Catalyst 4000 シリーズ インストレーション ガイド
インストレーションのトラブル シューティング
インストレーションのトラブルシューティング
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

インストレーションのトラブルシューティング

システムの起動時の確認

システム コンポーネント レベルの問題解決

LEDによる起動時の問題の識別

電源装置のトラブルシューティング

ファン アセンブリのトラブルシューティング

TACへの連絡

インストレーションのトラブルシューティング

システムの起動時に問題が発生した場合には、この章の内容を参考にして原因を特定してください。初回起動時の問題の多くは、通常、スイッチング モジュールがバックプレーンに固定されていないか、または電源コードが電源装置から外れていることが原因となっています。

初回起動時にスイッチの温度が最大許容レベルを超えることはほとんどありませんが、環境モニタ機能によって電源装置の出力電圧もモニタされるので、環境モニタ機能についてもこの章で説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「システムの起動時の確認」

「システム コンポーネント レベルの問題解決」

「LEDによる起動時の問題の識別」

「電源装置のトラブルシューティング」

「ファン アセンブリのトラブルシューティング」

「TACへの連絡」


) この章では、シャーシ コンポーネントのハードウェアのトラブルシューティングだけを取り上げています。コンフィギュレーションの問題については、各スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはコマンド リファレンスを参照してください。


システムの起動時の確認

システムの初期起動が完了した時点で、次の事項を確認してください。

電源装置がシステムに電力を供給している

システム ファン アセンブリが作動している

システム ソフトウェアが正常に起動している

スーパバイザ エンジンおよびすべてのスイッチング モジュールが各スロットに正しく搭載され、問題なく初期化されている

これらの条件がすべて満たされ、ハードウェア インストレーションが完了していることを確認したら、ご使用のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照して、ソフトウェアのトラブルシューティングを行ってください。

上記の条件のいずれかに問題がある場合は、この章に記載されている手順に従って原因を特定し、可能であれば解決してください。

システム コンポーネント レベルの問題解決

システムのトラブルシューティングで重要なのは、問題のあるシステム コンポーネントを特定することです。まず、システムの「 現在の状態 」と、「 正常な状態 」を比較します。起動時の問題は1つのコンポーネントが原因になっている場合が多いので、システムの各コンポーネントのトラブルシューティングを1つずつ行う前に、まずどのサブシステムに問題があるのかを特定する方が効率的です。

スイッチは、次のサブシステムで構成されています。

電源装置 ― 電源装置と電源装置ファンが含まれます。電源装置に問題がある場合は、「電源装置のトラブルシューティング」を参照してください。

ファン アセンブリ ― システムのファン アセンブリは、システムの電源が入っている間、常に作動していなければなりません。システム稼働中には、ファン アセンブリの作動音が聞こえるはずです。ファンが作動していない場合は、「ファン アセンブリのトラブルシューティング」を参照してください。

スーパバイザ エンジン ― スーパバイザ エンジンにはシステム オペレーティング ソフトウェアが組み込まれていて、システム ソフトウェアに問題がないかどうかを確認します。スーパバイザ エンジンのSTATUS LEDによって、スーパバイザ エンジンが正しく初期化されたかどうかを確認できます。詳細については、「TACへの連絡」を参照してください。

スイッチング モジュール ― 各スイッチング モジュールのSTATUS LEDによって、スイッチング モジュールが正しく初期化されたかどうかを確認できます。スイッチング モジュールを正しく初期化するには、スーパバイザ エンジンが正常に稼働している必要があります。スイッチング モジュールは、スイッチに正しく搭載されていないと稼働しません。詳細については、「TACへの連絡」を参照してください。

LEDによる起動時の問題の識別

起動シーケンスにおけるシステム ステートはすべて、LEDによって表示されます。LEDを確認すれば、起動シーケンスのどの時点で、どこに障害が発生したかを判断することができます。スイッチの電源を入れたあとに問題が起きた場合は、設定手順について、ご使用のスイッチの ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド を参照してください。

Catalyst 4000シリーズ スイッチに電源コードを接続した後、次の手順に従って、システムが正常に稼働しているかどうか判断します。


ステップ 1 電源装置のLEDを確認します。

電源装置に電力が供給されると、GOOD LEDがグリーンになります。このLEDは、システムが正常に稼働している間、常に点灯しています。

GOOD LEDが点灯しないか、またはFAIL LEDが点灯した場合は、「電源装置のトラブルシューティング」を参照してください。


) スイッチに電源装置が搭載されていても、電源に接続されていなければ、電源装置は稼働しません。


ステップ 2 システム ファン アセンブリの作動音を聞きます。システム ファンの作動音をすぐに確認できない場合には、「ファン アセンブリのトラブルシューティング」を参照してください。

