Catalyst 4000 ファミリー スイッチ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド,Cisco IOS Release 12.1(13)EW
コマンドライン インターフェイス
コマンドライン インターフェイス
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

コマンドライン インターフェイス

スイッチCLIへのアクセス

EIA/TIA-232コンソール インターフェイスを使用してCLIにアクセスする場合

Telnetを使用してCLIにアクセスする場合

コマンドラインの処理

ヒストリ置換

IOSコマンド モードの概要

コマンド リストおよび構文の取得

ROMMONのCLI

コマンドライン インターフェイス

この章では、Catalyst 4000ファミリー スイッチの設定に使用するCLI(コマンドライン インターフェイス)について説明します。この章の主な内容は、次のとおりです。

「スイッチCLIへのアクセス」

「コマンドラインの処理」

「ヒストリ置換」

「IOSコマンド モードの概要」

「コマンド リストおよび構文の取得」

「ROMMONのCLI」


) この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、『Cisco IOS Command Reference for the Catalyst 4000 Family Switch』および次のURLにある関連マニュアルを参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/index.htm


スイッチCLIへのアクセス

ここではスイッチCLIへのアクセス方法について説明します。

「EIA/TIA-232コンソール インターフェイスを使用してCLIにアクセスする場合」

「Telnetを使用してCLIにアクセスする場合」

EIA/TIA-232コンソール インターフェイスを使用してCLIにアクセスする場合


) EIA/TIA-232は、EIA(米国電子工業会)およびTIA(米国電気通信工業会)によって標準として認定されるまで、Recommended Standard 232(RS-232)と呼ばれていました。


スイッチの初期設定は、EIA/TIA-232コンソール インターフェイスに接続して行います。コンソール インターフェイスのケーブル接続手順については、『 Catalyst 4000 Family Module Installation Guide 』を参照してください。

コンソール インターフェイスを経由してスイッチにアクセスするには、次の作業を行います。

 

コマンド
説明

ステップ 1

 

プロンプトで、 Return を押します。

ステップ 2

Switch> enable

ユーザEXECプロンプト(>)から、 enable を入力して、イネーブル モード(別名イネーブルEXECモード)に変更します。

ステップ 3

Password: password

 

Switch#

パスワード プロンプトで、システム パスワードを入力します。プロンプト(#)が表示され、イネーブル モードでCLIにアクセスしたことを示します。

ステップ 4

Switch# quit

作業コマンドの実行が終了した後、セッションを終了します。

EIA/TIA-232インターフェイスを経由してスイッチにアクセスした後、次のような表示が現れます。

Press Return for Console prompt
 
Switch> enable
Password:< >
Switch#
 

Telnetを使用してCLIにアクセスする場合


) スイッチにTelnetを接続する前に、スイッチのIPアドレスを設定する必要があります。「物理レイヤ3インターフェイスの設定」を参照してください。


このスイッチは、最大8つのTelnetセッションを同時にサポートします。Telnetセッションは、アイドル状態のままexec-timeoutコマンドで指定した時間が経過すると、自動的に切断されます。

スイッチにTelnetを接続するには、次の作業を行います。

 

コマンド
説明

ステップ 1

telnet { hostname | ip_addr }

リモート ホストからtelnetコマンドと、アクセスするスイッチの名前またはIPアドレスを入力します。

ステップ 2

Password: password

 

Switch#

プロンプトで、CLIのパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合は、 Return キーを押します。

ステップ 3

 

作業に必要なコマンドを入力します。

ステップ 4

Switch# quit

Telnetセッションを終了します。

スイッチとのTelnetセッションを開始する例を示します。

unix_host% telnet Switch_1
Trying 172.20.52.40...
Connected to 172.20.52.40.
Escape character is '^]'.
User Access Verification
Password:< >
Switch_1> enable
Password:
Switch_1#
 

コマンドラインの処理

スイッチ コマンドに大文字と小文字の区別はありません。また、コマンドおよびパラメータは、現在使用可能な他のコマンドまたはパラメータと区別できる文字数まで省略できます。

