Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Software Release 8.4
スイッチTopNレポートの使用方法
スイッチTopNレポートの使用方法
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

スイッチTopNレポートの使用方法

スイッチTopNレポート ユーティリティの機能

TopNレポートの概要

backgroundキーワードを指定しないでスイッチTopNレポートを実行する場合

backgroundキーワードを指定してスイッチTopNレポートを実行する場合

スイッチTopNレポートの実行および表示

スイッチTopNレポートの使用方法

この章では、Catalyst 6500シリーズ スイッチ上でスイッチTopNレポート ユーティリティを使用する方法について説明します。


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「スイッチTopNレポート ユーティリティの機能」

「スイッチTopNレポートの実行および表示」

スイッチTopNレポート ユーティリティの機能

ここでは、スイッチTopNレポート ユーティリティの機能について説明します。

「TopNレポートの概要」

「backgroundキーワードを指定しないでスイッチTopNレポートを実行する場合」

「backgroundキーワードを指定してスイッチTopNレポートを実行する場合」

TopNレポートの概要

スイッチTopNレポート ユーティリティを使用して、スイッチ上の各物理ポートのデータを収集し、解析することができます。


) スイッチTopNレポート ユーティリティを使用して、Multilayer Switch Module(MSM)ポートまたはMultilayer Switch Feature Card(MSFC;マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)、MSFC2、MSFC2A、およびMSFC3ポートに関するレポートを生成することはできません。



) ポートの使用率を計算する場合、スイッチTopNレポート ユーティリティはTxおよびRxラインを同一のカウンタにバンドルし、また、使用率の割合を計算する場合は全二重通信の帯域幅も確認します。たとえば、ギガビット イーサネット ポートは2000 Mbpsの全二重通信です。


スイッチTopNレポート ユーティリティは、各物理ポートについて、次のデータを収集します。

ポート使用率( util

入力/出力バイト数( bytes

入力/出力パケット数( pkts

入力/出力ブロードキャスト パケット数( bcst

入力/出力マルチキャスト パケット数( mcst

入力エラー数( in-errors

バッファ オーバーフロー エラー数( buf-ovflw

スイッチTopNレポート ユーティリティは、起動後に対応するハードウェア カウンタからデータを収集し、ユーザが指定した期間だけスリープ モードになります。スリープ モードが終了すると、同じハードウェア カウンタから現在のデータを収集し、旧データと比較して、差分を保存します。各ポートのデータは、 表42-1 に示す値からユーザが指定したメトリックに基づいてソートされます。

 

表42-1 スイッチTopNレポートの有効メトリック値

メトリック値
定義

util

ポート使用率

bytes

入力/出力バイト

pkts

入力/出力パケット

bcst

入力/出力ブロードキャスト パケット

mcst

入力/出力マルチキャスト パケット

errors

入力エラー

overflow

バッファ オーバーフロー

backgroundキーワードを指定しないでスイッチTopNレポートを実行する場合

show top コマンドの入力時に background キーワードを指定しないと、処理は開始されますが、画面上にシステム プロンプトが再表示されません。そのため、レポート生成中、他のコマンドを入力できなくなります。

スイッチTopNレポートの生成プロセスを中断するには、同じコンソールまたはTelnetセッションで Ctrl-C を押すか、または別のコンソールかTelnetセッションを使用して clear top [ report_num ]コマンドを入力します。スイッチTopNレポート ユーティリティによるデータ処理が終了すると、データが画面上にただちに出力されます。ただし、この出力内容は保存されません。

backgroundキーワードを指定してスイッチTopNレポートを実行する場合

show top コマンドの入力時に background キーワードを指定すると、処理が開始されたあと、システム プロンプトがただちに再表示されます。処理の終了後、レポートのデータは画面上にすぐには表示されませんが、あとから表示できるよう保存されます。

レポート処理が完了すると、その通知として画面上にSyslogメッセージが表示されます。処理が完了したレポートを表示するには、 show top report [ report_num ]コマンドを入力します。完成しているレポートだけが表示されます。完成していないレポートについては、スイッチTopNプロセスの要約が表示されます。

background キーワードを指定したスイッチTopNプロセスを中断できるのは、 clear top [ report_num ]コマンドを入力した場合だけです。 Ctrl-C を押しても、プロセスは中断されません。完成したレポートは、 clear top { all | report_num }コマンドを入力して削除しないかぎりいつでも利用できます。

スイッチTopNレポートの実行および表示

スイッチTopNレポート ユーティリティをバックグラウンドで起動し、結果を表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

