Catalyst 4948 インストレーション ガイド
製品概要
製品概要
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

製品概要

Catalyst 4948 スイッチの用途

Catalyst 4948 スイッチのソフトウェア機能

ハードウェア システムの機能

スイッチのコンポーネント

トラフィック ポート

コンソール ポート

前面パネルの LED

シャーシの冷却

電源装置

電源装置の環境モニタ

Catalyst 4948 スイッチの電力管理

電源管理モード

製品概要

この章では、Catalyst 4948 スイッチの概要、システムの機能、およびコンポーネントについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「Catalyst 4948 スイッチの用途」

「Catalyst 4948 スイッチのソフトウェア機能」

「ハードウェア システムの機能」

「スイッチのコンポーネント」

Catalyst 4948 スイッチの用途

Catalyst 4948 スイッチ(図 1-1 を参照)は、高性能、高密度のエッジ スイッチング用として設計されています。限られたスペースでも利用できるコンパクトな 1 U(ラックユニット)サイズで、ホットスワップ対応の冗長電源装置を備え、全ポートで 10/100/1000 接続をサポートする固定設定スイッチング ソリューションです。

図 1-1 Catalyst 4948 スイッチ

 

Catalyst 4948 スイッチは、96 Gpbs ノンブロッキング全二重スイッチング ファブリックで、7200 万パケット/秒のスイッチング容量を提供し、高速通信をサポートします。Catalyst 4948 のシャーシには、44 の
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T イーサネット ポートに加え、1000BASE-X SFP ポートまたは 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T イーサネット ポートのどちらかとして使用できる 4 つのポートがあります。

また、室温で動作する低ノイズ着脱式自動変速ファン トレイと、300 W AC または 300 W DC 着脱式冗長電源装置により、十分な耐障害性を備えています。「Catalyst 4948 スイッチへの AC 電源の接続」を参照してください。

Catalyst 4948 スイッチのソフトウェア機能

Catalyst 4948 は、次の機能を備えています。

レイヤ 2、レイヤ 3、およびレイヤ 4 のスイッチング サービス

レイヤ 2 スイッチングで、32,768 の MAC(メディア アクセス制御)アドレスをサポート

2,048 の VLAN および 4,096 の VLAN ID をサポート

全ポートでの IEEE 802.1Q VLAN タギング

EFM での Q-in-Q

全ポートでの Cisco ISL(スイッチ間リンク)タギング

16,000 のマルチキャスト転送エントリおよび 16,000 のユニキャスト転送エントリ

各 512 の入力側/出力側ポリサー

各 8,000 の入力側/出力側セキュリティ ACE

Gigabit EtherChannel での Port Aggregation Protocol(PAgP)を使用したポート集約

Catalyst 4500 シリーズ管理ソフトウェアの機能は、次のとおりです。

Catalyst 4500 シリーズ スイッチに共通の CLI(コマンドライン インターフェイス)および SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)インターフェイス

Catalyst 4500 シリーズ スイッチと互換性のある新機能

コンソール インターフェイス接続端末による、シリアル回線上の帯域外管理サポート

任意のスイッチ ポートでの SNMP、Telnet クライアント、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)による帯域内管理サポート

RMON-1 による Remote Monitoring(RMON; リモート モニタリング)

標準レイヤ 2 機能のサポート:802 1D スパニングツリー、Cisco Discovery Protocol(CDP)、プルーニング拡張機能を備えた VTP バージョン 2、および Cisco Group Management Protocol(CGMP)クライアント

次の管理機能が組み込まれています。

エンティティ MIB(管理情報ベース)、すべての関連標準 MIB、およびすべての関連 Cisco MIB を含む完全な SNMP 機能

ポート単位での最初の 4 つの RMON グループ(イーサネット統計、アラーム、イベント、履歴)のサポート。オプションの RMON プロセッシング モジュールは不要

パフォーマンス管理情報

組み込み CiscoView のサポート

ハードウェア システムの機能

Catalyst 4948 スイッチは、Catalyst 4500 シリーズのシステム ソフトウェアを使用して、Catalyst スイッチ ファミリに完全に統合することができる、高性能専用イーサネット スイッチです。

Catalyst 4948 のハードウェア機能は、次のとおりです。

RJ-45 インターフェイスを使用する 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T イーサネット ポート× 48。次の標準規格をサポート:

