Catalyst 6500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 12.2SX
Top N ユーティリティの使用
Top N ユーティリティの使用
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

Top N ユーティリティの使用

Top N ユーティリティの概要

Top N ユーティリティの概要

Top N ユーティリティ操作の概要

Top N ユーティリティの使用

Top N ユーティリティによるレポート作成のイネーブル化

Top N ユーティリティ レポートの表示

Top N ユーティリティ レポートの消去

Top N ユーティリティの使用

この章では、Catalyst 6500 シリーズ スイッチで Top N ユーティリティを使用する方法について説明します。Top N ユーティリティは Release12.2(18)SXE 以降のリリースでサポートされます。


) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、次の URL の『Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Command Reference』Release 12.2SX を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/122sx/cmdref/index.htm


 

この章で説明する内容は、次のとおりです。

「Top N ユーティリティの概要」

「Top N ユーティリティの使用」

Top N ユーティリティの概要

ここでは、Top N ユーティリティについて説明します。

「Top N ユーティリティの概要」

「Top N ユーティリティ操作の概要」

Top N ユーティリティの概要

Top N ユーティリティを使用すると、スイッチの各物理ポートからデータを収集し、分析できます。起動後、Top N ユーティリティは適切なハードウェア カウンタから統計情報を取得してから、ユーザが指定したインターバルの間、スリープ モードに入ります。インターバルが経過すると、ユーティリティは同じハードウェア カウンタから現在の統計情報を取得して、前回収集した統計情報と比較し、その差分を保存します。各ポートの統計情報は、 表57-1 に示すいずれかの統計タイプによってソートされます。

 

表57-1 有効な Top N の統計タイプ

統計タイプ
定義

broadcast

入力および出力ブロードキャスト パケット数

bytes

入力および出力バイト数

errors

入力エラー数

multicast

入力および出力マルチキャスト パケット数

overflow

発生したバッファ オーバーフローの回数

packets

入力および出力パケット数

utilization

利用率


) Top N ユーティリティはポート利用率を計算する際、Tx および Rx 回線を同一カウンタにまとめます。また、利用率の割合(%)の計算では、全二重帯域幅が対象となります。たとえば、ギガビット イーサネット ポートの場合は 2000 Mbps 全二重となります。


Top N ユーティリティ操作の概要

collect top コマンドを入力すると、処理が開始され、システム プロンプトがただちに再び表示されます。処理が完了すると、レポートはその場で画面上に表示されるのではなく、あとで参照できるように保存されます。Top N ユーティリティはレポートの生成が完了すると、画面に Syslog メッセージを送信して通知します。

生成が完了したレポートを表示するには、 show top counters interface report コマンドを使用します。Top N ユーティリティは、完了したレポートのみを表示します。まだ完了していないレポートに対しては、Top N ユーティリティは Top N 処理についての簡単な概要情報を表示します。

Top N の処理を終了するには、 clear top counters interface report コマンドを使用します。 Ctrl-C キーを押しても、Top N の処理は中止されません。完了したレポートは、明示的に削除するまで表示可能です。削除するには、 clear top counters interface report { all | report_num } コマンドを入力します。

Top N ユーティリティの使用

ここでは、Top N ユーティリティを使用する手順について説明します。

「Top N ユーティリティによるレポート作成のイネーブル化」

「Top N ユーティリティ レポートの表示」

「Top N ユーティリティ レポートの消去」

Top N ユーティリティによるレポート作成のイネーブル化

Top N ユーティリティによるレポートの作成をイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# collect top [ number_of_ports ] counters interface { interface_type 1 | all | layer-2 | layer-3 } [ sort-by statistic_type 2 ] [ interval seconds ]

Top N ユーティリティによるレポート作成をイネーブルにします。

1.interface_type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetport-channel

