Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Software Release 8.4
イーサネット、ファスト イーサネット、 ギガビット イーサネット、および10ギ ガビット イーサネット スイッチング の設定
イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチングの設定
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチングの設定

イーサネットの機能概要

セグメント間のフレーム スイッチング

アドレス テーブルの作成

ポート ネゴシエーションの概要

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネットのデフォルト設定

ポート コンフィギュレーションの設定

Supervisor Engine 720のポート設定

ポート名の設定

ポート速度の設定

ポートのデュプレックス モードの設定

自動MDI/MDIXのイネーブル化/ディセーブル化

IEEE 802.3zフロー制御の設定

ポート ネゴシエーションのイネーブル化およびディセーブル化

デフォルトのポート イネーブル ステートの変更

ポート デバウンス タイマーの設定

ポート デバウンス タイマーの設定変更

ポートのerrdisableステートにおけるタイムアウト設定

自動モジュール シャットダウンの設定

ポート エラー検出の設定

ジャンボ フレームの設定

スーパバイザ エンジン上でのジャンボ フレームの設定

MSFC2上でのジャンボ フレームの設定

接続の確認

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチングの設定

この章では、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用してCatalyst 6500シリーズ スイッチ上でイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチングを設定する手順について説明します。この章で説明する設定手順は、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチング モジュールのほかに、スーパバイザ エンジン上のアップリンク ポートにも当てはまります。


) この章で使用しているコマンドの完全な構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「イーサネットの機能概要」

「イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネットのデフォルト設定」

「ポート コンフィギュレーションの設定」

イーサネットの機能概要

Catalyst 6500シリーズ スイッチは、イーサネット セグメント間での同時並列接続をサポートします。イーサネット セグメント間のスイッチの接続が維持されるのは、パケットの送信中だけです。次のパケットでは、別のセグメント間で新しい接続を行うことができます。

Catalyst 6500シリーズ スイッチは、装置(サーバなど)ごとに専用の10、100、1000、または10000 Mbpsセグメントを割り当てることにより、広帯域幅装置および大量ユーザに起因する輻輳問題を解消します。スイッチのイーサネット ポートごとに、別々のイーサネット セグメントとなるので、適切に設定されたスイッチング環境のサーバは、帯域へのフルアクセスが可能です。

イーサネット ネットワークでは、コリジョンが障害の主な原因であるため、効果的な解決方法は全二重通信です。Catalyst 6500シリーズ スイッチの10 Mbpsポートまたは100 Mbpsポートでは、全二重モードがオプションとして提供されています(ギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネット ポートは常に全二重で動作します)。一般的に、イーサネットは半二重モードで動作しますが、これは各ステーションが送信または受信のどちらか一方しかできないことを意味します。全二重モードでは、2つのステーション間で同時に送受信を行うことができます。同時に両方向にパケットを送れる場合、有効イーサネット帯域幅は2倍になり、10 Mbpsポートで20 Mbpsに、ファスト イーサネット ポートで200 Mbpsになります。Catalyst 6500 シリーズ スイッチのギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネット ポートは、全二重(それぞれ有効帯域幅は2 Gbpsと20 Gbps)のみです。

ここでは、イーサネットについて説明します。

「セグメント間のフレーム スイッチング」

「アドレス テーブルの作成」

「ポート ネゴシエーションの概要」

セグメント間のフレーム スイッチング

Catalyst 6500シリーズ スイッチ上の各イーサネット ポートは、1台のワークステーションまたはサーバに接続することも、ハブを介してそこからネットワークに接続する複数のワークステーションまたはサーバに接続することもできます。

一般的なイーサネット ハブのポートはすべて、ハブ内の共通バックプレーンに接続され、ハブに接続されたすべての装置間でネットワーク帯域が共有されます。2つのステーション間で、相当量の帯域を使用するセッションを確立した場合には、そのハブに接続された他のすべてのステーションで、ネットワーク パフォーマンスが低下します。

このようなパフォーマンスの低下を軽減するために、スイッチは各ポートをそれぞれ独立したセグメントとして扱います。別のポート上のステーションで通信が必要になった場合、スイッチはワイヤ スピードで、あるポートから別のポートへフレームを転送するので、各セッションに確実にフル帯域を与えることができます。

ポート間のフレーム スイッチングを効率的に行うために、スイッチはアドレス テーブルを維持します。フレームがスイッチに入ると、スイッチによって、送信側ステーションのMAC(メディア アクセス制御)アドレスとフレームを受信したポートが対応付けられます。

アドレス テーブルの作成

Catalyst 6500シリーズ スイッチは、受信したフレームの送信元アドレスを使用してアドレス テーブルを作成します。アドレス テーブルに宛先アドレスが登録されていないフレームをスイッチが受信した場合、そのフレームを受信したポート以外の同一VLAN(仮想LAN)のすべてのポートに、フレームがフラッディングされます。宛先ステーションから応答があると、スイッチが適切な送信元アドレスおよびポートIDをアドレス テーブルに追加します。スイッチは以後、1つのポートだけに後続フレームを転送します。すべてのポートにフラッディングすることはありません。

アドレス テーブルには、エントリのフラッディングを伴わずに少なくとも32,000のアドレス エントリを保存できます。スイッチは設定可能なエージング タイマーによって定められたエージング メカニズムを使用するので、アドレスが指定された秒数だけ非アクティブ状態になると、アドレス テーブルから削除されます。

