Catalyst 6500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 12.2SX
Supervisor Engine 2 およびスイッチ ファブリック モジュールの設定
Supervisor Engine 2 およびスイッチ ファブリック モジュールの設定
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

Supervisor Engine 2 およびスイッチ ファブリック モジュールの設定

Supervisor Engine 2 でのスロットの使用

SFM の機能概要

SFM 機能の概要

SFM のスロット

スイッチ ファブリックの冗長性

レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定

スイッチング モード

SFM の設定

スイッチング モードの設定

fabric-required モードの設定

LCD メッセージの設定

SFM のモニタ

モジュール情報の表示

SFM 冗長ステータスの表示

ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示

ファブリック ステータスの表示

ファブリック利用率の表示

ファブリック エラーの表示

Supervisor Engine 2 およびスイッチ ファブリック モジュールの設定

ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチの Supervisor Engine 2 およびスイッチ ファブリック モジュールの設定方法について説明します。


) • Release 12.2(18)SXE および Release 12.2(18)SXE のリビルドでは、Supervisor Engine 2 をサポートしていません。

この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、次の URL で『 Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Command Reference 』Release 12.2SX を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/122sx/cmdref/index.htm


 

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「Supervisor Engine 2 でのスロットの使用」

「SFM の機能概要」

「SFM の設定」

「SFM のモニタ」

Supervisor Engine 2 でのスロットの使用

Supervisor Engine 2は、1つのFlash PCカード(PCMCIA)スロットを備えています。

PCMCIA Advanced Technology Attachment(ATA)FlashDisk 装置の場合、アクティブ Supervisor Engine 2 のスロットのキーワードは disk0: で、冗長 Supervisor Engine 2 のスロットのキーワードは、 slavedisk0: です。

非 ATA Flash PC カードの場合、アクティブ Supervisor Engine 2 のスロットのキーワードは slot0: で、冗長 Supervisor Engine 2 のスロットのキーワードは、 slaveslot0: です。

SFM の機能概要

ここでは、SFM の機能について説明します。

「SFM 機能の概要」

「SFM のスロット」

「スイッチ ファブリックの冗長性」

「レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定」

「スイッチング モード」

SFM 機能の概要

SFM はファブリック対応モジュール間に専用接続を確立し、これらのモジュール間で連続的なフレーム転送を行います。SFM によって提供されるファブリック対応モジュール間の直接接続のほかに、ファブリック対応モジュールは、32 Gbps 転送バスへの直接接続も行います。

SFM にはコンソールがありません。前面パネルの 2 行 LCD ディスプレイに、ファブリックの利用状況、ソフトウェア リビジョン、およびシステムの基本情報が表示されます。

SFM のスロット

13 スロット シャーシの場合、スロット 7 またはスロット 8 のいずれかに SFM を取り付けます。


) 13 スロット シャーシの場合、スロット 9 ~ 13 のみがデュアル スイッチ ファブリック インターフェイス スイッチング モジュール(WS-X6816-GBIC など)をサポートしています。


他のシャーシの場合は、スロット 5 またはスロット 6 のいずれかに SFM を取り付けます。

スイッチ ファブリックの冗長性

最初に取り付けられた SFM が、プライマリ モジュールとして機能します。冗長性を確保するには、冗長 SFM を取り付けます。2 つの SFM を同時に取り付けると、上のスロットのモジュールがプライマリ モジュールとして機能し、下のスロットのモジュールがバックアップとして機能します。上のスロットに取り付けられたモジュールをリセットすると、下のスロットのモジュールがアクティブになります。

SFM の冗長性に設定は不要です。上のスロットのモジュールがプライマリ モジュールとして機能している場合、このプライマリ モジュールで障害が発生すると、下のスロットの冗長 SFM が自動的に処理を引き継ぎます。

レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定

Policy Feature Card 2(PFC2; ポリシー フィーチャ カード 2)または Distributed Feature Card(DFC)は、次のようにレイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送について決定します。

PFC2 は、DFC が搭載されていないモジュールからスイッチに入ってきた各パケットの転送判断をすべて行います。

DFC は、次の状況で DFC 対応モジュールからスイッチに入ってきた各パケットの転送判断をすべて行います。

出力ポートが入力ポートと同じモジュールにある場合、DFC はパケットをローカルに転送します(パケットはモジュールの外部に送信されません)。

出力ポートが別のファブリック対応モジュール上にある場合、DFC は SFM 経由でパケットを出力モジュールに送信し、出力ポートから送信します。

出力ポートが別のファブリック非対応モジュール上にある場合、DFC は SFM 経由でパケットを Supervisor Engine 2 に送信します。Supervisor Engine 2 ファブリック インターフェイスは、パケットが出力モジュールより受信され出力ポートに送信される 32 Gbps スイッチング バスにパケットを転送します。

