Catalyst 3560 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(58)SE
インターフェイス特性の設定
インターフェイス特性の設定
発行日;2012/05/08 | 英語版ドキュメント(2011/09/23 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 17MB) | フィードバック

目次

インターフェイス特性の設定

インターフェイス タイプの概要

ポートベースの VLAN

スイッチ ポート

アクセス ポート

トランク ポート

トンネル ポート

ルーテッド ポート

SVI

SVI 自動ステート除外

EtherChannel ポート グループ

デュアルパーパス アップリンク ポート

Power over Ethernet(PoE)ポート

サポート対象のプロトコルおよび標準

受電装置検出および初期電力割り当て

電力管理モード

インターフェイスの接続

インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法

インターフェイスの設定手順

インターフェイス範囲の設定

インターフェイス レンジ マクロの設定および使用方法

イーサネット インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

デュアルパーパス アップリンク ポートのタイプの設定

インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定

速度とデュプレックス モードの設定時の注意事項

インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定

IEEE 802.3X フロー制御の設定

インターフェイスでの Auto-MDIX の設定

PoE ポートの電力管理モードの設定

PoE ポートに接続された装置のパワー バジェット

インターフェイスに関する記述の追加

レイヤ 3 インターフェイスの設定

SVI 自動ステート除外の設定

システム MTU の設定

Cisco 冗長電源システム 2300 の設定

インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

インターフェイス ステータスのモニタ

インターフェイスおよびカウンタのクリアとリセット

インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイス特性の設定

この章では、Catalyst 3560 インターフェイスのタイプを定義し、その設定方法について説明します。

「インターフェイス タイプの概要」

「インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法」

「イーサネット インターフェイスの設定」

「レイヤ 3 インターフェイスの設定」

「システム MTU の設定」

「インターフェイスのモニタおよびメンテナンス」


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースのスイッチのコマンド リファレンス、および Cisco.com にある『Cisco IOS Interface Command Reference, Release12.4』を参照してください。


インターフェイス タイプの概要

ここでは、サポートされるインターフェイスの各タイプについて説明し、それらのインターフェイスの設定に関する詳細情報が記載された章についても示します。

「ポートベースの VLAN」

「スイッチ ポート」

「ルーテッド ポート」

「SVI」

「EtherChannel ポート グループ」

「デュアルパーパス アップリンク ポート」

「Power over Ethernet(PoE)ポート」

「インターフェイスの接続」

ポートベースの VLAN

VLAN は、ユーザの物理的な位置に関係なく、機能、チーム、またはアプリケーションなどで論理的に分割されたスイッチによるネットワークです。VLAN の詳細については、「VLAN の設定」を参照してください。ポートで受信したパケットが転送されるのは、その受信ポートと同じ VLAN に属するポートに限られます。異なる VLAN 上のネットワーク デバイスは、VLAN 間でトラフィックをルーティングするレイヤ 3 デバイスがなければ、互いに通信できません。

VLAN に分割することにより、VLAN 内でトラフィック用の堅固なファイアウォールを実現します。また、各 VLAN には固有の MAC(メディア アクセス コントロール)アドレス テーブルがあります。VLAN が認識されるのは、ローカル ポートが VLAN に対応するように設定されたとき、VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキング プロトコル)がトランク上のネイバーからその存在を学習したとき、またはユーザが VLAN を作成したときです。

VLAN を設定するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して VLAN コンフィギュレーション モードに入ります。標準範囲 VLAN(VLAN ID 1 ~ 1005)の VLAN 設定は、VLAN データベースに保存されます。VTP がバージョン 1 または 2 である場合は、最初に VTP モードをトランスペアレントに設定し、拡張範囲 VLAN(VLAN ID 1006 ~ 4094)を設定します。トランスペアレント モードで作成された拡張範囲 VLAN は、VLAN データベースに追加されませんが、スイッチの実行コンフィギュレーションに保存されます。VTP バージョン 3 では、クライアント モードまたはサーバ モードで拡張範囲 VLAN を作成できます。これらの VLAN は VLAN データベースに格納されます。

switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLAN にポートが追加されます。

インターフェイスを特定します。

トランク ポートには、トランク特性を設定し、必要に応じて所属できる VLAN を定義します。

アクセス ポートには、所属する VLAN を設定して定義します。

トンネル ポートの場合は、カスタマー固有の VLAN タグ用に VLAN ID の設定と定義を行います。「IEEE 802.1Q トンネリングおよびレイヤ 2 プロトコル トンネリングの設定」を参照してください。

スイッチ ポート

スイッチ ポートは、物理ポートに対応付けられたレイヤ 2 専用インターフェイスです。スイッチ ポートは 1 つまたは複数の VLAN に所属しています。スイッチ ポートは物理インターフェイスおよび対応レイヤ 2 プロトコルの管理に使用します。ルーティングやブリッジングは処理しません。

スイッチ ポートは、アクセス ポート、トランク ポート、またはトンネル ポートにすることができます。ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートに設定できます。また、ポート単位で Dynamic Trunking Protocol(DTP)を稼動させ、リンクのもう一端のポートとネゴシエートすることで、スイッチ ポート モードも設定できます。IEEE 802.1Q トランク ポートに接続した非対称リンクの一部として、トンネル ポートを手動で設定する必要があります。

スイッチ ポートの設定には、 switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

レイヤ 3 モードのインターフェイスをレイヤ 2 モードにするには、 switchport コマンドを no キーワードで使用します。


) レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 モードに変更すると、影響を受けるインターフェイスに関連する設定情報が失われる可能性があり、インターフェイスはそのデフォルト設定に戻ります。


アクセス ポート特性およびトランク ポート特性の詳細については、「VLAN の設定」を参照してください。トンネル ポートの詳細については、「IEEE 802.1Q トンネリングおよびレイヤ 2 プロトコル トンネリングの設定」を参照してください。

アクセス ポート

アクセス ポートは(音声 VLAN ポートとして設定されている場合を除き)1 つの VLAN だけに所属し、その VLAN のトラフィックだけを伝送します。トラフィックは、VLAN タギングなしのネイティブ フォーマットで送受信されます。アクセス ポートに着信したトラフィックは、ポートに割り当てられている VLAN に所属すると見なされます。

アクセス ポートがタグ付きパケット(Inter-Switch Link(ISL; スイッチ間リンク)またはタグ付き IEEE 802.1Q)を受信した場合、そのパケットはドロップされ、送信元アドレスは学習されません。

サポートされるアクセス ポートは次のとおりです。

スタティック アクセス ポート。このポートは、手動で VLAN に割り当てます(IEEE 802.1x で使用する場合は RADIUS サーバを使用します)。詳細については、「VLAN 割り当てを使用した 802.1X 認証」を参照してください。

ダイナミック アクセス ポートの VLAN メンバシップは、着信パケットを通じて学習されます。デフォルトでは、ダイナミック アクセス ポートはどの VLAN にも属しません。ポートの VLAN メンバシップが検出された場合のみ、ポート間でのトラフィックの転送がイネーブルになります。スイッチ上のダイナミック アクセス ポートは、VLAN Membership Policy Server(VMPS; VLAN メンバシップ ポリシー サーバ)によって VLAN に割り当てられます。VMPS には、Catalyst 6500 シリーズ スイッチを使用できます。Catalyst 3560 スイッチには、VMPS サーバを使用できません。

また、Cisco IP Phone と接続するアクセス ポートを、1 つの VLAN は音声トラフィック用に、もう 1 つの VLAN は Cisco IP Phone に接続しているデバイスからのデータ トラフィック用に使用するように設定できます。音声 VLAN ポートの詳細については、「音声 VLAN の設定」 を参照してください。

トランク ポート

トランク ポートは複数の VLAN のトラフィックを伝送し、デフォルトで VLAN データベース内のすべての VLAN のメンバとなります。

サポートされているトランク ポートのタイプは次のとおりです。

ISL トランク ポートでは、受信パケットはすべて ISL ヘッダーを使用してカプセル化されているものと見なされ、送信パケットはすべて ISL ヘッダーとともに送信されます。ISL トランク ポートから受信したネイティブ(タグなし)フレームは廃棄されます。

802.1Q トランク ポートは、タグ付きとタグなしの両方のトラフィックを同時にサポートします。802.1Q トランク ポートは、デフォルトの Port VLAN ID(PVID; ポート VLAN ID)に割り当てられ、すべてのタグなしトラフィックはポートのデフォルト PVID 上を流れます。NULL VLAN ID を備えたすべてのタグなしおよびタグ付きトラフィックは、ポートのデフォルト PVID に所属するものと見なされます。発信ポートのデフォルト PVID と等しい VLAN ID を持つパケットは、タグなしで送信されます。残りのトラフィックはすべて、VLAN タグ付きで送信されます。

デフォルトでは、トランク ポートは、VTP に認識されているすべての VLAN のメンバですが、トランク ポートごとに VLAN の許可リストを設定して、VLAN メンバシップを制限できます。許可される VLAN のリストは、関連付けられたトランク ポートにのみ影響します。デフォルトでは、使用可能なすべての VLAN(VLAN ID 1 ~ 4094)が許可リストに含まれます。トランク ポートは、VTP が VLAN を認識し、VLAN がイネーブルである場合に限り、VLAN のメンバになることができます。VTP が新しい、イネーブル VLAN を認識し、その VLAN が許可リストに登録されている場合、トランク ポートは自動的にその VLAN のメンバになります。トラフィックは、その VLAN のトランク ポート間で転送されます。VTP が、VLAN のトランク ポートの許可リストに登録されていない、イネーブル VLAN を認識した場合、ポートはその VLAN のメンバにはならず、その VLAN のトラフィックはそのポート間で転送されません。

