Catalyst 6500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド - リリース 12.1 E
PFC QoS の設定
PFC QoS の設定
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2011/06/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

PFC QoS の設定

PFC QoS の機能概要

PFC QoS によってサポートされるハードウェア

QoS の用語

PFC QoS 機能のフローチャート

PFC QoS 機能の概要

入力 LAN ポートの機能

入力 OSM ポートの機能

PFC QoS の機能

出力 LAN ポートの機能

出力 OSM ポートの機能

MSFC の機能

入力 LAN ポートの機能

入力 LAN ポートの信頼状態

信頼できない入力 LAN ポートでのマーキング

信頼できる入力 LAN ポートでのマーキング

入力 LAN ポートでのスケジューリングおよび輻輳回避

PFC マーキングおよびポリシング

内部 DSCP 値

ポリシー マップ

ポリサー

ポリシー マップの付加

出力 CoS および ToS 値

LAN 出力ポートの機能

送信キュー

スケジューリングおよび輻輳回避

マーキング

PFC QoS 統計データ エクスポート

PFC QoS のデフォルト設定

PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項

注意事項:

制約事項

PFC QoS の設定

PFC QoS のグローバルなイネーブル化

queueing-only モードのイネーブル化

名前付き aggregate ポリサーの作成

PFC QoS ポリシーの設定

PFC QoS ポリシー設定作業の概要

MAC レイヤの名前付きアクセス リストの設定(任意)

クラス マップの設定(任意)

クラス マップの設定の確認

ポリシー マップの設定

ポリシー マップの設定の確認

インターフェイスへのポリシー マップの付加

microflow ポリシングのイネーブル化またはディセーブル化

ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化

インターフェイスでの PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化

レイヤ 2 LAN ポートでの VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化

イーサネット LAN ポートおよび OSM 入力ポートの信頼状態の設定

入力 LAN ポート CoS 値の設定

標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定

テール廃棄受信キューの設定

WRED 廃棄送信キューの設定

WRED 廃棄およびテール廃棄送信キューの設定

1q4t/2q2t テール廃棄スレッシュホールドの割合設定

廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

標準受信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

標準送信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

完全優先キューへの CoS 値のマッピング

1q4t/2q2t LAN ポートのテール廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

LAN ポート送信キュー間での帯域幅の割り当て

1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キューのサイズ比の設定

LAN ポート送信キューのサイズ比の設定

DSCP 値マッピングの設定

受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング

受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピング

DSCP マークダウン値の設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートのグローバルなイネーブル化

ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

PFC QoS 統計データ エクスポート間隔の設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポートの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタの設定

PFC QoS の設定

この章では、Catalyst 6500 シリーズ スイッチの Policy Feature Card(PFC; ポリシー フィーチャ カード)に実装された Quality of Service(QoS; サービス品質)機能を設定する方法について説明します。


) このマニュアルで使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Command Reference』を参照してください。


この章の内容は次のとおりです。

「PFC QoS の機能概要」

「PFC QoS のデフォルト設定」

「PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項」

「PFC QoS の設定」


) • Release 12.1(13)E 以降のリリース、および MSFC2 では、PFC QoS を使用する代わりに、レイヤ 3 インターフェイスで Network-Based Application Recognition(NBAR)を設定できます。

NBAR を使って設定されたインターフェイス上の入力および出力トラフィックはすべて、MSFC2 のソフトウェアで処理されます。

PFC2 は、NBAR を設定したポートで、入力 Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)をハードウェアでサポートします。

PFC QoS がイネーブルの場合、NBAR を設定しているポートを通過するトラフィックは、入力キュー、出力キューおよび廃棄スレッシュホールドを通過します。PFC QoS がイネーブルの場合、MSFC2 は、出力 IP precedence と等しくなるように出力 Class of Service(CoS; サービス クラス)を設定します。

入力キューの通過後、すべてのトラフィックは、NBAR を設定したインターフェイス上の MSFC2 ソフトウェアで処理されます。

NBAR を設定するには、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_4t/qos/configuration/guide/qsnbar1.html


 

PFC QoS の機能概要

ネットワークは通常、 ベスト エフォート型 の配信方式で動作します。したがって、すべてのトラフィックに等しいプライオリティが与えられ、適度なタイミングで配信される可能性はどのトラフィックでも同等です。輻輳が発生した場合に廃棄される可能性についても、すべてのトラフィックで同等です。

QoS はネットワーク トラフィック(ユニキャストおよびマルチキャストの両方)を選択し、相対的な重要度に基づいてこれにプライオリティをつけ、この順番で処理を行うために輻輳回避を使用します。また、QoS は、ネットワーク トラフィックにより使用される帯域幅を制限することもできます。QoS を実装すると、ネットワーク パフォーマンスが予測可能になり、帯域幅をより効率的に利用できます。


) Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、キュー アーキテクチャ、および Weighted-Round Robin(WRR; 重み付きラウンドロビン)や Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)などの QoS キューイング機能は、Application Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向け集積回路)の固定構成に実装されます。キューイング アーキテクチャは再設定できません。詳細については、「受信キュー」および「送信キュー」を参照してください。


ここでは、PFC QoS について説明します。

「PFC QoS によってサポートされるハードウェア」

「QoS の用語」

「PFC QoS 機能のフローチャート」

「PFC QoS 機能の概要」

「入力 LAN ポートの機能」

「PFC マーキングおよびポリシング」

「LAN 出力ポートの機能」

「PFC QoS 統計データ エクスポート」

PFC QoS によってサポートされるハードウェア

Release 12.1(11a)E 以降では、PFC QoS は LAN ポートと Optical Services Module(OSM; オプティカル サービス モジュール)ポートの両方をサポートしています。

LAN ポート とは、4 ポート ギガビット イーサネット WAN(GBIC)モジュール(OSM-4GE-WAN)を除く、イーサネット スイッチング モジュール上のイーサネット ポートです。OSM-4GE-WAN モジュールを除き、OSM は、WAN ポートの他に 4 つのイーサネット LAN ポートを備えています。初期のリリースでは、PFC QoS は LAN ポートだけをサポートしています。

OSM ポート とは、OSM 上の WAN ポートです。PFC は、OSM ポートからのトラフィックに対して、入力 QoS を提供します。詳細については、次の項を参照してください。

「入力 OSM ポートの機能」

「出力 OSM ポートの機能」

「PFC マーキングおよびポリシング」

「ポリシー マップの付加」

「イーサネット LAN ポートおよび OSM 入力ポートの信頼状態の設定」

その他の OSM QoS 機能については、次の資料を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/routers/7600/install_config/12.2SX_OSM_config/OSMConfigurationNote12.2SX.html

PFC は、FlexWAN モジュール ポートに対して QoS を提供しません。その他の FlexWAN モジュール QoS 機能については、次の資料を参照してください。

Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide 、Release 12.1:

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1/qos/configuration/guide/qos_c.html

Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 、Release 12.1:

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1/qos/command/reference/qos_r.html

Class-Based Marking

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1t/12_1t5/feature/guide/cbpmark2.html

Traffic Policing

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1t/12_1t5/feature/guide/dtpoli.html

Distributed Class-Based Weighted Fair Queueing and Distributed Weighted Random Early Detection

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1t/12_1t5/feature/guide/dtcbwred.html

Distributed Low Latency Queueing

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1t/12_1t5/feature/guide/dtllqvip.html

Configuring Burst Size in Low Latency Queueing

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1t/12_1t3/feature/guide/dtcfgbst.html

Distributed Traffic Shaping

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1t/12_1t5/feature/guide/dtdts.html

MPLS QoS:

http://www.cisco.com/en/US/docs/routers/7600/install_config/12.2SX_OSM_config/mpls.html

QoS の用語

ここでは、QoS 用語の一部を定義します。

パケット :レイヤ 3 でトラフィックを伝送します。

フレーム :レイヤ 2 でトラフィックを伝送します。レイヤ 2 フレームはレイヤ 3 パケットを伝送します。

ラベル :レイヤ 3 パケットおよびレイヤ 2 フレームで伝送されるプライオリティ値です。

レイヤ 2 Class of Service(CoS; サービス クラス)の値の範囲は 0 ~ 7 で、数値が高いほどプライオリティは高くなります。

レイヤ 2 Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)フレーム ヘッダーには、最下位 3 ビットに IEEE 802.1p CoS 値を含む 1 バイトのユーザ フィールドがあります。

レイヤ 2 802.1Q フレーム ヘッダーには、ユーザ プライオリティ ビットと呼ばれる最下位 3 ビットに CoS 値を含む 2 バイトのタグ制御情報フィールドがあります。

その他のフレーム タイプは、レイヤ 2 CoS 値を伝送できません。


) レイヤ 2 ISL トランクとして設定された LAN ポートでは、すべてのトラフィックが ISL フレームに入っています。レイヤ 2 802.1Q トランクとして設定された LAN ポートでは、ネイティブ VLAN のトラフィックを除くすべてのトラフィックが 802.1Q フレームに入っています。


レイヤ 3 IP precedence 値:IP バージョン 4 仕様では、1 バイトの Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)フィールドの最上位 3 ビットは、IP precedence と定義されています。IP precedence 値の範囲は 0 ~ 7 で、数値が高いほどプライオリティは高くなります。

レイヤ 3 Differentiated Services Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)値:Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)は 1 バイトの IP ToS フィールドの最上位 6 ビットを DSCP と定義しています。特定の DSCP 値が示す Per-Hop Behavior(PHB)は設定可能です。DSCP 値の範囲は 0 ~ 63 です(「DSCP 値マッピングの設定」を参照)。


) レイヤ 3 IP パケットは、IP precedence 値、または DSCP 値を伝送できます。PFC QoS では、DSCP 値には、IP precedence 値との下位互換性があるため、いずれの値でも使用できます(表 31-1を参照)。


 

表 31-1 IP precedence 値と DSCP 値

3 ビット IP
Precedence
ToS の MSb 上位 6 ビット1
6 ビット
DSCP
 
3 ビット IP
Precedence
ToS の MSb 上位 6 ビット1
6 ビット
DSCP
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1.MSb = Most Significant bit(最上位ビット)

分類 とは、マーキングするトラフィックを選択することです。

マーキング とは、RFC 2475 によると、レイヤ 3 の DSCP 値をパケットに設定する処理です。このマニュアルでは、マーキングの定義を拡大して、レイヤ 2 CoS 値の設定までを含めています。

スケジューリング :レイヤ 2 フレームをキューに割り当てることです。PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値に基づいて、フレームをキューに割り当てます。

輻輳回避 は、プライオリティの高いレイヤ 2 CoS 値を持つレイヤ 2 フレームのために、入力 LAN ポートおよび出力 LAN ポートの容量を PFC QoS で確保しておく処理です。PFC QoS では、レイヤ 2 CoS 値ベースの廃棄スレッシュホールドによって輻輳回避を実行します。廃棄スレッシュホールドは、キュー バッファ使用率であり、この割合に達すると、特定のレイヤ 2 CoS 値を持つフレームが廃棄され、よりプライオリティの高いレイヤ 2 CoS 値を持つフレーム用に利用可能なバッファが残されます。

ポリシング :トラフィック フローが使用する帯域幅を制限する処理です。ポリシングは、Policy Feature Card(PFC; ポリシー フィーチャ カード)、または Policy Feature Card 2(PFC2; ポリシー フィーチャ カード 2)および Distributed Forwarding Cards(DFC; 分散型フォワーディング カード)で行われます。ポリシングによって、トラフィックのマーキングまたは廃棄が可能になります。

PFC QoS 機能のフローチャート

図 31-1 は、PFC QoS 機能をサポートするコンポーネントの間のトラフィック フローを示します。

図 31-1 PFC2 での PFC QoS 機能間のトラフィック フロー

 


) PFC QoS は、Release 12.1(11a)E 以降の OSM からのトラフィックをサポートしています。


図 31-2 PFC での PFC QoS 機能間のトラフィック フロー

 


) • PFC は、FlexWAN トラフィックに対するレイヤ 3 スイッチングは提供できますが、FlexWAN トラフィックに対する PFC QoS は提供しません。

PFC QoS は、FlexWAN 入力トラフィックの ToS バイトを変更しません。

レイヤ 3 スイッチングされるトラフィックは MSFC を通過せず、PFC によって割り当てられるレイヤ 2 CoS 値を維持します。


 

図 31-3 から図 31-8 は、PFC QoS 機能がどのようにスイッチ コンポーネントに実装されているかを示しています。

図 31-3 入力 LAN ポートのレイヤ 2 PFC QoS 機能

 

図 31-4 PFC 分類、マーキング、およびポリシング

 

図 31-5 PFC2 および Multilayer Switch Feature Card(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)2 を使ったマーキング

 

図 31-6 PFC1 およびマルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード 1 または 2 を使ったマーキング

 

図 31-7 出力 WAN ポートでのマーキング

 

図 31-8 出力 LAN ポートでのスケジューリング、輻輳回避、およびマーキング

 

入力 LAN ポートの機能

PFC QoS は、入力 LAN ポートでレイヤ 2 CoS 値を使用して、分類、マーキング、スケジューリング、および輻輳回避をサポートします。入力 LAN ポートでの分類、マーキング、スケジューリング、および輻輳回避では、レイヤ 3 IP precedence 値、または DSCP 値は使用および設定されません。入力 LAN ポートの信頼状態を設定し、この信頼状態を、PFC がレイヤ 3 IP precedence 値または DSCP 値、およびレイヤ 2 CoS 値を設定するときに使用させることができます。図 31-3、および「入力 LAN ポートの機能」を参照してください。

入力 OSM ポートの機能

PFC QoS は、入力 OSM ポートから受信したすべてのトラフィックに、0 の CoS を対応付けます。入力 OSM ポートの信頼状態を設定し、この信頼状態を、PFC がレイヤ 3 IP precedence 値または DSCP 値、およびレイヤ 2 CoS 値を設定するときに使用させることができます。各入力 OSM ポートの信頼状態を、次のように設定できます。

untrusted(デフォルト)

trust IP precedence

trust DSCP

Trust CoS(OSM ポートでは、デフォルトのポート CoS 値を設定できないため、CoS 値は常に 0 です)

PFC QoS の機能

PFC では、PFC QoS により、ポリシー マップを使用した入力分類、マーキング、およびポリシングがサポートされています。1 つの入力ポートに付加できるポリシー マップは 1 つだけです。各ポリシー マップには、複数のポリシー マップ クラスを含めることができます。この入力ポートを通じて受診されたトラフィックのタイプごとに、個別のポリシー マップ クラスを設定できます。「PFC マーキングおよびポリシング」を参照してください。


) • mls qos queueing-only コマンドを使用して、グローバルにマーキング、およびポリシングをディセーブルにできます(「queueing-only モードのイネーブル化」を参照)。

no mls qos インターフェイス コマンドを使用して、インターフェイス単位でマーキング、およびポリシングをディセーブルにできます(「インターフェイスでの PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化」を参照)。


 

出力 LAN ポートの機能

PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値を使用して、出力 LAN ポートのスケジューリングおよび輻輳回避をサポートします。出力 LAN ポート マーキングは、レイヤ 2 CoS 値、およびレイヤ 3 DSCP 値を設定します。「LAN 出力ポートの機能」を参照してください。

出力 OSM ポートの機能

入力 PFC QoS により、OSM 出力 QoS 機能で使用されるレイヤ 3 DSCP 値が設定されます。

MSFC の機能

PFC QoS は、書き換えられたレイヤ 3 DSCP 値とともに MSFC に伝送された IP トラフィックをマーキングします。PFC2 では、MSFC2 から出力ポートへ送信されるすべてのトラフィックにおいて、CoS は IP precedence と同じ値です。PFC1 では CoS はゼロ(0)です。


) レイヤ 3 スイッチングされるトラフィックは MSFC を通過せず、PFC によって割り当てられる CoS 値を維持します。


入力 LAN ポートの信頼状態

入力 LAN ポートの信頼状態によって、そのポートが受信したレイヤ 2 フレームをどのようにマーキング、スケジューリング、および分類するか、また、輻輳回避を実行するかどうかが決まります。各入力 LAN ポートの信頼状態を、次のように設定できます。

untrusted(デフォルト)

trust IP precedence(ギガビット イーサネットを除く 1q4t LAN ポートではサポートされていません)

trust DSCP(ギガビット イーサネットを除く 1q4t LAN ポートではサポートされていません)

trust CoS(ギガビット イーサネットを除く 1q4t LAN ポートではサポートされていません)

「イーサネット LAN ポートおよび OSM 入力ポートの信頼状態の設定」を参照してください。PFC QoS では、入力 LAN ポートの輻輳回避は、trust CoS に設定された LAN ポートだけに実装されます。


) 入力 LAN ポートでのマーキング、スケジューリング、および輻輳回避では、レイヤ 2 CoS 値が使用されます。レイヤ 3 の IP precedence 値または DSCP 値は使用および設定されません。


信頼できない入力 LAN ポートでのマーキング

PFC QoS は、信頼できない入力 LAN ポートから受信されたすべてのフレームを、入力ポートの CoS 値(デフォルト値は 0)でマーキングします。PFC QoS は、信頼できない入力 LAN ポートに、入力ポートの輻輳回避を実装しません。


) • 信頼できないトラフィックに適用された入力ポートの CoS 値を出力 DSCP の基準として使用するには、この入力トラフィックと一致し、信頼できる CoS ポリシー マップを設定します。