ポート ネゴシエーションの概要


set port negotiationコマンドをサポートしているのは、ギガビット イーサネット ポートだけです。WS-X6316-GE-TXモジュールおよびWS-X6516-GE-TXモジュールはこのコマンドをサポートしていません。ポートがこのコマンドをサポートしていない場合、[Feature not supported on Port N/N]というメッセージが表示されます。N/Nはモジュールとポート番号を示しています。



) このリリースでは、1000BASE-TX(銅線)ギガビット イーサネット ポートにポート ネゴシエーションを設定することはできません。ネゴシエーションがディセーブルに設定されているポートに1000BASE-TX GBICを搭載すると、ディセーブルの設定は無視され、そのポートはネゴシエーション イネーブル モードで動作します。



) ポート ネゴシエーションには、ネゴシエーションを行うポートの速度は関係しません。set port speedコマンドを使用してポート ネゴシエーションをディセーブルに設定することはできません。


ポート ネゴシエーションでは、フロー制御パラメータ、リモート障害情報、およびデュプレックス情報が交換されます。ポート ネゴシエーションの設定は、 set port negotiation コマンドを使用して行います。ポート ネゴシエーションは、デフォルトではイネーブルに設定されています。


) 16ポート10/100/1000BASE-Tイーサネット モジュールでポート ネゴシエーションをイネーブルにした場合、システムはフロー制御のみについて自動ネゴシエーションを実行します。


リンクの両端のポートは、同じ設定でなければなりません。リンクの両端でポートの設定が一致していないと(一方のポートでポート ネゴシエーションがイネーブルで、他方のポートでディセーブルに設定されている場合など)、リンクが確立されません。

表4-1 に、使用できる4種類のポート ネゴシエーション設定および各設定に対応するリンク ステータスを示します。

 

表4-1 ポート ネゴシエーションの設定およびリンク ステータス

ポート ネゴシエーション ステート
リンク ステータス
近端1
遠端2
近端
遠端

オフ

オフ

アクティブ

アクティブ

オン

オン

アクティブ

アクティブ

オフ

オン

アクティブ

ダウン

オン

オフ

ダウン

アクティブ

1.近端とは、ローカル ポートです。

2.遠端とは、リンクの他端にあるポートです。

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネットのデフォルト設定

表4-2 に、イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネットのデフォルト設定を示します。

 

表4-2 イーサネットのデフォルト設定

機能
デフォルト値

ポート イネーブル ステート

すべてのポートがイネーブル

ポート名

なし

デュプレックス モード

10 Mbpsイーサネット ポートでは半二重

10/100 Mbpsファスト イーサネット ポートでは速度とデュプレックスを自動ネゴシエーション

100 Mbpsファスト イーサネット ポートではデュプレックスを自動ネゴシエーション

1000 Mbpsギガビット イーサネット ポートでは全二重

10000 Mbpsギガビット イーサネット ポートでは全二重

フロー制御(10ギガビット イーサネット)

フロー制御は受信(Rx)でon、(Tx)送信でoff

フロー制御(ギガビット イーサネット)

フロー制御はRxでoff、Txでdesired

フロー制御(その他のイーサネット)

フロー制御はRxでoff、Txはサポートされていない

Spanning-Tree Protocol(STP;スパニング ツリー プロトコル)

VLAN 1でイネーブル

ネイティブVLAN

VLAN 1

ポートVLANコスト

10 Mbpsイーサネット ポートでは100

10/100 Mbpsファスト イーサネット ポートでは19

100 Mbpsファスト イーサネット ポートでは19

1000 Mbpsギガビット イーサネット ポートでは4

10000 Mbpsギガビット イーサネット ポートでは1

EtherChannel

すべてのイーサネット ポート上でディセーブル

ジャンボ フレーム

すべてのイーサネット ポート上でディセーブル

ポート コンフィギュレーションの設定

ここでは、Catalyst 6500シリーズ スイッチ上でイーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチングを設定する手順について説明します。

「Supervisor Engine 720のポート設定」

「ポート名の設定」

「ポート速度の設定」

「ポートのデュプレックス モードの設定」

「自動MDI/MDIXのイネーブル化/ディセーブル化」

「IEEE 802.3zフロー制御の設定」

「ポート ネゴシエーションのイネーブル化およびディセーブル化」

「デフォルトのポート イネーブル ステートの変更」

「ポート デバウンス タイマーの設定」

「ポート デバウンス タイマーの設定変更」

「ポートのerrdisableステートにおけるタイムアウト設定」

「自動モジュール シャットダウンの設定」

「ポート エラー検出の設定」

「ジャンボ フレームの設定」

「接続の確認」

Supervisor Engine 720のポート設定

Supervisor Engine 720のポート1にはSmall Form-factor Pluggable(SFP)コネクタがあり、固有の設定オプションはありません。

Supervisor Engine 720のポート2には、RJ-45コネクタとSFPコネクタ(デフォルト)があります。RJ-45コネクタを使用するには、設定を変更する必要があります。

Supervisor Engine 720上のポート2を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

Supervisor Engine 720上のポート2を設定します。

set port media-type mod/port { rj45 | sfp }

次に、RJ-45コネクタを使用できるようにSupervisor Engine 720上のポート2を設定する例を示します。

Console> (enable) set port media-type 5/2 rj45
Port 5/2 media type set to RJ-45.
Console> (enable)

ポート名の設定

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネット スイッチング モジュール上のポート名を設定し、スイッチ管理を容易にすることができます。

ポート名を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート名を設定します。

set port name mod/port [ name_string ]

ステップ 2

ポート名の設定を確認します。

show port [ mod [ /port ]]

