Catalyst 6500 シリーズ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
CDPの設定
CDPの設定
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

CDPの設定

CDPの機能

CDPのデフォルト設定

スイッチにおけるCDPの設定

CDPグローバル イネーブル/ディセーブル ステートの設定

ポート上でのCDPイネーブル/ディセーブル ステートの設定

CDPメッセージ インターバルの設定

CDP保持時間の設定

CDP近接情報の表示

CDPの設定

この章では、Catalyst 6500シリーズ スイッチにCisco Discovery Protocol(CDP)を設定する方法について説明します。


) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Command Reference』を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「CDPの機能」

「CDPのデフォルト設定」

「スイッチにおけるCDPの設定」

CDPの機能

CDPは、ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、通信サーバ、スイッチなど、すべてのシスコ装置上で実行できる、メディアやプロトコルに依存しないプロトコルです。CDPを使用して、スイッチに直接接続しているすべてのシスコ装置の情報を表示することができます。CDPはさらに、ネイティブVLAN(仮想LAN)とポート デュプレックスの不一致を検出します。

CDPを使用することにより、ネットワーク管理アプリケーションで、近接するシスコ装置のタイプおよびSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント アドレスを検索できます。この機能により、アプリケーションから近接装置にSNMPクエリを送信できます。CDPにより、ネットワーク管理アプリケーションは、既知装置に近接しているシスコ装置、特にプロトコルに関係なく下位レイヤの近接装置を検索できます。

CDPは、Subnetwork Access Protocol(SNAP)をサポートしているあらゆるメディアで稼働します。CDPが稼働するのはデータリンク層だけです。

シスコ装置はCDPパケットを転送しません。新しいCDP情報を受信すると、古い情報は破棄されます。

CDPのデフォルト設定

表 29-1 に、CDPのデフォルト設定を示します。

 

表 29-1 CDPのデフォルト設定

機能
デフォルト値

CDPグローバル イネーブル ステート

イネーブル

CDPポート イネーブル ステート

すべてのポートでイネーブル

CDPメッセージ インターバル

60秒

CDP保持時間

180秒

スイッチにおけるCDPの設定

ここでは、CDPを設定する手順について説明します。

「CDPグローバル イネーブル/ディセーブル ステートの設定」

「ポート上でのCDPイネーブル/ディセーブル ステートの設定」

「CDPメッセージ インターバルの設定」

「CDP保持時間の設定」

「CDP近接情報の表示」

CDPグローバル イネーブル/ディセーブル ステートの設定

CDPグローバル イネーブル ステートを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

スイッチにCDPグローバル イネーブル ステートを設定します。

set cdp { enable | disable }

ステップ 2

CDPの設定を確認します。

show cdp

CDPをグローバルでイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set cdp enable
CDP enabled globally
Console> (enable) show cdp
CDP : enabled
Message Interval : 60
Hold Time : 180
Console> (enable)
 

次に、CDPをグローバルでディセーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set cdp disable
CDP disabled globally
Console> (enable) show cdp
CDP : disabled
Message Interval : 60
Hold Time : 180
Console> (enable)
 

ポート上でのCDPイネーブル/ディセーブル ステートの設定

CDPは、ポート単位でイネーブルまたはディセーブルに設定できます。CDPをグローバルでイネーブルにしてからでなければ、スイッチはポートにCDPメッセージを送信できません。

ポート単位でCDPイネーブル ステートを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

個々のポートにCDPイネーブル ステートを設定します。

set cdp { enable | disable } [ mod / port ]

ステップ 2

CDPの設定を確認します。

show cdp port [ mod [ / port ]]

ポート3/1~2でCDPをイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set cdp enable 3/1-2
CDP enabled on ports 3/1-2.
Console> (enable) show cdp port 3
CDP : enabled
Message Interval : 60
Hold Time : 180
 
Port CDP Status
-------- ----------
3/1 enabled
3/2 enabled
3/3 disabled
3/4 disabled
3/5 disabled
3/6 disabled
3/7 enabled
3/8 enabled
3/9 enabled
3/10 enabled
3/11 enabled
3/12 enabled
Console> (enable)
 

次に、ポート3/1~6でCDPをディセーブルにし、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set cdp disable 3/1-6
CDP disabled on ports 3/1-6.
Console> (enable) show cdp port 3
CDP : enabled
Message Interval : 60
Hold Time : 180
 
Port CDP Status
-------- ----------
3/1 disabled
3/2 disabled
3/3 disabled
3/4 disabled
3/5 disabled
3/6 disabled
3/7 enabled
3/8 enabled
3/9 enabled
3/10 enabled
3/11 enabled
3/12 enabled
Console> (enable)
 

