Catalyst 4500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフトウェアコンフィギュレーションガイド リリース IOS-XE 3.1.0 SG
IPv6 のサポート
IPv6 のサポート
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2010/09/11 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

IPv6 のサポート

機能情報の検索

IPv6 について

IPv6 のアドレッシングと基本接続

DHCP

セキュリティ

QoS

管理

マルチキャスト

スタティック ルート

ファーストホップ冗長プロトコル

ユニキャスト ルーティング

RIP

OSPF

EIGRP

マルチプロトコル BGP

トンネリング

IPv6 のデフォルト ステート

IPv6 のサポート

この章では、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上でサポートされている IP バージョン 6(IPv6)機能について説明します。

IPv6 for Cisco IOS ソフトウェア機能マニュアルには、Cisco IOS ソフトウェアでサポートされている IPv6 機能に関する実装およびコマンド リファレンス情報が記載されています。すべての IPv6 機能が Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上でサポートされているわけではありません。この章を読み終わってから他の IPv6 for Cisco IOS ソフトウェア機能マニュアルを参照することを強く推奨します。

機能情報の検索

プラットフォームのサポートと、Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/ からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

Cisco IOS IPv6 Configuration Guide 』は次の Web サイトに掲載されています。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/12_4/ipv6_12_4_book.html

Cisco IOS IPv6 Command Reference 』は次の Web サイトに掲載されています。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/command/reference/ipv6_book.html


) この章で使用するコマンドの構文と使用方法の詳細については、手順内で参照されている Cisco IOS マニュアルを参照してください。


この章の内容は、次のとおりです。

「IPv6 について」

「IPv6 のデフォルト ステート」

IPv6 について

IPv6 は、エンドツーエンド セキュリティ、Quality of Service(QoS)、グローバルに一意のアドレスなどのサービスを提供します。IPv6 では、アドレス レンジが広いため、プライベート アドレスや、ネットワーク エッジの境界ルータでの Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)処理の必要性が削減されます。

シスコシステムズの IPv6 の実装方法については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6553/products_ios_technology_home.html

ここでは、IPv6 でサポートされる機能について説明します。

「IPv6 のアドレッシングと基本接続」

「DHCP」

「セキュリティ」

「QoS」

「管理」

「マルチキャスト」

「スタティック ルート」

「ファーストホップ冗長プロトコル」

「ユニキャスト ルーティング」

「トンネリング」

IPv6 のアドレッシングと基本接続

スイッチでは、IPv6 ユニキャスト アドレスだけがサポートされています。サイトローカルなユニキャスト アドレスまたはマルチキャスト アドレスはサポートされません。

IPv6 の 128 ビット アドレスは、コロンで区切られた一連の 8 つの 16 進フィールド( n:n:n:n:n:n:n:n の形式)で表されます。次に、IPv6 アドレスの例を示します。

2031:0000:130F:0000:0000:09C0:080F:130B

各フィールド内の先行ゼロは省略可能です。省略した方が実装は容易になります。次に、先行ゼロを省略した同じアドレスを示します。

2031:0:130F:0:0:9C0:80F:130B

また、2 つのコロン(::)を使用して、ゼロが連続する 16 進フィールドを表すことができます。ただし、この短縮形を使用できるのは、各アドレス内で 1 回だけです。

2031:0:130F::09C0:080F:130B

スイッチは、次の機能をサポートしています。

IPv6 アドレス タイプ:エニーキャスト

IPv6 デフォルト ルータ優先

IPv6 MTU パス ディスカバリ

ネイバー探索重複アドレス検出

Cisco Discovery Protocol:ネイバー情報に対する IPv6 アドレス ファミリ サポート

ICMPv6 リダイレクト

ICMP レート制限

IPv6 トランスポート上での DNS ルックアップ

uRPF

ICMPv6

IPv4 トランスポート上での AAAA DNS ルックアップ

これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-addrg_bsc_con.html

DHCP

次の DHCP 機能が、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上の IPv6 に対してサポートされます。

リレー エージェント

プレフィクス委任に関するリレー エージェント通知

リロード永続的インターフェイス ID オプション

イーサネット リモート ID オプション

これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-dhcp.html

セキュリティ

次のセキュリティ機能が、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上の IPv6 に対してサポートされます。

IPv6 上での Secure Shell(SSH; セキュア シェル)サポート

トラフィック フィルタ

標準 Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)

拡張アクセス コントロール リスト

ACL アカウンティング

ACL アドレッシング

ACL DSCP

ACL フラグ

ACL フロー

ACL フラグメント

ACL ICMP コード

ACL ロギング

ACL プロトコル

これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-sec_trfltr_fw.html

QoS

次の QoS 機能が、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上の IPv6 に対してサポートされます。

MQC パケット分類

MQC トラフィックのシェーピングと共有

MQC トラフィック ポリシング

MQC パケット マーキングとマーキング解除

これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-qos.html

管理

次の管理機能が、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上の IPv6 に対してサポートされます。

ping

Syslog

SNMP

HTTP

これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-mng_apps.html

マルチキャスト

従来の IP 通信では、ホストからパケットを単一ホストに送信する(ユニキャスト伝送)ことも、すべてのホストに送信する(ブロードキャスト伝送)こともできます。IPv6 マルチキャストでは、ホストから単一データ ストリームをすべてのホストのサブネットに同時に送信する(グループ伝送)ことができます。

次のマルチキャスト機能が、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上の IPv6 に対してサポートされます。

Multicast Listener Discovery(MLD; マルチキャスト リスナー検出)プロトコルのバージョン 1 と 2

IPv6 MLD スヌーピングに関する情報は、次の URL で検索することができます。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/lan/catalyst4500/12.2/53SG/configuration/mldsnoop.html

