Catalyst 4500 シリーズ スイッチ Cisco IOS システム メッセージ ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)EW
システム メッセージの形式
システム メッセージの形式
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 925KB) | フィードバック

目次

システム メッセージの形式

メッセージの構造

ファシリティ コード

重大度

ニーモニック コード

メッセージ テキスト

システム エラー メッセージの例

エラー メッセージ トレースバック レポート

システム メッセージの形式

この章では、Cisco IOSシステム メッセージの構造およびエラー メッセージ トレースバック レポートについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「メッセージの構造」

「エラー メッセージ トレースバック レポート」

メッセージの構造

メッセージに含まれる情報は、次のとおりです。

ファシリティ コード

重大度

ニーモニック コード

記述フィールド

システム エラー メッセージの構造は、次のとおりです。

ファシリティ-重大度-ニーモニック:メッセージ テキスト

ファシリティ コード

ファシリティ コードは2つ以上の大文字で構成され、メッセージに関連したファシリティを示します。ファシリティにはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェア モジュールがあります。 表 1-1 に、システムのファシリティ コードを示します。

 

表 1-1 ファシリティ コード

コード
ファシリティ

ACL

Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)

BUFFERMANAGER

メモリ バッファ管理

CHASSIS

シャーシ

COMMONHWACLMAN

共通ハードウェアACL管理

COMMONSTUBMAN

Application Specific Integrated Circuit(ASIC;特定用途向けIC)固有のメッセージ

DAIMAN

ダイナミックAddress Resolution Protocol(ARP)検査管理

DHCP_SNOOPING

Dynamic Host Control Protocol(DHCP;動的ホスト制御プロトコル)スヌーピング メッセージ

DOT1X

802.1x関連のポートベース認証

DTP

Dynamic Trunking Protocol(DTP)

EBM

イーサネット ブリッジ管理

EC

EtherChannel

GBICMAN

GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)マネージャ

HW

ハードウェア

HWACLMAN

ハードウェアACL管理

HWL2MAN

レイヤ2ハードウェア管理

HWNETFLOWMAN

NetFlow管理

HWPORTMAN

ハードウェア ポート管理

IDBMAN

インターフェイス記述子ブロック管理

ILCPROTOCOLERROR

Intelligent Line Card(ILC)プロトコル

IOSACLMAN

Cisco IOS ACL管理

IOSDHCPSNOOPMAN

Cisco IOS DHCPスヌープ管理

IOSIGMPSNOOPMAN

Cisco IOS Internet Group Management Protocol(IGMP)スヌープ管理

IOSINTF

Catalyst 4500 IOSインターフェイスの動作

IOSIPROUTEMAN

Cisco IOS IPルート管理

IOSL2MAN

Cisco IOSレイヤ2管理

IOSMODPORTMAN

Cisco IOSポート管理

IOSSYS

Catalyst 4500 IOSシステム

IOSSYSMAN

Catalyst 4500 IOSシステム管理

IPROUTEMAN

Catalyst 4500 IOS IPルーティング管理

L3HWFORWARDING

レイヤ3ハードウェア転送

LINECARDMGMTPROTOCOL

Line Card Management Protocol

PKTPROCESSING

パケット処理

PM

ポート マネージャ

PORTFANOUTASIC4X1000MAN

ポート ファンアウトASIC 4x1000管理

PORTFANOUTASIC8X1000HW

ポート ファンアウトASIC 8x1000ハードウェア

PORTFANOUTASIC8X100MAN

ポート ファンアウトASIC 8x100管理

QOS

Quality of Service(QoS;サービス品質)

REDUNDANCY

冗長スーパバイザ

SERVICECARDMAN

サービス カード管理

SFF8472

浮動小数点サブシステム(Small Form Factor [SFF]8472)

SPANTREE

Spanning-Tree Protocol(STP;スパニングツリー プロトコル)

SPANTREE_VLAN_SW

スパニングツリーVLAN(仮想LAN)スイッチ管理

STORM_CONTROL

ブロードキャスト ストーム制御

STORE

メモリ

SUPERVISOR

スーパバイザ

SWITCH-QOS-TB

スイッチQoS管理

SW_DAI

ダイナミックARP検査

SW-VLAN

スイッチVLAN管理

SWITCHINGENGINEMAN

スイッチング エンジン管理

SWITCHMANAGER

スイッチ管理

SWNETFLOWMAN

ソフトウェアNetFlow管理

SYSMAN

システム管理

TRANSCIEVER

TRANSCEIVERサブシステム

UFAS_MCAST_SWT

UplinkFast

VQPCLIENT

VLAN Query Protocol(VQP)クライアント

WATCHDOG

ウォッチドッグ タイマー

重大度

重大度は0~7の1桁のコードで、状態の重大度を表します。数字が小さいほど深刻な状況です。 表 1-2 に、メッセージの重大度を示します。

 

表 1-2 メッセージの重大度

重大度
説明

0

緊急 ― システムが使用不可能な状態

1

アラート ― ただちに対応が必要な状態

2

クリティカル ― クリティカルな状態

3

エラー ― エラー状態

4

警告 ― 警告状態

5

通知 ― 正常だが注意を要する状態

6

情報 ― 単なる情報メッセージ

7

デバッグ ― デバッグ時に限り表示されるメッセージ

ニーモニック コード

ニーモニック コードは、エラー メッセージを一意に識別するためのコードです。ニーモニックは例外なく、すべて大文字の文字列です。

メッセージ テキスト

メッセージ テキストはエラー状態を記述した文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス スペースの位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば10進数は[dec]で表します。 表 1-3 に、メッセージの可変フィールドを示します。

 

表 1-3 メッセージの可変フィールドの表記

表記
情報のタイプ

[dec]

10進整数

[chars]または[char]

文字列

[hex]

16進整数

[num]

番号

システム エラー メッセージの例

次に、システム エラー メッセージの例を示します。

エラー メッセージ LINK-2-BADVCALL: Interface [chars], undefined entry point

エラー メッセージによっては、エラーを通知しているカードおよびスロットを示すものがあります。このようなエラー メッセージの構造は、次のとおりです。

カード-重大度-MSG:スロット ファシリティ-重大度-ニーモニック:
メッセージ テキスト

カードは、エラーを通知しているカードのタイプを示すコードです。

MSGは、これがメッセージであることを通知しているニーモニックです。常にMSGで表されます。

スロットは、エラーを通知しているカードのスロット番号です。SLOTに数字を付けた形で表されます(たとえば、SLOT5)。

エラー メッセージ トレースバック レポート

メッセージの中には、内部エラーが記述され、トレースバック情報が含まれているものがあります。ここから、メッセージの原因になったファンクション コールのスタック トレースが得られます。このトレースは、メッセージで通知された問題をエンジニアが特定するのに役立ちます。テクニカル サポートの担当者に問題を報告するときは、この情報を提出してください。

次に、トレースバック レポートに含まれる情報の例を示します。

-Process= "Exec", level= 0, pid= 17

-Traceback= 1A82 1AB4 6378 A072 1054 1860

例に含まれている数字は、メッセージの原因となったコードの行を示します。