トランク ポートの詳細については、「VLAN の設定」 を参照してください。

トンネル ポート

トンネル ポートは IEEE 802.1Q トンネリングで使用され、サービス プロバイダー ネットワークのカスタマーのトラフィックを、同じ VLAN 番号を使用するその他のカスタマーから分離します。サービスプロバイダー エッジ スイッチのトンネル ポートからカスタマーのスイッチの IEEE 802.1Q トランク ポートに、非対称リンクを設定します。エッジ スイッチのトンネル ポートに入るパケットには、カスタマーの VLAN ですでに IEEE802.1Q タグが付いており、カスタマーごとに IEEE 802.1Q タグの別のレイヤ(メトロ タグと呼ばれる)でカプセル化され、サービスプロバイダー ネットワークで一意の VLAN ID が含まれます。タグが 2 重に付いたパケットは、その他のカスタマーのものとは異なる、元のカスタマーの VLAN が維持されてサービス プロバイダー ネットワークを通過します。発信インターフェイス、およびトンネル ポートでは、メトロ タグが削除されてカスタマーのネットワークのオリジナル VLAN 番号が取得されます。

トンネル ポートは、トランク ポートまたはアクセス ポートにすることができず、それぞれのカスタマーに固有の VLAN に属す必要があります。

トンネル ポートの詳細については、「IEEE 802.1Q トンネリングおよびレイヤ 2 プロトコル トンネリングの設定」を参照してください。

ルーテッド ポート

ルーテッド ポートは物理ポートであり、ルータ上にあるポートのように動作しますが、ルータに接続されている必要はありません。ルーテッド ポートは、アクセス ポートとは異なり、特定の VLAN に対応付けられていません。VLAN サブインターフェイスをサポートしない点を除けば、通常のルータ インターフェイスのように動作します。ルーテッド ポートは、レイヤ 3 ルーティング プロトコルで設定できます。ルーテッド ポートはレイヤ 3 インターフェイス専用で、DTP や Spanning-Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)などのレイヤ 2 プロトコルはサポートしません。ルーテッド ポートは、IP ベース イメージまたは IP サービス イメージを稼動しているスイッチだけでサポートされています。

ルーテッド ポートを設定するには、 no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでインターフェイスをレイヤ 3 モードにします。次に、ポートに IP アドレスを割り当て、ルーティングをイネーブルにし、ip routing および router protocol グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してルーティング プロトコルの特性を指定します。


no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行すると、インターフェイスがいったんシャットダウンしてから再度イネーブルになります。これにより、インターフェイスが接続しているデバイスに関するメッセージが表示されることがあります。レイヤ 2 モードのインターフェイスをレイヤ 3 モードにした場合、影響のあるインターフェイスに関連する以前の設定が消失する可能性があります。


ソフトウェアに、設定できるルーテッド ポートの個数制限はありません。ただし、ハードウェアには限界があるため、この個数と設定されている他の機能の数との相互関係によって CPU パフォーマンスに影響が及ぶことがあります。ハードウェアのリソース制限に達したときに何が発生するかについては、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。

IP ユニキャストおよびマルチキャストのルーティングおよびルーティング プロトコルの詳細については、「IP ユニキャスト ルーティングの設定」および「IP マルチキャスト ルーティングの設定」を参照してください。


) IP ベース イメージは、スタティック ルーティングおよび Routing Information Protocol(RIP)をサポートします。完全なレイヤ 3 ルーティングまたはフォールバック ブリッジングを実行するには、IP サービス イメージをインストールする必要があります。


SVI

Switch Virtual Intertface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)は、スイッチ ポートの VLAN を、システムのルーティング機能またはブリッジング機能に対する 1 つのインターフェイスとして表します。1 つの VLAN に関連付けることができる SVI は 1 つだけです。VLAN 間のルーティング、VLAN 間でルーティングできないプロトコルのフォールバック ブリッジング、またはスイッチと IP ホストの接続を実現する場合にだけ、VLAN に SVI を設定します。

デフォルトでは、SVI はデフォルト VLAN(VLAN 1)用に作成され、リモート スイッチの管理を可能にします。追加の SVI は明示的に設定する必要があります。


) インターフェイス VLAN 1 は削除できません。


SVI はシステムにしか IP ホスト接続を行いません。レイヤ 3 モードでは、SVI 全体にルーティングを設定できます。スイッチは合計 1005 の VLAN(および SVI)をサポートしますが、ハードウェアには限界があるため、SVI とルーテッド ポートの数および設定されている他の機能の数との相互関係によって、CPU パフォーマンスに影響が及ぶことがあります。ハードウェアのリソース制限に達したときに何が発生するかについては、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」を参照してください。

SVI は、VLAN インターフェイスに対して vlan インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行したときに初めて作成されます。VLAN は、カプセル化トランク ポート上のデータ フレームに関連付けられた VLAN タグ、あるいはアクセス ポート用に設定された VLAN ID に対応します。トラフィックをルーティングするそれぞれの VLAN に対して VLAN インターフェイスを設定し、IP アドレスを割り当ててください。詳細については、「手動での IP 情報の割り当て」を参照してください。


) 作成した SVI をアクティブにするには、物理ポートに関連付ける必要があります。


SVI は、ルーティング プロトコルとブリッジング設定をサポートします。IP ルーティング設定の詳細については、「IP ユニキャスト ルーティングの設定」「IP マルチキャスト ルーティングの設定」および「フォールバック ブリッジングの設定」を参照してください。


) IP ベース イメージはスタティック ルーティングおよび RIP をサポートします。より高度なルーティングやフォールバック ブリッジングを行う場合は、IP サービス イメージを搭載する必要があります。


SVI 自動ステート除外

VLAN 上で複数のポートを持つ SVI のライン ステートは、次の条件を満たした場合、 アップ ステートになります。

スイッチに VLAN が存在し、その VLAN データベースでアクティブである。

VLAN インターフェイスが存在し、管理上のダウン ステートではない。

少なくとも 1 つのレイヤ 2(アクセスまたはトランク)ポートが存在し、VLAN に アップ ステートのリンクがある。さらにその VLAN でスパニングツリー フォワーディング ステートにある。


) 対応する VLAN リンクに属する最初のスイッチポートがアップし、STP フォワーディング ステートになると、VLAN インターフェイスのプロトコル リンク ステートがアップします。


VLAN が複数のポートを持っている場合のデフォルト アクションは、VLAN のすべてのポートがダウンすると、SVI がダウンします。SVI 自動ステート除外機能を使用すると、SVI ライン ステートのアップまたはダウン計算からポートが除外されるように設定できます。たとえば、VLAN 上で 1 つのアクティブ ポートだけがモニタリング ポートである場合、他のすべてのポートがダウンすると VLAN もダウンするよう自動ステート除外機能をポートに設定できます。ポートで autostate exclude がイネーブルの場合、ポートでイネーブルのすべての VLAN に適用されます。

VLAN の 1 つのレイヤ 2 ポートがコンバージェンス(STP リスニング ラーニング ステートからフォワーディング ステートへ移行)を実行すると、VLAN インターフェイスがアップします。これにより、ルーティング プロトコルなどの機能が VLAN インターフェイスを使用できなくなります(ルーティングのブラック ホールなど他の大きな問題が緩和され、完全に動作しているかのようになります)。自動ステート除外の設定については、「SVI 自動ステート除外の設定」を参照してください。

EtherChannel ポート グループ

EtherChannel ポート グループは、複数のスイッチ ポートを 1 つのスイッチ ポートとして扱います。EtherChannel ポート グループは、スイッチ間、またはスイッチおよびサーバ間で広帯域接続を行う単一論理ポートとして動作します。EtherChannel は、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷を分散させます。EtherChannel 内のリンクで障害が発生すると、それまでその障害リンクで伝送されていたトラフィックが EtherChannel 内の残りのリンクに切り替えられます。複数のトランク ポートを 1 つの論理トランク ポートにグループ化したり、複数のアクセス ポートを 1 つの論理アクセスポートに、複数のトンネル ポートを 1 つの論理トンネル ポートに、または複数のルーテッド ポートを 1 つの論理ルーテッド ポートにグループ化したりできます。

ほとんどのプロトコルは、単一ポートまたは集約スイッチ ポート上で動作し、ポート グループ内の物理ポートを認識しません。DTP、Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)、および Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)は、物理ポート上でしか動作しません。

EtherChannel を設定するとき、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、EtherChannel にインターフェイスを割り当てます。 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートチャネル論理インターフェイスを動的に作成します。このコマンドは物理および論理ポートをバインドします。

レイヤ 3 インターフェイスの場合は、 interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して手動で論理インターフェイスを作成します。その後、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動で EtherChannel にインターフェイスを割り当てます。

詳細については、「EtherChannel およびリンクステート トラッキングの設定」 を参照してください。

デュアルパーパス アップリンク ポート

一部のスイッチでは、デュアルパーパス アップリンク ポートがサポートされています。各アップリンク ポートは、RJ-45 コネクタと Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールのデュアル フロント エンドを装備する 1 つのインターフェイスと見なされます。デュアル フロント エンドは冗長インターフェイスではありません。スイッチはペアのうちの 1 つのコネクタのみをアクティブにします。

デフォルトでは、スイッチは最初にリンクがアップの状態になるインターフェイス タイプを動的に選択します。ただし、RJ-45 コネクタまたは SFP モジュール コネクタを手動で選択するには、 media-type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用できます。デュアルパーパス アップリンクの速度およびデュプレックスの設定については、「インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定」を参照してください。

アップリンク ポートには 2 つの LED があり、一方は RJ-45 ポートのステータスを示し、他方は SFP モジュール ポートのステータスを示します。コネクタがアクティブである方のポート LED が点灯します。LED の詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

Power over Ethernet(PoE)ポート

PoE スイッチ ポートは、次のような接続された装置に電力を自動的に供給します(スイッチが回路に電力が供給されていないことをスイッチが検知した場合)。

シスコ先行標準受電装置(Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセス ポイントなど)

