Catalyst 4500 シリーズ スイッチ Cisco IOS システ ム メッセージ ガイド, Cisco IOS リリース 12.2(53)SG
システム メッセージの形式
システム メッセージの形式
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2010/03/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

システム メッセージの形式

メッセージの構造

ファシリティ コード

重大度

ニーモニック コード

メッセージ テキスト

システム エラー メッセージの例

エラー メッセージ トレースバック レポート

システム メッセージの形式

この章では、Cisco IOS システム メッセージの構造およびエラー メッセージ トレースバック レポートについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「メッセージの構造」

「エラー メッセージ トレースバック レポート」

メッセージの構造

メッセージに含まれる情報は、次のとおりです。

ファシリティ コード

重大度

ニーモニック コード

記述フィールド

システム エラー メッセージの構造は、次のとおりです。

ファシリティ-重要度-ニーモニック: メッセージ テキスト

ファシリティ コード

ファシリティ コードは 2 つ以上の大文字で構成され、メッセージに関連したファシリティを示します。ファシリティにはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェア モジュールがあります。 表 1-1 に、システムのファシリティ コードを示します。

 

表 1-1 ファシリティ コード

コード
ファシリティ

ACL

Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)

ACLSNOOPMAN

ACL スヌーピング

ARPSNOOPINGMAN

ARP スヌーピング

BAD_ID_HW

ハードウェア ID エラー

BUFFERMANAGER

メモリ バッファ管理

CHASSIS

シャーシ

COMMONHWACLMAN

共通ハードウェア ACL 管理

COMMONSTUBMAN

ASIC 固有のメッセージ

DHCP_SNOOPING

DHCP(動的ホスト制御プロトコル)スヌーピング メッセージ

DOT1X

802.1X 関連のポートベース認証

DTP

Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランキング プロトコル)

EBM

イーサネット ブリッジ管理

EC

EtherChannel

FLASH

フラッシュ メモリ

GBICMAN

Gigabit Interface Converter(GBIC; ギガビット インターフェイス コンバータ)マネージャ

GLMMAN

TwinGig コンバータ メッセージ

HW

ハードウェア

HAL

Hardware Abstraction Layer(HAL)メッセージ

HWACLMAN

ハードウェア ACL 管理

HWL2MAN

レイヤ 2 ハードウェア管理

HWNETFLOWMAN

NetFlow 管理

HWPORTMAN

ハードウェア ポート管理

IDBMAN

インターフェイス記述子ブロック管理

ILCPROTOCOLERROR

ILC プロトコル

IOSACLMAN

Cisco IOS ACL 管理

IOSDIAGMAN

Cisco IOS 診断マネージャ

IOSDHCPSNOOPMAN

Cisco IOS DHCP スヌープ管理

IOSIGMPSNOOPMAN

Cisco IOS IGMP(インターネット グループ管理プロトコル)スヌープ管理

IOSINTF

Catalyst 4500 IOS インターフェイスの動作

IOSIPROUTEMAN

Cisco IOS IP ルート マネージャ

IOSL2MAN

Cisco IOS レイヤ 2 マネージャ

IOSL3MAN

Cisco IOS レイヤ 3 マネージャ

IOSMODPORTMAN

Cisco IOS モジュール ポート マネージャ

IOSREDUNDANCYMAN

Cisco IOS 冗長マネージャ

IOSSYS

Catalyst 4500 IOS システム

IOSSYSMAN

Catalyst 4500 IOS システム管理

IPROUTEMAN

Catalyst 4500 IOS IP ルーティング管理

L2MAN

レイヤ 2 ハードウェア管理

L3HWFORWARDING

レイヤ 3 ハードウェア転送

LINECARDMGMTPROTOCOL

ラインカード管理プロトコル

LOGGING_REDIRECT

ロギング リダイレクト ISSU

LPIPMAN

LAN Port IP(LPIP)ダイナミック ホスト ポリシー

PKTPROCESSING

パケット処理

PM

ポート マネージャ

PORTFANOUTASIC4X1000MAN

ポート ファンアウト ASIC 4x1000 管理

PORTFANOUTASIC8X1000HW

ポート ファンアウト ASIC 8x1000 ハードウェア

PORTFANOUTASIC8X100MAN

ポート ファンアウト ASIC 8x100 管理

PPPoE_ IA

Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)