入力ポートの CoS 値は、入力 LAN ポートごとに設定できます(「入力 LAN ポート CoS 値の設定」を参照)。


 

信頼できる入力 LAN ポートでのマーキング

信頼できる入力 LAN ポートから ISL フレームがCatalyst 6500 シリーズ スイッチに入ると、PFC QoS はユーザ フィールドの最下位 3 ビットを CoS 値として受け取ります。信頼できる入力 LAN ポートから 802.1Q フレームがスイッチに入ると、PFC QoS はユーザ プライオリティ ビットを CoS 値として受け取ります。PFC QoS では、タグなしフレームで受信したすべてのトラフィックが、入力ポートの CoS 値でマーキングされます。


) • PFC QoS は、トラフィックの信頼状態を変更するポリシー マップが使用されている場合を除き、信頼できるタグ付きトラフィックで受信した CoS 値を出力 DSCP の基準として使用します。

PFC QoS は、トラフィックの信頼状態を変更するポリシー マップが使用されている場合を除き、信頼できるタグなしのトラフィックに適用される入力ポートの CoS 値を出力 DSCP の基準として使用します。

入力ポートの CoS 値は、入力 LAN ポートごとに設定できます(「入力 LAN ポート CoS 値の設定」を参照)。


 

入力 LAN ポートでのスケジューリングおよび輻輳回避

trust CoS と設定された入力 LAN ポートでは、輻輳を回避するために、PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値に基づいた受信キューの廃棄スレッシュホールドを使用します(「イーサネット LAN ポートおよび OSM 入力ポートの信頼状態の設定」を参照)。

受信キュー

LAN ポートのキュー構造を表示するには、 show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet } slot/port | include type コマンドを使用します。

1q2t は、1 つの設定変更可能なテール廃棄スレッシュホールドおよび 1 つの設定変更できないテール廃棄スレッシュホールドがある、1 つの標準キューを意味します。

1q4t は、4 つの設定変更可能なテール廃棄スレッシュホールドがある 1 つの標準キューを意味します(ギガビット イーサネット ポートだけで使用可能です)。

1p1q4t は、完全優先キュー 1 つ、および 4 つの設定変更可能なテール廃棄スレッシュホールドがある標準キュー 1 つを意味します。

1p1q0t は、完全優先キュー 1 つ、および設定変更可能なスレッシュホールドがない標準キュー(実質的には 100% のテール廃棄スレッシュホールド)1 つを意味します。

1p1q8t は、完全優先キュー 1 つ、それぞれ WRED 廃棄またはテール廃棄のいずれかに設定可能な 8 つのスレッシュホールドがある標準キュー 1 つ、および設定変更できない(100%)テール廃棄スレッシュホールド 1 つを意味します。

完全優先キューは、その他のキューすべてに優先して処理されるキューです。PFC QoS サービスは、完全優先キュー内のトラフィックを処理してから、標準キューを処理します。標準キューを処理するとき、PFC QoS サービスはパケットの受信後、完全優先キュー内のトラフィックを調べます。PFC QoS は完全優先キュー内でトラフィックを検出すると、標準キューの処理を中断し、先に完全優先キュー内のすべてのトラフィックを処理してから、標準キューに戻ります。

スケジューリング

PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値に基づき、受信キューを使ってトラフィックをスケジューリングします。 1p1q4t 1p1q0t 、および 1p1q8t デフォルト設定では、PFC QoS は CoS が 5 であるトラフィックをすべて、完全優先キューに、その他のトラフィックを標準キューに割り当てます。 1q4t デフォルト設定では、PFC QoS はすべてのトラフィックを標準キューに割り当てます。

輻輳回避

入力 LAN ポートが trust CoS に設定されている場合、受信トラフィックの輻輳を回避するために、PFC QoS は、レイヤ 2 CoS 値に基づいた受信キューの廃棄スレッシュホールドを実装します。

1q2t 入力 LAN ポートのデフォルト廃棄スレッシュホールド設定は次のとおりです。

CoS が 0、1、2、3、または 4 のフレームのテール廃棄スレッシュホールドは 1 に設定されます。この場合、標準受信キュー バッファが 80% 満たされていると、スイッチは入力フレームを廃棄します。

CoS が 5、6、または 7 のフレームのテール廃棄スレッシュホールドは 2 に設定されます。この場合、標準受信キュー バッファが 100% 満たされていると、スイッチは入力フレームを廃棄します。

1q4t 入力 LAN ポートのデフォルト廃棄スレッシュホールド設定は次のとおりです。

受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、受信キュー バッファが 50% 以上、満たされている場合、スイッチは CoS が 0 または 1 の受信フレームを廃棄します。

受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、受信キュー バッファが 60% 以上、満たされている場合、スイッチは CoS が 2 または 3 の受信フレームを廃棄します。

受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 3 を使用すると、受信キュー バッファが 80% 以上、満たされている場合、スイッチは CoS が 4 または 5 の受信フレームを廃棄します。

受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 4 を使用すると、受信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは CoS が 6 または 7 の受信フレームを廃棄します。

1p1q4t 入力 LAN ポートのデフォルト廃棄スレッシュホールド設定は次のとおりです。

CoS が 5 のフレームは完全優先受信キュー(キュー 2)に入ります。ここで、完全優先受信キュー バッファが 100% 満たされている場合だけ、スイッチは入力フレームを廃棄します。

CoS が 0、1、2、3、4、6、または 7 のフレームは、標準受信キューに入ります。

標準受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、受信キュー バッファが 50% 以上、満たされている場合、スイッチは CoS が 0 または 1 の受信フレームを廃棄します。

標準受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、受信キュー バッファが 60% 以上、満たされている場合、スイッチは CoS が 2 または 3 の受信フレームを廃棄します。

標準受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 3 を使用すると、受信キュー バッファが 80% 以上、満たされている場合、スイッチは CoS が 4 の受信フレームを廃棄します。

標準受信キューのテール廃棄スレッシュホールドに 4 を使用すると、受信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは CoS が 6 または 7 の受信フレームを廃棄します。

1p1q0t 入力 LAN ポートのデフォルト廃棄スレッシュホールド設定は次のとおりです。

CoS が 5 のフレームは完全優先受信キュー(キュー 2)に入ります。ここで、完全優先受信キュー バッファが 100% 満たされている場合だけ、スイッチは入力フレームを廃棄します。

CoS が 0、1、2、3、4、6、または 7 のフレームは、標準受信キューに入ります。受信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは受信フレームを廃棄します。

1p1q8t ポートのデフォルト廃棄スレッシュホールドは次のとおりです。

CoS が 5 のフレームは完全優先受信キュー(キュー 2)に入ります。ここで、完全優先受信キュー バッファが 100% 満たされている場合だけ、スイッチは入力フレームを廃棄します。

CoS が 0、1、2、3、4、6、または 7 のフレームは、次のように、WRED 廃棄スレッシュホールドを使用する標準受信キューに入ります。

CoS が 0 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、受信キュー バッファが 40% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 70% 以上、満たされたときに CoS が 0 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 1 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、受信キュー バッファが 40% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 70% 以上、満たされたときに CoS が 1 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 2 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 3 を使用すると、受信キュー バッファが 50% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 80% 以上、満たされたときに CoS が 2 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 3 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 4 を使用すると、受信キュー バッファが 50% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 80% 以上、満たされたときに CoS が 3 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 4 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 5 を使用すると、受信キュー バッファが 60% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 90% 以上、満たされたときに CoS が 4 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 6 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 6 を使用すると、受信キュー バッファが 60% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 90% 以上、満たされたときに CoS が 6 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 7 の受信フレームに対して標準受信キューの WRED 廃棄スレッシュホールドに 7 を使用すると、受信キュー バッファが 70% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 100% 以上満たされたときに CoS が 7 のフレームをすべて廃棄します。


) テール廃棄スレッシュホールドおよび WRED 廃棄スレッシュホールドの両方を使用するように標準受信キューを設定するには、CoS 値をキューにマッピングするか、またはキューおよびスレッシュホールドにマッピングします。スイッチでは、キューだけにマッピングされている CoS 値を伝送するトラフィックには、テール廃棄スレッシュホールドが使用されます。キューおよびスレッシュホールドにマッピングされている CoS 値を伝送するトラフィックには、WRED 廃棄スレッシュホールドが使用されます。「標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定」を参照してください。



) このセクションの説明では、デフォルト値が使用されています。多数のパラメータを設定できます(「PFC QoS の設定」を参照)。同じタイプの LAN ポートは、すべて同じ廃棄スレッシュホールドの設定を使用します。


図 31-9 に、 1q4t 入力 LAN ポートの廃棄スレッシュホールドを示します。他の設定でも、廃棄スレッシュホールドは同様に機能します。

図 31-9 受信キューの廃棄スレッシュホールド

 

PFC マーキングおよびポリシング


) • Release 12.1(12c)E1 以降のリリースで、ポリシングを行わずに信頼できないトラフィックをマーク付けするには、set ip dscp または set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドを使用します(「ポリシー マップ クラス アクションの設定」を参照)。

それよりも前のリリースで、ポリシングを行わずに信頼できないトラフィックをマーク付けするには、マーク付けを行うだけで、ポリシングを行わないポリサーを作成します。


 

ここでは、PFC マーキングおよびポリシングについて説明します。

「内部 DSCP 値」

「ポリシー マップ」

「ポリサー」

「ポリシー マップの付加」

「出力 CoS および ToS 値」


) PFC QoS のフィルタリングには、レイヤ 2、3、および 4 の値を使用します。マーキングには、レイヤ 2 CoS 値、およびレイヤ 3 IP precedence 値、または DSCP 値を使用します。


内部 DSCP 値

ここでは、内部 DSCP 値について説明します。

「内部 DSCP ソース」

「出力 DSCP および CoS ソース」

内部 DSCP ソース

PFC QoS は処理中、すべてのトラフィック(非 IP トラフィックを含む)のプライオリティを、内部 DSCP 値で表します。PFC QoS は、次の値から内部 DSCP 値を作成します。

trust-cos トラフィックでは、受信または入力ポート レイヤ 2 CoS 値から


) 信頼されていない入力 LAN ポートからのトラフィックは入力ポートの CoS 値を持ちます。もし、信頼されていない入力イーサネット ポートからのトラフィックが、trust-cos ポリサーと一致する場合、PFC QoS は、入力ポートの CoS 値から内部 DSCP 値を導出します。


trust-ipprec トラフィックでは、受信 IP precedence 値から

trust-dscp トラフィックでは、受信 DSCP 値から

untrusted トラフィックでは、入力ポートの CoS または設定された DSCP 値から

トラフィックの信頼状態は、一致する ACE により別途設定されている場合を除き、入力 LAN ポートの信頼状態です。


trust-cos ポリサーは、信頼できない入力 LAN ポートからのトラフィックで受信した CoS を元に戻すことはできません。信頼できない入力 LAN ポートからのトラフィックには、常に入力ポートの CoS 値が含まれます。


PFC QoS は設定可能なマッピング テーブルを使用して、3 ビット値である CoS または IP precedence から、6 ビットの初期内部 DSCP 値を導出します(「受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング」、または「受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング」を参照)。

出力 DSCP および CoS ソース

出力 IP トラフィックでは、PFC QoS は内部 DSCP 値から ToS バイトを作成し、これを出力ポートに送信します。この値は、IP パケットに書き込まれます。 trust-dscp および untrusted IP トラフィックの場合、ToS バイトには、受信した ToS バイトの元の最下位 2 ビットが含まれます。


) 内部 DSCP 値には、IP precedence 値と同じ機能があります(表 31-1を参照)。


すべての出力トラフィックについて、PFC QoS は設定変更可能なマッピング テーブルを使用して、トラフィックと対応付けられた内部 DSCP 値から CoS 値を導出します(「内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピング」を参照)。CoS 値は出力 LAN ポートに送られます。この値はスケジューリングに使用される他、ISL フレームおよび 802.1Q フレームに書き込まれます。

ポリシー マップ


) • mls qos queueing-only コマンドを使用して、グローバルにマーキング、およびポリシングをディセーブルにできます(「queueing-only モードのイネーブル化」を参照)。

no mls qos インターフェイス コマンドを使用して、インターフェイス単位でマーキング、およびポリシングをディセーブルにできます(「インターフェイスでの PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化」を参照)。


 

PFC は、ポリシー マップを使用して、フィルタリング、マーキング、およびポリシングをサポートします(「ポリシー マップの設定」を参照)。各ポリシー マップには、複数のポリシー マップ クラスを含めることができます。受信トラフィックのタイプごとに、異なるポリシー マップ クラスを設定できます。

ポリシー マップ クラスは、次のアイテムを使用してフィルタリングを指定します。

Cisco IOS Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)(IP では任意、IPX および MAC レイヤ フィルタリングでは必須)

レイヤ 3 IP precedence および DSCP 値に対するクラス マップの match コマンド

ポリシー マップ クラスでは、次のオプション コマンドを使用してフィルタリングを指定します。

(任意)ポリシー マップ クラスの trust コマンド。指定されている場合、PFC QoS は、一致したトラフィックに、ポリシー マップ クラスの信頼状態を適用します。ポリシー マップクラスの信頼状態は、入力 LAN ポートの信頼状態よりも優先されます。


) トラフィックが、trust コマンドを含まないポリシー マップクラスと一致する場合、信頼状態は、入力 LAN ポートでセットされた状態のままとなります。


(任意)aggregate ポリサーおよび microflow ポリサー。これらは帯域幅限度を使用して、適合するトラフィックと適合しないトラフィックの両方について、マーキングまたは廃棄のいずれかを実行します。「PFC マーキングおよびポリシング」を参照してください。

PFC は入力 LAN ポート設定、または trust ポリシー マップ クラス コマンドにより設定された信頼状態を使用して、送信前に、出力ポートによりパケットおよびフレームに書き込まれるレイヤ 2 およびレイヤ 3 PFC QoS ラベルを選択します。

trust IP precedence:内部 DSCP 値を受信 IP precedence に基づいてマップされた値に設定します(「受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング」を参照)。

trust DSCP:内部 DSCP 値を受信した DSCP 値に設定します。

trust CoS:内部 DSCP 値を受信した CoS またはポート CoS に基づいてマップされた値に設定します。trust CoS では、次の点に注意してください。

CoS を信頼するように設定されていないポートを通じて受信したトラフィックでは、受信した CoS はポート CoS で上書きされます。

受信した CoS は、CoS を信頼するように設定されているポートを通じて受信したトラフィックだけで保持されます。

ポートの信頼状態に関係なく、ポート CoS はタグなしフレームで受信されたトラフィックすべてに適用されます。

マッピングについては、「受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング」を参照してください。

untrusted:内部 DSCP 値を設定済み DSCP 値に設定します。


) デフォルト値では、PFC QoS は、untrusted と設定された入力 LAN ポートからのトラフィックに DSCP 0 を適用します。


ポリサー


conform-action transmit キーワードによるポリシングは、一致するトラフィックの入力 LAN ポート信頼状態(trust DSCP、または trust ポリシー マップ クラス コマンドで定義された信頼状態)よりも優先されます(「ポリシー マップ クラスの信頼状態の設定」を参照)。


次の処理を行うポリサーを作成できます。

トラフィックのマーキング

帯域幅利用の制限およびトラフィックのマーキング

詳細については、「名前付き aggregate ポリサーの作成」および「ポリシー マップ クラス アクションの設定」を参照してください。

ポリシング レートはレイヤ 3 のパケット サイズを基準にしています。帯域幅利用限度は、Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)で指定します。PFC2 では、より高い Peak Information Rate(PIR; 最大情報レート)も指定できます。レートを超過するパケットは、「プロファイル外」、つまり「不適合」と見なされます。

ポリサーごとに、不適合なパケットを廃棄するか、または新しい DSCP 値を適用するかを指定します(新しい DSCP 値を適用することを「マークダウン」といいます)。不適合なパケットは、元のプライオリティを維持しないため、適合するパケットが消費した帯域幅の一部としてはカウントされません。

PFC2 では、PIR を設定する場合、PIR に不適合な場合のアクションは、CIR に不適合な場合のアクションよりも厳しいものになります。たとえば、CIR に不適合な場合のアクションがトラフィックをマークダウンするというアクションである場合、PIR に不適合な場合のアクションを、トラフィックを送信するというアクションにはできません。

PFC QoS はあらゆるポリサーで、設定変更可能なグローバル テーブルを使用して、内部 DSCP 値をマークダウンされた DSCP 値にマッピングします(「DSCP マークダウン値の設定」を参照)。マークダウンが発生すると、PFC QoS はこのテーブルからマークダウンされた DSCP 値を取得します。ユーザが個々のポリサーでマークダウン後の DSCP 値を指定できません。


) デフォルトでは、マークダウン テーブルは、マークダウンが起こらないように設定されています。つまり、マークダウンされた DSCP 値は、元の DSCP 値と同じです。マークダウンをイネーブルにするには、ネットワークに合わせてテーブルを適切に設定します。


作成できるポリサーには、 aggregate microflow の 2 種類があります。

PFC QoS は、1 つの aggregate ポリサーで指定される帯域幅限度を、一致するトラフィックのすべてのフローに対して累積方式で適用します。最大 1023 個の aggregate ポリサーを作成できます。作成できる aggregate ポリサーには named と per port の 2 種類があります。いずれのタイプでも、複数のポートに接続できます。