IEEE 802.3af に準拠した受電装置

受電装置が PoE スイッチおよび AC 電源に接続されている場合だけ、冗長電力として利用できます。PoE に関する内容は次のとおりです。

「サポート対象のプロトコルおよび標準」

「受電装置検出および初期電力割り当て」

「電力管理モード」

サポート対象のプロトコルおよび標準

スイッチでは、次のプロトコルおよび標準を使用して PoE をサポートしています。

電力消費を含む CDP:受電装置は、消費している電力量をスイッチに通知します。スイッチは、電力消費メッセージに応答しません。スイッチは、PoE ポートに電力を供給するか、PoE ポートから電力を取り除くだけです。

シスコ インテリジェント電力管理:受電装置およびスイッチは、電力ネゴシエーション CDP メッセージによって電力消費レベルについてネゴシエーションを行います。このネゴシエーションにより、7 W より多くを消費する高電力シスコ受電装置は、最高電力モードで動作できるようになります。受電装置は、最初に低電力モードでブートして 7 W 未満の電力を消費し、ネゴシエーションを行って高電力モードで動作するための十分な電力を得ます。受電装置は、スイッチから確認を受信した場合に限って高電力モードに切り替わります。

高電力デバイスは、電力ネゴシエーション CDP がサポートされていないスイッチにおいて、低電力で動作できます。

Cisco IOS Release 12.2(25)SE 以前の場合、PoE 対応スイッチ(インテリジェント電力管理がサポート非対象)では、インテリジェント電力管理がサポートされている高電力受電装置が、低電力モードで動作します。低電力モードのデバイスでは、すべての機能は動作しません。

シスコ インテリジェント電力管理には、電力消費を含む CDP との下位互換性があります。スイッチは、受信した CDP メッセージに従って応答します。CDP は、サードパーティ製受電装置でサポートされません。このため、スイッチは IEEE 分類を使用してデバイスの電力使用量を判断します。

IEEE 802.3af:この標準の主な機能は、受電装置検出、電力管理、切断検出、オプションの受電装置電力分類です。詳細については、標準を参照してください。

受電装置検出および初期電力割り当て

スイッチは、PoE 対応ポートがシャットダウン状態でなく、PoE がイネーブルになっていて(デフォルト)、接続したデバイスが AC アダプタによって電力供給されていない場合、シスコ先行標準受電装置または IEEE 準拠の受電装置を検出します。

デバイスが検出されると、スイッチは、デバイスのタイプに基づいてデバイスの電力要件を判断します。

シスコ先行標準の受電装置は、スイッチがそのデバイスを検出しても電力要件を提供しないので、スイッチは、パワーバジェットの初期割り当てとして 15.4 W を割り当てます。

初期電力割り当ては、受電装置が要求する最大電力量です。スイッチは、受電装置を検出して電力供給する場合、この量の電力を最初に割り当てます。スイッチが受電装置から CDP メッセージを受信し、受電装置が CDP 電力ネゴシエーション メッセージでスイッチと電力レベルについてネゴシエーションを行った場合、初期電力割り当ては調整されることがあります。

スイッチは、検出した IEEE デバイスを電力消費クラス内で分類します。スイッチは、パワー バジェットで使用可能な電力に基づいて、ポートに電力供給できるかどうか判断します。 表 11-1 は、電力レベルの一覧です。

 

表 11-1 IEEE 電力分類

クラス
スイッチから要する最大電力レベル

0(クラス ステータス不明)

15.4 W

1

4 W

2

7 W

3

15.4 W

4(将来の使用のために予約)

クラス 0 としての扱い

スイッチは電力要求のモニタとトラッキングを行い、電力が使用可能である場合に限って電力を供給します。スイッチはパワー バジェット(スイッチで PoE に使用できる電力量)をトラッキングします。電力の供給または拒否がポートで行われると、スイッチはパワーアカウンティング計算を実行し、パワー バジェットを最新に保ちます。

電力がポートに適用された後で、スイッチは CDP を使用して、接続されたシスコ受電装置の 実際の 電力消費要件を判断し、パワー バジェットを相応に調整します。これはサードパーティ製 PoE デバイスには適用されません。スイッチは要件を処理して電力の供給または拒否を行います。要求が認可されると、スイッチはパワー バジェットを更新します。要求が拒否された場合、スイッチは、ポートの電力がオフに切り替わっていることを確認し、Syslog メッセージを生成して LED を更新します。受電装置は、追加の電力についてもスイッチとネゴシエーションを行うこともできます。

不足電圧、過電圧、過熱、オシレータ障害、または短絡状態による障害をスイッチが検出した場合、ポートへの電源をオフにし、Syslog メッセージを生成し、パワー バジェットと LED を更新します。

電力管理モード

サポートされる PoE モードは、次のとおりです。

auto :接続されているデバイスで電力が必要であるかどうか、スイッチが自動的に検出します。ポートに接続されている受電装置をスイッチが検出し、スイッチに十分な電力がある場合、スイッチは電力を供給してパワー バジェットを更新し、先着順でポートの電力をオンに切り替えて LED を更新します。LED の詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

すべての受電装置用としてスイッチに十分な電力がある場合は、すべての受電装置がアップします。スイッチに接続された受電装置すべてに対し十分な電力が利用できる場合、すべてのデバイスに電力を供給します。利用できる PoE が十分でない場合、または他のデバイスが電力を待っている間にデバイスが切断されて再接続された場合、どのデバイスへ電力が供給されるかが定義できなくなります。

許可電力がシステム パワー バジェットを超える場合、スイッチは電力を拒否し、ポートへの電力がオフになっていることを確認したうえで、Syslog メッセージを生成し、LED を更新します。電力が拒否された後、スイッチは定期的にパワー バジェットを再確認し、続けて電力要求の許可を試行します。

スイッチにより電力を供給されているデバイスが、さらに壁面コンセントに接続されている場合、スイッチはデバイスに電力を供給し続けることがあります。この時、デバイスがスイッチから電力を供給されているか、AC 電源から電力を供給されているかにかかわらず、スイッチは自身が引き続きデバイスへ電力を供給しているとの通知を行うことがあります。

受電装置が取り外された場合、スイッチは切断を自動的に検出し、ポートから電力を取り除きます。非受電装置を接続しても、そのデバイスに障害は発生しません。

ポートで許可される最大ワット数を指定できます。受電装置の IEEE クラス最大ワット数が、設定した最大値より大きい場合、スイッチはそのポートに電力を供給しません。スイッチが受電装置に電力供給していても、受電装置が設定最大値より多くの電力を CDP メッセージによって後で要求した場合、スイッチはポートの電力を取り除きます。その受電装置に割り当てられていた電力は、グローバル パワー バジェットに戻されます。ワット数を指定しない場合、スイッチは最大値の電力を供給します。任意の PoE ポートで auto 設定を使用してください。auto モードがデフォルト設定です。

static :スイッチは、受電装置が接続されていなくてもポートに電力をあらかじめ割り当て、そのポートで電力が使用できるようにします。スイッチは、設定した最大ワット数をポートに割り当てますが、その量は、IEEE クラスまたは受電装置からの CDP メッセージによって調整されません。電力があらかじめ割り当てられているので、最大ワット数以下の電力を使用する受電装置は、固定ポートに接続されている場合、電力が保証されます。ポートは先着順方式に関連しなくなります。

しかし受電装置の IEEE クラスが最大ワット数より大きい場合、スイッチはその受電装置に電力を供給しません。受電装置で最大ワット数以上が必要になったことを CDP メッセージによってスイッチが学習した場合、その受電装置はシャットダウンされます。

ワット数を指定しない場合、スイッチは最大値をあらかじめ割り当てます。スイッチは、受電装置を検出した場合に限り、ポートに電力を供給します。優先順位が高いインターフェイスには、 static 設定を使用してください。

never :スイッチは受電装置検出をディセーブルにして、電力供給されていないデバイスが接続されても、PoE ポートに電力を供給しません。PoE 対応ポートに電力を絶対に適用せず、そのポートをデータ専用ポートにする場合に限り、このモードを使用してください。

PoE ポートの設定の詳細については、「PoE ポートの電力管理モードの設定」を参照してください。

インターフェイスの接続

単一 VLAN 内のデバイスは、スイッチを通じて直接通信できます。異なる VLAN に属すポート間では、ルーティングデバイスを介さなければデータを交換できません。

標準のレイヤ 2 スイッチを使用すると、異なる VLAN のポートは、ルータを通じて情報を交換する必要があります。ルーティングがイネーブルに設定されたスイッチを使用することにより、IP アドレスを割り当てた SVI で VLAN 20 および VLAN 30 の両方を設定すると、外部ルータを使用せずに、スイッチを介してパケットをホスト A からホスト B に直接送信できます(図 11-1を参照)。

図 11-1 レイヤ 3 スイッチによる VLAN の接続

 

IP サービス イメージを使用する場合、スイッチはインターフェイス間でトラフィックを転送する方式として、ルーティングおよびフォールバック ブリッジングの 2 通りをサポートします。IP ベース イメージを使用する場合は、基本ルーティング(スタティック ルーティングと RIP)だけがサポートされます。高いパフォーマンスを維持するため、可能な場合は常にスイッチ ハードウェアによって転送を行います。ただし、ハードウェア内をルーティングできるのは、イーサネット II カプセル化機能を備えた IP バージョン 4 パケットだけです。非 IP トラフィックと、他のカプセル化方式を使用しているトラフィックは、ハードウェアによってフォールバック ブリッジングできます。

ルーティング機能は、すべての SVI およびルーテッド ポートでイネーブルにできます。スイッチは、IP トラフィックだけをルーティングします。IP ルーティング プロトコル パラメータとアドレス設定が SVI またはルーテッド ポートに追加されると、このポートで受信した IP トラフィックはルーティングされます。「IP ユニキャスト ルーティングの設定」「IP マルチキャスト ルーティングの設定」、および「MSDP の設定」を参照してください。