ステップ 3 スーパバイザ エンジンのLEDを確認します。

STATUS LEDが1回オレンジに点滅し、起動時診断テストの間はオレンジに点灯したままになります。

モジュールが動作状態(オンライン)になると、グリーンに変わります。

システム ソフトウェアが起動しなかった場合、オレンジに点灯したままになります。

スーパバイザ エンジン前面パネルのSTATUS LEDがレッドまたはオレンジに点灯している場合は、「TACへの連絡」を参照してください。

モジュールが動作状態(オンライン)になると、イーサネット管理ポートのLEDがグリーンに変わります。信号が検出されない場合、LINK LEDは消灯します。

ステップ 4 スーパバイザ エンジンの初期化が完了したら、各スイッチング モジュールのSTATUS LEDがグリーンに点灯しているかどうかを確認します。このLEDは、スーパバイザ エンジンおよびスイッチング モジュールに電力が供給され、スーパバイザ エンジンがモジュールを認識し、有効なバージョンのフラッシュ コードが搭載されていることを示します。ただし、このLEDで、スイッチング モジュール上の各インターフェイスのステータスを確認することはできません。STATUS LEDがレッドまたはオレンジに点灯した場合は、「TACへの連絡」を参照してください。

ステップ 5 端末に起動情報およびシステム バナーが表示されない場合には、端末が管理ポートに正しく接続および設定されているかどうかを確認してください。


 

電源装置のトラブルシューティング

電源サブシステムの問題を特定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 電源装置のGOOD LEDまたはFAIL LEDが点灯しているかどうかを確認します。


) この手順は、Catalyst 4003スイッチに電源装置が1台だけ搭載されている場合、または Catalyst 4006スイッチに電源装置が2台搭載されている場合を想定したものです。


ステップ 2 GOOD LEDが消灯しているか、またはFAIL LEDが点灯している場合は、次のように対処します。

電源装置が、シャーシ背面と水平になるように取り付けられていることを確認します。

電源コードを取り外し、電源装置のネジを緩めて、正しい状態で取り付けます。非脱落型ネジを確実に締め、電源コードを再接続します。

ステップ 3 GOOD LEDが点灯しない場合は、AC電源または電源コードに問題がある可能性があります。電源コードを別の電源に接続してみてください(可能な場合)。

ステップ 4 別の電源に接続してもGOOD LEDが点灯しない場合は、電源コードを交換します。


) 複数の電源装置を使用する場合は、各電源装置についてステップ 1ステップ 4の手順を行ってください。


ステップ 5 新しい電源コードを使用して別の電源に接続しても、LEDが点灯しない場合は、電源装置に障害があると考えられます。電源装置を交換してください。

ステップ 6 2台目の電源装置を使用できる場合は、これを2つ目の電源装置ベイに取り付けてください。

ステップ 7 2台目の電源装置のGOOD LEDが点灯するかどうかを確認します。また、FAIL LEDが消灯していることも確認します。


) この手順は、スイッチのシャーシに2台以上の電源装置が搭載され、すべての電源装置がAC電源に接続されている場合を想定したものです。


ステップ 8 LEDが点灯しない場合は、2台目または3台目の電源装置について、上記の手順を繰り返してください。

問題を解決できない場合、電源装置またはバックプレーン コネクタのいずれかに障害があると考えられる場合には、購入した代理店に連絡してください。


 

ファン アセンブリのトラブルシューティング


) すべてのファン アセンブリは正常に作動していなければなりません。そうでない場合、機器に異常が生じる可能性があります。


ファン アセンブリの問題を特定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スーパバイザ エンジン ソフトウェアが温度異常またはファン障害を通知していないかどうかを確認します。

ステップ 2 通気が妨げられていないかどうかを確認します。

ステップ 3 電源装置が正常に機能しているかどうかを確認します。正常に機能していない場合は、「電源装置のトラブルシューティング」を参照してください。

ステップ 4 非脱落型ネジを緩め、ファン アセンブリを取り外し、正しく取り付けます。ファン アセンブリがバックプレーンに正しく固定されているかどうかを確認します。

ステップ 5 システムを再起動します。

ステップ 6 すべてのファンが作動しているかどうかを確認します。

ステップ 7 それでもファン障害が検出される場合は、購入した代理店に連絡してください。


 

TACへの連絡

この章に記載されているトラブルシューティングを行っても起動時の問題を解決できない場合は、TACに連絡してください。

連絡する前に、問題を迅速に解決できるよう、あらかじめ次の情報を用意しておいてください。

スイッチの納品日

シャーシのシリアル番号(シャーシ背面パネルの右側のラベルに記載されています)

ソフトウェアのタイプおよびリリース番号

保守契約または保証に関する情報

問題の簡単な説明

問題の特定や解決のために行った作業の簡単な説明

TACへの連絡についての詳細は、「テクニカル サポート」を参照してください。