Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
自動QoSの使用
自動QoSの使用
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

自動QoSの使用

自動QoSの機能

QoSの概要

音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値

QoSシナリオ ― Cisco IP Phoneの場合

QoSシナリオ ― Cisco SoftPhoneの場合

自動QoSマクロ

自動QoSの概要

自動QoS設定時の注意事項および制限事項

コンフィギュレーション ファイル

サポート対象の電話機

CDPの依存関係

COPSの考慮事項

RSVPの考慮事項

現在のQoSのデフォルト設定

EtherChannelの考慮事項

ビデオ トラフィックの考慮事項

QoS設定の消去

PFC/PFC2のサポート

1p1q0t/1p3q1tポートのサポート

グローバル自動QoSマクロ

概要

グローバル自動QoS詳細設定

ポート固有の自動QoSマクロ

ciscoipphoneに対するポート固有の自動QoS設定

ciscosoftphoneに対するポート固有の自動QoS設定

trust cosに対するポート固有の自動QoS設定

trust dscpに対するポート固有の自動QoS設定

自動QoSのCLIインターフェイス

グローバル自動QoSマクロ ― set qos autoqos

ポート固有の自動QoSマクロ ― set port qos autoqos

QoS設定の表示

自動QoS設定ステートメントの詳細

グローバル自動QoSマクロ

ポート固有の自動QoS ― voip ciscoipphone

ポート固有の自動QoS ― voip ciscosoftphone

ポート固有の自動QoS ― trust cos

ポート固有の自動QoS ― trust dscp

警告とエラー状況

ACL名の不足

TCAMスペースの不足

COPS警告メッセージ

CDPの警告

ポリサー名の不足

ディセーブルになったQoS

Syslogの追加

CDPの警告 ― 警告レベル

必要なすべてのポートでのインターフェイス変更 ― 警告レベル

その他の関連Syslogメッセージ

装置がポートで検出されない ― 通知レベル(信頼境界機能)

ポートで装置が検出された ― 通知レベル

trust-device設定でCDPがディセーブルになっている ― 警告レベル

自動QoS機能の要約

グローバル自動QoS機能(set qos autoqos)

ポートベースの自動QoS機能

ネットワークでの自動QoSの使用方法

自動QoSの使用

この章では、Catalyst 6500シリーズ スイッチで自動Quality of Service(QoS;サービス品質)設定機能を使用する手順について説明します。


) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6000 Family Switch Command Reference』を参照してください。



) 自動音声設定の使用方法については、「自動音声設定の使用方法」を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「自動QoSの機能」

「QoSの概要」

「自動QoSマクロ」

「ネットワークでの自動QoSの使用方法」

自動QoSの機能

自動QoSは、Catalyst 6500シリーズ スイッチでQoS設定を簡素化するマクロで構成されます。自動QoSマクロは、音声ポート用の推奨Architecture for Voice, Video, and Integrated Data(AVVID)の実装に必要なすべてのQoS設定タスクを取り扱います。

自動QoSは、Cisco IP Phone 79xxシリーズとCisco SoftPhoneを使用して構築された音声ネットワークに照準を絞っています。ただし、その他の電話機も自動設定されたQoS設定から同等の恩恵を受けられます。自動QoSでは、 ciscoipphone ciscosoftphone などのキーワード、または特定ポートで適用するQoSパラメータのタイプを指定可能にする、その他のAVVIDタイプを使用します。自動QoSにより、該当する全QoS設定(Internet Engineering Task Force [IETF]推奨値および実証済みのAVVID設定)がポートに適用されます。

QoSの概要

ここでは、QoSの概要について説明します。

「音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値」

「QoSシナリオ ― Cisco IP Phoneの場合」

「QoSシナリオ ― Cisco SoftPhoneの場合」

音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値

IETFでは、音声および映像ネットワークにある各種トラフィック タイプに対して複数の値を使用することを推奨しています。自動QoSは、このような値を使用してCoS/キュー マップ、Differentiated Service Code Point(DSCP)/CoSマップなどのQoSパラメータを設定します。

Catalyst 6500シリーズ スイッチは、QoSに差別化サービス(DIFFSERV)モデルを使用します。このモデルには、次の3種類のトラフィックがあります。

EF(Expedited Forwarding;緊急転送型)

AF(Assured Forwarding;確認転送型)

BE(Best Effort;ベストエフォート型)

AFクラス内には4つのトラフィック クラスがあります。クラスはAFXYで表されます。X は、クラス番号、Yは廃棄優先順位番号です。Xはキューに対応し、Yはキュー内の廃棄優先順位番号(WREDまたはテールドロップ)に対応します。EFのプライオリティが最も高く、BEが最低です。AFのプライオリティは、両者の間のどこかです。

表 44-1 に、音声ネットワークおよびその他のトラフィック タイプの推奨CoSおよびDSCP値を示します。表示されている値は、自動QoSマクロでCoS/キュー マップおよび他のCoS/DSCP値依存設定を設定する際に採用されます。

 

表 44-1 シスコの音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値

CoS値1
DSCP
意味

0

0

デフォルト トラフィック(BEクラス)

3

26(IETF推奨)

音声/ビデオ コール制御/シグナリング(TCP)
AF31クラス

5

46(IETF推奨)

音声伝達ストリ-ム(RTP/UDP)
EFクラス

4

34(IETF推奨)

音声伝達ストリ-ム
AF41クラス

2

18(Cisco Encoreアーキテクチャから)

ミッションクリティカル/トランザクション トラフィック
AF21クラス(Cisco Encoreアーキテクチャから)

1

10(Cisco Encoreアーキテクチャから)

ストリーミング ビデオ(非対話型)
AF11(Cisco Encoreアーキテクチャから)

6

48

ルーティング プロトコル(デフォルトで)

7

Spanning Tree Protocol(スパニングツリー プロトコル)

1.値の中には、Catalystソフトウェアの現在のQoSデフォルト値とは異なるものもあります(CoS/DSCPマップなど)。

これらのCoS/DSCP値のプライオリティは、次のとおりです。

CoS 5 (音声データ) ― 最高のプライオリティ(ある場合はプライオリティ キュー、ない場合はハイ キュー)

CoS 6、7(ルーティング プロトコル) ― プライオリティは2番目(ハイ キュー)

CoS 3、4(コール信号およびビデオ ストリーム) ― プライオリティは3番目(ハイ キュー)

CoS 1、2(ストリーミングおよびミッションクリティカル) ― プライオリティは4番目(ハイ キュー)

CoS 0 ― 低プライオリティ(ロー キュー)

プライオリティ キューを実装していないポートでは、WREDおよびテールドロップ メカニズムを使用してキュー内にトラフィックの優先順位付けを達成します。具体的なスケジューリング設定については、「グローバル自動QoS詳細設定」を参照してください。

QoSシナリオ ― Cisco IP Phoneの場合

通常の設定では、Cisco IP Phone 79xxは、Catalystスイッチのポートに直接接続します。必要に応じてPCを電話機に接続し、スイッチのホップとして使用できます。

一般的に電話機から発せられスイッチに入るトラフィックは、802.1Q/pヘッダーを使用してタグでマーキングされます。ヘッダーには、VLAN情報とCoS 3ビット フィールドが含まれています。CoSによって、そのパケットのプライオリティが決まります。スイッチは、CoSフィールドを使用してPCのトラフィックと電話機のトラフィックを区別します。スイッチは、DSCPフィールドを同じ用途に使用することもできます。

Cisco IP Phone 79xxの通常の設定では、電話機から発せられスイッチに入るトラフィックは信頼されます。ポートの信頼状態をtrust-cosに設定して、音声トラフィックをネットワークのその他のトラフィック タイプより適切に優先させます。