ポリシー マップ クラスのインターフェイス別 aggregate ポリサーは、 police コマンドを使用して定義します。インターフェイス別 aggregate ポリサーを複数の入力ポートに付加すると、各入力ポート上の一致するトラフィックが個別にポリシングされます。

名前付き aggregate ポリサーは、 mls qos aggregate-policer コマンドを使用して作成します。名前付き aggregate ポリサーを複数の入力ポートに付加すると、そのポリサーが付加された全入力ポートからの一致するトラフィックがポリシングされます。


) aggregate ポリシングは、DFC を装備した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を装備していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を装備した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を装備した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を装備していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


PFC QoS は、microflow ポリサーで指定される帯域幅限度を、次のように、一致するトラフィックの各フローに対して個別に適用します。

microflow ポリサーは、最大 63 種類のレートとバースト パラメータの組み合わせを使用して作成できます。

ポリシー マップ クラスの microflow ポリサーは、 police flow コマンドを使用して作成します。

IPX microflow ポリシングの場合、PFC QoS は、送信元ノードまたは送信元ソケットが異なるトラフィックを含め、同じ送信元ネットワーク、宛先ネットワーク、および宛先ノードを持つ IPX トラフィックは同じフローの一部であると見なします。

MAC レイヤ microflow ポリシングの場合、PFC QoS はプロトコルおよび送信元と宛先の MAC レイヤ アドレスが同じである MAC レイヤ トラフィックについては、ethertype が違っていても、同じフローの一部であると見なします。

デフォルトでは、microflow ポリサーは MSFC がルーティングするトラフィックだけに影響します。それ以外のトラフィック(ブリッジ グループのトラフィックも含む)の microflow ポリシングをイネーブルにするには、 mls qos bridged コマンドを使用します(「ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化」を参照)。

各ポリシー マップ クラスに aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーの両方を含めると、単独の帯域利用率と、他のフローと合算された帯域利用率に基づいて、フローのポリシングを行うことができます。


) トラフィックに aggregate ポリシングと microflow ポリシングを実行する場合、aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーを同じポリシー マップ クラスに組み込み、各ポリサーで同じ conform-action キーワード オプション(dropset-dscp-transmitset-prec-transmit、または transmit)を使用する必要があります


たとえば、グループの個々のメンバーに適した帯域幅限度を設定して microflow ポリサーを作成し、さらに、グループ全体として適切な帯域幅限度を設定して名前付き aggregate ポリサーを作成できます。グループのトラフィックと一致するポリシー マップ クラスに、この両方のポリサーを含めます。この組み合わせは、個々のフローには別々に作用し、グループには集約的に作用します。

ポリシー マップ クラスに aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーの両方が含まれている場合、PFC QoS はいずれかのポリサーに基づいて不適合なステータスに対応し、そのポリサーの指定に従って、新しい DSCP 値を適用するか、またはパケットを廃棄します。両方のポリサーから不適合なステータスが戻された場合には、いずれかのポリサーでパケットの廃棄が指定されていれば、パケットは廃棄されます。指定されていない場合は、マークダウンされた DSCP 値が適用されます。


) 矛盾した結果が生じないように、同一の aggregate ポリサーでポリシングするすべてのトラフィックで、信頼状態が同じであることを確認してください。


ポリシー マップの付加

各入力 LAN ポートは、物理ポート ベースの PFC QoS(デフォルト)または VLAN ベースの PFC QoS のいずれかに対応するように設定し(「レイヤ 2 LAN ポートでの VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化」を参照)、選択したポートにポリシー マップを付加できます(「インターフェイスへのポリシー マップの付加」を参照)。

ポート ベースの PFC QoS を設定するポートの場合、次のように入力 LAN ポートにポリシー マップを付加します。

非トランク入力 LAN ポートをポート ベースの PFC QoS 用に設定すると、そのポートを通じて受信するすべてのトラフィックは、ポートに付加されたポリシー マップに従って、分類、マーキング、およびポリシングされます。

トランク入力 LAN ポートをポート ベースの PFC QoS 用に設定すると、そのポートを通じて受信する VLAN すべて のトラフィックは、ポートに付加されたポリシー マップに従って、分類、マーキング、およびポリシングされます。

非トランク入力 LAN ポートを VLAN ベースの PFC QoS 用に設定すると、そのポートを通じて受信するすべてのトラフィックは、 ポートの VLAN に付加されたポリシー マップに従って、分類、マーキング、およびポリシングされます。

非トランク入力 LAN ポートを VLAN ベースの PFC QoS 用に設定すると、そのポートを通じて受信するすべてのトラフィックは、 トラフィックの VLAN に付加されたポリシー マップに従って、分類、マーキング、およびポリシングされます。

ポリシー マップは OSM ポートに接続できます。

出力 CoS および ToS 値

PFC QoS は、ポリシー マップの信頼状態とポリサーにより指定されたとおり、CoS および ToS 値をトラフィックと関連付けます(「内部 DSCP 値」を参照)。関連付けられた CoS および ToS は、出力ポートで使用されます(「LAN 出力ポートの機能」を参照)。

LAN 出力ポートの機能

ここでは、PFC QoS が CoS 値に基づいて送信キューを通じてトラフィックをスケジューリングする方法、および出力 LAN ポートから送信されるトラフィックの輻輳を回避するために、CoS 値に基づいた受信キューの廃棄スレッシュホールドを使用する方法を説明します。

「送信キュー」

「スケジューリングおよび輻輳回避」

「マーキング」


) 出力 LAN ポート スケジューリング、および輻輳回避には、レイヤ 2 CoS 値が使用されます。出力 LAN ポート マーキングは、レイヤ 2 CoS 値をトランク トラフィックに、レイヤ 3 ToS バイトをすべての IP トラフィックに書き込みます。


送信キュー

出力 LAN ポートのキュー構造を表示するには、 show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet } slot/port | include type コマンドを使用します。

このコマンドを実行すると、次のいずれかが表示されます。

2q2t 。それぞれ 2 つの設定変更可能なテール廃棄スレッシュホールドがある 2 つの標準キューを意味します。

1p2q2t 。完全優先キュー 1 つ、およびそれぞれ 2 つの設定変更可能な WRED 廃棄スレッシュホールドがある標準キュー 2 つを意味します。

1p3q1t 。完全優先キュー 1 つ、WRED 廃棄またはテール廃棄のいずれかに設定可能なスレッシュホールドをそれぞれ 1 つ持つ標準キュー 3 つ、および設定変更できないテール廃棄スレッシュホールド 1 つを意味します。

1p2q1t 。完全優先キュー 1 つ、設定可能な WRED 廃棄スレッシュホールドをそれぞれ 1 つの持つ標準キュー 2 つ、および設定変更できないテール廃棄スレッシュホールド 1 つを意味します。

すべてのポートタイプに、ロー プライオリティおよびハイ プライオリティ標準送信キューがあります。 1p3q1t ポートには、ミディアムプライオリティの標準送信キューがあります。 1p2q2t 1p3q1t 、および 1p2q1t ポートには、標準キューの他、完全優先送信キューがあります。

2q2t ポートのデフォルト PFC QoS 設定では、送信キューサイズの合計の最低 80% がロー プライオリティ標準キューに、最低 20% がハイ プライオリティ標準キューに割り当てられます。

1p2q2t 1p3q1t 、および 1p2q1t ポートでは、スイッチは完全優先キュー内のトラフィックを処理してから、標準キューを処理します。標準キューを処理するとき、スイッチはパケットの送信後、完全優先キュー内のトラフィックを調べます。スイッチは完全優先キュー内でトラフィックを検出すると、標準キューの処理を中断し、先に完全優先キュー内のすべてのトラフィックを処理してから、標準キューに戻ります。

1p2q2t ポートのデフォルト PFC QoS 設定では、送信キューサイズの合計の最低 70% がロー プライオリティ標準キューに、最低 15% がハイ プライオリティ標準キューに、最低 15% が完全優先キューに割り当てられます。

1p3q1t ポートでは、送信キューのサイズを設定できません。すべてのキューに均等に割り当てられます。

1p2q1t ポートのデフォルト PFC QoS 設定では、送信キューサイズの合計の最低 50% がロー プライオリティ標準キューに、最低 30% がハイ プライオリティ標準キューに、最低 20% が完全優先キューに割り当てられます。


) 送信キュー サイズは設定された値(「1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キューのサイズ比の設定」を参照)に制限されていますが、いかなるキューでも、使用可能な帯域幅をすべて使用できます(帯域幅は、その他のキューにトラフィックがない場合に限り、使用できます)。


スケジューリングおよび輻輳回避

ここでは、スケジューリングおよび輻輳回避について説明します。

「2q2t ポート」

「1p2q2t ポート」

「1p3q1t ポート」

「1p2q1t ポート」


) これらのセクションの説明では、デフォルト値が使用されています。多数のパラメータを設定できます(詳細については、「PFC QoS の設定」を参照してください)。同じタイプのポートは、すべて同じ廃棄スレッシュホールドの設定を使用します。


2q2t ポート

2q2t ポートでは、各送信キューは、次のように機能するテール廃棄スレッシュホールドを 2 つ持ちます。

CoS が 0、1、2、または 3 のフレームは、ロー プライオリティ送信キュー(キュー 1)に入ります。

送信キュー 1 のテール廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、ロー プライオリティ送信キュー バッファが 80% 満たされている場合、スイッチは CoS が 0 または 1 の受信フレームを廃棄します。

送信キュー 1 のテール廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、ロー プライオリティ送信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは CoS が 2 または 3 の受信フレームを廃棄します。

CoS が 4、5、6、または 7 のフレームは、ハイ プライオリティ送信キュー(キュー 2)に入ります。

送信キュー 2 のテール廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、ハイ プライオリティ送信キュー バッファが 80% 満たされている場合、スイッチは CoS が 4 または 5 の受信フレームを廃棄します。

送信キュー 2 のテール廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、ハイ プライオリティ送信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは CoS が 6 または 7 の受信フレームを廃棄します。

1p2q2t ポート

1p2q2t ポートには、完全優先キューが 1 つ、標準送信キューが 2 つあります。2 つの標準送信キューは、それぞれ 2 つの WRED 廃棄スレッシュホールドを持ちます。

CoS が 5 のフレームは完全優先送信キュー(キュー 3)に入ります。ここで、バッファが 100% 満たされている場合だけ、スイッチはフレームを廃棄します。

CoS が 0、1、2、または 3 のフレームは、ロー プライオリティ標準送信キュー(キュー 1)に入ります。

標準送信キュー 1 の WRED 廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、ロー プライオリティ送信キュー バッファが 80% 満たされている場合、スイッチは CoS が 0 または 1 の受信フレームを廃棄します。

標準送信キュー 1 の WRED 廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、ロー プライオリティ送信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは CoS が 2 または 3 の受信フレームを廃棄します。

CoS が 4、6、または 7 のフレームは、ハイ プライオリティ標準送信キュー(キュー 2)に入ります。

標準送信キュー 2 の WRED 廃棄スレッシュホールドに 1 を使用すると、ハイ プライオリティ送信キュー バッファが 80% 満たされている場合、スイッチは CoS が 4 の受信フレームを廃棄します。

標準送信キュー 2 の WRED 廃棄スレッシュホールドに 2 を使用すると、ハイ プライオリティ送信キュー バッファが 100% 満たされている場合、スイッチは CoS が 6 または 7 の受信フレームを廃棄します。

1p3q1t ポート

1p3q1t ポートには、完全優先キューが 1 つ、標準送信キューが 3 つあります。標準送信キューは、それぞれ WRED 廃棄スレッシュホールドを 1 つと、設定変更できないテール廃棄スレッシュホールドを 1 つ持ちます。

CoS が 5 のフレームは完全優先送信キュー(キュー 4)に入ります。ここで、バッファが 100% 満たされている場合だけ、スイッチはフレームを廃棄します。

CoS が 0、または 1 のフレームは、ロー プライオリティ標準送信キュー(キュー 1)に入ります。

CoS が 2、3、または 4 のフレームは、ミディアム プライオリティ標準送信キュー(キュー 2)に入ります。

CoS が 6、または 7 のフレームは、ハイ プライオリティ標準送信キュー(キュー 3)に入ります。


) 設定変更できない(100%)テール廃棄スレッシュホールドと設計可能な WRED 廃棄スレッシュホールドの両方を使用するように、個々の標準送信キューを設定することができます(「標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定」を参照)。


1p2q1t ポート

1p2q1t ポートには、完全優先キューが 1 つ、標準送信キューが 2 つあります。標準送信キューは、それぞれ WRED 廃棄スレッシュホールドを 1 つと、設定変更できないテール廃棄スレッシュホールドを 1 つ持ちます。

CoS が 5 のフレームは完全優先送信キュー(キュー 3)に入ります。ここで、バッファが 100% 満たされている場合だけ、スイッチはフレームを廃棄します。

標準送信キューには、WRED 廃棄スレッシュホールドがあります。

CoS が 0、1、2、または 3 のフレームは、ロー プライオリティ送信キュー(キュー 1)に入ります。ここで、ロー プライオリティ送信キュー バッファが 70% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 100% 満たされたときに、CoS が 0、1、2、または 3 のフレームをすべて廃棄します。

CoS が 4、6、または 7 のフレームは、ハイ プライオリティ送信キュー(キュー 2)に入ります。ここで、ロー プライオリティ送信キュー バッファが 70% 満たされたときに、スイッチはフレームの廃棄を開始し、このバッファが 100% 満たされたときに、CoS が 4、6、または 7 のフレームをすべて廃棄します。


) テール廃棄スレッシュホールドと WRED 廃棄スレッシュホールドの両方を使用するように、個々の標準送信キューを設定できます。「標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定」を参照してください。


マーキング

トラフィックがスイッチから送信されている場合、PFC QoS は IP パケットに ToS バイトを書き込みます。また、LAN ポートでは、PFC QoS は、スケジューリングと輻輳回避に使用された CoS 値を ISL および 802.1Q フレームに書き込みます(「出力 CoS および ToS 値」を参照)。

PFC QoS 統計データ エクスポート


) Release 12.1(11b)E 以降では、PFC QoS 統計データ エクスポートがサポートされています。


PFC QoS 統計データ エクスポート機能により、LAN ポート別および aggregate ポリサー別に利用率に関する情報を作成し、UDP パケットに格納して、トラフィックのモニタ、計画、アカウンティング用アプリケーションに転送できます。PFC QoS 統計情報データ エクスポートは、LAN ポート別および aggregate ポリサー別にイネーブルにできます。ポート別に生成された統計データは、入力パケット数と出力パケット数、およびバイト数で構成されます。aggregate ポリサー別に生成された統計データは、許可されたパケット数、およびポリシーで設定された速度を超えるパケット数で構成されます。

PFC QoS 統計データは一定の間隔で定期的に収集されますが、データがエクスポートされる間隔を設定できます。Catalyst 6500 シリーズ スイッチに設定されているすべてのポートおよび aggregate ポリサーに対するデフォルト設定では、PFC QoS 統計の収集はイネーブルに、データ エクスポート機能はディセーブルになっています。


) PFC QoS 統計データ エクスポート機能は、NetFlow Data Export(NDE; NetFlow データ エクスポート)から完全に独立していて、相互作用はありません。


PFC QoS のデフォルト設定

表 31-2 は、PFC QoS のデフォルト設定を示します。

 

表 31-2 PFC QoS のデフォルト設定

機能
デフォルト値

PFC QoS のグローバル イネーブル ステート

ディセーブル

(注) PFC QoS がイネーブルで、他のすべての PFC QoS パラメータがデフォルト値の場合、PFC QoS は、スイッチから送信されたすべてのトラフィックで、レイヤ 3 DSCP を 0 に、レイヤ 2 CoS を 0 に設定します。

PFC QoS のポート イネーブル ステート

PFC QoS がグローバルにイネーブルの場合、イネーブル

ポートの CoS 値

0

microflow ポリシング

イネーブル

VLAN 内 microflow ポリシング

ディセーブル

ポート ベースまたは VLAN ベースの PFC QoS

ポートベース

CoS/DSCP マップ
(CoS 値に基づき設定された DSCP)

CoS 0 = DSCP 0
CoS 1 = DSCP 8
CoS 2 = DSCP 16
CoS 3 = DSCP 24
CoS 4 = DSCP 32
CoS 5 = DSCP 40
CoS 6 = DSCP 48
CoS 7 = DSCP 56

IP precedence/DSCP マップ
(IP precedence 値に基づき設定された DSCP)

IP precedence 0 = DSCP 0
IP precedence 1 = DSCP 8
IP precedence 2 = DSCP 16
IP precedence 3 = DSCP 24
IP precedence 4 = DSCP 32
IP precedence 5 = DSCP 40
IP precedence 6 = DSCP 48
IP precedence 7 = DSCP 56

DSCP/CoS マップ
(DSCP 値に基づき設定された CoS)

DSCP 0 ~ 7 = CoS 0
DSCP 8 ~ 15 = CoS 1
DSCP 16 ~ 23 = CoS 2
DSCP 24 ~ 31 = CoS 3
DSCP 32 ~ 39 = CoS 4
DSCP 40 ~ 47 = CoS 5
DSCP 48 ~ 55 = CoS 6
DSCP 56 ~ 63 = CoS 7