スイッチTopNレポート ユーティリティをバックグラウンドで実行します。

show top [ N ] [ metric ] [ interval interval ] [ port_type ] background

ステップ 2

処理終了後、生成されたレポートを表示します。

show top report [ report_num ]


show top reportコマンドを使用して完成したレポートを表示するには、スイッチTopNレポート ユーティリティの実行時にbackgroundキーワードを指定する必要があります。backgroundキーワードを指定しないと、処理終了後にレポートがただちに出力され、レポート内容は保存されません。


show top report コマンドで report_num を指定すると、関連するレポートが表示されます。各プロセスに固有のレポート番号が割り当てられています。

report_num 変数を指定しないと、すべてのアクティブなスイッチTopNプロセスと、そのスイッチのすべての関連スイッチTopNレポートが表示されます。( background キーワードの指定に関係なく)すべてのスイッチTopNプロセスがリストに表示されます。

background キーワードを指定してスイッチTopNレポート ユーティリティを実行する例を示します。

Console> (enable) show top 5 pkts background
Console> (enable) 06/16/1998,17:21:08:MGMT-5:TopN report 4 started by Console//.
Console> (enable) 06/16/1998,17:21:39:MGMT-5:TopN report 4 available.
Console> (enable) show top report 4
Start Time: 06/16/1998,17:21:08
End Time: 06/16/1998,17:21:39
PortType: all
Metric: pkts (Tx + Rx)
Port Band- Uti Bytes Pkts Bcst Mcst Error Over
width % (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Rx) flow
----- ----- --- -------------------- ---------- ---------- ---------- ----- ----
1/1 100 0 7950 81 0 81 0 0
2/1 100 0 2244 29 0 23 0 0
1/2 100 0 1548 12 0 12 0 0
2/10 100 0 0 0 0 0 0 0
2/9 100 0 0 0 0 0 0 0
Console> (enable)
 

スイッチTopNレポート ユーティリティをフォアグラウンドで実行し、結果をただちに表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

スイッチTopNレポート ユーティリティをフォアグラウンドで実行します。

show top [ N ] [ metric ] [ interval interval ] [ port_type ]

次に、スイッチTopNレポート ユーティリティをフォアグラウンドで実行する例を示します。

Console> (enable) show top 5 pkts
Start Time: 06/16/1998,17:26:38
End Time: 06/16/1998,17:27:09
PortType: all
Metric: pkts (Tx + Rx)
Port Band- Uti Bytes Pkts Bcst Mcst Error Over
width % (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Rx) flow
----- ----- --- -------------------- ---------- ---------- ---------- ----- ----
2/1 100 0 10838 94 2 26 0 0
1/1 100 0 7504 79 0 79 0 0
1/2 100 0 2622 21 0 21 0 0
2/10 100 0 0 0 0 0 0 0
2/9 100 0 0 0 0 0 0 0
Console> (enable)
 

保存されているレポートまたは保留状態のレポートを表示するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

レポートを表示します。

show top report [ report_num ]


report_numを指定しなければ、すべての保存および保留状態のレポートが表示されます。


次に、特定のレポートを表示する例と、すべての保存および保留状態のレポートを表示する例を示します。

Console> (enable) show top report 5
Start Time: 06/16/1998,17:29:40
End Time: 06/16/1998,17:30:11
PortType: all
Metric: overflow
Port Band- Uti Bytes Pkts Bcst Mcst Error Over
width % (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Rx) flow
----- ----- --- -------------------- ---------- ---------- ---------- ----- ----
1/1 100 0 7880 83 0 83 0 0
2/12 100 0 0 0 0 0 0 0
2/11 100 0 0 0 0 0 0 0
2/10 100 0 0 0 0 0 0 0
2/9 100 0 0 0 0 0 0 0
Console> (enable) show top report
Rpt Start time Int N Metric Status Owner (type/machine/user)
--- ------------------- --- --- ---------- -------- -------------------------
1 06/16/1998,17:05:00 30 20 Util done telnet/172.16.52.3/
2 06/16/1998,17:05:59 30 5 Util done telnet/172.16.52.3/
3 06/16/1998,17:08:06 30 5 Pkts done telnet/172.16.52.3/
4 06/16/1998,17:21:08 30 5 Pkts done Console//
5 06/16/1998,17:29:40 30 5 Overflow pending Console//
Console> (enable)
 

保存されているレポートを削除するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

レポートを削除します。

clear top { all | report_num }


) すべての完成しているレポートを削除するには、allキーワードを指定します。clear top allコマンドでは、保留状態のレポートは消去されません。すでに完成しているレポートだけが消去されます


次に、特定のレポートを削除する例と、すべての保存レポートを削除する例を示します。

Console> (enable) clear top 4
Console> (enable) 06/16/1998,17:36:45:MGMT-5:TopN report 4 killed by Console//.
Console> (enable) clear top all
06/16/1998,17:36:52:MGMT-5:TopN report 1 killed by Console//.
06/16/1998,17:36:52:MGMT-5:TopN report 2 killed by Console//.
Console> (enable) 06/16/1998,17:36:52:MGMT-5:TopN report 3 killed by Console//.
06/16/1998,17:36:52:MGMT-5:TopN report 5 killed by Console//.
Console> (enable)