次に、ポート1/1および1/2に名前を設定し、それらのポート名が正しく設定されているかどうかを確認する例を示します。

Console> (enable) set port name 1/1 Router Connection
Port 1/1 name set.
Console> (enable) set port name 1/2 Server Link
Port 1/2 name set.
Console> (enable) show port 1
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
----- ------------------ ---------- ---------- ------ ----- ------------
1/1 Router Connection connected trunk full 1000 1000BaseSX
1/2 Server Link connected trunk full 1000 1000BaseSX
.
.
.
Last-Time-Cleared
--------------------------
Wed Jun 16 1999, 16:25:57
Console> (enable)

ポート速度の設定

10/100 Mbpsイーサネット スイッチング モジュール上でポート速度を設定できます。近接ポートとの間で、ポート速度とデュプレックス モードの自動ネゴシエーションが行われるようにするには、 auto キーワードを使用します。


) 10/100 Mbpsイーサネット ポート上でポート速度をautoに設定すると、速度とデュプレックスの両方について、自動ネゴシエーションが行われます。


10/100/1000 Mbpsの速度をサポートするポート上では、 auto-10-100 キーワードを使用します。 auto-10-100 キーワードを使用することで、そのポートを、速度が auto に設定されている10/100 Mbpsのポートと同様に動作させることができます。速度とデュプレックスはネゴシエートされます(1000 Mbpsの速度はネゴシエートされません)。

イーサネット ポートのポート速度を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

イーサネット ポートのポート速度を設定します。

set port speed mod/port { 10 | 100 | 1000 | auto | auto-10-100 }

ステップ 2

ポートの速度が正しく設定されていることを確認します。

show port [ mod [ /port ]]

次に、ポート2/2のポート速度を100 Mbpsに設定する例を示します。

Console> (enable) set port speed 2/2 100
Port 2/2 speed set to 100 Mbps.
Console> (enable)
 

次に、ポート2/1と近接ポートとの間で速度およびデュプレックスの自動ネゴシエーションが行われるようにする例を示します。

Console> (enable) set port speed 2/1 auto
Port 2/1 speed set to auto-sensing mode.
Console> (enable)

ポートのデュプレックス モードの設定

イーサネットおよびファスト イーサネット ポートのデュプレックス モードを全二重または半二重に設定できます。


) ギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネットは全二重通信専用です。ギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネット ポートのデュプレックス モードを変更することはできません。



) 10/100 Mbpsイーサネット ポート上でポート速度をautoに設定すると、速度とデュプレックスの両方において、自動ネゴシエーションが行われます。自動ネゴシエーション ポートのデュプレックス モードは変更できません。


ポートのデュプレックス モードを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポートのデュプレックス モードを設定します。

set port duplex mod/port { full | half }

ステップ 2

ポートのデュプレックス モードが正しく設定されていることを確認します。

show port [ mod [ /port ]]

次に、ポート2/1のデュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。

Console> (enable) set port duplex 2/1 half
Port 2/1 set to half-duplex.
Console> (enable)

自動MDI/MDIXのイネーブル化/ディセーブル化

自動MDI/MDIXが有効な場合は、ストレート ケーブルまたはクロス ケーブルを使用できます。モジュールはケーブル タイプを自動的に検出し、それに合わせて調整します。自動MDI/MDIXは速度がauto/1000 Mbpsに設定されている場合に機能しますが、速度が10 Mbpsまたは100 Mbpsに設定されている場合は機能しません。つまり、 set port speed mod/port auto コマンドまたは set port speed mod/port 1000 を使用して速度がauto/1000に設定されている場合には、ストレート ケーブルまたはクロス ケーブルによるリンクが起動します。 auto モードでは、速度が10 Mbpsまたは100 Mbpsで自動ネゴシエートされている場合でも、リンクは起動します。ただし、 set port speed mod/port 10 コマンドまたは set port speed mod/port 100 コマンドを入力した場合、正しいケーブルが使用されていなければ、リンクは起動しません。

次のモジュールでは、自動MDI/MDIXが常にイネーブルです。

WS-X6548-RJ-45、WS-X6548-RJ-21、WS-X6148-GE-TX、WS-X6548-GE-TX

10、100、および1000 Mbpsモードの場合、自動MDI/MDIXは自動ネゴシエートされた速度および固定速度で機能します。

WS-X6516-GE-TX

自動MDI/MDIXは速度がauto/1000 Mbpsに設定されている場合に機能しますが、速度が10 Mbpsまたは100 Mbpsに設定されている場合は機能しません。

WS-X6316-GE-TX

Release 8.2(1)以降のソフトウェア リリースでは、次のモジュールでも自動MDIXがイネーブルです。

WS-X6748-GE-TX、Supervisor Engine 720ポート2(RJ-45)

自動MDI/MDIXは速度がauto/1000に設定されている場合に機能しますが、速度が10 Mbpsまたは100 Mbpsに設定されている場合は機能しません。

WS-X6148X2-RJ-45、WS-X6148X2-45AF

自動MDI/MDIXは速度がautoに設定されている場合に機能しますが、速度が10 Mbpsまたは100 Mbpsに設定されている場合は機能しません。


) 自動MDI/MDIXは、その他の10/100 Mbpsイーサネット モジュールまたはGBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)、SFP、およびXENPAKポートではサポートされません。


Release 8.3(1)以降のソフトウェア リリースには、 set port auto-mdix mod/port { enable | disable }コマンドが導入されています。このコマンドを使用すると、自動MDI/MDIX機能がデフォルトでイネーブルであるすべてのモジュール上で、この機能をディセーブルにすることができます。自動MDI/MDIX設定を表示するには、 show port auto-mdix [ mod [/ port ]]コマンドを使用します。