フォールバック ブリッジングを行うと、スイッチでルーティングされないトラフィックや、DECnet などのルーティングできないプロトコルに属するトラフィックが転送されます。また、フォールバック ブリッジングは、2 つ以上の SVI またはルーテッド ポート間のブリッジングによって、複数の VLAN を 1 つのブリッジ ドメインに接続します。フォールバック ブリッジングを設定する場合は、ブリッジ グループに SVI またはルーテッド ポートを割り当てます。各 SVI またはルーテッド ポートにはそれぞれ 1 つしかブリッジ グループが割り当てられません。同じグループ内のすべてのインターフェイスは、同じブリッジ ドメインに属します。詳細については、「フォールバック ブリッジングの設定」を参照してください。

インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法

スイッチは、次のインターフェイス タイプをサポートします。

物理ポート:スイッチ ポートおよびルーテッド ポート

VLAN:スイッチ仮想インターフェイス

ポート チャネル:EtherChannel インターフェイス

インターフェイス範囲も設定できます(「インターフェイス範囲の設定」を参照)。

タイプ :ポートのタイプは、スイッチでサポートされるタイプによって異なります。次のタイプがあります。 10/100 Mbps イーサネット対応のファスト イーサネット(fastethernet または fa)、10/100/1000 Mbps イーサネット ポート対応のギガビット イーサネット(gigabitethernet または gi)、10,000 Mbps 対応の 10 ギガビット イーサネット(tengigabitethernet または te)、または SFP モジュール ギガビット イーサネット インターフェイス。

モジュール番号 スイッチのモジュールまたはスロット番号(常に 0)。

ポート番号:スイッチ上のインターフェイス番号。ポート番号は、fastethernet0/1 または gigabitethernet0/1 のように、必ず 1 から始まります。スイッチ前面に向かい左のポートから順に番号がつけられています。複数のインターフェイス タイプがある場合(10/100 ポートと SFP モジュール ポートなど)、ポート番号は 2 番めのインターフェイス タイプ gigabitethernet0/1 から再開されます。10/100/1000 ポートと SFP モジュール ポートのあるスイッチの場合、SFP モジュール ポートの番号は 10/100/1000 ポートの後に連続して付けられます。

物理インターフェイスはスイッチを実際に見ることで特定できます。一方、特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する情報は、 show 特権 EXEC コマンドを使用して見ることができます。以降、この章では、主に物理インターフェイスの設定手順について説明します。

この例は、次のようにインターフェイスを識別します。

10/100/1000 ポート 4 を設定するには、次のコマンドを入力します。

Switch(config)# interface gigabitethernet0/4

) 本マニュアルの設定例や出力は、特にスタック メンバ番号の存在に関して、ご利用のスイッチ固有のものとは異なります。


インターフェイスの設定手順

次の一般的な手順は、すべてのインターフェイス設定プロセスに当てはまります。


ステップ 1 特権 EXEC プロンプトに configure terminal コマンドを入力します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)#
 

ステップ 2 interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)#
 

) インターフェイス タイプとインターフェイス番号の間にスペースを入れるかどうかは任意です。


ステップ 3 interface コマンドの後ろに、インターフェイスに必要なコンフィギュレーション コマンドを続けて入力します。入力するコマンドによって、そのインターフェイスで稼動するプロトコルとアプリケーションが定義されます。別のインターフェイス コマンドまたは end を入力して特権 EXEC モードに戻ると、コマンドが収集されてインターフェイスに適用されます。

また、 interface range または interface range macro グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、一定範囲のインターフェイスを設定することもできます。ある範囲内で設定したインターフェイスは、同じタイプである必要があります。また、同じ機能オプションを指定して設定しなければなりません。

ステップ 4 インターフェイスを設定してから、「インターフェイスのモニタおよびメンテナンス」に示した show 特権 EXEC コマンドで、そのステータスを確認してください。


 

show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、スイッチ上のまたはスイッチ用に設定されたすべてのインターフェイスのリストを表示します。デバイスがサポートする各インターフェイスまたは指定したインターフェイスのレポートが出力されます。

インターフェイス範囲の設定

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力されたすべてのコマンド パラメータはその範囲内のすべてのインターフェイスに対するものと見なされます。

同じパラメータでインターフェイス範囲を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface range { port-range | macro macro_name }

設定するインターフェイス範囲(VLAN または物理ポート)を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

interface range コマンドを使用すると、最大 5 つのポート範囲または定義済みマクロを 1 つ設定できます。

macro 変数については、「インターフェイス レンジ マクロの設定および使用方法」を参照してください。

カンマで区切った port-range では、各エントリに対応するインターフェイス タイプを入力し、カンマの前後にスペースを含めます。

ハイフンで区切った port-range では、インターフェイス タイプの再入力は不要ですが、ハイフンの前後にスペースを入力する必要があります。

ステップ 3

この時点で、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、範囲内のすべてのインターフェイスにコンフィギュレーション パラメータを適用します。各コマンドは、入力されたとおりに実行されます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces [ interface-id ]

指定した範囲内のインターフェイスの設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

port-range の有効なエントリは、スイッチのポート タイプによって異なります。

vlan vlan-ID - vlan-ID 、VLAN ID は 1 ~ 4094

、module は常に 0

port-channel port-channel-number - port-channel-number port-channel-number は 1 ~ 48


) ポート チャネルを指定して interface range コマンドを使用する場合は、先頭および最後のチャネル番号をアクティブなポート チャネルにする必要があります。


interfacerange コマンドを使用するときは、先頭のインターフェイス番号とハイフンの間にスペースが必要です。

interface range コマンドが機能するのは、 interface vlan コマンドで設定された VLAN インターフェイスに限られます。 show running-config 特権 EXEC コマンドを使用すると、設定されている VLAN インターフェイスが表示されます。 show running-config コマンドで表示されない VLAN インターフェイスに interface range コマンドを使用できません。

ある範囲内のすべてのインターフェイスは、同じタイプ(すべてがファスト イーサネット ポート、すべてがギガビット イーサネット ポート、すべてが EtherChannel ポート、またはすべてが VLAN)でなければなりません。ただし、1 つのコマンド内で複数のレンジを組み合わせることができます。

次の例では、 interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポート 1 ~ 2 の速度を 100 Mbps に設定します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range gigabitethernet0/1 - 2
Switch(config-if-range)# speed 100
 

この例では、カンマを使用して別のインターフェイス タイプ ストリングを追加し、ファスト イーサネット ポート 1 ~ 3 と、ギガビット イーサネット ポート 1 および 2 の両方をイネーブルにし、フロー制御ポーズ フレームを受信できるようにします。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 3, gigabitethernet0/1 - 2
Switch(config-if-range)# flowcontrol receive on
 

インターフェイス レンジ モードで複数のコンフィギュレーション コマンドを入力した場合、各コマンドは入力した時点で実行されます。インターフェイス レンジ モードを終了した後で、コマンドがバッチ処理されるわけではありません。コマンドの実行中にインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了すると、一部のコマンドが範囲内のすべてのインターフェイスに対して実行されない場合もあります。コマンド プロンプトが再表示されるのを待ってから、インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了してください。

インターフェイス レンジ マクロの設定および使用方法

インターフェイス レンジ マクロを作成すると、設定するインターフェイスの範囲を自動的に選択できます。interface range macro グローバル コンフィギュレーション コマンドで macro キーワードを使用するには、まず define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドでマクロを定義する必要があります。

インターフェイス レンジ マクロを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

define interface-range macro_name interface-range

インターフェイス レンジ マクロを定義して NVRAM(不揮発性メモリ)に保存します。

macro_name は、最大 32 文字の文字列です。

マクロには、カンマで区切ったインターフェイスを 5 つまで含めることができます。

それぞれの interface-range は、同じポート タイプで構成されていなければなりません。

ステップ 3

interface range macro macro_name

macro_name の名前でインターフェイス レンジ マクロに保存された値を使用することによって、設定するインターフェイスの範囲を選択します。

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、定義したマクロ内のすべてのインターフェイスに設定を適用できます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config | include define

定義済みのインターフェイス レンジ マクロの設定を表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

マクロを削除するには、 no define interface-range macro_name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

interface-range の有効なエントリは、スイッチのポート タイプによって異なります。

vlan vlan-ID - vlan-ID 、VLAN ID は 1 ~ 4094

port-channel port-channel-number - port-channel-number port-channel-number は 1 ~ 48


) ポート チャネルを指定して interface range コマンドを使用する場合は、先頭および最後のチャネル番号をアクティブなポート チャネルにする必要があります。


interface-range を入力するときは、最初のインターフェイス番号とハイフンの間にスペースを入れます。

たとえば、コマンド gigabitethernet 0/1 - 4 は有効な範囲ですが、コマンド gigabit ethernet0/1-4 は無効な範囲です。

VLAN インターフェイスは、 interface vlan コマンドで設定しておかなければなりません。 show running-config 特権 EXEC コマンドを使用すると、設定されている VLAN インターフェイスが表示されます。 show running-config コマンドで表示されない VLAN インターフェイスを interface-range として使用できません。

ある範囲内のすべてのインターフェイスは、同じタイプ(すべてがファスト イーサネット ポート、すべてがギガビット イーサネット ポート、すべてが EtherChannel ポート、またはすべてが VLAN)でなければなりません。ただし、1 つのマクロ内で複数のインターフェイス タイプを組み合わせることができます。

次に、 enet_list という名前のインターフェイス レンジ マクロを定義してポート 1 および 2 を含め、マクロ設定を確認する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# define interface-range enet_list gigabitethernet0/1 - 2
Switch(config)# end
Switch# show running-config | include define
Switch# define interface-range enet_list gigabitethernet0/1 - 2
 

次に、複数のタイプのインターフェイスを含む マクロ macro1 を作成する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# define interface-range macro1 fastethernet0/1 - 2, gigabitethernet0/1 - 2
Switch(config)# end
 

次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list に対するインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range macro enet_list
Switch(config-if-range)#
 