IEEE 802.3 10BASE-T

IEEE 802.3u 100BASE-TX

IEEE 802.3z 1000BASE-X

IEEE 802.3x Pause および全二重

IEEE 802.1Q

IEEE 802.3ab 1000BASE-T

IEEE 802.3ae

IEEE 802.1p

SFP インターフェイスを使用する 1000BASE-X イーサネット ポート× 4(これらのポートは、最後の 4 つの 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T イーサネット ポートと MAC アドレスを共有)

RJ-45 インターフェイスを使用するシリアル コンソール管理ポート

室温で動作する低ノイズ着脱式自動変速ファン トレイ

300 W AC 着脱式冗長電源装置(DC 電源装置も可)

256 MB SDRAM(固定)

64 MB 内蔵フラッシュ メモリ

96 Gbps スイッチング容量、7,200 万パケット/秒の実転送レート

10/100/1000 Mbps の EtherChannel

ハードウェア ベースのアクセス リスト

ハードウェアのストーム制御

スイッチのコンポーネント

ここでは、Catalyst 4948 のハードウェア コンポーネントについて説明します。

トラフィック ポート

このスイッチには、RJ-45 インターフェイスを使用する 48 の 10/100/1000BASE-T イーサネット ポートと、SFP インターフェイスを使用する 4 つの 1000BASE-X イーサネット ポートがあります。SFP ポートは、最後の 4 つの
10/100/1000BASE-T ポートと MAC アドレスを共有します。スイッチのソフトウェアでこれらのポートのメディア タイプを設定し、SFP コネクタまたは RJ-45 コネクタのどちらを使用するかを決定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドの media-type sfp | rj45 コマンドを使用します。デフォルトは、SFP です。

コンソール ポート

コンソール シリアル ポート(RJ-45)では、標準コンソール機器を使用してスイッチを管理できます(図 1-2 を参照)。コンソール ポートおよび管理ポートのコネクタのピン割り当ては、 付録A「仕様」 に記載されています。このポートは、コンソールから Cisco IOS の設定作業を行う場合に使用します。

前面パネルの管理ポートは、スイッチが ROMmon モードである場合にのみ操作可能です。管理ポートを使用すると、帯域内アクセスを介した場合と同様に、TCP/IP ベースの管理サービス(Telnet、SNMP など)が提供されます。管理ポートでは、BOOTP を介した IP アドレス設定をサポートします。また、スイッチへのイメージのダウンロードにも対応しています。

図 1-2 管理ポート用の LED

 

図 1-3 STATUS LED

 

前面パネルの LED

Catalyst 4948 スイッチの前面パネル LED(図 1-2 および図 1-3 を参照)には、次のステータス情報が表示されます。

MGT LED は、コンソールまたは管理接続の動作状態を示します。

STATUS LED は、Catalyst 4948 スイッチの動作状態を示します。

PS1 LED は、内蔵電源装置のステータスを示します。

PS2 LED は、内蔵電源装置のステータスを示します。

FAN LED は、ファン トレイのステータスを示します。

リンク ステータス LED は、10BASE-T および 100BASE-T 管理ポートの下にあります。

表1-1 に、LED 機能の詳細を示します。

 

表1-1 LED の説明

LED
色または状態
説明

CON

グリーン

消灯

10/100 BASE-T コンソール ポートはリンクアップ ステートです。

10/100 BASE-T コンソール ポートはリンクダウン ステートか、または接続されていません。

このポートが点滅、レッド、またはイエローの状態になることはありません。

MGT

グリーン

消灯

10/100 BASE-T 管理ポートはリンクアップ ステートです。

10/100 BASE-T 管理ポートはリンクダウン ステートか、または接続されていません。

このポートが点滅、レッド、またはイエローの状態になることはありません。

STATUS


 

グリーン

レッド

点滅

イエロー

消灯

Catalyst 4948 の起動時に実行される一連の診断テストの状態が示されます。

すべてのテストに合格しました。

個々のポート以外のテストに失敗しました。

システムを起動中または診断テストを実行中です。

システムがROMmonモードになっているか、電源障害が発生しました。

スイッチがディセーブルです。

ポート 1 ~ 48

グリーン

イエロー

イエローで点滅

消灯

ポートは動作可能です。

ポートはディセーブル設定です。

ポートは電源投入時自己診断テストに失敗しました。

信号が検出されていないか、リンク設定障害です。

FAN

消灯

グリーン

レッド

スイッチまたはファンに電力が供給されていません(1 つ以上の電源装置ステータス LED がグリーンに点灯している場合、トレイが接続されていない可能性があります)。

