Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Software Release 8.4
CLI
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発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

CLI

Catalyst CLI

ROMモニタのCLI

スイッチCLI

スイッチCLIへのアクセス

スイッチからMSFCにアクセスする場合

CLIの操作

MSFC CLI

Cisco IOSコマンド モード

Cisco IOSコマンドおよび構文のリスト表示

Cisco IOS CLI

Cisco IOSコンフィギュレーション モードへのアクセス

Cisco IOSコンフィギュレーションの表示および保存

MSFCインターフェイスをアップにする方法

CLI

この章では、Catalyst 6500シリーズ スイッチ モジュールを設定するために使用するCLI(コマンドライン インターフェイス)について説明します。スイッチ コマンドおよびROMモニタ コマンドについては、『 Catalyst 6500 Series Switch Command Reference 』を参照してください。


) ATM(非同期転送モード)Cisco IOSのCLIおよびコマンドについては、『ATM Software Configuration Guide and Command Reference--Catalyst 5000 Family and 6000 Family Switches』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「Catalyst CLI」

「MSFC CLI」

Catalyst CLI

ここでは、Catalyst CLIについて説明します。

「ROMモニタのCLI」

「スイッチCLI」

ROMモニタのCLI

ROMモニタは、プラットフォームの電源投入時、リセット時、または重大な例外が発生したときに実行されるROMベースのプログラムです。ROMモニタ モードが開始されるのは、スイッチが有効なシステム イメージを見つけることができなかった場合、NVRAM(不揮発性RAM)内の設定が壊れていた場合、またはコンフィギュレーション レジスタがROMモニタ モードを開始するように設定されていた場合です。ROMモニタ モードで、フラッシュ メモリ、ネットワーク サーバ ファイル、またはブートフラッシュからシステム イメージを手動でロードできます。

スイッチを再起動し、起動から60秒以内にBreakキーを押すと、ROMモニタ モードを開始できます。


コンフィギュレーション レジスタの設定値でBreakキーがオフに設定されているかどうかに関係なく、システムの再起動から60秒間は、Breakキーが常に有効です。


端末サーバからROMモニタにアクセスするには、Telnetプロンプトに戻って、端末エミュレーション プログラムに対してsend breakコマンドを入力し、ROMモニタ モードを開始します。

ROMモニタ モードが開始されると、プロンプトがrommon>になります。 ? コマンドを使用して、使用できるROMモニタ コマンドを表示します。

スイッチCLI

スイッチのCLIは、UNIXのCシェルに類似した基本的なコマンドライン インタープリタです。

ここでは、スイッチCLIを使用する手順について説明します。

「スイッチCLIへのアクセス」

「スイッチからMSFCにアクセスする場合」

「CLIの操作」

スイッチCLIへのアクセス

CLIには、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートまたはTelnetセッションを介してアクセスします。

ここでは、スイッチCLIにアクセスする手順について説明します。

「コンソール ポートからCLIにアクセスする場合」

「TelnetでCLIにアクセスする場合」

コンソール ポートからCLIにアクセスする場合

コンソール ポートからスイッチのCLIにアクセスするには、EIA/TIA-232(RS-232)ケーブルを使用して、コンソール端末をコンソール ポートに接続する必要があります。


) スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに接続する詳しい手順については、各スイッチのハードウェアのマニュアルを参照してください。


コンソール ポートからスイッチにアクセスする手順は、次のとおりです。

 

作業
コマンド

ステップ 1

端末からスイッチ コンソール プロンプトへの接続を開始し、 Return キーを押します。

-

ステップ 2

プロンプトで、システム パスワードを入力します。Console>プロンプトが表示されます。これはCLIにユーザ モードでアクセスしたことを表します。

-

ステップ 3

必要な場合、イネーブル モードを開始します(スイッチの設定を変更するには、イネーブル モードを開始する必要があります)。

enable

ステップ 4

必要なコマンドを入力して、作業を行います。

-

ステップ 5

作業が終わったら、セッションを終了します。

exit

コンソール ポートからスイッチにアクセスすると、次のように表示されます。

Cisco Systems Console
Enter password:
Console>
 

TelnetでCLIにアクセスする場合

スイッチとのTelnetセッションを開始するには、まず最初にスイッチのIPアドレスを設定する必要があります。IPアドレスの設定手順については、「帯域内(sc0およびsc1)インターフェイスIPアドレスの割り当て」を参照してください。同時に最高8つのTelnetセッションを利用できます。Telnetセッションがアイドル状態のまま所定の時間が経過すると、そのセッションは自動的に切断されます。