Cisco IP Phone 79xxには内蔵スイッチがあり、PC、電話機、およびスイッチ ポートからやって来るトラフィックをミックスします。Cisco IP Phone 79xxには設定が必要な信頼機能と分類機能があります。詳細は、「ciscosoftphoneに対するポート固有の自動QoS設定」を参照してください。

QoSシナリオ ― Cisco SoftPhoneの場合

Cisco SoftPhoneは標準のPCで実行するソフトウェア製品で、IP Phoneをエミュレートします。Cisco SoftPhoneとCisco IP Phone 79xxの主な違いは、Cisco SoftPhoneはDSCPを介してその音声トラフィックをマーキングするのに対し、Cisco IP Phone 79xxはCoSを介してトラフィックをマーキングする点です。スイッチのQoS設定は、ポートに入るトラフィックのレイヤ3マーキングを信頼することで、この動作に対応します。それ以外のすべての動作はCisco IP Phone 79xxと同じです。

自動QoSマクロ

ここでは、QoSマクロについて説明します。

「自動QoSの概要」

「自動QoS設定時の注意事項および制限事項」

「グローバル自動QoSマクロ」

「ポート固有の自動QoSマクロ」

「自動QoSのCLIインターフェイス」

「自動QoS設定ステートメントの詳細」

「警告とエラー状況」

「Syslogの追加」

「その他の関連Syslogメッセージ」

「自動QoS機能の要約」

自動QoSの概要

自動QoSマクロは、次の2つの別個のコンポーネントに分けられます。

グローバル自動QoSコマンド( set qos auto ) ― すべてのスイッチ全般に関連するQoS設定、特定のインターフェイス固有ではない設定を扱います。このような設定には、CoS/キュー マップ、CoS/DSCPマップ、特定のポート タイプのWRED設定、グローバル マッピングなどがあります。

ポート固有自動QoSコマンド( set port qos mod/port autoqos ) ― 特定ポートのすべての着信QoSパラメータを設定して、必要なトラフィック タイプ(音声、ビデオ、アプリケーションなど)のパラメータを反映します。


ヒント 自動QoSが正常に機能するようにするには、両方のコンポーネントを実行する必要があります。


コンフィギュレーション ファイル

他のコマンドを実装するコマンド(マクロ)を作成すると、コマンドの競合につながることもあります。たとえば、特定の設定でCoS/キュー マップを設定してから自動QoSマクロ機能をイネーブルにすると、イネーブルにされたマクロがCoS/キュー マップを変更します。

コマンドの競合を避けるため、コンフィギュレーション ファイルには、マクロに組み込まれていたレガシー コマンドをすべて組み入れます。実際のマクロ コマンドはコンフィギュレーション ファイルには出現せず、代わりにマクロを実行した結果生じた既存のコンフィギュレーション コマンドがすべてコンフィギュレーション ファイルに組み込まれます。たとえば、 set qos autoqos コマンドを入力してから write config コマンドを入力すると、実際のマクロ コマンド自身を除いて既存のQoS関連のCLIコマンドがすべて表示されます。

サポート対象の電話機

ciscoipphone キーワードを指定して自動QoS機能を使用する場合、一部のQoS設定では、次の電話機だけでサポートされている電話機固有の設定(trust-ext、ext-cos)が必要です。その電話機は、Cisco IP Phone 7910、Cisco IP Phone 7940、Cisco IP Phone 7960、およびCisco IP Phone 7935です。ただし、 ciscoipphone キーワードはこれらのモデルに限定ではありません。どの電話機でも、スイッチに設定したその他すべてのQoS設定の恩恵を受けられます。

Cisco SoftPhoneは、 ciscoipsoftphone キーワードによってサポートされています。

CDPの依存関係

Cisco IP PhoneにQoS設定と信頼境界機能を設定するには、ポートでCisco Discovery Protocol(CDP)のバージョン2以降をイネーブルにします。信頼境界機能をイネーブルにすると、CDPがイネーブルになっていないか、CDPのバージョン1が稼働している場合は、Syslogの警告メッセージが表示されます。

CDPは、 ciscoipphone QoS設定に対してだけイネーブルにする必要があり、CDPは自動QoS機能の他のコンポーネントには作用しません。ポート固有の自動QoS機能で ciscoipphone キーワードを使用すると、ポートでCDPがイネーブルに設定されていない場合は警告が表示されます。「CDPの警告」を参照してください。

COPSの考慮事項

ポートを、ローカル ポリシーまたはCommon Open Policy Service(COPS)ポリシー用に設定できます。この設定によって、ポートがQoS設定情報をローカル コンフィギュレーションから得るか、COPSサーバから得るかが決まります。COPSをグローバルにイネーブルにするだけでなく、ポートでCOPSをイネーブルにすると、COPSサーバによって指定されたポリシーが適用されます。COPSをディセーブルにしている場合や設定済みのポリシーがローカルである場合は、ローカル コンフィギュレーションのQoSポリシーが適用されます。

自動QoS機能はポートのローカル ポリシーにだけ作用します。設定済みのポリシーが現在COPSに設定されているポートで自動QoSを実行すると、ポリシーはローカル ポリシーに戻ります。グローバルQoSポリシーが(グローバル自動QoSコマンドによって)ローカルに戻り、ポートベースのポリシーが(ポートベースの自動QoSコマンドによって)ローカルに戻ります。ポートのポリシーまたはグローバル ポリシーがCOPSからローカルに変更された場合は、警告が表示されます。詳細は、「COPS警告メッセージ」を参照してください。すでにポートに対応づけられている既存のCOPSの役割は変更されません。

RSVPの考慮事項

グローバルおよびポートベースResource Reservation Protocol(RSVP)関連の全設定(RSVP Designated Subnet Bandwidth Manager [DSBM]選択設定など)は、自動QoSマクロによっては変更されません。

現在のQoSのデフォルト設定

現在のQoSの全設定は、「自動QoS設定ステートメントの詳細」に記載されているように適用されます。このようなQoS設定の一部は、現在のQoSのデフォルト設定を表します。自動QoSを適用すると、 すべての QoS設定は、デフォルトかどうかに関係なくポート/スイッチに適用されます。

EtherChannelの考慮事項

グローバル自動QoSコマンドは、チャネリングをサポートします。すべての発信QoSは、すべてのチャネリング/非チャネリング インターフェイスに対して設定されます。チャネリングは、ポート単位の自動QoSコマンドではサポートされていません。

ビデオ トラフィックの考慮事項

ビデオ トラフィックに対応づけられたCoSおよびDSCP値は、グローバルQoS設定のために優先順位づけされます。詳細は、「音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値」を参照してください。

QoS設定の消去

QoS設定を消去すると、設定がデフォルトのQoS値にリセットされます。自動QoS機能はデフォルト値を変更しません。

PFC/PFC2のサポート

ciscoipphone および trust cos キーワードには、PFCやPFC2は不要です。一方、 ciscosoftphone および trust dscp キーワード には、PFCやPFC2が必要です。

1p1q0t/1p3q1tポートのサポート

すべての1p1q0t/1p3q1tポートは、ポートベース モードまたはVLANベース モードになければなりません。変更が必要な場合(たとえば、自動QoSを実行する前にポートがVLANベース モードに設定されている場合)、Syslogメッセージが表示されます。メッセージは、インターフェイス タイプの変更が必要であり、その変更はモジュールのすべてのポートが対象であることを示します。詳細は、「必要なすべてのポートでのインターフェイス変更 ― 警告レベル」を参照してください。