PIM Sparse Mode(PIM-SM; PIM スパース モード)(EntServices のみ)

PIM Source Specific Multicast(PIM-SSM)

MLD アクセス グループ

PIM 組み込み Rendezvous Point(RP; ランデブー ポイント)のサポート

スタティック マルチキャスト ルーティング(mroute)

Bootstrap router(BSR; ブートストラップ ルータ)

MLD スヌーピング(EntServices と IP Base)

これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-multicast.html

スタティック ルート

ネットワーキング デバイスは、手動で設定された、または、ルーティング プロトコルを使用して動的に学習されたルート情報を使用してパケットを転送します。スタティック ルートは手動で設定され、2 つのネットワーキング デバイス間のルートが明確に定義されます。ダイナミック ルーティング プロトコルと違って、スタティック ルートは自動的に更新されないため、ネットワーク トポロジが変化するたびに手動で設定し直す必要があります。スタティック ルートを使用するメリットとして、セキュリティとリソース効率が挙げられます。スタティック ルートでは、ダイナミック ルーティング プロトコルよりも狭い帯域幅が使用され、ルートの計算や通信に CPU サイクルが使用されません。スタティック ルートを使用する場合の主なデメリットは、ネットワーク トポロジが変化しても自動的に認識されないことです。

スタティック ルートはダイナミック ルーティング プロトコルに再配布できますが、ダイナミック ルーティング プロトコルで生成されたルートはスタティック ルーティング テーブルに再配布できません。スタティック ルートを使用するルーティング ループの設定を阻止するアルゴリズムが存在しません。

スタティック ルートは、ネットワーク外部へのパスが 1 つしかない比較的小規模なネットワークに有効です。また、より大規模なネットワークの場合は、より制御が難しい他のネットワークへの特定のトラフィックまたはリンクにセキュリティを提供します。ほとんどのネットワークで、ネットワーキング デバイス間の通信にダイナミック ルーティング プロトコルが使用されていますが、特殊なケース用に 1 つか 2 つのスタティック ルートが設定されている場合があります。

スタティック ルートの詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-stat_routes.html

ファーストホップ冗長プロトコル

IPv6 ルーティング プロトコルでは、ルータ間の回復力とフェールオーバーが保証されます。ただし、ホストとファーストホップ ルータ間のパスで障害が発生した場合は、First-Hop Redundancy Protocol(FHRP; ファーストホップ冗長プロトコル)によって、ホスト/ルータ間の回復力とフェールオーバーが保証されます。

Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)は、ゲートウェイで障害が発生した場合にデータ トラフィックを保護します。

HSRP の詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-fhrp.html

ユニキャスト ルーティング

次のセクションで、スイッチでサポートされている IPv6 ユニキャスト ルーティング プロトコル機能について説明します。

「RIP」

「OSPF」

「EIGRP」

「マルチプロトコル BGP」

RIP

IPv6 の Routing Information Protocol(RIP)は、ルーティング メトリックとしてホップ カウントを使用するディスタンス ベクタ プロトコルです。IPv6 アドレスとプレフィクスのサポートと、全 RIP ルータ マルチキャスト グループ アドレス FF02::9 を RIP アップデート メッセージの宛先アドレスとして使用する機能などがあります。

RIP の詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-rip.html

OSPF

IP サービス フィーチャ セットを実行中のスイッチは、IPv6 の Open Shortest Path First(OSPF)(IP のリンクステート プロトコル)をサポートします。

OSPF の詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-ospf.html

EIGRP

IP サービス フィーチャ セットを実行中のスイッチは、IPv6 の Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)をサポートします。IPv6 の EIGRP は動作するインターフェイス上で設定されるため、グローバル IPv6 アドレスを必要としません。

EIGRP IPv6 インスタンスでは、実行前に暗黙的または明示的なルータ ID が必要です。暗黙的なルータ ID はローカルの IPv4 アドレスを基にして作成されるため、すべての IPv4 ノードには使用可能なルータ ID が必ず設定されます。ただし、EIGRP IPv6 は IPv6 ノードだけが含まれるネットワークで動作するため、使用可能な IPv4 ルータ ID がない場合があります。

EIGRP の詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-eigrp.html

マルチプロトコル BGP

マルチプロトコル Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)は、主に、独立したルーティング ポリシーを含む別のルーティング ドメイン(自律システム)を接続するために使用されます。インターネットにアクセスするためのサービス プロバイダへの接続は、BGP の一般的な使用方法です。BGP は、自律システム内部で使用することもでき、internal BGP(iBGP; 内部 BGP)と呼ばれています。マルチプロトコル BGP は、IPv6 アドレス ファミリなどの複数ネットワーク レイヤ プロトコル アドレス ファミリと IP マルチキャスト ルータに関するルーティング情報を伝送する拡張 BGP です。すべての BGP コマンドとルーティング ポリシー機能をマルチプロトコル BGP で使用することができます。

マルチプロトコル BGP の詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-mptcl_bgp.html

トンネリング

次のトンネリング機能が、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上の IPv6 に対してサポートされます。

自動 6to4

ISATAP

設定済みトンネル


) トンネリングは、ハードウェアでサポートされず、ソフトウェアでサポートされます。


これらの機能に関する詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipv6/configuration/guide/ip6-tunnel.html

IPv6 のデフォルト ステート

表 41-1 に、IPv6 設定のデフォルト ステートを示します。

 

表 41-1 IPv6 のデフォルト設定

機能
デフォルト設定

IPv6 ルーティング

すべてのインターフェイスでグローバルにディセーブル

CEFv6

ディセーブル(IPv4 CEF はデフォルトでイネーブルになっています)

(注) IPv6 ルーティングがイネーブルになっている場合は、CEFv6 が自動的にイネーブルになります。

IPv6 アドレス

設定なし