Telnetを使用してリモート ホストからスイッチCLIにアクセスする手順は、次のとおりです。

 

作業
コマンド

ステップ 1

リモート ホストからtelnetコマンド、およびアクセスするスイッチの名前またはIPアドレスを入力します。

telnet { hostname | ip_addr }

ステップ 2

プロンプトにCLIのパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合は、 Return キーを押します。

-

ステップ 3

必要なコマンドを入力して、作業を行います。

-

ステップ 4

作業が終わったら、Telnetセッションを終了します。

exit

次に、スイッチとのTelnetセッションをオープンする例を示します。

unix_host% telnet Catalyst_1
Trying 172.16.10.10...
Connected to Catalyst_1.
Escape character is '^]'.
 
 
Cisco Systems Console
 
 
 
 
Enter password:
Catalyst_1>

スイッチからMSFCにアクセスする場合

ここでは、直接接続されたコンソール ポートまたはTelnetセッションからMultilayer Switch Feature Card(MSFC;マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)にアクセスする方法について説明します。

「コンソール ポートからMSFCにアクセスする場合」

「TelnetセッションからMSFCにアクセスする場合」

「MSFC CLI」を参照してください。

コンソール ポートからMSFCにアクセスする場合

switch console コマンドを使用して、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに直接接続されたスイッチCLIからMSFCにアクセスします。MSFC CLIを終了してスイッチのCLIに戻るには、Router>プロンプトに対して Ctrl-C を3回入力します。

スイッチCLIからMSFCにアクセスする手順は、次のとおりです。

 

作業
コマンド

スイッチCLIからMSFCにアクセスします。

switch console [ mod ]1

1.mod引数は、MSFCのモジュール番号を指定します。モジュール番号15は、MSFCがスロット1のスーパバイザ エンジンに搭載されていることを示します。モジュール番号16は、MSFCがスロット2のスーパバイザ エンジンに搭載されていることを示します。Supervisor Engine 720の場合、mod引数はMSFC3のモジュール番号を指定します。モジュール番号15は、MSFC3がスロット5(6または9スロットのスイッチ)またはスロット7(13スロットのスイッチ)にあるSupervisor Engine 720に搭載されていることを示します。モジュール番号16は、MSFC3がスロット6(6または9スロットのスイッチ)またはスロット8(13スロットのスイッチ)にあるSupervisor Engine 720に搭載されていることを示します。


) モジュール番号を指定しない場合、コンソールはアクティブ スーパバイザ エンジン上のMSFCに切り替わります。



) スタンバイMSFCのCisco IOS CLIにアクセスするには、そのスタンバイ スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに接続します。


次に、スイッチCLIからアクティブ スーパバイザ エンジンのアクティブMSFCにアクセスし、MSFC CLIを終了してスイッチCLIに戻る例を示します。

Console> (enable) switch console 15
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Type ^C^C^C to switch back...
Router> ^C^C^C
Console> (enable)
 

TelnetセッションからMSFCにアクセスする場合

session mod コマンドを入力して、スイッチCLIからTelnetセッションによってMSFCにアクセスします。MSFC CLIを終了してスイッチCLIに戻るには、Router>プロンプトで ^] または exit コマンドを入力します。


mod引数は、MSFCのモジュール番号を指定します。モジュール番号15は、MSFCがスロット1のスーパバイザ エンジンに搭載されていることを示します。モジュール番号16は、MSFCがスロット2のスーパバイザ エンジンに搭載されていることを示します。Supervisor Engine 720の場合、mod引数はMSFC3のモジュール番号を指定します。モジュール番号15は、MSFC3がスロット5(6または9スロットのスイッチ)またはスロット7(13スロットのスイッチ)にあるSupervisor Engine 720に搭載されていることを示します。モジュール番号16は、MSFC3がスロット6(6または9スロットのスイッチ)またはスロット8(13スロットのスイッチ)にあるSupervisor Engine 720に搭載されていることを示します。