IEEE 802.3zフロー制御の設定

Catalyst 6500シリーズ スイッチ上のギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネット ポートは、ポートへのパケット転送を一定時間禁止するために、フロー制御を使用します。その他のイーサネット ポートは、フロー制御を使用してフロー制御要求に応答します。

ギガビット イーサネットまたは10ギガビット イーサネット ポートの受信バッファがいっぱいになると、ポートは「休止(pause)」パケットを送信し、一定時間、そのポートへの後続パケットの送信を遅らせるようにリモート ポートに指示します。すべてのイーサネット ポート(10000 Mbps、1000 Mbps、100 Mbps、および10 Mbps)は、他の装置から「休止」パケットを受信し、これに対応できます。

ポートにフロー制御を設定するには、 set port flow control コマンドを入力します。 表4-3 に、 set port flowcontrol コマンドのキーワードとその機能を示します。

 

表4-3 イーサネット フロー制御キーワードの機能

キーワード
機能

receive on 3

ポートは、近接ポートが指示したフロー制御を使用します。

receive desired

ポートは、近接ポートがフロー制御を使用しているときはフロー制御を使用し、近接ポートが使用していないときは使用しません。

receive off

ポートは、近接ポートがフロー制御を要求するかどうかに関係なく、フロー制御を使用しません。

send on 4

ポートは、近接ポートにフロー制御フレームを送信します。

send desired 2

ポートは、近接ポートからフロー制御の使用を要求された場合に、近接ポートにフロー制御フレームを送信します。

send off 2

ポートは、近接ポートにフロー制御フレームを送信しません。

3.10ギガビット イーサネット ポート上では、受信側のフロー制御は常にonです。offに設定することはできません。

4.ギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネット ポートに限りサポートされます。

フロー制御を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

フロー制御パラメータを設定します。

set port flowcontrol mod/port { receive | send } { off | on | desired }

ステップ 2

フロー制御の設定を確認します。

show port flowcontrol

次に、送受信のフロー制御をオンにし、フロー制御の設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port flowcontrol 3/1 send on
Port 3/1 will send flowcontrol to far end.
Console> (enable) set port flowcontrol 3/1 receive on
Port 3/1 will require far end to send flow control
Console> (enable) show port flowcontrol
Port Send-Flowcontrol Receive-Flowcntl RxPause TxPause
Admin Oper Admin Oper
----- ---------------- ---------------- ------- -------
3/1 on disagree on disagree 0 0
3/2 off off off off 0 0
3/3 desired on desired off 10 10
Console> (enable)

ポート ネゴシエーションのイネーブル化およびディセーブル化

ポート ネゴシエーションをイネーブルに設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート ネゴシエーションをイネーブルにします。

set port negotiation mod / port enable

ステップ 2

ポート ネゴシエーションの設定を確認します。

show port negotiation [ mod / port ]

次に、ポート ネゴシエーションをイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port negotiation 2/1 enable
Port 2/1 negotiation enabled
Console> (enable) show port negotiation 2/1
Port Link Negotiation
----- ----------------
2/1 enabled
Console> (enable)
 

ポート ネゴシエーションをディセーブルに設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート ネゴシエーションをディセーブルにします。

set port negotiation mod / port disable

ステップ 2

ポート ネゴシエーションの設定を確認します。

show port negotiation [ mod / port ]

次に、ポート ネゴシエーションをディセーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port negotiation 2/1 disable
Port 2/1 negotiation disabled
Console> (enable) show port negotiation 2/1
Port Link Negotiation
----- ----------------
2/1 disabled
Console> (enable)

デフォルトのポート イネーブル ステートの変更


) デフォルトのポート イネーブル ステートを変更すると、イーサネットだけでなく、すべてのポート タイプに適用されます。


clear config allコマンドを入力したり、設定情報が消失したりすると、すべてのポートがVLAN 1にまとめられます。これにより、セキュリティ上の問題やネットワークが不安定になる問題が生じることがあります。set default portstatusコマンドを入力すると、ポートがすべてディセーブル ステートになり、設定が消失している間のトラフィック フローがブロックされます。その場合は、手動で設定をイネーブル ステートに戻すことができます。

デフォルトのポート ステータス設定はシャーシに保存されています。この設定は、スーパバイザ エンジンではなく、シャーシに対応付けられています。clear config allコマンドは、この設定を使用して、デフォルト設定に戻るときにポートをイネーブルにするかディセーブルにするかを決定します。clear config allコマンドは、シャーシ上のデフォルトのポート ステータス設定を変更しません。show configコマンドの出力には、その時点でのデフォルト ポート ステータス設定が表示されます。

ポート イネーブル ステートを変更するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート イネーブル ステートを変更します。

set default portstatus { enable | disable }

ステップ 2

ポート イネーブル ステートを表示します。

show default

次に、デフォルトのポート イネーブル ステートをイネーブルからディセーブルに変更する例を示します。

Console> (enable) set default portstatus disable
Default port status set to disable.
Console> (enable)
 

次に、ポートのイネーブル ステートを表示する例を示します。

Console> (enable) show default
portstatus: disable
Console> (enable)