グローバル自動QoSマクロ

ここでは、グローバル自動QoSマクロについて説明します。

「概要」

「グローバル自動QoS詳細設定」

概要

出側および入側の両方のQoSは、QoSが正常に機能するように設定する必要があります。どのトラフィック タイプも指定のポートを出てゆくことができるので、出側QoS設定はグローバルQoS設定である必要があります。設定は、「音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値」に記載の考えられるトラフィック タイプを すべて 考慮しています。出側QoS設定は、スイッチのすべてのポートに適用されます。グローバルQoS設定は、入側スケジューリング設定を取り扱います。CoS/キュー マッピングの粒度がポートタイプ固有であり、ポート固有ではないからです。QoS ACL、ポート信頼、デフォルトCoSなどのポート固有QoS設定は、変更されません。

グローバル自動QoS詳細設定

表 44-2 表 44-6 に、グローバル自動QoSコマンドによって設定される全QoSパラメータの値を示します。


) 1p1q8tデフォルトWRED設定は、現在のQoSデフォルトから変更されません。CoS/スレッシュホールド マップだけが変更されます。


 

表 44-2 スイッチ全般の設定(グローバルQoS設定)

QoSパラメータ
設定

CoS/DSCPマップ

0 10 18 26 34 46 48 56(太字は非デフォルト値)

IP precedence/DSCPマップ

0 10 18 26 34 46 48 56(太字は非デフォルト値)

DSCP/CoSマップ

{0-7}、{8-15}、{16-23}、{24-31}、{32-39}、{40-47}、{48-55}、{56-63}(デフォルトに準拠)

Policed-DSCPマップ

46:0と26:0のデフォルトに準拠(グローバル自動QoSマクロを参照)

Policed-DSCPマップ超過レート

デフォルトに準拠(グローバル自動QoSマクロを参照)

デフォルトQoS IP ACL

ip dscp 0 (デフォルトに準拠)

 

表 44-3 スケジューリング固有の設定(グローバルQoS設定)

フィールド

1p1q0t rxq-ratio

80 % : 20 %(q1 :p1)

1p3q1t wrr

20 100 200(q1 q2 q3)

2q2t txq-ratio

80 % : 20 %(q1 :q2)

2q2t wrr

100 255(q1 q2)

 

表 44-4 CoS/キュー マップおよびテール/WRED設定(グローバルQoS設定)

2q2t
テール(2q2t)
1q2t
テール(1q2t)
1q4t
テール(1q4t)
1p3q1t
WRED(1p3q1t)
1p1q0t

Q1t1

0

(100 %)

0、1、2、3、4

(80 %)

0

(50 %)

0

(70 % : 100 %)

0、1、2、3、4

Q1t2

(100 %)

5、6、7

(100 %)

(60 %)

Q1t3

1、2、3、4

(80 %)

Q1t4

5、6、7

(100 %)

Q2t1

1、2、3、4

(80 %)

1、2

(70 % : 100 %)

5、6、7

Q2t2

5、6、7

(100 %)

Q3t1

3、4

(70 % : 90 %)

Q3

6、7

WREDの
ディセーブル化

Q4t1

5

 

表 44-5 スケジューリング固有の設定(グローバルQoS設定)

フィールド

1p2q2t txq-ratio

70 % : 15 % : 15 %(q1 q2 1p)

1p2q2t wrr

50 255(q1 q2)

1p1q8t rxq-ratio

80 20(q1 1p)

1p2q1t txq-ratio

70 % : 15 % : 15 %(q1 q2 1p)

1p2q1t wrr

50 255(q1 q2)

 

表 44-6 CoS/キュー マップおよびテール/WRED設定(グローバルQoS設定)

1p2q2t
WRED
1p1q4t
テール
1p2q1t
WRED
1p1q8t
WRED

Q1t1

0

(70 % : 100 %)

0

(50 %)

0

(70 % : 100 %)

0

(40 % : 70 %)

Q1t2

 

(70 % : 100 %)

(60 %)

1、2

(60 % : 90 %)
(スレッシュホールド5)

Q1t3

1、2、3、4

(80 %)

3、4

(70 % : 100 %)
(スレッシュホールド8)

Q1t4

6,7

(100 %)

Q2t1

1、2、3、4

(70 % : 90 %)

5

1、2、3、4

(70 % : 90 %)

5、6、7

Q2t2

6、7

(100 % : 100 %)

Q2

6, 7

WREDのディセーブル化

Q3t1

5

5

ポート固有の自動QoSマクロ

ポート固有の自動QoSマクロは、特定のトラフィック タイプ固有の全着信QoS設定を処理します。 ciscoipphone ciscosoftphone 、および trust のサポートが実装されています。対応するCLIコマンドについては、「自動QoSのCLIインターフェイス」を参照してください。

QoS入力ポート固有の設定には、ポート信頼、デフォルトCoS、分類、およびポリシングがありますが、スケジューリングはありません。入力スケジューリングは、グローバル自動QoSマクロを使用してプログラミングします。グローバル自動QoSマクロ コマンドとともに、すべてのQoS設定を特定のQoSトラフィック タイプ用に正しく設定します。

ポートにすでに対応づけられている既存のQoS ACLは、ACLマッピングを変更すると削除されます。ACL名とインスタンスは変更されません。

ここでは、ポート固有の自動QoSマクロについて説明します。

「ciscoipphoneに対するポート固有の自動QoS設定」

「ciscosoftphoneに対するポート固有の自動QoS設定」

「trust cosに対するポート固有の自動QoS設定」

「trust dscpに対するポート固有の自動QoS設定」

ciscoipphoneに対するポート固有の自動QoS設定

ciscoipphone キーワードにより、ポートは信頼境界機能をイネーブルにするだけでなくtrust-cosに設定されます。グローバル自動QoSコマンドとの併用により、スイッチに対してすべての設定がなされ、シグナリング、音声伝達、ポートを出入りするPCデータを適切に処理します。

グローバル自動QoSコマンドによって扱われるスイッチ側QoS設定以外にも、電話機にはラベリングが正常に発生するように設定が必要なQoS機能がいくつかあります。QoS設定情報は、スイッチからCDPを介して電話機に送信されます。設定が必要なQoS値は、電話機の「PCポート」の信頼設定(trustまたはuntrusted)と、ポートが信頼できない場合に電話機がパケットに再マーキングするために使用するCoS値(ext-cos)です。

AVVIDでは、untrustedおよびcos-ext値を0にすることを推奨しています。スイッチに入るPCトラフィックには電話機によってCoS 0がマーキングされ、電話機によって生成される音声伝達トラフィックには常にCoS 5とラベル付けされ、シグナリングはCoS 3がラベル付けされます。

表 44-7 に、ポートで自動QoS ciscoipphone マクロを実行すると実装される、ポート固有の設定を示します。詳しい設定例は、「ポート固有の自動QoS ― voip ciscoipphone」を参照してください。


) 信頼境界機能が機能するようにするには、CDPバージョン2をイネーブルにする必要があります。CDPバージョン2がイネーブルになっていない場合は、Syslogメッセージが表示されます。「CDPの警告」を参照してください。


 

表 44-7 音声用のポート固有の設定(ciscoipphoneキーワード)

項目

インターフェイスタイプ

port-based

ポリシー ソース ― config

local

ポリシー ソース ― runtime

local(デフォルト準拠)

信頼タイプ ― config

trust-cos

信頼タイプ ― runtime

trust-cos

デフォルトCoS ― config

0(デフォルト準拠)

デフォルトCoS ― runtime

0(デフォルト準拠)

trust-device

ciscoipphone

ポート接続のQoS ACL

trust-cos any(1q4t/2q2tポートの場合。そうでない場合はなし)