次に、スイッチCLIからMSFCにアクセスし、MSFC CLIを終了してスイッチCLIに戻る例を示します。

Console> (enable) session 15
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Escape character is '^]'.
Router> exit
Console> (enable)

スイッチCLIコマンドのモード

スイッチCLIは、2つの操作モード、ユーザ モードとイネーブル モードをサポートします。どちらのモードもパスワードで保護されます。ユーザ モード コマンドは、日常的なシステム モニタリング作業に使用します。イネーブル モード コマンドは、システムを設定し、基本的なトラブルシューティングを実行する場合に使用します。

ログイン後、システムは自動的にユーザ モードになり、ユーザ モード コマンドだけが使用できます。イネーブル モードにアクセスするには、enableコマンドと、その後ろにイネーブル モード パスワードを入力します。イネーブル モードを終了してユーザ モードに戻るには、プロンプトにdisableコマンドを入力します。

次に、イネーブル モードにアクセスする例を示します。

Console> enable
Enter Password: <password>
Console> (enable)
 

コマンドラインでのモジュール、ポート、およびVLANの指定

スイッチ コマンドに大文字と小文字の区別はありません。また、コマンドおよびパラメータは、現在使用可能な他のコマンドおよびパラメータと明確に区別できる文字数まで、省略することが可能です。

Catalyst 6000および6500シリーズ スイッチは、マルチモジュール システムです。CLIから入力したコマンドは、システム全体に適用することも、特定のモジュール、ポート、またはVLAN(仮想LAN)に適用することもできます。

モジュール、ポート、およびVLANには、1から始まる番号が順番に与えられます。スーパバイザ エンジンはモジュール1で、スロット1に搭載します。スイッチに冗長スーパバイザ エンジンが搭載されている場合は、スロット1とスロット2にスーパバイザ エンジンを搭載します。Supervisor Engine 720は、6または9スロットのスイッチの場合はモジュール5で、スロット5に搭載します。また、13スロットのスイッチの場合はモジュール7で、スロット7に搭載します。冗長Supervisor Engine 720を使用する場合、6または9スロットのスイッチではスロット5と6、13スロットのスイッチではスロット7と8にSupervisor Engine 720を搭載します。

特定のモジュールを指定するには、モジュール番号を使用します。

ポート1は常に左端のポートです。特定モジュールの特定ポートを指定するには、 mod/port というコマンド構文を使用します。たとえば、 3/1 はモジュール3のポート1を表します。 set trunk および set port channel などの一部のコマンドでは、ポートのリストを指定できます。

複数のポートを指定するには、カンマで区切って(スペースを入れずに)個々のポートを指定するか、2つのポート番号をハイフン(-)でつないでポート範囲を指定します。ハイフンの方がカンマより優先されます。

表2-1 に、ポートおよびポート範囲の指定例を示します。

 

表2-1 ポートおよびポート範囲の指定

機能

2/1

モジュール2のポート1を指定します。

3/4-8

モジュール3のポート4、5、6、7、8を指定します。

5/2,5/4,6/10

モジュール5のポート2およびポート4を指定し、さらにモジュール6のポート10を指定します。

3/1-2,4/8

モジュール3のポート1およびポート2を指定し、さらにモジュール4のポート8を指定します。

VLANは、各VLANに1つずつ対応付けられた番号であるVLAN IDによって識別します。VLANのリストを指定するには、カンマで区切って(スペースを入れずに)個々のVLANを指定するか、2つのVLAN番号をハイフン(-)でつないでVLAN範囲を指定します。

表2-2 に、VLANおよびVLAN範囲の指定例を示します。

 

表2-2 VLANおよびVLAN範囲の指定

機能

10

VLAN 10を指定します。

5,10,15

VLAN 5、10、15を指定します。

10-50,500

VLAN 10~50(両端を含む)およびVLAN 500を指定します。

MACアドレス、IPアドレス、およびIPエイリアスの指定

一部のコマンドでは、MAC(メディア アクセス制御)アドレス、IPアドレス、またはIPエイリアスを標準形式で指定する必要があります。MACアドレスの形式は、次のように、6つの16進数字をハイフンで区切って指定します。