ポート デバウンス タイマーの設定

イーサネット、ファスト イーサネット、ギガビット イーサネット、および10ギガビット イーサネットの各ポートに対してポート単位でポート デバウンス タイマーを設定できます。ポート デバウンス タイマーが設定されると、スイッチはメイン プロセッサへのリンク変更の通知を遅延します。このリンク変更により、ネットワークの再設定によるトラフィック損失を軽減することができます。


注意 ポート デバウンス タイマーをイネーブルにすると、リンクのアップおよびダウンの検出が遅れ、デバウンス期間の間、データ トラフィックの損失が発生します。この状況により、レイヤ2およびレイヤ3の各種プロトコルのコンバージェンスおよび再コンバージェンスに影響が及ぶことがあります。

表4-4 に、デバウンス タイマーをイネーブルにする前とあとで、スイッチがメイン プロセッサにリンク変更を通知するまでに発生する遅延時間を表示します。

 

表4-4 ポート デバウンス タイマーの遅延時間

ポート タイプ
デバウンス タイマーをディセーブル化
デバウンス タイマーをイネーブル化

10BASE-FLポート

300ミリ秒

3100ミリ秒

10/100BASE-TXポート

300ミリ秒

3100ミリ秒

100BASE-FXポート

300ミリ秒

3100ミリ秒

10/100/1000BASE-TXポート

300ミリ秒

3100ミリ秒

1000BASE-TXポート

300ミリ秒

3100ミリ秒

ファイバ ギガビット イーサネット ポート

10ミリ秒

100ミリ秒

10ギガビット イーサネット ポート

10ミリ秒

100ミリ秒

ポート デバウンス タイマーを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート デバウンス タイマーをイネーブルにします。

set port debounce mod num/port num { enable | disable }

ステップ 2

ポート デバウンス タイマーが正しく設定されていることを確認します。

show port debounce [ mod | mod_num/port_num ]

次に、ポート2/1上でデバウンス タイマーをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port debounce 2/1 enable
Debounce is enabled on port 2/1
Warning: Enabling port debounce causes Link Up/Down detections to be delayed.
It results in loss of data traffic during debouncing period, which might
affect the convergence/reconvergence of various Layer 2 and Layer 3 protocols.
Use with caution.
Console> (enable)
 

次に、ポート単位でのデバウンス タイマーの設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show port debounce
Port Debounce link timer
----- ---------------
2/1 enable
2/2 disable
Console> (enable)

ポート デバウンス タイマーの設定変更


) ポート デバウンス タイマーの設定変更は、ファイバ ギガビット イーサネット ポート上でのみ可能です。


ポート デバウンス タイマーの値は、100の倍数で最大5000ミリ秒まで増やすことができます。タイマー値を調整する前に、ポート デバウンス タイマーをイネーブルにする必要はありません。ディセーブル ステートのデフォルト値よりも大きいタイマー値を指定した場合、デバウンス タイマーはイネーブルになります。

ポート デバウンス タイマーの設定を変更するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート デバウンス タイマーの設定を変更します。

set port debounce mod num/port num delay time

ステップ 2

ポート デバウンス タイマーの設定が変更されていることを確認します。

show port debounce [ mod | mod_num/port_num ]

次に、ポート2/1上でデバウンス タイマーの設定を変更する例を示します。

Console> (enable) set port debounce 2/1 delay 500
Debounce time for port 2/1 set to 500 ms.
Warning:Enabling port debounce causes Link Up/Down detections to be delayed.
It results in loss of data traffic during debouncing period, which might
affect the convergence/reconvergence of various Layer 2 and Layer 3 protocols.
Use with caution.
Console> (enable)
 

次に、ポート2/1上でポート単位でのデバウンス タイマーの設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show port debounce 2/1
Port Debounce link timer
----- -------------------
2/1 enabled (500 ms)
Console> (enable)
 

ポートのerrdisableステートにおけるタイムアウト設定

ポートがNVRAM(不揮発性RAM)ではイネーブルに設定されていても、実行時に何らかのプロセスによってディセーブルにされた場合、そのポートはerrdisableステートになります。たとえば、UniDirectional Link Detection(UDLD;単一方向リンク検出)が単一方向リンクを検出すると、ポートは実行時にシャットダウンされます。ただし、そのポートのNVRAM設定はイネーブルに設定されている(ユーザがポートをディセーブルにしていない)ので、ポートのステータスはerrdisableとして表示されます。

ポートがerrdisableステートになると、指定時間が経過したあと、そのポートは再びイネーブルになります。タイムアウト機能が強化され、errdisableタイムアウトの設定によってポートがイネーブルになるのを手動で防ぐことができます。このようにするには、set port errdisable-timeout mod/port disableコマンドを使用して、タイムアウトをディセーブルにします。

グローバル タイマーはすべてのポートに対して維持されます。プロセスは、 t 秒が経過するたびに( t はユーザが設定したタイムアウト時間)errdisableステートになっているポートがないかどうかチェックします。errdisableステートになっているポートのうち、errdisableタイムアウトが設定されている(イネーブル)ポートだけがSCPメッセージによってイネーブルに戻ります。

デフォルトでは、グローバル タイマーがタイムアウトになると、errdisableステートになっているポートはすべてイネーブルに戻ります。

ポートがerrdisableステートになる理由には、次のものがあります(これらは、 set errdisable-timeout enable コマンドの設定オプションとして表示されます)。

ARP inspection(ARP検査)

Broadcast suppression(ブロードキャスト抑制)

BPDU port-guard(BPDUポート ガード)

CAM monitor(CAMモニタ)

Channel misconfiguration(チャネルの設定ミス)

Crossbar failure(クロスバー障害)

Duplex mismatch(デュプレックス モードが不一致)

