Catalyst 3750 スイッチ システム メッセージ ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SED
システム メッセージの概要
システム メッセージの概要
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

システム メッセージの概要

システム メッセージの読み方

エラー メッセージ トレースバック レポート

Output Interpreter

Bug Toolkit

TAC への連絡

システム メッセージの概要

このマニュアルでは、Catalyst 3750 固有のシステム メッセージについて説明します。これらのメッセージは稼働中、システム ソフトウェアからコンソール(および任意で別のシステムのロギング サーバ)に送信されます。すべてのシステム メッセージがシステムの問題を意味するわけではありません。純粋に通知目的のメッセージもあれば、通信回線、ハードウェア内部、またはシステム ソフトウェアの問題を診断するうえで役立つメッセージもあります。このマニュアルでは、システムで障害が発生した場合に表示されるエラー メッセージについても説明します。

Catalyst 3750 プラットフォーム固有ではないシステム メッセージについては、 『Cisco IOS Software System Messages for Cisco IOS Release 12.2S』 を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

「システム メッセージの読み方」

「エラー メッセージ トレースバック レポート」

システム メッセージの読み方

システム ログ メッセージは最大 80 文字と 1 つのパーセント記号(%)で構成され、設定されている場合にはその前に、オプションとしてシーケンス番号またはタイムスタンプ情報が付加されます。メッセージは次の形式で表示されます。

シーケンス番号 : タイムスタンプ : % ファシリティ - 重大度 - ニーモニック : 記述 ホスト名 -n

システム メッセージ出力はデフォルトで、ロギング プロセスに送信されます。スイッチ スタックでは、スタック メンバーがシステム メッセージ出力に各自のホスト名を追加し、スタック マスター上のロギング プロセスに出力を転送します。

各システム メッセージはパーセント記号(%)から始まります。構造は次のとおりです。

% ファシリティ - 重大度 - ニーモニック:メッセージ テキスト

ファシリティは 2 つ以上の大文字からなるコードで、メッセージによって参照されたファシリティを示します。ファシリティはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェア モジュールのいずれかを指します。 表1-1 に、Catalyst 3750 固有のファシリティ コードを示します。 第 2 章「メッセージおよび回復手順」 で、ファシリティ コードのアルファベット順、重大度の高い(数字が小さい)エラーから先に、各メッセージについて説明します。

表1-1 ファシリティ コード

ファシリティ コード
説明
参照先

ACLMGR

ACL マネージャ

「ACLMGR メッセージ」

BADTRANSCEIVER

不良トランシーバ メッセージ

「BADTRANSCEIVER メッセージ」

BSPATCH

ブートローダ パッチ

「BSPATCH メッセージ」

CFGMGR

コンフィギュレーション マネージャ

「CFGMGR メッセージ」

CMP

Cluster Membership Protocol(CMP)

「CMP メッセージ」

DHCP_SNOOPING

DHCP スヌーピング

「DHCP_SNOOPING メッセージ」

DOT1X

IEEE 802.1x

「DOT1X メッセージ」

DTP

Dynamic Trunking Protocol(DTP)

「DTP メッセージ」

EC

EtherChannel

「EC メッセージ」

ETHCNTR

イーサネット コントローラ

「ETHCNTR メッセージ」

EXPRESS_SETUP

Express Setup

「EXPRESS_SETUP メッセージ」

FRNTEND_CTRLR

フロントエンド コントローラ

「FRNTEND_CTRLR メッセージ」

GBIC_SECURITY

GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)モジュールおよび Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY メッセージ」

GBIC_SECURITY_CRYPT

GBIC/SFP モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY_CRYPT メッセージ」

GBIC_SECURITY_UNIQUE

GBIC/SFP モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY_UNIQUE メッセージ」

HARDWARE

ハードウェア

「HARDWARE メッセージ」

HLFM

ローカル フォワーディング マネージャ

「HLFM メッセージ」

IDBMAN

Interface Description Block Manager(IDBMAN)

「IDBMAN メッセージ」

IGMP_QUERIER

Internet Group Management Protocol(IGMP)クエリア

「IGMP_QUERIER メッセージ」

ILPOWER

Power over Ethernet(PoE)

「ILPOWER メッセージ」

IMAGEMGR

イメージ マネージャ

「IMAGEMGR メッセージ」

MAC_LIMIT

MAC アドレス テーブル エントリ

「MAC_LIMIT メッセージ」

MAC_MOVE

ホスト アクティビティ

「MAC_MOVE メッセージ」

PHY

PHY

「PHY メッセージ」

PIMSN

プロトコル独立マルチキャスト(PIM)スヌーピング

「PIMSN メッセージ」

PLATFORM

下位レベル プラットフォーム固有

「PLATFORM メッセージ」

PLATFORM_FBM

プラットフォームの Fallback Bridging Manager(FBM)

「PLATFORM_FBM メッセージ」

PLATFORM_HPLM

プラットフォームの Pseudo Label Manager(PLM)

「PLATFORM_HPLM メッセージ」

PLATFORM_IPC

プラットフォームの Inter-Process Communication(IPC)プロトコル

「PLATFORM_IPC メッセージ」

PLATFORM_PBR

プラットフォームの Policy-Based Routing(PBR;ポリシーベース ルーティング)

「PLATFORM_PBR メッセージ」

PLATFORM_PM

プラットフォームの Port Manager(PM)