00-00-0c-24-d2-fe
 

IPアドレスの形式は32ビットであり、次のように、ネットワーク セクション、オプションのサブネット セクション、およびホスト セクションを表す4つのオクテットをピリオドで区切って指定します(ドット付き10進表記)。

126.2.54.1
 

スイッチ上でIPエイリアスを設定している場合は、ドット付き10進表記のIPアドレスの代わりにIPエイリアスを使用できます。IPエイリアスは、IPアドレスまたはIPエイリアスを定義するコマンドを除き、IPアドレスを使用するほとんどのコマンドに使用できます。IPエイリアスの使用方法については、「スイッチ上でのIPエイリアスの定義」を参照してください。

スイッチ上でDNSを設定している場合、IPアドレスの代わりにDNSホスト名を使用できます。DNSの設定手順については、 第28章「DNSの設定」 を参照してください。

コマンドラインの編集

最後に入力した20個のコマンドは、ヒストリ バッファに保存されます。これらのコマンドをスクロールし、プロンプトからコマンドを入力したり編集したりすることができます。 表2-3 に、スイッチ コマンドを入力および編集するときに使用するキーボード ショートカットを示します。

 

表2-3 コマンドライン編集用キーボード ショートカット

キーストローク
機能

Ctrl-A

コマンドラインの先頭文字に移動します。

Ctrl-Bまたは左矢印キー

カーソルを1文字分だけ後退させます。

Ctrl-C

エスケープしてプロンプトおよび作業を打ち切ります。

Ctrl-D

カーソル位置の文字を削除します。

Ctrl-E

現在のコマンドラインの末尾に移動します。

Ctrl-Fまたは右矢印キー2

カーソルを1文字分だけ進めます。

Ctrl-K

カーソル位置からコマンドラインの末尾までを削除します。

Ctrl-L Ctrl-R

現在のコマンドラインを改行して繰り返します。

Ctrl-Nまたは下矢印キー 1

ヒストリ バッファ内の次のコマンドラインを入力します。

Ctrl-Pまたは上矢印キー 1

ヒストリ バッファ内の1つ前のコマンドラインを入力します。

Ctrl-U Ctrl-X

カーソル位置からコマンドラインの先頭までを削除します。

Ctrl-W

最後に入力した単語を削除します。

Esc B

単語1つ分だけカーソルを後退させます。

Esc D

カーソルから単語の末尾までを削除します。

Esc F

単語1つ分だけカーソルを進めます。

DeleteキーまたはBackspaceキー

コマンド入力時の誤りを消去し、このキーに続けてコマンドを再入力します。

2.矢印キーは、VT100などのANSI互換端末に限って有効です。

ヒストリ置換

ヒストリ バッファには、端末セッションで最後に入力した20個のコマンドが保存されます。ヒストリ置換により、特殊な省略形式のコマンドを使用して、再入力せずにこれらのコマンドにアクセスできます。 表2-4 に、ヒストリ置換コマンドを示します。

 

表2-4 ヒストリ置換コマンド

コマンド
機能
最近入力したコマンドを反復する場合
!!

最後に入力したコマンドを反復

!-nn

最後から nn 番めのコマンドを反復

!n

コマンド n を反復

!aaa

文字列 aaa から始まるコマンドを反復

!?aaa

文字列 aaa を含むコマンドを反復

最後に入力したコマンドを変更して反復する場合
^aaa^bbb

最後に入力したコマンドの文字列 aaa を文字列 bbb に置換

前に入力したコマンドの末尾に文字列を追加して反復する場合
!!aaa

最後に入力したコマンドの末尾に文字列 aaa を追加

!n aaa

コマンド n の末尾に文字列 aaa を追加

!aaa bbb

文字列 aaa から始まるコマンドの末尾に文字列 bbb を追加

!?aaa bbb

文字列 aaa が含まれるコマンドの末尾に文字列 bbb を追加

コマンド ヘルプの利用方法

ユーザ モードまたはイネーブル モードで、 help または ? と入力すると、そのモードで使用できるコマンドが表示されます。特定のコマンドの後ろに help または ? を入力すると、コマンドの使用方法などの補足説明が表示されます。コマンドの入力時に引数の数を間違えた場合、または無効な引数を指定した場合には、コマンドの使い方、ヘルプ メニュー、および該当する場合にはパラメータ範囲が表示されます。また、 help または ? をコマンド カテゴリに追加すると、そのカテゴリのコマンド リストが表示されます。