次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list を削除し、処理を確認する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# no define interface-range enet_list
Switch(config)# end
Switch# show run | include define
Switch#

イーサネット インターフェイスの設定

「イーサネット インターフェイスのデフォルト設定」

「デュアルパーパス アップリンク ポートのタイプの設定」

「インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定」

「IEEE 802.3X フロー制御の設定」

「インターフェイスでの Auto-MDIX の設定」

「PoE ポートの電力管理モードの設定」

「PoE ポートに接続された装置のパワー バジェット」

「インターフェイスに関する記述の追加」

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

表 11-2 に、イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。表に示されている VLAN パラメータの詳細については、「VLAN の設定」を参照してください。また、ポートへのトラフィック制御の詳細については、「ポート単位のトラフィック制御の設定」 を参照してください。


) インターフェイスがレイヤ 3 モードの場合に、レイヤ 2 パラメータを設定するには、パラメータを指定せずに switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力し、インターフェイスをレイヤ 2 モードにする必要があります。これにより、インターフェイスがいったんシャットダウンしてから再度イネーブルになり、インターフェイスが接続しているデバイスに関するメッセージが表示されることがあります。レイヤ 3 モードのインターフェイスをレイヤ 2 モードにした場合、影響のあるインターフェイスに関連する以前の設定情報が消失する可能性があり、インターフェイスはデフォルト設定に戻ります。


 

表 11-2 レイヤ 2 イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

機能
デフォルト設定

動作モード

レイヤ 2 または スイッチング モード switchport コマンド)。

VLAN 許容範囲

VLAN 1 ~ 4094。

デフォルト VLAN(アクセス ポート用)

VLAN 1(レイヤ 2 インターフェイス限定)。

ネイティブ VLAN(IEEE 802.1Q トランク用)

VLAN 1(レイヤ 2 インターフェイス限定)。

802.1p プライオリティ タグ トラフィック

VLAN 0 のタグが付けられたすべてのパケットをドロップします。

VLAN トランキング

Switchport mode dynamic auto(DTP をサポート)(レイヤ 2 インターフェイス限定)。

ポート イネーブル ステート

すべてのポートがイネーブル。

ポート記述

未定義。

速度

自動ネゴシエーション。

デュプレックス モード

自動ネゴシエーション。

フロー制御

フロー制御は receive : off に設定されます。送信パケットでは常にオフです。

EtherChannel(PAgP)

すべてのイーサネット ポートでディセーブル。「EtherChannel およびリンクステート トラッキングの設定」を参照してください。

ポート ブロッキング(不明マルチキャストおよび不明ユニキャスト トラフィック)

ディセーブル(ブロッキングされない)(レイヤ 2 インターフェイス限定)。「ポート ブロッキングの設定」を参照してください。

ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト ストーム制御

ディセーブル。「ストーム制御のデフォルト設定」を参照してください。

保護ポート

ディセーブル(レイヤ 2 インターフェイス限定)。「保護ポートの設定」を参照してください。

ポート セキュリティ

ディセーブル(レイヤ 2 インターフェイス限定)。「ポート セキュリティのデフォルト設定」を参照してください。

PortFast

ディセーブル 「オプションのスパニング ツリー機能のデフォルト設定」を参照してください。

Auto-MDIX

イネーブル。

(注) 受電装置がクロス ケーブルでスイッチに接続されている場合、スイッチは、IEEE 802.3af に完全には準拠していない、Cisco IP Phone やアクセス ポイントなどの準規格の受電をサポートしていない場合があります。これは、スイッチ ポート上で Automatic Medium-Dependent Interface Crossover(Auto-MIDX)がイネーブルかどうかは関係ありません。

キープアライブ メッセージ

SFP モジュールでディセーブル。他のすべてのポートでイネーブル。

デュアルパーパス アップリンク ポートのタイプの設定


) Catalyst 2960 スイッチにだけデュアルパーパス アップリンク ポートがあります。


一部のスイッチでは、デュアルパーパス アップリンク ポートがサポートされています。デフォルトでは、スイッチは最初にリンクがアップの状態になるインターフェイス タイプを動的に選択します。ただし、RJ-45 コネクタまたは SFP モジュール コネクタを手動で選択するには、 media-type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用できます。詳細については、「デュアルパーパス アップリンク ポート」を参照してください。

速度およびデュプレックスを設定できるようにアクティブにするデュアルパーパス アップリンクを選択するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するデュアルパーパス アップリンク ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

media-type { auto-select | rj45 | sfp }

インターフェイスおよびデュアルパーパス アップリンク ポートのタイプを設定します。キーワードの意味は次のとおりです。

auto-select スイッチはタイプを動的に選択します。リンクがアップの状態になると、アクティブなリンクがダウンの状態になるまで、スイッチはその他のタイプをディセーブルにします。アクティブなリンクがダウンの状態になると、いずれかのリンクがアップの状態になるまで、スイッチは両方のタイプをイネーブルにします。auto-select モードでは、スイッチは両方のタイプの速度およびデュプレックスを自動ネゴシエーション(デフォルト)に設定します。インストールされている SFP モジュールのタイプによって、スイッチが動的に選択を行うことができない場合があります。詳細については、この手順の後の説明を参照してください。

rj45 スイッチは SFP モジュール インターフェイスをディセーブルにします。SFP モジュールをこのポートに接続している場合、RJ-45 側がダウンの状態になっている、または接続されていない場合でも、リンクを確立できません。このモードでは、デュアルパーパス ポートは 10/100/1000BASE-TX インターフェイスと同様に動作します。このインターフェイス タイプに対応する速度およびデュプレックス設定を行うことができます。

sfp スイッチは RJ-45 インターフェイスをディセーブルにします。RJ-45 ポートにケーブルを接続している場合、SFP モジュール側がダウンの状態になっている、または SFP モジュールが接続されていない場合でも、リンクを確立できません。インストールされている SFP モジュールのタイプに基づいて、このインターフェイス タイプに対応する速度およびデュプレックス設定を行うことができます。

速度およびデュプレックスの設定については、「速度とデュプレックス モードの設定時の注意事項」を参照してください。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id transceiver properties

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルトの設定に戻すには、 media-type auto interface または no media-type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

スイッチは、速度およびデュプレックスを自動ネゴシエーション(デフォルト)するように両方のタイプを設定します。 auto-select を設定すると、 speed および duplex インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを設定できません。

スイッチの電源をオンにした場合、または shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してデュアルパーパス アップリンク ポートをイネーブルにした場合、スイッチは SFP モジュール インターフェイスを優先させます。それ以外の状況では、スイッチは最初にリンクがアップの状態になるタイプに基づいてアクティブ リンクを選択します。

インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定

サポートされているポート タイプに応じて、スイッチのイーサネット インターフェイスは、全二重または半二重モードのいずれかで、10、100、1000、または 10,000 Mbps で動作します。全二重モードの場合、2 つのステーションが同時にトラフィックを送受信できます。通常、10 Mbps ポートは半二重モードで動作します。これは、各ステーションがトラフィックを受信するか、送信するかのどちらか一方しかできないことを意味します。

スイッチ モデルには、ファスト イーサネット(10/100 Mbps)ポート、ギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)ポート、10 ギガビット モジュール ポート、および SFP モジュールをサポートする SFP モジュール スロットの組み合わせが含まれます。

ここでは、インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定手順について説明します。

「速度とデュプレックス モードの設定時の注意事項」

「インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定」

速度とデュプレックス モードの設定時の注意事項

インターフェイス速度およびデュプレックス モードを設定するときには、次の注意事項に留意してください。

ファスト イーサネット(10/100 Mbps)ポートは、すべての速度およびデュプレックス オプションをサポートします。

ギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)ポートは、すべての速度オプションとデュプレックス オプション(自動、半二重、全二重)をサポートします。ただし、1000 Mbps で稼動させているギガビット イーサネット ポートは、半二重モードをサポートしません。

SFP モジュール ポートの場合、次の SFP モジュール タイプによって速度とデュプレックスの CLI(コマンドライン インターフェイス)オプションが変わります。

1000 BASE- x x には、BX、CWDM、LX、SX、ZX が適宜入ります)SFP モジュール ポートは、 speed インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで nonegotiate キーワードをサポートします。デュプレックス オプションはサポートされません。

1000BASE-T SFP モジュール ポートは、10/100/1000 Mbps ポートと同一の速度とデュプレックス オプションをサポートします。

100BASE- x x には、BX、CWDM、LX、SX、ZX が適宜入ります)SFP モジュール ポートは、100 Mbps だけサポートします。これらのモジュールは、全二重および半二重オプションをサポートしますが、自動ネゴシエーションをサポートしません。

スイッチでサポートされる SFP モジュールについては、各製品のリリース ノートを参照してください。

回線の両側で自動ネゴシエーションがサポートされる場合は、できるだけデフォルトの auto ネゴシエーションを使用してください。

一方のインターフェイスが自動ネゴシエーションをサポートし、もう一方がサポートしない場合は、両方のインターフェイス上でデュプレックスと速度を設定します。サポートする側で auto 設定を使用しないでください。

STP がイネーブルの場合にポートを再設定すると、スイッチがループの有無を調べるために最大で 30 秒かかる可能性があります。STP の再設定が行われている間、ポート LED はオレンジに点灯します。


注意 インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定時にシャットダウンが発生し、インターフェイスが再びイネーブルになることがあります。

インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定

物理インターフェイスの速度およびデュプレックス モードを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

speed { 10 | 100 | 1000 | auto [ 10 | 100 | 1000 ] | nonegotiate }

インターフェイスに対する適切な速度パラメータを入力します。

インターフェイスの速度を指定するには、 10 100 、または 1000 を入力します。 1000 キーワードを使用できるのは、10/100/1000 Mbps ポートに対してだけです。