QOS

Quality of Service(QoS)

REDUNDANCY

冗長スーパーバイザ

S2W

カレンダー

SPD

SPD

SFF8472

浮動小数点サブシステム(SFF8472)

SPANTREE

Spanning-Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)

SPANTREE_VLAN_SW

スパニング ツリー VLAN(仮想 LAN)スイッチ管理

STORM_CONTROL

ブロードキャスト ストーム制御

STORE

メモリ

SUPERVISOR

スーパーバイザ

SWITCH-QOS-TB

スイッチ QoS 管理

SW_DAI

ダイナミック ARP インスペクション

SW-VLAN

スイッチ VLAN 管理

SWITCHINGENGINEMAN

スイッチング エンジン管理

SWITCHMANAGER

スイッチ管理

SWNETFLOWMAN

ソフトウェア NetFlow 管理

SYSMAN

システム管理

TRANSCIEVER

TRANSCEIVER サブシステム

UFAST_MCAST_SW

UplinkFast

VQPCLIENT

VLAN Query Protocol(VQP)クライアント

WATCHDOG

ウォッチドッグ タイマー

重大度

重大度は 0 ~ 7 の 1 桁のコードで、状態の重大度を表します。数字が小さいほど深刻な状況です。 表 1-2 に、メッセージの重大度を示します。

 

表 1-2 メッセージの重大度

重大度
説明

0

緊急:システムが使用不可能な状態

1

アラート:ただちに対応が必要な状態

2

クリティカル:クリティカルな状態

3

エラー:エラー状態

4

警告:警告状態

5

通知:正常だが注意を要する状態

6

情報:単なる情報メッセージ

7

デバッグ:デバッグ時に限り表示されるメッセージ

ニーモニック コード

ニーモニック コードは、エラー メッセージを一意に識別するためのコードです。ニーモニックは例外なく、すべて大文字の文字列です。

メッセージ テキスト

メッセージ テキストはエラー状態を記述した文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス スペースの位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば、10 進数は [dec] で表します。 表 1-3 に、メッセージの可変フィールドを示します。

 

表 1-3 メッセージの可変フィールドの表記

表記
情報のタイプ

[dec]

10 進整数

[chars] または [char]

文字列

[hex]

16 進整数

[num]

番号

システム エラー メッセージの例

次に、システム エラー メッセージの例を示します。

エラー メッセージ LINK-2-BADVCALL: Interface [chars], undefined entry point

エラー メッセージによっては、エラーを通知しているカードおよびスロットを示すものがあります。このようなエラー メッセージの構造は、次のとおりです。

カード - 重大度 -MSG:スロット ファシリティ - 重大度 - ニーモニック: メッセージ テキスト

カードは、エラーを通知しているカードのタイプを示すコードです。

MSG は、これがメッセージであることを示すニーモニックです。常に MSG で表されます。

スロットは、エラーを通知しているカードのスロット番号です。SLOT に数字を付けた形で表されます(たとえば、SLOT5)。

エラー メッセージ トレースバック レポート

メッセージの中には、内部エラーが記述され、トレースバック情報が含まれているものがあります。ここから、メッセージの原因になったファンクション コールのスタック トレースが得られます。このトレースは、メッセージで通知された問題をエンジニアが特定するのに役立ちます。 テクニカルサポートの担当者に問題を報告するときは、この情報を提出してください。

次に、トレースバック レポートに含まれる情報の例を示します。

-Process= "Exec", level= 0, pid= 17

-Traceback= 1A82 1AB4 6378 A072 1054 1860

例に含まれている数字は、メッセージの原因となったコードの行を示します。