンドの設定オプションとして表示されます)。

ARP inspection(ARP 検査)

Broadcast suppression(ブロードキャスト抑制)

BPDU port-guard(BPDU ポート ガード)

CAM monitor(CAM モニタ)

Channel misconfiguration(チャネルの設定ミス)

Crossbar failure(クロスバー障害)

Duplex mismatch(デュプレックス モードが不一致)

Layer 2 protocol tunnel misconfiguration(レイヤ 2 プロトコル トンネルの設定ミス)

Layer 2 protocol tunnel threshold exceeded(レイヤ 2 プロトコル トンネル スレッシュホールド超過)

Layer 2 protocol tunnel CDP threshold exceeded(レイヤ 2 プロトコル トンネル CDP スレッシュホールド超過)

Layer 2 protocol tunnel STP threshold exceeded(レイヤ 2 プロトコル トンネル STP スレッシュホールド超過)

Layer 2 protocol tunnel VTP threshold exceeded(レイヤ 2 プロトコル トンネル VTP スレッシュホールド超過)

リンク エラー RX スレッシュホールド 超過

リンク エラー TX スレッシュホールド 超過

UDLD

Other(上記以外の原因)

All(上記の原因のすべてに errdisable タイムアウトを適用)

上記のそれぞれの原因について、errdisable タイムアウトをイネーブルまたはディセーブルに設定できます。[other] を指定した場合、上記以外の原因で errdisable ステートになったすべてのポートが、errdisable タイムアウト後にイネーブルになります。[all] を指定した場合は、原因が何であるかにかかわらず、errdisable ステートになったすべてのポートが、errdisable タイムアウト後にイネーブルになります。

errdisable 機能は、デフォルトではディセーブルです。ポートがイネーブルに設定されるデフォルトの間隔は 300 秒です。この間隔は、30 ~ 86,400 秒(30 秒~ 24 時間)の範囲で設定できます。

errdisable ステートのポートのタイムアウト時間をイネーブルにして設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ポートが errdisable ステートになったあとにタイムアウトになってもイネーブルに戻らないようにします。

set port errdisable-timeout mod/port disable

BPDU ガードが原因による errdisable タイムアウトをイネーブルにします。

set errdisable-timeout enable bpdu-guard

あらゆる原因による errdisable タイムアウトをイネーブルにします。

set errdisable-timeout enable all

errdisable タイムアウト間隔を設定します。

set errdisable-timeout interval interval

errdisable タイムアウト設定を表示します。

show errdisable-timeout

次に、ポート 3/3 が errdisable ステートになったあとにタイムアウトになってもイネーブルに戻らないようにする例を示します。

Console> (enable) set port errdisable-timeout 3/3 disable
Successfully disabled errdisable-timeout for port 3/3.
Console> (enable)
 

次に、BPDU ガードが原因による errdisable タイムアウトをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set errdisable-timeout enable bpdu-guard
Successfully enabled errdisable-timeout for bpdu-guard.
Console> (enable)
 

次に、あらゆる原因による errdisable タイムアウトをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set errdisable-timeout enable all
Successfully enabled errdisable-timeout for all.
Console> (enable)
 

次に、errdisable タイムアウト間隔を 450 秒に設定する例を示します。

Console> (enable) set errdisable-timeout interval 450
Successfully set errdisable timeout to 450 seconds.
Console> (enable)

次に、errdisable タイムアウトの設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show errdisable-timeout
ErrDisable Reason Timeout Status
--------------------------------------- --------------
arp-inspection enable
bcast-suppression enable
bpdu-guard enable
cam-monitor enable
channel-misconfig enable
crossbar-fallback enable
duplex-mismatch enable
gl2pt-ingress-loop enable
gl2pt-threshold-exceed enable
gl2pt-cdp-threshold-exceed enable
gl2pt-stp-threshold-exceed enable
gl2pt-vtp-threshold-exceed enable
link-rxcrc enable
link-txcrc enable
udld enable
other enable
 
Interval: 450 seconds
 
Port ErrDisable Reason Port ErrDisableTimeout Action on Timeout
---- ------------------- ---------------------- -----------------
Console> (enable)