DSCP マップからの DSCP のマークダウン

マークダウンされた DSCP 値は元の DSCP 値と等しい(マークダウンなし)

ポリサー

なし

ポリシー マップ

なし

PFC QoS がイネーブルの場合
 

入力 LAN ポートの信頼状態

信頼しない

2q2t 送信キュー サイズの割合

ロー プライオリティ:80%

ハイ プライオリティ:20%

1p2q2t 送信キュー サイズの割合

ロー プライオリティ:70%

ハイ プライオリティ:15%

完全優先:15%

1p2q1t 送信キュー サイズの割合

ロー プライオリティ:70%

ハイ プライオリティ:15%

完全優先:15%

1p2q1t 標準送信キューの帯域幅割り当て比率(ロー対ハイ プライオリティ)

100:255

2q2t 1p2q2t 、および 1p2q1t 標準送信キューの帯域幅割り当て比率(ロー対ハイ プライオリティ)

5:255

1p3q1t 標準送信キューの帯域幅割り当て比率(ロー対ミディアム対ハイ プライオリティ)

100:150:255

1q4t / 2q2t 受信キューおよび送信キューの CoS 値および廃棄スレッシュホールドのマッピング

受信キュー 1/廃棄スレッシュホールド 1(50%)および
送信キュー 1/廃棄スレッシュホールド 1(80%):CoS 0 および 1

受信キュー 1/廃棄スレッシュホールド 2(60%)および
送信キュー 1/廃棄スレッシュホールド 2(100%):CoS 2 および 3

受信キュー 1/廃棄スレッシュホールド 3(80%)および
送信キュー 2/廃棄スレッシュホールド 1(80%):CoS 4 および 5

受信キュー 1/廃棄スレッシュホールド 4(100%)および
送信キュー 2/廃棄スレッシュホールド 2(100%):CoS 6 および 7

1q2t ポートの受信キュー CoS 値/廃棄スレッシュホールド マッピングおよびスレッシュホールドの割合

受信キュー 1:

スレッシュホールド 1:

CoS 0、1、2、3、および 4

テール廃棄スレッシュホールド:80%

スレッシュホールド 2:

CoS 5、6、および 7

テール廃棄スレッシュホールド:100%(設定できない)

1p1q4t ポートの受信キュー CoS 値/廃棄スレッシュホールド マッピングおよびスレッシュホールドの割合

標準受信キュー:

スレッシュホールド 1:

CoS 0 および 1

テール廃棄:50%

スレッシュホールド 2:

CoS 2 および 3

テール廃棄:60%

スレッシュホールド 3:

CoS 4

テール廃棄:80%

スレッシュホールド 4:

CoS 6 および 7

テール廃棄:100%

完全優先受信キュー:

CoS 5

テール廃棄:100%(設定できない)

1p1q0t ポートの受信キュー CoS 値/廃棄スレッシュホールド マッピングおよびスレッシュホールドの割合

標準受信キュー 1:

CoS 0、1、2、3、4、6、および 7

テール廃棄:100%(設定できない)

完全優先受信キュー:

CoS 5

テール廃棄:100%(設定できない)

1p1q8t 受信キュー ポート CoS 値および廃棄スレッシュホールドのマッピング

標準受信キュー:

スレッシュホールド 1:

CoS 0

テール廃棄:70%

WRED 廃棄:40% ロー、70% ハイ

スレッシュホールド 2:

CoS 1

テール廃棄:70%

WRED 廃棄:40% ロー、70% ハイ

スレッシュホールド 3:

CoS 2

テール廃棄:80%

WRED 廃棄:50% ロー、80% ハイ

スレッシュホールド 4:

CoS 3

テール廃棄:80%

WRED 廃棄:50% ロー、80% ハイ

スレッシュホールド 5:

CoS 4

テール廃棄:90%

WRED 廃棄:60% ロー、90% ハイ

スレッシュホールド 6:

CoS 6

テール廃棄:90%

WRED 廃棄:60% ロー、90% ハイ

スレッシュホールド 6:

CoS 7

テール廃棄:100%

WRED 廃棄(イネーブル):70% ロー、100% ハイ

完全優先受信キュー:

CoS 5

テール廃棄:100%(設定できない)

1p2q2t ポートの送信キュー CoS 値/廃棄スレッシュホールド マッピングおよびスレッシュホールドの割合

標準送信キュー 1(ロー プライオリティ):

スレッシュホールド 1:

CoS 0 および 1

WRED 廃棄:40% ロー、70% ハイ

スレッシュホールド 2:

CoS 2 および 3

WRED 廃棄:70% ロー、100% ハイ

標準送信キュー 2(ハイ プライオリティ):

スレッシュホールド 1:

CoS 4

WRED 廃棄:40% ロー、70% ハイ

スレッシュホールド 2:

CoS 6 および 7

WRED 廃棄:70% ロー、100% ハイ

完全優先受信キュー:

CoS 5

テール廃棄:100%(設定できない)

1p7q8t 送信キュー CoS 値および廃棄スレッシュホールドのマッピング

1p3q1t 送信キュー CoS 値および廃棄スレッシュホールドのマッピング

標準送信キュー 1(ロー プライオリティ):

スレッシュホールド 1:

CoS 0 および 1

テール廃棄(ディセーブル):100%

WRED 廃棄(イネーブル):70% ロー、100% ハイ

標準送信キュー 2(ミディアム プライオリティ)テール廃棄スレッシュホールド:

スレッシュホールド 1:

CoS 2、3、および 4

テール廃棄(ディセーブル):100%

WRED 廃棄(イネーブル):70% ロー、100% ハイ

標準送信キュー 3(ハイ プライオリティ)テール廃棄スレッシュホールド:

スレッシュホールド 1:

CoS 6 および 7

テール廃棄(ディセーブル):100%

WRED 廃棄(イネーブル):70% ロー、100% ハイ

完全優先受信キュー:

CoS 5

テール廃棄:100%(設定できない)

1p2q1t 送信キュー ポート CoS 値および廃棄スレッシュホールドのマッピング

標準送信キュー 1(ロー プライオリティ):

スレッシュホールド 1:

CoS 0、1、2、および 3

WRED 廃棄:70% ロー、100% ハイ

標準送信キュー 2(ハイ プライオリティ)WRED 廃棄スレッシュホールド:

スレッシュホールド 1:

CoS 4、6、および 7

WRED 廃棄:70% ロー、100% ハイ

完全優先受信キュー:

CoS 5

テール廃棄:100%(設定できない)

PFC QoS がディセーブルの場合

入力 LAN ポートの信頼状態

trust-dscp

受信キュー廃棄スレッシュホールドの割合

すべてのスレッシュホールドを 100% に設定

送信キュー廃棄スレッシュホールドの割合

すべてのスレッシュホールドを 100% に設定

送信キュー帯域幅割り当て比率

255:1

送信キュー容量の比率

ロー プライオリティ:100%(他のキューが使用されない場合)

CoS 値および廃棄スレッシュホールドのマッピング

ロー プライオリティ キューにマップされたすべての CoS 値。

PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項

PFC QoS を設定する際は、次の注意事項と制約事項に従ってください。

注意事項:

MSFC2 の場合、Release 12.1(13)E 以降で、 match protocol クラス マップ コマンドをサポートしています。これにより、NBAR を設定して、レイヤ 3 インターフェイスの入力と出力の両方のトラフィックをすべて MSFC2 ソフトウェアで処理できます。NBAR を設定するには、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_4t/qos/configuration/guide/qsnbar1.html

旧リリースでは、PFC QoS とレイヤ 3 スイッチングはハードウェアで提供されています。これにより、MSFC 上のソフトウェアで処理されるトラフィックを除き、 match protocol クラス マップ コマンドが使用できなくなります。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS により、 set ip dscp および set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドがサポートされています(「ポリシー マップ クラス アクションの設定」を参照)。Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は、 set mpls experimental または set qos-group ポリシー マップ クラス コマンドはサポートしていません。旧リリースでは、PFC QoS は、 set ポリシー マップ クラス コマンドをいっさいサポートしていません。

Release 12.1(11b)E1 以降のリリースでは、OSM QoS は、 set mpls experimental ポリシー マップ クラス コマンドをサポートしています。OSM QoS 機能については、次の資料を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/routers/7600/install_config/12.2SX_OSM_config/OSMConfigurationNote12.2SX.html

PFC QoS では、CIR および PIR レート値に対し、ハードウェアで次の粒度が使用されます。

 

CIR および PIR レート値の範囲
粒度

32768 ~ 2097152 (2 Mbps)

32768 (32 Kb)

2097153 ~ 4194304 (4 Mbps)

65536 (64 Kb)

4194305 ~ 8388608 (8 Mbps)

131072 (128 Kb)

8388609 ~ 16777216 (16 Mbps)

262144 (256 Kb)

16777217 ~ 33554432 (32 Mbps)

524288 (512 Kb)

33554433 ~ 67108864 (64 Mbps)

1048576 (1 Mb)

67108865 ~ 134217728 (128 Mbps)

2097152 (2 Mb)

34217729 ~ 268435456 (256 Mbps)

4194304 (4 Mb)

268435457 ~ 536870912 (512 Mbps)

8388608 (8 Mb)

536870913 ~ 1073741824 (1 Gps)

16777216 (16 Mb)

1073741825 ~ 2147483648 (2 Gps)

33554432 (32 Mb)

2147483649 ~ 4294967296 (4 Gps)

67108864 (64 Mb)

各範囲で、PFC QoS は粒度の倍数に相当するレート値を使用して、PFC ハードウェアをプログラミングします。

PFC QoS では、CIR および PIR トークン バケット(バースト)サイズに対し、ハードウェアで次の粒度が使用されます。

 

CIR および PIR トークン バケット サイズの範囲
粒度

1 ~ 32768 (32 KB)

1024 (1 KB)

32769 ~ 65536 (64 KB)

2048 (2 KB)

65537 ~ 131072 (128 KB)

4096 (4 KB)

131073 ~ 262144 (256 KB)

8196 (8 KB)

262145 ~ 524288 (512 KB)

16392 (16 KB)

524289 ~ 1048576 (1 MB)

32768 (32 KB)

1048577 ~ 2097152 ( 2 MB)

65536 (64 KB)

2097153 ~ 4194304 (4 MB)

131072 (128 KB)

4194305 ~ 8388608 (8 MB)

262144 (256 KB)

8388609 ~ 16777216 (16 MB)

524288 (512 KB)

16777217 ~ 33554432 (32 MB)

1048576 (1 MB)

各範囲で、PFC QoS は粒度の倍数に相当するトークン バケット サイズを使用して、PFC ハードウェアをプログラミングします。

次のコマンドに対し、PFC QoS は同一の特定用途向け集積回路(ASIC)、または ASIC グループによって制御されるすべての LAN ポートに、同じ設定を適用します(各モジュールにおけるポート グループ情報については、リリース ノートを参照してください)。

rcv-queue queue-limit

wrr-queue queue-limit

wrr-queue bandwidth(ギガビット イーサネット LAN ポートを除く)

priority-queue cos-map

rcv-queue cos-map

wrr-queue cos-map

wrr-queue threshold

rcv-queue threshold

wrr-queue random-detect

wrr-queue random-detect min-threshold

wrr-queue random-detect max-threshold

制約事項

PFC QoS フィルタリングの基準になるのは、アクセス リスト、DSCP 値、または IP precedence 値だけです。

PFC QoS では、次のコマンドおよび設定はサポートされません。

match cos match any match classmap match destination-address match input-interface match mpls match qos-group 、または match source-address クラス マップ コマンド

複数の match コマンドを含むクラス マップ

output service-policy キーワード

class class_name destination-address class class_name input-interface class class_name protocol class class_name qos-group 、または class class_name source-address ポリシー マップ コマンド

bandwidth priority queue-limit 、または random-detect ポリシー マップ クラス コマンド

PFC QoS の設定

ここでは、Catalyst 6500 シリーズ スイッチ上で PFC QoS を設定する手順について説明します。

「PFC QoS のグローバルなイネーブル化」

「queueing-only モードのイネーブル化」

「名前付き aggregate ポリサーの作成」

「PFC QoS ポリシーの設定」

「microflow ポリシングのイネーブル化またはディセーブル化」

「ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化」

「インターフェイスでの PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化」

「レイヤ 2 LAN ポートでの VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化」

「イーサネット LAN ポートおよび OSM 入力ポートの信頼状態の設定」

「入力 LAN ポート CoS 値の設定」

「標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定」

「廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング」

「LAN ポート送信キュー間での帯域幅の割り当て」

「1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キューのサイズ比の設定」

「LAN ポート送信キューのサイズ比の設定」

「DSCP 値マッピングの設定」

「PFC QoS 統計データ エクスポートの設定」


) • PFC QoS は、ユニキャスト トラフィックおよびマルチキャスト トラフィックの両方を処理します。

Release 12.1(11b)E 以降のリリースでは、コンフィギュレーション モードで、EXEC モード レベル コマンドの前に do キーワードを入力することによって、EXEC モード レベル コマンドを入力できます。


 

PFC QoS のグローバルなイネーブル化

PFC QoS をグローバルにイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos

スイッチで PFC QoS をグローバルにイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos

スイッチで PFC QoS をグローバルにディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

次に、PFC QoS をグローバルにイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos
QoS is enabled globally
Microflow QoS is enabled globally
 
QoS global counters:
Total packets: 544393
IP shortcut packets: 1410
Packets dropped by policing: 0
IP packets with TOS changed by policing: 467
IP packets with COS changed by policing: 59998
Non-IP packets with COS changed by policing: 0

queueing-only モードのイネーブル化

スイッチで queueing-only モードをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos queueing-only

スイッチで queueing-only モードをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos queueing-only

スイッチで PFC QoS をグローバルにディセーブルにします。

(注) queueing-only モードを個別にディセーブルにできません。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

queueing-only モードをイネーブルにすると、スイッチは次の処理を行います。

マーキングおよびポリシングをグローバルにディセーブルにします。

すべてのポートがレイヤ 2 CoS を信頼するように設定します。


) スイッチでは、タグなし入力トラフィックと、trust CoS に設定できないポートを介して受信されるトラフィックにポート CoS 値が適用されます。


次に、queueing-only モードをイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos queueing-only
Router(config)# end
Router#

名前付き aggregate ポリサーの作成

名前付き aggregate ポリサー(「ポリサー」を参照)を作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# mls qos aggregate-policer policer_name bits_per_second normal_burst_bytes [ maximum_burst_bytes ] [ pir 2 peak_rate_bps ] [[[ conform-action { drop | set-dscp-transmit 3 dscp_value | set-prec-transmit 2 ip_precedence_value | transmit }] exceed-action { drop | policed-dscp | transmit }] violate-action1 { drop | policed-dscp | transmit }]

名前付き aggregate ポリサーを作成します。

Router(config)# no mls qos aggregate-policer policer_name

名前付き aggregate ポリサーを削除します。

2.PFC2 だけでサポートされています。

3.PFC2 では、set-dscp-transmit キーワードおよび set-prec-transmit キーワードは IP トラフィックに対してだけサポートされます。


) PFC2 では、aggregate ポリサーは複数モジュールの出力インターフェイスに適用できますが、aggregate ポリシングは、DFC を装備した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を装備していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を装備した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を装備した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を装備していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


名前付き aggregate ポリサーを作成する場合、次の点に注意してください。

ポリシングでは、レイヤ 3 のパケット サイズを使用します。

レートおよびバースト サイズの粒度については、「PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項」を参照してください。

有効な CIR bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小:32 Kbps(32000 と入力)

最大:4 Gbps(4000000000 と入力)

normal_burst_bytes パラメータでは、CIR トークン バケット サイズを設定します。

maximum_burst_bytes パラメータでは、PIR トークン バケット サイズを設定します。

トークン バケット サイズを設定する場合、次の点に注意してください。

最小トークン バケット サイズは 1 KB(1000 と入力)( maximum_burst_bytes パラメータは、 normal_burst_bytes パラメータより大きい値に設定する必要があります)。

最大トークン バケット サイズは約 32 MB で、31250000 と入力します。

特定のレートを維持するには、トークン バケット サイズがレート値を 4000 で割った値よりも大きくなるように設定します。トークンは 1 秒の 4000 分の 1(0.25 ミリ秒)ごとにバケットから削除されるからです。

トークン バケットは 1 つ以上のフレームを格納できる容量が必要であるため、パラメータには、ポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズより大きい値を設定してください。

TCP トラフィックの場合は、トークン バケット サイズを TCP ウィンドウ サイズの倍数になるように設定します。最小値はポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズの 2 倍以上にする必要があります。

maximum_burst_bytes パラメータは、PFC2 でサポートされています。PFC では、 maximum_burst_bytes パラメータはサポートされていませんが、 normal_burst_bytes パラメータと等しい値とともに入力できます。

有効な pir bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小:32 Kbps(32000 と入力、CIR bits_per_second パラメータより小さい値は使用できません)

最大:4 Gbps(4000000000 と入力)

pir bits_per_second パラメータは、PFC2 でサポートされています。 pir bits_per_second パラメータは PFC1 ではサポートされていませんが、値が CIR bits_per_second パラメータと等しい場合は、PFC1 とともに入力できます。