QoS ACL名

ACL_IP-PHONES(1q4t/2q2tポートの場合。そうでない場合はなし)23

trust-ext

untrusted

cos-ext

0

2.IP QoS ACLだけが適用されます(IPXではない)。

3.ACL_IP-PHONES名がすでに使用されている場合は、名前ACL_IP-PHONESx。x は1~99の値で、順次試行されます。この名前がすべて利用された場合は、Syslogメッセージが表示されます。

ciscosoftphoneに対するポート固有の自動QoS設定

Cisco SoftPhoneに接続したポートでは、QoS設定は、ポートに入るトラフィックのレイヤ3マーキングを信頼するように設定する必要があります。レイヤ3マーキングをすべて信頼するのはセキュリティ リスクになります。PCユーザはDSCP 46の非優先トラフィックを送信して不正なパフォーマンス向上を獲得する可能性があるからです。すべての着信トラフィックのポリシングによって、悪意のあるユーザがネットワークから無許可の帯域幅を獲得するのを防ぎます。ポリシングは、DSCP 46(EF)着信トラフィックを、Cisco SoftPhoneアプリケーションが使用するcodecレートにレート制限する(ワーストケースG.722)ことで達成します。このレートを超過するトラフィックは、デフォルトのトラフィック レート(DSCP 0 - BE)にマーキング ダウンされます。シグナリング トラフィック(DSCP 26)も、超過するものが検出された場合はポリシングされ、ゼロにマーキング ダウンされます。その他のすべての着信トラフィック タイプは、デフォルト トラフィック(DSCP 0―BE)に再分類されます。


注意 Cisco SoftPhoneポートの信頼境界機能をディセーブルにする必要があります。

表 44-8 に、ポートで自動QoS voip ciscoipphone マクロを実行すると実装される、ポート固有の設定を示します。詳しい設定例は、「ポート固有の自動QoS ― voip ciscosoftphone」を参照してください。

 

表 44-8 音声用のポート固有の設定(ciscosoftphoneキーワード)

項目

インターフェイスタイプ

port-based

ポリシー ソース ― config

local

ポリシー ソース ― runtime

local

信頼タイプ ― config

untrusted

項目

信頼タイプ ― runtime

untrusted

デフォルトCoS ― config

0

デフォルトCoS ― runtime

0

trust-device

none

trust-ext

untrusted

cos-ext

0

ポート接続のQoS ACL

trust-dscp aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-x-y any dscp-field 4645

trust-dscp aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-x-y any dscp-field 26 *

QoS ACL名

ACL_IP-SOFTPHONES-x-y67

QoSポリサー

aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-3-1 rate 320 burst 20 policed-dscp

aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-3-1 rate 32 burst 8 policed-dscp

QoSポリサー名

POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-x-y

POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-x-y

4.x = モジュール番号(ポートベース自動QoSマクロが適用されるインターフェイス)

5.y = ポート番号(範囲が指定されている場合、範囲の最初の数値を使用)

6.IP QoS ACLだけが適用されます(IPXではない)。

7.ACL_IP-SOFTPHONES-x-y名がすでに使用されている場合は、名前ACL_IP-SOFTPHONES-x-y-z。zは1~99の値で、順次試行されます。この名前がすべて利用された場合は、エラー メッセージが表示されます。ポリサー名でも同様な動作が取られます(ポリサー名の不足を参照)。

ciscosoftphoneのポリシング設定

ciscosoftphone ポートベース自動QoSマクロが実行されるインターフェイスには、2つのレート リミッタが関連づけられています。2つのレート リミッタによって、Cisco SoftPhoneポートのすべての着信トラフィックに次の特性が確保されます。

1. DSCP 46のレートは、予期されたSoftPhoneアプリケーション レート以下(ワーストケースG.722)。

2. DSCP 26のレートは、予期されたシグナリング レート以下。

3. その他すべてのトラフィックはDSCP 0(デフォルト トラフィック)に再マーキングされる。

アクション3はデフォルトのQoS ACLによって達成されます。アクション1または2を超過するトラフィックはゼロにpoliced-dscpが行われます(DSCP 0 - BEにマーキングが戻される)。

DSCP-46は、バーストが20 kbの320 kbpsのレートでポリシングされます。DSCP 26は、バーストが8 kbの32 kbpsでポリシングされます。バーストおよびレートの値は、256 kbpsのワーストケースG.722 codec(256バイトの最大パケット長)と最大パケット長が1000バイトのマイナー シグナリングに基づきます。シグナリングは、DSCP 26と、DSCP 46のSoftPhoneストリームのベアラ チャネルで伝送されます。

ポートは、すべてのポート タイプでuntrustedに設定され、入側QoSスケジューリングを防ぎます。グローバル自動QoSマクロは、policed-dscp-mapを設定して、DSCP 46とDSCP 26がともにDSCP 0にマーキング ダウンされるようにします。また、グローバル自動QoSマクロは、その他のすべてのトラフィックをDSCP 0に再マーキングするのに使用する、デフォルトQoS IP ACLを設定します。

ciscosoftphoneの制限事項

Catalyst 6500シリーズ スイッチでサポートされるポリサーとQoS ACLの総数には制限があるので、 ciscosoftphone 自動QoSマクロには同様な制限が付随しています。最大1023の集約ポリサーがサポートされています。また、約500のCisco SoftPhoneインターフェイスがサポートされています(その他のQoS ACLおよびセキュリティACLが設定されている場合は、その数は減ります)。

Cisco SoftPhoneインターフェイスが大量にある場合は、起動時間とNVRAMスペースの両方に影響が出ます。Cisco SoftPhoneインスタンスの数が大量にあると、起動時間が増えます。Cisco SoftPhoneインスタンスの数が多いと、NVRAMスペースが不足する可能性があります。NVRAMスペースの問題を回避するには、テキスト設定モードを使用する必要があります。詳細は、「TCAMスペースの不足」を参照してください。

trust cosに対するポート固有の自動QoS設定

trust cos 自動QoSキーワードは、「すべてを信頼する」解決策が必要なポートに使用します。このキーワードは、ポートがすべての着信トラフィックのレイヤ2でマーキング(CoS)を信頼するので、その他のスイッチ、または既知のサーバに接続するポートでだけ使用します。信頼境界機能はディセーブルにして、このようなタイプのポートではQoSポリシングは設定しません。

表 44-9 に、ポート上で自動QoS信頼マクロ実行後の設定の詳細について概説します。詳しい設定例は、「ポート固有の自動QoS ― trust cos」を参照してください。

 

表 44-9 信頼用のポート固有の設定(trust cosキーワード)

項目

インターフェイスタイプ

port-based

ポリシー ソース ― config

local

ポリシー ソース ― runtime

local(デフォルト準拠)

信頼タイプ ― config

trust-cos

信頼タイプ ― runtime

trust-cos

デフォルトCoS ― config

0(デフォルト準拠)

デフォルトCoS ― runtime

0(デフォルト準拠)

trust-device

none

ポート接続のQoS ACL

trust-cos any(1q4t/2q2tポートの場合。そうでない場合はなし)

QoS ACL名

ACL_IP-TRUSTCOS(1q4t/2q2tポートの場合。そうでない場合はなし)89

trust-ext

untrusted

cos-ext

0

8.IP QoS ACLだけが適用されます(IPXではない)。

9.ACL_IP-TRUSTCOS名がすでに使用されている場合は、名前ACL_IP-TRUSTCOSx。x は1~99の値で、順次試行されます。この名前がすべて利用された場合は、Syslogメッセージが表示されます。

trust dscpに対するポート固有の自動QoS設定

trust dscp 自動QoSキーワードは、「すべてを信頼する」タイプの解決策が必要なポートに使用します。このキーワードは、ポートがすべての着信トラフィックのレイヤ3でのマーキング(DSCP)を信頼するので、その他のスイッチ、または既知のサーバに接続するポートでだけ使用します。信頼境界機能はディセーブルにして、このようなタイプのポートではQoSポリシングは設定しません。

表 44-10 に、ポート上で自動QoS信頼マクロ実行後の設定の詳細について概説します。詳しい設定例は、「trust dscpに対するポート固有の自動QoS設定」を参照してください。

 

表 44-10 信頼用のポート固有の設定(trust dscpキーワード)