「PLATFORM_PM メッセージ」

PLATFORM_RPC

プラットフォームの Remote Procedure Call(RPC)

「PLATFORM_RPC メッセージ」

PLATFORM_SPAN

プラットフォームの Switched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)

「PLATFORM_SPAN メッセージ」

PLATFORM_UCAST

プラットフォームのユニキャスト ルーティング

「PLATFORM_UCAST メッセージ」

PLATFORM_VLAN

プラットフォーム VLAN(仮想 LAN)

「PLATFORM_VLAN メッセージ」

PM

ポート マネージャ

「PM メッセージ」

PORT_SECURITY

ポート セキュリティ

「PORT_SECURITY メッセージ」

QOSMGR

Quality of Service(QoS; サービス品質)マネージャ

「QOSMGR メッセージ」

RMON

Remote Network Monitoring(RMON)

「RMON メッセージ」

SDM

Switch Database Manager(SDM)

「SDM メッセージ」

SPAN

Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)

「SPAN メッセージ」

SPANTREE

スパニングツリー

「SPANTREE メッセージ」

SPANTREE_FAST

スパニングツリー高速コンバージェンス

「SPANTREE_FAST メッセージ」

SPANTREE_VLAN_SW

スパニングツリー VLAN スイッチ

「SPANTREE_VLAN_SW メッセージ」

STACKMGR

スタック マネージャ

「STACKMGR メッセージ」

STORM_CONTROL

ストーム制御

「STORM_CONTROL メッセージ」

SUPERVISOR

スーパバイザ ASIC(特定用途向け IC)

「SUPERVISOR メッセージ」

SUPQ

スーパバイザ キュー

「SUPQ メッセージ」

SW_DAI

ダイナミック ARP検査

「SW_DAI メッセージ」

SW_VLAN

VLAN マネージャ

「SW_VLAN メッセージ」

SWITCH_QOS_TB

QoS Trusted Boundary(TB;信頼境界)

「SWITCH_QOS_TB メッセージ」

TCAMMGR

Ternary CAM(TCAM)Manager(TCAMMGR)

「TCAMMGR メッセージ」

UDLD

UniDirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)

「UDLD メッセージ」

UFAST_MCAST_SW

UplinkFast パケット送信

「UFAST_MCAST_SW メッセージ」

VQPCLIENT

VLAN Query Protocol(VQP)クライアント

「VQPCLIENT メッセージ」

 

0 ~ 7 の 1 桁のコードで、状況の重大度を表します。数字が小さいほど深刻な状況です。 表1-2 に、メッセージの重大度を示します。

 

表1-2 メッセージの重大度

重大度
説明

0緊急

システムが使用不可能な状態

1警報

ただちに対応が必要な状態

2クリティカル

クリティカルな状態

3エラー

エラー状態

4警告

警告状態

5通告

正常だが注意を要する状態

6通知

単なる通知メッセージ

7デバッグ

デバッグ時に限り表示されるメッセージ

ニーモニックは、メッセージを一意に識別するコードです。

メッセージ テキストは、状態を説明するテキスト文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス スペースの位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば 10 進数は [dec] で表します。 表1-3 に、メッセージの可変フィールドを示します。

 

表1-3 メッセージの可変フィールドの表記

表記
情報のタイプ

[dec]

10 進整数

[char]

1 文字

[chars]

文字列

[enet]

イーサネット アドレス(たとえば 0000.FEED.00C0)

[hex]

16 進整数

[inet]

インターネット アドレス

マスター スイッチ以外のスイッチが生成した Syslog メッセージは、必ず( Switch-x )で終わります。 Switch-x は、メッセージを生成したスタック メンバーの番号です。マスター スイッチが生成した Syslog メッセージは、ホスト名の文字列なしで表示されます。

次の例は、スタック マスターおよびスタック メンバー スイッチ(ホスト名は Switch-2 )に対応するスイッチ システム メッセージの一部分です。

00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/2, changed state to up
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down 2
*Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
18:47:02: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
*Mar 1 18:48:50.483 UTC: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
 
00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up (Switch-2)
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to up (Switch-2)
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/2, changed state to up (Switch-2)
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down (Switch-2)
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down 2 (Switch-2)

エラー メッセージ トレースバック レポート

メッセージの中には、内部エラーが記述され、トレースバック情報が含まれているものがあります。この情報は非常に重要です。テクニカル サポートの担当者に問題を報告するときに、必ず提出してください。

次のメッセージ例にはトレースバック情報が含まれています。

-Process= "Exec", level= 0, pid= 17
-Traceback= 1A82 1AB4 6378 A072 1054 1860
 

システム メッセージによっては、エラー メッセージをコピーしたうえでさらに対応を要求される場合があります。次のオンライン ツールから、システム エラー メッセージの詳細を得ることもできます。

Output Interpreter

Output Interpreter は、 show tech-support イネーブル EXEC コマンドなど、さまざまな CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドの出力に基づいて、詳細情報および推奨する対応策を提供します。Output Interpreter には、次の URL からアクセスしてください。

https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/OutputInterpreter/home.pl

Bug Toolkit

Bug Toolkit は、解決済みまたは未解決の問題点に関する情報を提供します。特定の Cisco IOS リリースで既知のバグをすべて検索できます。Bug Toolkit には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Bugtool/home.pl

TAC への連絡

エラーの種類を特定することができない場合は、「テクニカル サポート」を参照してください。