自動モジュール シャットダウンの設定

自動モジュール シャットダウンをイネーブルにすると、ネットワーク接続の問題を管理できます。頻繁にリセットするモジュールでは、トラフィックのロード バランシングが中断する可能性があります。自動モジュール シャットダウンをイネーブルにすることで、ハードウェアまたはソフトウェア障害が原因で頻繁にリセットされるモジュールをディセーブルにして、完全にシャットダウンする前にモジュール自身がリセットする回数を制限できます。

また set module disable または set module power down コマンドを使用して手動でモジュールをシャットダウンできます。

モジュールのシャットダウン後、モジュールを手動で再度イネーブルにする必要があります。

デフォルトで、自動モジュール シャットダウンはディセーブルです。自動モジュール シャットダウンをイネーブルにする場合、モジュール自身がリセットできる回数はデフォルトで 2 分間に 3 回です。

自動シャットダウンが発生する前にこれらの 2 つのパラメータを設定する必要があります。

頻度 ― 自動モジュール シャットダウンのスレッシュホールド値を指定できます。リセット回数がこのオプションに割り当てられた値に達すると、イーサネット モジュールが自動シャットダウンを実行できます。

期間 ― リセット回数が発生すべき期間を指定できます。期間は、次のいずれかの条件で測定されます。

スイッチが最初に起動する時

スーパバイザ エンジンがスイッチオーバーを実行する時

イーサネット モジュールの電源投入時

モジュールの自動シャット カウンタが消去される時

定義した期間内にリセットの発生回数が頻度スレッシュホールドに達した場合、イーサネット モジュールが自動的にシャットダウンされて次のようなサンプルの Syslog メッセージが表示されます。

%SYS-5-MOD_AUTOSHUT:Module 2 shutdown automatically, reset 4 times in last 5 minutes due to inband failure
 

頻度スレッシュホールドに達して定義した期間外でリセットが発生した場合、モジュールは自動的にシャットダウンせずに次のようなサンプルの Syslog メッセージが表示されます。

%%SYS-4-MOD_AUTOSHUT_SLOW:Module 1 reset frequency exceeded threshold but over 46 mins.Hence NOT powering down module
 

イーサネット モジュールの実行変数ステートは、スタンバイ スーパバイザ エンジンとは同期しません。スタンバイ スーパバイザ エンジン上の show autoshut コマンドの出力は、リセット回数やリセットの理由を追跡しません。 autoshut コマンドでモジュールの電源を切断する場合、出力は同じままです。

リセット回数を追跡するために自動モジュール シャットダウンをイネーブルにする必要はありません。自動モジュール シャットダウンをイネーブルにしなくともリセットは追跡されます。

ランタイム カウンタは、次のような条件でのみ消去されます。

clear autoshut コマンドを入力した時

スイッチがリセットされた時

モジュールの電源投入時

スーパバイザ エンジンのスイッチオーバー時


) 自動モジュール シャットダウンは、イーサネット モジュールでのみサポートされます。


自動モジュール シャットダウンをイネーブルにして設定するには、イネーブル モードで次のいずれかの作業を行います。

 

作業
コマンド

モジュールで自動モジュール シャットダウンをイネーブルにします。

set module autoshut enable mod num

モジュールで自動モジュール シャットダウンをディセーブルにします。

set module autoshut disable mod num

モジュール自身がリセットできる回数のスレッシュホールドを設定します。

set autoshut frequency num

頻度が有効な期間を分単位で設定します。

set autoshut period minutes

特定のモジュールのランタイム カウンタを消去します。

clear autoshut counters mod num

自動シャットダウンの頻度をデフォルト設定にリセットします。

clear autoshut frequency

自動シャットダウンの期間をデフォルト設定にリセットします。

clear autoshut period

自動モジュール シャットダウン設定と現在のステータス情報を表示します。

show autoshut

次に、モジュールで自動モジュール シャットダウンをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set module autoshut enable 2
 

次に、モジュールで自動モジュール シャットダウンをディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set module autoshut disable 2
 

次に、モジュール自身がリセットできる回数のスレッシュホールドを設定する例を示します。

Console> (enable) set autoshut frequency 4
 

次に、頻度が有効な期間を分単位で設定する例を示します。

Console> (enable) set autoshut period 3
 

次に、特定のモジュールのランタイム カウンタを消去する例を示します。

Console> (enable) clear autoshut counters 3
Automatic shutdown counters cleared for module 3
Console> (enable)
 