項目

インターフェイスタイプ

port-based

ポリシー ソース ― config

local

ポリシー ソース ― runtime

local(デフォルト準拠)

信頼タイプ ― config

trust-dscp(1q4t/2q2tポートを除くすべて)

untrusted(1q4t/2q2tポート)

信頼タイプ ― runtime

trust-dscp(1q4t/2q2tポートを除くすべて)

untrusted(1q4t/2q2tポート)

デフォルトCoS ― config

0(デフォルト準拠)

デフォルトCoS ― runtime

0(デフォルト準拠)

trust-device

none

ポート接続のQoS ACL

trust-dscp any(1q4t/2q2tポートの場合。そうでない場合はなし)

QoS ACL名

ACL_IP-TRUSTDSCP(1q4t/2q2tポートの場合。そうでない場合はなし)1011

trust-ext

untrusted

cos-ext

0

10.IP QoS ACLだけが適用されます(IPXではない)。

11.ACL_IP-TRUSTDSCP名がすでに使用されている場合は、名前ACL_IP-TRUSTDSCPx。x は1~99の値で、順次試行されます。この名前がすべて利用された場合は、Syslogメッセージが表示されます。

自動QoSのCLIインターフェイス

ここでは、自動QoSのCLIインターフェイスについて説明します。

「グローバル自動QoSマクロ ― set qos autoqos」

「ポート固有の自動QoSマクロ ― set port qos autoqos」

「QoS設定の表示」

グローバル自動QoSマクロ ― set qos autoqos

グローバル自動QoSマクロを実行すると、スイッチのすべてのポートにグローバルQoS設定が適用されます。終了後、プロンプトが表示され、ポートベース自動QoSコマンドが現在サポートされていることを示します。

Console> (enable) set qos autoqos?
Usage: set qos autoqos
Console> (enable) set qos autoqos
QoS is enabled.
........
All ingress and egress QoS scheduling parameters configured on all ports.
CoS to DSCP, DSCP to COS, IP Precedence to DSCP and policed dscp maps configured.
Global QoS configured, port specific autoqos recommended:
set port qos <mod/port> autoqos trust <cos|dscp>
set port qos <mod/port> autoqos voip <ciscoipphone|ciscosoftphone>
Console> (enable)

ポート固有の自動QoSマクロ ― set port qos autoqos

ポート固有の自動QoSマクロは、 mod/port の組み合わせを受け入れます。また、AVVIDタイプのキーワードを指定する必要があります。 ciscoipphone ciscosoftphone 、および trust キーワードがサポートされています。

ciscoipphone キーワードの使用例を示します。

Console> (enable) set port qos 3/1 autoqos help
Usage: set port qos <mod/port> autoqos trust <cos|dscp>
set port qos <mod/port> autoqos voip <ciscoipphone|ciscosoftphone>
Console> (enable) set port qos 3/1 autoqos voip ciscoipphone
Port 3/1 ingress QoS configured for Cisco IP Phone.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
Console> (enable)
 

次に、 ciscosoftphone キーワードの使用例を示します。

Console> (enable) set port qos 3/1 autoqos voip ciscosoftphone
Port 3/1 ingress QoS configured for Cisco Softphone.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
Console> (enable)
 

次に、 trust cos キーワードの使用例を示します。

Console> (enable) set port qos 3/1 autoqos trust cos
Port 3/1 QoS configured to trust all incoming CoS marking.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
Console> (enable)
 

次に、 trust dscp キーワードの使用例を示します。

Console> (enable) set port qos 3/1 autoqos trust dscp
Port 3/1 QoS configured to trust all incoming DSCP marking.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
Console> (enable)

QoS設定の表示

QoS設定を表示するには、既存のQoS show コマンドを使用します。これらのコマンドには、 show port qos および show qos info runtime があります。

グローバル自動QoSマクロ

グローバル自動QoSコマンドは、次のような構成になります。

set qos autoqos
---------------
set qos enable
 
set qos policy-source local
set qos ipprec-dscp-map 0 10 18 26 34 46 48 56
set qos cos-dscp-map 0 10 18 26 34 46 48 56
set qos dscp-cos-map 0-7:0 8-15:1 16-23:2 24-31:3 32-39:4 40-47:5 48-55:6 56-63:7
set qos acl default-action ip dscp 0
set qos map 2q2t tx queue 2 2 cos 5,6,7
set qos map 2q2t tx queue 2 1 cos 1,2,3,4
set qos map 2q2t tx queue 1 1 cos 0
set qos drop-threshold 2q2t tx queue 1 100 100
set qos drop-threshold 2q2t tx queue 2 80 100
set qos drop-threshold 1q4t rx queue 1 50 60 80 100
set qos txq-ratio 2q2t 80 20
set qos wrr 2q2t 100 255
set qos map 1p3q1t tx 1 1 cos 0
set qos map 1p3q1t tx 2 1 cos 1,2
set qos map 1p3q1t tx 3 1 cos 3,4
set qos map 1p3q1t tx 3 0 cos 6,7
set qos map 1p3q1t tx 4 cos 5
set qos wrr 1p3q1t 20 100 200
set qos wred 1p3q1t queue 1 70:100
set qos wred 1p3q1t queue 2 70:100
set qos wred 1p3q1t queue 3 70:90
set qos map 1p1q0t rx 1 cos 0,1,2,3,4
set qos map 1p1q0t rx 2 cos 5,6,7
set qos rxq-ratio 1p1q0t 80 20
set qos map 1p2q2t tx 1 2 cos 0
set qos map 1p2q2t tx 2 1 cos 1,2,3,4
set qos map 1p2q2t tx 2 2 cos 6,7
set qos map 1p2q2t tx 3 cos 5
set qos txq-ratio 1p2q2t 75 15 15
set qos wrr 1p2q2t 50 255
set qos wred 1p2q2t queue 1 1 40:70
set qos wred 1p2q2t queue 1 2 70:100
set qos wred 1p2q2t queue 2 1 40:70
set qos wred 1p2q2t queue 2 2 70:100
set qos map 1p1q4t rx 1 1 cos 0
set qos map 1p1q4t rx 1 3 cos 1,2,3,4
set qos map 1p1q4t rx 1 4 cos 6,7
set qos map 1p1q4t rx 2 cos 5
set qos rxq-ratio 1p1q4t 50 255
set qos drop-threshold 1p1q4t rx queue 1 50 60 80 100
 