最後に入力した20個のコマンドはヒストリ バッファに保管されるので、これらのコマンドをスクロールして、プロンプトに入力または編集することができます。 表 2-1 に、スイッチ コマンドの入力および編集に使用する、キーボード ショートカットを示します。

 

表 2-1 キーボード ショートカット

キーストローク
結果

Ctrl-B または
左矢印キーを押す1

カーソルを1文字分だけ後退させます。

Ctrl-F または
右矢印キーを押す1

カーソルを1文字分だけ進めます。

Ctrl-A を押す

コマンドラインの先頭にカーソルを移動します。

Ctrl-E を押す

コマンドラインの末尾にカーソルを移動します。

Esc-B を押す

単語1つ分だけカーソルを後退させます。

Esc-F を押す

単語1つ分だけカーソルを進めます。

1.矢印キーは、VT100などのANSI互換端末でのみ有効です。

ヒストリ置換

ヒストリ バッファには、最後に入力した20個のコマンド ラインが保管されます。ヒストリ置換によって、再入力せずにコマンド ラインにアクセスできます。 表 2-2 にヒストリ置換コマンドをリストします。

 

表 2-2 ヒストリ置換コマンド

コマンド
説明

Ctrl-Pまたは上矢印キー2

直前に入力したコマンドから順に、ヒストリ バッファに保管されているコマンドを呼び出します。キー シーケンスを繰り返すと、古いコマンドが順に呼び出されます。

Ctrl-Nまたは下矢印キー1

Ctrl-Pまたは上矢印キーでコマンドを呼び出した後で、ヒストリ バッファ内のより新しいコマンドに戻ります。キー シーケンスを繰り返すと、新しいコマンドが呼び出されます。

Switch# show history

EXECモードで、直前に入力したいくつかのコマンドを表示します。

2.矢印キーは、VT100などのANSI互換端末でのみ有効です。

IOSコマンド モードの概要


) IOSコマンド モードの詳細については、次のURLにある『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』と『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/index.htm


Cisco IOSユーザ インターフェイスには、ユーザEXEC、イネーブルEXEC(enable)、グローバル コンフィギュレーション、インターフェイス、サブインターフェイス、およびプロトコル固有の各モードがあります。現在のモードによって使用できるコマンドが決まります。所定のモードで使用できるコマンドの一覧を表示するには、システム プロンプトに疑問符(?)を入力します。詳細については、「コマンド リストおよび構文の取得」を参照してください。

スイッチ上でセッションを開始するときには、ユーザ モード(別名、ユーザEXECモード)から始めます。EXECモードで使用できるのは、限定的なコマンド サブセットです。すべてのコマンドにアクセスできるようにするには、イネーブルEXECモード(別名、イネーブル モード)を開始する必要があります。イネーブルEXECモードにアクセスするには、パスワードを入力します。イネーブルEXECモードでは、任意のEXECコマンドを入力できます。または、グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスできます。ほとんどのEXECコマンドは、現在の設定ステータスを表示するshowコマンドや、カウンタまたはインターフェイスをリセットする clear コマンドなどの1回限りのコマンドです。スイッチを再起動したときに、EXECコマンドは保存されません。

コンフィギュレーション モードでは、実行コンフィギュレーションを変更できます。コンフィギュレーションを保存すると、スイッチを再起動したときにこれらのコマンドが保存されます。まず、グローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モード、サブインターフェイス コンフィギュレーション モード、および各種プロトコル固有のモードを開始できます。

スイッチが正しく起動しない場合は、ROMMONと呼ばれる別のモードを使用します。たとえば、スイッチの起動時に有効なシステム イメージがなかった場合、またはコンフィギュレーション ファイルが壊れていた場合、ROMMONモードが開始されることがあります。詳細については、「ROMMONのCLI」を参照してください。

表 2-3 に、よく使用されるCisco IOSモードを示します。

 

表 2-3 使用頻度の高いCisco IOSコマンド モード

モード
用途
アクセス方法
プロンプト

ユーザEXEC

リモート デバイスへの接続、端末の一時的な設定変更、基本的なテストの実行、システム情報の表示

ログインします。

Switch>

イネーブルEXEC
(イネーブル)