MSFC CLI

ここでは、MSFC CLIについて説明します。

「Cisco IOSコマンド モード」

「Cisco IOS CLI」


「スイッチからMSFCにアクセスする場合」で説明した方法に加えて、MSFCにTelnetで直接アクセスするようにCisco IOSソフトウェアを設定できます。次のURLにある『Cisco IOS Security Configuration Guide』の「Configuring Authentication」を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/secur_c/scprt1/scdathen.htm


Cisco IOSコマンド モード

Cisco IOSのユーザ インターフェイスには、さまざまなモードがあります。現在のモードによって、使用できるコマンドが決まります。現在のモードで使用できるコマンドのリストを表示するには、システム プロンプトで疑問符(?)を入力します。詳細については、「Cisco IOSコマンドおよび構文のリスト表示」を参照してください。

スイッチ上でセッションを開始するときは、ユーザ モード(別名ユーザEXECモード)で始めます。EXECモードでは、限られた一部のコマンドしか使用できません。すべてのコマンドを使用できるようにするには、イネーブルEXECモードを開始しなければなりません。イネーブルEXECモードにアクセスするには、通常、パスワードの入力が必要です。イネーブルEXECモードでは、任意のEXECコマンドを入力できるほか、グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスできます。EXECコマンドのほとんどは、showコマンド(現在のコンフィギュレーション ステータスを表示)、 clear コマンド(カウンタまたはインターフェイスを消去)などのように、一回かぎりのコマンドです。スイッチを再起動してもEXECコマンドが保存されることはありません。

コンフィギュレーション モードでは、実行コンフィギュレーションの変更を行うことができます。設定をあとで保存した場合、スイッチの再起動後もコマンドが保存されています。最初にグローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モード、サブインターフェイス コンフィギュレーション モード、および各種プロトコル固有のモードを開始できます。

ROMモニタ モードは、スイッチが正常に起動できない場合に使用する個別のモードです。たとえば、スイッチの起動時に有効なシステム イメージが見つからない場合、またはスイッチのコンフィギュレーション ファイルが壊れている場合に、スイッチでROMモニタ モードが開始される場合があります。詳細については、「ROMモニタのCLI」を参照してください。

表2-5 に、使用頻度の高いCisco IOSモードを示します。

 

表2-5 使用頻度の高いCisco IOSコマンド モード

モード
用途の説明
アクセス方法
プロンプト

ユーザEXEC

リモート装置への接続、端末の一時的な設定変更、基本的なテストの実行、およびシステム情報の表示。

ログインします。

Router>

イネーブルEXEC

動作パラメータの設定。イネーブル コマンド セットには、ユーザEXECモードのコマンドのほかに configure コマンドが含まれます。このコマンドを使用して、別のコマンド モードにアクセスします。

ユーザEXECモードで、 enable コマンドおよびイネーブル パスワードを入力します。

Router#

グローバル コンフィギュレーション

システム全体に影響を及ぼす機能の設定。

イネーブルEXECモードで、 configure terminal コマンドを入力します。

Router(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション

インターフェイス別に使用できるさまざまな機能があります。インターフェイス コマンドは、ギガビット イーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスの動作をイネーブルにし、変更します。

グローバル コンフィギュレーション モードで、 interface type location コマンドを入力します。

Router(config-if)#

コンソール コンフィギュレーション

直接接続されたコンソールまたはTelnet接続による仮想端末から、このコンフィギュレーション モードを使用してコンソール インターフェイスを設定します。

グローバル コンフィギュレーション モードで、 line console 0 コマンドを入力します。

Router(config-line)#

ユーザが入力したコマンドは、Cisco IOSコマンド インタープリタ(別名EXEC)によって解析および実行されます。コマンドを入力する際、他のコマンドと区別がつく文字数だけを入力することにより、コマンドおよびキーワードを省略できます。たとえば、 show コマンドは sh configure terminal コマンドは config t と省略できます。

exit と入力すると、スイッチは1レベル前に戻ります。コンフィギュレーション モードを完全に終了してイネーブルEXECモードに戻るには、 Ctrl-Z キーを押します。

Cisco IOSコマンドおよび構文のリスト表示

どのコマンド モードでも、疑問符(?)を入力することにより、使用できるコマンドのリストを表示できます。

Router> ?
 

