Catalyst 4900 シリーズ スイッチ インストレーション ガイド
スイッチの初期設定
スイッチの初期設定
発行日;2012/02/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

スイッチの初期設定

スイッチとの接続

ターミナル エミュレーション ソフトウェアの起動

電源との接続

初期設定情報の入力

IP 設定

初期設定の実行

スイッチの初期設定

この付録では、スイッチの迅速な初期設定手順について、順番に説明します。

ここでは、簡単な設置手順について説明します。

1. 「スイッチとの接続」

2. 「ターミナル エミュレーション ソフトウェアの起動」

3. 「電源との接続」

4. 「初期設定情報の入力」


DC 電源モジュールを使用している場合は、DC 電源モジュールを搭載したスイッチの設定方法について、「スイッチへの DC 電源の接続」を参照してください。



) スイッチ ポートとその他のイーサネット デバイスを接続するには、カテゴリ 5 ストレート ケーブルを用意する必要があります。


スイッチとの接続

初期設定を実行するには、コンソール ポートを使用する必要があります。スイッチ コンソール ポートと PC を接続するには、付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用します。

スイッチに PC または端末を接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用して、スイッチ前面にあるコンソール ポートに RJ-45 コネクタを装着します(図B-1 を参照)。

ステップ 2 PC シリアル ポートにアダプタ ケーブルの DB-9 メス DTE を接続するか、端末に該当するアダプタを接続します。


 

図B-1 スイッチと PC の接続

 

1

スイッチ

2

ラップトップ

3

RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブル

ターミナル エミュレーション ソフトウェアの起動

スイッチに電力を投入する前に、ターミナル エミュレーション セッションを起動して、Power-On Self-Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)の出力を表示することができます。

ターミナル エミュレーション ソフトウェア(通常は Hyperterminal や ProcommPlus などの PC アプリケーション)を使用すると、スイッチと PC または端末間で通信することができます。


ステップ 1 PC または端末を使用している場合は、ターミナル エミュレーション ソフトウェアを起動します。

ステップ 2 ターミナル エミュレーション セッションを起動します。

ステップ 3 PC または端末のボー レートおよび文字フォーマットがコンソール ポートのデフォルト特性と一致するように設定します。

9600 ボー

8 データ ビット

1 ストップ ビット

パリティなし

なし(フロー制御)


 

電源との接続

電源に接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 AC 電源モジュールを使用している場合は、スイッチ背面パネルの電源コネクタに付属の AC 電源コードの一端を接続してから、アースされた AC コンセントに他端を接続します(図B-1 を参照)。

ステップ 2 DC 電源モジュールを使用している場合は、DC 電源モジュールの取り付け方法について、「スイッチへの DC 電源の接続」を参照してください。


 

スイッチに電力が投入されると、POST が開始され、スイッチが適切に機能しているか確認するための一連のテストが自動実行されます。

POST は約 1 分間継続します。POST が完了すると、システムおよびステータス LED はグリーンに点灯したままになります(詳細については、 前面パネルの LEDを参照)。

POST に失敗すると、システム LED はオレンジに変わります。


) POST の失敗は、通常は致命的です。スイッチが POST に合格しなかった場合は、シスコシステムズに問い合わせてください。


ターミナル エミュレーション プログラムを起動してから、スイッチに電力を投入した場合は、PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter キーを押して、セットアップ プログラム プロンプトを表示します。

初期設定情報の入力

スイッチを設定するには、スイッチがローカル ルータおよびインターネットと通信するために必要な IP アドレスおよびその他の設定情報を割り当てる必要があります。ここに記載された最低限の設定を行っても、ほとんどの機能は使用できません。Telnet 接続を使用して、管理ネットワークからその他の設定作業を実行できるようになるだけです。その他の機能およびインターフェイスを設定する場合は、『 Catalyst 4500 Series Switch Software Configuration Guide 』を参照してください。

IP 設定

ネットワーク管理者から次の情報を入手します。

スイッチの IP アドレス

サブネット マスク(IP ネットマスク)

デフォルト ゲートウェイ(ルータ)