動作パラメータの設定。イネーブル コマンド セットには、ユーザEXECモードで使用できるコマンドとともに、 configure コマンドが含まれます。 configure コマンドを使用して、別のコマンド モードにアクセスします。

ユーザEXECモードから、 enable コマンドとイネーブル パスワード(パスワードが設定されている場合)を入力します。

Switch#

グローバル コンフィギュレーション

システム時間またはスイッチ名など、システム全体に影響する機能の設定

イネーブルEXECモードから configure terminal コマンドを入力します。

Switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション

interface コマンドでギガビット イーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスの操作を有効化または修正

グローバル コンフィギュレーション モードから interface type location コマンドを入力します。

Switch(config-if)#

コンソール コンフィギュレーション

コンソール インターフェイスの設定。直接接続したコンソールまたは仮想端末から。Telnetで使用。

グローバル コンフィギュレーション モードから line console 0 コマンドを入力します。

Switch(config-line)#

Cisco IOSコマンド インタープリタ(別名、EXEC)がユーザが入力したコマンドを解釈して実行します。コマンドおよびキーワードは、他のコマンドと区別できる文字数まで省略して入力できます。たとえば、 show コマンドは sh configure terminal コマンドは config t に省略できます。

exit を入力すると、スイッチは1レベル前に戻ります。コンフィギュレーション モードを完全に終了してイネーブルEXECモードに戻るには、 Ctrl-Z を押します。

コマンド リストおよび構文の取得

任意のコマンド モードで、疑問符(?)を入力すると、使用できるコマンドのリストを入手できます。

Switch> ?

特定の文字の並びで始まるコマンド リストを取得するには、該当する文字の後ろに疑問符(?)を入力します。疑問符の前にスペースを入れないでください。この形式のヘルプは、ユーザに代わって1つの単語を完成させるので、ワード ヘルプと呼びます。

キーワードまたは引数をリストするには、キーワードまたは引数の代わりに疑問符を入力します。疑問符の前にスペースを1つ入れてください。この形式のヘルプは、すでに入力したコマンド、キーワード、および引数に基づいて、使用できるキーワードまたは引数を表示するので、コマンド構文ヘルプと呼びます。

Switch# configure ?
memory Configure from NV memory
network Configure from a TFTP network host
overwrite-network Overwrite NV memory from TFTP network host
terminal Configure from the terminal
<cr>
 

前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーまたはCtrl-Pを押します。上矢印キーを続けて押すと、最後に入力した20個のコマンドを表示できます。


ヒント コマンドの入力で問題が生じた場合は、システム プロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが異なる、または構文が間違っている可能性があります。


1つ前のモードに戻るには、 exit を入力します。どのモードの場合でも、 Ctrl-Z を押すか、 end コマンドを入力すると、ただちにイネーブルEXECモードに戻ります。

ROMMONのCLI

ROMMONは起動時またはリセット時、あるいは重大な例外エラーが発生したときに関与するROM(読み出し専用メモリ)ベースのプログラムです。スイッチでROMMONモードが開始されるのは、スイッチが有効なソフトウェア イメージを見つけることができなかった場合、NVRAM(不揮発性RAM)内の設定が壊れていた場合、またはコンフィギュレーション レジスタがROMMONモードを開始するように設定されていた場合です。ROMMONモードでは、フラッシュ メモリ、ネットワーク サーバ ファイル、またはブートフラッシュから、ソフトウェア イメージを手動でロードできます。

またスイッチを再起動して、起動時の最初の5秒間に Ctrl-C を押しても、ROMMONモードを開始できます。


) コンフィギュレーション レジスタの設定で、Ctrl-Cがオフに設定されている場合でも、スイッチの再起動後60秒間はCtrl-Cを使用できます。


ROMMONモードが開始すると、プロンプトがrommon 1>に変わります。使用できるROMMONコマンドを確認する場合は、 ? コマンドを使用します。

ROMMONコマンドについての詳細は、『Cisco IOS Command Reference for the Catalyst 4000 Family Switch』を参照してください。