(任意)一致する適合トラフィックに対応する conform アクションを、次のように指定できます。

デフォルトの conform アクションは、 transmit です。このアクションでは、ポリシー マップ クラスに trust コマンドが含まれている場合を除いて、ポリシー マップ クラスの信頼状態が trust dscp に設定されます(「ポリシー マップ」および「ポリシー マップ クラス アクションの設定」を参照)。

信頼できないトラフィックで PFC QoS ラベルを設定するには、 set-dscp-transmit キーワードを入力し、一致する信頼できないトラフィックに新しい DSCP 値をマークするか、または set-prec-transmit キーワードを入力し、一致する信頼できないトラフィックに新しい IP precedence 値をマークします(PFC2 では、 set-dscp-transmit キーワードおよび set-prec-transmit キーワードは IP トラフィックに対してだけサポートされます)。PFC QoS は、設定された値に基づいて出力 ToS および CoS を設定します。

一致したトラフィックをすべて廃棄するには、 drop キーワードを入力します。


drop を conform アクションとして設定すると、PFC QoS は drop を exceed アクションおよび violate アクションとして設定します。


(任意)CIR を超過するトラフィックに対しては、exceed アクションを次のように指定できます。

デフォルトの exceed アクションは、 maximum_burst_bytes パラメータを使用しない場合は drop です( maximum_burst_bytes パラメータでは、 drop はサポートされません)。


) exceed アクションが drop の場合、PFC QoS は設定された violate アクションを無視します。


一致した不適合トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(「DSCP マークダウン値の設定」を参照)。


pir キーワードを使用せずにポリサーを作成し、かつ maximum_burst_bytes パラメータが normal_burst_bytes パラメータに等しい場合(maximum_burst_bytes パラメータを入力しない場合)、exceed-action policed-dscp-transmit キーワードを使用すると、PFC QoS は policed-dscp max-burst マークダウン マップの定義に従ってトラフィックをマークダウンします。


(任意)PIR を超過するトラフィックについて、violate アクションを次のように指定できます。

ポリシングを行わずにトラフィックをマーキングするには、 transmit キーワードを入力して、一致する不適合トラフィックをすべて送信します。

デフォルトの violate アクションは、exceed アクションと同じものです。

一致した不適合トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(「DSCP マークダウン値の設定」を参照)。

ポリシングを行わずにマーキングするには、 transmit キーワードを入力して、一致した不適合トラフィックをすべて送信します。

violate-action キーワードは PFC1 ではサポートされていませんが、パラメータが exceed-action パラメータと一致する場合、PFC1 とともにこのキーワードを入力できます。

次に、1 Mbps のレート制限および 10 MB のバースト サイズの名前付き aggregate ポリサーを作成し、適合するトラフィックを送信し、不適合トラフィックをマークダウンする例を示します。

Router(config)# mls qos aggregate-policer aggr-1 1000000 10000000 conform-action transmit exceed-action policed-dscp-transmit
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos aggregate-policer aggr-1
ag1 1000000 1000000 conform-action transmit exceed-action policed-dscp-transmit AgId=0 [pol4]
Router#
 

出力では次の情報が表示されます。

ハードウェア ポリサー ID は、 AgId パラメータで表示されます。

ポリサーを使用しているポリシー マップは、角カッコ([])で囲まれて表示されます。

PFC QoS ポリシーの設定

ここでは、PFC QoS ポリシーの設定手順について説明します。

「PFC QoS ポリシー設定作業の概要」

「MAC レイヤの名前付きアクセス リストの設定(任意)」

「クラス マップの設定(任意)」

「クラス マップの設定の確認」

「ポリシー マップの設定」

「ポリシー マップの設定の確認」

「インターフェイスへのポリシー マップの付加」


) PFC QoS ポリシーは、ユニキャスト トラフィックおよびマルチキャスト トラフィックの両方を処理します。


PFC QoS ポリシー設定作業の概要


) 帯域幅利用を制限しないでトラフィックをマーキングするには、適合するトラフィックと適合しないトラフィックの両方に対して、transmit キーワードを使用するポリサーを作成します。


次に示すコマンドを使用すると、トラフィック クラスおよびトラフィック クラスに適用されるポリシーが設定され、ポートにポリシーが付加されます。

access-list (IP トラフィックの場合は任意です。IP トラフィックは class-map コマンドでフィルタリングできます。)

PFC QoS は、次のアクセス リスト タイプをサポートしています。

 

プロトコル
番号付きアクセス リスト?
拡張アクセス リスト?
名前付きアクセス リスト?

IP

あり:
1 ~ 99
1300 ~ 1999

あり:
100 ~ 199
2000 ~ 2699

あり

IPX4

あり:800 ~ 899

あり:900 ~ 999

あり

MAC レイヤ1

なし

なし

あり5

4.Release 12.1(1)E 以降のリリースでサポートされます。

5.Release 12.1(1)E 以降のリリースでサポートされます。「MAC レイヤの名前付きアクセス リストの設定(任意)」を参照してください。

Release 12.1(19)E 以降のリリースでは、PFC QoS は時間ベースの Cisco IOS ACL をサポートします。

Release 12.1(1)E 以降のリリースでは、PFC QoS は、 source-network パラメータ、任意の destination-network パラメータ、任意の destination-node パラメータを備えた IPX アクセス リストをサポートしています。PFC QoS は、他のパラメータ( source-node protocol source-socket destination-socket 、または service-type など)を備えた IPX アクセス制御リストをサポートしていません。

MAC レイヤの名前付きアクセス リスト(「MAC レイヤの名前付きアクセス リストの設定(任意)」を参照)を除き、次の URL にある『 Cisco IOS Security Configuration Guide Release 12.1 』 の「Traffic Filtering and Firewalls」、「Access Control Lists: Overview and Guidelines」を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_1/security/configuration/guide/scdacls.html

「ネットワーク セキュリティの設定」の ACL の詳細については、Catalyst 6500 シリーズ スイッチを参照してください。

class-map (任意): class-map コマンドを使用してトラフィックの分類基準を指定することにより、1 つ以上のトラフィック クラスを定義します(「クラス マップの設定(任意)」を参照)。


) また、policy-map class コマンドを使用したポリシー マップの作成中に、クラスマップを作成することもできます(「ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定」を参照)。


policy-map policy-map コマンドを使用して、次の定義を行います。

新しいクラス マップ

ポリシー マップ クラスの信頼モード

aggregate ポリシングおよびマーキング

microflow ポリシングおよびマーキング

service-policy service-policy コマンドを使用して、ポリシー マップをインターフェイスに付加します。

MAC レイヤの名前付きアクセス リストの設定(任意)

Release 12.1(1)E 以降のリリースでは、レイヤ 2 アドレスに基づいて、DECnet、AppleTalk、VINES、XNS トラフィックをフィルタする名前付きアクセス リストを設定できます。

MAC レイヤの名前付きアクセス リストを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mac access-list extended list_name

MAC レイヤの名前付きアクセス リストを設定します。

Router(config)# no mac access-list extended list_name

MAC レイヤの名前付きアクセス リストを削除します。

ステップ 2

Router(config-ext-macl)# { permit | deny } { src_mac_mask | any } { dest_mac_mask | any } [ aarp | amber | appletalk | diagnostic | decnet-iv | dec-spanning | dsm | etype-6000 | etype-8042 | lat | lavc-sca | mop-console | mop-dump | msdos | mumps | netbios | vines-ip | vines-echo | xns ]

MAC レイヤの名前付きアクセス リストに Access Control Entry(ACE; アクセス制御エントリ)を設定します。

Router(config-ext-macl)# no { permit | deny } { src_mac_mask | any } { dest_mac_mask | any } [ aarp | amber | appletalk | diagnostic | decnet-iv | dec-spanning | dsm | etype-6000 | etype-8042 | lat | lavc-sca | mop-console | mop-dump | msdos | mumps | netbios | vines-ip | vines-echo | xns ]

MAC レイヤの名前付きアクセス リストから ACE を削除します。

MAC レイヤ アクセス リストのエントリを設定する場合、次の点に注意してください。

MAC アドレスは、ドット付き 16 進表記の 3 つの 4 バイト値で入力できます。たとえば、0030.9629.9f84 を入力できます。

MAC アドレス マスクは、ドット付き 16 進表記の 3 つの 4 バイト値で入力できます。1 のビットをワイルドカードとして使用します。たとえば、アドレスを完全に一致させるには、0000.0000.0000 を使用します(0.0.0 と入力してもかまいません)。

プロトコル パラメータを指定しないエントリは、どのプロトコルとも一致します。

アクセス リストのエントリは、入力順にスキャンされます。最初に一致したエントリが使用されます。パフォーマンスを向上させるには、最もよく使用されるエントリをアクセス リストの先頭に置きます。

アクセス リストの末尾に permit any any エントリを明示的に指定する場合を除いて、ACL の末尾には暗黙的な deny any any エントリが存在します。

既存のリストに新しいエントリを追加すると、新しいエントリはすべてリストの末尾に置かれます。リストの途中にエントリは追加できません。

次に、EtherType の値と対応するプロトコル キーワードを示します。

0x0600:xns-idp:Xerox XNS IDP

0x0BAD:vines-ip:Banyan VINES IP

0x0baf:vines-echo:Banyan VINES Echo

0x6000:etype-6000:DEC 未割り当て、実験的

0x6001:mop-dump:DEC Maintenance Operation Protocol(MOP; メンテナンス オペレーション プロトコル)ダンプ/ロード補助

0x6002:mop-console:DEC MOP リモート コンソール

0x6003:decnet-iv:DEC DECnet Phase IV Route

0x6004:lat:DEC Local Area Transport(LAT)

0x6005:diagnostic:DEC DECnet Diagnostics

0x6007:lavc-sca:DEC Local-Area VAX Cluster(LAVC)、SCA

0x6008:amber:DEC AMBER

0x6009:mumps:DEC MUMPS

0x8038:dec-spanning:DEC LANBridge Management

0x8039:dsm:DEC DSM/DDP

0x8040:netbios:DEC PATHWORKS DECnet NETBIOS Emulation

0x8041:msdos:DEC Local Area System Transport

0x8042:etype-8042:DEC 未割り当て

0x809B:appletalk:Kinetics EtherTalk(AppleTalk over Ethernet)

0x80F3:aarp:Kinetics AppleTalk Address Resolution Protocol(AARP)

次に、 mac_layer という名前の MAC レイヤ アクセス リストを作成する例を示します。このアクセス リストは、送信元アドレスが 0000.4700.0001、宛先アドレスが 0000.4700.0009 である dec-phase-iv トラフィックを拒否しますが、それ以外のトラフィックをすべて許可します。

Router(config)# mac access-list extended mac_layer
Router(config-ext-macl)# deny 0000.4700.0001 0.0.0 0000.4700.0009 0.0.0 dec-phase-iv
Router(config-ext-macl)# permit any any

クラス マップの設定(任意)

ここでは、クラス マップの設定手順について説明します。

「クラス マップの作成」

「クラス マップでのフィルタリングの設定」


) また、policy-map class コマンドを使用したポリシー マップの作成中に、クラスマップを作成することもできます(「ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定」を参照)。


クラス マップの作成

クラス マップを作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# class-map class_name

クラス マップを作成します。

Router(config)# no class-map class_name

クラス マップを削除します。

クラス マップでのフィルタリングの設定


) このマニュアルでは、MAC レイヤ ACL(「MAC レイヤの名前付きアクセス リストの設定(任意)」を参照)を除き、アクセス リストについては説明していません。「PFC QoS ポリシーの設定」に記載されている access-list の説明を参照してください。


クラス マップにフィルタリングを設定するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-cmap)# match access-group name acl_index_or_name

(任意)ACL を使用してフィルタリングするように、クラス マップを設定します。

Router(config-cmap)# no match access-group name acl_index_or_name

クラス マップから ACL 設定を消去します。

Router (config-cmap)# match ip precedence ipp_value1 [ ipp_value2 [ ipp_valueN ]]

(任意:IP トラフィック専用)最大 8 つの IP precedence 値に基づいてフィルタリングするように、クラス マップを設定します。

Router (config-cmap)# no match ip precedence ipp_value1 [ ipp_value2 [ ipp_valueN ]]

設定された IP precedence 値をクラス マップから消去します。

Router (config-cmap)# match ip dscp dscp_value1 [ dscp_value2 [ dscp_valueN ]]

(任意:IP トラフィック専用)最大 8 つの DSCP 値に基づいてフィルタリングするように、クラス マップを設定します。

Router (config-cmap)# no match ip dscp dscp_value1 [ dscp_value2 [ dscp_valueN ]]

設定された DSCP 値をクラス マップから消去します。


) • MSFC2 の場合、Release 12.1(13)E 以降で、match protocol クラス マップ コマンドをサポートしています。これにより、NBAR を設定して、レイヤ 3 インターフェイスの入力と出力の両方のトラフィックをすべて MSFC2 ソフトウェアで処理できます。NBAR を設定するには、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_4t/qos/configuration/guide/qsnbar1.html

旧リリースでは、PFC QoS とレイヤ 3 スイッチングはハードウェアで提供されています。これにより、MSFC 上のソフトウェアで処理されるトラフィックを除き、 match protocol クラス マップ コマンドが使用できなくなります。

PFC QoS は、 match コマンドが 1 つだけ指定されているクラス マップをサポートします。

PFC QoS は、 match cos match any match classmap match destination-address match input-interface match mpls match qos-group 、および match source-address クラス マップ コマンドをサポートしません。

Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、インターフェイスにポリシー マップが付加されない限り、サポート対象外のコマンドが使用されているかどうかを検出しません(「インターフェイスへのポリシー マップの付加」を参照)。


 

クラス マップの設定の確認

クラス マップの設定を確認するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router (config-cmap)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 2

Router# show class-map class_name

設定を確認します。

次に、 ipp5 という名前のクラス マップを作成し、IP precedence 5 のトラフィックと一致するようにフィルタリングを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# class-map ipp5
Router(config-cmap)# match ip precedence 5
Router(config-cmap)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show class-map ipp5
Class Map match-all ipp5 (id 1)
Match ip precedence 5
 
Router#

ポリシー マップの設定

1 つのインターフェイスに付加できるポリシー マップは、1 つに限られます。ポリシー マップには、ポリシー マップ コマンドがそれぞれ異なる 1 つ以上のポリシー マップ クラスを含めることができます。

インターフェイスで受信するトラフィック タイプごとに、個別のポリシー マップ クラスをポリシー マップ内に設定します。各トラフィック タイプ用の全コマンドを、同一のポリシー マップ クラスに入れます。PFC QoS は、一致したトラフィックに複数のポリシー マップ クラスのコマンドを適用することはありません。

ここでは、ポリシー マップの設定手順について説明します。

「ポリシー マップの作成」

「ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定」

「ポリシー マップ クラス アクションの設定」

ポリシー マップの作成

ポリシー マップを作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# policy-map policy_name

ポリシー マップを作成します。

Router(config)# no policy-map policy_name

ポリシー マップを削除します。

ポリシー マップ クラスの作成およびフィルタリングの設定


) • MSFC2 の場合、Release 12.1(13)E 以降で、class class_name protocol ポリシー マップ コマンドをサポートしています。これにより、NBAR を設定して、レイヤ 3 インターフェイスの入力と出力の両方のトラフィックをすべて MSFC2 ソフトウェアで処理できます。NBAR を設定するには、次のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_4t/qos/configuration/guide/qsnbar1.html

旧リリースでは、PFC QoS とレイヤ 3 スイッチングはハードウェアで提供されています。これにより、MSFC 上のソフトウェアで処理されるトラフィックを除き、 class class_name protocol ポリシー マップ コマンドが使用できなくなります。

PFC QoS は、 class class_name destination-address class class_name input-interface class class_name qos-group 、および class class_name source-address ポリシー マップ コマンドをサポートしていません。

PFC QoS は、インターフェイスにポリシー マップが付加されない限り、サポート対象外のコマンドが使用されているかどうかを検出しません(「インターフェイスへのポリシー マップの付加」を参照)。


 

ポリシー マップには、1 つ以上のポリシー マップ クラスを含めることができます。これらの class コマンドの 1 つを入力して、ポリシー マップ クラスを作成し、このクラスにフィルタリングを設定します。

ポリシー マップ クラスを作成し、すでに定義されているクラス マップを使用してフィルタリングするように設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap)# class class_name

ポリシー マップ クラスを作成し、クラス マップを使用してフィルタリングするように設定します(「クラス マップの作成」を参照)。

コマンドが 1 つだけ指定されているクラス マップをサポートします。

Router(config-pmap)# no class class_name

クラス マップの使用を解除します。

ポリシー マップ クラスおよびクラス マップを同時に作成するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap)# class class_name { access-group acl_index_or_name | dscp dscp_1 [ dscp_2 [ dscp_N ]] | precedence ipp_1 [ ipp_2 [ ipp_N ]]}

ポリシー マップ クラスを作成し、クラス マップを作成して、クラス マップを使ってフィルタリングするようにポリシー マップ クラスを設定します。

(注) このコマンドにより、他のポリシー マップで使用できるクラス マップが作成されます。

Router(config-pmap)# no class class_name

クラス マップの使用を解除します(クラス マップは削除されません)。


) • トラフィック タイプごとに、すべての信頼状態およびポリシング コマンドを、同一のポリシー マップ クラスに入れてください。

PFC QoS は、トラフィックに複数のポリシー マップ クラスのコマンドを適用することはありません。


 

