Catalyst 6500 Release 12.2SXH and Later Software コンフィギュレーション ガイド
スイッチ ファブリック機能の設定 およびモニタ
スイッチ ファブリック機能の設定およびモニタ
発行日;2012/02/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 12MB) | フィードバック

目次

スイッチ ファブリック機能の設定およびモニタ

スイッチ ファブリック機能の概要

スイッチ ファブリック機能の概要

レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定

スイッチング モード

スイッチ ファブリック機能の設定

スイッチ ファブリック機能のモニタ

スイッチ ファブリック冗長ステータスの表示

ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示

ファブリック ステータスの表示

ファブリック利用率の表示

ファブリック エラーの表示

スイッチ ファブリック機能の設定およびモニタ

この章では、スイッチング モードを設定し、Supervisor Engine 720-10GE および Supervisor Engine 720 に含まれるスイッチ ファブリック機能をモニタする手順について説明します。

「スイッチ ファブリック機能の概要」

「スイッチ ファブリック機能の設定」

「スイッチ ファブリック機能のモニタ」


) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、次の URL の『Cisco IOS Software Releases 12.2SX Command References』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mcl/122sxmcl/12_2sx_mcl_book.html


スイッチ ファブリック機能の概要

ここでは、スイッチ ファブリック機能について説明します。

「スイッチ ファブリック機能の概要」

「レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定」

「スイッチング モード」

スイッチ ファブリック機能の概要

スイッチ ファブリック機能は スーパーバイザ エンジンに組み込まれ、ファブリック対応モジュール間に専用接続を確立し、これらのモジュール間で連続的なフレーム転送を行います。スイッチ ファブリック機能によって提供されるファブリック対応モジュール間の直接接続のほかに、ファブリック対応モジュールは、32 Gbps 転送バスへの直接接続も行います。

レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定

Policy Feature Card 3(PFC3; ポリシー フィーチャ カード 3)または Distributed Feature Card 3(DFC3)は次のように、レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送について決定します。

PFC3 は、DFC3 が搭載されていないモジュールからスイッチに着信した各パケットの転送判断をすべて行います。

DFC3 は、次の状況で、DFC3 対応モジュールからスイッチに着信した各パケットの転送判断をすべて行います。

出力ポートが入力ポートと同じモジュールにある場合、DFC3 はパケットをローカルに転送します(パケットがモジュールの外部に送信されません)。

出力ポートが別のファブリック対応モジュール上にある場合、DFC3 はパケットを出力モジュールに送信し、出力ポートから送信します。

出力ポートが別のファブリック非対応モジュール上にある場合、DFC3 はスーパーバイザ エンジンにパケットを送信します。スーパーバイザ エンジンのファブリック インターフェイスは 32 Gbps スイッチング バスにパケットを送信します。スイッチング バスでは、パケットは出力モジュールで受信され、出力ポートから送信されます。

スイッチング モード

Supervisor Engine 720-10GE または Supervisor Engine 720 の場合、モジュール間のトラフィック転送は、次のいずれかのモードで行われます。

compact モード -- ファブリック対応モジュールのみが搭載されている場合、スイッチはあらゆるトラフィックにこのモードを使用します。このモードでは、スイッチ ファブリック チャネルを通じて DBus ヘッダーのコンパクト版が転送され、最良のパフォーマンスが得られます。

truncated モード -- ファブリック対応モジュールとファブリック非対応モジュールの両方が搭載されている場合、スイッチはファブリック モジュール間のトラフィックにこのモードを使用します。このモードでは、スイッチはスイッチ ファブリック チャネルを通じて、切り捨てた形のトラフィック(フレームの初めの 64 バイト)を送信します。

bus モード(flow-through モード) -- スイッチはファブリック非対応モジュール間のトラフィック、およびファブリック非対応モジュールとファブリック対応モジュール間のトラフィックにこのモードを使用します。このモードでは、すべてのトラフィックがローカル バスとスーパーバイザ エンジン バス間で送受信されます。

表7-1 に、搭載されているファブリック対応および非対応モジュール別に、使用されるスイッチング モードを示します。

 

表7-1 スイッチ ファブリック機能のスイッチング モード

モジュール
スイッチング モード

ファブリック対応モジュール間(ファブリック非対応モジュールが搭載されていない場合)

Compact 1

ファブリック対応モジュール間(ファブリック非対応モジュールも搭載されている場合)