set qos map 1p2q1t tx 1 1 cos 0
set qos map 1p2q1t tx 2 1 cos 1,2,3,4
set qos map 1p2q1t tx 2 cos 6,7
set qos map 1p2q1t tx 3 cos 5
set qos txq-ratio 1p2q1t 75 15 15
set qos wrr 1p2q1t 50 255
set qos wred 1p2q1t queue 1 70:100
set qos wred 1p2q1t queue 2 70:100
set qos map 1p1q8t rx 1 1 cos 0
set qos map 1p1q8t rx 1 5 cos 1,2
set qos map 1p1q8t rx 1 8 cos 3,4
set qos map 1p1q8t rx 2 cos 5,6,7
set qos wred 1p1q8t queue 1 1 40:70
set qos wred 1p1q8t queue 1 5 60:90
set qos wred 1p1q8t queue 1 8 70:100
set qos rxq-ratio 1p1q8t 80 20
set qos policed-dscp-map 0:0
set qos policed-dscp-map 1:1
set qos policed-dscp-map 2:2
set qos policed-dscp-map 3:3
set qos policed-dscp-map 4:4
set qos policed-dscp-map 5:5
set qos policed-dscp-map 6:6
set qos policed-dscp-map 7:7
set qos policed-dscp-map 8:8
set qos policed-dscp-map 9:9
set qos policed-dscp-map 10:10
set qos policed-dscp-map 11:11
set qos policed-dscp-map 12:12
set qos policed-dscp-map 13:13
set qos policed-dscp-map 14:14
set qos policed-dscp-map 15:15
set qos policed-dscp-map 16:16
set qos policed-dscp-map 17:17
set qos policed-dscp-map 18:18
set qos policed-dscp-map 19:19
set qos policed-dscp-map 20:20
set qos policed-dscp-map 21:21
set qos policed-dscp-map 22:22
set qos policed-dscp-map 23:23
set qos policed-dscp-map 24:24
set qos policed-dscp-map 25:25
set qos policed-dscp-map 26:0
set qos policed-dscp-map 27:27
set qos policed-dscp-map 28:28
set qos policed-dscp-map 29:29
set qos policed-dscp-map 30:30
set qos policed-dscp-map 31:31
set qos policed-dscp-map 32:32
set qos policed-dscp-map 33:33
set qos policed-dscp-map 34:34
set qos policed-dscp-map 35:35
set qos policed-dscp-map 36:36
set qos policed-dscp-map 37:37
set qos policed-dscp-map 38:38
set qos policed-dscp-map 39:39
set qos policed-dscp-map 40:40
set qos policed-dscp-map 41:41
set qos policed-dscp-map 42:42
set qos policed-dscp-map 43:43
set qos policed-dscp-map 44:44
set qos policed-dscp-map 45:45
set qos policed-dscp-map 46:0
set qos policed-dscp-map 47:47
set qos policed-dscp-map 48:48
set qos policed-dscp-map 49:49
set qos policed-dscp-map 50:50
set qos policed-dscp-map 51:51
set qos policed-dscp-map 52:52
set qos policed-dscp-map 53:53
set qos policed-dscp-map 54:54
set qos policed-dscp-map 55:55
set qos policed-dscp-map 56:56
set qos policed-dscp-map 57:57
set qos policed-dscp-map 58:58
set qos policed-dscp-map 59:59
set qos policed-dscp-map 60:60
set qos policed-dscp-map 61:61
set qos policed-dscp-map 62:62
set qos policed-dscp-map 63:63
set qos policed-dscp-map excess-rate 0:0
set qos policed-dscp-map excess-rate 1:1
set qos policed-dscp-map excess-rate 2:2
set qos policed-dscp-map excess-rate 3:3
set qos policed-dscp-map excess-rate 4:4
set qos policed-dscp-map excess-rate 5:5
set qos policed-dscp-map excess-rate 6:6
set qos policed-dscp-map excess-rate 7:7
set qos policed-dscp-map excess-rate 8:8
set qos policed-dscp-map excess-rate 9:9
set qos policed-dscp-map excess-rate 10:10
set qos policed-dscp-map excess-rate 11:11
set qos policed-dscp-map excess-rate 12:12
set qos policed-dscp-map excess-rate 13:13
set qos policed-dscp-map excess-rate 14:14
set qos policed-dscp-map excess-rate 15:15
set qos policed-dscp-map excess-rate 16:16
set qos policed-dscp-map excess-rate 17:17
set qos policed-dscp-map excess-rate 18:18
set qos policed-dscp-map excess-rate 19:19
set qos policed-dscp-map excess-rate 20:20
set qos policed-dscp-map excess-rate 21:21
set qos policed-dscp-map excess-rate 22:22
set qos policed-dscp-map excess-rate 23:23
set qos policed-dscp-map excess-rate 24:24
set qos policed-dscp-map excess-rate 25:25
set qos policed-dscp-map excess-rate 26:26
set qos policed-dscp-map excess-rate 27:27
set qos policed-dscp-map excess-rate 28:28
set qos policed-dscp-map excess-rate 29:29
set qos policed-dscp-map excess-rate 30:30
set qos policed-dscp-map excess-rate 31:31
set qos policed-dscp-map excess-rate 32:32
set qos policed-dscp-map excess-rate 33:33
set qos policed-dscp-map excess-rate 34:34
set qos policed-dscp-map excess-rate 35:35
set qos policed-dscp-map excess-rate 36:36
set qos policed-dscp-map excess-rate 37:37
set qos policed-dscp-map excess-rate 38:38
set qos policed-dscp-map excess-rate 39:39
set qos policed-dscp-map excess-rate 40:40
set qos policed-dscp-map excess-rate 41:41
set qos policed-dscp-map excess-rate 42:42
set qos policed-dscp-map excess-rate 43:43
set qos policed-dscp-map excess-rate 44:44
set qos policed-dscp-map excess-rate 45:45
set qos policed-dscp-map excess-rate 46:46
set qos policed-dscp-map excess-rate 47:47
set qos policed-dscp-map excess-rate 48:48
set qos policed-dscp-map excess-rate 49:49
set qos policed-dscp-map excess-rate 50:50
set qos policed-dscp-map excess-rate 51:51
set qos policed-dscp-map excess-rate 52:52
set qos policed-dscp-map excess-rate 53:53
set qos policed-dscp-map excess-rate 54:54
set qos policed-dscp-map excess-rate 55:55
set qos policed-dscp-map excess-rate 56:56
set qos policed-dscp-map excess-rate 57:57
set qos policed-dscp-map excess-rate 58:58
set qos policed-dscp-map excess-rate 59:59
set qos policed-dscp-map excess-rate 60:60
set qos policed-dscp-map excess-rate 61:61
set qos policed-dscp-map excess-rate 62:62
set qos policed-dscp-map excess-rate 63:63

ポート固有の自動QoS ― voip ciscoipphone

ポート固有の自動QoSコマンドは、次のような構成になります。

set port qos mod/port autoqos voip ciscoipphone
---------------
set port qos mod/port policy-source local
set port qos mod/port port-based
set port qos mod/port cos 0
set port qos mod/port cos-ext 0
set port qos mod/port trust-ext untrusted
set port qos mod/port trust-device ciscoipphone
 

ポート タイプが1q4t/2q2tの場合、次のような構成になります。

set qos acl ip ACL_IP-PHONES trust-cos any
commit qos acl ACL_IP-PHONES
set qos acl map ACL_IP-PHONES mode/port
set port qos mod/port trust trust-cos
 

ポート タイプが別のポート タイプの場合、次のような構成になります。

set port qos mod/port trust trust-cos

) ACL_IP-PHONES名が使用中の場合、自動QoSは、既存のACLが作成しようとしているものと同じかどうか確認します。既存のQoS ACLが同じである場合は、自動QoSによって再使用されます。既存のQoS ACLが同じでない場合は、自動QoSは他の名前を試みます。


ポート固有の自動QoS ― voip ciscosoftphone

ポート固有の自動QoSコマンドは、次のような構成になります。

set port qos mod/port autoqos voip ciscosoftphone
---------------
set port qos mod/port policy-source local
set port qos mod/port port-based
set port qos mod/port cos 0
set port qos mod/port cos-ext 0
set port qos mod/port trust-ext untrusted
set port qos mod/port trust-device none
set port qos mod/port trust untrusted
set qos policer aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-mod-port rate 320 burst 20 policed-dscp
set qos policer aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-mod-port rate 32 burst 8 policed-dscp
set qos acl ip ACL_IP-SOFTPHONE-mod-port trust-dscp aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-mod-port any dscp-field 46
set qos acl ip ACL_IP-SOFTPHONE-mod-port trust-dscp aggregate POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-mod-port any dscp-field 26
commit qos acl ACL_IP-SOFTPHONE-mod-port
set qos acl map ACL_IP-SOFTPHONE-mod-port mod/port
 

ポート固有の自動QoS ― trust cos

ポート固有の自動QoSコマンドは、次のような構成になります。

set port qos mod/port autoqos trust cos
---------------
set port qos mod/port policy-source local
set port qos mod/port port-based
set port qos mod/port cos 0
set port qos mod/port cos-ext 0
set port qos mod/port trust-ext untrusted
set port qos mod/port trust-device none
 