ポリシー マップ クラス アクションの設定

ポリシー マップ クラスのアクションを設定する場合、次の点に注意してください。

ハードウェアでスイッチングされるトラフィックの場合、PFC QoS は bandwidth priority queue-limit 、または random-detect ポリシー マップ クラス コマンドをサポートしません。これらのコマンドはソフトウェアでスイッチングされるトラフィックに使用できるため、設定が可能です。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は、 set mpls または set qos-group ポリシー マップ クラス コマンドをサポートしていません。旧リリースでは、PFC QoS は、 set ポリシー マップ クラス コマンドをいっさいサポートしていません。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS により、 set ip dscp および set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドがサポートされています(「ポリシー マップ クラス マーキングの設定」を参照)。

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、ポリシー マップ クラスで、次の 3 つすべてを実行できません。

set ip dscp コマンド、または set ip precedence コマンドを使ったトラフィックのマーキング

信頼状態の設定

ポリシングの設定

ポリシー マップ クラスでは、トラフィックを set ip dscp コマンド、または set ip precedence コマンドによってマーキングするか、次のいずれか、あるいは両方を実行できます。

信頼状態の設定

ポリシングの設定


) ポリシングを設定する場合は、ポリシング キーワードでトラフィックをマーキングできます(「ポリシー マップ クラスのポリシングの設定」を参照)。


ここでは、ポリシー マップ クラスのアクションを設定する手順について説明します。

「ポリシー マップ クラス マーキングの設定」

「ポリシー マップ クラスの信頼状態の設定」

「ポリシー マップ クラスのポリシングの設定」

ポリシー マップ クラス マーキングの設定

Release 12.1(12c)E1 以降のリリースでは、PFC QoS は、 set ip dscp または set ip precedence ポリシー マップ クラス コマンドを使用して、信頼できないトラフィックに対するポリシー マップ クラス マーキングをサポートしています。

信頼できないトラフィックに対するポリシー マップ クラス マーキングを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# set ip { dscp dscp_value | precedence ip_precedence_value }

ポリシー マップ クラスを設定して、設定されている DSCP 値または IP precedence 値と一致する信頼できないトラフィックをマーキングするようにします。

Router(config-pmap-c)# no set ip { dscp dscp_value | precedence ip_precedence_value }

マーキングの設定を消去します。

ポリシー マップ クラスの信頼状態の設定

ポリシー マップ クラスの信頼状態を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# trust { cos | dscp | ip-precedence }

ポリシー マップ クラスの信頼状態を設定します。この設定によって、PFC QoS が内部 DSCP 値の作成元として使用する値が選択されます(「内部 DSCP 値」を参照)。

Router(config-pmap-c)# no trust

デフォルトのポリシー マップ クラスの信頼状態(untrusted)に戻します。

ポリシー マップ クラスの信頼状態を設定する場合、次の点に注意してください。

入力ポート上に設定されている信頼状態を使用するには、 no trust コマンド(これがデフォルトです)を使用します。

cos キーワードを使用すると、PFC QoS は受信した CoS または入力ポートの CoS に基づいて、内部 DSCP 値を設定します(「受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング」を参照)。

dscp キーワードを使用すると、PFC QoS は受信した DSCP を使用します。

ip-precedence キーワードを使用すると、PFC QoS は受信した IP precedence に基づいて DSCP を設定します(「受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング」を参照)。

ポリシー マップ クラスのポリシングの設定

ポリシー マップ クラスのポリシングを設定する場合、次の点に注意してください。

PFC QoS は set-qos-transmit ポリサー キーワードをサポートしません。

PFC QoS は、 exceed-action キーワードの引数として set-dscp-transmit キーワードまたは set-prec-transmit キーワードをサポートしません。

PFC QoS は、インターフェイスにポリシー マップが付加されない限り、サポート対象外のキーワードが使用されているかどうかを検出しません(「インターフェイスへのポリシー マップの付加」を参照)。

ここではポリシー マップ クラスによるポリシングを設定する手順について説明します。

「名前付き aggregate ポリサーの使用」

「インターフェイス別ポリサーの設定」


conform-action transmit キーワードによるポリシングでは、一致するトラフィックのポート信頼状態が、trust dscp またはポリシー マップ クラスの trust コマンドで設定される信頼状態に設定されます。


名前付き aggregate ポリサーの使用

名前付き aggregate ポリサー(「名前付き aggregate ポリサーの作成」を参照)を使用するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# police aggregate aggregate_name

定義済みの名前付き aggregate ポリサーを使用するように、ポリシー マップ クラスを設定します。

Router(config-pmap-c)# no police aggregate aggregate_name

名前付き aggregate ポリサーの使用を解除します。

インターフェイス別ポリサーの設定

インターフェイス別ポリサー(「ポリサー」を参照)を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config-pmap-c)# police [ flow ] bits_per_second normal_burst_bytes [ maximum_burst_bytes ] [ pir 6 peak_rate_bps ] [[[ conform-action { drop | set-dscp-transmit 7 dscp_value | set-prec-transmit 2 ip_precedence_value | transmit }] exceed-action { drop | policed-dscp | transmit }] violate-action1 { drop | policed-dscp | transmit }]

インターフェイス別のポリサーを作成して、それを使用するようにポリシー マップ クラスを設定します。

Router(config-pmap-c)# no police [ flow ] bits_per_second normal_burst_bytes [ maximum_burst_bytes ] [ pir peak_rate_bps ] [[[ conform-action { drop | set-dscp-transmit dscp_value | set-prec-transmit ip_precedence_value | transmit }] exceed-action { drop | policed-dscp | transmit }] violate-action { drop | policed-dscp | transmit }]

ポリシー マップ クラスからインターフェイス別のポリサーを削除します。

6.PFC2 だけでサポートされています。microflow ポリサーではサポートされていません(flow キーワードは microflow ポリサーを設定します)。

7.PFC2 では、set-dscp-transmit キーワードおよび set-prec-transmit キーワードは IP トラフィックに対してだけサポートされます。

インターフェイス別ポリサーを設定する場合、次の点に注意してください。

ポリシングでは、レイヤ 3 のパケット サイズを使用します。

レートおよびバースト サイズの粒度については、「PFC QoS 設定時の注意事項および制約事項」を参照してください。

microflow ポリサーを定義するには、 flow キーワードを入力します。microflow ポリシング中、次の動作が発生します。

PFC QoS は、送信元ノードまたは送信元ソケットが異なるトラフィックを含め、同じ送信元ネットワーク、宛先ネットワーク、および宛先ノードを持つ IPX トラフィックを同じフローの一部であると見なします。

PFC QoS は、プロトコルおよび送信元と宛先 MAC レイヤ アドレスが同じである MAC レイヤ トラフィックについては、EtherType が違っていても、同じフローの一部であると見なします。

microflow ポリサーでは、 maximum_burst_bytes パラメータ、 pir bits_per_second キーワードおよびパラメータ、または violate-action キーワードはサポートされません。

有効な CIR bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小:32 Kbps(32000 と入力)

最大:4 Gbps(4000000000 と入力)

normal_burst_bytes パラメータでは、CIR トークン バケット サイズを設定します。

maximum_burst_bytes パラメータでは、PIR トークン バケット サイズを設定します( flow キーワードではサポートされません)。

トークン バケット サイズを設定する場合、次の点に注意してください。

最小トークン バケット サイズは 1 KB(1000 と入力)( maximum_burst_bytes パラメータは、 normal_burst_bytes パラメータより大きい値に設定する必要があります)。

最大トークン バケット サイズは約 32 MB で、31250000 と入力します。

特定のレートを維持するには、トークン バケット サイズがレート値を 4000 で割った値よりも大きくなるように設定します。トークンは 1 秒の 4000 分の 1(0.25 ミリ秒)ごとにバケットから削除されるからです。

トークン バケットは 1 つ以上のフレームを格納できる容量が必要であるため、パラメータには、ポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズより大きい値を設定してください。

TCP トラフィックの場合は、トークン バケット サイズを TCP ウィンドウ サイズの倍数になるように設定します。最小値はポリシングするトラフィックの最大レイヤ 3 パケット サイズの 2 倍以上にする必要があります。

maximum_burst_bytes パラメータは、PFC2 でサポートされています。PFC1 では、 maximum_burst_bytes パラメータはサポートされていませんが、キーワードは、 normal_burst_bytes パラメータと等しい値とともに入力できます。

flow キーワードではサポートされません)有効な pir bits_per_second パラメータ値の範囲は、次のとおりです。

最小:32 Kbps(32000 と入力、CIR bits_per_second パラメータより小さい値は使用できません)

最大:4 Gbps(4000000000 と入力)

pir bits_per_second パラメータは、PFC2 でサポートされています。 pir bits_per_second パラメータは PFC1 ではサポートされていませんが、値が CIR bits_per_second パラメータと等しい場合は、PFC1 とともに入力できます。

(任意)一致する適合トラフィックに対応する conform アクションを、次のように指定できます。

デフォルトの conform アクションは、 transmit です。このアクションでは、ポリシー マップ クラスに trust コマンドが含まれている場合を除いて、ポリシー マップ クラスの信頼状態が trust dscp に設定されます(「ポリシー マップ」および「ポリシー マップ クラス アクションの設定」を参照)。

信頼できないトラフィックで PFC QoS ラベルを設定するには、 set-dscp-transmit キーワードを入力し、一致する信頼できないトラフィックに新しい DSCP 値をマークするか、または set-prec-transmit キーワードを入力し、一致する信頼できないトラフィックに新しい IP precedence 値をマークします(PFC2 では、 set-dscp-transmit キーワードおよび set-prec-transmit キーワードは IP トラフィックに対してだけサポートされます)。PFC QoS は、設定された値に基づいて出力 ToS および CoS を設定します。

一致するトラフィックをすべて廃棄するには、 drop キーワードを入力します。

同じトラフィックに適用する aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーで、それぞれ同じ conform アクションの動作が指定されていることを確認してください。

(任意)CIR を超過するトラフィックに対しては、exceed アクションを次のように指定できます。

ポリシングを行わずにマーキングするには、 transmit キーワードを入力して、一致したすべての不適合トラフィックを送信します。

デフォルトの exceed アクションは、 maximum_burst_bytes パラメータを使用しない場合は drop です( maximum_burst_bytes パラメータでは、 drop はサポートされません)。


) exceed アクションが drop の場合、PFC QoS は設定された violate アクションを無視します。


一致した不適合トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(「DSCP マークダウン値の設定」を参照)。


pir キーワードを使用せずにポリサーを作成し、かつ maximum_burst_bytes パラメータが normal_burst_bytes パラメータに等しい場合(maximum_burst_bytes パラメータを入力しない場合)、exceed-action policed-dscp-transmit キーワードを使用すると、PFC QoS は policed-dscp max-burst マークダウン マップの定義に従ってトラフィックをマークダウンします。


(任意: flow キーワードではサポートされません)PIR を超過するトラフィックに対して、violate アクションを次のように指定できます。

ポリシングを行わずにマーキングするには、 transmit キーワードを入力して、一致したすべての不適合トラフィックを送信します。

デフォルトの violate アクションは、exceed アクションと同じものです。

一致した不適合トラフィックを、マークダウン マップの指定に従ってマークダウンするには、 policed-dscp-transmit キーワードを入力します(「DSCP マークダウン値の設定」を参照)。

violate-action キーワードは PFC1 ではサポートされていませんが、パラメータが exceed-action パラメータと一致する場合、PFC1 とともにこのキーワードを入力できます。


) aggregate ポリシングは、DFC を装備した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を装備していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を装備した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を装備した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を装備していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


次に、 max-pol-ipp5 という名前のポリシー マップを作成する例を示します。このポリシー マップは、クラス マップ ipp5 を使用し、受信した IP precedence 値に基づいて信頼状態を設定し、最大容量に関する aggregate ポリサーおよび microflow ポリサーを設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# policy-map max-pol-ipp5
Router(config-pmap)# class ipp5
Router(config-pmap-c)# trust ip-precedence
Router(config-pmap-c)# police 2000000000 2000000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
Router(config-pmap-c)# police flow 10000000 10000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
Router(config-pmap-c)# end

ポリシー マップの設定の確認

ポリシー マップの設定を確認するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-pmap-c)# end

ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを終了します。

コマンドを入力します。

ステップ 2

Router# show policy-map policy_name

設定を確認します。

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show policy-map max-pol-ipp5
Policy Map max-pol-ipp5
class ipp5
 
class ipp5
police flow 10000000 10000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
trust precedence
police 2000000000 2000000 2000000 conform-action set-prec-transmit 6 exceed-action policed-dscp-transmit
 
Router#

インターフェイスへのポリシー マップの付加


) PFC QoS は output service-policy キーワードをサポートしません。


ポリシー マップをインターフェイスに付加するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ vlan vlan_ID } | { type 8 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# service-policy input policy_map_name

ポリシー マップをインターフェイスの input 方向に付加します。

Router(config-if)# no service-policy input policy_map_name

インターフェイスからポリシー マップを削除します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show policy-map interface {{ vlan vlan_ID } | { type1 slot/port } | { port-channel number }}

設定を確認します。

8.type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetge-wanpos、または atm


) aggregate ポリシングは、DFC を装備した各スイッチング モジュール上、および PFC2(DFC を装備していないスイッチング モジュールをサポート)上で独立して動作します。aggregate ポリシングでは、DFC を装備した異なるスイッチング モジュールからのフロー統計情報は合算されません。aggregate ポリシングの統計情報は、DFC を装備した各スイッチング モジュール、PFC2、および PFC2 がサポートする DFC を装備していないスイッチング モジュールについて、表示できます。


次に、ポリシー マップ pmap1 をポート FastEthernet 5/36 に付加する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/36
Router(config-if)# service-policy input pmap1
Router(config-if)# end
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show policy-map interface fastethernet 5/36
FastEthernet5/36
service-policy input: pmap1
class-map: cmap1 (match-all)
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
match: ip precedence 5
class cmap1
police 8000 8000 conform-action transmit exceed-action drop
class-map: cmap2 (match-any)
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
match: ip precedence 2
0 packets, 0 bytes
5 minute rate 0 bps
class cmap2
police 8000 10000 conform-action transmit exceed-action drop
Router#

microflow ポリシングのイネーブル化またはディセーブル化

microflow ポリシング(「ポリサー」を参照)をイネーブルまたはディセーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos flow-policing

microflow ポリシングをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos flow-policing

microflow ポリシングをディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos

設定を確認します。

次の例では、microflow ポリシングをディセーブルにする方法を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# no mls qos flow-policing
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | include Microflow
Microflow QoS is disabled globally
Router#

ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングのイネーブル化


) マルチキャスト トラフィックに microflow ポリシングを適用するには、レイヤ 3 マルチキャスト入力インターフェイスで mls qos bridged コマンドを入力する必要があります。


デフォルトでは、microflow ポリサーはルーテッド トラフィックだけに影響します。特定の VLAN 上のブリッジド トラフィックに対して microflow ポリシングをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ vlan vlan_ID } | { type 9 slot/port }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos bridged

VLAN 上で、ブリッジド トラフィック(ブリッジ グループも含む)の microflow ポリシングをイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos bridged

ブリッジド トラフィックの microflow ポリシングをディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

9.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、VLAN 3 ~ 5 のブリッジド トラフィックに対して microflow ポリシングをイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface range vlan 3 - 5
Router(config-if)# mls qos bridged
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | begin Bridged QoS
Bridged QoS is enabled on the following interfaces:
Vl3 Vl4 Vl5
<...output truncated...>
Router#

インターフェイスでの PFC 機能のイネーブル化またはディセーブル化

トラフィックの PFC に実装された PFC QoS 機能は、インターフェイスからイネーブル、またはディセーブルにすることができます(「PFC マーキングおよびポリシング」を参照)。インターフェイスからは、設定を変更せずに、PFC QoS 機能をディセーブルにすることができます。 mls qos インターフェイス コマンドを使用すると、すでに設定されていた PFC QoS 機能が再びイネーブルになります。 mls qos インターフェイス コマンドは、ポート キューイング設定に影響を与えません。

トラフィックの PFC 機能をインターフェイスからイネーブル、またはディセーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 10 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos

インターフェイスで PFC QoS をイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos

インターフェイスで PFC QoS をディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション インターフェイスを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

10.type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetge-wanpos、または atm

次の例は、VLAN 5 インターフェイス上で PFC QoS をディセーブルにする方法を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface vlan 5
Router(config-if)# no mls qos
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | begin QoS is disabled
QoS is disabled on the following interfaces:
Vl5
<...Output Truncated...>
Router#

レイヤ 2 LAN ポートでの VLAN ベース PFC QoS のイネーブル化


) DFC が搭載されている場合は、Supervisor Engine 2 は VLAN ベースの PFC QoS をサポートしません。


デフォルトでは、PFC QoS は LAN ポートに付加されたポリシー マップを使用します。 switchport キーワードを使用してレイヤ 2 LAN ポートとして設定されているポートでは、PFC QoS が VLAN に付加されたポリシー マップを使用するように設定できます(「ポリシー マップの付加」を参照)。 switchport キーワードを使用せずに設定されたポートは、VLAN に対応付けられません。

レイヤ 2 LAN ポートで VLAN ベース PFC QoS をイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 11 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos vlan-based