インターフェイスに接続されたデバイスと自動ネゴシエーションが行えるようにするには、 auto を入力します。 auto キーワードと一緒に 10 100 、または 1000 キーワードを使用した場合、ポートは指定の速度に限り自動ネゴシエートします。

nonegotiate キーワードを使用できるのは、SFP モジュール ポートに対してだけです。SFP モジュール ポートは 1000 Mbps だけで動作しますが、自動ネゴシエーションをサポートしていないデバイスに接続されている場合は、ネゴシエートしないように設定できます。

速度の設定の詳細については、「速度とデュプレックス モードの設定時の注意事項」を参照してください。

ステップ 4

duplex { auto | full | half }

インターフェイスのデュプレックス パラメータを入力します。

半二重モードをイネーブルにします(10 または 100Mbps だけで動作するインターフェイスの場合)。1000 Mbps で動作するインターフェイスには半二重モードを設定できません。

デュプレックスの設定の詳細については、「速度とデュプレックス モードの設定時の注意事項」を参照してください。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show interfaces interface-id

インターフェイス速度およびデュプレックス モード設定を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスをデフォルトの速度およびデュプレックス設定(自動ネゴシエーション)に戻すには、 no speed および no duplex インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。すべてのインターフェイス設定をデフォルトに戻すには、 default interface interface-id インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、10/100Mbps ポートでインターフェイスの速度を 10 Mbps に、デュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface fasttethernet0/3
Switch(config-if)# speed 10
Switch(config-if)# duplex half
 

次に、10/100/1000 Mbps ポートで、インターフェイスの速度を 100 Mbps に設定する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# speed 100

IEEE 802.3X フロー制御の設定

フロー制御により、接続しているイーサネット ポートは、輻輳しているノードがリンク動作をもう一方の端で一時停止できるようにすることによって、輻輳時のトラフィック レートを制御できます。あるポートで輻輳が生じ、それ以上はトラフィックを受信できなくなった場合、ポーズ フレームを送信することによって、その状態が解消されるまで送信を中止するように、そのポートから相手ポートに通知します。ポーズ フレームを受信すると、送信側デバイスはデータ パケットの送信を中止するので、輻輳時のデータ パケット損失が防止されます。


) スイッチのポートは、ポーズ フレームを受信できますが、送信はできません。


flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスのポーズ フレームを受信( receive )する能力を on off 、または desired に設定します。デフォルトの状態は off です。

desired に設定した場合、インターフェイスはフロー制御パケットの送信を必要とする接続デバイス、または必要ではないがフロー制御パケットを送信できる接続デバイスに対して動作できます。

デバイスのフロー制御設定には、次のルールが適用されます。

receive on (または desired ):ポートはポーズ フレームを送信できませんが、ポーズ フレームを送信する必要のある、または送信できる接続デバイスと組み合わせて使用できます。ポーズ フレームの受信は可能です。

receive off :フロー制御はどちらの方向にも動作しません。輻輳が生じても、リンクの相手側に通知はなく、どちら側のデバイスもポーズ フレームの送受信を行いません。


) コマンドの設定と、その結果生じるローカルおよびリモート ポートでのフロー制御解決の詳細については、このリリースのコマンド リファレンスに記載された flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを参照してください。


インターフェイス上でフロー制御を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

flowcontrol { receive } { on | off | desired }

ポートのフロー制御モードを設定します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id

インターフェイス フロー制御の設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

フロー制御をディセーブルにする場合は、 flowcontrol receive off インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポート上のフロー制御をオンにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# flowcontrol receive on
Switch(config-if)# end

インターフェイスでの Auto-MDIX の設定

インターフェイス上の Auto-MDIX がイネーブルに設定されている場合、インターフェイスが必要なケーブル接続タイプ(ストレートまたはクロス)を自動的に検出し、接続を適切に設定します。Auto-MDIX 機能を使用せずにスイッチを接続する場合、サーバ、ワークステーション、またはルータなどのデバイスの接続にはストレート ケーブルを使用し、他のスイッチやリピータの接続にはクロス ケーブルを使用する必要があります。Auto-MDIX がイネーブルの場合、他のデバイスとの接続にはどちらのケーブルでも使用でき、ケーブルが正しくない場合はインターフェイスが自動的に修正を行います。ケーブル接続の詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

Auto-MDIX はデフォルトでイネーブルです。Auto-MDIX をイネーブルに設定する場合、Auto-MDIX 機能が正しく動作するようにインターフェイスの速度およびデュプレックスを auto に設定する必要があります。

Auto-MDIX はすべての 10/100 および 10/100/1000 Mbps インターフェイスでサポートされます。また、10/100/1000BASE-TX SFP モジュール インターフェイスでもサポートされます。1000BASE-SX または 1000BASE-LXSFP モジュール インターフェイスではサポートされていません。

表 11-3 に、Auto-MDIX の設定およびケーブル接続ごとのリンク ステートを示します。

 

表 11-3 リンク状態と Auto-MDIX の設定

ローカル側の Auto-MDIX
リモート側の Auto-MDIX
ケーブル接続が正しい場合
ケーブル接続が正しくない場合

オン

オン

リンク アップ

リンク アップ

オン

オフ

リンク アップ

リンク アップ

オフ

オン

リンク アップ

リンク アップ

オフ

オフ

リンク アップ

リンク ダウン

インターフェイス上で Auto-MDIX を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

speed auto

接続されたデバイスと速度の自動ネゴシエーションを行うようにインターフェイスを設定します。

ステップ 4

duplex auto

接続されたデバイスとデュプレックス モードの自動ネゴシエーションを行うようにインターフェイスを設定します。

ステップ 5

mdix auto

インターフェイス上で Auto-MDIX をイネーブルにします。

ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show controllers ethernet-controller interface-id phy

インターフェイスで Auto-MDIX の動作ステートを確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

Auto-MDIX をディセーブルにするには、 no mdix auto インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポート上の Auto-MDIX をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# speed auto
Switch(config-if)# duplex auto
Switch(config-if)# mdix auto
Switch(config-if)# end

PoE ポートの電力管理モードの設定

通常デフォルト設定(自動モード)での動作は適切に行われ、プラグアンドプレイ動作が提供されます。それ以上の設定は必要ありません。ただし、PoE ポートの優先順位を上げたり、PoE ポートをデータ専用にしたり、最大ワット数を指定して高電力受電装置をポートで禁止したりする場合は、次の手順を実行します。


) PoE 設定を変更するとき、設定中のポートでは電力が低下します。新しい設定、その他の PoE ポートの状態、パワー バジェットの状態により、そのポートの電力は再びアップしない場合があります。たとえばポート 1 が自動でオンの状態になっており、そのポートを固定モードに設定するとします。スイッチはポート 1 から電力を排除し、受電装置を検出してポートに電力を再び供給します。ポート 1 が自動でオンの状態になっており、最大ワット数 10 W に設定した場合、スイッチはポートから電力を排除し、受電装置を再び検出し、受電装置がクラス 1、クラス 2、シスコ専用受電装置のうちいずれかである場合、スイッチはポートに電力を再び供給します。


電力管理モードを PoE 対応ポートで設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

power inline { auto [ max max-wattage ] | never | static [ max max-wattage ]}

ポートに PoE モードを設定します。キーワードの意味は次のとおりです。

auto :受電装置検出をイネーブルにします。十分な電力が使用可能である場合、デバイスの検出後、PoE ポートに電力が自動的に割り当てられます。これがデフォルトの設定です。

(任意) max max-wattage: ポートで許可する電力を制限します。指定できる範囲は 4000 ~ 15400 ミリワットです。値を指定しない場合は、最大値が許可されます(15400 ミリワット)。

never :デバイス検出およびポートの電力をディセーブルにします。

コマンドを使用しないでください。問題のあるリンクアップが発生し、ポートが errdisable ステートになることがあります。

static :受電装置検出をイネーブルにします。スイッチが受電装置を検出する前に、電力がポートにあらかじめ割り当てられます(予約されます)。スイッチは、デバイスが接続されていなくてもこのポートに電力を予約し、デバイスの検出時に電力が供給されることを保証します。

スイッチは、固定モードに設定されているポートに電力を割り当ててから、自動モードに設定されているポートに電力を割り当てます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show power inline [i nterface-id ]

スイッチまたは指定したインターフェイスの PoE ステータスを表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

show power inline ユーザ EXEC コマンドの出力については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。PoE 関連コマンドの詳細については、「PoE スイッチ ポートのトラブルシューティング」を参照してください。音声 VLAN の設定の詳細については、「音声 VLAN の設定」を参照してください。

PoE ポートに接続された装置のパワー バジェット

シスコの受電装置が PoE ポートに接続されている場合、スイッチは Cisco Discovery Protocol(CDP)を使用して、デバイスの 実際の 電力消費を判断し、パワー バジェットをそれに合わせて調整します。CDP プロトコルは Cisco 製のデバイスで機能します。IEEE のサードパーティ デバイスでは機能しません。これらのデバイスでは、スイッチは電力要件を許可すると、受電装置の IEEE 分類に従って、パワー バジェットを調整します。受電装置がクラス 0(クラス ステータス不明)またはクラス 3 の場合、スイッチは実際の電力所要量に関係なく、デバイスに 15,400 ミリワットを計上します。受電装置が実際の消費よりも高いクラスをレポートしたり、または電力分類(デフォルトはクラス 0)をサポートしていない場合、スイッチは IEEE クラス情報を使用してグローバル パワー バジェットをトラッキングするため、電力供給できるデバイスが少なくなります。

power inline consumption wattage コンフィギュレーション コマンドを使用すれば、IEEE 分類で指定されたデフォルトの電力要件を上書きできます。IEEE 分類により命令された電力とデバイスが実際に必要な電力の差は、その他のデバイスで使用するために、グローバル パワー バジェットに戻されます。これにより、スイッチのパワー バジェットが拡大され、より効果的に使用できるようになります。

たとえば、スイッチが PoE ポートごとに 15,400 ミリワットを計上する場合、接続できるクラス 0 の受電装置は 24 デバイスだけです。クラス 0 デバイスの実際の電力要件が 5000 ミリワットの場合、消費ワットを 5000 ミリワットに設定し、最大 48 デバイスまで接続できます。24 ポートまたは 48 ポートのスイッチで利用可能な PoE 出力電力の合計は、370,000 ミリワットです。


注意 スイッチのパワー バジェットは慎重に計画し、電力供給をオーバーサブスクライブしないようにする必要があります。


) パワー バジェットを手動で設定する場合は、スイッチと受電装置間のケーブルでの電力損失も考慮する必要があります。


power inline consumption default wattage または no power inline consumption default グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力した場合、もしくは power inline consumption wattage または no power inline consumption インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力した場合は、次の注意メッセージが表示されます。

%CAUTION: Interface interface-id: Misconfiguring the 'power inline consumption/allocation' command may cause damage to the switch and void your warranty. Take precaution not to oversubscribe the power supply.
Refer to documentation.
 