イネーブル シークレット パスワード

イネーブル パスワード

Telnet パスワード

初期設定の実行

スイッチの初期設定を実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 端末のプロンプトで enable コマンドを入力し、特権 EXEC モードを開始します。

Switch> enable
Password: password
Switch#
 

ステップ 2 特権 EXEC モードで clock set コマンドを使用して、システム時刻を設定します。

Switch# clock set 20:09:01 3 Apr 2006
 

ステップ 3 show clock コマンドを入力して、変更を確認します。

Switch# show clock
20:09:06.079 UTC Thu Apr 3 2006
 

ステップ 4 configure terminal コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch (config)#
 

ステップ 5 スイッチのホスト名を設定して、Return キーを押します。

Switch (config)# hostname Switch1
 

ステップ 6 スイッチのシステム プロンプトを設定して、Return キーを押します。新しいプロンプトを削除して、デフォルトに戻す場合は、 no prompt コマンドを使用します。

Switch (config)# prompt Switch1>
 
 

ステップ 7 banner motd グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ログイン バナーに位置情報を設定します。このコマンドを使用して、システムの連絡先を設定することもできます。

Switch1(config)# banner motd c 170 West Tasman Drive, San Jose, CA c
 

または

Switch1 (config)# banner motd c 170 West Tasman Drive, San Jose, CA; Tech Support 408 123 4567 c
 

ステップ 8 イネーブル シークレット パスワードを設定して、Return キーを押します。

パスワードは 1 ~ 25 文字の英数字です。数字から開始でき、大文字と小文字は区別されます。スペースも使用できますが、先頭のスペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化されますが、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。

Switch1 (config)# enable secret SecretPassword
 

ステップ 9 イネーブル パスワードを設定して、Return キーを押します。

Switch1 (config)# enable password EnablePassword
 

ステップ 10 仮想端末(Telnet)のパスワードを設定して、Return キーを押します。

パスワードは 1 ~ 25 文字の英数字です。大文字と小文字は区別されます。スペースも使用できますが、先頭のスペースは無視されます。

Switch1 (config)# password terminal-password
Switch1 (config)# line vty 0 15
 

ステップ 11 管理ネットワークに接続するインターフェイスを設定します(ここに示された IP アドレスおよびサブネット マスクは、単なる例です。ご使用のネットワークに適したアドレスを使用してください)。

Switch1 (config)# ip routing
Switch1 (config)# interface gigabitethernet 24
Switch1 (config-if)# no switchport
Switch1 (config-if)# no shutdown
Switch1 (config-if)# ip address 10.4.120.106 255.0.0.0
Switch1 (config-if)# exit
 

ステップ 12 グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

Switch (config)# exit
Switch #
 

ステップ 13 作成した設定を確認し、設定が正しいことを確認します。

Switch1# show run
!
hostname Switch1
!
banner motd ^C
170 West Tasman Drive, San Jose, CA ^C
!
 
(テキスト出力は省略)
 

ステップ 14 show ip interface brief および show ip route コマンドを使用して、IP 情報を確認します。

Switch1# show ip interface brief
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Vlan1 172.16.1.2 YES manual up up
FastEthernet1 unassigned YES unset up up
 
(テキスト出力は省略)
Switch1# show ip route
Codes: C - connected, S - static, I - IGRP, R - RIP, M - mobile, B - BGP
D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area
N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2
E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2, E - EGP
i - IS-IS, L1 - ISIS level-1, L2 - ISIS level-2, ia - ISIS inter area
* - candidate default, U - per-user static route, o - ODR
P - periodic downloaded static route
 
Gateway of last resort is 172.16.1.1 to network 0.0.0.0
 
172.16.0.0/24 is subnetted, 1 subnets
C 172.16.1.0 is directly connected, Vlan1
S* 0.0.0.0/0 [1/0] via 172.16.1.1
Switch1#
 

ステップ 15 実行コンフィギュレーションを保存します。

Switch1# copy system:running-config nvram:startup-config
 

これで、スイッチの初期設定は完了です。


 

CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して追加設定または管理タスクを実行するには、Switch> プロンプトにコマンドを入力します。端末プログラムを使用する場合はコンソール ポートを介して、Telnet を使用する場合はネットワークを介して入力します。設定情報については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。