レイヤ 2 LAN ポートで VLAN ベース PFC QoS をイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos vlan-based

VLAN ベース PFC QoS をディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

11.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート FastEthernet 5/42 で VLAN ベースの PFC QoS をイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/42
Router(config-if)# mls qos vlan-based
Router(config-if)# end
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos | begin QoS is vlan-based
QoS is vlan-based on the following interfaces:
Fa5/42
<...Output Truncated...>

) レイヤ 2 LAN ポートを VLAN ベースの PFC QoS に設定しても、ポリシー マップに関するポート設定はそのままの状態です。no mls qos vlan-based ポート コマンドを使用すると、すでに設定されていたポート コマンドが再びイネーブルになります。


イーサネット LAN ポートおよび OSM 入力ポートの信頼状態の設定

デフォルトでは、すべての入力ポートは信頼できない(untrusted)状態です。非ギガビット イーサネット 1q4t/2q2t ポートを除くすべてのイーサネット LAN ポートに対し、入力ポートの信頼状態を設定できます(「入力 LAN ポートの機能」を参照)。OSM ポートで入力ポートの信頼状態を設定できます(「入力 OSM ポートの機能」を参照)。

入力ポートの信頼状態を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 12 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos trust [ dscp | ip-precedence | cos 13]

ポートの信頼状態を設定します。

Router(config-if)# no mls qos trust

デフォルトの信頼状態(untrusted)に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos

設定を確認します。

12.type = ethernetfastethernetgigabitethernettengigabitethernetge-wanpos、または atm

13.pos、または atm インターフェイス タイプではサポートされません。

入力ポートの信頼状態を設定する場合、次の点に注意してください。

他のキーワードを指定しない場合、 mls qos trust コマンドは mls qos trust dscp コマンドと同じです。

mls qos trust cos コマンドを使用すると、受信キュー廃棄スレッシュホールドがイネーブルになります。CoS 値の矛盾によるトラフィック廃棄を防ぐには、受信するトラフィックが明らかにネットワーク ポリシーと矛盾しない CoS 値を伝送する ISL または 802.1Q フレームである場合に限り、 mls qos trust cos コマンドを使用してポートを設定します。

ポート状態を untrusted に戻すには、 no mls qos trust コマンドを使用します。

次に、 trust cos キーワードを使用してポート GigabitEthernet 1/1 を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# mls qos trust cos
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1 | include trust
Trust state: trust COS
Router#

入力 LAN ポート CoS 値の設定


) PFC QoS が mls qos cos コマンドによって適用された CoS 値を使用するかどうかは、ポートの信頼状態とそのポート経由で受信したトラフィックの信頼状態によって決まります。mls qos cos コマンドを入力しても、ポートの信頼状態またはポート経由で受信したトラフィックの信頼状態は設定されません。

mls qos cos コマンドを使用して適用された CoS 値を内部 DSCP の基準として使用するには、次の設定を行います(「内部 DSCP 値」を参照)。

タグなし入力トラフィックだけを受信するポートでは、入力ポートを信頼できるポートとして設定するか、または入力トラフィックと一致する trust CoS ポリシー マップを設定します。

タグ付き入力トラフィックを受信するポートでは、入力トラフィックと一致する trust CoS ポリシー マップを設定します。


 

trusted として設定されている入力 LAN ポートからのタグなしフレーム、および untrusted として設定されている入力 LAN ポートからの全フレームに PFC QoS が割り当てる CoS 値を設定できます。

入力 LAN ポートの CoS 値を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface {{ type 14 slot/port } | { port-channel number }}

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos cos default_cos

入力 LAN ポートの CoS 値を設定します。

Router(config-if)# no mls qos cos default_cos

デフォルトのポート CoS 値に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

14.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート FastEthernet 5/24 にデフォルトとして CoS 値 5 を設定し、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/24
Router(config-if)# mls qos cos 5
Router(config-if)# end
Router# show queueing interface fastethernet 5/24 | include Default COS
Default COS is 5
Router#

標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定

ここでは、標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合を設定する手順を説明します。

「テール廃棄受信キューの設定」

「WRED 廃棄送信キューの設定」

「WRED 廃棄およびテール廃棄送信キューの設定」

「1q4t/2q2t テール廃棄スレッシュホールドの割合設定」


) • ポートのキュー構造を表示するには、show queueing interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet} slot/port | include type コマンドを使用します(「受信キュー」および「送信キュー」を参照)。

1p1q0t ポートに、設定変更可能なスレッシュホールドはありません。

1p3q1t (送信)、 1p2q1t (送信)、および 1p1q8t (受信)ポートにも、設定変更できないテール廃棄スレッシュホールドがあります(「標準送信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング」を参照)。


 

スレッシュホールドを設定する場合、次の点に注意してください。

キュー番号 1 は、プライオリティが一番低い標準キューです。

キュー番号が大きくなると、標準キューのプライオリティが高くなります。

複数のスレッシュホールド標準キューを設定する場合、次の点に注意してください。

最初に入力したパーセント値は、プライオリティが一番低いスレッシュホールドを設定します。

2 番めに入力したパーセント値は、2 番めにプライオリティが高いスレッシュホールドを設定します。

最後に入力したパーセント値は、プライオリティが一番高いスレッシュホールドを設定します。

指定できるパーセント値の範囲は 1 ~ 100 です。10 という値は、バッファが 10% 満たされている場合のスレッシュホールドを意味します。

プライオリティが一番高いスレッシュホールドは、常に 100% に設定してください。

WRED 廃棄スレッシュホールドを設定する場合、次の点に注意してください。

WRED 廃棄スレッシュホールドには、それぞれロー WRED 値およびハイ WRED 値があります。

ローおよびハイ WRED 値は、キュー容量のパーセント値で表されます(範囲は 1 ~ 100)。

ロー WRED 値は、トラフィック レベルがその値より下がるとトラフィックがまったく廃棄されなくなる限界を表します。ロー WRED 値には、ハイ WRED 値より小さい値を指定する必要があります。

ハイ WRED 値は、トラフィック レベルがその値を超過するとすべてのトラフィックが廃棄される限界を表します。

ロー WRED 値とハイ WRED 値の中間にあるキュー内のトラフィックは、キューが満たされるにつれて、廃棄される可能性が高くなります。

テール廃棄受信キューの設定

次のポート タイプには、受信キューにテール廃棄スレッシュホールドだけがあります。

1p1q4t

1q2t

廃棄スレッシュホールドを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# rcv-queue threshold queue_id thr1% thr2% thr3% thr4% { thr5% thr6% thr7% thr8% }

受信キューのテール廃棄スレッシュホールドの割合を設定します。

Router(config-if)# no rcv-queue threshold [ queue_id ]

受信キューのテール廃棄スレッシュホールドをデフォルトの割合に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 について、受信キュー廃棄スレッシュホールドを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# rcv-queue threshold 1 60 75 85 100
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1 | begin Receive queues
Receive queues [type = 1p1q4t]:
Queue Id Scheduling Num of thresholds
-----------------------------------------
1 Standard 4
2 Priority 1
 
Trust state: trust COS
 
queue tail-drop-thresholds
--------------------------
1 60[1] 75[2] 85[3] 100[4]
<...Output Truncated...>
Router#

WRED 廃棄送信キューの設定

次のポート タイプには、送信キューに WRED 廃棄スレッシュホールドだけがあります。

1p2q2t

1p2q1t

廃棄スレッシュホールドを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 15 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue random-detect min-threshold queue_id thr1% [ thr2% ]

ロー WRED 廃棄スレッシュホールドを設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect min-threshold [ queue_id ]

デフォルトのロー WRED 廃棄スレッシュホールドに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold queue_id thr1% [ thr2% ]

ハイ WRED 廃棄スレッシュホールドを設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect max-threshold [ queue_id ]

デフォルトのハイ WRED 廃棄スレッシュホールドに戻します。

ステップ 4

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 5

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

15.type = fastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

WRED 廃棄およびテール廃棄送信キューの設定

1p3q1t ポートは、送信キューに WRED 廃棄およびテール廃棄スレッシュホールドの両方があります。

廃棄スレッシュホールドを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 16 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue threshold queue_id thr1% [ thr2% thr3% thr4% thr5% thr6% thr7% thr8% ]

テール廃棄スレッシュホールドを設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue threshold [ queue_id ]

デフォルトのテール廃棄スレッシュホールドに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# wrr-queue random-detect min-threshold queue_id thr1% [ thr2% thr3% thr4% thr5% thr6% thr7% thr8% ]

ロー WRED 廃棄スレッシュホールドを設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect min-threshold [ queue_id ]

デフォルトのロー WRED 廃棄スレッシュホールドに戻します。

ステップ 4

Router(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold queue_id thr1% [ thr2% thr3% thr4% thr5% thr6% thr7% thr8% ]

ハイ WRED 廃棄スレッシュホールドを設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect max-threshold [ queue_id ]

デフォルトのハイ WRED 廃棄スレッシュホールドに戻します。

ステップ 5

Router(config-if)# wrr-queue random-detect queue_id

WRED 廃棄スレッシュホールドをイネーブルにします。

Router(config-if)# no wrr-queue random-detect [ queue_id ]

テール廃棄スレッシュホールドをイネーブルにします。

ステップ 6

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 7

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

16.type = fastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 について、ロー プライオリティ送信キューのハイ WRED 廃棄スレッシュホールドを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# wrr-queue random-detect max-threshold 1 70 70
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1 | begin Transmit queues
Transmit queues [type = 1p2q2t]:
Queue Id Scheduling Num of thresholds
-----------------------------------------
1 WRR low 2
2 WRR high 2
3 Priority 1
 
queue random-detect-max-thresholds
----------------------------------
1 40[1] 70[2]
2 40[1] 70[2]
<...Output Truncated...>
Router#

1q4t/2q2t テール廃棄スレッシュホールドの割合設定

次に、 1q4t/2q2t ポートでの受信キューおよび送信キューの廃棄スレッシュホールドの関係を示します。

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 1 = 送信キュー 1(標準ロー プライオリティ)スレッシュホールド 1

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 2 = 送信キュー 1(標準ロー プライオリティ)スレッシュホールド 2

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 3 = 送信キュー 2(標準ハイ プライオリティ)スレッシュホールド 1

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 4 = 送信キュー 2(標準ハイ プライオリティ)スレッシュホールド 2

1q4t / 2q2t LAN ポートに標準受信キューおよび送信キューのテール廃棄スレッシュホールドの割合を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue threshold queue_id thr1% thr2%

受信キューおよび送信キューのテール廃棄スレッシュホールドを設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue threshold [ queue_id ]

受信キューおよび送信キューのデフォルトのテール廃棄スレッシュホールドに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { ethernet | fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

受信キューおよび送信キューのテール廃棄スレッシュホールドを設定する場合、次の点に注意してください。

送信キュー番号およびスレッシュホールド番号を使用する必要があります。

queue_id は、標準ロー プライオリティ キューについては 1、標準ハイ プライオリティ キューについては 2 です。

指定できるパーセント値の範囲は 1 ~ 100 です。10 という値は、バッファが 10% 満たされている場合のスレッシュホールドを意味します。

スレッシュホールドは常に 2 ~ 100% の範囲で設定してください。

イーサネットおよびファスト イーサネット 1q4t ポートは、受信キュー テール廃棄スレッシュホールドをサポートしません。

次に、ポート GigabitEthernet 2/1 について、受信キュー 1/スレッシュホールド 1、および送信キュー 1/スレッシュホールド 1 を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 2/1
Router(config-if)# wrr-queue threshold 1 60 100
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 2/1
Transmit queues [type = 2q2t]:
 
<...Output Truncated...>
 
queue tail-drop-thresholds
--------------------------
1 60[1] 100[2]
2 40[1] 100[2]
 
<...Output Truncated...>
 
Receive queues [type = 1q4t]:
 
<...Output Truncated...>
 
queue tail-drop-thresholds
--------------------------
1 60[1] 100[2] 40[3] 100[4]
<...Output Truncated...>
Router#

廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

ここでは、廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピングについて説明します。


) ポートのキュー構造を表示するには、show queueing interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet} slot/port | include type コマンドを使用します。


ここでは、CoS 値のマップ手順について説明します。

「標準受信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング」

「標準送信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング」

「完全優先キューへの CoS 値のマッピング」

「1q4t/2q2t LAN ポートのテール廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング」

スレッシュホールドに CoS 値を設定する場合、次の点に注意してください。

キュー番号 1 は、プライオリティが一番低い標準キューです。

キュー番号が大きくなると、標準キューのプライオリティが高くなります。

最大 8 つの CoS 値をスレッシュホールドにマッピングできます。

スレッシュホールド 0 は、次のポート タイプの場合、設定変更できない 100% テール廃棄スレッシュホールドを意味します。

1p1q0t (受信)

1p1q8t (受信)

1p3q1t (送信)

1p2q1t (送信)

標準キュー スレッシュホールドは、次のポート タイプでテール廃棄または WRED 廃棄スレッシュホールドとして設定できます。

1p1q8t (受信)

1p3q1t (送信)

テール廃棄、または WRED 廃棄としてスレッシュホールドを設定する方法の詳細については、「標準キューの廃棄スレッシュホールドの割合設定」を参照してください。

標準受信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

CoS 値を標準受信キュー スレッシュホールドにマッピングするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# rcv-queue cos-map queue_# threshold_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

標準受信キューのスレッシュホールドに CoS 値をマッピングします。

Router(config-if)# no rcv-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 に対して、標準受信キューのスレッシュホールド 1 に CoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# rcv-queue cos-map 1 1 0 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1
<...Output Truncated...>
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
1 3 4 5
1 4 6 7
<...Output Truncated...>
Router#

標準送信キュー スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング

標準送信キュー スレッシュホールドに CoS 値をマッピングするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue cos-map transmit_queue_# threshold_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

標準送信キューのスレッシュホールドに CoS 値をマッピングします。

Router(config-if)# no wrr-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | gigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

次に、ポート FastEthernet 5/36 に対して、標準送信キュー 1/スレッシュホールド 1 に、CoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/36
Router(config-if)# wrr-queue cos-map 1 1 0 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface fastethernet 5/36 | begin queue thresh cos-map
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
2 1 4 5
2 2 6 7
<...Output Truncated...>
Router#

完全優先キューへの CoS 値のマッピング

CoS 値を送受信完全優先キューにマッピングするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 17 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# priority-queue cos-map queue_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

受信および送信完全優先キューに CoS 値をマッピングします。

Router(config-if)# no priority-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

17.type = fastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

完全優先キューに CoS 値をマッピングする場合、次の点に注意してください。

キュー番号は、常に 1 です。

キューにマッピングする、最大 8 つの CoS 値を入力できます。

次に、ポート GigabitEthernet 1/1 の完全優先キューに、CoS 値 7 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/1
Router(config-if)# priority-queue cos-map 1 7
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/1
<...Output Truncated...>
Transmit queues [type = 1p2q2t]:
<...Output Truncated...>
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
2 1 4
2 2 6
3 1 5 7
 
Receive queues [type = 1p1q4t]:
<...Output Truncated...>
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
1 3 4
1 4 6
2 1 5 7
<...Output Truncated...>
Router#

1q4t/2q2t LAN ポートのテール廃棄スレッシュホールドへの CoS 値のマッピング


) ポートのキュー構造を表示するには、show queueing interface {ethernet | fastethernet | gigabitethernet | tengigabitethernet} slot/port | include type コマンドを使用します。


次に、 1q4t / 2q2t LAN ポートでの受信キューおよび送信キューのテール廃棄スレッシュホールドの関係を示します。

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 1 = 送信キュー 1(標準ロー プライオリティ)スレッシュホールド 1

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 2 = 送信キュー 1(標準ロー プライオリティ)スレッシュホールド 2

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 3 = 送信キュー 2(標準ハイ プライオリティ)スレッシュホールド 1

受信キュー 1(標準)スレッシュホールド 4 = 送信キュー 2(標準ハイ プライオリティ)スレッシュホールド 2

テール廃棄スレッシュホールドに CoS 値をマッピングするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 18 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue cos-map transmit_queue_# threshold_# cos1 [ cos2 [ cos3 [ cos4 [ cos5 [ cos6 [ cos7 [ cos8 ]]]]]]]

テール廃棄スレッシュホールドに CoS 値をマッピングします。

ステップ 3

Router(config-if)# no wrr-queue cos-map

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 4

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 5

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

18.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

テール廃棄スレッシュホールドに CoS 値をマッピングする場合、次の点に注意してください。

送信キュー番号およびスレッシュホールド番号を使用する必要があります。

キュー 1 は、ロー プライオリティ標準送信キューです。

キュー 2 は、ハイ プライオリティ標準送信キューです。

キューごとに 2 つのスレッシュホールドがあります。

スレッシュホールドにマッピングする、最大 8 つの CoS 値を入力します。

次に、ポート FastEthernet 5/36 に対して、標準送信キュー 1/スレッシュホールド 1 に、CoS 値 0 および 1 をマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 5/36
Router(config-if)# wrr-queue cos-map 1 1 0 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface fastethernet 5/36 | begin queue thresh cos-map
queue thresh cos-map
---------------------------------------
1 1 0 1
1 2 2 3
2 1 4 5
2 2 6 7
<...Output Truncated...>
Router#