特定の文字シーケンスで始まるコマンドのリストを表示するには、それらの文字を入力し、その後ろに疑問符(?)を入力します。スペースは入れないでください。この形式のヘルプは、ユーザに代わって1つの単語を完成させるので、ワード ヘルプといいます。

Router# co?
configure
 

キーワードまたは引数のリストを表示するには、キーワードまたは引数の代わりに疑問符を入力します。疑問符の前にスペースを1つ入れてください。この形式のヘルプは、すでに入力したコマンド、キーワード、および引数に基づいて、使用できるキーワードまたは引数を表示するので、コマンド構文ヘルプといいます。

Router# configure ?
memory Configure from NV memory
network Configure from a TFTP network host
overwrite-network Overwrite NV memory from TFTP network host
terminal Configure from the terminal
 

前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーまたはCtrl-Pキーを押します。上矢印キーを続けて押すことにより、直前に入力した20個のコマンドを表示できます。


ヒント コマンドの入力について問題が生じた場合は、システム プロンプトを確認するとともに、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが間違っているか、間違った構文を使用している可能性があります。


どのモードでも、 Ctrl-Z キーを押すとイネーブルEXECモードに戻ることができます。1つ前のモードに戻るには、 exit を入力します。

Cisco IOS CLI

ここでは、ルーティングを設定する前に理解しておくべき、Cisco IOSでの基本的な設定作業について説明します。

「Cisco IOSコンフィギュレーション モードへのアクセス」

「Cisco IOSコンフィギュレーションの表示および保存」

「MSFCインターフェイスをアップにする方法」

Cisco IOSコンフィギュレーション モードへのアクセス

Cisco IOSコンフィギュレーション モードにアクセスする手順は次のとおりです。


switch consoleコマンドを使用して、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに直接接続されたスイッチCLIからMSFCにアクセスします。TelnetセッションからMSFCにアクセスする方法については、「TelnetセッションからMSFCにアクセスする場合」を参照してください。


 

作業
コマンド

ステップ 1

スイッチCLIを使用している場合は、MSFC CLIを開始します。

Console> switch console [ mod ]

ステップ 2

EXECプロンプトで、イネーブル モードを開始します。

Router> enable

ステップ 3

イネーブルEXECプロンプトで、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

Router# configure terminal

ステップ 4

各種コマンドを入力して、ルーティングを設定します

(このマニュアルで後述する該当の設定手順を参照してください)

ステップ 5

コンフィギュレーション モードを終了します。

Router(config)# Ctrl-Z

Cisco IOSコンフィギュレーションの表示および保存

変更を行ったあと、設定を表示および保存する手順は次のとおりです。

 

作業
コマンド

ステップ 1

イネーブルEXECプロンプトで、現在の実行コンフィギュレーションを表示します。

Router# show running-config

ステップ 2

NVRAMに保存されている設定を表示します。

Router# show startup-config

ステップ 3

現在の設定をNVRAMに保存します。

Router# copy running-config startup-config

MSFCインターフェイスをアップにする方法

状況によっては、MSFCインターフェイスが管理上のシャットダウン状態になることがあります。インターフェイスのステータスを確認するには、 show interface コマンドを使用します。


) 冗長スーパバイザ エンジンのセットアップ時に、1つのMSFC上のインターフェイスがシャットダウンすると、冗長MSFC上の対応するVLANインターフェイスはパケット転送を停止します。したがって、冗長MSFC上の対応するインターフェイスを手動でシャットダウンする必要があります。


管理上のシャットダウン状態になっているMSFCインターフェイスをアップにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

アップにするインターフェイスを指定します。

Router(config)# interface interface_type interface_num

ステップ 2

インターフェイスをアップにします。

Router(config-if)# no shutdown

ステップ 3

コンフィギュレーション モードを終了します。

Router(config-if)# Ctrl-Z