ファン トレイは動作可能です。

障害が検出されました。

PS1 および PS2

消灯

グリーン

レッド

電源装置に電力が供給されていません。

動作可能です。 1

障害が検出されたか、電源装置のスイッチがオフです。

1.1 つの LED がグリーンに点灯し、もう 1 つの LED が消灯している場合、電源装置が接続されていない可能性があります。レッドに点灯している場合は、接続された電源装置のスイッチがオンになっていないか、または電源装置に障害があります。CLI を使用して、ステータスの詳細を調べる必要があります。

シャーシの冷却


) 環境仕様は、「設置場所の準備」を参照してください。


シャーシ コンポーネントの内部には、ホットスワップ対応のシステム ファン トレイによって冷気が送り込まれます。これらのファンは、シャーシ側面から吸気し、背面から排気します。


注意 ファン トレイを取り外す際には、工具や指が内部回路に触れないように注意してください。システムは、ファン トレイを取り外した状態で稼働させないでください。障害のあるファン トレイを取り外したら、速やかに新しいファン トレイを取り付けてください。

図 1-4 に、スイッチ内のエアーフローの方向を示します。

図 1-4 Catalyst 4948 のエアーフロー

 

ファン トレイには、4 つのファンが付いています。1 つのファンが故障しても、他のファンは継続的に動作します。内部の空気の温度は、センサーによって監視されます。内部温度に応じて、できるだけ静かに動作するように、稼働ファンの数と速度が調整されます。空気の温度が設定済みのしきい値を超過すると、環境モニタに警告メッセージが表示されます。

電源装置


) Catalyst 4948 スイッチの電力仕様の詳細は、付録A「仕様」を参照してください。


Catalyst 4948 スイッチは、2 つの冗長電源装置(300 W AC または 300 W DC)を内蔵しています。

内蔵電源装置は、それぞれ個々の電源コードと、ステータス LED(前面パネルの PS1 および PS2)を備えています。また、電源装置にも、入力電流(Input OK)および出力電流(Output OK)を示す LED が付いています。電源装置の電源コードは、設置場所の電源に接続します。Catalyst 4948 スイッチの AC 電源装置には電源スイッチが付いています。電源コードを電源に接続し、電源装置のスイッチをオンにすると、AC 電力が供給されます。DC 電源装置にはオン/オフ スイッチがありません。

図 1-5 オン/オフ スイッチの位置

 

1 つの電源装置を接続しただけでもスイッチは始動しますが、この場合には冗長フェールオーバーおよびロードシェアリングはサポートされません。電力障害を最小限に抑えるには、2 つの電源装置をそれぞれ個別の AC 回路または DC 回路に接続することを推奨します。

安全上の理由から、AC 電源装置をシャーシから取り外したり、シャーシに取り付けたりする際には、事前に電源装置のスイッチをオフにしてください。DC 電源装置は、電源からの電力供給を遮断してから取り外してください。

1 つの電源装置だけを使用する場合には、未使用の電源装置ベイにブランク前面プレートを取り付ける必要があります。

電源装置の環境モニタ

環境モニタおよびレポート機能を使用すると、システムの運用に影響する前に、不適切な環境条件を解決して、正常なシステム動作を維持することができます。

各電源装置ごとに、内部温度と出力電圧が監視されます。限界条件に達すると、過熱または過電流による損傷を防止するために、電源装置がシャットダウンすることがあります。Catalyst 4948 スイッチでは、電源装置の動作状態が検出され、ソフトウェアによってステータスが報告されます。

Catalyst 4948 スイッチの電力管理

スイッチの電源には、AC 電源装置または DC 電源装置のいずれかを選択できます。Catalyst 4948 スイッチは、次の電源装置をサポートしています。

300 W AC

300 W DC

冗長電源装置は稼働中のシステムによって識別および診断され、入力形式の違いは問題になりません。AC 電源装置と DC 電源装置は相互交換できます。

電源管理モード

Catalyst 4948 スイッチは、冗長電源管理モードをサポートしています。このモードでは、両方の電源装置が正常に稼働し、各装置がそれぞれシステムの合計所要電力の 20/80 ~ 45/55% を提供します。一方の電源装置に障害が発生すると、他方の電源装置が合計所要電力の 100% を提供します。