次に、自動モジュール シャットダウンの頻度をデフォルト設定にリセットする例を示します。

Console> (enable) clear autoshut frequency
 

次に、自動モジュール シャットダウンの期間をデフォルト設定にリセットする例を示します。

Console> (enable) clear autoshut period
 

次に、自動モジュール シャットダウン設定と現在のステータス情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show autoshut
AutoShut Frequency: 3 times
AutoShut Period: 5 minutes
 
Mod Autoshut Current Number Reason for last Time of last reset
num status status resets reset
--- -------- -------- ------ ---------------- -------------------------
1 NA ok - - -
2 enabled shutdown 4 inband failure Mon Jul 14 2003, 22:55:45
3 disabled ok 0 None -
4 enabled ok 1 scp failure Mon Jul 14 2003, 21:03:17
Console> (enable)

ポート エラー検出の設定


) EtherChannel のすべてのポートで、ポート エラー検出設定が同じである必要があります。


ポート上でポート エラー検出をイネーブルまたはディセーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います(inerrors、RXCRC、および TXCRC のデフォルト ポート設定はディセーブルです)。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート上でポート エラー検出をイネーブルまたはディセーブルにします。

set port errordetection mod/port { inerrors | rxcrc | txcrc } { disable | enable }

ステップ 2

ポートの設定を確認します。

show port errordetection [ mod | mod/port ]

次に、ポート 3/1 上で RXCRC ポート エラー検出をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port errordetection 3/1 rxcrc enable
Port(s) 3/1 set to errordetection rxcrc enable.
Console> (enable) show port errordetection 3/1
Port Rxcrc Txcrc
----- -------- --------
3/1 enabled disabled
Console> (enable)

冗長フレックス リンクの設定

冗長フレックス リンクでは、ユーザが STP をディセーブル化しても、リンクレベルの冗長性を実現し、STP に代わる解決策を提供します。冗長フレックス リンクは、高速スイッチオーバー冗長性によるリンク バックアップ機能を提供します。フレックス リンクの冗長性により、2 つのポートを指定して、冗長リンク機能を形成できます。一方のポートをアクティブ ポートとして、もう一方のポートをバックアップまたは ピア ポートとして設定します。アクティブ ポートはフォワーディング ステートでも、バックアップ ポートがブロッキング ステートのため、トラフィックは通過できません。

フレックス リンクのアクティブ ポートに障害がある場合、MAC アドレスはフラッシュされ、フラッディングされます。フレックス リンクのバックアップ ポートは、MAC アドレスを学習して、再び接続できるようにします。フェールオーバー コンバージェンス時間は、VLAN 数および MAC アドレス数により異なります。フレックスリンク ポート上では STP をイネーブルにできませんが、スイッチの他のポート上では STP を稼働できます。


ヒント 2 つのアップリンク ポートを介してレイヤ 2 コンセントレータ スイッチと接続する、共通 VLAN を持つ複数のレイヤ 2 アクセス スイッチの構成において、冗長フレックス リンクを使用することを推奨します。

ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上で冗長フレックス リンクを設定する手順について説明します。

「冗長フレックス リンクの設定に関する注意事項および制限事項」

「フレックス リンクのアクティブ ポートおよびバックアップ ポートの指定」

「フレックス リンクのポート設定の表示」

「フレックス リンクのポート設定の消去」

冗長フレックス リンクの設定に関する注意事項および制限事項

ここでは、冗長フレックス リンクを設定する際の注意事項と制限事項を説明します。

フレックス リンク ペアの最大数(1 つのアクティブ ポートと 1 つのバックアップ ポート)は、スイッチごとに 16 です。

フレックスリンク ポートを、EtherChannel の一部にすることはできません。

STP ― フレックスリンク ポートは、STP 動作に加入しません。フレックスリンク ポートは、STP BPDU を生成せず、受信したすべての BPDU を廃棄します。

Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ) ― SPAN はフレックスリンク ポートと連動します。

VTP ― VTP プルーニングは STP と連動する必要があるので、フレックスリンク ポートでは機能しません。

Internet Group Management Protocol(IGMP) ― IGMP はフレックスリンク ポートと連動します。

Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランキング プロトコル) ― DTP はフレックスリンク ポート上で稼働できます。

冗長フレックス リンクは、単純なアクセス トポロジー(1 つのリーフ ノードから 2 つのアップリンク)用です。配線クローゼットからアクセス ネットワークへのパスにループがないことを確認する必要があります。STP とは異なり、フレックスリンク ポートはループを検出するように設計されていません。