ポート タイプが1q4t/2q2tの場合、次のような構成になります。

set qos acl ip ACL_IP-TRUSTCOS trust-cos any
commit qos acl ACL_IP-TRUSTCOS
set qos acl map ACL_IP-TRUSTCOS mode/port
set port qos mod/port trust trust-cos
 

ポート タイプが別のポート タイプの場合、次のような構成になります。

set port qos mod/port trust trust-cos
 

ポート固有の自動QoS ― trust dscp

ポート固有の自動QoSコマンドは、次のような構成になります。

set port qos mod/port autoqos trust cos
---------------
set port qos mod/port policy-source local
set port qos mod/port port-based
set port qos mod/port cos 0
set port qos mod/port cos-ext 0
set port qos mod/port trust-ext untrusted
set port qos mod/port trust-device none
 

ポート タイプが1q4t/2q2tの場合、次のような構成になります。

set qos acl ip ACL_IP-TRUSTCOS trust-cos any
commit qos acl ACL_IP-TRUSTCOS
set qos acl map ACL_IP-TRUSTCOS mode/port
set port qos mod/port trust trust-cos
 

ポート タイプが別のポート タイプの場合、次のような構成になります。

set port qos mod/port trust trust-cos
 

警告とエラー状況

ここでは、自動QoSの警告とエラー状況について説明します。

「ACL名の不足」

「TCAMスペースの不足」

「COPS警告メッセージ」

「CDPの警告」

「ポリサー名の不足」

「ディセーブルになったQoS」

ACL名の不足

1q4t/2q2tタイプのポートに対してQoS ACLを作成して信頼に関する問題を解決する際、次のQoS ACL名がすでに使用中なので注意してください(xは1~99)。

ACL_IP-PHONESx( ciscoipphone の場合)

ACL_IP-SOFTPHONE-m-p-x( ciscosoftphone の場合)

ACL_IP-TRUSTCOSx( trust cos の場合)

ACL_IP-TRUSTDSCPx( trust dscp の場合)

次の例は、システムのACL名がない場合の表示です。

Console> (enable) set port qos 4/1 autoqos voip ciscoipphone
ERROR: IP QoS ACL name in use, could not configure QoS ACL.
Rename existing QoS ACL ACL_IP-PHONES.
autoqos did not complete. Settings remain unchanged.
Console> (enable)
 

TCAMスペースの不足

ポートベースの自動QoSコマンドを使用してACLを設定する場合、TCAMがいっぱいである可能性があります。このような場合は、エラー メッセージが表示され、ポートベースの自動QoSコマンドは失敗し、すべてのQoS設定は元のままとなります。

次の例は、システムにTCAMスペースがない場合の表示です。

Console> (enable) set port qos 4/1 autoqos voip ciscoipphone
Error: Please remove QoS or security ACLs to make space for new QoS ACL.
autoqos did not complete. Settings remain unchanged.
Console> (enable)
 

COPS警告メッセージ

COPSがグローバルにイネーブルになっているか、ポートでイネーブルになっている場合に、グローバル自動QoSコマンドまたはポート固有の自動QoSコマンドを実行すると、ポリシー ソースがローカルに変更され、警告メッセージが表示されます。

次の例は、ポートベースのコマンドが正常終了した場合に、次のようにポートベースのポリシー設定がローカルに変更されることを示します。

Console> (enable) set port qos 4/1 autoqos voip ciscosoftphone
Warning: QoS policy changed to local for port 4/1.
Port 4/1 ingress QoS configured for ciscosoftphone.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
 

次の例はグローバル コマンドのもので、グローバル自動QoSコマンドの実行に先立ってグローバルQoSポリシーがCOPSである場合は、次のように警告メッセージが表示されることを示します。

Console> (enable) set qos autoqos
........
Warning: QoS policy source changed to local.
All ingress and egress QoS scheduling parameters configured on all ports.
CoS to DSCP, DSCP to COS and IP Precedence to DSCP maps configured.
Global QoS configured, port specific autoqos recommended:
set port qos <mod/port> autoqos trust [cos|dscp]
set port qos <mod/port> autoqos voip [ciscoipphone|ciscosoftphone]
Console> (enable)
 

CDPの警告

ciscoipphone キーワード付き、trustオプションなしでポート固有の自動QoSコマンドを実行すると、trust-device機能がイネーブルになります。trust-device機能はCDPに依存します。CDPがイネーブルになっていないか、バージョン2が稼働していない場合は、次のように警告メッセージが表示されます。

Console> (enable) set port qos 4/1 autoqos voip ciscoipphone
Warning: CDP is disabled or CDP version 1 is in use. Ensure that CDP version 2 is enabled globally, and also ensure that CDP is enabled on the port(s) you wish to configure autoqos on.
Port 4/1 ingress QoS configured for ciscoipphone.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
Console> (enable)
 

ポリサー名の不足

ciscosoftphone キーワードを指定してポート固有の自動QoSコマンドを実行すると、2つのポリサー インスタンスが作成され、次のストリングで名前が付けられます。

POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-x-y

POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-x-y

この場合は、xはモジュール番号、yはポート番号で、 mod/port の組み合わせは ciscosoftphone キーワードで指定します。

上のポリサー名がすでに使用中の場合、マクロは次の名前を試みます。

POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-x-y-z

POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-x-y-z

この場合、zは1~99で、1から始めます。両方の名前は同じz値で有効になる必要があります。そうしないと、両方の名前が同じz値で有効になるまで、マクロは次のz値を試みます。zの値を99にして失敗した場合は、次のエラー メッセージが表示され、すべての設定が元のままです。

Console> (enable) set port qos 4/1 autoqos voip ciscosoftphone
ERROR: QoS policer name in use, could not configure QoS policer.
Rename existing QoS policer POLICE_SOFTPHONE-DSCP46-4-1 and/or POLICE_SOFTPHONE-DSCP26-4-1.
autoqos did not complete. Settings remain unchanged.
Console> (enable)
 

ディセーブルになったQoS

QoSがディセーブルになっているインターフェイスでポートベースの自動QoSコマンドを実行すると、次のようにCLIに通知メッセージが表示されます。

Console> (enable) set port qos 4/1 autoqos voip ciscosoftphone
Port 4/1 ingress QoS configured for ciscosoftphone. Policing configured on 4/1.
QoS is disabled, changes will take effect after QoS is enabled.
It is recommended to execute the "set qos autoqos" global command if not executed previously.
Console> (enable)
 

Syslogの追加

QoSファシリティ用にスイッチのロギング レベルを4または5に設定します( set logging level qos 5 )。

ログ レベル4 = 警告

ログ レベル5 = 通知

ここでは、自動QoS機能に対するSyslogの追加について説明します。

「CDPの警告 ― 警告レベル」

「必要なすべてのポートでのインターフェイス変更 ― 警告レベル」

CDPの警告 ― 警告レベル

ポートでCDPがディセーブルになっているかCDPがグローバルでディセーブルになっている場合、あるいはCDPがバージョン1モードで稼働している場合、ポートベースの自動QoS voip ciscoipphone キーワードを実行すると、次のように警告メッセージが表示されます。

Console> (enable)
2001 Jun 02 09:20:42 %QOS-4-DEVICE_CDP_DIS:Trust-Device feature enabled with CDP disabled or running in v1 mode.
Console> (enable)
 

必要なすべてのポートでのインターフェイス変更 ― 警告レベル

1p1q0t/1p3q1tポートの場合、インターフェイス タイプの変更が必要な場合(自動QoSマクロの実行前にVLANベースのモードが設定されているとき)は、次のようにSyslogメッセージが表示され、モジュール内の全ポートでインターフェイス タイプがポートベースのQoSに変更されたことを示します。