Truncated 2

ファブリック対応モジュールとファブリック非対応モジュール間

Bus

ファブリック非対応モジュール間

Bus

1.show コマンドを実行すると、DFC3 を装着したファブリック対応モジュールの場合は dcef モードとして表示され、それ以外のファブリック対応モジュールの場合は fabric モードとして表示されます。

2.show コマンドを実行すると、fabric モードとして表示されます。

スイッチ ファブリック機能の設定

スイッチング モードを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# [ no ] fabric switching-mode allow { bus-mode | { truncated [{ threshold [ number ]}]}

スイッチング モードを設定します。

スイッチング モードを設定するときには、次の情報に注意してください。

ファブリック非対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールで bus モードの使用を可能にするには、 fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。

ファブリック非対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールで bus モードの使用を可能にするには、 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。


注意 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力すると、スイッチに搭載されたファブリック非対応モジュールへの電力供給が停止します。

ファブリック対応モジュールで truncated モードの使用を可能にするには、 fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。

ファブリック対応モジュールで truncated モードの使用を禁止するには、 no fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。

bus モードの代わりに truncated モードを使用する場合に、事前にインストールしなければならないファブリック対応モジュールの数を設定するには、 fabric switching-mode allow truncated threshold number コマンドを入力します。

デフォルトの truncated モードのしきい値に戻すには、 no fabric switching-mode allow truncated threshold コマンドを入力します。

スイッチ ファブリック機能のモニタ

スイッチ ファブリック機能は、モニタ用に多くの show コマンドをサポートしています。完全に自動化された起動シーケンスによってモジュールがオンラインになり、ポート上で接続診断テストが実行されます。

ここでは、スイッチ ファブリック機能をモニタする方法について説明します。

「スイッチ ファブリック冗長ステータスの表示」

「ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示」

「ファブリック ステータスの表示」

「ファブリック利用率の表示」

「ファブリック エラーの表示」

スイッチ ファブリック冗長ステータスの表示

スイッチ ファブリックの冗長ステータスを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric active

スイッチ ファブリックの冗長ステータスを表示します。

Router# show fabric active
Active fabric card in slot 5
No backup fabric card in the system
Router#

ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示

特定のモジュールまたはすべてのモジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric switching-mode [ module { slot_number | all ]

特定のモジュールまたはすべてのモジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示します。

次に、すべてのモジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示する例を示します。

Router# show fabric switching-mode all
%Truncated mode is allowed
%System is allowed to operate in legacy mode
 
Module Slot Switching Mode Bus Mode
5 DCEF Compact
9 Crossbar Compact
Router#
 

ファブリック ステータスの表示

特定のスイッチング モジュールまたはすべてのスイッチング モジュールのファブリック ステータスを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric status [ slot_number | all ]

ファブリック ステータスを表示します。

次に、すべてのモジュールのファブリック ステータスを表示する例を示します。

Router# show fabric status
slot channel speed module fabric
status status
1 0 8G OK OK
5 0 8G OK Up- Timeout
6 0 20G OK Up- BufError
8 0 8G OK OK
8 1 8G OK OK
9 0 8G Down- DDRsync OK
Router#

ファブリック利用率の表示

特定のモジュールまたはすべてのモジュールのファブリック利用率を表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric utilization [ slot_number | all ]

ファブリック利用率を表示します。

次に、すべてのモジュールのファブリック利用率を表示する例を示します。

Router# show fabric utilization all
Lo% Percentage of Low-priority traffic.
Hi% Percentage of High-priority traffic.
 
slot channel speed Ingress Lo% Egress Lo% Ingress Hi% Egress Hi%
5 0 20G 0 0 0 0
9 0 8G 0 0 0 0
Router#
 

ファブリック エラーの表示

特定のモジュールまたはすべてのモジュールのファブリック エラーを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric errors [ slot_number | all ]

ファブリック エラーを表示します。

次に、すべてのモジュールのファブリック エラーを表示する例を示します。

Router# show fabric errors
 
Module errors:
slot channel crc hbeat sync DDR sync
1 0 0 0 0 0
8 0 0 0 0 0
8 1 0 0 0 0
9 0 0 0 0 0
 
Fabric errors:
slot channel sync buffer timeout
1 0 0 0 0
8 0 0 0 0
8 1 0 0 0
9 0 0 0 0
Router#