エッジでフレックスリンク冗長を実行しながら、コア ネットワークで STP を配置するのが好ましい設定です。

フレックス リンクは、直接接続されたリンクで障害が起こった場合にのみ高速で収束されます。ネットワーク内のその他の障害は、フレックスリンクの高速コンバージェンスにより改善されません。

フレックス リンクのアクティブ ポートおよびバックアップ ポートの指定

フレックス リンクのアクティブ ポートおよびバックアップ(ピア)ポートを指定するには、イネーブル モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

フレックス リンクのアクティブ ポートおよびバックアップ(ピア)ポートを指定します。

set port flexlink mod/port peer mod/port

次に、ポート 3/48 をフレックスリンクのアクティブ ポートに、ポート 3/47 をフレックスリンクのバックアップ(ピア)ポートに指定する例を示します。

Console> (enable) set port flexlink 3/48 peer 3/47
Flexlink is successfully set on the port 3/48 and 3/47
Console> (enable)

フレックス リンクのポート設定の表示

フレックスリンクのポート設定についての情報を表示するには、ユーザ モードで次の作業を実行します。

 

作業
コマンド

フレックスリンクのポート設定についての情報を表示します。

show port flexlink [ mod | mod/port ]

次に、スイッチ上で設定されたすべてのフレックスリンク ポートについての情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show port flexlink
Port State Peer port State
----- ---------- --------- ----------
3/47 linkdown 3/48 active
3/48 active 3/47 linkdown
Console> (enable)

フレックス リンクのポート設定の消去

フレックス リンクのポート設定を消去するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

フレックス リンクのポート設定を消去します。

clear port flexlink mod/port [ peer mod/port ]

次に、フレックスリンクのアクティブ ポートとしてポート 3/48 を、フレックスリンクのバックアップ(ピア)ポートとしてポート 3/47 を消去する例を示します。

Console> (enable) clear port flexlink 3/48 peer 3/47
Port 3/48 and 3/47 flexlink pair cleared
Console> (enable)

ジャンボ フレームの設定

ここでは、ジャンボ フレームを設定する手順について説明します。

「スーパバイザ エンジン上でのジャンボ フレームの設定」

「MSFC2 上でのジャンボ フレームの設定」

スーパバイザ エンジン上でのジャンボ フレームの設定

あるポートに対してジャンボ フレーム機能をイネーブルに設定すると、そのポートで大きい(つまり ジャンボ )フレームをスイッチングできるようになります。この機能はサーバ間の転送パフォーマンスを最適化するのに役立ちます。デフォルトの Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)フレーム サイズは、すべてのイーサネット ポートで 1548 バイトです。ポート上でジャンボ フレーム機能をイネーブルに設定すると、MTU サイズは 9216 バイトに増えます。

ポート単位でジャンボ フレーム機能をイネーブルに設定する際は、次の注意事項に従ってください。


) WS-X6148 および WS-X6548 GE-TX モジュールはジャンボ フレームをサポートしていません。


ジャンボ フレーム機能は、次のポート上でサポートされます。

すべてのイーサネット ポート

トランク ポート

EtherChannel

sc0 インターフェイス(ジャンボ フレームは sc0 インターフェイスを通過します。これはユーザが設定できないデフォルト設定なので、CLI による設定は不要です)。

次のスイッチング モジュールでは、最大 8092 バイトの入力フレーム サイズをサポートしています。

100 Mbps で動作する WS-6516-GE-TX。10 Mbps および 1000 Mbps では、ジャンボ フレームのデフォルト値である 9216 バイトをサポートしています。

WS-X6148-RJ-45、WS-X6148-RJ-45V、WS-X6148-RJ21、および WS-X6148-RJ21V

WS-X6248-RJ-45、WS-X6248A-RJ-45、WS-X6248-TEL、および WS-X6248A-TEL

WS-X6348-RJ-45、WS-X6348-RJ45V、WS-X6348-RJ-21、および WX-X6348-RJ21V

ジャンボ フレームのサポートを設定すると、これらのモジュールは 8092 バイトを超える入力フレームを廃棄します。

WS-X6548-RJ-21、および WS-X6548-RJ-45 モジュールは、Physical Sublayer(PHY; 物理サブレイヤ)レベルで異なるハードウェアを使用して、ジャンボ フレームの最大デフォルト値である 9216 バイトをサポートしています。