Layer 2 protocol tunnel misconfiguration(レイヤ2プロトコル トンネルの設定ミス)

Layer 2 protocol tunnel threshold exceeded(レイヤ2プロトコル トンネル スレッシュホールド超過)

Layer 2 protocol tunnel CDP threshold exceeded(レイヤ2プロトコル トンネルCDPスレッシュホールド超過)

Layer 2 protocol tunnel STP threshold exceeded(レイヤ2プロトコル トンネルSTPスレッシュホールド超過)

Layer 2 protocol tunnel VTP threshold exceeded(レイヤ2プロトコル トンネルVTPスレッシュホールド超過)

リンク エラーRXスレッシュホールド 超過

リンク エラーTXスレッシュホールド 超過

UDLD

Other(上記以外の原因)

All(上記の原因のすべてにerrdisableタイムアウトを適用)

上記のそれぞれの原因について、errdisableタイムアウトをイネーブルまたはディセーブルに設定できます。[other]を指定した場合、上記以外の原因でerrdisableステートになったすべてのポートが、errdisableタイムアウト後にイネーブルになります。[all]を指定した場合は、原因が何であるかにかかわらず、errdisableステートになったすべてのポートが、errdisableタイムアウト後にイネーブルになります。

errdisable機能は、デフォルトではディセーブルです。ポートがイネーブルに設定されるデフォルトの間隔は300秒です。この間隔は、30~86,400秒(30秒~24時間)の範囲で設定できます。

errdisableステートのポートのタイムアウト時間をイネーブルにして設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ポートがerrdisableステートになったあとにタイムアウトになってもイネーブルに戻らないようにします。

set port errdisable-timeout mod/port disable

BPDUガードが原因によるerrdisableタイムアウトをイネーブルにします。

set errdisable-timeout enable bpdu-guard

あらゆる原因によるerrdisableタイムアウトをイネーブルにします。

set errdisable-timeout enable all

errdisableタイムアウト間隔を設定します。

set errdisable-timeout interval interval

errdisableタイムアウト設定を表示します。

show errdisable-timeout

次に、ポート3/3がerrdisableステートになったあとにタイムアウトになってもイネーブルに戻らないようにする例を示します。

Console> (enable) set port errdisable-timeout 3/3 disable
Successfully disabled errdisable-timeout for port 3/3.
Console> (enable)
 

次に、BPDUガードが原因によるerrdisableタイムアウトをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set errdisable-timeout enable bpdu-guard
Successfully enabled errdisable-timeout for bpdu-guard.
Console> (enable)
 

次に、あらゆる原因によるerrdisableタイムアウトをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set errdisable-timeout enable all
Successfully enabled errdisable-timeout for all.
Console> (enable)
 

次に、errdisableタイムアウト間隔を450秒に設定する例を示します。

Console> (enable) set errdisable-timeout interval 450
Successfully set errdisable timeout to 450 seconds.
Console> (enable)
 

次に、errdisableタイムアウトの設定を表示する例を示します。

Console> (enable) show errdisable-timeout
ErrDisable Reason Timeout Status
--------------------------------------- --------------
arp-inspection enable
bcast-suppression enable
bpdu-guard enable
cam-monitor enable
channel-misconfig enable
crossbar-fallback enable
duplex-mismatch enable
gl2pt-ingress-loop enable
gl2pt-threshold-exceed enable
gl2pt-cdp-threshold-exceed enable
gl2pt-stp-threshold-exceed enable
gl2pt-vtp-threshold-exceed enable
link-rxcrc enable
link-txcrc enable
udld enable
other enable
 
Interval: 450 seconds
 
Port ErrDisable Reason Port ErrDisableTimeout Action on Timeout
---- ------------------- ---------------------- -----------------
Console> (enable)

自動モジュール シャットダウンの設定

自動モジュール シャットダウンをイネーブルにすると、ネットワーク接続の問題を管理できます。頻繁にリセットするモジュールでは、トラフィックのロード バランシングが中断する可能性があります。自動モジュール シャットダウンをイネーブルにすることで、ハードウェアまたはソフトウェア障害が原因で頻繁にリセットされるモジュールをディセーブルにして、完全にシャットダウンする前にモジュール自身がリセットする回数を制限できます。

また set module disable または set module power down コマンドを使用して手動でモジュールをシャットダウンできます。

モジュールのシャットダウン後、モジュールを手動で再度イネーブルにする必要があります。

デフォルトで、自動モジュール シャットダウンはディセーブルです。自動モジュール シャットダウンをイネーブルにする場合、モジュール自身がリセットできる回数はデフォルトで2分間に3回です。

自動シャットダウンが発生する前にこれらの2つのパラメータを設定する必要があります。

頻度 ― 自動モジュール シャットダウンのスレッシュホールド値を指定できます。リセット回数がこのオプションに割り当てられた値に達すると、イーサネット モジュールが自動シャットダウンを実行できます。

期間 ― リセット回数が発生すべき期間を指定できます。期間は、次のいずれかの条件で測定されます。

スイッチが最初に起動する時

スーパバイザ エンジンがスイッチオーバーを実行する時

イーサネット モジュールの電源投入時

モジュールの自動シャット カウンタが消去される時

定義した期間内にリセットの発生回数が頻度スレッシュホールドに達した場合、イーサネット モジュールが自動的にシャットダウンされて次のようなサンプルのSyslogメッセージが表示されます。

%SYS-5-MOD_AUTOSHUT:Module 2 shutdown automatically, reset 4 times in last 5 minutes due to inband failure