CDPメッセージ インターバルの設定

CDPメッセージ インターバルでは、スイッチが直接接続されたシスコ装置へ、CDPメッセージを送信する間隔を指定します。

デフォルトのCDPメッセージ インターバルを設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

デフォルトのCDPメッセージ インターバルを設定します。設定範囲は、5~900秒です。

set cdp interval interval

ステップ 2

CDPの設定を確認します。

show cdp

デフォルトのCDPメッセージ インターバルを100秒に設定し、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set cdp interval 100
CDP message interval set to 100 seconds for all ports.
Console> (enable) show cdp
CDP : enabled
Message Interval : 100
Hold Time : 180
Console> (enable)
 

CDP保持時間の設定

CDP保持時間では、近接装置からのCDPメッセージが受信されてから、その装置がすでに接続されていないとみなされてネイバ エントリが期限切れになるまでの時間の長さを指定します。

デフォルトのCDP保持時間を設定するには、イネーブル モードで次の作業を行います。

 

作業
コマンド

ステップ 1

デフォルトのCDP保持時間を設定します。設定範囲は、10~255秒です。

set cdp holdtime interval

ステップ 2

CDPの設定を確認します。

show cdp

デフォルトのCDP保持時間を225秒に設定し、設定を確認する例を示します。

Console> (enable) set cdp holdtime 225
CDP holdtime set to 225 seconds.
Console> (enable) show cdp
CDP : enabled
Message Interval : 100
Hold Time : 225
Console> (enable)
 

CDP近接情報の表示

直接接続されたシスコ装置についての情報を表示するには、 show cdp neighbors コマンドを入力します。接続ポートのネイティブVLANを表示するには、 vlan キーワードを入力します。接続ポートのデュプレックス モードを表示するには、 duplex キーワードを入力します。接続装置の装置機能コードを表示するには、 capabilities キーワードを入力します。近接装置の詳細情報を表示するには、 detail キーワードを入力します。


) 旧バージョンのCDPをサポートするデバイスに対してshow cdp neighborsコマンドを入力すると、VLAN Trunk Protocol(VTP;VLANトランク プロトコル)Management Domain、Native VLAN、Duplexの各フィールドには[unknown](確認不能)と表示されます。


直接接続されたシスコ装置の情報を表示するには、次の作業を行います。

 

作業
コマンド

CDP近接装置の情報を表示します。

show cdp neighbors [ mod [ /port ]] [ vlan | duplex | capabilities | detail ]

接続されたシスコ装置のCDP近接情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cdp neighbors
* - indicates vlan mismatch.
# - indicates duplex mismatch.
Port Device-ID Port-ID Platform
-------- ------------------------------- ------------------------- ------------
2/3 JAB023807H1(2948) 2/2 WS-C2948
3/1 JAB023806JR(4003) 2/1 WS-C4003
3/2 JAB023806JR(4003) 2/2 WS-C4003
3/5 JAB023806JR(4003) 2/5 WS-C4003
3/6 JAB023806JR(4003) 2/6 WS-C4003
Console> (enable)
 

次に、近接装置の各接続ポートのネイティブVLANを表示する例を示します(アスタリスク[*]は、ローカル スイッチのポート3/6と近接装置のポート2/6間にネイティブVLANの不一致があることを示しています)。

Console> (enable) show cdp neighbors vlan
* - indicates vlan mismatch.
# - indicates duplex mismatch.
Port Device-ID Port-ID NativeVLAN
-------- ------------------------------- ------------------------- ----------
2/3 JAB023807H1(2948) 2/2 522
3/1 JAB023806JR(4003) 2/1 100
3/2 JAB023806JR(4003) 2/2 100
3/5 JAB023806JR(4003) 2/5 1
3/6 JAB023806JR(4003) 2/6* 1
Console> (enable)
 

次に、近接装置の詳細情報を表示する例を示します。

Console> (enable) show cdp neighbors 2/3 detail
Port (Our Port): 2/3
Device-ID: JAB023807H1(2948)
Device Addresses:
IP Address: 172.20.52.36
Holdtime: 132 sec
Capabilities: TRANSPARENT_BRIDGE SWITCH
Version:
WS-C2948 Software, Version McpSW: 5.1(57) NmpSW: 5.1(1)
Copyright (c) 1995-1999 by Cisco Systems, Inc.
Platform: WS-C2948
Port-ID (Port on Neighbors's Device): 2/2
VTP Management Domain: Lab_Network
Native VLAN: 522
Duplex: full
Console> (enable)