電源装置の電力が 20% 近くまで使用されている場合、スイッチは動作しますが信頼性が損なわれます。電源装置の電力が 20% を超えて使用されている場合、ショート保護回路が呼び出され、スイッチがシャットダウンします。

IEEE 電力分類の詳細については、「Power over Ethernet(PoE)ポート」を参照してください。

スイッチの各 PoE ポートに接続された受電装置へのパワー バジェット量を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no cdp run

(任意)CDP をディセーブルにします。

ステップ 3

power inline consumption default wattage

スイッチの各 PoE ポートに接続された受電装置の電力消費を設定します。

各デバイスで指定できる範囲は 4000 ~ 15400 ミリワットです。デフォルト値は 15400 ミリワットです。

(注) このコマンドを使用する場合、電力ポリシングもイネーブルにすることを推奨します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show power inline consumption

電力消費ステータスを表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

設定をデフォルトに戻すには、 no power inline consumption default グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

特定の PoE ポートに接続された受電装置へのパワー バジェット量を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no cdp run

(任意)CDP をディセーブルにします。

ステップ 3

interface interface-id

設定する物理ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

power inline consumption wattage

スイッチの PoE ポートに接続された受電装置の電力消費を設定します。

各デバイスで指定できる範囲は 4000 ~ 15400 ミリワットです。デフォルト値は 15400 ミリワットです。

(注) このコマンドを使用する場合、電力ポリシングもイネーブルにすることを推奨します。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show power inline consumption

電力消費ステータスを表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

設定をデフォルトに戻すには、 no power inline consumption インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

show power inline consumption 特権 EXEC コマンドの出力の詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。

インターフェイスに関する記述の追加

インターフェイスの機能に関する記述を追加できます。記述は、特権 EXEC コマンド show configuration show running-config 、および show interfaces の出力に表示されます。

インターフェイスに関する記述を追加するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

記述を追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

description string

インターフェイスに関する記述を追加します(最大 240 文字)。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id description

または

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

記述を削除するには、 no description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポートに記述を追加して、その記述を確認する例を示します。

Switch# config terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# description Connects to Marketing
Switch(config-if)# end
Switch# show interfaces gigabitethernet0/2 description
Interface Status .Protocol Description
Gi0/2 admin down down Connects to Marketing

レイヤ 3 インターフェイスの設定

スイッチは、次に示す 3 種類のレイヤ 3 インターフェイスをサポートします。

SVI:トラフィックをルーティングする VLAN に対応する SVI を設定する必要があります。SVI は、 interface vlan グローバル コンフィギュレーション コマンドの後に VLAN ID を入力して作成します。SVI を削除するには、 no interface vlan グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。インターフェイス VLAN 1 は削除できません。


) 作成した SVI をアクティブにするには、物理ポートに関連付ける必要があります。VLAN へのレイヤ 2 ポートの割り当てについては、「VLAN の設定」を参照してください。


SVI 作成時、SVI のポートに SVI 自動ステート除外を設定し、SVI ライン ステート ステータスの計算から除外することもできます。「SVI 自動ステート除外の設定」を参照してください。

ルーテッド ポート:ルーテッド ポートは、 no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してレイヤ 3 モードに設定された物理ポートです。

レイヤ 3 EtherChannel ポート:レイヤ 3 EtherChannel ポートは、ルーテッド ポートで構成されます。

EtherChannel ポートについては、「EtherChannel およびリンクステート トラッキングの設定」を参照してください。

レイヤ 3 スイッチでは、ルーテッド ポートおよび SVI ごとに IP アドレスを 1 つ割り当てることができます。

スイッチに設定可能な SVI とルーテッド ポートの数について定義済みの制限はありません。ただし、ハードウェアには限界があるため、SVI およびルーテッド ポートの個数と、設定されている他の機能の個数の組み合わせによっては、CPU 使用率が影響を受けることがあります。スイッチが最大限のハードウェア リソースを使用している場合にルーテッド ポートまたは SVI を作成しようとすると、次のような結果になります。

新たなルーテッド ポートを作成しようとすると、スイッチはインターフェイスをルーテッド ポートに変換するための十分なリソースがないことを示すメッセージを表示し、インターフェイスはスイッチポートのままとなります。

拡張範囲の VLAN を作成しようとすると、エラー メッセージが生成され、拡張範囲の VLAN は拒否されます。

VTP が新たな VLAN をスイッチへ通知すると、スイッチは使用可能な十分なハードウェア リソースがないことを示すメッセージを送り、その VLAN をシャットダウンします。 show vlan ユーザ EXEC コマンドの出力に、サスペンド ステートの VLAN が示されます。

スイッチが、ハードウェアのサポート可能な数を超える VLAN とルーテッド ポートが設定されたコンフィギュレーションを使って起動を試みると、VLAN は作成されますが、ルーテッド ポートはシャットダウンされ、スイッチはハードウェア リソースが不十分であるという理由を示すメッセージを送信します。

すべてのレイヤ 3 インターフェイスには、トラフィックをルーティングするための IP アドレスが必要です。次の手順は、レイヤ 3 インターフェイスとしてインターフェイスを設定する方法およびインターフェイスに IP アドレスを割り当てる方法を示します。


) 物理ポートがレイヤ 2 モードである(デフォルト)場合は、no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行してインターフェイスをレイヤ 3 モードにする必要があります。no switchport コマンドを実行すると、インターフェイスがディセーブルになってから再度イネーブルになります。これにより、インターフェイスが接続しているデバイスに関するメッセージが表示されることがあります。さらに、レイヤ 2 モードのインターフェイスをレイヤ 3 モードにすると、影響を受けたインターフェイスに関連する前の設定情報は失われ、インターフェイスはデフォルト設定に戻る可能性があります。


レイヤ 3 インターフェイスを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface {{ fastethernet | gigabitethernet } interface-id } | { vlan vlan-id } | { port-channel port-channel-number }

レイヤ 3 インターフェイスとして設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

no switchport

物理ポートに限り、レイヤ 3 モードを開始します。

ステップ 4

ip address ip_address subnet_mask

IP アドレスおよび IP サブネットを設定します。

ステップ 5

no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show interfaces [ interface-id ]

show ip interface [ interface-id ]

show running-config interface [ interface-id ]

設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスの IP アドレスを削除するには、 no ip address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポートをルーテッド ポートとして設定し、IP アドレスを割り当てる例を示します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# no switchport
Switch(config-if)# ip address 192.20.135.21 255.255.255.0
Switch(config-if)# no shutdown

SVI 自動ステート除外の設定

SVI のアクセスまたはトランク ポートに SVI 自動ステート除外を設定すると、同じ VLAN に属していた場合でも、SVI ステータスの計算(アップまたはダウン ライン ステート)からポートを除外できます。除外されたポートがアップ ステートで、VLAN の他のすべてのポートがダウン ステートである場合、SVI ステートがダウンに変わります。

SVI ライン ステート アップを保持するには、VLAN で少なくとも 1 つのポートがアップで除外されていない必要があります。このコマンドを使用すると、SVI ステータス判断時に、モニタリングしているポート ステータスを除外できます。

SVI ステート変更計算からポートを除外するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

レイヤ 2 インターフェイス(物理ポートまたはポート チャネル)を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switchport autostate exclude

SVI ライン ステートのステータス判断時(アップまたはダウン)にアクセスまたはトランク ポートを除外します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running config interface interface-id

show interface interface-id switchport

(任意)実行コンフィギュレーションを表示します。

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

次に、SVI のアクセスまたはトランク ポートを設定して、ステータス計算から除外する方法を示します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface gigabitethernet0/2
Switch(config-if)# switchport autostate exclude
Switch(config-if)# exit

システム MTU の設定

すべてのインターフェイスで送受信されるフレームのデフォルト Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズは、1500 バイトです。10 または 100 Mbps で動作するすべてのインターフェイスで MTU サイズを増やすには、 system mtu グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。また、 system mtu jumbo グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、すべてのギガビット イーサネット インターフェイス上でジャンボ フレームをサポートするように MTU サイズを増やすことができます。

system mtu routing グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、ルーテッド ポートの MTU サイズを変更できます。


) システムの MTU サイズを超えるルーティング MTU サイズは設定できません。システムの MTU サイズを現在設定されているルーティング MTU サイズより小さい値に変更する場合、設定変更は許可されますが、次にスイッチがリセットされるまで適用されません。設定変更が有効になると、ルーティング MTU サイズは自動的にデフォルトの新しいシステム MTU サイズになります。


system mtu コマンドはギガビット イーサネット ポートには影響せず、system mtu jumbo コマンドは 10/100 ポートには影響しません。 system mtu jumbo コマンドを設定していない場合、 system mtu コマンドの設定はすべてのギガビット イーサネット インターフェイスに適用されます。