頻度スレッシュホールドに達して定義した期間外でリセットが発生した場合、モジュールは自動的にシャットダウンせずに次のようなサンプルのSyslogメッセージが表示されます。

%%SYS-4-MOD_AUTOSHUT_SLOW:Module 1 reset frequency exceeded threshold but over 46 mins.Hence NOT powering down module

イーサネット モジュールの実行変数ステートは、スタンバイ スーパバイザ エンジンとは同期しません。スタンバイ スーパバイザ エンジン上の show autoshut コマンドの出力は、リセット回数やリセットの理由を追跡しません。 autoshut コマンドでモジュールの電源を切断する場合、出力は同じままです。

リセット回数を追跡するために自動モジュール シャットダウンをイネーブルにする必要はありません。自動モジュール シャットダウンをイネーブルにしなくともリセットは追跡されます。

ランタイム カウンタは、次のような条件でのみ消去されます。

clear autoshut コマンドを入力した時

スイッチがリセットされた時

モジュールの電源投入時

スーパバイザ エンジンのスイッチオーバー時


) 自動モジュール シャットダウンは、イーサネット モジュールでのみサポートされます。


自動モジュール シャットダウンをイネーブルにして設定するには、イネーブル モードで次のいずれかの作業を行います。

 

作業
コマンド

モジュールで自動モジュール シャットダウンをイネーブルにします。

set module autoshut enable mod num

モジュールで自動モジュール シャットダウンをディセーブルにします。

set module autoshut disable mod num

モジュール自身がリセットできる回数のスレッシュホールドを設定します。

set autoshut frequency num

頻度が有効な期間を分単位で設定します。

set autoshut period minutes

特定のモジュールのランタイム カウンタを消去します。

clear autoshut counters mod num

自動シャットダウンの頻度をデフォルト設定にリセットします。

clear autoshut frequency

自動シャットダウンの期間をデフォルト設定にリセットします。

clear autoshut period

自動モジュール シャットダウン設定と現在のステータス情報を表示します。

show autoshut

次に、モジュールで自動モジュール シャットダウンをイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set module autoshut enable 2
 

次に、モジュールで自動モジュール シャットダウンをディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set module autoshut disable 2
 

次に、モジュール自身がリセットできる回数のスレッシュホールドを設定する例を示します。

Console> (enable) set autoshut frequency 4
 

次に、頻度が有効な期間を分単位で設定する例を示します。

Console> (enable) set autoshut period 3
 

次に、特定のモジュールのランタイム カウンタを消去する例を示します。

Console> (enable) clear autoshut counters 3
Automatic shutdown counters cleared for module 3
Console> (enable)
 

次に、自動モジュール シャットダウンの頻度をデフォルト設定にリセットする例を示します。

Console> (enable) clear autoshut frequency
 

次に、自動モジュール シャットダウンの期間をデフォルト設定にリセットする例を示します。

Console> (enable) clear autoshut period
 

次に、自動モジュール シャットダウン設定と現在のステータス情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show autoshut
AutoShut Frequency: 3 times
AutoShut Period: 5 minutes
 
Mod Autoshut Current Number Reason for last Time of last reset
num status status resets reset
--- -------- -------- ------ ---------------- -------------------------
1 NA ok - - -
2 enabled shutdown 4 inband failure Mon Jul 14 2003, 22:55:45
3 disabled ok 0 None -
4 enabled ok 1 scp failure Mon Jul 14 2003, 21:03:17
Console> (enable)
 

ポート エラー検出の設定


) EtherChannelのすべてのポートで、ポート エラー検出設定が同じである必要があります。


ポート上でポート エラー検出をイネーブルまたはディセーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います(inerrors、RXCRC、およびTXCRCのデフォルト ポート設定はディセーブルです)。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ポート上でポート エラー検出をイネーブルまたはディセーブルにします。

set port errordetection mod/port { inerrors | rxcrc | txcrc } { disable | enable }

ステップ 2

ポートの設定を確認します。

show port errordetection [ mod | mod/port ]

次に、ポート3/1上でRXCRCポート エラー検出をイネーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port errordetection 3/1 rxcrc enable
Port(s) 3/1 set to errordetection rxcrc enable.
Console> (enable) show port errordetection 3/1
Port Rxcrc Txcrc
----- -------- --------
3/1 enabled disabled
Console> (enable)

ジャンボ フレームの設定

ここでは、ジャンボ フレーム機能について説明します。

「スーパバイザ エンジン上でのジャンボ フレームの設定」

「MSFC2上でのジャンボ フレームの設定」

スーパバイザ エンジン上でのジャンボ フレームの設定

あるポートに対してジャンボ フレーム機能をイネーブルに設定すると、そのポートで大きい(つまり ジャンボ )フレームをスイッチングできるようになります。この機能はサーバ間の転送パフォーマンスを最適化するのに役立ちます。デフォルトのMaximum Transmission Unit(MTU;最大伝送ユニット)フレーム サイズは、すべてのイーサネット ポートで1548バイトです。ポート上でジャンボ フレーム機能をイネーブルに設定すると、MTUサイズは9216バイトに増えます。