LAN ポート送信キュー間での帯域幅の割り当て

スイッチは、WRR アルゴリズムを使用し、一度に 1 つの標準キューからフレームを送信します。WRR はキューの重み値の比率を使用して、別のキューに切り替える前に、そのキューから送信するフレームの量を決定します。あるキューの優先度が高ければ高いほど、このキューに割り当てられる送信帯域幅が大きくなります。

出力 LAN ポートに帯域幅を割り当てるには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 19 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue bandwidth low_priority_queue_weight [ medium_priority_queue_weight ] high_priority_queue_weight

標準送信キュー間で帯域幅を割り当てます。有効な重み値の範囲は 1 ~ 255 です。

Router(config-if)# no wrr-queue bandwidth

デフォルトの帯域幅の割り当てに戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

19.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート GigabitEthernet 1/2 に対して、帯域幅の比率を 3 対 1 に割り当てる例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/2
Router(config-if)# wrr-queue bandwidth 3 1
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/2 | include bandwidth
WRR bandwidth ratios: 3[queue 1] 1[queue 2]
Router#

1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートでの受信キューのサイズ比の設定

1p1q0t または 1p1q8t 入力 LAN ポートで完全優先受信キューおよび標準受信キューのサイズ比を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface { fastethernet | tengigabitethernet } slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# rcv-queue queue-limit standard_queue_weight strict_priority_queue_weight

完全優先受信キューおよび標準受信キューのサイズ比を設定します。

Router(config-if)# no rcv-queue queue-limit

デフォルトのサイズ比に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface { fastethernet | tengigabitethernet } slot/port

設定を確認します。

受信キュー サイズ比を設定する場合、次の点に注意してください。

rcv-queue queue-limit コマンドは、ASIC 単位でポートを設定します。

ネットワークにおける、完全優先トラフィックと標準トラフィックの比率を概算してください(例:標準トラフィック 80%、完全優先トラフィック 20% など)。

概算したパーセント値を、各キューの重みとして使用します。

有効値は 1 ~ 100% です。ただし、 1p1q8t 入力 LAN ポートの場合、完全優先キューの有効値は 3 ~ 100% です。

次に、ポート FastEthernet 2/2 について、受信キュー サイズ比を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface fastethernet 2/2
Router(config-if)# rcv-queue queue-limit 75 15
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface fastethernet 2/2 | include queue-limit
queue-limit ratios: 75[queue 1] 15[queue 2]
Router#

LAN ポート送信キューのサイズ比の設定

出力 LAN ポートに送信キューのサイズ比を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 20 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# wrr-queue queue-limit low_priority_queue_weight [ medium_priority_queue_weight ] high_priority_queue_weight

複数の送信キュー間の送信キュー サイズ比を設定します。

Router(config-if)# no wrr-queue queue-limit

デフォルトの送信キューのサイズ比に戻します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show queueing interface type 1 slot/port

設定を確認します。

20.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

送信キュー間の送信キュー サイズ比を設定する場合、次の点に注意してください。

ネットワークにおけるロー プライオリティ トラフィックとハイ プライオリティ トラフィックの比率を概算してください(例:ロー プライオリティ トラフィック 80%、ハイ プライオリティ トラフィック 20% など)。

出力完全優先キューを持つ LAN ポートでは、PFC QoS により、出力完全優先キューのサイズは、ハイ プライオリティ キューのサイズと等しくなるように設定されます。

概算したパーセント値を、各キューの重みとして使用します。

有効値は 1 ~ 100% です。ただし、 1p2q1t 出力 LAN ポートの場合、ハイ プライオリティ キューの有効値は 5 ~ 100% です。

次に、ポート GigabitEthernet 1/2 に対して、送信キュー サイズ比を設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface gigabitethernet 1/2
Router(config-if)# wrr-queue queue-limit 75 15
Router(config-if)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show queueing interface gigabitethernet 1/2 | include queue-limit
queue-limit ratios: 75[queue 1] 25[queue 2]
Router#

受信 CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピング

受信した CoS 値から、PFC QoS が PFC(「内部 DSCP 値」を参照)上で内部的に使用する DSCP 値へのマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map cos-dscp dscp1 dscp2 dscp3 dscp4 dscp5 dscp6 dscp7 dscp8

受信した CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定します。PFC QoS が CoS 値 0 ~ 7 をマッピングする、8 つの DSCP 値を入力する必要があります。

Router(config)# no mls qos map cos-dscp

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

次に、受信した CoS 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map cos-dscp 0 1 2 3 4 5 6 7
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos maps | begin Cos-dscp map
Cos-dscp map:
cos: 0 1 2 3 4 5 6 7
----------------------------------
dscp: 0 1 2 3 4 5 6 7
<...Output Truncated...>
Router#

受信 IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピング

受信した IP precedence 値から、PFC QoS が PFC(「内部 DSCP 値」を参照)上で内部的に使用する DSCP 値へのマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map ip-prec-dscp dscp1 dscp2 dscp3 dscp4 dscp5 dscp6 dscp7 dscp8

受信した IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定します。PFC QoS が受信した IP precedence 値 0 ~ 7 をマッピングする、8 つの内部 DSCP 値を入力する必要があります。

Router(config)# no mls qos map ip-prec-dscp

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

次に、受信した IP precedence 値から内部 DSCP 値へのマッピングを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map ip-prec-dscp 0 1 2 3 4 5 6 7
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos maps | begin IpPrecedence-dscp map
IpPrecedence-dscp map:
ipprec: 0 1 2 3 4 5 6 7
----------------------------------
dscp: 0 1 2 3 4 5 6 7
<...Output Truncated...>
Router#

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピング

PFC QoS が PFC 上で内部的に使用する DSCP 値から、出力 LAN ポートのスケジューリングおよび輻輳回避に使用される CoS 値へのマッピングを設定する(「内部 DSCP 値」および「LAN 出力ポートの機能」を参照)には、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map dscp-cos dscp1 [ dscp2 [ dscp3 [ dscp4 [ dscp5 [ dscp6 [ dscp7 [ dscp8 ]]]]]]] to cos_value

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピングを設定します。

Router(config)# no mls qos map dscp-cos

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピングを設定する場合、次の点に注意してください。

PFC QoS が CoS 値にマッピングする DSCP 値は、8 つまで入力できます。

複数のコマンドを入力して、追加の DSCP 値を CoS 値にマッピングできます。

CoS 値ごとに個別のコマンドを入力できます。

次に、内部 DSCP 値 0、8、16、24、32、40、48、および 54 を、出力 CoS 値 0 にマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map dscp-cos 0 8 16 24 32 40 48 54 to 0
Router(config)# end
Router#
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos map | begin Dscp-cos map
Dscp-cos map: (dscp= d1d2)
d1 : d2 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
-------------------------------------
0 : 00 00 00 00 00 00 00 00 00 01
1 : 01 01 01 01 01 01 00 02 02 02
2 : 02 02 02 02 00 03 03 03 03 03
3 : 03 03 00 04 04 04 04 04 04 04
4 : 00 05 05 05 05 05 05 05 00 06
5 : 06 06 06 06 00 06 07 07 07 07
6 : 07 07 07 07
<...Output Truncated...>
Router#

Dscp-cos の出力で、マトリクスの本体に表示されるのが CoS 値です。DSCP 値の最初の桁の数字は d1 のカラムに、2 番めの桁の数字は一番上の行に表示されます。上記の例では、DSCP 値 41 ~ 47 は、いずれも CoS 05 にマッピングしています。


DSCP マークダウン値の設定

ポリサー(「ポリサー」を参照)が使用する DSCP マークダウン値のマッピングを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos map policed-dscp { normal-burst | max-burst } dscp1 [ dscp2 [ dscp3 [ dscp4 [ dscp5 [ dscp6 [ dscp7 [ dscp8 ]]]]]]] to markdown_dscp

DSCP マークダウン値のマッピングを設定します。

Router(config)# no mls qos map policed-dscp { normal-burst | max-burst }

デフォルトのマッピングに戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos maps

設定を確認します。

DSCP マークダウン値のマッピングを設定する場合、次の点に注意してください。

exceed-action policed-dscp-transmit キーワードによって使用されるマークダウン値のマッピングを設定するには、 normal-burst キーワードを使用します。

violate-action policed-dscp-transmit キーワードによって使用されるマークダウン値のマッピングを設定するには、 max-burst キーワードを使用します。


pir キーワードを使用せずにポリサーを作成し、かつ maximum_burst_bytes パラメータが normal_burst_bytes パラメータに等しい場合(maximum_burst_bytes パラメータを入力しない場合)、exceed-action policed-dscp-transmit キーワードを使用すると、PFC QoS は policed-dscp max-burst マークダウン マップの定義に従ってトラフィックをマークダウンします。


パケットの順序誤りを防ぐため、適合するトラフィックおよび適合しないトラフィックが同じキューを使用するように、マークダウン値のマッピングを設定してください。

マークダウンされた DSCP 値にマッピングする、最大 8 つの DSCP 値を入力できます。

複数のコマンドを入力して、追加の DSCP 値をマークダウンされた DSCP 値にマッピングできます。

マークダウンされた DSCP 値ごとに個別のコマンドを入力できます。


) マークダウンされた DSCP 値は、マークダウン ペナルティと矛盾しない CoS 値にマッピングするように設定してください(「内部 DSCP 値から出力 CoS 値へのマッピング」を参照)。


次に、DSCP 1 をマークダウンされた DSCP 値 0 にマッピングする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# mls qos map policed-dscp normal-burst 1 to 0
Router(config)# end
 

次に、設定を確認する例を示します。

Router# show mls qos map
Normal Burst Policed-dscp map: (dscp= d1d2)
d1 : d2 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
-------------------------------------
0 : 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
1 : 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
2 : 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
3 : 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
4 : 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
5 : 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
6 : 60 61 62 63
 
Maximum Burst Policed-dscp map: (dscp= d1d2)
d1 : d2 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
-------------------------------------
0 : 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
1 : 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
2 : 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
3 : 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
4 : 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
5 : 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
6 : 60 61 62 63
<...Output Truncated...>
Router#

Policed-dscp の出力で、マトリクスの本体に表示されるのがマークダウンされた DSCP 値です。元の DSCP 値の最初の桁の数字は d1 のカラムに、2 番めの桁の数字は一番上の行に表示されます。上記の例では、DSCP 41 は DSCP 41 にマッピングされています。


PFC QoS 統計データ エクスポートの設定


) Release 12.1(11b)E 以降のリリースでは、PFC QoS 統計データ エクスポートがサポートされています。


ここでは、PFC QoS 統計データ エクスポートの設定方法について説明します。

「PFC QoS 統計データ エクスポートのグローバルなイネーブル化」

「ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化」

「名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化」

「クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化」

「PFC QoS 統計データ エクスポート間隔の設定」

「PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポートの設定」

「PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタの設定」

PFC QoS 統計データ エクスポートのグローバルなイネーブル化

PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export

PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos statistics-export

PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export
Router(config)# end
% Warning: Export destination not set.
% Use 'mls qos statistics-export destination' command to configure the export destination
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
Router#

) その他の PFC QoS 統計データ エクスポートの設定を有効にするには、PFC QoS 統計データ エクスポートをグローバルにイネーブルにする必要があります。


ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

特定のポートの PFC QoS 統計データのエクスポートをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface type 21 slot/port

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# mls qos statistics-export

指定したポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにします。

Router(config-if)# no mls qos statistics-export

指定したポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをディセーブルにします。

ステップ 3

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

21.type = ethernetfastethernetgigabitethernet、または tengigabitethernet

次に、ポート FastEthernet 5/24 で PFC QoS 統計データのエクスポートをイネーブルにし、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# interface fastethernet 5/24
Router(config-if)# mls qos statistics-export
Router(config-if)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
Router#
 

ポートの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにすると、エクスポートされたデータには次に示すフィールドがデリミタ文字で区切られて格納されます。

エクスポート タイプ(ポートの場合は「1」)

スロット/ポート

入力パケット数

入力バイト数

出力パケット数

出力バイト数

タイム スタンプ

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export aggregate-policer aggregate_policer_name

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos statistics-export aggregate-policer aggregate_policer_name

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、aggr1M という名前の aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにして、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export aggregate-policer aggr1M
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
Router#
 

名前付き aggregate ポリサーの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにすると、エクスポートされたデータには次に示すフィールドがデリミタ文字で区切られて格納されます。

エクスポート タイプ(aggregate ポリサーの場合は「3」)

aggregate ポリサー名

方向([in])

PFC または DFC スロット番号

適合するパケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートのイネーブル化

クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export class-map classmap_name

クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにします。

Router(config)# no mls qos statistics-export class-map classmap_name

クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートをディセーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、class3 という名前のクラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにして、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export class-map class3
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 300 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3
Router#
 

クラス マップの PFC QoS 統計データ エクスポートをイネーブルにすると、エクスポート データには次に示すフィールドがデリミタで区切られて格納されます。

物理ポートからのデータ:

エクスポート タイプ(クラスマップおよびポートの場合は「4」)

クラス マップ名

方向([in])

スロット/ポート

適合するパケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

Virtual LAN(VLAN; 仮想 LAN)インターフェイスからのデータ:

エクスポート タイプ(クラス マップおよび VLAN の場合は「5」)

クラス マップ名

方向([in])

PFC または DFC スロット番号

VLAN ID

適合するパケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

ポート チャネル インターフェイスからのデータ:

エクスポート タイプ(クラス マップおよびポート チャネルの場合は「6」)

クラス マップ名

方向([in])

PFC または DFC スロット番号

ポート チャネル ID

適合するパケット数

CIR を超えるパケット数

PIR を超えるパケット数

タイム スタンプ

PFC QoS 統計データ エクスポート間隔の設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export interval interval_in_seconds

PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔を設定します。

(注) 間隔は、使用している設定内のアクティビティにカウンタ ラップアラウンドが発生しない程度に短くする必要があります。ただし、PFC QoS 統計データ エクスポートを実行するとスイッチにかなりの負荷が発生するため、間隔を小さくするときは注意してください。

Router(config)# no mls qos statistics-export interval interval_in_seconds

PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔をデフォルト値に戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、PFC QoS 統計データ エクスポートの間隔を設定し、設定を確認する例を示します。

Router(config)# mls qos statistics-export interval 250
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 250 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : Not configured
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3
Router#

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポートの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポート番号を設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export destination { host_name | host_ip_address } { port port_number | syslog [ facility facility_name ] [ severity severity_value ]}

PFC QoS 統計データ エクスポートの宛先ホストおよび UDP ポート番号を設定します。

Router(config)# no mls qos statistics-export destination

設定された値を消去します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。


) PFC QoS データ エクスポートの宛先を Syslog サーバにした場合、エクスポート データの先頭に Syslog ヘッダーが付きます。


表 31-3 に、サポートされている PFC QoS データ エクスポート機能パラメータ値を示します。

 

表 31-3 サポートされている PFC QoS データ エクスポート機能パラメータ値

名前
定義
名前
定義

kern

カーネル メッセージ

cron

cron/at サブシステム

user

ランダムなユーザレベル メッセージ

local0

ローカルで使用するために予約

mail

メール システム

local1

ローカルで使用するために予約

daemon

システム デーモン

local2

ローカルで使用するために予約

auth

セキュリティ/認証メッセージ

local3

ローカルで使用するために予約

syslog

内部 Syslog メッセージ

local4

ローカルで使用するために予約

lpr

ライン プリンタ サブシステム

local5

ローカルで使用するために予約

news

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表 31-4 に、サポートされている PFC QoS データ エクスポートの重大度パラメータ値を示します。

 

表 31-4 サポートされている PFC QoS データ エクスポートの重大度パラメータ値

重大度パラメータ
名前
番号
定義

emerg

0

システムは使用不能

alert

1

即時対処が必要

crit

2

クリティカル

err

3

エラー

warning

4

警告

notice

5

正常だが重大な状態

info

6

informational

debug

7

デバッグレベル メッセージ

次に、172.20.52.3 を宛先ホストとして、Syslog を UDP ポート番号として設定し、その設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export destination 172.20.52.3 syslog
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 250 seconds
Export Delimiter : |
Export Destination : 172.20.52.3, UDP port 514 Facility local6, Severity debug
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタの設定

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタを設定するには、次の作業を行います。

 

 
コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# mls qos statistics-export delimiter delimiter_character

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタを設定します。

Router(config)# no mls qos statistics-export delimiter

PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタをデフォルト値に戻します。

ステップ 2

Router(config)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 3

Router# show mls qos statistics-export info

設定を確認します。

次に、PFC QoS 統計データ エクスポートのフィールド デリミタを設定し、設定を確認する例を示します。

Router# configure terminal
Router(config)# mls qos statistics-export delimiter ,
Router(config)# end
Router# show mls qos statistics-export info
QoS Statistics Data Export Status and Configuration information
---------------------------------------------------------------
Export Status : enabled
Export Interval : 250 seconds
Export Delimiter : ,
Export Destination : 172.20.52.3, UDP port 514 Facility local6, Severity debug
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following ports:
---------------------------------------------------------
FastEthernet5/24
 
QoS Statistics Data export is enabled on following shared aggregate policers:
-----------------------------------------------------------------------------
aggr1M
 
QoS Statistics Data Export is enabled on following class-maps:
---------------------------------------------------------------
class3