Console> (enable)
2001 Jun 02 09:20:42 %QOS-3-INTERFACE-CHANGED:All ports in module 3 have been configured to port-based QoS.
Console> (enable)
 

その他の関連Syslogメッセージ

ここでは、自動QoS設定に関連するその他の関連Syslogメッセージについて説明します。

「装置がポートで検出されない ― 通知レベル(信頼境界機能)」

「ポートで装置が検出された ― 通知レベル」

「trust-device設定でCDPがディセーブルになっている ― 警告レベル」

装置がポートで検出されない ― 通知レベル(信頼境界機能)

ciscoipphone キーワードを使用してポートで信頼境界機能をイネーブルにすると、電話でポートとの接続が解除されていることが検出された場合、次のようにSyslogメッセージが表示され、装置の接続が解除され、ポートの信頼状態が変更されたことを示します。

Console> (enable)
2001 Jun 02 09:20:42 %QOS-5-DEVICE_LOST:ciscoipphone not detected on port 4/1, port set to untrusted.
Console> (enable)
 

ポートで装置が検出された ― 通知レベル

信頼できる装置がポートに接続されると、Syslogメッセージが表示され、ポートの信頼状態が変更されたことを示します。見出しには、設定で指定した新しい信頼のタイプが含まれます。次の例では、設定でポート4/1の信頼状態が[trust-cos]に設定されています。

Console> (enable)
2001 Jun 02 09:20:42 %QOS-5-DEVICE_DETECTED:ciscoipphone detected on port 4/1, port set to trust-cos.
Console> (enable)
 

trust-device設定でCDPがディセーブルになっている ― 警告レベル

ポートでポートベースの自動QoS ciscoipphone キーワードを実行すると、trust-deviceが、信頼境界機能をアクティブにする[ ciscoipphone ]に設定されます。信頼境界機能をイネーブルにすると、ポートでCDPがディセーブルになっているかCDPがバージョン1モードで稼働している場合、あるいはCDPがグローバルでディセーブルになっている場合は、次のようにSyslogメッセージが表示されます。

Console> (enable)
2001 Jun 02 09:20:42 %QOS-4-DEVICE_CDP_DIS:Trust-Device feature enabled with CDP disabled or running in v1 mode.
Console> (enable)
 

このメッセージは、問題が検出されたときに一度だけ表示されます。問題が解決すると、設定が再度壊された場合にこのメッセージが再び表示されることがあります。誤った設定の検出のため時間は最大15秒です。

自動QoS機能の要約

ここでは、QoS機能を要約します。

「グローバル自動QoS機能(set qos autoqos)」

「ポートベースの自動QoS機能」

グローバル自動QoS機能(set qos autoqos)

グローバル自動QoS機能は、次のように要約されます。

「音声および映像ネットワーク用の一般的なCoSおよびDSCP値」に記載のすべてのトラフィック タイプに対応し、優先順位を付けるようにスイッチ全般のQoSパラメータをすべて設定します。

以前に適用された古いまたは誤った設定を上書きします。

ポートベースの自動QoSコマンドを操作します。

ポートベースの自動QoS機能

ポートベースの自動QoS機能は、次のように要約されます。

voip ciscoipphone

ポートベースのQoSにポートを変更します。

1p1q0t/1p3q1tポートの場合は、すべてのポートをポートベース モードに変更します。

trust-cos QoS ACLを、必要とするポートに対して作成します(1q4t/2q2tポート)。

trust-cos ACLをポートに適用します(1q4t/2q2tポート)。

ポートで信頼境界機能をイネーブルにします。

ポートの信頼をtrust-cosに設定します。

外部VLAN付きまたはなしのポートをサポートします。

10/100ポートおよび10/100/1000ポートに限ってサポートします。

PFCやPFC2は不要です(PFCおよびPFC2をサポート)。

voip ciscosoftphone

ポートベースのQoSにポートを変更します。

trustをuntrustedに変更します。

1p1q0t/1p3q1tポートの場合は、すべてのポートをポートベース モードに変更します。

ポートで信頼境界機能をディセーブルにします。

2つのレート リミッタを適用します。1つはDSCP 46、もう1つはDSCP 26着信トラフィック用です。着信のDSCP 46およびDSCP 26トラフィックに限って信頼します。

いずれかのレート リミッタの違反のためトラフィックはDSCP 0にマーキング ダウンします。

その他すべて(DSCP 26および 46以外)の着信トラフィックをDSCP 0に再マーキングします。

外部VLAN付きまたはなしのポートをサポートします。

すべてのポートでサポートされます。

PFCまたはPFC2が必要です。

trust cos

ポートベースのQoSにポートを変更します。

1p1q0t/1p3q1tポートの場合は、すべてのポートをポートベース モードに変更します。

trust-cos QoS ACLを、必要とするポートに対して作成します(1q4t/2q2tポート)。

trust-cos ACLをポートに適用します(1q4t/2q2tポート)。

ポートで信頼境界機能をディセーブルにします。

ポートの信頼をtrust-cosに設定します。

外部VLAN付きまたはなしのポートをサポートします。

すべてのポートでサポートされます。

PFCは不要です(PFCおよびPFC2をサポート)。

trust dscp

ポートベースのQoSにポートを変更します。

1p1q0t/1p3q1tポートの場合は、すべてのポートをポートベース モードに変更します。

trust-dscp QoS ACLを、必要とするポートに対して作成します(1q4t/2q2tポート)。

trust-dscp ACLをポートに適用します(1q4t/2q2tポート)。

ポートで信頼境界機能をディセーブルにします。

ポートの信頼をuntrusted(1q4t/2q2tポート)、またはtrust-dscp(1q4t/2q2tポート上でではない)に設定します。

外部VLAN付きまたはなしのポートをサポートします。

すべてのポートでサポートされます。

PFCまたはPFC2が必要です。

ネットワークでの自動QoSの使用方法


ヒント 自動QoSが正常に機能するようにするには、グローバル自動QoSマクロと 、インターフェイスごとにインターフェイス固有自動QoSマクロを実行する必要があります。


インターフェイスとそのインターフェイスに接続しているデバイスに応じて、さまざまな自動QoSマクロを実行する必要があります。グローバル自動QoSマクロと、次にインターフェイスごとに必要なキーワードを指定してインターフェイス固有自動QoSマクロを実行するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 set qos autoqos コマンドを実行してQoSをイネーブルにし、すべての発信QoS設定を設定します。

ステップ 2 各ポートについて、ポートベースの自動QoSコマンドを実行します( 表 44-11 を参照)。


 

 

表 44-11 自動QoSキーワードの使用方法

キーワード
ポート タイプ

ciscoipphone

Cisco IP Phone 79xxだけに接続するポート

ciscoipphone

Cisco IP Phone 79xxを、79xxに接続したPCに接続するポート

ciscoipphone

Cisco IP Phone 79xxを、Cisco SoftPhone稼働の79xxに接続したPCに接続するポート12

ciscosoftphone

Cisco IP Phone 79xxなしでCisco SoftPhoneを稼働するPCを接続するポート

trust

すべての自動QoSトラフィック タイプが存在するネットワークのその他の場所に接続するポート13

12.Cisco IP Phone 79xxをCisco SoftPhone稼働のPCに接続するポートの場合、Cisco CallManagerとのCTI通信を通過する制御トラフィックにはタグが付けられますが、DSCP 0に再マーキングされます。

13.その他のネットワークまたはCisco CallManagerに接続するポートの場合、trustキーワードを使用することを推奨します。現在、Cisco CallManagerとゲートウェイは、Skinny、H.323、およびMGCPシグナリング トラフィックを正しくマーキングします。ただし、Cisco CallManagerの一部のバージョンでは、H.323およびMGCPトラフィックを明示的にマーキングしません。したがって、このような場合にはQoS ACLをお勧めします。