2.statistic_type = broadcastbyteserrorsmulticastoverflowpacketsutilization

Top N ユーティリティによるレポートの作成をイネーブルにする場合は、次の点に注意してください。

レポート作成の対象として、最も混雑しているポート数を指定できます(デフォルトは 20)。

ポートが最も混雑しているとみなされる統計タイプを指定できます(デフォルトは utilization)。

統計情報を収集するためのインターバルを指定できます(有効範囲は 0 ~ 999、デフォルトは 30 秒)。

utilization レポートを除き( sort-by utilization キーワードを使用して設定)、レポート作成のインターバルを 0 に指定できます。この場合は、インターバル開始時のカウンタ値とインターバル終了時のカウンタ値の差分ではなく、現在のカウンタ値がレポートに表示されます。

次の例は、利用率が最も高い 4 つのポートに対し、Top N ユーティリティによるレポートの作成をイネーブルにします。インターバルは 76 秒に設定します。

Router# collect top 4 counters interface all sort-by utilization interval 76
TopN collection started.

Top N ユーティリティ レポートの表示

Top N ユーティリティのレポートを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show top counters interface report [ report_num ]

Top N ユーティリティ レポートを表示します。


) すべてのレポート情報を表示する場合は、report_num 値を入力しないでください。


Top N ユーティリティによる統計情報は、次の状況では表示されません。

最初のポーリング実行時にポートが存在しない場合。

2 度めのポーリング実行時にポートが存在しない場合。

ポーリング インターバルの間にポートの速度またはデュプレックスが変更された場合。

ポーリング インターバルの間にポート タイプがレイヤ 2 からレイヤ 3 に変更された場合。

ポーリング インターバルの間にポート タイプがレイヤ 3 からレイヤ 2 に変更された場合。

次に、すべての Top N ユーティリティ レポート情報を表示する例を示します。

Router# show top counters interface report
Id Start Time Int N Sort-By Status Owner
-- ---------------------------- --- --- --------- ------- ----------------------
1 08:18:25 UTC Tue Nov 23 2004 76 20 util done console
2 08:19:54 UTC Tue Nov 23 2004 76 20 util done console
3 08:21:34 UTC Tue Nov 23 2004 76 20 util done console
4 08:26:50 UTC Tue Nov 23 2004 90 20 util done console
 

) 統計情報の収集が完了していないレポートの場合は、ステータスが pending として表示されます。


次に、特定の Top N ユーティリティ レポートを表示する例を示します。

Router# show top counters interface report 1
Started By : console
Start Time : 08:18:25 UTC Tue Nov 23 2004
End Time : 08:19:42 UTC Tue Nov 23 2004
Port Type : All
Sort By : util
Interval : 76 seconds
Port Band Util Bytes Packets Broadcast Multicast In- Buf-
width (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) (Tx + Rx) err ovflw
------- ----- ---- ----------- ----------- ---------- ---------- ---- -----
 
Fa2/5 100 50 726047564 11344488 11344487 1 0 0
Fa2/48 100 35 508018905 7937789 0 43 0 0
Fa2/46 100 25 362860697 5669693 0 43 0 0
Fa2/47 100 22 323852889 4762539 4762495 43 0 0
 

Top N ユーティリティ レポートの消去

Top N ユーティリティ レポートを消去するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# clear top counters interface report

ステータスが done のすべての Top N ユーティリティ レポートを消去します。

Router# clear top counters interface report [ report_num ]

ステータスに関係なく、番号が report_num の Top N ユーティリティ レポートを消去します。

次に、ステータスが done のすべてのレポートを消去する例を示します。

Router# clear top counters interface report
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 1 deleted by the console
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 2 deleted by the console
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 3 deleted by the console
04:00:06: %TOPN_COUNTERS-5-DELETED: TopN report 4 deleted by the console
 

次に、番号 4 のレポートを消去する例を示します。

Router# clear top counters interface report 4
04:52:12: %TOPN_COUNTERS-5-KILLED: TopN report 4 killed by the console