Catalyst 4500 シリーズ スイッチ Cisco IOS ソフト ウェア コンフィギュレーション ガイド, 12.2(53)SG
単一方向リンク検出(UDLD)の設定
単一方向リンク検出(UDLD)の設定
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2010/03/24 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 18MB) | フィードバック

目次

単一方向リンク検出(UDLD)の設定

UDLD の概要

動作モード

UDLD のデフォルト設定

スイッチ上での UDLD の設定

UDLD のグローバルなイネーブル化

インターフェイス上で UDLD をイネーブルにする方法

光ファイバ以外のインターフェイス上での UDLD のディセーブル化

UDLD プローブ メッセージ間隔の設定

ディセーブルになった LAN インターフェイスのリセット

単一方向リンク検出(UDLD)の設定

この章では、Catalyst 4500 シリーズ スイッチ上で UniDirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)および単一方向イーサネットを設定する方法について説明します。設定上の注意事項、設定手順、および設定例についても示します。

この章の主な内容は、次のとおりです。

「UDLD の概要」

「UDLD のデフォルト設定」

「スイッチ上での UDLD の設定」


) この章のスイッチ コマンドの構文および使用方法の詳細については、『Catalyst 4500 Series Switch Cisco IOS Command Reference』および次の URL の関連マニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6350/index.html


UDLD の概要

UDLD は、光ファイバまたはツイストペア イーサネット ケーブルを介して接続されたデバイスをイネーブルにするレイヤ 2 プロトコルです。これは、(誤ったケーブル配線など)物理的な接続をモニタリングし、単方向リンクを検出して、スパニング ツリー トポロジ ループまたはサイレント ドロップ トラフィックを回避します。

プロトコルが単方向リンクを正しく識別するには、接続されているすべてのデバイスで UDLD をサポートする必要があります。UDLD が単方向リンクを検出すると、管理上関係のあるポートをシャットダウンし、警告メッセージを送信できます。

動作モード

UDLD は、2 つの動作モードをサポートしています。通常モードとアグレッシブ モードです。

通常 UDLD 対応ポート A は定期的に UDLD プローブをポート B に送信します。ポート B が UDLD 対応でない場合、単方向リンクの検出は行われません。両方のデバイスが UDLD 対応で双方向接続が行われている場合、(UDLD message time interval グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して)プローブ メッセージは数秒ごとに 1 つずつ両方向に送信されます。プローブの受信時に、UDLD プロトコルはエコー メッセージをピア ポートに送信し、検出の間応答を待って、デバイスの同期を試みます。ポート リンクがアップしている場合に単方向リンクが検出されると(ポート B はトラフィックをポート A に送信せず)、ポート B は errdisable モードになります。ポート A は Undetermined とマークされますが、errdisable モードにはなりません。このモードは情報に限定されているため、現在の STP ステートで動作が続行されます。これは、STP ループを妨げませんが、潜在的に中断が少なくなります。

アグレッシブ ポート A がネイバーへの接続を失うと、ポート B にプローブを送信して、関係を再度アクティブに確立しようとします。ポート B が応答しないと、単方向と見なされ、ポート A はサイレント ドロップ トラフィックを避けるために errdisable ステートになります。

UDLD アグレッシブ モードは UDLD 通常モードと相互動作します。単方向状態が検出されると、アグレッシブ モードのリンクだけがシャットダウンされます。

デフォルトでは、

この種類のメディアで不要な制御トラフィック(BPDU 制御パケット)を送信しないようにするため、UDLD は銅製 LAN ポート 上ではローカルでディセーブルに設定されています。このプロトコルは、アクセス ポートに最も多く使用されます

グローバル UDLD がアクティブである場合、ファイバ ポート上の UDLD がイネーブルになります。

図 28-1 は、単方向リンクを示しています。各スイッチは近接スイッチにパケットを送信できますが、パケットの送信先のスイッチからのパケットは受信できません。UDLD は単方向接続を検出し、ディセーブルにします。

図 28-1 単方向リンク

 

UDLD のデフォルト設定

表 28-1 に、UDLD のデフォルト設定を示します。

 

表 28-1 UDLD のデフォルト設定

機能
デフォルト ステータス

UDLD グローバル イネーブル ステート

グローバルにディセーブル

インターフェイス別の UDLD イネーブル ステート(光ファイバ メディア用)

すべてのイーサネット光ファイバ インターフェイスでイネーブル

インターフェイス別の UDLD イネーブル ステート(ツイストペア(銅製)メディア用)

インターフェイス Ethernet 10/100 と 1000BASE-TX でディセーブル

スイッチ上での UDLD の設定

ここでは、UDLD の設定手順について説明します。

「UDLD のグローバルなイネーブル化」

「インターフェイス上で UDLD をイネーブルにする方法」

「光ファイバ以外のインターフェイス上での UDLD のディセーブル化」

「UDLD プローブ メッセージ間隔の設定」

「ディセーブルになった LAN インターフェイスのリセット」

UDLD のグローバルなイネーブル化

アグレッシブ モードまたは通常モードで UDLD をイネーブルにし、スイッチ上のすべての光ファイバ インターフェイスで設定可能なメッセージ タイマー時間を設定するには、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Switch(config)# udld {aggressive | enable | message time message-timer-interval}

UDLD モードの動作を指定します。

アグレッシブ すべての光ファイバ インターフェイスにおいて、アグレッシブ モードで UDLD をイネーブルにします。

イネーブル スイッチ上のすべての光ファイバ インターフェイスにおいて、通常モードで UDLD をイネーブルにします。UDLD はデフォルトでディセーブルです。

udld enable グローバル コンフィギュレーション コマンドによる設定は、個々のインターフェイスの設定によって上書きされます。

アグレッシブ モードと通常モードの詳細については、「動作モード」 のセクションを参照してください。

message time message-timer-interval:アドバタイズメント フェーズにあり、双方向と判別されたポートにおける UDLD プローブ メッセージ間の時間間隔を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 90 秒です。

ステップ 3

Switch(config)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

Switch# show udld

設定を確認します。

インターフェイス上で UDLD をイネーブルにする方法

各インターフェイス上で UDLD をイネーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch(config-if)# udld enable

特定のインターフェイス上で UDLD をイネーブルにします。光ファイバ インターフェイスの場合、このコマンドは udld enable グローバル コンフィギュレーション コマンドによる設定を上書きします。

ステップ 2

Switch# show udld interface

設定を確認します。

光ファイバ以外のインターフェイス上での UDLD のディセーブル化

個々の光ファイバ以外のインターフェイス上で UDLD をディセーブルにするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch(config-if)# no udld enable

光ファイバ以外のインターフェイス上で UDLD をディセーブルにします。

グローバル コンフィギュレーション コマンドによる設定に戻ります。

ステップ 2

Switch# show udld interface

設定を確認します。

UDLD プローブ メッセージ間隔の設定

アドバタイズメント モードにあり、現在双方向と判別されたポートにおける UDLD プローブ メッセージ間の時間間隔を設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Switch(config)# udld message time interval

アドバタイズメント モードにあり、現在双方向と判別されたポートにおける UDLD プローブ メッセージ間の時間間隔を設定します。有効な値は、1 ~ 90 秒です。

no udld message コマンドでデフォルト値(60 秒)に戻せます。

ステップ 2

Switch# show udld type-slot/ interface

設定を確認します。

ディセーブルになった LAN インターフェイスのリセット

UDLD によってシャットダウンされたすべての LAN ポートをリセットするには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Switch(config)# udld reset

UDLD によってシャットダウンされたすべての LAN ポートをリセットします。