スイッチング モード

SFM を取り付けた場合、モジュール間のトラフィック転送は、次のいずれかのモードで行われます。

compact モード ― ファブリック対応モジュールだけが搭載されている場合、スイッチはあらゆるトラフィックにこのモードを使用します。このモードでは、スイッチ ファブリック チャネルを通じて DBus ヘッダーのコンパクト版が転送され、最良のパフォーマンスが得られます。

truncated モード ― ファブリック対応モジュールとファブリック非対応モジュールの両方が搭載されている場合、スイッチはファブリック モジュール間のトラフィックにこのモードを使用します。このモードでは、スイッチはスイッチ ファブリック チャネルを通じて、切り捨てた形のトラフィック(フレームの初めの 64 バイト)を送信します。

bus モード ― スイッチはファブリック非対応モジュール間のトラフィック、およびファブリック非対応モジュールとファブリック対応モジュール間のトラフィックにこのモードを使用します。このモードでは、すべてのトラフィックがローカル バスとスーパーバイザ エンジン バス間で送受信されます。

表6-1 に、搭載されているファブリック対応および非対応モジュール別に、使用されるスイッチング モードを示します。

 

表6-1 取り付けられた SFM のスイッチング モード

モジュール
スイッチング モード

ファブリック対応モジュール間(ファブリック非対応モジュールが搭載されていない場合)

Compact 1

ファブリック対応モジュール間(ファブリック非対応モジュールも搭載されている場合)

Truncated 2

ファブリック対応モジュールとファブリック非対応モジュール間

Bus

ファブリック非対応モジュール間

Bus

1.show コマンドを実行すると、DFC を装着したファブリック対応モジュールの場合は dcef モードとして表示され、それ以外のファブリック対応モジュールの場合は fabric モードとして表示されます。

2.show コマンドを実行すると、fabric モードとして表示されます。

SFM の設定

ここでは、SFM の設定について説明します。

「スイッチング モードの設定」

「fabric-required モードの設定」

「LCD メッセージの設定」


) コンフィギュレーション モードで EXEC モード レベルのコマンドを入力するには、コマンドの前に do キーワードを入力します。


スイッチング モードの設定

スイッチング モードを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# [ no ] fabric switching-mode allow { bus-mode | { truncated [{ threshold [ number ]}]}

スイッチング モードを設定します。

スイッチング モードを設定するときには、次の情報に注意してください。

ファブリック非対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールで bus モードの使用を可能にするには、 fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。

ファブリック非対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールで bus モードの使用を可能にするには、 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。


注意 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力すると、スイッチに搭載されたファブリック非対応モジュールへの電力供給が停止します。

ファブリック対応モジュールで truncated モードの使用を可能にするには、 fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。

ファブリック対応モジュールで truncated モードの使用を禁止するには、 no fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。

bus モードの代わりに truncated モードを使用する場合に、事前にインストールしなければならないファブリック対応モジュールの数を設定するには、 fabric switching-mode allow truncated threshold number コマンドを入力します。

デフォルトの truncated モードのスレッシュホールドに戻すには、 no fabric switching-mode allow truncated threshold コマンドを入力します。

fabric-required モードの設定

SFM が取り付けられていないかぎり、すべてのスイッチング モジュールを動作させないようにする fabric-required モードを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# fabric required

SFM が取り付けられていない場合にスイッチング モジュールを動作させないようにする fabric-required モードを設定します。

Router(config)# no fabric required

fabric-required モードをクリアします。


注意 SFM が取り付けられていないスイッチで fabric required コマンドを入力すると、スーパーバイザ エンジンを除くすべてのモジュールがオフになります。

fabric-required モードを設定する場合は、次の情報に注意してください。

fabric-required モードが設定された状態で SFM が取り付けられていない場合にスイッチを起動すると、スーパーバイザ エンジンのみに電源が供給され、スイッチング モジュールには電源は供給されません。

fabric-required モードが設定されている SFM 搭載のスイッチが動作している場合に、SFM を取り外す、または SFM で障害が発生すると、スイッチによってすべてのスイッチング モジュールの電源が切断され、スーパーバイザ エンジンのみがアクティブのままになります。

fabric-required モードが設定された冗長 SFM 搭載のスイッチが動作している場合に、両方の SFM を取り外す、または両方の SFM で障害が発生すると、スイッチによってすべてのスイッチング モジュールの電源が切断され、スーパーバイザ エンジンのみがアクティブのままになります。