個々のインターフェイスに MTU サイズを設定できません。すべての 10/100 インターフェイスまたはすべてのギガビット イーサネット インターフェイスに対して設定されます。システムまたはジャンボ MTU サイズを変更する場合、新規設定を有効にするにはスイッチをリセットする必要があります。 system mtu routing コマンドは、スイッチをリセットしなくても有効になります。

スイッチの CPU が受信できるフレーム サイズは、system mtu または system mtu jumbo コマンドで入力した値に関係なく、1998 バイトに制限されています。通常、転送またはルーティングされたフレームは CPU によって受信されませんが、場合によっては、制御トラフィック、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)、Telnet、またはルーティング プロトコルへ送信されたトラフィックなどのパケットが CPU へ送信されることがあります。

ルーテッド パケットは、出力ポートで MTU チェックの対象となります。ルーテッド ポートで使用される MTU 値は( system mtu jumbo 値ではなく)適用された system mtu 値から抽出されます。つまり、ルーテッド MTU はどの VLAN のシステム MTU よりも大きくなりません。ルーティング プロトコルは、隣接関係とリンクの MTU をネゴシエーションする場合にシステム MTU 値を使用します。たとえば、Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルは、ピア ルータとの隣接関係を設定する前にこの MTU 値を使用します。特定の VLAN のルーテッド パケットの MTU 値を表示するには、 show platform port-asic mvid 特権 EXEC コマンドを使用します。


) レイヤ 2 ギガビット イーサネット インターフェイスが、10/100 インターフェイスより大きいサイズのフレームを受け取るように設定されている場合、レイヤ 2 ギガビット イーサネット インターフェイスに着信するジャンボ フレームとレイヤ 2 10/100 インターフェイスで発信されるジャンボ フレームは廃棄されます。


すべての 10/100 またはギガビット イーサネット インターフェイスで MTU サイズを変更するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

system mtu bytes

(任意)10 または 100 Mbps で稼動するスイッチのすべてのインターフェイスに対して MTU サイズを変更します。

指定できる範囲は、1500 ~ 1998 バイトです。デフォルトは 1500 バイトです。

ステップ 3

system mtu jumbo bytes

(任意)スイッチのすべてのギガビット イーサネット インターフェイスに対して MTU サイズを変更します。

指定できる範囲は 1500 ~ 9000 バイトです。デフォルトは 1500 バイトです。

ステップ 4

system mtu routing bytes

(任意)ルーテッド ポートのシステム MTU を変更します。指定できる範囲は 1500 ~システム MTU 値で、すべてのポートにルーティング可能な最大 MTU 値です。

これより大きなパケットは受け入れられますが、ルーティングされません。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

copy running-config startup-config

コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

ステップ 7

reload

OS(オペレーティング システム)をリロードします。

特定のインターフェイス タイプで許容範囲外の値を入力した場合、その値は受け入れられません。

スイッチのリロード後、show system mtu 特権 EXEC コマンドを入力することによって、設定値を確認できます。

次に、ギガビット イーサネット ポートの最大パケット サイズを 1800 バイトに設定する例を示します。

Switch(config)# system mtu jumbo 1800
Switch(config)# exit
Switch# reload
 

次に、ギガビット イーサネット インターフェイスを範囲外の値に設定しようとした場合に表示される応答の例を示します。

Switch(config)# system mtu jumbo 25000
^
% Invalid input detected at '^' marker.

Cisco 冗長電源システム 2300 の設定

次の注意事項に従ってください。

RPS 名は、最大 16 文字の文字列です。

Catalyst 3560v2 スイッチの場合、RPS 名は接続されている RPS 2300 に適用されます。

RPS 2300 がスイッチに電力を供給しないようにしながらも、スイッチと RPS 2300 の間のケーブルを取り外さないようにする場合は、 power rps switch-number port rps-port-id mode standby ユーザ EXEC コマンドを使用します。

RPS 2300 ポートのプライオリティを 1 ~ 6 の範囲で設定できます。値 1 は、ポートとそのポートに接続されているデバイスに対して、最高のプライオリティを割り当てます。値 6 は、ポートとそのポートに接続されているデバイスに対して、最低のプライオリティを割り当てます。

RPS 2300 に接続されている複数のスイッチが電力を必要としている場合、RPS 2300 ではそれらのスイッチに対して最高のプライオリティで電力を供給します。利用可能な他の電力がプライオリティの低いスイッチに割り当てられます。

ユーザ EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

power rps name { string | serialnumber }

RPS 2300 の名前を指定します。

キーワードの意味は次のとおりです。

name :RPS 2300 の名前を設定し、次のいずれかのオプションを入力します。

string :名前を指定します( port1 'port ' など)。名前の前後に引用符を使用することは任意ですが、ポート名にスペースが含まれる場合は引用符を使用してください。16 文字までの名前を使用できます。

serialnumber :RPS 2300 のシリアル番号を名前として使用するようにスイッチを設定します。

ステップ 2

power rps port rps-port-id mode { active | standby }

RPS 2300 ポートのモードを指定します。

キーワードの意味は次のとおりです。

port rps-port-id :RPS 2300 のポートを指定します。指定できる範囲は 1 ~ 6 です。

mode :RPS 2300 ポートの名前を指定します。

active :スイッチの内蔵電源装置がスイッチに電力を供給できない場合に、RPS 2300 が電力を供給できます。

standby :RPS 2300 はスイッチに電力を供給しません。

RPS ポートのデフォルト モードは active です。

ステップ 3

power rps priority priority

RPS 2300 ポートのプライオリティを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 6 です。1 が最高のプライオリティで、6 が最低です。

デフォルトのポート プライオリティは 6 です。

ステップ 4

show env rps

設定値を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルトの名前の設定(未設定の名前)に戻すには、 power rps port rps-port-id name ユーザ EXEC コマンドを使用します。引用符の間にはスペースを入れません。

デフォルトのポート モードに戻すには、 power rps port rps-port-id active コマンドを使用します。

デフォルトのポート プライオリティに戻すには、 power rps port rps-port-id priority コマンドを使用します。

power rps ユーザ EXEC コマンドの詳細については、このリリースのコマンド リファレンスを参照してください。

インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

ここでは、インターフェイスのモニタおよびメンテナンスについて説明します。

「インターフェイス ステータスのモニタ」

「インターフェイスおよびカウンタのクリアとリセット」

「インターフェイスのシャットダウンおよび再起動」

インターフェイス ステータスのモニタ

特権 EXEC プロンプトにコマンドを入力することによって、ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン、コンフィギュレーション、インターフェイスに関する統計情報などのインターフェイス情報を表示できます。 表 11-4 に、このようなインターフェイス モニタ コマンドの一部を示します(特権 EXEC プロンプトに show ? コマンドを入力すると、すべての show コマンドのリストが表示されます)。このコマンドの詳細については、Cisco.com にある『 Cisco IOS Interface Command Reference, Release 12.4 』を参照してください。

 

表 11-4 インターフェイス用の show コマンド

コマンド
目的

show interfaces [ interface-id ]

(任意)すべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスのステータスおよび設定を表示します。

show interfaces interface-id status [ err-disabled ]

(任意)インターフェイスのステータス、または errdisable ステートにあるインターフェイスのリストを表示します。

show interfaces [ interface-id ] switchport

(任意)スイッチング ポートの管理上および動作上のステータスを表示します。このコマンドを使用すると、ポートがルーティングまたはスイッチングのどちらのモードにあるかが判別できます。

show interfaces [ interface-id ] description

(任意)1 つのインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する記述とインターフェイスのステータスを表示します。

show ip interface [ interface-id ]

(任意)IP ルーティング用に設定されたすべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスについて、使用できるかどうかを表示します。

show interface [ interface-id ] stats

(任意)インターフェイスのパスごとに入出力パケットを表示します。

show interfaces transceiver properties

(任意)インターフェイスの速度、デュプレックス、およびインライン電力設定を表示します。

show interfaces transceiver detail

(任意)インターフェイスの温度、電圧、電流量を表示します。

show interfaces [ interface-id ] [{ transceiver properties | detail }] module number ]

SFP モジュールに関する物理および動作ステータスを表示します。

show running-config interface [ interface-id ]

インターフェイスに対応するメモリ上の実行コンフィギュレーションを表示します。

show version

ハードウェア構成、ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、ブート イメージを表示します。

show controllers ethernet-controller interface-id phy

インターフェイスの Auto-MDIX 動作ステートを表示します。

インターフェイスおよびカウンタのクリアとリセット

表 11-5 に、カウンタのクリアとインターフェイスのリセットに使用できる特権 EXEC モードの clear コマンドを示します。

 

表 11-5 インターフェイス用の clear コマンド

コマンド
目的

clear counters [ interface-id ]

インターフェイスのカウンタをクリアします。

clear interface interface-id

インターフェイスのハードウェア ロジックをリセットします。

clear line [ number | console 0 | vty number ]

非同期シリアル回線に関するハードウェア ロジックをリセットします。

show interfaces 特権 EXEC コマンドによって表示されたインターフェイス カウンタをリセットするには、 clear counters 特権 EXEC コマンドを使用します。オプションの引数が特定のインターフェイス番号から特定のインターフェイス タイプだけをクリアするように指定する場合を除いて、 clear counters コマンドは、インターフェイスから現在のインターフェイス カウンタをすべてクリアします。


clear counters 特権 EXEC コマンドは、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用して取得されたカウンタをクリアしません。show interface 特権 EXEC コマンドで表示されるカウンタだけをクリアします。


インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイスをシャットダウンすると、指定されたインターフェイスのすべての機能がディセーブルになり、使用不可能であることがすべてのモニタ コマンドの出力に表示されます。この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルを通じて、他のネットワーク サーバに伝達されます。ルーティング アップデートには、インターフェイス情報は含まれません。

インターフェイスをシャットダウンするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface { vlan vlan-id } | {{ fastethernet | gigabitethernet } interface-id } | { port-channel port-channel-number }

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 3

shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。