ジャンボ フレームは、すべての OSM(オプティカル サービス モジュール)上でサポートされています。

ジャンボ フレームは、Asynchronous Transfer Mode(ATM; 非同期転送モード)モジュール(WS-X6101-OC12-SMF/MMF)上ではサポートされていません。

Multilayer Switch Feature Card 2(MSFC2; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード 2)は、Cisco IOS Release 12.1(2)E 以降のリリースによりジャンボ フレームのルーティングをサポートしています。

MSFC および Multilayer Switch Module(MSM)は、ジャンボ フレームのルーティングをサポートしていません。これらのルータにジャンボ フレームが送信されると、ルータのパフォーマンスが著しく低下します。


show port jumbo コマンドを入力すると、1 つまたは複数のポートに関して [Jumbo frames inconsistent state] メッセージが表示されることがあります。その場合には、set port jumbo コマンドを入力してポートを再度イネーブルに設定してください。


イーサネット ポート上でジャンボ フレームをイネーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ジャンボ フレームをイネーブルに設定します。

set port jumbo mod / port enable

ステップ 2

ポートの設定を確認します。

show port jumbo

次に、ポート上でジャンボ フレーム機能をイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port jumbo 2/1 enable
Jumbo frames enabled on port 2/1
Console> (enable) show port jumbo
Jumbo frames MTU size is 9216 bytes
Jumbo frames enabled on port(s) 2/1
 

イーサネット ポート上でジャンボ フレーム機能をディセーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ジャンボ フレームをディセーブルに設定します。

set port jumbo mod / port disable

ステップ 2

ポートの設定を確認します。

show port jumbo

次に、ポート上でジャンボ フレームをディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port jumbo 2/1 disable
Jumbo frames disabled on port 2/1
Console> (enable)

MSFC2 上でのジャンボ フレームの設定

MSFC2 では、ジャンボ フレームのルーティングに対応できるように、VLAN インターフェイス上の MTU サイズを設定できます。

ジャンボ フレーム機能では、スイッチのデフォルトより大きい MTU サイズが 1 つだけサポートされています。デフォルトより大きい MTU サイズで VLAN インターフェイスを設定すると、デフォルトより大きい MTU サイズに設定されているほかのすべての VLAN インターフェイスが、新しく設定されたサイズに自動的に変更されます。デフォルトから変更していない VLAN インターフェイスについては、影響はありません。

MTU 値を設定するには、次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

VLAN インターフェイス コンフィギュレーション モードにアクセスします。

Router(config)# interface vlan vlan_ID

ステップ 2

MTU サイズを設定します。有効な値は、64 ~ 17952 バイトです5

Router(config-if)# mtu mtu_size

ステップ 3

設定を確認します。

Router# show interface vlan 111

5. MTU サイズは、9216(スーパバイザ エンジンでサポートされるサイズ)以下に設定してください。

次に、VLAN インターフェイス上の MTU サイズを設定し、設定を確認する例を示します。

Router(config)# interface vlan 111
Router(config-if)# mtu 9216
Router(config-if)# end
Router# show interface vlan 111
.
.
.
MTU 9216 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
.
.
.
Router#

接続の確認

接続を確認するには、 ping コマンドおよび traceroute コマンドを使用します。

ポートからの接続を確認するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

テスト対象ポートの先にあるリモート ホストに対して、ping を実行します。

ping [ -s ] host [ packet_size ] [ packet_count ]

ステップ 2

スイッチからテスト対象ポートの先にあるリモート ホストまでのパケット ルートを、ホップ単位で追跡します。

traceroute host

ステップ 3

ホストが応答しない場合には、スイッチに設定されている IP アドレスおよびデフォルト ゲートウェイを確認します。

show interface
show ip route

次に、リモート ホストに ping を実行し、 traceroute を使用してネットワーク上のパケット パスをホップ単位で追跡する例を示します。

Console> (enable) ping somehost
somehost is alive
Console> (enable) traceroute somehost
traceroute to somehost.company.com (10.1.2.3), 30 hops max, 40 byte packets
1 engineering-1.company.com (173.31.192.206) 2 ms 1 ms 1 ms
2 engineering-2.company.com (173.31.196.204) 2 ms 3 ms 2 ms
3 gateway_a.company.com (173.16.1.201) 6 ms 3 ms 3 ms
4 somehost.company.com (10.1.2.3) 3 ms * 2 ms
Console> (enable)