LCD メッセージの設定

LCD に表示されるメッセージを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# fabric lcd-banner d message d

LCD に表示されるメッセージを設定します。

Router(config)# no fabric lcd-banner

LCD に表示されるメッセージをクリアします。

LCD に表示されるメッセージを設定する場合、次の情報に注意してください。

d パラメータはデリミタです。メッセージにはデリミタを使用できません。デリミタは、ポンド記号(#)のようにユーザが選択できます。

メッセージ テキスト中では、$(token) の形でトークンを使用できます。

$(hostname) ― スイッチのホスト名を表示します。

$(domain) ― スイッチのドメイン名を表示します。

SFM のモニタ

SFM は、モニタ用に多くの show コマンドをサポートしています。完全に自動化された起動シーケンスによってモジュールがオンラインになり、ポート上で接続診断テストが実行されます。

ここでは、SFM をモニタする方法について説明します。

「モジュール情報の表示」

「SFM 冗長ステータスの表示」

「ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示」

「ファブリック ステータスの表示」

「ファブリック利用率の表示」

「ファブリック エラーの表示」


) SFM ではユーザによる設定は不要です。


モジュール情報の表示

モジュール情報を表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show module { 5 | 6 | 7 | 8 }

モジュール情報を表示します。

次に、モジュール情報を表示する例を示します。

Router# show module 5
Mod Ports Card Type Model Serial No.
--- ----- -------------------------------------- ------------------ -----------
5 0 Switching Fabric Module WS-C6500-SFM SAD04420JR5
 
Mod MAC addresses Hw Fw Sw Status
--- ---------------------------------- ------ ------------ ------------ -------
5 0001.0002.0003 to 0001.0002.0003 1.0 6.1(3) 6.2(0.97) Ok

SFM 冗長ステータスの表示

SFM の冗長ステータスを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric active

SFM の冗長ステータスを表示します。

次に、SFM の冗長ステータスを表示する例を示します。

Router# show fabric active
Active fabric card in slot 5
No backup fabric card in the system
Router#

ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示

特定のモジュールまたは全モジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric switching-mode [ module { slot_number | all ]

特定のモジュールまたは全モジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示します。

次に、全モジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示する例を示します。

Router# show fabric switching-mode all
bus-only mode is allowed
Module Slot Switching Mode
1 Bus
2 Bus
3 DCEF
4 DCEF
5 No Interfaces
6 DCEF
 

ファブリック ステータスの表示

特定のスイッチング モジュールまたは全スイッチング モジュールのファブリック ステータスを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric status [ slot_number | all ]

ファブリック ステータスを表示します。

次に、全モジュールのファブリック ステータスを表示する例を示します。

Router# show fabric status all
slot channel module fabric
status status
1 0 OK OK
3 0 OK OK
3 1 OK OK
4 0 OK OK
Router#
 

ファブリック利用率の表示

特定のモジュールまたは全モジュールのファブリック利用率を表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric utilization [ slot_number | all ]

ファブリック利用率を表示します。

次に、全モジュールのファブリック利用率を表示する例を示します。

Router# show fabric utilization all
slot channel Ingress % Egress %
1 0 0 0
3 0 0 0
3 1 0 0
4 0 0 0
4 1 0 0
6 0 0 0
6 1 0 0
7 0 0 0
7 1 0 0
Router#
 

ファブリック エラーの表示

特定のモジュールまたは全モジュールのファブリック エラーを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric errors [ slot_number | all ]

ファブリック エラーを表示します。

次に、全モジュールのファブリック エラーを表示する例を示します。

Router# show fabric errors
slot channel module module module fabric
crc hbeat sync sync
1 0 0 0 0 0
3 0 0 0 0 0
3 1 0 0 0 0
4 0 0 0 0 0
4 1 0 0 0 0
6 0 0 0 0 0
6 1 0 0 0 0
7 0 0 0 0 0
7 1 0 0 0 0
Router#