ポート単位でジャンボ フレーム機能をイネーブルに設定する際は、次の注意事項に従ってください。


) WS-X6148およびWS-X6548 GE-TXモジュールはジャンボ フレームをサポートしていません。


ジャンボ フレーム機能は、次のポート上でサポートされます。

すべてのイーサネット ポート

トランク ポート

EtherChannel

sc0インターフェイス(ジャンボ フレームはsc0インターフェイスを通過します。これはユーザが設定できないデフォルト設定なので、CLIによる設定は不要です)。

次のスイッチング モジュールでは、最大8092バイトの入力フレーム サイズをサポートしています。

100 Mbpsで動作するWS-6516-GE-TX。10 Mbpsおよび1000 Mbpsでは、ジャンボ フレームのデフォルト値である9216バイトをサポートしています。

WS-X6148-RJ-45、WS-X6148-RJ-45V、WS-X6148-RJ21、およびWS-X6148-RJ21V

WS-X6248-RJ-45、WS-X6248A-RJ-45、WS-X6248-TEL、およびWS-X6248A-TEL

WS-X6348-RJ-45、WS-X6348-RJ45V、WS-X6348-RJ-21、およびWX-X6348-RJ21V

ジャンボ フレームのサポートを設定すると、これらのモジュールは8092バイトを超える入力フレームを廃棄します。

WS-X6548-RJ-21、およびWS-X6548-RJ-45モジュールは、Physical Sublayer(PHY;物理サブレイヤ)レベルで異なるハードウェアを使用して、ジャンボ フレームの最大デフォルト値である9216バイトをサポートしています。

ジャンボ フレームは、すべてのOSM(オプティカル サービス モジュール)上でサポートされています。

ジャンボ フレームは、ATM(非同期転送モード)モジュール(WS-X6101-OC12-SMF/MMF)上ではサポートされていません。

Multilayer Switch Feature Card 2(MSFC2;マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード2)は、Cisco IOS Release 12.1(2)E以降のリリースによりジャンボ フレームのルーティングをサポートしています。

MSFCおよびMultilayer Switch Module(MSM)は、ジャンボ フレームのルーティングをサポートしていません。これらのルータにジャンボ フレームが送信されると、ルータのパフォーマンスが著しく低下します。


show port jumboコマンドを入力すると、1つまたは複数のポートに関して[Jumbo frames inconsistent state]メッセージが表示されることがあります。その場合には、set port jumboコマンドを入力してポートを再度イネーブルに設定してください。


イーサネット ポート上でジャンボ フレームをイネーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ジャンボ フレームをイネーブルに設定します。

set port jumbo mod / port enable

ステップ 2

ポートの設定を確認します。

show port jumbo

次に、ポート上でジャンボ フレーム機能をイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set port jumbo 2/1 enable
Jumbo frames enabled on port 2/1
Console> (enable) show port jumbo
Jumbo frames MTU size is 9216 bytes
Jumbo frames enabled on port(s) 2/1
 

イーサネット ポート上でジャンボ フレーム機能をディセーブルにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

ジャンボ フレームをディセーブルに設定します。

set port jumbo mod / port disable

ステップ 2

ポートの設定を確認します。

show port jumbo

次に、ポート上でジャンボ フレームをディセーブルにする例を示します。

Console> (enable) set port jumbo 2/1 disable
Jumbo frames disabled on port 2/1
Console> (enable)

MSFC2上でのジャンボ フレームの設定

MSFC2では、ジャンボ フレームのルーティングに対応できるように、VLANインターフェイス上のMTUサイズを設定できます。

ジャンボ フレーム機能では、スイッチのデフォルトより大きいMTUサイズが1つだけサポートされています。デフォルトより大きいMTUサイズでVLANインターフェイスを設定すると、デフォルトより大きいMTUサイズに設定されている他のすべてのVLANインターフェイスが、新しく設定されたサイズに自動的に変更されます。デフォルトから変更していないVLANインターフェイスについては、影響はありません。

MTU値を設定するには、次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

VLANインターフェイス コンフィギュレーション モードにアクセスします。

Router(config)# interface vlan vlan_ID

ステップ 2

MTUサイズを設定します。有効な値は、64~17952バイトです5

Router(config-if)# mtu mtu_size

ステップ 3

設定を確認します。

Router# show interface vlan 111

5.MTUサイズは、9216(スーパバイザ エンジンでサポートされるサイズ)以下に設定してください。

次に、VLANインターフェイス上のMTUサイズを設定し、設定を確認する例を示します。

Router(config)# interface vlan 111
Router(config-if)# mtu 9216
Router(config-if)# end
Router# show interface vlan 111
.
.
.
MTU 9216 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
.
.
.
Router#

接続の確認

接続を確認するには、 ping コマンドおよび traceroute コマンドを使用します。

ポートからの接続を確認するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

テスト対象ポートの先にあるリモート ホストに対して、pingを実行します。

ping [ -s ] host [ packet_size ] [ packet_count ]

ステップ 2

スイッチからテスト対象ポートの先にあるリモート ホストまでのパケット ルートを、ホップ単位で追跡します。

traceroute host

ステップ 3

ホストが応答しない場合には、スイッチに設定されているIPアドレスおよびデフォルト ゲートウェイを確認します。

show interface
show ip route

次に、リモート ホストにpingを実行し、 traceroute を使用してネットワーク上のパケット パスをホップ単位で追跡する例を示します。

Console> (enable) ping somehost
somehost is alive
Console> (enable) traceroute somehost
traceroute to somehost.company.com (10.1.2.3), 30 hops max, 40 byte packets
1 engineering-1.company.com (173.31.192.206) 2 ms 1 ms 1 ms
2 engineering-2.company.com (173.31.196.204) 2 ms 3 ms 2 ms
3 gateway_a.company.com (173.16.1.201) 6 ms 3 ms 3 ms
4 somehost.company.com (10.1.2.3) 3 ms * 2 ms
Console> (enable)